JPH0767793A - 金属製魔法瓶、金属製魔法瓶の製造方法、金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。 - Google Patents

金属製魔法瓶、金属製魔法瓶の製造方法、金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。

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JPH0767793A
JPH0767793A JP25462893A JP25462893A JPH0767793A JP H0767793 A JPH0767793 A JP H0767793A JP 25462893 A JP25462893 A JP 25462893A JP 25462893 A JP25462893 A JP 25462893A JP H0767793 A JPH0767793 A JP H0767793A
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small hole
outer cylinder
metal
cylinder
inner cylinder
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Tadatoshi Yanagida
忠利 柳田
Tokuei Sakai
徳栄 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程中に魔法瓶を倒立し且つ封止片と
段階状凹部との間に隙間を持たせた状態で支持する封止
片保持設備を無用化し、 真空炉の常温化による設備
投資とランニング・コストの低減を計り、階段状凹部も
金属ろう材も封止片も無用化できるレーザー又はビーム
溶接を使用して封止する金属魔法瓶の製造方法と、その
方法により製造した魔法瓶を提供することを目的として
いる。 【構成】内外筒間の空隙部を真空断熱層とした金属製魔
法瓶において、内筒又は外筒の何れかの任意の位置に孔
設した小孔と、その小孔に挿入可能にして脱取し辛く且
つその小孔から空気を奪取可能な隙間を形成した突起を
突設した小孔を覆う金属からなる封止片と、その封止片
の突起突設側端面の周辺と前記内筒又は外筒の何れかに
孔設した小孔の周囲を真空加熱炉内で加熱処理すること
により封止する金属製ろう材とからなる金属製魔法瓶。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、真空加熱炉内で真空加
熱処理することにより製造する金属製魔法瓶と、真空炉
内で高エネルギービーム溶接(レーザ溶接又は電子ビー
ム溶接)処理することにより製造する金属製魔法瓶の製
造方法と、その製造方法により製造する金属魔法瓶に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の金属魔法瓶とその製造方法は、主
に以下のようなものであった。第1の方法は、内筒と外
筒の上端開口部を接合し、外筒底部に孔設した孔から真
空断熱層としての内外筒間の空隙部内の空気を奪取した
後、その孔を金属からなる封止片を用いて真空封止して
いた(特広昭60−36766号)。この方法によると
きは、図11、図12に示したように二重に形成した内
筒21と外筒22の底部を上に向け倒立し、その外筒2
2底部中央に段階状凹部30を形成し、その段階状凹部
30中央に小孔24を孔設し、その小孔24の周囲に適
当な間隔をもって金属ろう材25を盛り、金属からなる
封止片26を段階状凹部30との間に隙間を持たせた状
態で支持し、真空加熱炉内の温度を加熱して300〜6
00°Cに維持しながなその小孔24から内外筒21、
22間の空隙部23内の空気を奪取して真空状態とし、
更に加熱して1,000°C以上に真空加熱炉内温度を
上昇させて金属ろう材25溶融して封止していた。
【0003】第2の方法は、特開平3−66332号、
実開平3−119342号、特開平4−7026号に記
載されたごとく、二重に形成した内筒21と外筒22の
任意の位置に直径0.2〜2mmの小孔27を孔設し、
その小孔27から内外筒21、22間の空隙部23内の
空気を奪取して真空状態とし、その小孔27の周囲に適
当な位置に固形ろう材28を盛り、真空加熱炉内温度を
加熱して1,000°C以上に上昇させて金属ろう材2
8溶融して封止していた。
【0004】その代表例を示すと、図13、図14のよ
うに外筒21又は内筒22の任意の位置に内外筒21、
22間の空隙部23内に向け切起部を形成した小孔27
を孔設し、その小孔27から内外筒21、22間の空隙
部23内の空気を奪取し、その小孔27の任意の周辺に
適当量の金属ろう材28を盛り、真空加熱炉内温度を加
熱して1,000°C以上に上昇させて金属ろう材28
溶融して封止していた。
【0005】第3の方法は、図15に示すように(主に
広口魔法瓶の製造時に利用されている)外筒22内に内
筒21を嵌合して倒立し、真空加熱炉内で外筒21又は
内筒22の開口部の接合部29a、29bの間の隙間か
ら内外筒21、22間の空隙部23内の空気を奪取し、
外筒21又は内筒22の開口部の接合部29a、29b
周辺に適当量の金属ろう材28を盛り、真空加熱炉内温
度を加熱して1,000°C以上に上昇させて金属ろう
材28溶融して封止していた。
【0006】以上のように従来の方法では、全て内外筒
を倒立し、倒立するための設備が必要であった。又、図
10、図11の場合は、金属小片からなる封止部材26
を段階状凹部30との間に隙間を持たせた状態で支持し
するための設備も必要であった。更に、真空熱処理は、
第1と第3の方法では金属ろうの溶融温度1,000°
C以上に、第2の方法では金属ろうに含有する結合材の
気化温度以上で且つ金属ろうの溶融温度以下の300〜
600°C程度に保つ工程と、金属ろうの溶融温度1,
000°C以上に保つ工程とからなっていた。これらの
溶接法は、全て「ろう接」と呼ばれる溶接法であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来技術
による金属魔法瓶の空隙部から空気を奪取し真空状態を
維持するために内外筒を封止する製造工程では、第1の
方法では金属小片からなる封止部材を段階状凹部との間
に隙間を持たせた状態で支持しするための設備が必要で
あった。又、第1の方法を含め第2、第3の方法も真空
加熱炉は、真空加熱処理温度である金属ろうの溶融温度
1,000°C以上の高温に耐え得るものでなければな
らなかったし、そのためのエネルギー消耗量は膨大であ
った。従って、従来の金属魔法瓶製造方法では、ランニ
ング・コストが高く、金属製魔法瓶の原価を高くしてい
た。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、以上の
ような欠点に鑑み、第1に製造工程中に魔法瓶を倒立し
且つ金属小片からなる封止部材を段階状凹部との間に隙
間を持たせた状態で支持しするための設備を無用化し、
単に必要に時に封止部材を上に持ち上げるだけの設備の
軽減化と、第2に常温真空処理化による真空炉の常温化
により設備投資の軽減とエネルギー消耗量の削減による
ランニング・コストの低減を計ると共に、封止部材のた
めの段階状凹部をなくし、更に金属ろう材も封止部材も
無用化し且つ最終的に真空炉内を常温のまま製造できる
金属魔法瓶内外筒封止法による金属魔法瓶の製造方法と
その製造方法により製造した魔法瓶、即ち、高エネルギ
ービーム溶接(レーザ溶接又は電子ビーム溶接)により
封止する金属魔法瓶の製造方法と、その方法により製造
した魔法瓶を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る魔法瓶と魔
法瓶の製造方法は、以上のような課題を解決するもので
あって、次のようなものである。
【0010】請求項1は、内筒と外筒とからなり、内外
筒間の空隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶におい
て、内筒又は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔
と、先端部にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔
よりやや大きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直
径より細く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔
を覆う金属からなる封止片と、その封止片の突起突設側
端面の周辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔
の周囲を真空加熱炉内で加熱処理することにより封止す
る金属製ろう材とからなる金属製魔法瓶。
【0011】請求項2は、内筒と外筒とからなり、内外
筒間の空隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶におい
て、内筒又は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔
と、先端部にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔
よりやや大きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直
径より細く形成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端
部の外周を連通する空気孔を形成した突起を突設した小
孔を覆う金属からなる封止片と、その封止片の突起突設
側端面の周辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小
孔の周囲を真空加熱炉内で加熱処理することにより封止
する金属製ろう材とからなる金属製魔法瓶。
【0012】請求項3は、内筒と外筒とからなり、内外
筒間の空隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶におい
て、内筒又は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔
と、先端部にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射
方向にその小孔よりやや大きな膨大部を形成した並立す
る突起を突設し、その並立する突起の基端部をその小孔
の直径より細く形成して揺動自在とした突起を突設した
小孔を覆う金属からなる封止片と、その封止片の突起突
設側端面の周辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した
小孔の周囲を真空加熱炉内で加熱処理することにより封
止する金属製ろう材とからなる金属製魔法瓶。
【0013】請求項4、請求項12、請求項20は、内
筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層と
した金属製魔法瓶において、内筒又は外筒の何れかの任
意の位置に孔設した小孔と、先端部にその小孔に挿入可
能にして脱取し辛い小孔よりやや大きな膨大部を形成
し、基端部をその小孔の直径より細く形成して揺動自在
とした突起を突設した小孔を覆う金属からなる封止片
と、その封止片の突起突設側端面の周辺と前記内筒又は
外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空炉内で高エネ
ルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理す
ることにより封止する金属製魔法瓶の製造方法。
【0014】請求項5、請求項13、請求項21は、内
筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層と
した金属製魔法瓶において、内筒又は外筒の何れかの任
意の位置に孔設した小孔と、先端部にその小孔に挿入可
能にして脱取し辛い小孔よりやや大きな膨大部を形成
し、基端部をその小孔の直径より細く形成して揺動自在
とした突起を突設した小孔を覆う金属からなる封止片
と、その封止片の突起突設側端面の周辺と前記内筒又は
外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空炉内で高エネ
ルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理す
ることにより封止する金属製魔法瓶の製造方法により製
造した金属製魔法瓶。
【0015】請求項6、請求項14、請求項22は、内
筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層と
した金属製魔法瓶において、内筒又は外筒の何れかの任
意の位置に孔設した小孔と、先端部にその小孔に挿入可
能にして脱取し辛い小孔よりやや大きな膨大部を形成
し、基端部をその小孔の直径より細く形成して揺動自在
とし、膨大部の先端と基端部の外周を連通する空気孔を
形成した突起を突設した小孔を覆う金属からなる封止片
と、その封止片の突起突設側端面の周辺と前記内筒又は
外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空炉内で高エネ
ルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理す
ることにより封止する金属製魔法瓶の製造方法。
【0016】請求項7、請求項15、請求項23は、内
筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層と
した金属製魔法瓶において、内筒又は外筒の何れかの任
意の位置に孔設した小孔と、先端部にその小孔に挿入可
能にして脱取し辛い小孔よりやや大きな膨大部を形成
し、基端部をその小孔の直径より細く形成して揺動自在
とし、膨大部の先端と基端部の外周を連通する空気孔を
形成した突起を突設した小孔を覆う金属からなる封止片
と、その封止片の突起突設側端面の周辺と前記内筒又は
外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空炉内で高エネ
ルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理す
ることにより封止する金属製魔法瓶の製造方法により製
造した金属製魔法瓶。
【0017】請求項8、請求項16、請求項24は、内
筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層と
した金属製魔法瓶において、内筒又は外筒の何れかの任
意の位置に孔設した小孔と、先端部にその小孔に挿入可
能にして脱取し辛い放射方向にその小孔よりやや大きな
膨大部を形成した並立する突起を突設し、その並立する
突起の基端部をその小孔の直径より細く形成して揺動自
在とした突起を突設した小孔を覆う金属からなる封止片
と、その封止片の突起突設側端面の周辺と前記内筒又は
外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空炉内で高エネ
ルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理す
ることにより封止する金属製魔法瓶の製造方法。
【0018】請求項9、請求項17、請求項25は、内
筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層と
した金属製魔法瓶において、内筒又は外筒の何れかの任
意の位置に孔設した小孔と、先端部にその小孔に挿入可
能にして脱取し辛い放射方向にその小孔よりやや大きな
膨大部を形成した並立する突起を突設し、その並立する
突起の基端部をその小孔の直径より細く形成して揺動自
在とした突起を突設した小孔を覆う金属からなる封止片
と、その封止片の突起突設側端面の周辺と前記内筒又は
外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空炉内で高エネ
ルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理す
ることにより封止する金属製魔法瓶の製造方法により製
造した金属製魔法瓶。
【0019】請求項10、請求項18、請求項26は、
内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層
とした金属製魔法瓶において、真空炉内で真空断熱層で
ある内外筒間の空隙部から内筒と外筒の上端開口部間の
隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部からなるときは、
外筒本体と外筒底部間の隙間の何れかを通して空気を奪
取した後、その内筒と外筒の上端開口部又は外筒本体と
外筒底部の何れか最後に溶着する部分を真空炉内で高エ
ネルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理
することにより封止する金属製魔法瓶の製造方法。
【0020】請求項11、請求項19、請求項27は、
内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙部を真空断熱層
とした金属製魔法瓶において、真空炉内で真空断熱層で
ある内外筒間の空隙部から内筒と外筒の上端開口部間の
隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部からなるときは、
外筒本体と外筒底部間の隙間の何れかを通して空気を奪
取した後、その内筒と外筒の上端開口部又は外筒本体と
外筒底部の何れか最後に溶着する部分を真空炉内で高エ
ネルギービーム溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接処理
することにより封止する金属製魔法瓶の製造方法により
製造した金属製魔法瓶。
【0021】本発明で言う高エネルギービーム溶接と
は、レーザ溶接と電子ビーム溶接の両者を意味する。
【0022】
【作用】上記のように構成された本発明は、次のような
ものである。請求項1〜請求項3は、内外筒の何れかの
任意の位置に孔設した小孔の周辺部、又は金属からなる
封止片の突起突設側端面の周辺と、前記内筒又は外筒の
何れかに孔設した小孔の周囲に金属製ろう材を適当間隔
で適当量盛り、先端部に小孔よりやや大きな膨大部を形
成して小孔に挿入可能とし、基端部を小孔よりやや細く
して揺動可能とした各種形状の突起を突設した小孔を覆
う金属からなる封止片の突起を、任意の位置に小孔を孔
設した内筒又は外筒の何れかの小孔に挿入した状態で真
空加熱炉に収納する。
【0023】続いて、真空加熱炉内を真空にしながら3
00〜600°Cに加熱すると前記小孔から空気が奪取
され内外筒間の空隙部が真空断熱層となる。このとき前
記突起先端部に小孔よりやや大きな膨大部が形成してあ
るから、風圧により小孔から突起が脱落したりして金属
からなる封止片が小孔から外れることがない。更に真空
加熱炉内を加熱して1,000°Cに引き上げると金属
製ろう材が溶解し、封止片と前記小孔を孔設した内筒又
は外筒の何れかの小孔の周囲が金属製ろう材により接合
する。このとき内外筒間を倒立していれば、金属からな
る封止片は自力で内筒又は外筒の何れかの小孔の周囲に
落下し、正立しているときは、下から押し上げてやれば
良い。
【0024】請求項4〜請求項7、請求項12〜請求項
15、請求項20〜請求項23は、前述の作用とほぼ類
似しているが、高エネルギービーム溶接処理(請求項4
〜請求項7)即ち真空レーザ溶接処理(請求項12〜請
求項15)又は真空電子ビーム溶接処理(請求項20〜
請求項23)をする点と金属ろう材が無用である点及び
真空炉内が常温であるから金属からなる封止片に突設し
た突起を溶接温度が低く且つ低コストな合成樹脂等(多
孔質物質を含む)で形成できる点等が大きく異なるので
以下詳述する。
【0025】即ち、請求項4〜請求項7、請求項12〜
請求項15、請求項20〜請求項23は、内外筒の何れ
かの任意の位置に孔設した小孔上に前述のような各種形
状の突起を突設した小孔を覆う金属からなる封止片の突
起を任意の位置に小孔を孔設した内筒又は外筒の何れか
の小孔に挿入した状態で真空炉に収納する。続いて、真
空炉内を真空にすると前記小孔から空気が奪取され内外
筒間の空隙部が真空断熱層となる。このとき前記突起先
端部に膨大部が形成してあるから小孔から突起が脱落し
たりして金属からなる封止片が小孔から外れることがな
い。
【0026】次に真空炉内で高エネルギービーム溶接処
理即ちレーザ溶接処理又は電子ビーム溶接処理を行う
と、封止片と前記小孔を孔設した内筒又は外筒の何れか
の小孔の周囲が接合する。このとき内外筒間を倒立して
いれば、金属からなる封止片は自力で内筒又は外筒の何
れかの小孔の周囲に落下し、正立しているときは下から
押し上げてやれば良い。
【0027】この結果、真空炉内は外気同様常温である
から封止片中央に突設した突起を低温で溶融する低価格
の合成樹脂等を使用可能とすると共に、真空炉内加熱燃
料費、封止片保持設備、金属ろう材等を無用化し、時に
は内外筒倒立設備をも無用化し、真空炉内を常温のまま
高エネルギービーム溶接処理(真空炉内でレーザ溶接処
理又は電子ビーム溶接処理)をすることによるランニン
グ・コスト低減効果を一層増幅した。従って、高エネル
ギービーム溶接処理(レーザ溶接処理又は電子ビーム溶
接処理)の特性を十分発揮できるようになった。
【0028】請求項8〜請求項11、請求項16〜請求
項19、請求項24〜請求項27はは、内筒を外筒に嵌
合して真空炉内に収納し、真空炉内で内筒と外筒の上端
開口部の間の隙間から真空断熱層である内外筒間の空隙
部の空気を奪取した後、内筒と外筒の上端開口部を真空
炉内を常温のまま高エネルギービーム溶接処理(請求項
8〜請求項11)、レーザ溶接処理(請求項16〜請求
項19)、又は電子ビーム溶接処理(請求項24〜請求
項27)をすることにより封止する。従って、真空炉内
は外気同様常温であり、真空炉内加熱燃料費、内外筒倒
立設備、封止片、封止片保持設備、金属ろう材等を無用
化した。従って、高エネルギービーム溶接処理(レーザ
溶接処理又は電子ビーム溶接処理)の特性を十分発揮で
きるようになった。
【0029】
【実施例】以下図面に示す実施例により、本発明を詳細
に説明する。図1に基づき実施例を説明する。内筒1と
外筒2とからなり、内外筒1、2間の空隙部3を真空断
熱層とした金属製魔法瓶において、内筒1又は外筒2の
何れかの任意の位置に小孔4を孔設する(図では外筒2
底部に孔設した)。突起5を突設した小孔4を覆う金属
からなる封止片6を形成する。次いで、内筒1を外筒2
に挿入嵌合して倒立し、小孔4の周辺に適当間隔・適当
量の金属製ろう材7を盛り、金属からなる封止片6に突
設した突起5を前記小孔4に挿入し真空加熱炉内に収納
する。
【0030】前記突起5は、先端部に前記小孔4の直径
よりやや大きな円錐形膨大部5aを形成することで前記
小孔4に挿入可能で、前記隙部3を真空にするときの風
圧では抜落しないようにする。更にその突起5の基端部
5bは、小孔4の直径よりやや細くすることで挿入した
突起5が揺動可能とし、その小孔4と突起5基端部間の
隙間から空気を奪取可能に形成する。そして、突起5先
端部円錐形膨大部5aの先端と突起5基端部5b外周を
連通する空気孔5cを孔設する。上記構成の突起5であ
るから、内外筒1、2間の真空断熱層としての空隙部3
の空気は、真空加熱炉を真空にすると、突起5の基端部
5bと小孔4の間の隙間と、空気孔5cの2経路から奪
取できる。
【0031】以上のようにして真空加熱炉に収納し、真
空加熱炉内から空気を抜きながら真空加熱炉内温度を
1,000°C以上に加熱すると、突起5の基端部5b
と小孔4の間の隙間、及び空気孔5c(膨大部5a外周
により小孔4が封鎖されない形状にすれば、空気孔5c
は無用である)の2経路から内外筒1、2間の真空断熱
層としての空隙部3の空気が奪取され、真空加熱炉内が
真空になると共に空隙部3も真空になる。こうして奪取
した空気により金属からなる封止片6に風圧が加わる
が、前述の通り円錐形膨大部5aの直径が、小孔4のよ
りやや大きいから抜け落ち脱落することがない。真空断
熱層である空隙部3内が真空になると、自重により金属
からなる封止片6が小孔4上に落下する。
【0032】以上のように真空加熱炉内温度を1,00
0°C以上に加熱すると、金属製ろう材7が溶融して金
属からなる封止片6の突起5突設側端面の周辺部8(図
3、図4でローレル模様で示した部分)と前記内筒1又
は外筒2の何れかに孔設した小孔4の周囲が溶着接合す
る。以上の通りなので、図12に示した従来は必要であ
った段階状凹部23は勿論のこと封止片脱落防止機構が
不必要となり、製造工程の自動化に役立つと共に金属製
魔法瓶の製造コスト低減に役立った。
【0033】2図に示す本発明の異なる実施例につき説
明する。尚、本実施例以下の説明に当たって、前記本発
明の記載済み実施例と同一構成部分には、同一符号を付
して重複する説明は省略する。
【0034】実施例2を図2に基づいて説明する。前記
本発明の実施例と主に異なる点は、倒立した開口部を接
合した内外筒1、2を正立させ、金属製ろう材7を金属
からなる封止片6上の周辺部8に盛ったことである。従
って、真空加熱炉内が、金属製ろう材7の溶融する1,
000°C以上になる前に金属からなる封止片6を小孔
4を孔設した内筒1又は外筒2の何れかの小孔4の周辺
に持ち上げ密着しておく必要がある。以上のような構成
であるから、従来の封止片脱落防止機構と開口部を接合
した内外筒1、2倒立機構が不必要となり、設備費が大
幅に低減し、金属製魔法瓶製造コストが低減した。
【0035】尚、本発明で言う突起5を突設した小孔4
を覆う金属からなる封止片6とは、図3の斜視図に示し
前記実施例で詳述した(図1の説明で詳述)ものや図4
の斜視図に示したもの(先端をくの字にすることで膨大
部5dを形成した相対向する複数の突起を突設した小孔
4を覆う金属からなる封止片6)を初め種々考えられる
が、小孔4に挿入可能で、突起5を挿入したまま真空断
熱層である空隙部3内の空気を奪取でき、空気を奪取時
の風圧により突起5付き金属からなる封止片6が飛散し
ない形状であればいかなる形状であっても良い。図3、
図4の金属からなる封止片6突起突設側端面周辺のロー
レル模様部8は、内外筒1、2に孔設した小孔4周辺と
の接合部を示す。図5は、金属からなる封止片6を使用
したときの端面説明図。
【0036】次の実施例を図6〜図7に基づいて説明す
る。前記本発明の実施例と主に異なる点は、真空加熱炉
内温度を1,000°C以上に加熱して金属ろう材7を
溶融し、金属からなる封止片6の突起5突設側端面の周
辺8と前記内筒1又は外筒2の何れかに孔設した小孔4
の周囲を溶着して接合するのではなく、真空炉内温度を
常温のまま高エネルギービーム(レーザ又は電子ビー
ム)により金属からなる封止片16の突起15突設側端
面の周辺部17と内筒11又は外筒12の何れかの孔設
した小孔14の周辺の接触面を溶融接合したことであ
る。
【0037】即ち、内筒11と外筒12とからなり、内
外筒11、12間の空隙部13を真空断熱層とした金属
製魔法瓶において、内筒11又は外筒12の何れかの任
意の位置に小孔14を孔設する(図では外筒12底部に
孔設した)。次いで、内筒11を外筒12に挿入嵌合し
て倒立し、金属からなる封止片16に突設した突起15
を前記小孔14に挿入し真空加熱炉内に収納する。
【0038】その小孔14よりやや大きな外径の円錐形
膨大部15aを先端部に形成し、基端部15bを前記小
孔14のより細くした突起15を突設した小孔14を覆
う金属からなる封止片16を形成する(突起15の形状
は、前述の第1実施例と同様であり省略する)。その封
上片16の突起15突設側端面の周辺部8(図3、図4
のローレル模様部8同様)と前記内筒11又は外筒12
の何れかに孔設した小孔14の周囲を炉内で高エネルギ
ービーム溶接処理(レーザ溶接処理又は電子ビーム溶接
処理)することにより封止する金属製魔法瓶の製造方法
とその製造方法により製造した金属製魔法瓶である。
【0039】即ち、第1実施例は、真空加熱炉内で1,
000°Cの高温に加熱して金属製ろう材7を溶融して
内筒1又は外筒2の何れかに孔設した小孔4の周囲と封
止片6の突起5突設側端面の周辺部8を溶着して接合し
たのに対し、本実施例では、常温の真空炉内で高エネル
ギービーム溶接処理(レーザ溶接処理又は電子ビーム溶
接処理)することによりそれらを融着接合したものであ
る。従って、突起15の形状、小孔14への封止片16
の突起15の挿入方法と内外筒11、12間の空隙部1
3からの空気の奪取方法等は、図1〜図3の実施例と同
様である。
【0040】次の実施例を図8に基づいて説明する。前
記本発明の実施例と主に異なる点は、突起15の形状を
図4に示した突起5と同様の突起15とし、その突起1
5を突設した金属からなる封止片16としたことであ
る。
【0041】以上のように(図6〜図8の実施例)常温
の真空炉内で前記小孔14と突起15基端部15b間の
隙間と、空気孔15cから断熱層である内外筒11、1
2間の空隙部13内の空気を奪取した後、金属からなる
封止片16の周辺部17と前記小孔14を孔設した内筒
11又は外筒12の何れかとを常温の真空炉内で高エネ
ルギービーム溶接処理(レーザ溶接処理又は電子ビーム
溶接処理)をすることにより封止したので、突起15を
合成樹脂等の低コストな資材で形成し、接着剤で貼付す
ることができるようになった。即ち、真空炉内部は従来
の製造方法と異なり、内外筒11、12間の真空断熱層
である空隙部13から空気を奪取する時点は勿論、真空
炉内は常温に保たれており、前記金属からなる封止片1
6の突起15突設側端面の周辺部17と前記小孔14を
孔設した内筒11又は外筒12の接触面は、高エネルギ
ービーム(レーザ又は電子ビーム)により瞬時にして溶
融して接合する。
【0042】従って、前記金属からなる封止片16の中
央部に合成樹脂製の突起15を突設しても溶融せず、例
え合成樹脂製の突起15が溶融し変形しても、空隙部1
3から空気を奪取した後であるから本発明品に何ら影響
がない。以上の結果、常温の真空炉内で高エネルギービ
ーム溶接処理(レーザ溶接処理又は電子ビーム溶接処
理)をすることができるようになり、金属ろう材7を無
用化すると共に、真空炉内を一段階目として300〜6
00°C以上に加熱し、その温度を維持し、更に二段階
目として1,000°C以上に加熱し、その温度を維持
するための燃料費が不必要となり、外筒22底部中央に
段階状凹部23(図11)も又不必要となり、常温の真
空炉内で高エネルギービーム溶接(レーザ溶接又は電子
ビーム溶接)処理をすると言う本来の利点を大変有効に
生かし切れた。
【0043】次の実施例を図9に基づいて説明する。前
記本発明の実施例と主に異なる点は、内外筒11、12
の任意の位置に小孔14を孔設し、その小孔14から内
外筒11、12間の真空断熱層である空隙部13の空気
を奪取した後、その小孔14を金属製封止片16により
常温の真空炉内で高エネルギービーム溶接処理(レーザ
溶接処理又は電子ビーム溶接処理)して封止するのでは
なく、真空炉内で内外筒11、12のそれぞれの上端開
口部18a、18bの間の隙間19から前記空隙部13
の空気を奪取した後、内外筒11、12のそれぞれの上
端開口部18a、18bを常温の真空炉内で高エネルギ
ービーム溶接処理(レーザ溶接処理又は電子ビーム溶接
処理)して封止したことである。
【0044】次の実施例を図10に基づいて説明する。
前記本発明の実施例と主に異なる点は、内筒11と外筒
12からなり、その外筒12は、外筒本体12aと外筒
底部12bとからなる。この内外筒11、12のそれぞ
れの上端開口部18a、18b又は外筒本体12aと外
筒底部12bの何れか最後に溶着する方の内外筒11、
12の上端開口部18a、18bの間の隙間19a又は
外筒本体12aと外筒底部12bの間の隙間19bから
前記空隙部13の空気を奪取した後、内外筒11、12
のそれぞれの上端開口部18a、18b又は外筒本体1
2aと外筒底部12bの間の隙間19bの何れかを常温
の真空炉内で高エネルギービーム溶接処理(レーザ溶接
処理又は電子ビーム溶接処理)して封止したことであ
る。
【0045】以上の結果、第1の実施例で詳述したごと
く段階状凹部23、封止片脱落防止機構は勿論のこと、
真空炉を1,000°C以上に加熱する燃料費、金属ろ
う材7、金属からなる封止片6、16、金属からなる封
止片6、16に突設した突起5、15及び内外筒1、2
又は11、12を倒立する設備等の付随設備を無用化
し、ランニング・コストの大幅低減をもたらし、金属製
魔法瓶の最終製造コストを大幅に低減させた。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る金属製魔法瓶、金属製魔法
瓶の製造方法、金属製魔法瓶の製造方法により製造した
金属製魔法瓶によると、以下列記する効果が得られる。
請求項1〜請求項3では、 1) 小孔に挿入可能で内外筒間の空隙部から空気を奪
取するときの風圧では抜けて脱落しない先端部に膨大部
のある突起を封止片に形成し、突起の基端部と小孔の間
の隙間から内外筒間の空隙部から空気を奪取するように
したので、真空加熱炉内で空気を抜取するときの風圧で
封止片が飛散しなくなり、従来必要であった封止片保持
機構と内外筒の小孔周辺に形成していた封止片脱落防止
用の段階状凹部が無用化した。 2) 封止片に上記の突起を形成したので、小孔に金属
からなる封止片の突起を挿入し空隙部から空気を抜取
後、金属からなる封止片を押し上げて小孔を封止できる
から、内外筒を正立させたまま金属製魔法瓶を製造で
き、内外筒を倒立する設備が無用化できた。 3) それらの効果の結果、生産設備の投資額が低減
し、生産性が向上し、製造コストが低減した。
【0047】請求項4〜請求項7、請求項12〜請求項
15、請求項20〜請求項23では 4) 前記請求項1〜請求項3と同一効果が得られた。 5) 高エネルギービーム溶接(レーザ溶接又は電子ビ
ーム溶接)により封止片で小孔を封止するので、従来の
真空加熱炉を加熱機構の無い安い真空炉とすることがで
きると共に、炉内温度を1,000°C以上の高温に加
熱する燃料費が無用となった。 6) 高エネルギービーム溶接(レーザ溶接又は電子ビ
ーム溶接)により金属からなる封止片で小孔を封止する
ので、金属ろう材が無用となった。 7) 5)の効果により、前記封止片に形成した突起を
合成樹脂等低価格物品で形成し、金属からなる封止片に
貼着できるようになったので、高エネルギービーム溶接
(レーザ溶接又は電子ビーム溶接)により金属からなる
封止片で小孔を封止する効果を増大できた。 8) 以上4)〜7)の効果の結果、金属製魔法瓶のト
ータル設備投資額を低減できたと共に、生産の自動化が
有効に働くこととなり生産性が大幅に向上し、製造コス
トが低減した。
【0048】請求項8〜請求項11、請求項16〜請求
項19、請求項24〜請求項27では、請求項4〜請求
項7、請求項12〜請求項15、請求項20〜請求項2
3の効果と同一効果を得られると共に更に次の効果が得
られた。 9) 内外筒間の空隙部から空気を抜取後、内外筒上端
開口部又は外筒本体と外筒底部を高エネルギービーム溶
接(レーザ溶接又は電子ビーム溶接)により封止するの
で、内外筒の任意の位置に形成する小孔と、その小孔を
封止する封止片と金属ろう材及びその他の付随設備(封
止片保持機構や封止片脱落防止用の段階状凹部等)が無
用化した。 10) 以上列記した各種の効果の結果、金属製魔法瓶
の生産性が大幅に向上し、製造コストも大幅に低減し
た。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の倒立状態の空気奪取時の要
部端面図。
【図2】 本発明の実施例の正立状態の空気奪取時の要
部端面図。
【図3】 本発明の実施例を示す要部斜視図。
【図4】 本発明の実施例を示す要部斜視図。
【図5】 本発明の実施例の倒立状態の空気奪取時の要
部端面図。
【図6】 本発明の実施例の倒立状態の空気奪取時の要
部端面図。
【図7】 本発明の実施例の倒立状態の空気奪取後の要
部端面図。
【図8】 本発明の実施例の倒立状態の空気奪取時の要
部端面図。
【図9】 本発明の実施例の正立状態の要部端面図。
【図10】 本発明の実施例の正立状態の一部切欠端面
図。
【図11】 従来例の端面図。
【図12】 従来例の倒立状態の空気奪取時の要部端面
図。
【図13】 従来例を倒立状態の封止状態の要部端面
図。
【図14】 従来例を正立状態の封止状態の要部端面
図。
【図15】 従来例を倒立状態の封止状態の要部端面
図。
【0050】
【符号の説明】
1は、内筒、 2は、外筒、 3は、内外筒間の空隙
部、 4は、内筒又は外筒に孔設した小孔、 5は、封
止片に突設した突起、 5aは、円錐形膨大部、5b
は、突起の基端部、 5cは、膨大部先端と基端部を連
通する空気孔、5dは、先端をくの字にした膨大部、
6は、金属からなる封止片、 6aは、先端をくの字に
した複数の突起を突設した金属からなる封止片、 7
は、金属製ろう材、 8は、封止片の突起突設側端面の
周辺部。11は、内筒、 12は、外筒、 12aは、
外筒本体、 12bは、外筒底部、 13は、内外筒間
の空隙部、14は、内筒又は外筒に孔設した小孔、 1
5は、封止片に突設した突起、 15aは、円錐形膨大
部、 15bは、突起の基端部、 15cは、膨大部先
端と基端部を連通する空気孔、 15dは、先端をくの
字にした膨大部、 16は、金属からなる封止片、 1
6aは、先端をくの字にした複数の突起を突設した金属
からなる封止片、 17は、封止片の突起突設側端面の
周辺部。18aは、内筒の上端開口部、 18bは、外
筒の上端開口部、 19aは、内外筒上端開口部の間の
隙間、 19bは、外筒本体と外筒底部の間の隙間。―
―→印は、内外筒間の空隙部から奪取される空気の流
れ。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大き
    な膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く形
    成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金属か
    らなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺と
    前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空
    加熱炉内で加熱処理することにより封止する金属製ろう
    材とからなる金属製魔法瓶。
  2. 【請求項2】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大き
    な膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く形
    成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端部の外周を連
    通する空気孔を形成した突起を突設した小孔を覆う金属
    からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺
    と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真
    空加熱炉内で加熱処理することにより封止する金属製ろ
    う材とからなる金属製魔法瓶。
  3. 【請求項3】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射方向にその小
    孔よりやや大きな膨大部を形成した並立する突起を突設
    し、その並立する突起の基端部をその小孔の直径より細
    く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金
    属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周
    辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を
    真空加熱炉内で加熱処理することにより封止する金属製
    ろう材とからなる金属製魔法瓶。
  4. 【請求項4】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大き
    な膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く形
    成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金属か
    らなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺と
    前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空
    炉内で高エネルギービーム溶接処理することにより封止
    する金属製魔法瓶の製造方法。
  5. 【請求項5】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大き
    な膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く形
    成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金属か
    らなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺と
    前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真空
    炉内で高エネルギービーム溶接処理することにより封止
    する金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法
    瓶。
  6. 【請求項6】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大き
    な膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く形
    成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端部の外周を連
    通する空気孔を形成した突起を突設した小孔を覆う金属
    からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺
    と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真
    空炉内で高エネルギービーム溶接処理することにより封
    止する金属製魔法瓶の製造方法。
  7. 【請求項7】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大き
    な膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く形
    成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端部の外周を連
    通する空気孔を形成した突起を突設した小孔を覆う金属
    からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺
    と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真
    空炉内で高エネルギービーム溶接処理することにより封
    止する金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔
    法瓶。
  8. 【請求項8】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射方向にその小
    孔よりやや大きな膨大部を形成した並立する突起を突設
    し、その並立する突起の基端部をその小孔の直径より細
    く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金
    属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周
    辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を
    真空炉内で高エネルギービーム溶接処理することにより
    封止する金属製魔法瓶の製造方法。
  9. 【請求項9】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空隙
    部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又は
    外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部に
    その小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射方向にその小
    孔よりやや大きな膨大部を形成した並立する突起を突設
    し、その並立する突起の基端部をその小孔の直径より細
    く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金
    属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周
    辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を
    真空炉内で高エネルギービーム溶接処理することにより
    封止する金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製
    魔法瓶。
  10. 【請求項10】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、真空炉
    内で真空断熱層である内外筒間の空隙部から内筒と外筒
    の上端開口部間の隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部
    からなるときは、外筒本体と外筒底部間の隙間の何れか
    を通して空気を奪取した後、その内筒と外筒の上端開口
    部又は外筒本体と外筒底部の何れか最後に溶着する部分
    を真空炉内で高エネルギービーム溶接処理することによ
    り封止する金属製魔法瓶の製造方法。
  11. 【請求項11】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、真空炉
    内で真空断熱層である内外筒間の空隙部から内筒と外筒
    の上端開口部間の隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部
    からなるときは、外筒本体と外筒底部間の隙間の何れか
    を通して空気を奪取した後、その内筒と外筒の上端開口
    部又は外筒本体と外筒底部の何れか最後に溶着する部分
    を真空炉内で高エネルギービーム溶接処理することによ
    り封止する金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属
    製魔法瓶。
  12. 【請求項12】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金属
    からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺
    と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真
    空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金属製
    魔法瓶の製造方法。
  13. 【請求項13】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金属
    からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺
    と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真
    空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金属製
    魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。
  14. 【請求項14】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端部の外周を
    連通する空気孔を形成した突起を突設した小孔を覆う金
    属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周
    辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を
    真空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金属
    製魔法瓶の製造方法。
  15. 【請求項15】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端部の外周を
    連通する空気孔を形成した突起を突設した小孔を覆う金
    属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周
    辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を
    真空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金属
    製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。
  16. 【請求項16】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射方向にその
    小孔よりやや大きな膨大部を形成した並立する突起を突
    設し、その並立する突起の基端部をその小孔の直径より
    細く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う
    金属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の
    周辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲
    を真空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金
    属製魔法瓶の製造方法。
  17. 【請求項17】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射方向にその
    小孔よりやや大きな膨大部を形成した並立する突起を突
    設し、その並立する突起の基端部をその小孔の直径より
    細く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う
    金属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の
    周辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲
    を真空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金
    属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。
  18. 【請求項18】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、真空炉
    内で真空断熱層である内外筒間の空隙部から内筒と外筒
    の上端開口部間の隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部
    からなるときは、外筒本体と外筒底部間の隙間の何れか
    を通して空気を奪取した後、その内筒と外筒の上端開口
    部又は外筒本体と外筒底部の何れか最後に溶着する部分
    を真空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金
    属製魔法瓶の製造方法。
  19. 【請求項19】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、真空炉
    内で真空断熱層である内外筒間の空隙部から内筒と外筒
    の上端開口部間の隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部
    からなるときは、外筒本体と外筒底部間の隙間の何れか
    を通して空気を奪取した後、その内筒と外筒の上端開口
    部又は外筒本体と外筒底部の何れか最後に溶着する部分
    を真空炉内でレーザ溶接処理することにより封止する金
    属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。
  20. 【請求項20】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金属
    からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺
    と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真
    空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止する金
    属製魔法瓶の製造方法。
  21. 【請求項21】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う金属
    からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周辺
    と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を真
    空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止する金
    属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。
  22. 【請求項22】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端部の外周を
    連通する空気孔を形成した突起を突設した小孔を覆う金
    属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周
    辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を
    真空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止する
    金属製魔法瓶の製造方法。
  23. 【請求項23】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い小孔よりやや大
    きな膨大部を形成し、基端部をその小孔の直径より細く
    形成して揺動自在とし、膨大部の先端と基端部の外周を
    連通する空気孔を形成した突起を突設した小孔を覆う金
    属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の周
    辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲を
    真空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止する
    金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法瓶。
  24. 【請求項24】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射方向にその
    小孔よりやや大きな膨大部を形成した並立する突起を突
    設し、その並立する突起の基端部をその小孔の直径より
    細く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う
    金属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の
    周辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲
    を真空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止す
    る金属製魔法瓶の製造方法。
  25. 【請求項25】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、内筒又
    は外筒の何れかの任意の位置に孔設した小孔と、先端部
    にその小孔に挿入可能にして脱取し辛い放射方向にその
    小孔よりやや大きな膨大部を形成した並立する突起を突
    設し、その並立する突起の基端部をその小孔の直径より
    細く形成して揺動自在とした突起を突設した小孔を覆う
    金属からなる封止片と、その封止片の突起突設側端面の
    周辺と前記内筒又は外筒の何れかに孔設した小孔の周囲
    を真空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止す
    る金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法
    瓶。
  26. 【請求項26】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、真空炉
    内で真空断熱層である内外筒間の空隙部から内筒と外筒
    の上端開口部間の隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部
    からなるときは、外筒本体と外筒底部間の隙間の何れか
    を通して空気を奪取した後、その内筒と外筒の上端開口
    部又は外筒本体と外筒底部の何れか最後に溶着する部分
    を真空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止す
    る金属製魔法瓶の製造方法。
  27. 【請求項27】 内筒と外筒とからなり、内外筒間の空
    隙部を真空断熱層とした金属製魔法瓶において、真空炉
    内で真空断熱層である内外筒間の空隙部から内筒と外筒
    の上端開口部間の隙間、又は外筒が外筒本体と外筒底部
    からなるときは、外筒本体と外筒底部間の隙間の何れか
    を通して空気を奪取した後、その内筒と外筒の上端開口
    部又は外筒本体と外筒底部の何れか最後に溶着する部分
    を真空炉内で電子ビーム溶接処理することにより封止す
    る金属製魔法瓶の製造方法により製造した金属製魔法
    瓶。 【0001】
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