JPH0770839B2 - パネルカバーの固定機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電話機等に使用する表示部・操作部一体型パ
ネル装置におけるパネルカバー固定機構に関する。

（従来の技術） 第３図は、従来のパネルカバーの固定方法を示したもの
である。第３図（ａ）においては、表示部25を覆うパネ
ルカバー21は、ねじ22によりパネル24に固定されてお
り、また、第３図（ｂ）においては、接着剤23により固
定されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のパネルカバーの固定方法で
は、ねじや接着剤を用いるため，部品点数が増え、ま
た、治工具が必要であり、組立工程が複雑になるという
問題があった。

本発明は、このような従来の問題点を解決するものであ
り、部品点数を増やさず、工程を簡略化できる優れたパ
ネルカバーの固定機構を提供することを目的とするもの
である。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するため、ゴムスイッチの弾
性絶縁部分に凸部を設け、この凸部でパネルカバーの少
なくとも一部の縁部をパネルの内面に押圧して挟持し、
パネルカバーを振動しないように固定するものである。

（作 用） 本発明は、上記のような構成により次のような効果を有
する。すなわち、組立ての際にねじや接着剤等を用い
ず、従って、これらを用いるための治工具も必要とせ
ず、ゴムスイッチを取り付けるだけで固定することがで
きるので、部品点数の削減、組立工程の簡略化を図るこ
とができる。

（実施例） 第１図は、本発明の一実施例の構成を示したものであ
る。第１図において、11はゴム接点であり、パネル基板
12と合わせてゴムスイッチとして用いる。13は液晶表示
部であり、パネル基板12に取り付けられている。パネル
基板12は、ねじによりパネル14に取り付けられ、パネル
14にはパネルカバー15が取り付けられる。パネルカバー
15は、その一方の縁部がパネル14に設けた凹部14aに嵌
め込まれ、他方の縁部が、第２図に詳細に示したよう
に、ゴム接点11の弾性絶縁部分に形設した凸部11aによ
り、パネル14の内面に押圧されている。16は釦である。

このように、上記実施例によれば、パネルカバー15の少
なくとも一部の縁部がゴム接点11の凸部11aの弾力によ
って固定され、さらに、ゴム接点11はパネル基板12とと
もにパネル14に固定されているので、パネルカバー15の
固定には専用の固定用部品を必要とせず、従って、部品
点数が減少する。また、上記実施例によれば、ゴム接点
11,パネル基板12をパネル14に取り付けるだけで、パネ
ルカバー15はパネル14に固定されるので、組立工程が簡
略化される。

（発明の効果） 本発明は、上記実施例より明らかなように、固定するた
めの専用の部品、つまり、ねじや接着剤を用いず、ゴム
スイッチの一部を利用できるという利点を有する。そし
てさらに、ゴムスイッチを利用するため、組立工程を簡
略化することができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の構成図であり、第１図
（ａ）は正面図、第１図（ｂ）は断面図、第２図は、同
要部の拡大図、第３図（ａ），（ｂ）は、それぞれ従来
例の構成図である。 11……ゴム接点、11a……凸部、12……パネル基板、13
……液晶表示部、14……パネル、15……パネルカバー、
16……釦。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表示部および操作部を備えたパネル装置に
   おいて、前記表示部を覆うパネルカバーの少なくとも一
   部の縁部を、前記操作部に配置されたゴムスイッチの弾
   性絶縁部分に形設した凸部でパネルの内面に押圧，挟持
   したことを特徴とするパネルカバーの固定機構。