JPH0771409B2 - 歩行形田植機 - Google Patents

歩行形田植機

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JPH0771409B2
JPH0771409B2 JP61277116A JP27711686A JPH0771409B2 JP H0771409 B2 JPH0771409 B2 JP H0771409B2 JP 61277116 A JP61277116 A JP 61277116A JP 27711686 A JP27711686 A JP 27711686A JP H0771409 B2 JPH0771409 B2 JP H0771409B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は歩行形田植機、詳しくは一つの走行車輪と植
付作業部とを備えた歩行形田植機に関する。
(従来の技術) 従来この種歩行形田植機は、例えば特公昭56-43687号公
報に記載されているごとく、機体の進行方向前部側に原
動機を搭載すると共に、前記機体の中間部位にミッショ
ンケースを介して前記原動機に連動連結される走行車輪
を支持する一方、前記機体の進行方向後部側に、植付爪
や苗載台などから成る植付作業部を配置し、この植付作
業部の後方に操作部を設けており、換言すると前記歩行
形田植機は、機体進行前部側から原動機、ミッションケ
ース、走行車輪、植付作業部、操作部を配置したレイア
ウト構造となっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、以上のごときレイアウト構造とした場合、歩
行形田植機の前後方向長さ、つまり前記原動機から操作
部までの長さが長くなって、旋回時などにおける操作性
の点で問題がある。また前記車輪を中心として前後位置
に、前記原動機やミッションケース及び植付作業部など
の重量物が振分状に配置され、これら各重量物は前記車
輪で支持するのではなく、前記機体の下部前後方向に配
置したフロートで支持するようにしているため、該フロ
ートとして大形のものが必要となって、機体の大形化を
招くばかりか、前記車輪に付与される重量が小となり、
ひいては該車輪の土壌耕盤に対する接地抵抗が小となっ
て、大きな牽引力が得られ難いなどの問題があった。
本発明は以上のごとき問題に鑑みて成したもので、その
目的は、前記各種重量物を前記車輪を中心として左右両
側に振分状に配置したレイアウト構造とすることによ
り、前後方向長さを短縮して操作性を高めることができ
ると共に、走行車輪を中心として前後左右に安定したバ
ランスを得ることができる歩行形田植機を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、図面の実施例に示したごとく、一つの走行車
輪(1)と植付作業部(4)及び操作ハンドル(5)と
を備えた歩行形田植機であって、前記車輪(1)の軸方
向左右両側に、原動機(2)とミッションケース(3)
とを振分状に配置すると共に、前記植付作業部(4)を
前記車輪(1)の軸方向左右両側に配置して、これら植
付作業部(4A)(4B)を、左右に延設する駆動軸(47)
(47)を介して前記ミッションケース(3)内のミッシ
ョン(M)に連動させたことを特徴とするものである。
(作用) しかして前記原動機(2)とミッションケース(3)と
を、前記車輪(1)を中心として軸方向両側に振分状に
配置すると共に、前記植付作業部(4)を前記車輪
(1)の左右両側に配置したレイアウト構造とすること
により、前記原動機(2)とミッションケース(3)及
び植付作業部(4)とを前後方向に配置する従来のもの
と比べて、歩行形田植機の前後方向長さが著しく短縮さ
れると共に、走行車輪(1)を中心として前後左右に安
定したバランスを得ることができるのである。従って、
操向操作性を高めることができると共に、旋回半径を小
さくできて、小回りすることができるのである。
(実施例) 以下本発明にかかる歩行形田植機を図面の実施例によっ
て説明する。
第1図及び第2図において、(K)は歩行形田植機の機
体であって、一つの走行車輪(1)と、原動機(2)
と、該原動機(2)から前記車輪(1)に回転動力を伝
達するミッション(M)を内装したミッションケース
(3)と、土壌に苗を植付ける植付作業部(4)と、前
記機体(K)を操向操作する操作ハンドル(5)と、こ
のハンドル(5)に一体に形成するフレーム(50)の下
方位置に配置されるフロート(6)とから構成されてい
る。
前記車輪(1)は、内周部にボス部(11)を設けると共
に、外周部に矩形状をなす複数のラグ板(12)を設け、
このラグ板(12)と前記ボス部(11)とを複数の支持杆
(13)で連結して成り、前記ボス部(11)に前記機体
(K)の左右横方向に向けて延びる車軸(7)を挿通固
定する一方、該車軸(7)を前記原動機(2)から延び
る出力軸(21)に、前記ミッションケース(3)内のト
ランスミッション(M)を介して連動連結している。
また前記植付作業部(4)は、植付ケース(41)と、該
植付ケース(41)に回転駆動可能に支持された植付爪
(42)と、苗載台(43)と、この苗載台(43)を左右横
方向に移動させる横送り機構(44)を内装した横送りケ
ース(45)とから成り、前記植付ケース(41)に伝達さ
れる前記原動機(2)からの回転動力で、前記植付爪
(42)の回転駆動を行うと共に、前記横送りケース(4
5)内の横送り機構(44)を作動させるようにしてい
る。
更に、前記機体(K)の後方に設けられる操作ハンドル
(5)は、平行状に延びる2本の部材(51)から構成さ
れている。
しかして以上のごとき歩行形田植機において、前記機体
(K)を構成する各部を、次のようなレイアウト構造と
したものである。
即ち、第1図及び第2図で明らかなごとく、前記機体
(K)の中間位置に、前記一つの走行車輪(1)を配置
すると共に、該車輪(1)に設ける前記車軸(7)の左
右両側に、前記原動機(2)とミッションケース(3)
とをそれぞれ振分状に配置するレイアウト構造としたの
である。
また前記ミッションケース(3)の前方側に、前方下方
に延びる伝動ケース(40)を介して機体横方向両側に前
記植付作業部(4)の植付ケース(41)を配置して連結
するのである。即ち、前記植付作業部(4)を左右に2
分割(4A)(4B)して、これら各分割植付作業部(4A)
(4B)を前記伝動ケース(40)の左右両側に配置し、前
記各分割植付作業部(4A)(4B)に前記ミッションケー
ス(3)側から各別に回転動力を伝達するごとくなすの
である。
そして以上のごときレイアウト構造において、前記原動
機(2)から延びる出力軸(21)の回転動力を、前記ミ
ッションケース(3)内のミッション(M)を経て前記
車軸(7)へと伝達し、該車軸(7)を介して前記車輪
(1)を回転駆動させるようになすのである。
具体的には、第3図に詳しく示したごとく、前記車軸
(7)を筒状に形成して、該車軸(7)を前記原動機
(2)から側方に延出される前記出力軸(21)に、相対
回転可能に且つ2重構造となるように挿通支持すると共
に、前記車軸(7)を前記ミッションケース(3)側に
延出させて、この延出部に前記ミッションケース(3)
を相対回転可能に支持する一方、前記車軸(7)から突
出する前記出力軸(21)の端部に、第1駆動プーリ(2
2)を取付ける。
以上のごとく前記車軸(7)を筒状に形成して、該車軸
(7)を前記原動機(2)から側方に延出される前記出
力軸(21)に、2重構造となるように挿通支持して、前
記原動機(2)側から前記ミッションケース(3)側へ
と動力を伝達することにより、動力伝達系を簡素化で
き、しかも前記機体(K)の全体をコンパクトとなし得
るのである。
また、前記ミッションケース(3)に、入力軸(31)
と、前記車軸(7)を駆動するドライブ軸(32)と、2
本の第1,第2中間軸(33)(34)とを、それぞれ前記車
軸(7)と平行に回転可能に支持すると共に、前記入力
軸(31)の軸端に、前記出力軸(21)上の第1駆動プー
リ(22)と対向する第2駆動プーリ(23)を取付け、こ
れら各駆動プーリ(22)(23)間に伝達ベルト(24)を
掛回することにより、該ベルト(24)を介して前記出力
軸(21)の回転動力を、前記ミッションケース(3)の
入力軸(31)に伝達するごとくなす。
更に、前記各軸に前記ミッション(M)を構成する複数
のギヤを設けるのであり、即ち前記入力軸(31)に、1
つのドライブギヤ(DG)と、4つの第1〜第4変速ギヤ
(G1)〜(G4)とを設けると共に、前記第1中間軸(3
3)の軸方向側端に、前記ドライブギヤ(DG)に常時噛
合する第5ギヤ(G5)を遊転可能に取付け、この第5ギ
ヤ(G5)の側方位置に、シフト操作で該ギヤ(G5)に係
合して、前記車輪(1)を前進側と後進側に切換える第
6ギヤ(G6)を設ける一方、前記第1中間軸(33)の他
側端に第7ギヤ(G7)を一体に設ける。
また前記ドライブ軸(32)に、前記第7ギヤ(G7)に常
時噛合する第8ギヤ(G8)を遊転可能に設けると共に、
前記ドライブ軸(32)上で前記第8ギヤ(G8)の側部に
ボールクラッチ(CR)を設け、該クラッチ(CR)の操作
で前記第8ギヤ(G8)と前記ドライブ軸(32)とを一体
に結合するごとくなす一方、このドライブ軸(32)上で
前記クラッチ(CR)の側方位置に、第9ギヤ(G9)を一
体に設け、該第9ギヤ(G9)に前記車軸(7)に一体に
設けた第10ギヤ(G10)を係合させるのである。
また前記第2中間軸(34)上に、前記入力軸(31)の第
1変速ギヤ(G1)と第4変速ギヤ(G4)とに、それぞれ
常時噛合する第11ギヤ(G11)と第12ギヤ(G12)とを遊
転可能に支持すると共に、前記第2中間軸(34)上で前
記各ギヤ(G11)(G12)の中間部位に、該各ギヤ(G1
1)(G12)に選択的に係合して、この各ギヤ(G11)(G
12)をそれぞれ前記第2中間軸(34)に一体に結合させ
る第13ギヤ(G13)を摺動可能に設ける一方、この第13
ギヤ(G13)を前記入力軸(31)上の第2及び第3変速
ギヤ(G2)(G3)に選択的に噛合可能となすのである。
斯くすることにより前記原動機(2)の回転動力が、前
記出力軸(21)から前記各駆動プーリ(22)(23)を介
して前記ミッションケース(3)の入力軸(31)に伝達
されるのであり、しかして前記第1中間軸(33)上に設
けた第6ギヤ(G6)を、シフト操作で前記第5ギヤ(G
5)に係合させることにより、前記入力軸(31)の回転
動力が、前記ドライブギヤ(DG)、前記第1中間軸(3
3)上の第5ギヤ(G5)と第6ギヤ(G6)及び第7ギヤ
(G7)をそれぞれ経て、前記ドライブ軸(32)上の第8
ギヤ(G8)と第9ギヤ(G9)に伝達され、この第9ギヤ
(G9)に噛合する前記第10ギヤ(G10)を介して前記車
軸(7)つまり前記車輪(1)に伝達され、該車輪
(1)が前進走行されるのである。
また前記第1中間軸(33)上に設けた第6ギヤ(G6)
を、前記第5ギヤ(G5)から離合させて、前記第2中間
軸(34)上に設けた第11ギヤ(G11)に噛合させ、以下
は前述した場合と同様にして、前記入力軸(31)の回転
動力を前記車軸(7)へと伝達することにより、該車軸
(7)つまり前記車輪(1)が後進走行されるのであ
る。
更に、前記入力軸(31)に伝達された回転動力は、前記
第2中間軸(34)上の各ギヤから伝動ケース(40)を経
て前記植付作業部(4)の植付ケース(41)側に伝達さ
れる。
前記伝動ケース(40)には、内部に機体横方向に向けて
延びる伝動軸(46)を回転可能に支持すると共に、この
伝動軸(46)の長さ方向中心部で、前記第2中間軸(3
4)の長さ方向側端に設けた第1スプロケット(S1)と
の対向位置に、第2スプロケット(S2)を固定支持する
一方、これら各スプロケット(S1)(S2)間に伝動チエ
ン(CH)を掛回し、これら各者を介して前記ミッション
ケース(3)側からの回転動力を前記伝動ケース(40)
側に伝達するごとくなすのである。
しかして前記ミッションケース(3)内の第2中間軸
(34)上に摺動自由に設けた前記第13ギヤ(G13)を中
立位置に保持するときには、前記入力軸(31)から前記
第2中間軸(34)への動力伝達は行われることなく、前
記植付作業部(4)が停止状態に保持される。
また前記第13ギヤ(G13)を前記第2中間軸(34)の第1
1ギヤ(G11)に係合したときに、該第11ギヤ(G11)が
前記第2中間軸(34)と一体に結合され、前記入力軸
(31)の第1変速ギヤ(G1)、第11ギヤ(G11)、第13
ギヤ(G13)、第2中間軸(34)、第1スプロケット(S
1)及び第2スプロケット(S2)の経路で、変速された
回転動力が前記伝動ケース(40)の伝動軸(46)側に伝
達されるのである。
更に前記第13ギヤ(G13)を前記第2中間軸(34)の第1
2ギヤ(G12)に係合したときは、該第12ギヤ(G12)が
前記第2中間軸(34)と一体に結合され、前記入力軸
(31)の第4変速ギヤ(G4)、第12ギヤ(G12)、第13
ギヤ(G13)、第2中間軸(34)、第1スプロケット(S
1)及び第2スプロケット(S2)の経路で、変速された
回転動力が前記伝動ケース(40)の伝動軸(46)側に伝
達される。
また前記第13ギヤ(G13)を、前記入力軸(31)の第
2、第3変速ギヤ(G2)(G3)に選択的に噛合させるこ
とにより、これら各変速ギヤ(G2)(G3)から第13ギヤ
(G13)、第2中間軸(34)、第1及び第2スプロケッ
ト(S1)(S2)の経路で、変速された回転動力が前記伝
動ケース(40)の伝動軸(46)側に伝達される。
しかして前記伝動ケース(40)の側方部位に、左右に2
分割された各分割植付作業部(4A)(4B)を連結配置す
るのである。この各分割植付作業部(4A)(4B)は、左
右対称で構造が同一であるため、説明の都合上、一方の
分割植付作業部(4A)についてのみ説明する。
即ち、前記分割植付作業部(4A)を構成する植付ケース
(41)に駆動軸(47)を回転可能に支持して、この駆動
軸(47)と前記伝動ケース(40)に設けた前記伝動軸
(46)とをジョイント(48)を介して着脱可能に連結す
ると共に、前記駆動軸(47)の外側端部に前記植付爪
(42)を支持するのであって、前記植付ケース(41)と
伝動ケース(40)とは、前記伝動軸(46)及び駆動軸
(47)を中心に相対回転可能となり、前記車輪(1)、
原動機(2)、ミッションケース(3)及び伝動ケース
(40)が後記するフレーム(50)に対しスイング可能と
なるのである。
前記伝動ケース(40)側の伝動軸(46)に対し、前記植
付ケース(41)側に設けた駆動軸(47)を前記ジョイン
ト(48)を介して着脱可能に連結する場合、該ジョイン
ト(48)の着脱操作で、前記伝動ケース(40)つまり前
記ミッションケース(3)を中心として、前記各分割植
付作業部(4A)(4B)の分離が可能となり、機体収納時
などに便利となる。
また前記植付ケース(41)には、横送りケース(45)を
連設して、該ケース(45)に横送り機構(44)を内装す
るのであって、この横送り機構(44)は、外周に螺旋溝
を形成した横送り軸(44a)と、該横送り軸(44a)と平
行な支持杆(44b)及び回転軸(44c)とを、前記横送り
ケース(45)にそれぞれ支持すると共に、前記回転軸
(44c)に、前記駆動軸(47)上に設けた第3スプロケ
ット(S3)と対向する第4スプロケット(S4)を支持
し、これら各スプロケット(S3)(S4)間にチエン(C
H)を掛回することにより、前記駆動軸(47)側から前
記回転軸(44c)に回転動力を伝達するごとくなす一
方、前記回転軸(44c)と前記横送り軸(44a)をギヤ伝
動手段で連動させて、前記回転軸(44c)から前記横送
り軸(44a)に回転動力を伝達するごとくなすのであ
り、また前記支持杆(44b)には、前記横送り軸(44a)
の螺旋溝に係合する係合杆(44d)を摺動自由に支持し
て、前記横送り軸(44a)の回転に伴い前記係合杆(44
d)を前記支持杆(44b)に沿って往復移動させるごとく
なす。
そして前記横送りケース(45)における前記支持杆(44
b)の外側位置で左右両側に、それぞれ第5及び第6ス
プロケット(S5)(S6)を支持し、該各スプロケット
(S5)(S6)間に伝動チエン(44e)を掛回すると共
に、この伝動チエン(44e)の中間一部を、前記係合杆
(44d)に結合して、該係合杆(44d)の前記支持杆(44
b)に対する往復移動により、前記伝動チエン(44e)を
介して前記第5スプロケット(S5)を支持する軸杆(44
f)を回転させるごとくなす。
また、前記軸杆(44f)の前記横送りケース(45)から
突出する端部に、ピニオン(P)を設けると共に、前記
苗載台(43)の下端側に、幅方向に沿って延び、前記ピ
ニオン(P)に係合するラック(R)を1対の支持アー
ム(60)を介して設け、前記軸杆(44f)に伴う前記ピ
ニオン(P)の回転により、前記ラック(R)を介して
前記苗載台(43)を左右方向に横送りするごとくなすの
である。
以上のごとき苗載台(43)の横送り手段を採用する場合
には、前記第5及び第6スプロケット(S5)(S6)の前
記横送り軸(44a)に対する回転比を変更することによ
り、この横送り軸(44a)などを短くするにも拘わら
ず、前記苗載台(43)の所定横送り量が確保できるので
あり、つまり前記横送り軸(44a)や前記支持杆(44b)
などを短く形成して、機体中心側に配置することが可能
となって、機体(K)の横方向バランスが安定されるの
である。
尚、前記苗載台(43)の下方位置には、横方向に向けて
延びる横送り枠(49)を設け、該横送り枠(49)に沿っ
て前記苗載台(43)を横方向に案内させるごとくなす。
また前記各分割植付作業部(4A)(4B)における前記横
送りケース(45)の下部位置に、支持体(45a)を介し
て前記各フロート(6)の前部側をそれぞれ揺動可能に
支持し、該各フロート(6)に対し前記各分割植付作業
部(4A)(4B)の全体を上下動可能とすると共に、前記
各フロート(6)の後部側と、前記操作部(5)を構成
する操作ハンドル(51)との間に、調深機構(8)を介
装させて、該調深機構(8)の調節により前記各分割植
付作業部(4A)(4B)の前記各フロート(6)に対する
高さを調節し、前記各分割植付作業部(4A)(4B)の植
付爪(42)による苗の植付深さを調節するごとくなすの
である。
更に前記各分割植付作業部(4A)(4B)の苗載台(43)
は、前記操作部(5)の各操作ハンドル(51)と一体に
連設するフレーム(50)に支持するのである。即ち前記
操作ハンドル(51)と一体に形成するフレーム(50)に
外側方に向けて突出する概略コ形状の支持枠(52)を取
付けると共に、前記苗載台(43)の背後で上下方向に、
長さ方向下端が前記横送り枠(49)に固定され、かつ上
端が前記苗載台(43)に対し移動自由に支持された支持
枠(55)を設け、この苗載台(43)側の支持枠(55)と
前記フレーム(50)側の支持枠(52)とを、複数の支持
ロッド(53)と支持板(54)を介して連結支持するので
ある。
前記各図の実施例では、前記車輪(1)のラグ板(12)
で形成される内部空間を利用して、前記原動機(2)と
ミッションケース(3)とを前記車輪(1)の内方側に
それぞれ配置しており、斯くすることにより前記機体
(K)の重心が中心側に位置されて、該機体(K)の安
定したバランスの良い走行が行われるのである。
また以上のごとく前記車輪(1)の両側に、前記原動機
(2)とミッションケース(3)とを振分状に配置し、
かつ前記植付作業部(4)を2分割して、該各分割植付
作業部(4A)(4B)を前記車輪(1)の両側に配置した
レイアウト構造とする場合には、前記各分割植付作業部
(4A)(4B)の各植付爪(42)による植付条間が広幅と
なるのであり、従って苗植作業を行う場合には、例えば
第4図に示したごとく、一回の作業工程(イ)で2本の
苗(a)を植付け、次の作業工程(ロ)(ハ)で前記工
程(イ)で植付けた各苗(a)間に、順次苗(a)を植
付けるごとくなすのである。
更に前記原動機(2)は、前記ミッションケース(3)
から延びる前記車軸(7)に宙架状に支持するのである
が、この場合前記車軸(7)と前記原動機(2)との間
には、ボールベアリングなどの軸受部材(2a)を介装さ
せ、この軸受部材(2a)で前記原動機(2)が前記車軸
(7)に対して追従回転したりするのを阻止するように
なすのである。
また各図の実施例では、前記ミッションケース(3)の
前記車輪(1)とは反対側に、前記原動機(2)から延
びる出力軸(21)で駆動される油圧ポンプ(9)を設け
ている。
(発明の効果) 以上説明したごとく本発明の歩行形田植機では、一つの
走行車輪(1)の左右両側に、原動機(2)とミッショ
ンケース(3)とを振分状に配置した上、更に、植付作
業部(4)を前記走行車輪(1)の左右両側に配置した
から、田植機全体の前後方向長さを著しく短縮できると
共に、走行車輪(1)を中心として前後左右に安定した
バランスを得ることができるのである。従って、操向操
作性を高めることができると共に、旋回半径を小さくで
きて、小回りすることができるのである。尚、前記車輪
(1)の両側に振分状に配置された前記原動機(2)と
前記ミッションケース(3)の重量を、それぞれ前記車
輪(1)で負担させる構成とすることにより、機体下部
に配置するフロート(6)の小形化、ひいては田植機全
体の小形化が可能となるばかりか、前記車輪(1)の土
壌耕盤に対する接地抵抗を大として、該車輪(1)によ
る牽引力を増大できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる歩行形田植機の側面図、第2図
は同平面図、第3図は動力伝達系を示す拡大断面図、第
4図は同歩行形田植機による植付作業状態を説明する説
明図である。 (1)……走行車輪 (2)……原動機 (21)……出力軸 (3)……ミッションケース (31)……入力軸 (32)……ドライブ軸 (4)……植付作業部 (4A)……分割植付作業部 (4B)……分割植付作業部 (7)……車軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの走行車輪(1)と植付作業部(4)
    及び操作ハンドル(5)とを備えた歩行形田植機であっ
    て、前記車輪(1)の軸方向左右両側に、原動機(2)
    とミッションケース(3)とを振分状に配置すると共
    に、前記植付作業部(4)を前記車輪(1)の軸方向左
    右両側に配置して、これら植付作業部(4A)(4B)を、
    左右に延設する駆動軸(47)(47)を介して前記ミッシ
    ョンケース(3)内のミッション(M)に連動させてい
    ることを特徴とする歩行形田植機。
  2. 【請求項2】走行車輪(1)の車軸(7)を筒軸とし
    て、該車軸(7)に、前記車輪(1)の軸方向一側に配
    置する原動機(2)の出力軸(21)を貫通させて、前記
    車輪(1)の軸方向他側に配置するミッションケース
    (3)の入力軸(31)と連動させると共に、前記車軸
    (7)に前記ミッションケース(3)を相対回転可能に
    支持して、この車軸(7)を前記ミッションケース
    (3)内のドライブ軸(32)に連動させていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の歩行形田植機。
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