JPH09220508A - 多彩模様形成用塗料の塗料配合決定装置および多彩模様形成用塗料の塗料配合決定方法 - Google Patents

多彩模様形成用塗料の塗料配合決定装置および多彩模様形成用塗料の塗料配合決定方法

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JPH09220508A
JPH09220508A JP5231896A JP5231896A JPH09220508A JP H09220508 A JPH09220508 A JP H09220508A JP 5231896 A JP5231896 A JP 5231896A JP 5231896 A JP5231896 A JP 5231896A JP H09220508 A JPH09220508 A JP H09220508A
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三也 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多彩模様形成用塗料の原料塗料の配合を、容
易にかつ短時間で決定する。 【解決手段】 塗料配合決定方法は、多数の色彩からな
る多彩模様塗膜を実現するために用いられる、限定され
た数色種類の着色塗料粒子を含む多彩模様形成用塗料を
調製するに際し、当該数色種類の着色塗料粒子の配合割
合を決定するための方法である。この方法では、多彩模
様塗膜のイメージ画像を準備し、このイメージ画像を構
成する色の種類を解析する。そして、数色種類の着色塗
料粒子の各色を基準として、解析された多彩模様塗膜の
イメージ画像を構成する色の種類を近似する色同士でグ
ループ分けし、色の種類を着色塗料粒子の色数と同数以
下の色グループに圧縮する。次に、グループ分けされた
夫々の色グループについて、それが多彩模様塗膜の画像
に占める面積比率を決定し、この面積比率に基づいて着
色塗料粒子の配合割合を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、多彩模様形成用塗
料の塗料配合決定装置および多彩模様形成用塗料の塗料
配合決定方法、特に、多数の色彩からなる多彩模様塗膜
を実現するために用いられる、限定された数色種類の着
色塗料粒子を含む多彩模様形成用塗料を調製するに際
し、上述の数色種類の着色塗料粒子の配合割合を決定す
るための塗料配合決定装置および塗料配合決定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内壁および外壁には、多彩模様
塗膜による意匠が施される場合が多い。ここで、多彩模
様塗膜とは、例えば、御影石などの砂岩調模様のよう
に、多彩・多色の不均一な色模様の塗膜を云う。この種
の多彩模様塗膜を形成するための多彩模様形成用塗料
は、通常、媒体中に数種類の色の着色塗料粒子が浮かぶ
構造を有するものであり、着色塗料粒子の配合割合を調
整してスプレー塗装等することにより種々の意匠調の多
彩模様塗膜を形成することができる。
【0003】従来、上述のような多彩模様塗膜を形成す
る場合には、先ず、例えばコンピューターグラフィック
などの手法を用いて多彩模様塗膜を任意にデザインする
ことにより、或いは現物の砂岩模様を写真撮影すること
などにより、所望の多彩模様塗膜のイメージを決定し、
多彩模様形成用塗料の塗料設計者が当該イメージを目視
しながら経験と勘とに基づいて着色塗料粒子の配合割合
を決定し、目的とする多彩模様塗膜を実現するための多
彩模様形成用塗料を調製している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の多
彩模様形成用塗料を調製する際には、着色塗料粒子の配
合割合を幾種類かに設定した数種類の多彩模様形成用塗
料を実際に調製してそれによる多彩模様塗膜を形成し、
その評価を繰り返しながらイメージ通りの多彩模様塗膜
が形成できるようにしている。しかし、このような方法
は、塗料設計者の試行錯誤の繰り返しに負うところが大
きく、イメージ通りの多彩模様塗膜を形成することがで
きる多彩模様形成用塗料を実現するまでには膨大な手間
と長時間を要する。
【0005】本発明の目的は、イメージ通りの多彩模様
塗膜を形成するための多彩模様形成用塗料の塗料配合を
容易にかつ短時間で決定することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多彩模様形
成用塗料の塗料配合決定装置は、多数の色彩からなる多
彩模様塗膜を実現するために用いられる、限定された数
色種類の着色塗料粒子を含む多彩模様形成用塗料を調製
するに際し、上述の数色種類の着色塗料粒子の配合割合
を決定するためのものである。この装置は、形成しよう
とする多彩模様塗膜の画像を表示するための画像表示手
段と、画像表示手段に表示された多彩模様塗膜の画像を
構成する色の種類を解析するための色解析手段と、数色
種類の着色塗料粒子の各色を基準として、色解析手段に
より解析された多彩模様塗膜の画像を構成する色の種類
を近似する色同士でグループ分けし、色の種類を着色塗
料粒子の色数と同数以下の色グループに圧縮するための
色圧縮手段と、色圧縮手段によりグループ分けされた夫
々の色グループについて、それが多彩模様塗膜の画像に
占める面積比率を決定するための面積比率決定手段とを
備えている。
【0007】この装置において、画像表示手段は、例え
ば、多彩模様塗膜の画像を任意に作成するための画像作
成手段を含んでいる。
【0008】また、この装置において、画像表示手段
は、例えば、多彩模様塗膜の画像を外部から取り込むた
めの画像入力手段を含んでいる。
【0009】さらに、この装置は、例えば、画像表示手
段に表示された多彩模様塗膜の画像を構成する各色を対
応する色グループの色に置き換えて多彩模様塗膜の画像
を表示するための色圧縮後画像表示手段をさらに備えて
いる。
【0010】本発明に係る多彩模様形成用塗料の塗料配
合決定方法は、多数の色彩からなる多彩模様塗膜を実現
するために用いられる、限定された数色種類の着色塗料
粒子を含む多彩模様形成用塗料を調製するに際し、当該
数色種類の着色塗料粒子の配合割合を決定するための方
法である。この方法は、形成しようとする多彩模様塗膜
のイメージ画像を準備する画像準備工程と、イメージ画
像を構成する色の種類を解析する色解析工程と、数色種
類の着色塗料粒子の各色を基準として、色解析工程によ
り解析された多彩模様塗膜のイメージ画像を構成する色
の種類を近似する色同士でグループ分けし、色の種類を
着色塗料粒子の色数と同数以下の色グループに圧縮する
ための色圧縮工程と、色圧縮工程によりグループ分けさ
れた夫々の色グループについて、それが多彩模様塗膜の
画像に占める面積比率を決定するための面積比率決定工
程と、面積比率に基づいて、数色種類の着色塗料粒子の
配合割合を決定するための配合割合決定工程とを含んで
いる。
【0011】この方法では、画像準備工程において、例
えば、イメージ画像を任意に作成している。
【0012】また、この方法では、画像準備工程におい
て、例えば、イメージ画像として既存の多彩模様塗膜の
画像を利用している。
【0013】
【作用】本発明に係る多彩模様形成用塗料の塗料配合決
定装置では、画像表示手段に表示された多彩模様塗膜の
画像を構成する色の種類が色解析手段により解析され
る。これにより、当該画像が何種類の色により構成され
ているかかが判明する。次に、色解析手段により解析さ
れた色の種類は、色圧縮手段により近似する色同士でグ
ループ分けされる。この際、解析された色は、多彩模様
形成用塗料を構成するために用いられる限定された数種
類の色の着色塗料粒子の各色を基準として、当該着色塗
料粒子の色数と同数以下の色グループに分けられる。こ
の結果、上述の画像の色数は、限定された数種類の色の
着色塗料粒子の色数以下にまで圧縮、換言すると整理さ
れる。次に、このようにして得られた各色グループが上
述の画像中に占める面積比率を面積比率決定手段が決定
する。こうして得られた各色グループの面積比率に基づ
いて、各色グループに対応する色の着色塗料粒子を配合
すると、目的とする多彩模様塗膜を実現するための多彩
模様形成用塗料が調製される。
【0014】なお、画像表示手段が上述の画像作成手段
を含んでいる場合は、多彩模様塗膜を任意にデザインす
ることができ、このような任意にデザインした多彩模様
塗膜を実現するための多彩模様形成用塗料の配合割合を
決定することができる。
【0015】また、画像表示手段が上述の画像入力手段
を含んでいる場合は、既存の多彩模様塗膜と同様の多彩
模様塗膜を実現するための多彩模様形成用塗料の配合割
合を決定することができる。
【0016】さらに、本発明の装置が上述の色圧縮後画
像表示手段を備えている場合は、画像表示手段に表示さ
れた多彩模様塗膜の画像を構成する各色がそれに対応す
る色グループの色に置き換えられて表示される。したが
って、この場合は、本発明の装置により配合割合が決定
された多彩模様形成用塗料により形成され得る多彩模様
塗膜のイメージを、実際の塗膜を形成することなく予め
確認することができる。
【0017】本発明に係る多彩模様形成用塗料の塗料配
合決定方法では、画像準備工程で準備した多彩模様塗膜
のイメージ画像を構成する色の種類を色解析工程で解析
する。これにより、当該イメージ画像が何種類の色によ
り構成されているか判明する。次に、色圧縮工程におい
て、色解析工程で解析した色の種類を近似する色同士で
グループ分けする。ここでは、多彩模様形成用塗料を構
成するために用いられる限定された数種類の色の着色塗
料粒子の各色を基準として、解析された色を着色塗料粒
子の色数と同数以下の色グループにグループ分けする。
この結果、上述のイメージ画像の色数は、限定された数
種類の色の着色塗料粒子の色数以下にまで圧縮、換言す
ると整理されることになる。次に、このようにして得ら
れた各色グループが上述のイメージ画像中に占める面積
比率を決定する。こうして得られた各色グループの面積
比率に基づいて、各色グループに対応する色の着色塗料
粒子の配合割合を求めることができる。
【0018】なお、画像準備工程においてイメージ画像
を任意に作成する場合は、任意にデザインした多彩模様
塗膜を実現するための多彩模様形成用塗料の配合割合を
決定することができる。
【0019】また、画像準備工程において既存の多彩模
様塗膜の画像を利用する場合は、既存の多彩模様塗膜と
同様の多彩模様塗膜を実現するための多彩模様形成用塗
料の配合割合を決定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の一形態に
係る多彩模様形成用塗料の塗料配合決定装置の概略構成
を示す。図において、塗料配合決定装置1は、中央処理
装置(CPU)2、読み取り専用メモリー(ROM)
3、ランダムアクセスメモリー(RAM)4および入出
力ポート(I/Oポート)5を主に備えている。
【0021】ROM3は、塗料配合決定装置1による塗
料配合決定手順(プログラム)を記憶しており、CPU
2に対して当該プログラムを指令するための装置であ
る。また、RAM4は、所定の情報を記憶するための装
置であり、必要に応じて記憶した情報をCPU2に対し
て提供する。I/Oポート5の入力側には、塗料配合決
定装置1に対してオペレーターが所定の指令を入力する
ためのキーボード6およびマウス7、並びに既存の多彩
模様塗膜の画像などを入力するためのカラースキャナー
やカラーデジタルカメラなどの画像入力装置8が接続さ
れている。また、I/Oポート5の出力側には、CRT
やLCRなどの画像表示装置9と、カラープリンターな
どの画像出力装置10とが接続されている。
【0022】次に、図2から図6に示す動作フローチャ
ートに従って、上述の塗料配合決定装置1による塗料配
合決定動作を説明する。
【0023】オペレーターがキーボード6またはマウス
7を操作して塗料配合決定装置1の動作をスタートさせ
ると、図2のステップS1において、塗料配合決定装置
1が初期設定される。ここでは、例えばRAM4内に記
憶された情報などが消去され、また、画像表示装置9に
各種の動作指令メニューが表示される。なお、ここで画
像表示装置9に表示される動作指令メニューは、例え
ば、「原料塗料の色彩情報入力」、「画像作成」、「画
像読込み」、「配合割合決定」および「終了」などであ
る。ステップS1が終了すると、塗料配合決定装置1は
待機状態となる。
【0024】この状態で、オペレーターが「原料塗料の
色彩情報入力」を選択して指令を入力すると、プログラ
ムはステップS2からステップS7に移行する。また、
「画像作成」を選択して指令を入力すると、プログラム
はステップS3からステップS8に移行する。さらに、
「画像読込み」を選択して指令を入力すると、プログラ
ムはステップS4からステップS9に移行する。さら
に、「配合割合決定」を選択して指令を入力すると、プ
ログラムはステップS5からステップS10に移行す
る。さらに、「終了」を選択して指令を入力すると、塗
料配合決定装置1の動作が終了する。オペレーターがい
ずれの指令も入力しない場合、塗料配合決定装置1はそ
のまま待機状態を維持する。
【0025】オペレーターが「原料塗料の色彩情報入
力」を選択して指令を入力すると、プログラムは、上述
のようにステップS2からステップS7に移行し、そこ
で図3に示す「原料塗料色彩情報記憶サブルーチン」を
実行する。なお、ここで、「原料塗料」とは、多彩模様
形成用塗料を構成する、数種類の色の着色塗料粒子を云
う。
【0026】「原料塗料色彩情報記憶サブルーチン」に
おいて、オペレーターが単一の原料塗料による着色塗膜
を形成した塗板の色を画像入力装置8から入力すると、
ステップS11において当該原料塗料の色情報を読み込
む。ステップS12では、読み込んだ色情報を画像表示
装置9に表示し、続いてステップS13では、当該色情
報をRAM4に記憶する。なお、ここで記憶される色情
報は、例えばRGB系やHSV系の数値データである。
原料塗料が数種類ある場合、ステップS14においてオ
ペレーターが「継続」を指令すると、プログラムは再び
ステップS11に戻り、他の原料塗料による塗板の色が
画像入力装置8から入力されるのを待つ。オペレーター
が他の原料塗料による塗板の色を画像入力装置8から入
力すると、プログラムは再びステップS11〜S13を
処理し、ステップS14に移行する。原料塗料が多数あ
る場合は、原料塗料の種類数だけ上述の操作を繰り返
し、各原料塗料の色情報をRAM4に記憶する。例え
ば、原料塗料が4色ある場合は、上述の操作を4回繰り
返し、4色それぞれの色情報をRAM4に記憶する。な
お、ここでは、説明の便のため、青系の色A、赤系の色
B、黄系の色Cおよび緑系の色Dの4色の原料塗料に関
する色情報が記憶されたものとする。
【0027】全種類の原料塗料について上述の操作が終
了し、オペレーターがステップS14において「継続し
ない」旨の指令を入力すると、プログラムは図2のメイ
ンルーチンに戻る。
【0028】次に、オペレーターが「画像作成」を選択
して指令を入力すると、プログラムは、上述のようにス
テップS3からステップS8に移行し、そこで図4に示
す「画像作成サブルーチン」を実行する。ここで、「画
像作成」とは、形成しようとする所望の多彩模様塗膜の
イメージ画像を任意にデザインして作成することを云
う。
【0029】「画像作成サブルーチン」において、ステ
ップS15では、画像表示装置9を画像作成画面に設定
する。ここで、オペレーターがキーボード6やマウス7
を操作して所望の多彩模様塗膜の画像パターンを入力す
ると、ステップS16において当該画像パターンを画像
表示装置9に表示する。なお、ここで表示されるのは、
所望の画像パターンの輪郭のみである。次に、オペレー
ターが同様にキーボード6などを操作して当該画像パタ
ーンの着色情報を指令すると、ステップS17において
当該画像パターンを複数の色に着色する。これにより、
画像表示装置9には、所望の多彩模様塗膜のカラー画像
が表示される。ステップS18では、このカラー画像を
RAM4に記憶する。ステップS18が終了すると、プ
ログラムは再び図2のメインルーチンに戻り、待機状態
となる。
【0030】次に、オペレーターが「画像読み込み」を
選択して指令を入力すると、プログラムは、上述のよう
にステップS4からステップS9に移行し、そこで図5
に示す「画像読み込みサブルーチン」を実行する。ここ
で、「画像読み込み」とは、所望の多彩模様塗膜の現
物、又は、砂岩の写真画像などを塗料配合決定装置1に
読み込むことを云う。
【0031】「画像読み込みサブルーチン」において、
オペレーターが上述の写真画像などを画像入力装置8か
ら入力すると、ステップS19においてそのカラー画像
を塗料配合決定装置1に読み込み、続いてステップS2
0において当該カラー画像を画像表示装置9に表示す
る。次に、ステップS21において、プログラムは、オ
ペレーターに対して当該画像を加工するか否かを問いか
ける。ここで、「加工」とは、表示された画像をオペレ
ーターの感性などに基づいて変更し、読み込んだ画像を
基礎とした新規な創作画像を作成することを云う。オペ
レーターが画像の加工を行わないと判断し、その旨を指
令すると、プログラムはステップS22に移行し、読み
込んだカラー画像をRAM4に記憶する。
【0032】一方、ステップS21において、オペレー
ターが画像の加工を実施すると判断し、その旨を指令し
た場合、プログラムはステップS21からステップS2
3に移行する。ステップS23では、キーボード6など
の操作に基づいて読み込まれた画像を変更する。これに
より、オペレーターの好みの画像が作成される。ステッ
プS23が終了すると、プログラムはステップS22に
移行し、当該変更されたカラー画像をRAM4に記憶す
る。
【0033】ステップS22が終了すると、プログラム
は再び図2のメインルーチンに戻り、待機状態となる。
【0034】次に、オペレーターが「配合割合決定」を
選択して指令を入力すると、プログラムは、上述のよう
にステップS5からステップS10に移行し、そこで図
6に示す「配合割合決定サブルーチン」を実行する。こ
こで、「配合割合決定」とは、目的とする多彩模様塗膜
を実現するために用いる多彩模様形成用塗料を構成す
る、上述の原料塗料の配合割合を決定することを云う。
【0035】「配合割合決定サブルーチン」において、
ステップS24では、ステップS18でRAM4に記憶
された作成画像またはステップS22でRAM4に記憶
された読み込み画像(またはそれに加工を施したもの)
を読み出し、続いてステップS25において当該画像の
カラー画像を画像表示装置9に表示する。なお、ステッ
プS24で読み出すカラー画像は、オペレーターがキー
ボード6などを操作することに選択することができる。
【0036】次に、ステップS26において、画像表示
装置9に表示されたカラー画像の色解析を行う。ここで
は、当該カラー画像に含まれる全色のRGB系またはH
SV系の数値データを求める。このステップS26にお
いて求められた各色の色情報は、次のステップS27に
おいてRAM4に記憶する。
【0037】次に、ステップS28において、オペレー
ターに対して色圧縮処理を行うか否かを問いかける。オ
ペレーターが指令を入力しない場合、プログラムはその
まま待機状態を維持する。オペレーターが色圧縮処理の
指令を入力した場合、プログラムはステップS29に移
行し、色圧縮処理を実行する。
【0038】図7および図8を参照して、ステップS2
9での色圧縮処理について説明する。このステップでの
色圧縮処理とは、ステップS25で表示されたカラー画
像に含まれる色数を、原料塗料の色数と同数まで整理す
ることを云う。図7は、ステップS26で表示されたカ
ラー画像の一例の一部である。このカラー画像は、例え
ば、3色の青系の色a1,a2およびa3、2色の赤系
の色b1およびb2、3色の黄系の色c1,c2および
c3、並びに2色の緑系の色d1およびd2の計10色
からなるランダム模様であったとする。ステップS29
での色圧縮処理では、この10色の色を、ステップS1
3において記憶したA,B,CおよびDの4色の原料塗
料の色数に整理する。具体的には、ステップS13にお
いて記憶したA、B、CおよびDの数値データを基準と
して、上述の10色の色をRGB系またはHSV系の数
値データが近似する同系色の色でグループ分けし、表1
に示すように、原料塗料の色数に対応した4つの色グル
ープA〜Dに整理する。なお、グループ分けの手法とし
ては、例えば、RGB一致色法、HSV一致色法、RG
B類似色法、HSV類似色法、最多数色法、ヒストグラ
ム法、誤差拡散法、メディアン法および最初のN色法な
どの周知の方法を適用することができる。
【0039】
【表1】
【0040】次に、図7に示されたカラー画像を構成す
る各色を表1に従って対応する原料塗料の色に置換する
と、当該カラー画像は、図8に示すように、原料塗料の
4色(すなわち、A、B、CおよびD)によるカラー画
像に単純化される。ステップS30では、このような単
純化処理をし、この単純化されたカラー画像を画像表示
装置9に表示する。これにより、オペレーターは、色圧
縮処理後のカラー画像のイメージとステップS25で表
示されたカラー画像のイメージとを比較し、両者のイメ
ージのずれを確認することができる。
【0041】ステップS30が終了すると、次にステッ
プS31において、ステップS30で表示した画像をプ
リントアウトするか否かをオペレーターに問いかける。
オペレーターがプリントアウトを指令すると、ステップ
S32に移行し、画像出力装置10からステップS30
で表示したカラー画像を出力する。なお、出力されたカ
ラー画像は、例えば、実際に塗料配合決定装置1で得ら
れたデータを基にして調製した多彩模様形成用塗料を用
いて多彩模様塗膜を形成した場合に、当該塗膜のリファ
レンスなどとして用いることができる。
【0042】次に、ステップS33では、ステップS3
0で表示したカラー画像を修正するか否かをオペレータ
ーに問いかける。例えば、ステップS30で表示された
カラー画像がステップS25で表示された元のカラー画
像のイメージと大きく異なる(例えば、色圧縮処理後の
色彩イメージが元の色彩イメージと大幅に異なる)とオ
ペレーターが判断した場合、オペレーターが修正を指令
するとプログラムはステップS34に移行する。ステッ
プS34では、ステップS25で表示された原カラー画
像をRAM4から読みだして画像表示装置9に表示す
る。そして、ステップS35において、表示されたカラ
ー画像に対するオペレーターからの修正を受け付ける。
ここでの修正は、例えば、ステップS30で表示された
カラー画像をステップS25で表示された原カラー画像
に近づけるために、原カラー画像の色彩を調整する修正
などである。ステップS35が終了すると、プログラム
は再びステップS25に戻り、ステップS33までの動
作を繰り返す。
【0043】ステップS30で表示されたカラー画像の
イメージがステップS25で表示された原カラー画像の
イメージに近似した場合、ステップS33においてオペ
レーターが修正しない旨の指令を入力すると、プログラ
ムはステップS36に移行する。ステップS36では、
オペレーターに対し、ステップS30で表示された色圧
縮後のカラー画像について、色面積比率を求めるか否か
を問いかける。オペレーターがその旨の指令を入力する
と、プログラムはステップS37に移行し、色面積比率
を求める。なお、ここで云う色面積比率は、ステップS
30で表示されたカラー画像(図8参照)において、原
料塗料の各色A、B、CおよびDが占める面積割合であ
る。
【0044】ステップS37が終了すると、プログラム
はステップS38に移行し、原料塗料の配合割合を決定
する。ここでは、ステップS37で得られた各色の色面
積比率を原料塗料の体積比率または重量比率に置き換
え、これにより原料塗料の配合割合を体積比または重量
比として表示する。
【0045】ステップS38が終了すると、プログラム
は、再び図2に示すメインルーチンに戻り、待機状態と
なる。
【0046】上述の塗料配合決定装置1で得られたデー
タに基づいて多彩模様形成用塗料を調製する場合は、ス
テップS38で得られた配合比率で原料塗料を配合す
る。こうして調製された多彩模様形成用塗料を例えばス
プレー塗装法などにより建築物の外壁や内壁に塗布する
と、当該外壁や内壁には、ステップS25で表示された
画像のイメージの多彩模様塗膜が形成される。
【0047】上述の塗料配合決定装置1によれば、作成
しようとする多彩模様塗膜のイメージ画像を設定し、そ
の画像を色圧縮処理して色面積比率を求め、それにより
原料塗料の配合割合を決定しているので、従来のように
塗料設計者が経験と勘により原料塗料の配合割合を決定
する場合に比べて、イメージ通りの多彩模様塗膜を形成
することができる塗料についての原料塗料の配合割合を
容易に、しかも短時間で決定することができる。
【0048】〔他の実施の形態〕 (1)上述の実施の形態では、原料塗料の色情報を読み
込んでRAM4に記憶するように構成したが、本発明は
これに限られない。例えば、各原料塗料の色情報は、予
めRAM4に記憶されていてもよい。
【0049】(2)上述の実施の形態では、作成しよう
とする多彩模様塗膜の画像を作成または読み込みの両者
により設定できるように構成したが、いずれか一方によ
り画像を設定するようにした場合でも本発明を同様に実
施することができる。
【0050】(3)上述の実施の形態では、形成しよう
とする多彩模様塗膜の画像に含まれる色数が10色であ
りかつ原料塗料の色数が4色の場合について説明した
が、色数がこれら以外の場合も本発明を同様に実施する
ことができる。
【0051】(4)上述の実施の形態では、ステップS
30で色圧縮処理後のカラー画像を表示するように構成
したが、色圧縮処理後に直ちに色面積比率を決定するよ
うに構成した場合(すなわち、ステップS29からステ
ップS37に直接移行するように構成した場合)も本発
明を同様に実施することができる。
【0052】(5)上述の実施の形態では、多彩模様塗
膜の画像に含まれる10色の色を原料塗料の全ての色に
対応させて4つにグループ分けしたが、本発明はこれに
限定されない。例えば、原料塗料のうちの一色が上述の
10色と近似しない場合は、その一色を除いた他の原料
塗料の色に対応させて元の10色を3つにグループ分け
してもよい。すなわち、上述の10色は、原料塗料の色
数以下にグループ分けすればよい。これは、他の実施の
形態(3)で説明したように、色数が異なる場合も同様
である。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る多彩模様形成用塗料の塗料
配合決定装置は、形成しようとする多彩模様塗膜のイメ
ージ画像を設定し、その画像を色圧縮処理して色面積比
率を求め、それにより原料塗料の配合割合を決定してい
るので、イメージ通りの多彩模様塗膜を実現するための
塗料配合を従来に比べて容易に、しかも短時間に決定す
ることができる。
【0054】本発明に係る多彩模様形成用塗料の塗料配
合決定方法は、形成しようとする多彩模様塗膜のイメー
ジ画像を設定し、その画像を色圧縮処理して色面積比率
を求め、それにより原料塗料の配合割合を決定している
ので、イメージ通りの多彩模様塗膜を実現するための塗
料配合を従来に比べて容易に、しかも短時間で決定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係る塗料配合決定
装置の概略構成を示す図。
【図2】前記塗料配合決定装置の制御フローチャート。
【図3】前記塗料配合決定装置の制御フローチャート。
【図4】前記塗料配合決定装置の制御フローチャート。
【図5】前記塗料配合決定装置の制御フローチャート。
【図6】前記塗料配合決定装置の制御フローチャート。
【図7】色圧縮処理前のカラー画像の一例の一部。
【図8】色圧縮処理後のカラー画像の一例の一部。
【符号の説明】
8 画像入力装置 9 画像表示装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の色彩からなる多彩模様塗膜を実現す
    るために用いられる、限定された数色種類の着色塗料粒
    子を含む多彩模様形成用塗料を調製するに際し、前記数
    色種類の着色塗料粒子の配合割合を決定するための装置
    であって、 形成しようとする前記多彩模様塗膜の画像を表示するた
    めの画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された前
    記多彩模様塗膜の画像を構成する色の種類を解析するた
    めの色解析手段と、 前記数色種類の着色塗料粒子の各色を基準として、前記
    色解析手段により解析された前記多彩模様塗膜の画像を
    構成する前記色の種類を近似する色同士でグループ分け
    し、前記色の種類を前記着色塗料粒子の色数と同数以下
    の色グループに圧縮するための色圧縮手段と、 前記色圧縮手段によりグループ分けされた夫々の前記色
    グループについて、それが前記多彩模様塗膜の画像に占
    める面積比率を決定するための面積比率決定手段と、を
    備えた多彩模様形成用塗料の塗料配合決定装置。
  2. 【請求項2】前記画像表示手段が、前記多彩模様塗膜の
    画像を任意に作成するための画像作成手段を含んでい
    る、請求項1に記載の多彩模様形成用塗料の塗料配合決
    定装置。
  3. 【請求項3】前記画像表示手段が、前記多彩模様塗膜の
    画像を外部から取り込むための画像入力手段を含んでい
    る、請求項1または2に記載の多彩模様形成用塗料の塗
    料配合決定装置。
  4. 【請求項4】前記画像表示手段に表示された前記多彩模
    様塗膜の画像を構成する前記各色を対応する前記色グル
    ープの色に置き換えて前記多彩模様塗膜の画像を表示す
    るための色圧縮後画像表示手段をさらに備えている、請
    求項1、2または3に記載の多彩模様形成用塗料の塗料
    配合決定装置。
  5. 【請求項5】多数の色彩からなる多彩模様塗膜を実現す
    るために用いられる、限定された数色種類の着色塗料粒
    子を含む多彩模様形成用塗料を調製するに際し、前記数
    色種類の着色塗料粒子の配合割合を決定するための方法
    であって、 形成しようとする前記多彩模様塗膜のイメージ画像を準
    備する画像準備工程と、 前記イメージ画像を構成する色の種類を解析する色解析
    工程と、 前記数色種類の着色塗料粒子の各色を基準として、前記
    色解析工程により解析された前記多彩模様塗膜のイメー
    ジ画像を構成する前記色の種類を近似する色同士でグル
    ープ分けし、前記色の種類を前記着色塗料粒子の色数と
    同数以下の色グループに圧縮するための色圧縮工程と、 前記色圧縮工程によりグループ分けされた夫々の前記色
    グループについて、それが前記多彩模様塗膜の画像に占
    める面積比率を決定するための面積比率決定工程と、 前記面積比率に基づいて、前記数色種類の着色塗料粒子
    の配合割合を決定するための配合割合決定工程と、を含
    む多彩模様形成用塗料の塗料配合決定方法。
  6. 【請求項6】前記画像準備工程において、前記イメージ
    画像を任意に作成する、請求項5に記載の多彩模様形成
    用塗料の塗料配合決定方法。
  7. 【請求項7】前記画像準備工程において、前記イメージ
    画像として既存の前記多彩模様塗膜の画像を利用する、
    請求項5に記載の多彩模様形成用塗料の塗料配合決定方
    法。
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