JPH0772124B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH0772124B2 JPH0772124B2 JP61043336A JP4333686A JPH0772124B2 JP H0772124 B2 JPH0772124 B2 JP H0772124B2 JP 61043336 A JP61043336 A JP 61043336A JP 4333686 A JP4333686 A JP 4333686A JP H0772124 B2 JPH0772124 B2 JP H0772124B2
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- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/19—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/92—Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof
- A61K8/922—Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフィチン酸又はその塩を含有する口腔用組成物
をに関し、更に詳述すれば、特定の香料成分を配合する
ことにより、酸味及び収斂性等の呈味性を改善し、使用
感を向上した口腔用組成物に関する。
をに関し、更に詳述すれば、特定の香料成分を配合する
ことにより、酸味及び収斂性等の呈味性を改善し、使用
感を向上した口腔用組成物に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来、薬効成分としてフッ化第１錫を配合すると共に、
フッ化第１錫の安定化剤としてフィチン酸やその塩を配
合するなど、フィチン酸やその塩を口腔用組成物に配合
することが知られている（特開昭56−45407号公報、特
開昭57−183711号公報等）。
フッ化第１錫の安定化剤としてフィチン酸やその塩を配
合するなど、フィチン酸やその塩を口腔用組成物に配合
することが知られている（特開昭56−45407号公報、特
開昭57−183711号公報等）。
しかしながら、口腔用組成物中に配合されたフィチン酸
又はその塩は酸味、収斂性を呈し、嗜好性に悪い影響を
与える。
又はその塩は酸味、収斂性を呈し、嗜好性に悪い影響を
与える。
このような嗜好性の悪さを改善するためには、甘味剤を
配合することが考えられるが、本発明者らの検討では、
甘味剤を加えても酸味、収斂性は改善されない。また、
従来より、歯磨等の口腔用組成物に多く使用されている
ペパーミント系、スペアミント系香料やアネトール等を
配合しても酸味、収斂性は同様に改善されない。
配合することが考えられるが、本発明者らの検討では、
甘味剤を加えても酸味、収斂性は改善されない。また、
従来より、歯磨等の口腔用組成物に多く使用されている
ペパーミント系、スペアミント系香料やアネトール等を
配合しても酸味、収斂性は同様に改善されない。
このため、フィチン酸又はその塩を配合した口腔用組成
物の使用感を向上させることが望まれる。
物の使用感を向上させることが望まれる。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、フィチン酸又
はその塩を配合した口腔用組成物の酸味や収斂性を除去
し、呈味性に優れた口腔用組成物を提供することを目的
とする。
はその塩を配合した口腔用組成物の酸味や収斂性を除去
し、呈味性に優れた口腔用組成物を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段及び作用 本発明者らは上記目的を達成するため鋭意研究を進めた
結果、フィチン酸又はその塩を含有する口腔用組成物、
特に薬効成分としてフッ化第１錫等の第１錫化合物とそ
の安定化剤としてフィチン酸又はその塩を配合した口腔
用組成物に対し、特定の香料成分、即ちワニリン，エチ
ルワニリン，トウガラシオレオレジン，ジンジャーオレ
オレジン，ペッパーオレオレジン、セージオレオレジ
ン，カルダモンオレオレジン，ピメントベリーオレオレ
ジン，セロリーシードオレオレジン，ナツメグオレオレ
ジン，イリスコンクリート，カリオフィレン，セドロー
ル及びスピラントールから選ばれる１種又は２種以上を
組合せて配合すると、フィチン酸又はその塩の配合に基
づく口腔用組成物の酸味や収斂性が改善されて優れた呈
味性を示すことを知見し、本発明をなすに至ったもので
ある。
結果、フィチン酸又はその塩を含有する口腔用組成物、
特に薬効成分としてフッ化第１錫等の第１錫化合物とそ
の安定化剤としてフィチン酸又はその塩を配合した口腔
用組成物に対し、特定の香料成分、即ちワニリン，エチ
ルワニリン，トウガラシオレオレジン，ジンジャーオレ
オレジン，ペッパーオレオレジン、セージオレオレジ
ン，カルダモンオレオレジン，ピメントベリーオレオレ
ジン，セロリーシードオレオレジン，ナツメグオレオレ
ジン，イリスコンクリート，カリオフィレン，セドロー
ル及びスピラントールから選ばれる１種又は２種以上を
組合せて配合すると、フィチン酸又はその塩の配合に基
づく口腔用組成物の酸味や収斂性が改善されて優れた呈
味性を示すことを知見し、本発明をなすに至ったもので
ある。
従って、本発明は、フィチン酸又はその塩を含有する口
腔用組成物において、ワニリン，エチルワニリン，トウ
ガラシオレオレジン，ジンジャーオレオレジン，ペッパ
ーオレオレジン、セージオレオレジン，カルダモンオレ
オレジン，ピメントベリーオレオレジン，セロリーシー
ドオレオレジン，ナツメグオレオレジン，イリスコンク
リート，カリオフィレン，セドロール及びスピラントー
ルから選ばれる１種又は２種以上を配合したことを特徴
とする口腔用組成物を提供する。
腔用組成物において、ワニリン，エチルワニリン，トウ
ガラシオレオレジン，ジンジャーオレオレジン，ペッパ
ーオレオレジン、セージオレオレジン，カルダモンオレ
オレジン，ピメントベリーオレオレジン，セロリーシー
ドオレオレジン，ナツメグオレオレジン，イリスコンク
リート，カリオフィレン，セドロール及びスピラントー
ルから選ばれる１種又は２種以上を配合したことを特徴
とする口腔用組成物を提供する。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明は上述したように、フィチン酸又はその塩を含む
口腔用組成物、特に歯牙の強化の薬効成分としてフッ化
第１錫等の第１錫化合物を配合すると共に、その安定化
剤として有機酸を配合した口腔用組成物中に特定の香料
成分を配合したものである。
口腔用組成物、特に歯牙の強化の薬効成分としてフッ化
第１錫等の第１錫化合物を配合すると共に、その安定化
剤として有機酸を配合した口腔用組成物中に特定の香料
成分を配合したものである。
ここで、本発明の口腔用組成物に第１錫化合物を配合す
る場合、第１錫化合物としては、フッ化第１錫、ピロリ
ン酸第１錫等が挙げられ、これらの１種又は２種以上を
配合することができる。なお、フッ化第１錫を配合する
場合は、配合量は組成物全体の0.05〜0.4％（重量％、
以下同様）、特に0.25〜0.4％とすることが望ましい。
る場合、第１錫化合物としては、フッ化第１錫、ピロリ
ン酸第１錫等が挙げられ、これらの１種又は２種以上を
配合することができる。なお、フッ化第１錫を配合する
場合は、配合量は組成物全体の0.05〜0.4％（重量％、
以下同様）、特に0.25〜0.4％とすることが望ましい。
また、フィチン酸又はその塩の配合量は組成物全体の0.
01〜５％、特に0.5〜３％が好適である。
01〜５％、特に0.5〜３％が好適である。
本発明は上述したフィチン酸又はその塩に加えて特定の
香料成分、即ちワニリン，エチルワニリン，トウガラシ
オレオレジン，ジンジャーオレオレジン，ペッパーオレ
オレジン、セージオレオレジン，カルダモンオレオレジ
ン，ピメントベリーオレオレジン，セロリーシードオレ
オレジン，ナツメグオレオレジン，イリスコンクリー
ト，カリオフィレン，セドロール及びスピラントールか
ら選ばれる１種又は２種以上を配合したもので、これに
よりフィチン酸又はその塩を含有する口腔用組成物の呈
味性を改善したものである。
香料成分、即ちワニリン，エチルワニリン，トウガラシ
オレオレジン，ジンジャーオレオレジン，ペッパーオレ
オレジン、セージオレオレジン，カルダモンオレオレジ
ン，ピメントベリーオレオレジン，セロリーシードオレ
オレジン，ナツメグオレオレジン，イリスコンクリー
ト，カリオフィレン，セドロール及びスピラントールか
ら選ばれる１種又は２種以上を配合したもので、これに
よりフィチン酸又はその塩を含有する口腔用組成物の呈
味性を改善したものである。
ここで、トウガラシ，ジンジャー，ペッパー，セージ，
カルダモン，ピメントベリー，セロリーシード及びナツ
メグのオレオレジンの配合量は組成物全体の１〜500pp
m、特に５〜100ppmとすることが好ましい。また、イリ
スのコンクリートの配合量は組成物全体の0.1〜100pp
m、特に２〜20ppmとすることが好ましい。更に、カリオ
フィレン，セドロールの配合量は組成物全体の２〜500p
pm、特に10〜50ppmとすることが好ましい。更にまた、
ワニリンやエチルワニリンの配合量は組成物全体の0.1
〜300ppm、特に0.4〜10ppmとすることが好ましい。スピ
ラントールの配合量は組成物全体の１〜200ppm、特に２
〜50ppmとすることが好ましい。
カルダモン，ピメントベリー，セロリーシード及びナツ
メグのオレオレジンの配合量は組成物全体の１〜500pp
m、特に５〜100ppmとすることが好ましい。また、イリ
スのコンクリートの配合量は組成物全体の0.1〜100pp
m、特に２〜20ppmとすることが好ましい。更に、カリオ
フィレン，セドロールの配合量は組成物全体の２〜500p
pm、特に10〜50ppmとすることが好ましい。更にまた、
ワニリンやエチルワニリンの配合量は組成物全体の0.1
〜300ppm、特に0.4〜10ppmとすることが好ましい。スピ
ラントールの配合量は組成物全体の１〜200ppm、特に２
〜50ppmとすることが好ましい。
なお、上述した香料成分はそれぞれ単独で使用してもフ
ィチン酸又はその塩の酸味、収斂性を抑制することがで
きるが、２種以上組合せて用いることにより、一層その
効果が発揮され、口腔用組成物の呈味性がより向上して
甘味を帯びたまろやかな味を呈する。
ィチン酸又はその塩の酸味、収斂性を抑制することがで
きるが、２種以上組合せて用いることにより、一層その
効果が発揮され、口腔用組成物の呈味性がより向上して
甘味を帯びたまろやかな味を呈する。
また、ワニリン類は組成物中の金属イオンと反応し、着
色又は変色を引き起こすが、本発明にあっては有機酸類
の配合により、ワニリン類を多量に配合しても組成物の
着色、変色は生ぜず、このためワニリン類を支障なく、
また配合量の制限なく使用し得るという利点を有する。
色又は変色を引き起こすが、本発明にあっては有機酸類
の配合により、ワニリン類を多量に配合しても組成物の
着色、変色は生ぜず、このためワニリン類を支障なく、
また配合量の制限なく使用し得るという利点を有する。
本発明の口腔用組成物は、練歯磨、潤製歯磨、液状歯磨
等の歯磨類、マウスウォッシュ、トローチ、チューイン
ガム、口腔用パスタ、歯肉マッサージクリーム、その他
の液状口中清涼剤、固形状口中清涼剤等として調製、適
用されるものであるが、本発明の他の成分としては、口
腔用組成物の種類、使用目的等に応じて通常使用される
適宜な成分が配合され得る。
等の歯磨類、マウスウォッシュ、トローチ、チューイン
ガム、口腔用パスタ、歯肉マッサージクリーム、その他
の液状口中清涼剤、固形状口中清涼剤等として調製、適
用されるものであるが、本発明の他の成分としては、口
腔用組成物の種類、使用目的等に応じて通常使用される
適宜な成分が配合され得る。
例えば、歯磨類の場合には、第２リン酸カルシウム・２
水和物及び無水物、第１リン酸カルシウム、第３リン酸
カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、
酸化チタン、アルミナ、水和アルミナ、シリカゲル，コ
ロイド状シリカ，無水アルカリ金属ケイ酸塩錯塩等のシ
リカ系研磨剤、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリン酸
ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、第３リン酸マ
グネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベン
トナイト、ケイ酸、ジルコニウム、ポリメタクリル酸メ
チル等の合成樹脂などの１種又は２種以上を配合し得る
（配合量通常20％〜90％、練歯磨の場合には20％〜60
％）。
水和物及び無水物、第１リン酸カルシウム、第３リン酸
カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、
酸化チタン、アルミナ、水和アルミナ、シリカゲル，コ
ロイド状シリカ，無水アルカリ金属ケイ酸塩錯塩等のシ
リカ系研磨剤、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリン酸
ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、第３リン酸マ
グネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベン
トナイト、ケイ酸、ジルコニウム、ポリメタクリル酸メ
チル等の合成樹脂などの１種又は２種以上を配合し得る
（配合量通常20％〜90％、練歯磨の場合には20％〜60
％）。
また、練歯磨等のペースト形態の口腔用組成物の場合に
は、粘結剤としてカラゲナン、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロ
ースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナ
トリウムなどのアルカリ金属アルギネート、アルギン酸
プロピレングリコールエステル、キサンタンガム、トラ
ガカントガム、カラヤガム、アラビアガムなどのガム
類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン
などの合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲ
ル、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の１種又
は２種以上が配合され得る（配合量通常0.3〜５％）。
は、粘結剤としてカラゲナン、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロ
ースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナ
トリウムなどのアルカリ金属アルギネート、アルギン酸
プロピレングリコールエステル、キサンタンガム、トラ
ガカントガム、カラヤガム、アラビアガムなどのガム
類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン
などの合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲ
ル、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の１種又
は２種以上が配合され得る（配合量通常0.3〜５％）。
更に、歯磨類、その他の口腔用組成物の製造において、
粘稠剤としてソルビット、グリセリン、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、キシリット、マルチット、ラクチット等の１種又は
２種以上を配合し得る（配合量通常10〜70％）。
粘稠剤としてソルビット、グリセリン、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、キシリット、マルチット、ラクチット等の１種又は
２種以上を配合し得る（配合量通常10〜70％）。
また、界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム、ミリ
スチル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が８〜18
である高級アルキル硫酸エステルの水溶性塩、水素化ヤ
シ油脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム等の水溶
性の高級脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸塩、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリールスル
ホン酸塩、高級アルキルスルホン酸塩、1,2−ジヒドロ
キシプロパンスルホン酸塩の高級脂肪酸エステル、Ｎ−
ラウロイル、Ｎ−ミリストイル又はＮ−パルミトイルザ
ルコシンのナトリウム、カリウム又はエタノールアミン
塩等の低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽
和の高級脂肪族アシルアミドなどのアニオン活性剤、シ
ョ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の炭素数が12〜
18であるショ糖脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エス
テル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪
酸エステル、ステアリン酸モノグリセライド、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
（10,20,40,60,80,100モル）硬化ヒマシ油、エチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイドの重合物及びポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンモノラウリルエステル
等のポリエチレンオキサイドと脂肪酸、脂肪アルコー
ル、多価アルコール及びポリプロピレンオキサイドとの
縮合生成物などのノニオン活性剤、ベタイン型、アミノ
酸型などの両性活性剤といった１種又は２種以上の界面
活性剤（配合量通常０〜７％、好ましくは0.3〜５％）
を配合し得る。
スチル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が８〜18
である高級アルキル硫酸エステルの水溶性塩、水素化ヤ
シ油脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム等の水溶
性の高級脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸塩、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリールスル
ホン酸塩、高級アルキルスルホン酸塩、1,2−ジヒドロ
キシプロパンスルホン酸塩の高級脂肪酸エステル、Ｎ−
ラウロイル、Ｎ−ミリストイル又はＮ−パルミトイルザ
ルコシンのナトリウム、カリウム又はエタノールアミン
塩等の低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽
和の高級脂肪族アシルアミドなどのアニオン活性剤、シ
ョ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の炭素数が12〜
18であるショ糖脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エス
テル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪
酸エステル、ステアリン酸モノグリセライド、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
（10,20,40,60,80,100モル）硬化ヒマシ油、エチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイドの重合物及びポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンモノラウリルエステル
等のポリエチレンオキサイドと脂肪酸、脂肪アルコー
ル、多価アルコール及びポリプロピレンオキサイドとの
縮合生成物などのノニオン活性剤、ベタイン型、アミノ
酸型などの両性活性剤といった１種又は２種以上の界面
活性剤（配合量通常０〜７％、好ましくは0.3〜５％）
を配合し得る。
本発明の口腔用組成物には、更にサッカリンナトリウ
ム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、アス
パラチルフェニルアラニンメチルエステル、ｐ−メトキ
シシンナミックアルデヒド、ショ糖、乳糖、果糖、サイ
クラミン酸ナトリウムなどの甘味剤（０〜１％、好まし
くは0.01〜0.5％）、更に必要によりｐ−ヒドロキシメ
チルベンゾイックアシド、ｐ−ヒドロキシエチルベンゾ
イックアシド、ｐ−ヒドロキシプロピルベンゾイックア
シド、ｐ−ヒドロキシブチルベンゾイックアシド、安息
香酸ナトリウム、低級脂肪酸モノグリセライドなどの防
腐剤を適量配合し得る。
ム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、アス
パラチルフェニルアラニンメチルエステル、ｐ−メトキ
シシンナミックアルデヒド、ショ糖、乳糖、果糖、サイ
クラミン酸ナトリウムなどの甘味剤（０〜１％、好まし
くは0.01〜0.5％）、更に必要によりｐ−ヒドロキシメ
チルベンゾイックアシド、ｐ−ヒドロキシエチルベンゾ
イックアシド、ｐ−ヒドロキシプロピルベンゾイックア
シド、ｐ−ヒドロキシブチルベンゾイックアシド、安息
香酸ナトリウム、低級脂肪酸モノグリセライドなどの防
腐剤を適量配合し得る。
また、前記の香料成分に加えてペパーミント油、スペア
ミント油、クローブ油、シンナモン油、オレンジ油、カ
シア油、カルダモン油、レモン油、ネロリ油、ラベンダ
ー油、ｌ−メントール、ｌ−カルボン、アネトール、ド
デシルアルデヒド、アンゲリカルート油、イソアミルア
セテート、エチルブチレート、メチルサリシレートなど
の精油や香料素材（0.001〜２％、好ましくは0.5〜1.5
％）、ゼラチン、ペプトン、アルギニン塩酸塩、アルブ
ミン、カゼイン、二酸化チタンなどの増白剤、シリコー
ン、色素、各種有効成分などを配合し得、例えば練歯磨
の場合には上記した所望の成分を適量の水と練合するこ
とにより製造し得る。
ミント油、クローブ油、シンナモン油、オレンジ油、カ
シア油、カルダモン油、レモン油、ネロリ油、ラベンダ
ー油、ｌ−メントール、ｌ−カルボン、アネトール、ド
デシルアルデヒド、アンゲリカルート油、イソアミルア
セテート、エチルブチレート、メチルサリシレートなど
の精油や香料素材（0.001〜２％、好ましくは0.5〜1.5
％）、ゼラチン、ペプトン、アルギニン塩酸塩、アルブ
ミン、カゼイン、二酸化チタンなどの増白剤、シリコー
ン、色素、各種有効成分などを配合し得、例えば練歯磨
の場合には上記した所望の成分を適量の水と練合するこ
とにより製造し得る。
また、他の口腔用組成物を製造する場合も通常用いられ
ている適宜な成分を使用し、常法に従って製造すること
ができる。
ている適宜な成分を使用し、常法に従って製造すること
ができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明に係る口腔用組成物は、フ
ィチン酸又はその塩に対して上記特定の香料成分を併用
したことにより、フィチン酸又はその塩の酸味、収斂性
が除去できるものであり、またワニリン類を使用しても
着色又は変色を生ずることがないものである。従って、
本発明の口腔用組成物は自由に香料成分を組合せ、配合
することができ、所望の香味を付与することができる。
ィチン酸又はその塩に対して上記特定の香料成分を併用
したことにより、フィチン酸又はその塩の酸味、収斂性
が除去できるものであり、またワニリン類を使用しても
着色又は変色を生ずることがないものである。従って、
本発明の口腔用組成物は自由に香料成分を組合せ、配合
することができ、所望の香味を付与することができる。
次に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではな
い。なお、実施例、比較例の練歯磨に配合した香料組成
物処方を第１表に示す。
るが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではな
い。なお、実施例、比較例の練歯磨に配合した香料組成
物処方を第１表に示す。
［実施例1,比較例1,2］ 第２表に示す処方の練歯磨を調製し、専門パネル13名に
よりその酸味、収斂性に対するマスキング度及び嗜好性
を官能検査した。結果を第３表に示す。
よりその酸味、収斂性に対するマスキング度及び嗜好性
を官能検査した。結果を第３表に示す。
第３表の結果より、実施例１の歯磨は比較例１の歯磨に
比べて酸味、収斂性が抑えられると共に、嗜好性（甘い
呈味性）も高いことが知見される。
比べて酸味、収斂性が抑えられると共に、嗜好性（甘い
呈味性）も高いことが知見される。
また、第２表に示す処方の練歯磨をそれぞれ−５℃、室
温、40℃、50℃の各温度で３ケ月間保存し、着色度を調
べた。結果を第４表に示す。
温、40℃、50℃の各温度で３ケ月間保存し、着色度を調
べた。結果を第４表に示す。
第２表の結果より、比較例1,2からわかる通り、ワニリ
ンの配合により着色が生じるが、ワニリンにフィチン酸
５ナトリウム塩を併用した実施例１の歯磨はワニリンに
よる着色がかなり抑制されることが知見される。
ンの配合により着色が生じるが、ワニリンにフィチン酸
５ナトリウム塩を併用した実施例１の歯磨はワニリンに
よる着色がかなり抑制されることが知見される。
［実施例2,3、比較例３］ 第５表に示す処方の練歯磨を調製し、実施例１と同様に
して酸味、収斂性のマスキング度及び嗜好性を官能検査
した。結果を第６表に示す。
して酸味、収斂性のマスキング度及び嗜好性を官能検査
した。結果を第６表に示す。
第６表の結果より、実施例2,3の歯磨は比較例３の歯磨
に比べてフィチン酸５ナトリウム塩による酸味、収斂性
が抑制されると共に、嗜好性も優れていることが知見さ
れる。
に比べてフィチン酸５ナトリウム塩による酸味、収斂性
が抑制されると共に、嗜好性も優れていることが知見さ
れる。
［実施例４、比較例４］ 第７表に示す処方の練歯磨を調製し、専門パネル17名に
より酸味、収斂性のマスキング度及び嗜好性を官能検査
した。結果を第８表に示す。
より酸味、収斂性のマスキング度及び嗜好性を官能検査
した。結果を第８表に示す。
第８表の結果より、実施例４の歯磨は比較例４の歯磨に
比べてフィチン酸５ナトリウム塩による酸味、収斂性が
低く抑えられると共に、嗜好性も優れていることが知見
される。
比べてフィチン酸５ナトリウム塩による酸味、収斂性が
低く抑えられると共に、嗜好性も優れていることが知見
される。
［実施例5,6、比較例５］ 第９表に示す処方の練歯磨を調製し、実施例４と同様に
して酸味、収斂性のマスキング度及び嗜好性を官能検査
した。結果を第10表に示す。
して酸味、収斂性のマスキング度及び嗜好性を官能検査
した。結果を第10表に示す。
第10表の結果より、実施例5,6の歯磨は比較例５の歯磨
に比べてフィチン酸５ナトリウム塩による酸味、収斂性
が低く抑えられると共に、嗜好性も優れていることが知
見される。
に比べてフィチン酸５ナトリウム塩による酸味、収斂性
が低く抑えられると共に、嗜好性も優れていることが知
見される。
［実施例7,8、比較例６］ 第11表に示す処方の練歯磨を調製し、実施例１と同様に
して酸味、収斂性のマスキング度を官能検査した。結果
を第12表に示す。
して酸味、収斂性のマスキング度を官能検査した。結果
を第12表に示す。
［実施例９〜12、比較例７〜10］ 第13表に示す処方の練歯磨を調製し、実施例１と同様に
して酸味、収斂性のマスキング度を官能検査した。結果
を第14表に示す。実施例９〜12のオレオレジンについて
は、いずれも酸味、収斂性をマスキングしたが、比較例
７〜10のオレオレジンについては、マスキング力は認め
られなかった。
して酸味、収斂性のマスキング度を官能検査した。結果
を第14表に示す。実施例９〜12のオレオレジンについて
は、いずれも酸味、収斂性をマスキングしたが、比較例
７〜10のオレオレジンについては、マスキング力は認め
られなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−183711（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−26814（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−192311（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−175410（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】フィチン酸又はその塩を含有する口腔用組
成物において、ワニリン，エチルワニリン，トウガラシ
オレオレジン，ジンジャーオレオレジン，ペッパーオレ
オレジン、セージオレオレジン，カルダモンオレオレジ
ン，ピメントベリーオレオレジン，セロリーシードオレ
オレジン，ナツメグオレオレジン，イリスコンクリー
ト，カリオフィレン，セドロール及びスピラントールか
ら選ばれる１種又は２種以上を配合したことを特徴とす
る口腔用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61043336A JPH0772124B2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61043336A JPH0772124B2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62198611A JPS62198611A (ja) | 1987-09-02 |
| JPH0772124B2 true JPH0772124B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=12660993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61043336A Expired - Fee Related JPH0772124B2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772124B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
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|---|---|---|---|---|
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| US6042812A (en) * | 1996-11-26 | 2000-03-28 | The Procter & Gamble Company | Flavor systems for oral care products |
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| JP4944309B2 (ja) * | 2001-05-18 | 2012-05-30 | 花王株式会社 | 歯周病による炎症の改善治療剤 |
| JP2003048827A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-21 | Kao Corp | 口腔用組成物 |
| WO2006112961A2 (en) * | 2005-03-03 | 2006-10-26 | Takasago International Corp. (Usa) | Synergistic salivation components |
| JP2007091706A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-04-12 | Kao Corp | バイオフィルム抑制剤 |
| CN102215813B (zh) | 2008-11-19 | 2014-01-08 | 花王株式会社 | 除去在牙齿表面生成的固形生成物的方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| GB2098476B (en) * | 1981-05-13 | 1984-10-31 | Colgate Palmolive Co | Flavoured aqueous oral composition |
| US4357318A (en) * | 1981-07-31 | 1982-11-02 | Richardson-Vicks Inc. | Dentifrices with improved soluble fluoride availability |
| JPS59175410A (ja) * | 1983-03-26 | 1984-10-04 | Kanebo Shokuhin Kk | 抗齲蝕性組成物 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP61043336A patent/JPH0772124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62198611A (ja) | 1987-09-02 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |