JPH0771982A - アブソリュートエンコーダ - Google Patents

アブソリュートエンコーダ

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JPH0771982A
JPH0771982A JP5242044A JP24204493A JPH0771982A JP H0771982 A JPH0771982 A JP H0771982A JP 5242044 A JP5242044 A JP 5242044A JP 24204493 A JP24204493 A JP 24204493A JP H0771982 A JPH0771982 A JP H0771982A
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Yasushi Ono
康 大野
Tadashi Horikawa
正 堀川
Toru Morita
徹 森田
Yuji Yamazaki
雄二 山崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 絶対位置変換のためのROMの容量が小さく
且つ変換所要時間のばらつきが少ないアブソリュートエ
ンコーダを提供する。 【構成】 符号表示手段1のパターン情報を読み取りデ
ィジタル信号に変換する検出手段2の出力はセレクタ4
を介してシフトレジスタ3のLSB側に接続されまた、
シフトレジスタ3のデータは、排他的論理和出力回路5
に入力され、その出力はセレクタ4を介してシフトレジ
スタ3のLSBに接続される。さらに、シフトレジスタ
3のパラレル出力はROM7に接続され、ROM7のパ
ラレル出力は減算回路9に接続される。セレクタ4およ
びシフトレジスタ3は、コントローラ6によって制御さ
れ、コントローラ6の出力はカウンタ8に接続され、カ
ウンタ8のパラレル出力は減算回路9に接続される。減
算回路9も、コントローラ6によって制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアブソリュートエンコー
ダに関し、特にアブソリュートパターンから絶対位置へ
の変換手段に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば最大周期系列(M系列)のアブ
ソリュートパターンから絶対位置へ変換する従来のアブ
ソリュートエンコーダとして、特開昭57−17521
1号公報および特開昭63−231215号公報に開示
のアブソリュートエンコーダがある。特開昭57−17
5211号公報に開示のアブソリュートエンコーダで
は、絶対位置変換手段としてROMを用い、検出した各
アブソリュート信号から直接その検出位置の絶対位置を
求めている。換言すれば、検出データから絶対位置に変
換するルックアップテーブルであるROMを用いて、絶
対位置を表すすべての検出位置で絶対位置変換可能にな
るようにしていた。
【0003】一方、特開昭63−231215号公報に
開示のアブソリュートエンコーダでは、参照Mコード発
生回路をクリアした後、1クロックパルスを入力する毎
に符号板の回転位置(θ)に対応するMコード(m)に
なるまで順次異なるMコードを出力する。参照Mコード
発生回路から回転位置(θ)に対応するMコード(m)
が出力された時、そのMコード(m)が出力されるまで
に入力したクロックパルス数をカウンタで計数すること
により、そのMコード(m)が回転位置(θ)に対応す
ることがわかるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のア
ブソリュートエンコーダでは、絶対位置変換をROMで
行うか、あるいはパターン発生回路で行っていた。すべ
ての位置について絶対位置変換をROMで行う前者の場
合、アブソリュートエンコーダのパルス数(最小読取単
位の数)の増加に伴いROMの容量が増加する。たとえ
ば、2n パルスが2n+1 パルスになるとROMの容量は
2・(n+1)/n倍となる。このため、アブソリュー
トエンコーダの回路をゲートアレイ等のセミカスタムI
Cで作成すると、セミカスタムICのゲート数のほとん
どを絶対位置変換のためのROM部分に使用されてしま
い、エンコーダの制御部として使用することができなく
なる等、セミカスタムICを効率的に使用することがで
きないという不都合があった。
【0005】また、絶対位置変換をパターン発生回路で
行う後者の場合、アブソリュートパターンによって、す
なわち基準位置と検出位置との位置関係に依存して、絶
対位置変換に要する時間のばらつきが大きい。たとえば
クロック1MHzで2048パルスのアブソリュートエ
ンコーダでは、所要時間は最小1μsで最大2.048
msとなる。したがって、アブソリュートエンコーダを
使用してモータ等を制御する場合、所要時間差が大きす
ぎて安定な制御をすることが困難であるという不都合が
あった。本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので
あり、絶対位置変換のためのROMの容量が小さく且つ
絶対位置に変換する所要時間のばらつきが少ないような
アブソリュートエンコーダを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、1つの絶対値が所定数のビット
パターンから表され、複数の前記所定数のビットパター
ンを有するアブソリュートパターンが形成された符号板
と、前記符号板に対して相対移動し、前記所定数のビッ
トパターンに対応してそれぞれ配置される複数の検出素
子を有し、前記アブソリュートパターンを読み取ってビ
ットパターン信号を出力する検出手段と、複数の前記ビ
ットパターンに対応する複数の前記ビットパターン信号
のうち、特定のビットパターンに対応する特定ビットパ
ターン信号だけを前記絶対値に変換可能にする絶対値変
換手段と、前記検出手段が読み取った前記ビットパター
ン信号が前記絶対値変換手段で変換可能な前記特定ビッ
トパターン信号になるまで、前記ビットパターン信号を
変更するパターン信号変更手段と、変換可能な前記ビッ
トパターン信号と、前記パターン信号変更手段における
変更回数とに基づいて、前記検出手段に対する前記符号
板の位置情報を演算する演算手段とを備えていることを
特徴とするアブソリュートエンコーダを提供する。
【0007】好ましい態様によれば、前記パターン信号
変更手段は、前記ビットパターン信号を前記アブソリュ
ートパターンに形成されたパターン配列順に変更する。
また、前記絶対位置手段は、前記ビットパターンの任意
の桁数により、前記ビットパターンが変換可能か否かを
判定する判定手段を備えているのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明のアブソリュートエンコーダでは、アブ
ソリュートパターンの対応する位置から2進数数列から
なるアブソリュート信号(以下、単に「パターン」とい
う)を検出する。ここで、複数の特定のパターンだけは
絶対位置変換手段により絶対位置に直接変換可能なよう
に構成されている。まず、検出したパターンが絶対位置
変換手段において絶対位置に直接変換可能か否かを判定
する。もし、変換可能であれば、その変換した絶対位置
をもって検出位置の絶対位置とすることができる。
【0009】逆に、変換不可能であれば、検出パターン
をパターン発生回路の初期値とし、アブソリュートパタ
ーンに沿って所定の方向に1つずつシフトしたパターン
をクロック信号に同期して順次発生させる。このよう
に、発生した各パターンが絶対位置変換手段において絶
対位置に直接変換可能か否かを判定しながらこの動作を
繰り返す。やがて、発生パターンが上述の変換可能な特
定パターンのうちの1つに一致したところで、この変換
可能なパターンに相当する絶対位置が求まり、その絶対
位置と変更回数とを演算することにより、たとえば加減
算等の演算により検出位置の絶対位置を最終的に求める
ことができる。なお、減算によるか加算によるかは、シ
フト方向に依存する。
【0010】このように、本発明のアブソリュートエン
コーダでは、すべての検出位置において直接絶対位置変
換可能ではなく、ある特定の検出位置においてのみ直接
絶対位置変換可能である。したがって、直接絶対位置変
換可能なパターンの数を適宜限定することにより、RO
Mの容量を所望の範囲に抑えることが可能になる。ま
た、検出位置の絶対位置を求めるのに要する最大時間
は、絶対位置変換可能なパターンの間隔に依存する。換
言すれば、直接絶対位置変換可能なパターンの数を適宜
確保し、その間隔を実質的に等間隔にすれば絶対位置に
変換する所要時間のばらつきを所望範囲に抑えることが
可能である。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1の実施例にかかるアブソリ
ュートエンコーダの構成を概略的に示すブロック図であ
る。また、図2は、X5 +X3 +X0 の生成多項式によ
り発生したアブソリュートパターンであり、5次のM系
列(最大周期系列)パターンにおいて0が4つ連続した
部分に0を1つ挿入したパターンである。換言すれば、
図2のアブソリュートパターンは25 =32個の2進数
からなる数列であり、32個の読み取りパターンが可能
である。
【0012】図1のアブソリュートエンコーダは、図2
のアブソリュートパターンが形成された符号表示手段1
を備えている。なお図1では、図2のアブソリュートパ
ターンの一部だけが示されている。符号表示手段1は、
たとえば光学式の場合には遮光が1で透過が0というよ
うに2値化されたパターンを有する。図示のアブソリュ
ートエンコーダはさらに、符号表示手段1のパターン情
報を読み取りディジタル信号に変換する(2値化する)
ための検出手段2を備えている。検出手段2は、たとえ
ばフォトダイオードアレイのような5個の検出素子によ
って構成され、検出手段2の出力はセレクタ4を介して
シフトレジスタ3のLSB側に接続されている。
【0013】また、シフトレジスタ3のMSBのデータ
および21 のデータは、排他的論理和出力回路5に入力
され、その出力はセレクタ4を介してシフトレジスタ3
のLSBに接続されている。さらに、シフトレジスタ3
のパラレル出力はROM7に接続され、ROM7のパラ
レル出力は減算回路9に接続されている。セレクタ4お
よびシフトレジスタ3は、コントローラ6によって制御
されるように構成されている。一方、コントローラ6の
出力はカウンタ8に接続され、カウンタ8のパラレル出
力は減算回路9に接続されている。減算回路9も、コン
トローラ6によって制御されるように構成されている。
【0014】なお、ROM7では、32個の読み取りパ
ターン信号のうち図3に示す8種類の5ビット数列パタ
ーン信号について絶対位置変換が直接可能なように構成
されている。換言すれば、ROM7において図中左側に
示す8種類の5ビット数列パターン信号の変換データが
絶対位置変換可能であり、それぞれ図中右側に示す絶対
位置に変換される。また、シフトレジスタ3では、検出
した5ビット数列パターンから図1中1ビットずつ右方
向にシフトした5ビット数列パターンをクロックに同期
して順次発生させることができるようになっている。
【0015】以上のように構成された本実施例のアブソ
リュートエンコーダの動作を具体的に説明する。符号表
示手段1のアブソリュートパターンのうち、検出手段2
の5つの検出素子が対向するパターン部分が読み取られ
2値化される。次いで、検出手段2の検出データ、すな
わちMSB側から検出データ10111の2進数数列
が、コントローラ6の指示によりセレクタ4を介してシ
フトレジスタ3に入力される。さらに詳細には、検出手
段2の図中左側すなわちMSB側のデータから順に、シ
フトレジスタ3にMSB側よりロードされる。こうし
て、シフトレジスタ3には図中右側(MSB側)から検
出データ10111が入力されたことになる。
【0016】シフトレジスタ3からパラレル出力される
検出データ10111(LSB)はROM7のアドレス
バスに入力されるとともに、コントローラ6は出力線6
−1を介してカウンタ8をクリアする。ROM7では、
入力された5ビット数列パターン信号が絶対位置に直接
変換可能であるか否かを判定する。すなわち、アドレス
バスの検出データ10111が図3の左側の変換可能パ
ターンに一致しているか否かを調べる。この検出データ
10111は、図3に示すように、ROM7において絶
対位置変換可能ではない。したがって、ROM7はコン
トローラ6に絶対位置変換不可能信号Lを出力する。
【0017】ROM7より絶対位置変換不可能信号Lを
受けたコントローラ6は、出力線6−2を介してセレク
タ4を切り換え、排他的論理和出力回路5で生成したシ
フトレジスタ3のMSBのデータと21 のデータとの排
他的論理和をセレクタ4を介してシフトレジスタ3のL
SBに入力させる。この場合、MSBのデータは1であ
り、21 のデータは1であるから排他的論理和出力回路
5で生成される排他的論理和は0である。したがって、
シフトレジスタ3においてLSBのデータは0になり、
残りのデータは1つずつMSB側にシフトし、最終的に
MSB側から01110となる。コントローラ6はま
た、出力線6−3を介してシフトレジスタ3およびカウ
ンタ8にクロック信号を出力する。
【0018】このように1個目のクロックで、シフトレ
ジスタ3が発生する発生データは01110になる。ま
た、上述の動作を繰り返すことによりシフトレジスタ3
が発生する発生データは、2個目以降のクロックに同期
して、11101、11011、10110と変化す
る。この発生データの変化は、図1のアブソリュートパ
ターンにおいて検出データ10111から図中右方向に
1ビットずつシフトするパターン変化と一致している。
【0019】上記パターン変化において、1個目乃至3
個目のクロックに同期してシフトレジスタ3が発生する
発生データ01110、11101および11011は
ROM7において絶対位置変換可能ではない。一方、4
個目のクロックに同期してシフトレジスタ3が発生する
発生データ10110は絶対位置変換可能であるため、
ROM7はコントローラ6に絶対位置変換可能信号Hを
出力する。このとき、ROM7は、変換可能な発生デー
タ10110の絶対位置情報aの値01011(図3の
4行目参照)すなわち十進数で11をデータバスを介し
て減算回路9に出力する。
【0020】一方、カウンタ8にはシフトレジスタ3を
シフトさせた回数である4がカウントされている。カウ
ントした値4は、変換可能なパターンが検出データ10
111から4ビット分だけ図中右側に位置移動している
こと、すなわち絶対位置変換可能パターンの検出位置に
対する相対位置情報kを示している。カウンタ8のカウ
ントは、減算回路19に入力される。ROM7からの絶
対位置情報a=11およびカウンタ8からの相対位置情
報k=4を受けて、減算回路9はa−k=4を算出して
検出データ10111に相当する絶対位置を最終的に求
める。なお、所要のパターン変更回数を平均化するため
に、変換可能な特定ビットパターン信号に対応する絶対
位置は、なるべく等間隔であるのが好ましい。
【0021】図6は、本発明の第2の実施例にかかるア
ブソリュートエンコーダの構成を概略的に示すブロック
図である。第2の実施例は第1の実施例と同様の構成を
有するが、基本的に相違するのは第2実施例ではROM
17がNOR回路10を内蔵している点と、特例絶対位
置変換回路20および選択回路11が付設されている点
である。図6において、図1の構成要素と対応する構成
要素には同じ参照符号を付している。
【0022】さらに詳細には、シフトレジスタ3のMS
B側の2つのデータはROM17のNOR回路10に接
続されている。一方、シフトレジスタ3の出力は特例絶
対位置変換回路20を介して選択回路11に接続されて
いる。また、選択回路11の入力には、減算回路9のパ
ラレル出力が接続されている。なお、第2実施例のRO
M17において絶対位置に変換可能なパターン信号およ
びその絶対位置は、図4に示すとおりである。図示のよ
うに、第2実施例では、MSB側より00で始まる8種
類のパターン信号が変換可能である。
【0023】以上のように構成された第2の実施例のア
ブソリュートエンコーダの動作を具体的に説明する。符
号表示手段1のアブソリュートパターンのうち、検出手
段2の5つの検出素子が対向するパターン部分が読み取
られ2値化される。次いで、検出手段2の検出データ、
すなわちMSB側から検出データ10111の2進数数
列が、コントローラ6の指示によりセレクタ4を介して
シフトレジスタ3に入力される。具体的には、検出手段
2の図中左側すなわちMSB側のデータから順に、シフ
トレジスタ3にMSB側よりロードされる。こうして、
シフトレジスタ3には図中右側(MSB側)から検出デ
ータ10111が入力されたことになる。
【0024】シフトレジスタ3からパラレル出力される
検出データ10111がROM17のアドレスバスに入
力されるとともに、コントローラ6は出力線6−1を介
してカウンタ8をクリアする。ROM17のアドレスバ
スの検出データのMSB側の2つのデータがともに0、
すなわちパターンがMSB側より00で始まる場合のみ
NOR回路10の出力信号はHになり、その他の場合に
はNOR回路10の出力信号はLになる。このように、
NOR回路10の出力信号HはROM17において絶対
位置変換が可能であることを示す信号であり、出力信号
Lは絶対位置変換が不可能であることを示す信号であ
る。
【0025】最初のアドレスバスの検出データ1011
1においてMSB側の2ビットは00ではないから、こ
の検出データ10111は、図4にも示すように、RO
M17において絶対位置変換可能ではない。したがっ
て、NOR回路10はコントローラ6に絶対位置変換不
可能信号Lを出力する。NOR回路10より絶対位置変
換不可能信号Lを受けたコントローラ6は、出力線6−
2を介してセレクタ4を切り換え、排他的論理和出力回
路5で生成したシフトレジスタ3のMSBのデータと2
1 のデータとの排他的論理和をセレクタ4を介してシフ
トレジスタ3のLSBに入力させる。この場合、MSB
のデータは1であり、21 のデータは1であるから排他
的論理和出力回路5で生成される排他的論理和は0であ
る。
【0026】コントローラ6はまた、出力線6−3を介
してシフトレジスタ3およびカウンタ8にクロック信号
を出力する。このように1個目のクロックで、シフトレ
ジスタ3が発生する発生データは01110になる。ま
た、上述の動作を繰り返すことによりシフトレジスタ3
が発生する発生データは、2個目以降のクロックに同期
して、11101、11011、10110、0110
0、11000、10001、00011と変化する。
この発生データの変化は、図1のアブソリュートパター
ンにおいて検出データ10111から図中右方向に1ビ
ットずつシフトするパターン変化と一致している。
【0027】上記パターン変化において、1個目乃至7
個目のクロックに同期してシフトレジスタ3が発生する
発生データ01110、11101、11011、10
110、01100、11000および10001はと
もに00から始まるパターンではないため、ROM7に
おいて絶対位置変換可能ではない。一方、8個目のクロ
ックに同期して発生する発生データ00011は00か
ら始まるパターンで絶対位置変換可能であるため、NO
R回路10はコントローラ6に絶対位置変換可能信号H
を出力する。このとき、ROM17は、変換可能な発生
データ00011の絶対位置情報aの値01111(図
4の5行目参照)すなわち十進数で15をデータバスを
介して減算回路9に出力する。
【0028】一方、カウンタ8にはシフトレジスタ3を
シフトさせた回数である8がカウントされている。カウ
ントした値8は、変換可能なパターンが検出データ10
111から8ビット分だけ図中右側に位置移動している
こと、すなわち絶対位置変換可能パターン00011の
検出位置に対する相対位置情報kを示している。カウン
タ8のカウントは、減算回路9に入力される。ROM1
7からの絶対位置情報a=15およびカウンタ8からの
相対位置情報k=8を受けて、減算回路9はa−k=7
を算出して検出データ10111に相当する絶対位置を
最終的に求める。
【0029】ところで、角度をディジタル符号に変換す
るロータリ型のアブソリュートエンコーダの場合には、
アブソリュートパターンにM系列パターンを用いると、
最小読取単位数が(2n −1)になる。このため、0が
(n−1)個連続する部分に0を1個挿入して2n パル
スのアブソリュートパターンを形成するのが普通であ
る。その結果、たとえば上述の2つの実施例において、
シフトレジスタ3に検出もしくは発生データとして00
000が入力されると、この特殊なデータ00000か
ら次にシフトすべき発生データを発生させることができ
なくなる。換言すれば、シフトレジスタ3のデータが0
0000になると次に発生させる発生データも0000
0になってしまう。
【0030】また、データ00000の1パルス前のデ
ータ10000がシフトレジスタ3に入力されると、発
生するのは次のデータ00000ではなくその次のデー
タ00001になってしまう。換言すれば、データ00
000を飛び越えるため、最終的に絶対位置がずれてし
まう。このように、シフトレジスタ3にデータ0000
0または1パルス前のデータ10000が入力すると、
シフト方向において次に発生すべきパターンを生成する
ことができない。したがって、実施例1では、この2つ
のパターンをROM7において絶対位置変換することが
できるようにしている。一方、実施例2では、データ0
0000はROM17において絶対位置変換可能である
が、データ10000はMSB側から00で始まるパタ
ーンではないため、絶対位置変換が不可能である。
【0031】このため、実施例2ではデータ10000
に対する絶対位置変換を特別に行う手段として特例絶対
位置変換回路20を設け、図5に示す絶対位置変換を行
うようにしている。すなわち、データが10000の場
合、特例絶対位置変換回路20は例外処置として組み合
わせ回路等により絶対位置変換を行い対応する絶対位置
の値11111を選択回路11に出力する。MSB側か
ら00で始まるパターンを絶対位置変換可能にしたの
は、必ずデータ00000を絶対位置変換可能にしてあ
るので、もし、MSB側から00以外のたとえば01で
始まるデータを絶対位置変換可能にした場合、パターン
発生回路ではデータ00000を作れないため、読み取
った検出データが00000の場合に絶対位置変換が不
可能になってしまうからである。
【0032】したがって、01で始まるデータを絶対位
置変換可能にした場合、検出データ00000に対し
て、例外処置で絶対位置変換を行う必要が生じてしま
い、回路構成が複雑になってしまう。上述の例外処置を
回避するためには、シフトレジスタ3にデータ1000
0が入力された場合またはシフトレジスタ3においてデ
ータ10000が発生した場合に、シフト方向を逆にす
る必要がある。具体的には、シフトレジスタ3のLSB
のデータと21 のデータとの排他的論理和をシフトレジ
スタ3のMSBに入力すればよい。
【0033】図7に、第1の実施例のROM7における
絶対位置変換を行う組み合わせ回路の構成を示す。図示
の組み合わせ回路において、図中左側の入力は上から順
にX4、X3、X2、X1およびX0であり、右側の入
力は上から順にY4、Y3、Y2、Y1、Y0およびE
Qである。ここで、X4乃至X0は図3において左側に
示す変換可能なパターンのMSB側からのデータにそれ
ぞれ対応している。一方、Y4乃至Y0は図3において
右側に示す変換可能なパターンの絶対位置を示す2進数
数列のMSB側からのデータにそれぞれ対応している。
また、EQは、絶対位置変換可能信号Hまたは絶対位置
変換不可能信号Lに対応している。
【0034】なお、上述の実施例では、M系列アブソリ
ュートパターンを例にとって本発明を説明したが、他の
一般的なアブソリュートパターンについても本発明を適
用することができることは明らかである。また、上述の
実施例では、5次のM系列アブソリュートパターンを例
にとって本発明を説明したが、さらに高次のアブソリュ
ートパターンについても本発明を適用することができる
ことは明らかである。さらに、第2実施例では、特異デ
ータ00000の一方の側に隣接するデータ10000
について絶対位置変換可能としたが、他方の側に隣接す
るデータ00001について絶対位置変換可能としても
よいし、隣接する双方のデータ10000および000
01をともに絶対位置変換可能としてもよい。さらに、
絶対位置変換可能なパターンは等間隔でなくてもよく、
少なければ少ないほどROMの容量を小さくすることが
できる。
【0035】
【効果】以上説明したように、本発明のアブソリュート
エンコーダでは、アブソリュートパターンから絶対位置
に変換するルックアップテーブルであるROMの容量を
1/4以下に大幅に減少させることができるとともに、
絶対位置変換所要時間も10μs程度と短くすることが
可能である。したがって、本発明により、小型でコスト
的に有利なアブソリュートエンコーダを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかるアブソリュート
エンコーダの構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】M系列アブソリュートパターンの一例を示す図
である。
【図3】図1のROMにおいて絶対位置変換可能な5ビ
ットパターンおよび対応する絶対位置を示す図である。
【図4】図6のROMにおいて絶対位置変換可能な5ビ
ットパターンおよび対応する絶対位置を示す図である。
【図5】第2の実施例において特例処置として行う絶対
位置変換の内容を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例にかかるアブソリュート
エンコーダの構成を概略的に示すブロック図である。
【図7】第1の実施例のROMにおける絶対位置変換を
行う組み合わせ回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 符号表示手段 2 検出手段 3 シフトレジスタ 4 セレクタ 5 排他的論理和出力回路 6 コントローラ 7 ROM 8 カウンタ 9 減算回路 10 NOR回路 11 選択回路 20 特例絶対位置変換回路
フロントページの続き (72)発明者 山崎 雄二 神奈川県横浜市栄区長尾台町471番地 株 式会社ニコン横浜製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの絶対値が所定数のビットパターン
    から表され、複数の前記所定数のビットパターンを有す
    るアブソリュートパターンが形成された符号板と、 前記符号板に対して相対移動し、前記所定数のビットパ
    ターンに対応してそれぞれ配置される複数の検出素子を
    有し、前記アブソリュートパターンを読み取ってビット
    パターン信号を出力する検出手段と、 複数の前記ビットパターンに対応する複数の前記ビット
    パターン信号のうち、特定のビットパターンに対応する
    特定ビットパターン信号だけを前記絶対値に変換可能に
    する絶対値変換手段と、 前記検出手段が読み取った前記ビットパターン信号が前
    記絶対値変換手段で変換可能な前記特定ビットパターン
    信号になるまで、前記ビットパターン信号を変更するパ
    ターン信号変更手段と、 変換可能な前記ビットパターン信号と前記パターン信号
    変更手段における変更回数とに基づいて、前記検出手段
    に対する前記符号板の位置情報を演算する演算手段と、 を備えていることを特徴とするアブソリュートエンコー
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記パターン信号変更手段は、前記ビッ
    トパターン信号を前記アブソリュートパターンに形成さ
    れたパターン配列順に変更することを特徴とする請求項
    1に記載のアブソリュートエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記絶対位置手段は、前記ビットパター
    ンの任意の桁数により、前記ビットパターンが変換可能
    か否かを判定する判定手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載のアブソリュートエンコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013172561A2 (ko) * 2012-05-15 2013-11-21 한국표준과학연구원 절대 위치 측정 방법, 절대 위치 측정 장치, 및 스케일

Cited By (2)

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WO2013172561A2 (ko) * 2012-05-15 2013-11-21 한국표준과학연구원 절대 위치 측정 방법, 절대 위치 측정 장치, 및 스케일
WO2013172561A3 (ko) * 2012-05-15 2014-01-03 한국표준과학연구원 절대 위치 측정 방법, 절대 위치 측정 장치, 및 스케일

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