JPH077193B2 - ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラ−写真感光材料

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JPH077193B2
JPH077193B2 JP62026889A JP2688987A JPH077193B2 JP H077193 B2 JPH077193 B2 JP H077193B2 JP 62026889 A JP62026889 A JP 62026889A JP 2688987 A JP2688987 A JP 2688987A JP H077193 B2 JPH077193 B2 JP H077193B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、カラ
ー感光材料という)に関し、詳しくは形成される黄色色
素画像の光堅牢性および鮮鋭性が改良され、かつ該黄色
色素画像の最大濃度を低下させることのない多層カラー
感光材料に関する。
〔発明の背景〕
発色現像により黄色色素画像を形成するカプラー(以
下、イエローカプラーという)の骨格構造としては、近
年、一般的なカラー感光材料においてはベンゾイルアセ
トアニリド類よりもピバロイルアセトアニリド類が主流
を占めている。これは、主としてピバロイルアセトアニ
リド類の方がベンゾイルアセトアニリド類に比べて色素
の堅牢性に優れるからである。しかしながら、ピバロイ
ルアセトアニリド類から形成される黄色色素でさえも、
画像保存性に対する社会的要求を十分満足させる堅牢性
は有していない。
このような黄色色素の光堅牢性を改良する技術の1つと
しては、黄色色素が特に紫外線に対して光堅牢性が劣る
ことから、紫外線吸収剤を感光材料の中間層などに含有
させる方法が広く行われている。これらの紫外線吸収剤
は、米国特許3,253,921号、特公昭36−10466号、同48−
5496号、同48−41572号、特開昭50−87326号等に記載さ
れているように、2−(2−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール系化合物が知られている。しかし、これ
ら紫外線吸収剤を乳化分散してカラー感光材料に用いる
場合に、化合物の有機溶媒に対する溶解度が低いため結
晶が析出して製造工程や写真特性に悪影響を及ぼすだけ
でなく、紫外光に対しては保護できても可視光による褪
色の防止には何ら効果を示さないので、ある添加量以上
の使用は殆ど意味がない。
一方、前記色素の堅牢性を向上させるために、発色した
色素の環境に褪色防止剤を存在させる方法もよく知られ
ており、特公昭48−31256号、同48−31625号にはビスフ
ェノール類、米国特許3,432,300号、同2,574,627号には
6−ヒドロキシクロマン類、特公昭49−20977号には6,6
−ジヒドロキシ−2,2′−スピロビクロマン類、特公昭5
6−24257号にはハイドロキノン誘導体および特開昭54−
48535号には4−ヒドロキシ安息香酸エステル類を用い
ることが提案されている。しかしながら、これらの化合
物はマゼンタ色素の光堅牢性改良には効果を示すが、黄
色色素に対しては全く効果がないばかりか、逆に光褪色
を促進するものさえある。また、特開昭55−65954号に
開示されるヒンダードアミン類は、有機溶媒への溶解性
が低いため製造工程ばかりか諸特性にも悪影響を及ぼ
す。また特開昭55−103551号には弱水溶性高沸点有機溶
媒とピバロイル型イエローカプラーの組合せにより黄色
色素画像の光堅牢性を改良する方法が提案されている
が、センシトメトリー特性上、軟調化を伴うという欠点
があった。更に、特開昭59−160143号には高沸点有機溶
媒の重量比を1.0以下で使用する技術が示されている
が、0.1〜0.8の範囲で特異的に向上すると記載され、そ
れ以下の比率での使用に関しては何らの示唆もない。
また、カラー感光材料の画質を向上させるための一環と
して鮮鋭性の改良研究も数多くなされている。鮮鋭性向
上には乳剤層の膜厚を薄くすることが特に有効である
が、乳剤中のゼラチンをできるだけ少なくする必要があ
る。しかし、ゼラチン削減によって発汗と呼ばれる好ま
しくない現象が起こり易く、ゼラチンの減量には限界が
ある。
ここで発汗とは、感光材料が高湿下に置かれた場合に高
沸点有機溶媒等の油状成分が感光材料表面に離漿する現
象をいう。
本発明者らは種々検討を重ねた結果、黄色色素画像の耐
光性は高沸点有機溶媒とピバロイルアセトアニリド型イ
エローカプラーの重量比(以下、HBS/COUPLERで表す)
を0.1未満にすることで飛躍的に改良されることを見い
だした。この技術を用いると高沸点有機溶媒の使用量が
減るので、油状成分とゼラチンの重量比を一定にしたま
ま乳剤層中のゼラチンを減量でき、鮮鋭性をも同時に改
良することが可能になった。しかし、この技術を一般的
なカラーネガフィルムやカラーペーパーに適用すると色
素の最大濃度を低下させることが判った。
〔発明の目的〕
従って、本発明の目的は、黄色色素画像の光堅牢性およ
び鮮鋭性が著しく改良され、しかも黄色色素の最大濃度
を低下させないカラー感光材料を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明者らは鋭意研究の結果、上記の黄色色素の最大濃
度低下の原因は現像処理条件(発色現像液のpH)と深い
関係があり、pH11以上の発色現像液で処理することによ
りHBS/COUPLERが0.1以上の感光材料と同等の最大濃度が
得られることを見い出し本発明を為すに至った。
すなわち、本発明の目的は、下記一般式〔I〕で表され
るイエローカプラーおよび高沸点有機溶媒を含むハロゲ
ン化銀乳剤層を少なくとも1層有するカラー感光材料に
おいて、該高沸点有機溶媒とイエローカプラーの重量比
が、0.1未満であり、かつpHが11以上の発色現像液で処
理されるカラー感光材料によって達成された。
一般式〔I〕 式中、Rは置換基を表し、Zは発色現像主薬との反応に
より離脱しうる基を表す。nは0〜3の整数を表し、n
が2以上の時、複数のRは同じであっても異なっていて
もよい。
以下、本発明をより具体的に説明する。
本発明において前記一般式〔I〕で表されるイエローカ
プラーにおいて、Rはベンゼン環に置換しうる1価の置
換基を表すが、具体的にはハロゲン原子(例えば塩素、
弗素原子等)、アルキル基(例えばメチル、エチル、i
−プロピル、ブチル、t−ブチル、オクチル、ドデシ
ル、オクタデシル基等)、アルコキシ基(例えばメトキ
シ、エトキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、ヘキシルオ
キシ、ドデシルオキシ、ヘキサデシルオキシ基等)、ア
ルキルカルボアミド基(例えばアセトアミド、ピバロイ
ルアミド、ラウロイルアミドγ−(2,4−ジ−t−アミ
ルフェノキシ)ブタンアミド、α−(p−ジメチルアミ
ノスルホンアミドフェノキシ)テトラデカンアミド基
等)、アリールカルボアミド基(例えばベンズアミド、
3−クロロ−4−ドデシルオキシベンズアミド、m−
(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)カルボニルベンズ
アミド基等)、アルキルスルホンアミド基(例えばメタ
ンスルホンアミド、エトキシエタンスルホンアミド、ド
デカンスルホンアミド、γ−(2,4−ジ−t−アミルフ
ェノキシ)プロパンスルホンアミド基等)、アリールス
ルホンアミド基(例えばベンゼンスルホンアミド、m−
クロロベンゼンスルホンアミド、m−ラウロイルアミド
ベンゼンスルホンアミド基等)、アルキルアミノまたは
ジアルキルアミノスルホニル基(例えばメチルアミノス
ルホニル、ジエチルアミノスルホニル基等)、アルコキ
シカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、t−ブト
キシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル、1−ドデ
シルオキシカルボニルエトキシカルボニル基等)、アリ
ールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニ
ル、p−t−オクチルフェノキシカルボニル、2,4−ジ
−t−アミルフェノキシカルボニル基等)、アリールス
ルホニル基(例えばp−ベンジルオキシフェニルスルホ
ニル基等)、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基等を挙
げることができる。
これらの置換基の中、アルキル基を含む基のアルキル部
分は炭素原子数が1〜20であることが好ましい。
Zは発色現像主薬との反応により離脱しうる基(スプリ
ットオフ基)を表すが、このスプリツトオフ基は当業者
においてよく知られている。すなわち、カプラーの反応
性をコントロールすることができ、またカプラーから離
れた後、現像抑制、漂白促進、色補正等の機能を果たす
ことにより、含有層または他の層に有利な影響を及ぼす
ことができる。これらの基の代表例として、ハロゲン原
子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリールチオ
基、5〜6員の含窒素複素環基等が挙げられるが、好ま
しくは以下の一般式〔II〕〜〔V〕で示される。
一般式〔II〕 −OR1 R1は置換されてもよいアリール基または複素環基を表
す。
R2およびR3は各々、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニ
ル基、アルキルスルフィニル基、アルコキシカルボニル
基、カルボキシ基、スルホ基、アミノ基、置換されても
よいアリール基または複素環基を表し、これらの基は同
じでも異なってもよい。
一般式〔V〕 W1は4〜6員の含窒素複素環を形成するに必要な非金属
原子を表す。
一般式〔V〕の中で好ましくは〔VI〕〜〔VIII〕が挙げ
られる。
R4およびR5は各々、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基、アリールオキシ基またはヒドロキシ
基を表し、R6,R7およびR8は各々、水素原子、アルキル
基、アリール基、アラルキル基またはアシル基を表し、
W2は酸素原子または硫黄原子を表す。
前記一般式〔I〕において好ましい本発明に係るイエロ
ーカプラーは次の一般式〔IX〕で示される。
一般式〔IX〕 式中、R9は水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基
を表し、中でもハロゲン原子が好ましい。R10,R11およ
びR12は各々、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルケニル基、アルコキシ基、アリール基、カルボキシ
基、アルコキシカルボニル基、カルバミル基、スルホニ
ル基、スルファミル基、アルキルスルホンアミド基、ア
シルアミド基、ウレイド基またはアミノ基を表し、R10
およびR11の少なくとも一方は水素原子である。これら
の中、R10およびR11が共に水素原子であり、R12がアル
コキシカルボニル基、アシルアミド基またはアルキルス
ルホンアミド基であるのが好ましい。Zは前記一般式
〔I〕におけるZと同義の基を表す。
また、前記一般式〔I〕において別の好ましい本発明に
係るイエローカプラーは次の一般式〔X〕で示される。
一般式〔X〕 式中、R13は前記一般式〔IX〕におけるR9と同義の基を
表し、R14,R15およびR16は各々、水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アリ
ール基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、カル
バミル基、スルホニル基、スルファミル基、スルホンア
ミド基、アシルアミド基、ウレイド基またはアミノ基を
表す。これらの中、R14およびR16が共に水素原子である
ことが好ましい。
Zは前記一般式〔I〕におけるZと同義の基を表す。
本発明に用いられる一般式〔I〕で表されるイエローカ
プラー(以下、本発明のカプラーという)の代表的化合
物例を以下に挙げるが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
これらの本発明のカプラーは、例えば西独公開特許2,05
7,941号、同2,163,812号、特開昭50−65231号、同51−3
631号、同51−50734号、特公昭51−10783号、同51−334
10号、同52−25733号、同55−7579号、同55−13023号、
同56−5988号、同56−45135号、同60−8497号等に記載
されている方法に従って合成することができる。
本発明のイエローカプラーは1種で使用しても、2種以
上併用してもよい。その使用量はハロゲン化銀1モル当
り1×10-2〜5×10-1モルが好ましく、より好ましくは
5×10-2〜4×10-1モルの範囲である。
本発明で用いられる高沸点有機溶媒は沸点が160℃以上
の溶媒であり、例えばフタール酸アルキルエステル(ジ
ブチルフタレート、ジオクチルフタレート等)、燐酸エ
ステル(ジフェニルホスフェート、トリフェニルホスフ
ェート、ジオクチルブチルホスフェート、トリクレジル
ホスフェート等)、クエン酸エステル(例えばアセチル
クエン酸トリブチル)、安息香酸エステル(例えば安息
香酸オクチル)、アルキルアミド(例えばジエチルラウ
リルアミド)、脂肪酸エステル類(ジブトキシエチルサ
クシネート、ジオクチルアゼレート等)、フェノール類
(例えば2,4−ジ−t−アミルフェノール)などが挙げ
られる。これらの中、フタール酸エステル、燐酸エステ
ルが好ましく、特に燐酸エステルが好ましい。
本発明においてHBS/COUPLERは0.1未満で効果が得られる
が、より好ましくは0.01〜0.05の範囲である。
本発明のイエローカプラーは写真乳剤中に油溶方式によ
って分散後、添加される。すなわち、カプラーを酢酸エ
チル、酢酸ブチル等の沸点30〜150℃の低沸点有機溶媒
中に溶解した溶液を親水性コロイド(特にゼラチン)水
溶液中に分散する。ここで低沸点有機溶媒は、高沸点有
機溶媒と混合して用いることができる。分散方法には当
業界で通常知られているカプラー分散方法を用いること
ができる。
本発明で用いられる発色現像液としては、pHが11以上で
発色現像主薬(p−アミノフェノール誘導体、p−フェ
ニレンジアミン誘導体)を含む現像液であれば任意の処
方を選択できるが、好ましいpHは11〜13であり、好まし
い発色現像主薬はN−エチル−N−(β−メタンスルホ
ンアミドエチル)−3−メチル−4−アミノアニリン硫
酸塩である。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤としては、
通常のハロゲン化銀の任意のものを用いることができ
る。
該乳剤は、常法により化学増感することができ、また、
増感色素を用いて所望の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、また可塑剤、水不溶性または難溶性合成ポリマー
の分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー感光材料の乳剤層には、カプラーが用いられる。
更に色補正の効果を有している競合カプラーおよび現像
主薬の酸化体とのカップリングによって現像促進剤、漂
白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜
剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤、分光増感剤
および減感剤のような写真的に有用なフラグメントを放
出する化合物を用いることができる。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止剤、イ
ラジェーション防止剤等の補助層を設けることができ
る。これらの層中および/または乳剤層中には現像処理
中に感光材料から流出するが、もしくは漂白される染料
が含有されてもよい。
感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定剤、ホルマリ
ンスカベンジャー、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、界面活
性剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加でき
る。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三
酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて色素画像を得るには、露光
後、通常知られているカラー写真処理を行うことができ
る。
〔実施例〕
以下に本発明の好ましい態様を実施例で具体的に示す
が、本発明はこれらに限定されない。
実施例1 下記表1に示す層構成で単色カラー感光材料試料1〜12
を作成した。
青感性乳剤層に用いるハロゲン化銀乳剤は、平均粒径0.
8μmの沃化銀3モル%を含む沃臭化銀単分散乳剤を下
記構造の増感色素で色増感し、更に、金・硫黄増感剤で
化学増感したものを用い、カプラー分散液は表2に示す
ように変化させた組成のものを用いた。
(増感色素) 表2において、添加量はg/m2で示し、TCPはトリクレジ
ルホスフェート、DBPはジブチルフタレートを表す。
このようにして作成した試料1〜12に対して下記(1)
および(2)の試験を施した。
(1)センシトメトリー特性試験 各試料に白色光を用いてウェッジ露光を与えた後、下記
の現像処理(AおよびB)を行った。得られた黄色色素
像についての結果を表3に示した。
処理工程 現像処理 処理温度 第1現像 6分 38℃(±0.3°) 水 洗 2分 〃 反 転 2分 〃 発色現像 6分 〃 調 整 2分 〃 漂 白 6分 〃 定 着 4分 〃 水 洗 4分 〃 安 定 1分 常 温 乾 燥 上記処理工程に用いた処理液組成は以下の通りである。
第1現像液 テトラポリ燐酸ナトリウム 2g 亜硫酸ナトリウム 20g ハイドロキノン・モノスルホネート 30g 炭酸ナトリウム(1水塩) 30g 1−フェニル−4−メチル−4− ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン 2g 臭化カリウム 2.5g チオシアン酸カリウム 1.2g 沃化カリウム(0.1%溶液) 2ml 水を加えて 1000ml 反 転 液 ニトリロトリメチレンホスホン酸・ 6ナトリウム塩 3g 塩化第1錫(2水塩) 1g p−アミノフェノール 0.1g 水酸化ナトリウム 8g 氷酢酸 15ml 水を加えて 1000ml 発色現像液(pH 11.5) テトラポリ燐酸ナトリウム 2g 亜硫酸ナトリウム 7g 第3燐酸ナトリウム(2水塩) 36g 臭化カリウム 1g 沃化カリウム(0.1%溶液) 90ml 水酸化ナトリウム 3g シトラジン酸 1.5g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル −3−メチル−4−アミノアニリン・硫酸塩 11g エチレンジアミン 3g 水を加えて1000mlとした後pHを調整 調 整 液 亜硫酸ナトリウム 12g エチレンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩) 8g チオグリセリン 0.4ml 氷酢酸 3ml 水を加えて 1000ml 漂 白 液 エチレンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩) 2g エチレンジアミン四酢酸鉄(II) アンモニウム(2水塩) 120g 臭化カリウム 100g 水を加えて 1000ml 定 着 液 チオ硫酸アンモニウム 80g 亜硫酸ナトリウム 5g 重亜硫酸ナトリウム 5g 水を加えて 1000ml 定 着 液 ホルマリン(37重量%) 5ml コニダックス(小西六写真工業株式会社製) 5ml 水を加えて 1000ml 上記処理を現像処理Aとし、発色現像液のpHを10.0に調
整した以外は同一にした処理を現像処理Bとする。
最大濃度は処理A,B共に試料1の濃度を100とした時の相
対値で表した。
(2)色素画像光褪色性試験 現像処理Aで処理された各試料に下記(イ)、(ロ)の
条件で光褪色性試験を施した後、色素残存率〔照射前の
試験の濃度(D0=1.0)に対する照射後の試料の濃度
(D)の百分率(%)〕を測定した。
表3から明らかなように、HBS/COUPLERが0.1未満であ
り、かつpH11以上の発色現像液で処理された本発明に係
る試料は、最大濃度、耐光性のいずれにおいても優れた
結果を示す。また、処理Bの試料についても光褪色性を
確認したところ、処理Aによるものと同様の良好な耐光
性を示した。
実施例2 下引加工したトリアセチルセルロースフィルム支持体上
に、下記組成の各層を支持体側より順次塗布して多層カ
ラー感光材料試料13を作成した。
尚、以下の実施例において増感色素およびカプラーの添
加量は、特に記載のない限りハロゲン化銀1モル当りの
ものを示す。
第1層;ハレーション防止層 紫外線吸収剤−1…0.3g/m2, 紫外線吸収剤−2…0.4g/m2. 高沸点有機溶媒TCP…0.5g/m2, 黒色コロイド銀 …0.24g/m2, ゼラチン …2.7g/m2 第2層;中間層 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン …0.1g/m2, TCP …0.1g/m2 ゼラチン …1.0g/m2 第3層;低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層 平均粒径()0.30μm、AgI 4モル%を含 むAgBrIからなる表面低沃度のコア/シェ ル型単分散乳剤(乳剤I)…銀量0.5g/m2 増感色素−1…6.6×10-4モル 増感色素−2…1.3×10-4モル TCP …0.075g/m2 カプラー−1 …65g ゼラチン …0.9g/m2 第4層;高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層 平均粒径()0.7μm、AgI 3モル%を含 むAgBrIからなる表面低沃度のコア/シェ ル型単分散乳剤(乳剤II)…銀量0.8g/m2 増感色素−1…2.8×10-4 増感色素−2…0.6×10-4 TCP …0.24g/m2 カプラー−1…130g ゼラチン …1.75g/m2 第5層;中間層 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン …0.1g/m2, TCP …0.1g/m2, ゼラチン …0.9g/m2, 第6層;低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層 乳 剤I …銀量1.0g/m2 増感色素−3…6.6×10-4モル 増感色素−4…0.6×10-4モル TCP …0.115g/m2 カプラー−2…50.4g ゼラチン …0.8g/m2 第7層;高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層 乳 剤−II…銀量1.0g/m2 増感色素−3…2.76×10-4モル 増感色素−4…0.23×10-4モル TCP …0.235g/m2 カプラー−2…0.15モル ゼラチン …1.5g/m2 第8層;中間層 第5層と同じ 第9層;イエローフィルター層 黄色コロイド銀…0.1g/m2 ゼラチン …0.9g/m2 TCP …0.1g/m2 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン …0.1g/m2 第10層;低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層 平均粒径()0.6μm、AgI3モル%を含む AgBrIからなる表面低沃度のコア/シェ ル型単分散乳剤(乳剤III)…銀塗0.4g/m2 カプラーY−5…255g TCP …0.019g/m2 ゼラチン …1.3g/m2 第11層;高感度青感性ハロゲン化銀乳剤層 平均粒径()1.0μm、AgI 3モル%を含む AgBrIからなる表面低沃度のコア/シェ ル型単分散乳剤(乳剤IV)…銀量0.5g/m2 カプラ−Y−5…255g TCP …0.024g/m2 ゼラチン …1.35g/m2 第12層;第1保護層 紫外線吸収剤−1…0.3g/m2 紫外線吸収剤−2…0.4g/m2 ゼラチン …1.2g/m2 TCP …0.1g/m2 2,2−ジ−t−オクチルハイドロキノン …0.1g/m2 第13層;第2保護層 平均粒径()0.06μm、AgI 1モル%を含 む非感光性微粒子ハロゲン化銀 …銀量0.3g/m2 ポリメチルメタクリレート粒子 (直径1.5μm) ゼラチン…0.7g/m2および界面活性剤−1 尚、各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤−1や界
面活性剤を添加した。
また、第10層のTCPを0.235g/m2、ゼラチンを1.3g/m
2に、第11層のTCPを0.295g/m2、ゼラチンを1.65g/m2
変えた以外は試料13と同様にして試料14を作成した。
更に、試料14の第10層および第11層のゼラチンを、それ
ぞれ試料13と同じ量にした試料15を作成した。
試料13〜15に白色光を用いてウェッジ露光を与えた後、
実施例1の処理Aと同様の現像処理を行いMTF(Modulat
ion Transfer Function)を測定し、鮮鋭性を評価し
た。また、未現像試料を高温・多湿下に3日間保存して
発汗性を調べた。結果を併せて表4に示す。
(試料を作るのに使用した化合物) 紫外線吸収剤−1 紫外線吸収剤−2 増感色素−1 増感色素−2 増感色素−3 増感色素−4 カプラー1 カプラー2 ゼラチン硬化剤−1 界面活性剤−1 表4から明らかなように、多層カラー感光材料において
も本発明の試料13は発汗性を劣化させることなく鮮鋭性
を改良することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕で表されるイエローカプ
    ラーおよび高沸点有機溶媒を含むハロゲン化銀乳剤層を
    少なくとも1層有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
    において、該高沸点有機溶媒とイエローカプラーの重量
    比が0.1未満であり、かつpHが11以上の発色現像液で処
    理されることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
    材料。 一般式〔I〕 〔式中、Rは置換基を表し、Zは発色現像主薬との反応
    により離脱しうる基を表す。nは0〜3の整数を表し、
    nが2以上の時、複数のRは同じであっても異なってい
    てもよい。〕
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