JPH0772587A - コポリエステル支持体を含む写真材料 - Google Patents

コポリエステル支持体を含む写真材料

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JPH0772587A
JPH0772587A JP6126891A JP12689194A JPH0772587A JP H0772587 A JPH0772587 A JP H0772587A JP 6126891 A JP6126891 A JP 6126891A JP 12689194 A JP12689194 A JP 12689194A JP H0772587 A JPH0772587 A JP H0772587A
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copolyester
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JP6126891A
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August Marien
オーギュスト・マリエン
Marc Stevens
マルク・スティーヴン
Joannes Verheijen
ジョアンヌ・ヴェルエイエン
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Agfa Gevaert NV
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    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66Polyesters containing oxygen in the form of ether groups
    • C08G63/668Polyesters containing oxygen in the form of ether groups derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/672Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高機械的強度、良好な透明性、急速カール消
去性を組合せた支持体を含む写真材料を提供する。 【構成】 側鎖にポリエーテル基を含有するコポリエス
テルの支持体及び少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層
を含む写真材料である。好ましくはコポリエステルは、
コポリエステル中に、酸又は塩の形でのスルホン酸基で
置換されたポリエーテル基を含むジオール部分を共重縮
合することによって製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、写真材料のためのポリエステル基体、及びポ
リエステル基体がセルローストリアセテートのカール消
去性(curl extinguishing properties )と有利な機
械的性質を組合せた写真フィルムに関する。
【0002】発明の背景 写真材料においては、感光性組成物、例えばハロゲン化
銀乳剤が支持体に接着される。写真材料の用途によっ
て、支持体は不透明(例えば紙)又は透明(例えばガラ
ス又は重合体透明フィルム)であることができる。
【0003】透明支持体が使用されるとき、重合体フィ
ルムを使用することが好ましく、最も広く使用される写
真材料用重合体フィルム基体はセルローストリアセテー
ト(CTA)及びポリエチレンテレフタレート(PE
T)である。セルローストリアセテートの主たる利点は
光学的等方性、高透明性及び処理中のカールを除く能力
にある。この最後の性質によってCTAはロールフィル
ムの製造に主として使用される。写真フィルムがフィル
ムカートリッジ中で芯の周囲に巻かれ、かなり長い間巻
かれたままであるとき、フィルムはカールを得る傾向が
ある。このカールは現像に続く焼付け工程でロールフィ
ルム材料の傷のない操作のために減少させなければなら
ず、又除去さえしなければならない。処理後にカールが
除かれないとき、フィルムは焼付け工程中に押付け、そ
して傷付けられうる。又貯蔵を容易にするため、ロール
フィルムのネガはできる限り平らにしておくべきであ
る。CTAにおいては、残存カールは処理中に容易に除
去され、フィルムの自動焼付けを傷を少なくして行うこ
とができる。
【0004】しかしながらセルローストリアセテートフ
ィルムの寸法安定性及び機械的強度はかなり低く、従っ
て写真材料のための支持体としてポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルムの使用が拡大されている。診
断用像形成のための記録材料においては、例えばフィル
ムが、日光の下、フィルム交換器、処理器等中で自動的
に輸送されるとき、フィルムの支持体は専らポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルムである。又フィル
ムの寸法安定性が最も重要であるグラフィックアートの
分野では、感光性材料用支持体としてPETフィルムが
使用される。
【0005】しかしながらロールフィルムのため、PE
Tフィルムの使用はカール消去性の問題を有している。
セルローストリアセテートフィルムのカール(芯固定の
ため)とは反対に、PETフィルムのカールは処理中に
除去されない。
【0006】ロールフィルムでの支持体として使用する
ため、CTAフィルムの利点とPETフィルムの強度と
を組合せ、そして両者の弱点を無くする支持体を持つこ
とが非常に望ましい。
【0007】CTAの弱点を多く示すことなく、CTA
の強度の幾らかを示すようにPETフィルムを変性する
ための幾つかの提案がある。
【0008】US−P3052543には、PET分子
が芳香族スルホン酸又はそれらの塩を含有する写真PE
T支持体が記載されている。かくすることの主たる利点
は、支持体とその上に被覆される層の間の良好な定着に
ある。
【0009】US−P4241170には、テレフタル
酸、スルホイソフタル酸及びエチレングリコールと共に
高分子量ポリエチレングコール及び芳香族ジカルボン酸
スルホネートからのコポリエステルが記載されている。
ポリエステル鎖中へのポリエチレングリコールの導入は
ポリエステルの蒸気透過性に有利である。
【0010】EP−A334367には、低い曇り、高
機械的強度及び0.5%より大なる水含有率を有するポ
リエステルが記載されている。これらの効果は、ポリエ
ステル鎖中にスルホン酸基もしくはその塩を担持する芳
香族ジカルボン酸及び脂肪族ジカルンボン酸もしくはそ
のエステルの導入に原因がある。しかしながらEP−A
334367の教示によるコポリエステルの水吸収の割
合は、CTAフィルムのそれより小さく、カール消去性
はなお改良のための余地がある。又かかるコポリエステ
ルの結晶化の割合はかなり低く、これは支持体の物理的
性質及び熱安定性に負の影響を有する。
【0011】EP−A493008には、CTAとPE
Tの品質を組合せた支持体を有するため、スルホイソフ
タル酸部分を含有する、主PET鎖中にポリエーテルジ
カルボン酸の導入が記載されている。PET主鎖中の長
いポリエーテル鎖は、形成されるポリエステル支持体の
機械的強度に悪い影響を与える。
【0012】EP−A496346には、セルロースト
リアセテートの品質をPETフィルムの品質と組合せた
フィルム支持体を得るため、アジピン酸を用い又は用い
ずに、テレフタル酸、スルホイソフタル酸及びエチレン
グリコールのコポリエステルの使用が記載されている。
この支持体は首尾よく使用できるが、その結晶化特性に
はなお改良の余地がある。
【0013】US−P3684768には、ポリエステ
ル主鎖の側鎖としてポリエーテル基を有するコポリエス
テルをうるよう、ポリエーテル基を有するジオール部分
を含有するコポリエステルが記載されている。かかるコ
ポリエステルを用いると、容易に染色しうるポリエステ
ル繊維を作ることができる。
【0014】EP158052には、容易に染色しうる
ポリエステル繊維の製造に有用なポリエステルが記載さ
れている。このポリエステルはポリエーテル単位側鎖と
スルホン酸基を有するジオールを導入している。
【0015】発明の目的及び概要 本発明の目的は、セルローストリアセテート支持体の品
質とポリエチレンテレフタレート支持体の品質を組合せ
た写真フィルム用支持体上に被覆したハロゲン化銀乳剤
層を含む写真材料を提供することにある。
【0016】本発明の別の目的は、機械的強度、良好な
透明性、処理後の急速カール消去性を組合せた支持体上
に被覆したハロゲン化銀乳剤層を含む写真材料を提供す
ることにある。
【0017】本発明の更に別の目的は、ポリエチレンテ
レフタレートと比較して、ポリエステル主鎖中に同じ剛
性を維持しながら、増大した親水性を示す支持体上に被
覆したハロゲン化銀乳剤層を含む写真材料を提供するこ
とにある。
【0018】本発明の他の目的及び利点は以下の説明か
ら明らかになるであろう。
【0019】前記目的は、少なくとも一つのハロゲン化
銀乳剤層及びコポリエステル支持体を含み、前記コポリ
エステルが側鎖にポリエーテル基を含む写真材料を提供
することによって得られる。
【0020】好ましい実施態様において、側鎖中の前記
ポリエーテル基は、コポリエステル中の側鎖中にポリエ
ーテル基を含有するジオール部分を導入することにより
コポリエステル中に導入されるが、コポリエステル製造
中に、酸又はエステルの形での、側鎖にポリエーテル置
換基を有するジカルボン酸又はヒドロキシカルボン酸を
反応混合物に加えることによって側鎖にかかるポリエー
テル基を導入することもできる。
【0021】別の実施態様において、側鎖中のポリエー
テル基は、酸又は塩の形でスルホン酸基を担持してもよ
い。
【0022】発明の詳述 本発明により使用するコポリエステルは、主要ジカルボ
ン酸部分として、好ましくは芳香族ジカルボン酸部分
を、そして主要ジオール部分としてアルキレンジオール
部分を含有する。芳香族ジカルボン酸部分の例には、テ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
4,4′−ジフェニレンジカルボン酸、4,4′−ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルメ
タンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホジカル
ボン酸の部分がある。アルキレンジオール部分の例に
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,
3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、2−
メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、p−キ
シレングリコールの部分がある。
【0023】本発明の好ましい実施態様においては、テ
レフタル酸部分がコポリエステルの主要ジカルボン部分
であり、ポリエステルの全酸部分含有量に対して少なく
とも80モル%存在する。
【0024】テレフタル酸部分と共に、本発明のコポリ
エステルにおいて主要ジオール部分としてエチレングリ
コール部分を有することが好ましい。エチレングリコー
ル部分はポリエステルの全ジオール部分含有量に対して
少なくとも80モル%存在するのが好ましい。
【0025】ポリエーテル基は、重縮合中に反応混合物
に下記一般式(I)に相当する分子を加えることによっ
てコポリエステルの側鎖中に導入できる。
【0026】
【化5】
【0027】式中R1 はアルキレン基、アリーレン基、
アラルキレン基又はシクロアルキレン基を表し、X1
びX2 の各々は独立にOH又はCOORを表し、RはH
又は低級アルキル基であり、YはO,NH,COO又は
SO2 からなる群から選択した結合基を表し、R2 及び
3 の各々は独立に1〜4個のC原子を有するアルキレ
ン基を表し、R4 は低級アルキル基又はアリール基を表
し、これは塩の形でのスルホン酸、スルフィン酸、ホス
ホン酸及びカルボン酸からなる群から選択した親水性基
で置換されていてもよい、nは0〜200の整数であ
り、mは0〜100の整数であり、n+m>1であり、
pは0又は1に等しい。
【0028】一般式(I)によるジカルボン酸又はエス
テルを介してコポリエステルの側鎖にポリエーテル基を
導入するため、下記成分を使用するのが好ましい:
【0029】
【化6】
【0030】式中R5 ,R6 はH又は低級アルキル基で
あり、5≦n≦100である。
【0031】
【化7】
【0032】式中R7 ,R8 はH又は低級アルキル基で
あり、5≦n≦100である。
【0033】ポリエーテル鎖を担持する芳香族ジカルボ
ン酸部分又はその低級アルキルエステルは、コポリエス
テル中に、ポリエステルの全重量に対し1〜20重量
%、好ましくは2〜15重量%の量で存在するのが好ま
しい。
【0034】一般式(I)によるモノヒドロキシカルボ
ン酸又はエステルを介してコポリエステルの側鎖にポリ
エーテル基を導入するため、下記化合物を使用するのが
好ましい。
【0035】
【化8】
【0036】式中R9 は水素又は低級アルキル基であ
り、5≦n≦100である。
【0037】
【化9】
【0038】式中R10は水素又は低級アルキル基であ
り、5≦n≦100である。
【0039】一般式(I)によりジオールを介してコポ
リエステルの側鎖にポリエーテル基を導入するため、側
鎖にポリエーテル基を担持する1,2−ジオール、1,
3−ジオール又は1,4−ジオールを使用するのが最も
好ましい。かかるジオールの合成はUS−P46184
57に記載されている。
【0040】好ましい実施態様において、側鎖にポリエ
ーテル基を導入するため、下記式に相当するジオールの
部分を本発明のコポリエステル中に導入する:
【0041】
【化10】
【0042】式中5≦n≦100である。
【0043】本発明の最も好ましい実施態様において
は、コポリエステルの側鎖にポリエーテル基を導入する
ため、下記式に相当するジオールを使用する:
【0044】
【化11】
【0045】式中5≦n+mであり、0≦n≦100で
あり、0≦m≦50である。
【0046】側鎖中のポリエーテル基を有するジオール
部分は、ポリエステルの全重量に対して1〜20重量%
の範囲の量でコポリエステル中に存在するのが有利であ
る。側鎖中のポリエーテル基を有するジオール部分は、
ポリエステルの全重量に対して2〜15重量%の範囲の
量で存在するのが好ましい。
【0047】コポリエステル中に更にポリエチレングリ
コール部分を導入することができる。ポリエチレングリ
コール(PEG)部分を導入するとき、ポリエステルの
全重量に対して20重量%未満であるのが好ましい。3
00〜10000の分子量を有するPEGを使用するの
が好ましく、本発明により使用するPEGは1000〜
3000の分子量を有するのが最も好ましい。
【0048】コポリエステル中の主成分ジカルボン酸と
して存在するテレフタル酸と共に、本発明のコポリエス
テルの製造においてスルホン化芳香族ジカルボン酸を使
用するのが有利である。スルホイソフタル酸がコポリエ
ステル中に導入すべき好ましいスルホン化芳香族カルボ
ン酸である、スルホイソフタル酸の量は全酸成分に対し
て1〜10モル%であるのが好ましい。
【0049】テレフタル酸及びスルホイソフタル酸と共
に脂肪族ジカルボン酸例えばアジピン酸、コハク酸、セ
バチン酸等を導入することもできる。アジピン酸は、コ
ポリエステルの全酸含有量の0〜10モル%の範囲の量
で加える。
【0050】EP−A493008に記載されている如
く、コポリエステルの水吸収を促進するため、本発明に
より、コポリエステル中に連鎖停止性モノヒドロキシポ
リアルキレンオキサイドを導入することができる。しか
しながら充分な機械的強度をを有する支持体を作るた
め、高分子量(コ)ポリエステルが要求されるから、コ
ポリエステル中に導入できる連鎖停止性モノヒドロキシ
ポリアルキレンオキサイドは限定されなければならな
い。好ましくは、反応混合物中に、全ジオール含有量に
対して0.25モル%以下加える。本発明によるコポリ
エステル中に導入するのに有用なモノヒドロキシポリア
ルキレンオキサイドの分子量は1000〜3000であ
る。
【0051】本発明によるコポリエステルの製造におい
て、下記一般式に相当するモノヒドロキシポリアルキレ
ンオキサイドを使用するのが好ましい:
【0052】
【化12】
【0053】式中5≦n+mであり、0≦n≦100で
あり、0≦m≦50である。
【0054】コポリエステルは、ポリエステルのための
普通二工程製造法、即ちエステル交換及び重縮合によっ
て、所望割合での混合物ジカルボン酸又はそのアルキル
エステル及びジオールから合成できる。エステル交換の
ために好適な触媒には、亜鉛、マンガン、マグネシウ
ム、カルシウム及びナトリウムの塩を含む。好ましい触
媒は酢酸亜鉛である。重縮合のために好適な触媒には、
三酸化アンチモン及び二酸化ゲルマニウムを含む。チタ
ン塩、例えばテトライソプロピルチタネートはエステル
交換及び重縮合の両方に対する触媒として作用できる。
【0055】更に重縮合中、いわゆる熱安定剤、例えば
トリメチル−、トリエチル−、トリフェニル−ホスフェ
ート又はホスファイトの如きホスフェート及びホスファ
イトエステルを存在させるのが好ましい。
【0056】エステル交換は有利には160〜250℃
の間で進行し、重縮合は有利には溶融体で、好ましくは
250〜280℃の間で進行する。ポリエステルの製造
に当たり、本発明によれば、例えばUS−P30547
03に記載されている如く酢酸亜鉛2水和物及び酸化ア
ンチモン(III )が好ましい触媒である。重縮合反応中
(特に反応混合物中にスルホイソフタル酸が存在すると
き)形成されるジエチレングリコール(DEG)の量
は、(コ)ポリエステルの機械的性質及び熱的性質に反
対に影響を与える。触媒の適切な組合せを選択すること
により、例えば酢酸ナトリウム又は酢酸カルシウムを選
択することにより、DEGの量は制御できる。エステル
交換後、ビス−β−ヒドロキシエチルエステルとしてス
ルホイソフタル酸を入れることによって、本発明による
コポリエステル中のDEGの量を限定することもでき
る。コポリエステルにおいて、本発明によれば、DEG
の量はポリエステルの全重量に対して5重量%未満であ
ることが好ましい。
【0057】かくして得られたコポリエステルは、一般
に粒状化し、乾燥し、溶融押出して未延伸フィルムを形
成し、次いで二軸延伸し、熱処理してコポリエステルフ
ィルム支持体を得る。かくして得られたコポリエステル
は他のポリエステルと共に共押出して二層又は多層フィ
ルムを形成することもできる。かかる多層フィルムにお
いては、本発明によるコポリエステルは、前記多層フィ
ルムの芯を形成でき、従って両側に他のポリエステルの
層を有することができる。本発明によるコポリエステル
が、別のポリエステルの芯の周囲の外層を形成すること
もできる。二層又は多層フィルムを形成するとき、本発
明によるコポリエステルは、当業者に知られている任意
のポリエステルと共に共押出できる。好ましくは本発明
のコポリエステルは、非変性ポリエチレンテレフタレー
トと又はポリエチレン−2,6−ナフタレートと組合せ
る。
【0058】通常ポリエステルフィルム支持体の二軸配
向は二段階で行う。第一にフィルムは長手方向に延伸
し、その後第一の方向に対して直角の方向で延伸する。
二軸延伸後、フィルムはヒートセット帯域を通し、ここ
でポリエステルフィルムは、フィルムを両方向に張力を
かけたまま保っている間に、150〜220℃の温度に
達するまで加熱される。
【0059】(コ)ポリエステルの熱安定性を更に増強
するため、ヒートセット操作後、熱弛緩を行うことがで
きる。この弛緩工程で、(コ)ポリエステルフィルム
は、フィルムをヒートセット温度未満でかつ(コ)ポリ
エステルのTgより上の温度で保ちながら制御された方
法で収縮させる。
【0060】本発明によるコポリエステルフィルムの目
的とする用途が、着色剤、滑剤、無機粒子、帯電防止剤
等を加える必要を示したときには、これらの添加剤は、
コポリエステルの性質を劣化させることなく加えること
ができる。
【0061】本発明によるコポリエステルは、例えばU
S−P4187113、GB1563591、EP−A
360201に記載されている如き、不透明有効コポリ
エステルフィルムの製造に使用できる。
【0062】本発明によるコポリエステルフィルムは、
コポリエステル支持体への親水性層の良好な接着を確実
にするため、前処理(例えばコロナ又は火炎処理)して
もよい。本発明のコポリエステルフィルム支持体は、コ
ポリエステル支持体上に被覆した任意の種類の親水性層
とコポリエステルの間の結合を確実にするため下塗層で
被覆してもよい。これらの下塗層はコポリエステルフィ
ルムの二軸延伸前又は後に適用できる、しかし有利には
長手方向延伸と横方向延伸の間に適用する。本発明によ
るコポリエステル支持体は支持体の両側で下塗できる。
好適な下塗層は例えばEP0078559、US−P3
715280、ヨーロッパ非公開特許出願922005
93.9等に記載されている。下塗層はヨーロッパ非公
開特許出願92203978.9、US−P50064
51、EP−A429179に記載されている如く帯電
防止剤も含有できる。
【0063】前述した如き本発明による支持体を含む写
真ハロゲン化乳剤材料は、当業者に知られている任意の
種類のハロゲン化銀乳剤層を、支持体の一側又は両側上
に含有できる。例えばこれらの材料は、連続色調又はハ
ーフトーン写真、マイクロ写真、放射線写真及びグラフ
ィックアート用フィルムに使用する種類のハロゲン化銀
乳剤層を含有できる。上述した支持体は、ロールフィル
ムとして提供される黒白又はカラー写真材料に最も有利
に使用できる。
【0064】ハロゲン化銀乳剤層の組成物のため、例え
ば1978年12月のResearch Disclosure 1764
3及び1989年11月のResearch Disclosure 30
7105を参照されたい。
【0065】前述した如き本発明による支持体を含む写
真ハロゲン化銀乳剤材料は、ハロゲン化銀乳剤層の外
に、例えばEP−A440957、ヨーロッパ非公開特
許出願92203149.7、ヨーロッパ非公開特許出
願92200230.8、US−P4495276及び
EP−A191302に記載されている如き帯電防止
層;EP−A496346に記載されている如き磁気記
録層;ハレイション防止層;裏塗層;中間層及び保護層
を存在させてもよい。
【0066】以下に示す実施例において、本発明による
コポリエステルの下記特性を以下に示す如く測定した。
【0067】測定方法
【0068】1.熱的性質 ガラス転移温度(℃でのTg)、結晶質融点(℃でのT
m)、加熱による結晶化温度(℃でのTx)及び結晶化
エンタルピー(J/gでのQ)を差動走査熱量法で測定
する。使用した装置は、スイス国のMettler AG によっ
て市販されているMETTLER DSC 305である。ポリエ
ステルの熱分析は次の通りに行う:アモルファスポリエ
ステルの試料を、0℃から10℃/分の速度で加熱す
る。温度曲線における第一変曲点がガラス転移温度(T
g)を与える。試料の加熱を行い、加熱曲線中の発熱極
大が加熱による結晶化温度(Tx)であり、発熱極大の
下の面積が結晶化エンタルピー(J/gでのQ)を与え
る。更に加熱することにより、加熱曲線中に吸熱極大を
見出す、この吸熱極大に相当する温度が溶融温度(T
m)である。
【0069】2.カール消去性 大きさ35mm×900mmの試料フィルムを、直径1
1mmを有する芯の周りに長さ方向で巻きつけた。試料
を50℃で24時間状態調整した。冷却後試験ストリッ
プを150mm部分ずつに切り、38℃の蒸留水中に
2.5,5,10及び15分間浸漬した。次にストリッ
プを50gの重りの下に50℃で3分間吊し(以後カー
ル2.5/3/50、5/3/50、10/3/50及
び15/3/50と称する)、又は21℃で15分間吊
し(以後カール2.5/15/21、5/15/21、
10/15/21及び15/15/21と称する)乾燥
した。乾燥後ストリップをテーブル上に平らに置き、カ
ールの直径を測定した。この直径を品質の指標に置き換
えた(表1参照)、表中5は最高の品質に相当し、1は
最低の品質に相当する。
【0070】 表 1 品質指標 カール直径 5 >200mm 4 >60mm及び<200mm 3 >40mm及び<60mm 2 >20mm及び<40mm 1 <20mm
【0071】3.E−モジュラス E−モジュラス(弾性率)は、長さ10cm、幅1cm
のフィルムストリップについて、このストリップを引張
試験機(英国のInstron Ltd. のINSTRON 1122)
で10mm/分の速度で延伸して測定する。
【0072】4.曇り 曇りはASTM 1003に従って測定した。
【0073】後掲の実施例において、ポリエステルを製
造するための反応成分に下記略語で示す:
【0074】PTA:精製したテレフタル酸又はそのジ
メチルエステル SIP:5−スルホイソフタル酸ジメチルエステル又は
そのナトリウム塩 EG:1,2−エタンジオール PEG:分子量3000のポリエチレングリコール AA:アジピン酸又はそのジメチルエステル DS3117:下記式の化合物に対するドイツ国Essen
のTh. GOLDSCHMIDTAGの商品名、TEGOMER DS 3117
【0075】
【化13】
【0076】式中n+m=21であり、n=14であ
り、m=7である。
【0077】D3403:下記式の化合物に対するドイ
ツ国Essen のTh. GOLDSCHMIDT AGの商品名TEGOMER D
3403
【0078】
【化14】
【0079】式中n=23である。
【0080】実施例 1 本発明により使用するのに好適なコポリエステルの製造
を以下の製造例によって示す:
【0081】737.5gのジメチルテレフタレート
(3.8モル)、59.20gの5−スルホイソフタル
酸ジメチルエステルナトリウム塩(0.2モル)、49
6gのエチレングリコール(8.0モル)、175mg
の酢酸亜鉛2水和物及び116.8mgの酸化アンチモ
ン(III )の反応混合物を、窒素雰囲気中で撹拌しなが
ら160℃に加熱した。
【0082】その温度でエステル交換反応が生起し、メ
タノールが溜出された。メタノールの溜出がもはやなく
なるまで、3〜4時間で温度を徐々に250℃に上昇さ
せた。次に85.7g(ポリエステルの全重量の10重
量%又は0.064モルのTEGO DS3117を、26
0.8gのトリフェニルホスフェートと共に加えた。次
いで温度を更に255℃に上昇させ、反応混合物に10
〜20Paの減圧を受けさせた。これらの条件の下で重
縮合が生起した。反応混合物の粘度は、撹拌機を作動さ
せるのに必要な電流を測定することによって連続的に監
視した。所望の鎖長(粘度)が得られたとき、ポリエス
テルを冷却した。フェノール及びo−ジクロロベンゼン
(60/40重量比)の混合物中で25℃の温度で測定
して0.45〜0.55dl/gの固有粘度ηを有する
透明無色のポリエステルを得た。
【0083】粉砕し、減圧下160℃で乾燥した後、ポ
リエステルを265℃で押出してフィルムを形成した。
押出後、フィルムをTgの上の温度で縦方向に延伸し、
70℃の温度で横方向に延伸した。延伸比は縦及び横方
向共に3.3であった。延伸したフィルムを30秒間1
70℃でサーモセットした。二軸延伸フィルムは厚さ7
0μmを有していた。
【0084】比較例 1及び2 比較例1及び2によるポリエステルは、使用した酸及び
ジオールを変えて実施例1に記載したポリエステルと同
じ方法で作った。
【0085】表2に、実施例1によるポリエステル及び
比較例1及び2によるコポリエステルを作るため使用し
た酸及びジオールを示す。表3に、実施例1によるコポ
リエステルの性質を、比較例1及び2によるポリエステ
ルの性質及びポリエチレンテレフタレート(PET)及
びトリアセテートフィルム(CTA)の性質と比較して
示す。
【0086】 表 2 実施例 比較例 PTA(モル%) 95 95 95 SIP(モル%) 5 5 5 AA(モル%) 0 0 10 EG(モル%) 98.4 99.3 100 PEG(重量%) 0 10 0 DS3117(重量%) 10 0 0
【0087】 表 3 実施例 比較例 PET CTA DEG (重量%形成された) 4.05 4.70 6.50 1.30 n.a. 固有粘度(η) 0.46 0.49 0.54 0.55 n.a. Tg(℃) 64 56 57 79 134 Tm(℃) 225 225 & 255 297 Tx(℃) 157 151 & 146 n.a. Q(J/g) 27 29 & 44 20 カール2.5/3/50* 5 2 5 1 2 カール5/3/50* 5 5 5 2 4 カール10/3/50* 5 5 5 2 4 カール15/3/50* 5 5 5 2 5 カール2.5/15/21** 2 2 2 1 2 カール5/15/21** 5 2 2 1 3 カール10/15/21** 5 3 3 1 4 カール15/15/21** 5 4 3 2 4 曇りBP%+ 1 1 4.9 1 1 曇りAP%++ 2 4 5.6 1 1 E-モシ゛ュラス(N/mm×103) 3.35 2.90 3.2 4.2 3.2
【0088】&:結晶化しない *:それぞれ2.5,5,10及び15分処理後、50
℃で3分間乾燥 **:それぞれ2.5,5,10及び15分処理後、2
1℃で15分間乾燥 +:処理前(BP) ++:処理後(AP) n.a.:使用せず
【0089】本発明によるコポリエステルは、従来技術
の(コ)ポリエステルと比較して、カール消去性、曇り
及び物理的性質のより有利な組合せを明らかに提供して
いる。
【0090】実施例 2 触媒の組合せを除いて、実施例1の方法を繰返した。反
応混合物に、175mgの酢酸亜鉛二水和物及び11
6.8mgの酸化アンチモン(III )、328gの酢酸
ナトリウムを共に加えた。
【0091】実施例 3 5−スルホイソフタル酸ジメチルエステルナトリウム塩
を反応混合物に加えず、12.5重量%のDS3117
を反応混合物を加えて、実施例1の方法を繰返した。
【0092】実施例 4 コポリエステル中に導入される5−スルホイシフタル酸
ジメチルエステルナトリウム塩部分の少ない量を存在さ
せたことの外は実施例1の方法を繰返した。
【0093】実施例 5及び6 DS3117の少ない量を存在させて実施例1の方法を
繰返した。
【0094】実施例 7 DS3117の代りにポリエーテル基を有するジオール
としてD3403を存在させて実施例1の方法を繰返し
た。
【0095】実施例 8 連鎖停止剤として分子量2000を有するモノヒドロキ
シポリエチレン化合物を存在させて実施例5の方法を繰
返した。
【0096】表4に、実施例2〜8によるコポリエステ
ルを製造するために使用した酸及びジオールを示す。実
施例2〜8によるコポリエステルの物理的性質及びカー
ル消去性を表5に示す。
【0097】 表 4 実 施 例 PTA(モル%) 95 100 96.5 95 95 95 95 SIP(モル%) 5 0 3.5 5 5 5 5 EG(モル%) 98.4 98.0 98.4 99.1 98.75 98.2 99.1 DS3117( 重量%) 10 12.5 10 6 8 0 6 D3404( 重量%) 0 0 0 0 0 10 0 HO-(C2H4O)n-CH3 * 0 0 0 0 0 0 2.5 *:重量%で、分子量2000を有するモノヒドロキシ
ポリエチレンオキサイド
【0098】 表 5 実 施 例 DEG ( 重量% 1.37 1.40 4.40 5.30 4.30 6.10 4.60 形成された) 固有粘度(η) 0.47 0.63 0.47 0.44 0.45 0.495 0.458 Tg(℃) 69 56 62 68 67 56 65 Tm(℃) 242 252 234 224 231 213 230 Tx(℃) 154 133 144 177 163 156 158 Q(J/g) 32 28 33 24 31 23 29 カール3/50* 5 5 5 5 5 5 5 カール15/21** 5 2 5 2 4 3 3 *:15分処理後、3分50℃で乾燥 **:15分処理後、15分21℃で乾燥
【0099】実施例 9〜11 DS3117と共にポリエチレングリコール(PEG)
を存在させて実施例1の方法を繰返した。PEG及びD
S3117の性質は表6に示す。
【0100】実施例 12及び13 実施例12については、アジピン酸を存在させて実施例
6の方法を繰返した。実施例13についてはアジピン酸
を存在させて実施例5を繰返した。実施例12及び13
によるポリエステルの組成を表6に示す。
【0101】実施例9〜13によるコポリエステルの物
理的性質及びカール消去性を表7に示す。
【0102】 表 6 実 施 例 10 11 12 13 PTA(モル%) 95 95 95 90 87.5 SIP(モル%) 5 5 5 5 5 AA(モル%) 0 0 0 5 7.5 EG(モル%) 99.1 98.85 98.5 98.75 99.1 DS3117( 重量%) 3.5 6 8 8 6 PEG( 重量%) 6 3.5 3.5 0 0
【0103】 表 7 実 施 例 10 11 12 13 DEG 4.50 3.93 3.43 4.54 5.17 ( 重量%形成された) 固有粘度(η) 0.502 0.485 0.486 0.481 0.488 Tg(℃) 60 64 60 59 56.4 Tm(℃) 230 232 234 223 213 Tx(℃) 155 152 146 160 169 Q(J/g) 30 30 30 24 8 カール3/50* 5 5 5 5 5 カール15/21** 5 5 5 5 5 *:15分処理後、50℃で5分間乾燥 **:15分処理後、21℃で15分間乾燥
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/18 CFD 9267−4F (72)発明者 マルク・スティーヴン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ジョアンヌ・ヴェルエイエン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層及
    びコポリエステル支持体を含み、前記コポリエステルが
    側鎖にポリエーテル基を含有することを特徴とする写真
    材料。
  2. 【請求項2】 前記コポリエステルが、酸もしくはエス
    テルの形での少なくとも1種のジカルボン酸及び少なく
    とも1種のジオールの縮合反応によって作られ、側鎖中
    のポリエーテル基を含有する酸もしくはエステルの形の
    モノヒドロキシカルボン酸又は酸もしくはエステルの形
    のジカルボン酸又はジオールの少なくとも1種を反応混
    合物に加えることを特徴とする請求項1のコポリエステ
    ル支持体を含む写真材料。
  3. 【請求項3】 コポリエステルの側鎖でのポリエーテル
    基を導入するため共重合される化合物が、式(I) 【化1】 (式中R1 はアルキレン基、アリーレン基、アラルキレ
    ン基又はシクロアルキレン基を表し、X1 及びX2 の各
    々は独立にOH又はCOORを表し、RはH又は低級ア
    ルキル基であり、YはO,NH,COO又はSO2 から
    なる群から選択した結合基を表し、R2 及びR3 の各々
    は独立にC原子1〜4個を有するアルキレン基を表し、
    4 は低級アルキル基又はアリール基を表し、この基は
    塩の形でのスルホン酸、スルフィン酸、ホスホン酸及び
    カルボン酸からなる群から選択した親水性基で置換され
    ていてもよい、nは0〜200の整数であり、mは0〜
    100の整数であり、n+m>1であり、pは0又は1
    に等しい)に相当することを特徴とする請求項1のコポ
    リエステル支持体を含む写真材料。
  4. 【請求項4】 コポリエステルの側鎖でのポリエーテル
    基を導入するため共重縮合される化合物が、酸もしくは
    塩の形のスルホン酸基で置換されたポリエーテル基を有
    するジオールであることを特徴とする請求項3のコポリ
    エステル支持体を含む写真材料。
  5. 【請求項5】 前記化合物が、式: 【化2】 (式中5≦n≦100である)に相当するジオールであ
    ることを特徴とする請求項4のコポリエステル支持体を
    含む写真材料。
  6. 【請求項6】 前記化合物が、式 【化3】 (式中5≦n+mであり、0≦n≦100であり、0≦
    m≦50である)に相当するジオールであることを特徴
    とする請求項4のコポリエステル支持体を含む写真材
    料。
  7. 【請求項7】 側鎖中のポリエーテル基を有する部分
    が、全ポリエーテルに対して1〜20重量%で存在する
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項のコポリエ
    ステル支持体を含む写真材料。
  8. 【請求項8】 前記コポリエステル支持体が、一般式 【化4】 (式中5≦n+mであり、0≦n≦100であり、0≦
    m≦50である)に相当するモノヒドロキシ化合物で末
    端停止されたコポリエステル鎖を含有することを特徴と
    する請求項1〜7の何れか1項のコポリエステル支持体
    を含む写真材料。
  9. 【請求項9】 前記コポリエステルが、スルホン化芳香
    族もしくは脂肪族ジカルボン酸の部分を全酸部分に対し
    て1〜10モル%更に含有することを特徴とする請求項
    1〜8の何れか1項のコポリエステル支持体を含有する
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項のコポリエ
    ステル支持体を含む写真材料。
  10. 【請求項10】 前記スルホン化芳香族ジカルボン酸部
    分が、スルホイソフタル酸のナトリウム塩の部分である
    ことを特徴とするコポリエステル支持体を含む写真材
    料。
  11. 【請求項11】 前記コポリエステルが、脂肪族ジカル
    ボン酸から誘導された部分を全酸部分に対して0〜10
    モル%更に含有することを特徴とする請求項1〜10の
    何れか1項のコポリエステル支持体を含む写真材料。
  12. 【請求項12】 前記コポリエステルが、ポリエチレン
    グリコールから誘導された部分を全ポリエステルに対し
    て20重量%未満更に含有することを特徴とするコポリ
    エステル支持体を含む写真材料。
  13. 【請求項13】 前記コポリエステル支持体が、他のポ
    リエステルと共に共押出しされた請求項1〜12の何れ
    か1項のコポリエステルを含有する二層又は多層フィル
    ムであることを特徴とするコポリエステル支持体及び少
    なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層を含む写真材料。
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