JPH0766259B2 - ディスプレイ上での色指定方法 - Google Patents

ディスプレイ上での色指定方法

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JPH0766259B2
JPH0766259B2 JP60184855A JP18485585A JPH0766259B2 JP H0766259 B2 JPH0766259 B2 JP H0766259B2 JP 60184855 A JP60184855 A JP 60184855A JP 18485585 A JP18485585 A JP 18485585A JP H0766259 B2 JPH0766259 B2 JP H0766259B2
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靖夫 久保田
真一 彦坂
繁一 大木
敏雄 茂出木
泰則 友田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 本発明はディスプレイ上での色指定方法、特に印刷物の
ための割付け、着色をディスプレイ上で行う場合の色指
定方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
コンピュータの発達に伴い、グラフィックディスプレイ
上で図形の割付け、着色を行う手法が普及してきてい
る。着色については一般に色をいくつかの基準色の混合
として表現する方法が取られる。特に印刷物については
黄(Y),マゼンタ(M),シアン(C),スミ
(B)を基準色とし、これらの混合色として表現して
いる。従来の色指定方法では、このYMCBの混合割合を
数値として与えていた。例えばキーボードを用いる入力
方式では、数字キーを使って各数値を入力し、また、デ
ジタイザを用いる入力方式では、数値メニューを使って
各数値を入力していた。しかしながらこのような数値に
よる色の指定方法には、操作性が悪いという欠点があ
る。所望の色を得るための各基準色の混合割合の決定
は、オペレータの熟練に負うところが多く、所望の色を
適確に指定することは非常に困難であった。
また、指定した色の実際の色調は、刷物ができ上るまで
確認できる、色指定操作中は、カラーチャート資料を参
照して目安をつける程度の確認しかできなかった。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、実際の色調の確認が容易にでき操作性
のよい色指定を行うことができるディスプレイ上での色
指定方法を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の特徴は、ディスプレイ、座標入力装置、濃度演
算手段、混合色演算手段および色表示制御手段からなる
色指定装置における、ディスプレイ上の色をn色の基準
色の混合として表現するための色指定方法であって、前
記ディスプレイ上にn個の基準色表示領域と1個の指定
色表示領域とを設け、前記座標入力装置を用い前記各基
準色表示領域内の1点を指定することにより、前記濃度
演算手段が、各基準色の濃度割合を演算し、前記色表示
制御手段によって前記各基準色表示領域のうち前記濃度
割合に比例した部分を前記各基準色で着色表示し、前記
色指定が終了したのち、前記混合色演算手段により前記
各基準色濃度割合に基づいて混合色演算することによっ
て得られる色指定を、前記色表示制御手段によって前記
指定色表示領域に着色表示するようにし、色指定の色調
の確認が容易にでき、操作性のよい色指定を行うことが
できるようにした点にある。
〔発明の実施例〕
以下本発明を図示する実施例に基いて説明する。第1図
は本発明に係る方法に用いるメニューパネルの一例を示
す図である。この例ではディスプレイ上の色はY,M,C,B
の4つの基準色混合として表現され、各基準色につい
てそれぞれ基準色表示領域1〜4が設けられている。こ
れらの上には、指定色表示領域5が設けられている。メ
ニューパネルの各領域1〜5内の任意の1点は、図5に
示すデジタイザ51によって自由に指定することができ
る。各基準色表示領域1〜4には上から下に0〜100℃
までの目盛が付されており、各色の濃度割合に対応して
いる。いま、基準色Yの濃度割合を指定する場合を考え
ると(図6、ステップF61参照)、第1図に示すように
1点Pをデジタイザで指定すればよい。点Pでなくても
AA′上の点であれば同じ濃度割合の指定を行うことがで
きる。点Pが指定されるとこの点Pの位置情報に基づい
て図5に示す濃度演算手段52によって濃度割合が演算さ
れ(図6ステップF62参照)、該基準色表示領域のうち
演算された濃度割合に比例した面積を有する部分が図5
に示す色表示制御手段55によって該基準色で着色される
(図6ステップF63参照)。例えば第1図において点P
を指定したとすると、第2図の基準色表示領域1のハッ
チングを施した部分が黄色に着色される。しかもこの黄
色の濃度は指定した濃度割合に基づいたものとなる。即
ち、0%から100%へゆく程濃くなる。このようにし
て、M,C,Bについても同様に濃度割合を指定してゆ
く。そして後述のUCR処理が無い場合(図6ステップF65
参照)、指定された濃度割合に従って基準色を混合して
得られる指定色が図5に示す混合色演算手段54によって
演算され(図6ステップF68参照)、この演算された指
定色が色表示制御手段55を介して指定色表示領域5に表
示される(図6ステップF69参照)。
前述のように印刷物については、一般にY,M,C,Bの4
色が用いられる。このうちBの指定を行う場合、実際
の印刷ではUCRという手法が用いられている。これはB
の濃度割合αを指定したとき、Y,M,Cの濃度割合をそ
れぞれαずつ減らす印刷特有の手法である。そこでこの
UCRを自動的に行う機能をもたせておくと便利である。
例えば、第3図に示すように、Y,M,Cの3つについての
濃度割合を指定した後、Bについて濃度割合をαと指
定した場合は(図6ステップF65参照)、Y,M,Cの濃度割
合を図5に示す減算手段53によってそれぞれαだけ減ら
し(図6ステップF66参照)、破線で示した割合となる
ようにすればよいのである。そして、この減算された濃
度割合に基づいて色表示制御手段55によって基準色表示
領域1〜4が再表示される(図6ステップF67参照)。
その後、上述したと同様に混合色演算手段54によって指
定色の混合演算を行い、指定色表示領域に表示する(図
6ステップF68,F69参照)。
第4図は色指定終了後のメニューパネルの状態である。
このように、Y,M,C,Bの各色の濃度割合が帯グラフ状
に表示されるため、基準色の濃度割合が直観的に把握し
やすい。特にデザイナにとっては、この帯グラフを絵の
具の量におきかえて把握することができるため、好みの
色を容易に指定することができる。しかも指定色表示領
域5には、これらの基準色を混合した指定色そのものが
表示されるため、その場で実際の色を確認できる。ま
た、濃度割合の指定は数値で入力して行うのではなく、
基準色表示領域の一点を指定する方式であるため、アナ
ログ的な入力を行うことができ、操作性が非常によくな
る。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明によれば、ディスプレイ上での色指
定方法において、座標入力装置により各基準色の濃度割
合をアナログ的に入力し、色表示制御手段が、各基準色
の濃度割合に比例した部分を各基準色で着色表示すると
ともに、各基準色の濃度割合に基づいて混合色演算して
得た指定色を着色表示するようにしたため、指定色の色
調が確認でき、操作性のよい色指定を行うことができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法に用いるメニューパネルの
図、第2図は色指定を行っている際中のメニューパネル
の図、第3図は自動的にUCRを行う場合のメニューパネ
ルの図、第4図は色指定終了時のメニューパネルの図、
第5図は本発明の方法を実施する装置の一具体例を示す
ブロック図、第6図は本発明の方法の処理手順を示すフ
ローチャートである。 1〜4……基準色表示領域、5……指定色表示領域。
フロントページの続き (72)発明者 友田 泰則 東京都新宿区百人町3−8―10 (56)参考文献 特開 昭57−63534(JP,A) 特開 昭57−74739(JP,A) 特開 昭57−74740(JP,A) 特開 昭57−74741(JP,A) 特開 昭57−74742(JP,A) 特開 昭59−154490(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイ、座標入力装置、濃度演算手
    段、混合色演算手段および色表示制御手段からなる色指
    定装置における、ディスプレイ上の色をn色の基準色の
    混合として表現するための色指定方法であって、 前記ディスプレイ上にn個の基準色表示領域と1個の指
    定色表示領域とを設け、 前記座標入力装置を用い前記各基準色表示領域内の1点
    を指定することにより、 前記濃度演算手段が、各基準色の濃度割合を演算し、前
    記色表示制御手段によって前記各基準色表示領域のうち
    前記濃度割合に比例した部分を前記各基準色で着色表示
    し、前記色指定が終了したのち、前記混合色演算手段に
    より前記各基準色濃度割合に基づいて混合色演算するこ
    とによって得られる色指定を、前記色表示制御手段によ
    って前記指定色表示領域に着色表示することを特徴とす
    るディスプレイ上での色指定方法。
  2. 【請求項2】基準色が黄、マゼンタ、シアン、スミの4
    色から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のディスプレイ上での色指定方法。
  3. 【請求項3】基準色表示領域が帯状をしており、濃度割
    合に応じた部分の着色領域が帯グラフ状に表示されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
    のディスプレイ上での色指定方法。
  4. 【請求項4】座標入力装置としてデジタイザを用いるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいず
    れかに記載のディスプレイ上での色指定方法。
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