JPS5936529B2 - 金属製魔法瓶の製造方法 - Google Patents

金属製魔法瓶の製造方法

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Publication number
JPS5936529B2
JPS5936529B2 JP2467777A JP2467777A JPS5936529B2 JP S5936529 B2 JPS5936529 B2 JP S5936529B2 JP 2467777 A JP2467777 A JP 2467777A JP 2467777 A JP2467777 A JP 2467777A JP S5936529 B2 JPS5936529 B2 JP S5936529B2
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JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
brazing
treatment
joint
metal
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Expired
Application number
JP2467777A
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English (en)
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JPS53110161A (en
Inventor
博 石井
三郎 石島
雅彦 嵐
賢一 宮地
泰彦 里見
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Japan Oxygen Co Ltd
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空ロウ付法によって金属製魔法瓶を製造する
方法に係り、内外槽間断熱部の真空排気処理およびロウ
付接合処理を容易に行ない得るようにしたものである。
一般に金属製魔法瓶は、内外槽を口部においてロウ接し
た後、外槽底部に設けた真空引口より内外槽間を真空排
気して製造されるのが普通であるが、真空断熱は、壁面
よりの脱ガス等によって長時間その効果を保つことがで
きない。
このため所望する断熱効果を保つには適宜真空排気を繰
返し、真空度を高める必要があった。
このようなことから、壁面よりの脱ガスを加熱しつつ排
気することによって実質的に完全に処理でき、かつ製造
工程の単一化を図った真空ロウ付法による製造方法が提
案されている。
該方法は内外槽の接合部に予めロウ材をセットしておき
、これを1O−2Torr以下に保った真空加熱炉内に
おいてロウ材の溶融温度以上に加熱することにより前記
接合部をロウ材して魔法瓶を製造するものである。
この方法によると、魔法瓶内外槽のロウ付処理する際真
空加熱処理されるので壁面よりの脱ガスによる真空断熱
効果の低下の少ない魔法瓶が得られる。
又内外槽間の真空排気がロウ付処理と同時に行なえる利
点があるが、該真空排気を所望の真空度まで行なうため
には内外槽間がロウ付接合されるまでは排気され易い状
態に保つ必要がある。
即ち内外槽間断熱部の真空排気は接合部を介して行なわ
れるが真空排気が完全に行なわれるまで該接合部に充分
な間隙があり、かつロウ付処理に際しては完全な接合が
要求される。
本発明はこのような要求を満足させるために考えられた
もので金属製でなる魔法瓶内外槽の接合部にロウ材をセ
ットした後、真空加熱炉内で内外槽金属材料の真空加熱
処理、内外槽間の真空排気処理および前記接合部のロウ
付処理等を同時に行なう金属製魔法瓶の製造法において
、内外槽間底部に、前記接合部に適宜の間隙を生ずる長
さをもち、かつ前記ロウ材と同材質あるいは同融点の材
料でなる内槽支持材を設け、真空加熱処理および内外槽
間の真空排気処理後ロウ材の融点まで昇温し、該支持材
を融解せしめることによって内外槽がロウ付接合される
ことを特徴とした金属製魔法瓶の製造方法に関するもの
である。
以下この詳細を図によって説明すると、1は内槽、2は
外槽、3は内外槽1,2の接合部における間隙であり、
該間隙3は内外槽1,2間底部に接合用ロウ材と同材料
でなり、かつ予め成形された支持材4を設けることによ
って保たれるよう構成される。
内外槽1,2の接合部は例えば第2図、第3図に示すよ
5に予めプレス加工又は切削加工され、接合用ロウ材5
は外槽2の接合円周上にセットされる。
このよ5に組立てられた魔法瓶を真空炉中に入れ加熱減
圧すると炉内が排気されると共に内外槽1.2の壁面よ
り脱ガスが生ずる(真空加熱処理)。
このとき内外槽1,2の接合部に間隙3が設けられてい
るため内外槽1,2間の断熱部も真空吸引される(内外
槽間の真空排気処理)。
次に真空炉内が所定の真空度に達したなら(内外槽間d
断熱部も実質的に同一真空度である)ロウ材の融点まで
昇温することにより支持材4として設けたロウ材8よび
接合用ロウ材が同時に融解する。
このため支持材4を失った内槽1は落下し、内外槽1゜
2は接合部においてロウ材される(ロウ付処理)。
本発明は以上のように実施されるが接合部の間隙は2〜
5mm程度に設定することが断熱部の真空排気を短時間
に行えると共にロウ付処理する際の接合状態を良好にす
る。
又支持材4は、内槽1が支持できれば1個でもよいが、
安定性及び作業の容易性から複数個設けることが望まし
い。
なお支持材4はロウ材処理時融解し、外槽内面に融着す
るので、断熱効果を疎害することがない。
一般に真空ロウ付法によって金属製魔法瓶を製造する場
合、内外槽1,2間の接合部に間隙を設けるため、機械
的に内槽を支持せしめるか、あるいは接合部を複雑な構
造とする必要があったが、本発明は単にロウ材を支持部
材として用いるのみテヨい。
従って作業力容易になるばかりか、コストの低減化をも
たらす。
なお、上記実施例において支持材4を接合用ロウ材によ
り形成するよう説明したが、これは接合用ロウ材と実質
的に融点が同じ部材を用いることも可能なことは云う迄
もな(10
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施例を示した金属製魔法瓶の縦
断面図、第2図、第3図は内外摺接合部Aの実施例を示
した詳細図である。 1は内槽、2は外槽、3は内外摺接合部間隙、4は支持
材、5は接合用ロウ材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属製でなる魔法瓶内外槽の接合部にロウ材をセッ
    トした後真空加熱炉内で内外槽金属材料の真空加熱処理
    、内外槽間の真空排気処理および前記接合部のロウ付処
    理等を同時に行なう金属製魔法瓶の製造方法において、
    内外種間底部に、前記接合部に適宜の間隙を生ずる長さ
    をもち、かつ前記ロウ材と同材質あるいは同融点の材料
    でなる内槽支持材を設け、真空加熱処理および内外槽間
    の真空排気処理後、ロウ材の融点まで昇温し、該支持材
    を融解せしめることによって内外槽がロウ付接合される
    ことを特徴とした金属製魔法瓶の製造方法。
JP2467777A 1977-03-07 1977-03-07 金属製魔法瓶の製造方法 Expired JPS5936529B2 (ja)

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JP2467777A JPS5936529B2 (ja) 1977-03-07 1977-03-07 金属製魔法瓶の製造方法

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JPS53110161A JPS53110161A (en) 1978-09-26
JPS5936529B2 true JPS5936529B2 (ja) 1984-09-04

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ID=12144764

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5796622A (en) * 1980-12-09 1982-06-16 Katsufumi Aoyanagi Production of vacuum warmth preserving container made of metal
JPS59200616A (ja) * 1983-04-28 1984-11-14 タイガー魔法瓶株式会社 金属製真空二重容器
JP6515913B2 (ja) * 2016-12-22 2019-05-22 トヨタ自動車株式会社 真空断熱容器

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JPS53110161A (en) 1978-09-26

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