JP2000060744A - 金属製真空保温容器およびその製造方法 - Google Patents

金属製真空保温容器およびその製造方法

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JP2000060744A
JP2000060744A JP10235989A JP23598998A JP2000060744A JP 2000060744 A JP2000060744 A JP 2000060744A JP 10235989 A JP10235989 A JP 10235989A JP 23598998 A JP23598998 A JP 23598998A JP 2000060744 A JP2000060744 A JP 2000060744A
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container
brazing material
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outer container
metal
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Yoshiaki Asada
義明 浅田
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コストの低減を図り、しかも、美観の向上する
丸洗い可能な金属製真空保温容器の提供。 【解決手段】排気口16を封止するろう材6を仮止めす
る仮止め板20を外容器14の内側に取り付けた。 【効果】仮止め板20は、本体11の外側に露出するこ
とはない。従って、外容器14の外装のために、仮止め
板20の被覆部材を特別に設ける必要がなくなるので、
部品点数を低減でき、ひいては丸洗いも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属製真空保温容器
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は一般的な金属製真空保温容器の
本体構造を示す要部拡大図である。同図を参照して、一
般的な金属製真空保温容器1の構成としては、内容器2
と内容器2を覆う外筒3とを一体に有する本体4を備え
ている。両容器2、3の上端部は溶接されて一体化され
ている。また、外筒3の下端部分内周面には、これとは
別部材で構成された底蓋5が溶接されている。
【0003】そして、両容器2、3間に形成される隙間
S内の空気を抜いて真空封止するために、上記底蓋5に
は、排気口5aを有するろう材収容部5bが形成されて
いる。ろう材収容部5bは、多段になって内容器2側に
くぼんでいる。そして、後述するように、このろう材収
容部5bの窪み部分にろう材6を収容し、後述する真空
封止工程によってろう材6を溶融させることにより、排
気口5aをろう材6で封止するようにしている。ここ
で、ろう材収容部5b内に配置された溶融前のろう材6
がろう材収容部5bから抜け落ちないようにするため
に、従来は、底蓋5の下面に落下防止板7が取り付けら
れていた。他方、底蓋5の内底面には、ゲッター8が取
り付けられている。
【0004】図12は真空封止工程を示す斜視図であ
る。同図を参照して、真空封止に際しては、まず、容器
1を倒立させてケージ101内に収容し、このケージ1
01をコンベヤー102で加熱真空炉103内に導入す
る。そして、この加熱真空炉103内で上記ろう材収容
部5bにろう材6を配置した状態で加熱し、このろう材
6を溶融させ、排気口5aに流下させることにより、排
気口5aを封印している。
【0005】ところで、図11に示すように、従来の容
器1においては、安全性や美観上の観点から、落下防止
板7を隠すために、従来の外容器3には、外装底蓋9が
必須の部材として取り付けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の金属製真空保温容器1の本体4においては、落下防止
板7を隠すために、従来の外容器3には、外装底蓋9が
必須の部材として取り付けられていた。このため、部品
点数を低減することができず、コスト高になっていた。
また、外装底蓋9を設けた場合には、外装底蓋9と外筒
3との間に水が入る恐れがあるので、容器1を水洗いす
ることができない場合もあった。
【0007】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、コストの低減を図り、しかも、美観の向上する
金属製真空保温容器およびその製造方法を提供すること
を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、金属製の内容器と外容器とが隙間を隔て
て二重構造をなす本体と、外容器の底部に設けられた排
気口とを有し、上記排気口がろう材で封止される金属製
真空保温容器において、上記ろう材を収容する収容部を
前記内容器と外容器の隙間における外容器の内側に形成
するとともに、このろう材を収容部に仮止めするための
仮止め板も上記外容器の内側に取り付けたことを特徴と
する金属製真空保温容器である。
【0009】この特定事項を含む発明では、外容器の底
部に仮止めされたろう材を加熱して溶融させるに当た
り、ろう材を外容器の内側に取り付けられた仮止め板で
仮止めし、真空封止工程を行なうことができる。この結
果、溶融したろう材は、本体を正立した状態で加熱する
ことにより、自重で下方に形成された排気口に貯留して
排気口をふさぐことになる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、金属製の内
容器と外容器とが隙間を隔てて二重構造をなす本体と、
外容器の底部に設けられた排気口を有し、上記排気口が
ろう材で封止される金属製真空保温容器において、上記
ろう材を収容する収容部を前記内容器と外容器の隙間に
おける外容器の内側に形成するとともに、上記ろう材の
断面と排気口との形状を相対的に異形にして、このろう
材が排気口の間で仮止めされるように嵌め込まれること
を特徴とする金属製真空保温容器である。
【0011】この特定事項を含む発明では、ろう材を排
気口に嵌め込むだけでろう材を仮止めすることができる
とともに、仮止めされたろう材と排気口との間に形成さ
れる空気逃げ(隙間)によって、本体の隙間の空気を排
出し、加熱による真空封止することが可能になる。ま
た、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の金
属製真空保温容器において、上記外容器の排気口は、棒
状のろう材の長手方向に沿って形成されているととも
に、排気口を挿通したろう材が排気口と交差する姿勢に
変位することにより該ろう材を保持する収容部が上記外
容器に形成されている金属製真空保温容器である。
【0012】請求項3記載の発明では、外容器に区画さ
れる内側壁によってろう材を固定することが可能にな
る。また、請求項4記載の発明では、請求項1または2
記載の金属製真空保温容器において、 上記排気口に
は、変形することによりろう材が無理嵌めされる口縁を
有している金属製真空保温容器である。
【0013】請求項4記載の発明では、ろう材に密嵌す
る舌部によって、ろう材の固定強度が向上する。ここで
舌部の「変形」は、外容器の塑性変形であってもよく、
弾性的な変形であってもよい。また、請求項5記載の発
明は、底部内面の仮止め板で仮止めされた固形のろう材
を有する外容器と内容器の上端部を溶接して二重構造の
本体を製造し、この本体を正立させた状態で加熱するこ
とにより、真空封止する真空封止工程とを有することを
特徴とする金属製真空保温容器の製造方法である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排気口を封止するために溶融されるろう材を外容器の内
側に取り付けられた仮止め板で仮止めしているので、仮
止め板は、本体の外側に露出することはない。従って、
外容器の外装のために、仮止め板を覆う部材を特別に設
ける必要がなくなるので、部品点数を低減でき、ひいて
は丸洗いも可能になる。
【0015】また、請求項2記載の発明では、ろう材を
排気口に嵌め込むだけでろう材を仮止めすることができ
るとともに、仮止めされたろう材と排気口との間に形成
される空気逃げ(隙間)によって、本体の隙間の空気を
排出し、加熱による真空封止することが可能になるの
で、外装底蓋はもちろん、仮止め板をも廃止し、一層部
品点数の低減とコスト低減に寄与することが可能にな
る。さらに請求項2記載の発明では、排気口にろう材を
嵌めるだけで封止する構成になっていることから、仮に
排気口の封止不良が生じた場合でも、新たにろう材を嵌
め込んで再度、封止処理を行なうだけで、不良処理を簡
単に施すことができるという利点もある。また、請求項
3記載の発明では、外容器に区画される内側壁によって
ろう材を固定することが可能になるので、この発明にお
いても、仮止め板を廃止することができ、部品点数の低
減に寄与することが可能になる。しかも、この構成で
は、ろう材が隙間内に導入された状態で仮止めされるの
で、本体を正立姿勢にして真空封止を行なうことが可能
になるという利点がある。
【0016】また、請求項4記載の発明では、変形する
ことによりろう材が無理嵌めされる口縁を設けることに
よって、ろう材の固定強度が向上するので、歩留りが高
くなり、その分、製造コストが低減する。また、請求項
5記載の発明では、正立で真空封止しているので、従来
のような倒立封止の場合に比べて内容器側への加熱量が
多くなり、真空状態が向上する結果、断熱性能が高ま
り、保温効力が向上する。また、封止後において、外容
器外部へ露出するろう材の量が少なくなるので、見栄え
がよくなり、衝撃を受けにくくなるので、割れ等も生じ
にくくなるという利点がある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明の実施の一形態における真空保温容器10の要部
を示す断面部分略図であり、図2は図1の拡大図であ
る。
【0018】これらの図を参照して、容器10の本体1
1は、内容器12と、内容器12の外周を覆う外容器1
4とを備えている。図示の例における外容器14は、筒
状の外筒14aと、外筒14aの下部に溶接された底蓋
14bとで構成されている。この底蓋14bは、中央寄
りに環状の凹部15aが形成されている。凹部15a
は、内容器12の底部に向かってくぼんでおり、凹部1
5aに対応する底蓋14bの内底面には、周知のゲッタ
ー8が取り付けられている。
【0019】さらに、凹部15aの中央部分は、当該凹
部15aよりも内容器12に向かってくぼんだ第2の環
状凹部15bが形成されており、この第2の環状凹部1
5bの中央部分には、下方(内容器12と反対側)にく
ぼむろう材収容凹部15cが形成されている。ろう材収
容凹部15cの中央部分には、内容器12と外容器14
との間に形成される隙間Sと外部とを連通する排気口1
6が形成されている。そして、第2の環状凹部15bの
上面、すなわち、外容器14の内面には、仮止め板20
が固定され、その自由端が上記ろう材収容凹部15cの
上方に臨んでいる。そして、この仮止め板20とろう材
収容凹部15cとの間には、図において、仮想線で示す
状態でろう材6が仮止めされ、詳しくは後述する真空封
止工程によって実線で示す状態で溶融される。
【0020】図3は図1の実施の形態に係る製造工程の
一部を示す工程略図である。同図を参照して、図示の実
施の形態における本体11の製造過程としては、(a)
に示すように、内容器12と外容器14の外筒14aと
をそれぞれプレス成形した後、外筒14aの下側から内
容器12を導入し、(b)に示すように、両者の上口部
分を溶接して、一体化する。
【0021】他方、外容器14の底蓋14bの製造過程
においては、(c)に示すように、ステンレススチール
の平板からプレス加工により成形加工を行い、次いで、
(d)に示すように、ゲッター8、仮止め板20をスポ
ット溶接し、(e)に示すように、組付け品を製造され
る。ろう材6は、この段階、すなわち、組み付け品が製
造された後、外筒14aとの溶接前に装着される。そし
て、ろう材6が収容された状態で、(f)に示すよう
に、外筒14aと底蓋14bの溶接が行なわれて本体1
1が完成した後、(g)に示すように、そのままの正立
姿勢で真空加熱処理が施される。
【0022】ここで、図示の実施の形態では、外容器1
4の底部(図示の実施の形態では底蓋14b)に仮止め
されたろう材6を加熱して溶融させるに当たり、ろう材
6を外容器14の内側に取り付けられた仮止め板20で
仮止めし、図3に示した手順で真空封止工程を行なうこ
とができる。この結果、溶融したろう材6は、本体11
を正立した状態で加熱することにより、自重で下方に形
成された排気口に貯留し、(g)に拡大して示すよう
に、ろう材6を溶融して底蓋14bの底部に形成された
排気口16を排気口をふさぐことになる。
【0023】このように、図示の実施の形態では、排気
口16を封止するために溶融されるろう材6を外容器1
4の内側に取り付けられた仮止め板20で仮止めしてい
るので、仮止め板20は、本体11の外側に露出するこ
とはない。従って、外容器14の外装のために、仮止め
板20を覆う部材を特別に設ける必要がなくなるので、
部品点数を低減でき、ひいては丸洗いも可能になる。
【0024】上述した実施の形態は、本発明の好ましい
具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施
の形態に限定されない。図4は本発明の別の実施の形態
に係る容器の底部を拡大して示す断面略図である。同図
に示すように、外容器14の形態としては、外筒14a
の下端に嵌合用の絞り部14cを形成し、この絞り部1
4cを底蓋14bの内周面に圧入して印籠嵌合とし、底
蓋14bの外周縁を溶接によって固着してもよい。ま
た、この形態を採用した場合には、圧入によっても実施
が可能である。
【0025】さらに、本発明においては、仮止め板20
を省略する形態も採用することができる。図5は本発明
のさらに別の実施の形態に係る容器を倒立した状態の要
部を示す断面略図である。同図を参照して、この実施の
形態では、底蓋14bに形成した排気口16に固形のろ
う材6を嵌合させることにより、排気口16で直接ろう
材6を保持するようにしている。ここで、図示の実施の
形態では、排気口16の形状を異形にすることにより、
該排気口16に嵌め込まれたろう材6との間に空気逃げ
(隙間)16aが形成されるようになっている。図6は
図5の実施の形態に係る製造工程の一部を示す工程略図
である。
【0026】同図において、(a)〜(c)において
は、図3と同様な工程で本体11が製造されるが、
(d)において、底蓋14bには、専らゲッター8のみ
がスポット溶接され、仮止め板20は廃止される。そし
て、(e)において、組み付け品を製造した後、該組み
付け品を倒立させて、(f)において、ろう材6を嵌入
した後、真空封止工程を施し、(g)に示すように真空
封止している。
【0027】図7は図5の実施の形態に係る排気口16
の態様を示す略図である。同図に示すように、排気口1
6の異形形状としては、図7(A)(B)に示すよう
に、複数の角部16b、16cが中心側に向かって突出
する形状や、図7(C)に示すように、一つの突起16
dを突出させて、対向面との間でろう材6を挟持するよ
うにしたもの、或いは、図7(D)に示すように、楕円
形に形成したものによって、空気逃げ16aを区画する
ことが可能である。
【0028】また、空気逃げ16aは、真円の排気口1
6に異形断面のろう材6を圧入することによっても形成
することができる。図8はろう材6の異形断面の態様を
示す略図である。図8(A)〜(C)に示すように、鋭
角または湾曲した溝6a、6bを略円柱形状のろう材6
の長手方向に形成したもの、或いは、(D)に示すよう
に、排気口16に圧入可能な楕円形状の断面形状に形成
したものを好適に採用することが可能である。
【0029】これらの実施の形態では、ろう材6を排気
口16に嵌め込むだけでろう材6を仮止めすることがで
きるとともに、仮止めされたろう材6と排気口16との
間に形成される空気逃げ(隙間)16aによって、本体
11の隙間Sの空気を排出し、加熱による真空封止する
ことが可能になる。従って、外装底蓋(図11参照)は
もちろん、仮止め板20をも廃止し、一層部品点数の低
減とコスト低減に寄与することが可能になる。加えて、
排気口16にろう材6を嵌めるだけで封止処理を施すこ
とができる構成になっていることから、仮に封止不良が
生じた場合でも、改めてろう材6を嵌め込み、再度、封
止処理を行なうだけで、不良処理を簡単に施すことがで
きるという利点もある。
【0030】図9は仮止め板20を廃止した場合におけ
るさらに別の実施の形態を示す断面部分拡大図である。
同図に示すように、排気口16にろう材6を仮止めする
手段としては、略円形の排気口16に対し、径方向に突
出する複数の舌部16eを等配し、この舌部16aを変
形させてろう材6に対して密嵌させてもよい。
【0031】舌部16eの変形としては、塑性変形であ
ってもよく、弾性変形であってもよい。塑性変形の場合
には、舌部16eを所期の形状にすることによって、ろ
う材6を所望の形態に硬化させることが可能になる。ま
た、弾性変形の場合には、ろう材6が溶融して排気口1
6を閉じる際に元の平坦な形状に戻すことができるとい
う利点がある。
【0032】図10はさらに別の実施の形態に係る斜視
図である。同図に示すように、仮止め板20を廃止して
ろう材9を仮止めする方法としては、棒状に形成された
ろう材6の長手方向に沿う形状に排気口16を区画する
中空の有底筒部17を外容器底蓋14bに突設し、その
内側に導入されたろう材6を当該排気口16と交差する
姿勢(例えば排気口16に対して90°ずれた姿勢)に
変位することによって、該有底筒部17の内側壁17a
にろう材16を固定してもよい。ろう材16を有底筒部
17内で変位するには、ピンセット等の適当な工具を用
いればよく、図示の実施の形態では、そのような工具を
導入するための拡開部17bが排気口16の中央部分に
形成されている。
【0033】この実施の形態においても、仮止め板20
を廃止してろう材6を仮止めすることができる他、本体
11を正立姿勢で加熱による真空封止処理を行なうこと
ができるという利点がある。その他、本発明の特許請求
の範囲内で種々の設計変更が可能であることは云うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における真空保温容器の
要部を示す断面部分略図である。
【図2】図1の拡大図である。
【図3】図1の実施の形態に係る製造工程の一部を示す
工程略図である。
【図4】本発明の別の実施の形態に係る容器の底部を拡
大して示す断面略図である。
【図5】本発明のさらに別の実施の形態に係る容器を倒
立した状態の要部を示す断面略図である。
【図6】図5の実施の形態に係る製造工程の一部を示す
工程略図である。
【図7】図5の実施の形態に係る排気口の態様を示す略
図である。
【図8】ろう材の異形断面の態様を示す略図である。
【図9】仮止め板を廃止した場合におけるさらに別の実
施の形態を示す断面部分拡大図である。
【図10】さらに別の実施の形態に係る斜視図である。
【図11】一般的な金属製真空保温容器の本体構造を示
す要部拡大図である。
【図12】真空封止工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
7 落下防止板 8 ゲッター 9 外装底蓋 10 真空保温容器 11 本体 12 内容器 14a外筒 14 外容器 14b底蓋 15c材収容凹部 16 排気口 16e舌部 20 仮止め板 S 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の内容器と外容器とが隙間を隔てて
    二重構造をなす本体と、外容器の底部に設けられた排気
    口とを有し、上記排気口がろう材で封止される金属製真
    空保温容器において、 上記ろう材を収容する収容部を前記内容器と外容器の隙
    間における外容器の内側に形成するとともに、このろう
    材を収容部に仮止めするための仮止め板も上記外容器の
    内側に取り付けたことを特徴とする金属製真空保温容
    器。
  2. 【請求項2】金属製の内容器と外容器とが隙間を隔てて
    二重構造をなす本体と、外容器の底部に設けられた排気
    口を有し、上記排気口がろう材で封止される金属製真空
    保温容器において、 上記ろう材を収容する収容部を前記内容器と外容器の隙
    間における外容器の内側に形成するとともに、上記ろう
    材の断面と排気口との形状を相対的に異形にして、この
    ろう材が排気口の間で仮止めされるように嵌め込まれる
    ことを特徴とする金属製真空保温容器。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の金属製真空保温容
    器において、 上記外容器の排気口は、棒状のろう材の長手方向に沿っ
    て形成されているとともに、排気口を挿通したろう材が
    排気口と交差する姿勢に変位することにより該ろう材を
    保持する収容部が上記外容器に形成されている金属製真
    空保温容器。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の金属製真空保温容
    器において、 上記排気口には、変形することによりろう材が無理嵌め
    される口縁を有している金属製真空保温容器。
  5. 【請求項5】底部内面の仮止め板で仮止めされた固形の
    ろう材を有する外容器と内容器の上端部を溶接して二重
    構造の本体を製造し、 この本体を正立させた状態で加熱することにより、真空
    封止する真空封止工程とを有することを特徴とする金属
    製真空保温容器の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012170526A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Zojirushi Corp 真空二重びん
JP2015131039A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 サーモス株式会社 金属製真空断熱容器

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