JPH0766156B2 - ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法

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JPH0766156B2
JPH0766156B2 JP60213312A JP21331285A JPH0766156B2 JP H0766156 B2 JPH0766156 B2 JP H0766156B2 JP 60213312 A JP60213312 A JP 60213312A JP 21331285 A JP21331285 A JP 21331285A JP H0766156 B2 JPH0766156 B2 JP H0766156B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀写真感光材料の製造方法に関し、
特に紫外線をカットした明室で取扱い可能なハロゲン化
銀写真感光材料の製造方法に関する。
[従来技術] 印刷用製版工程において使用されるハロゲン化銀写真感
光材料は、硬調な階調が必要であり、通常、塩化銀含有
率が70モル%以上のハロゲン化銀からなっている。
近年、この分野において、比較的低い感度の感光材料を
使用する密着露光工程(いわゆる返し工程)等を、明る
い部屋で行うことのできるハロゲン化銀写真感光材料
(明室用ハロゲン化銀写真感光材料)が開発されてきて
いる。
この明室用ハロゲン化銀写真感光材料は、紫外線をカッ
トした明室で取扱が可能であり、プリンター光源に対し
て感度を有し、かつ硬調で高い最大濃度を持つこと等の
特性が要求される。
この明室用ハロゲン化銀写真感光材料は、すでに数多く
知られている。
例えば、特開昭56−125734号公報には、少なくとも90モ
ル%の塩化銀を含むハロゲン化銀1モルに対し、10-3
10-5モルのロジウム塩を含む超低感度ハロゲン化銀乳剤
が記載されている。特開昭59−142540号公報には、少な
くとも80モル%の塩化銀を含む化学熟成を行わないハロ
ゲン化銀乳剤で、ポーラログラフの陽極電位と陰極電位
との和が正である有機減感剤を含む、ハロゲン化銀写真
乳剤が記載されている。特開昭59−193447号公報には、
塩化銀含有率が50モル%以上のハロゲン化銀粒子からな
るハロゲン化銀乳剤層の上に、乳剤層の可視光に対する
感光性を減少させる染料を含有する親水性コロイド層を
設けた明室用ハロゲン化銀写真感光材料が記載されてい
る。上記のハロゲン化銀乳剤は、ネガ型のハロゲン化銀
写真感光材料で、特開昭59−142540号公報及び特開昭59
−193447号公報に記載されているハロゲン化銀写真感光
材料は化学増感されていない。しかしながら、これらの
ハロゲン化銀写真感光材料は、上記の特性を充分満足し
たものではない。
又、特開昭58−176635号公報には、可溶性ロジウム塩又
は可溶性イリジウム塩でドープされ、還元剤でかぶらさ
れたアンモニア性ハロゲン化銀乳剤層を有する直接ポジ
用ハロゲン化銀写真感光材料が記載されている。しか
し、この写真感光材料は、直接ポジ用であって、ネガ型
ではない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、紫外線をカットした明室での取扱が可
能な、ネガ型ハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
である。
[問題点を解決する手段] 本発明のかかる目的は、ハロゲン化銀乳剤層に有機減感
剤を含むハロゲン化銀写真感光材料の製造方法におい
て、該ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀が70モル%以
上の塩化銀からなり、実質的に立方体結晶でかつ単分散
であり、還元剤により熟成されていることにより達成さ
れた。
本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀
の70モル%以上が塩化銀からなる塩化銀、塩臭化銀、塩
臭沃化銀であり、特に90モル%以上が塩化銀からなるこ
とが好ましい。
本発明に使用されるハロゲン化銀粒子は、実質的に立方
体結晶であり、かつ単分散であることが好ましい。この
ハロゲン化銀粒子が、実質的に立方体結晶でかつ単分散
であるということは、結晶表面がすべて[100]面であ
る完全立方体結晶から、[100]面が70%以上、好まし
くは80%以上を占め、他が[111]面である14面体結晶
を含み、かつハロゲン化銀粒子の重量、又は数に関して
全体の80%、好ましくは90%を占める粒子の直径が、平
均粒子径の±40%以内にあるハロゲン化銀結晶よりなる
ことである。
ハロゲン化銀粒子の平均粒子径は、0.5μ以下がよく、
特に0.3μ以下が好ましい。平均粒子サイズを求める方
法の詳細については、ミース(C.E.Mees)とジェームス
(T.H.James)著のザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグ
ラフィック・プロセス(THE THEORY OF THE PHOTOGRAPH
IC PROCESS)、第3版、36〜43頁、1966年、マクミラン
(MACMILLAN)社刊に記載されている。
本発明に使用される実質的に立方体でかつ単分散のハロ
ゲン化銀乳剤は、可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を同時
に混合し、ハロゲン化銀の形成される液層中のpAgを一
定に保つ、いわゆるコントロールド・ダブルジェット法
により作成することができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、明室での感度を低下さ
せ、紫外線の感度を高めるために水溶性ロジウム塩、例
えば、ロジウムクロライド、ロジウムトリクロライド、
ロジウムアンモニウムクロライド等を用いることが好ま
しい。更にこれらの錯塩を用いることもできる。上記の
ロジウム塩の添加時期は、乳剤製造時の第1熟成前が好
ましく、特に粒子形成中に添加されるのが好ましい。そ
の添加量は、銀1モル当たり10-5〜10-8モルが好まし
い。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、還元剤により熟成され
る。用いられる還元剤としては、アルデヒド化合物(例
えば、ホルマリン)、ヒドラジン、チオ尿素ジオキサイ
ド等の有機アミン化合物、塩化第一錫等の無機化合物、
又はアミノボラン等をあげることができる。これらの具
体例は、米国特許第2563785号、同第2588982号、同第29
83609号、同第3227552号、同第4030925号各明細書及び
特開昭47−9677号公報、同53−20318号公報に記載され
ている。
以下に好ましい還元剤の具体例を示す。
I−1.ヒドラジン・硫酸塩 I−2.チオ尿素ジオキサイド I−3.N−(p−トリル)−N′−ホルミルヒドラジン I−4.1−フェニル−3−(4−ホルミルヒドラジノフ
ェニル)−チオ尿素 I−5.1−(β−ホルミルエチル)−2−メチル−ベン
ゾチアゾリウム・ブロマイド 使用される還元剤の量は、ハロゲン化銀1モルに対し、
10-4〜10-6モル、特に5×10-4〜10-5モルの範囲が好ま
しい。この量よりも多いとカブリを生じやすく、少ない
と紫外線をカットした明室での安定性が低下する。
ハロゲン化銀を還元剤で熟成する時のpHは、8.0〜9.5が
好ましく、特に8.5〜9.0が好ましい。この範囲以外で
は、紫外線をカットした明室での安定性が低下し、再現
性が低下する。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、通常のハロゲン化銀
写真乳剤で行なわれる金増感、硫黄増感は行なわない。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤では、金増感は著しく乳
剤の安定性を悪くし、特にカブリを発生しやすいので好
ましくない。又、硫黄増感は可視光に対する感度を上げ
ることから好ましくない。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、有機減感剤又は有機減感
色素を含有する。用いられる化合物は、イギリス特許第
723019号、米国特許第2541472号各明細書、特開昭47−3
285号公報、特公昭40−26751号公報等に記載されてい
る。
以下に好ましい減感剤の具体例を示す。
II−1.ピナクリプトール・イエロー II−2.4−メチル−3−(m−ニトロフェニル)−チア
ゾリジン−2−チオン II−3.1−p−ニトロフェニル−5−メルカプトテトラ
ゾール II−4.2−メルカプト−6−ニトロベンゾチアゾール II−5.2−メルカプト−6−ニトロベンズイミダゾール II−6.5−ニトロベンゾトリアゾール II−7.フェノサフラニン II−8.5−(m−ニトロベンジリデン)−ローダニン 有機減感剤の使用量は、ハロゲン化銀1モル当たり10-2
〜10-5モルの範囲が好ましい。
添加時期は、還元剤による熟成の後に添加される。
本発明に用いられるハロゲン化銀の結合剤又は保護コロ
イドとしては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、そ
れ以外のゼラチン、例えば、ゼラチン誘導体を用いるこ
とができる。
ゼラチンとしては、石灰処理ゼラチンの他、酸処理ゼラ
チンを用いてもよく、ゼラチン加水分解物、ゼラチン酵
素分解物を用いることもできる。ゼラチン誘導体として
は、例えば、米国特許第2614928号明細書及び特開昭46
−5182号公報に記載されている。ゼラチンと、酸無水
物、イソシアネート、活性ハロゲンを有する化合物との
反応生成物をあげることができる。このゼラチンとの反
応に用いられる酸無水物としては、例えば、無水マレイ
ン酸、無水フタル酸、無水安息香酸、無水酢酸、無水コ
ハク酸等が含まれ、イソシアネート化合物としては、例
えば、フェニルイソシアネート、p−ブロモフェニルイ
ソシアネート、p−クロロフェニルイソシアネート、p
−トリルイソシアネート、p−ニトロフェニルイソシア
ネート、ナフチルイソシアネート等をあげることができ
る。活性ハロゲンを有する化合物としては、例えば、ベ
ンゼンスルホニルクロライド、p−メトキシベンゼンス
ルホニルクロライド、p−ブロモベンゼンスルホニルク
ロライド、p−トルエンスルホニルクロライド、m−ニ
トロベンゼンスルホニルクロライド、ナフタレン−β−
スルホニルクロライド、m−カルボキシベンゼンスルホ
ニルクロライド、2−アミノ−5−メチルベンゼンスル
ホニルクロライド、エチルクロロカーボネート、2,4−
ジクロロ−6−ヒドロキシs−トリアジン・ナトリウム
塩等をあげることができる。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、沈澱形成後あるいは
物理熟成後に通常可溶性塩類を除去するが、そのための
手段としては、ゼラチンをゲル化させて行うヌーデル水
洗法、多価アニオンより成る無機塩類(例えば、硫酸ナ
トリウム)、アニオン性界面活性剤、アニオン性ポリマ
ー(例えば、ポリスチレンスルホン酸)、ゼラチン誘導
体(脂肪族シアル化ゼラチン、芳香族アシル化ゼラチ
ン、芳香族カルバモイル化ゼラチン等)を利用した沈降
法(フローキュレーション)を用いても良い。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、カブリ防止剤(ベン
ゾトリアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾール、
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール等)、フィ
ルター染料、有機又は無機硬膜剤(クロムみょうばん、
ホルムアルデヒド、グリオギザール、2,4−ジクロル−
6−ヒドロキシ−s−トリアジン・ナトリウム塩等)、
界面活性剤、水不溶性又は難溶性の合成ポリマーラテッ
クス等を含むことができる。
本発明に用いられる支持体としては、例えば、セルロー
スアセテートフイルム、ポリエチレンフイルム、ポリプ
ロピレンフイルム、ポリスチレンフイルム、バライタ
紙、ポリエチレン等の樹脂によって被覆された紙、合成
紙等を挙げることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真処理には、公
知の方法を用いることができ、処理液には公知のものを
用いることができる。処理温度は、通常、18〜45℃の範
囲である。現像主薬としては、ジヒドロキシベンゼン類
(例えば、ハイドロキノン)、3−ピラゾリドン類(例
えば、1−フェニル−3−ピラゾリドン)、アミノフェ
ノール類(例えば、N−メチル−3−アミノフェノー
ル)等を用いることができる。現像液には、この他に公
知の保恒剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤等を
含み、更に溶解助剤、色調剤、現像促進剤、界面活性
剤、消泡剤、硬水軟化剤、硬膜剤、粘性付与剤等を含ん
でもよい。
定着液としては、公知の組成のものを用いることができ
る。定着剤としては、チオ硫酸塩、チオシアン酸塩の
他、定着剤としての効果が知られている有機硫黄化合物
を用いることができる。定着後には、硬膜剤として水溶
性アルミニウム化合物を含んでもよい。
[発明の効果] 本発明により製造されたハロゲン化銀写真感光材料は、
可視光に対する感度が低いので、紫外線をカットした明
室下で取扱うことができる。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例1 40℃に保ったゼラチン水溶液中に、硝酸銀水溶液(1モ
ル%水溶液)と塩化ナトリウム水溶液(1.2%モル水溶
液)を、攪拌下、同時混合により20分間で加え、平均粒
子径0.25μの単分散立方体の塩化銀乳剤を調製した。こ
の乳剤に、無水フタル酸を加えてゼラチンをフタル化
し、クエン酸を加えてpHをゼラチンの等電点まで下げて
凝集沈降し、可溶性の塩類を除去した。その後、ハロゲ
ン化銀1モル当たり60gのイナートゼラチンを加えて、p
Hを炭酸カリウムで6.0に調節して、40℃、30分間予備分
散した。これを2等分して、一つを更に40℃で40〜90分
間熟成した。この乳剤に、ピナクリプトール・イエロー
をハロゲン化銀1モルに対し200mg(5.4×10-4モル)加
え、40℃、20分で吸着させた後、更に、安定剤として6
−メチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデ
ン、界面活性剤としてサポニン、硬膜剤としてホルマリ
ンを加え、フイルムベース上に銀量が1平方メートル当
たり4.0gとなるように塗布、乾燥して、比較試料1〜6
を作成した。一方、比較試料の40℃、40〜90分間熟成す
る代りに、塩化銀1モルに対し、塩化ナトリウム10%水
溶液25ml、塩化銅0.2%水溶液3.4ml、炭酸カリウム5%
水溶液17mlを加え、pHを8.8に合せ、ヒドラジン・硫酸
塩1%水溶液3.4ml(2.6×10-4モル)を加え、40℃、40
〜90分間熟成し、他は比較試料と同様にして本発明の試
料7〜12を作成した。
この試料を濃度差0.1のウェッジ(デュポン社製、A−6
4013)と重ね合せ、明室プリンター(大日本スクリーン
製造(株)製、P−617−FM・GM)で露光して、下記の
現像液を用い38℃、30秒現像し、定着、水洗、乾燥処理
した。更に、比較試料及び本発明の試料を、紫外線をカ
ットした白色蛍光灯40Wの直下1.5m、200ルックスで60分
照射し、同様に現像処理しカブリ濃度を測定した。以上
の結果を表−1に示す(実施例2、3も同様に可視光に
よるカブリを測定した)。
現像液 臭化カリウム 2.0g 水酸化カリウム 20g 炭酸カリウム 35g 亜硫酸カリウム 80g ハイドロキノン 20g トリエチレングリコール 30g ポリエチレングリコール 2.0g 4−ニトロインダゾール 0.1g 水を加えて1とする(pH=11.7)。
結果を表−1に示す。なお、感度は、比較試料の熟成時
間40分の感度を100とした相対感度で示した(実施例
2、3も同様に示した)。又、コントラストは、Dmin+
0.5及びDmin+1.5の濃度に位置する2点間の特性曲線の
勾配を示す。
表−1の結果より、本発明の試料は比較の試料に比べ、
著しく減感していることがわかる。
又、比較試料は、可視光に感光性を持つので、紫外線を
カットした蛍光灯により著しいカブリを生ずる。一方、
本発明の試料は、可視光に対する感光性が低いので、紫
外線をカットした蛍光灯によるカブリをほとんど生ずる
ことがなく、紫外線をカットした明室で取扱うことがで
きる。
実施例2 熟成時間を60分とし、減感剤を代えた以外は、実施例1
と同様に比較試料13〜18及び本発明の試料19〜24を作成
し、露光、現像処理を行い、表−2に示す結果を得た。
表−2の結果より、本発明の試料は効果的に減感し、紫
外線をカットした蛍光灯によりカブリをほとんど生じて
いないことがわかる。
実施例3 40℃に保ったゼラチン水溶液中に、硝酸銀水溶液(1モ
ル%水溶液)と、塩化ロジウム(4×10-5モル)及び塩
化ナトリウム(水溶液として1.15モル%水溶液)を含む
水溶液を、攪拌下20分で同時混合し、平均粒子径0.25μ
の単分散立方体の塩化銀乳剤を調製した。この乳剤に無
水フタル酸を加えゼラチンをフタル化し、クエン酸を加
えてpHをゼラチンの等電点まで下げて凝集沈澱し、可溶
性の塩類を除去した。その後、ハロゲン化銀1モル当た
り60gのイナートゼラチンを加え、40℃、30分熟成し
た。次いで、減感剤、安定剤として6−メチル−4−ヒ
ドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン、1−フェニル
−5−メルカプトテトラゾール、界面活性剤としてサポ
ニン、硬膜剤としてホルマリンを加え、ポリエステルフ
イルムベース上に銀量が1平方メートル当たり4.0gとな
るように塗布、乾燥して、比較試料25〜30を作成した。
比較試料の40℃、30分熟成の代りに、実施例1と同様
に、塩化銀1モルに対しヒドラジン・硫酸塩1%水溶液
3.4ml、塩化ナトリウム、塩化銅、炭酸カリウムを加
え、30分熟成し、本発明の試料31〜36を作成した。実施
例1と同様に露光、現像処理を行い、表−3の結果を得
た。
表−3の結果より、比較試料は紫外線をカットした蛍光
灯によりカブリを生ずるが、本発明の試料は紫外線をカ
ットした蛍光灯によりカブリをほとんど生じないことが
わかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−82831(JP,A) 特開 昭58−49938(JP,A) 特開 昭58−125612(JP,A) 特開 昭60−162246(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化銀乳剤層に有機減感剤を含むハ
    ロゲン化銀写真感光材料の製造方法において、該ハロゲ
    ン化銀乳剤層のハロゲン化銀が、70モル%以上の塩化銀
    からなり、実質的に立方体結晶でかつ単分散であり、還
    元剤により熟成されていることを特徴とするネガ型ハロ
    ゲン化銀写真感光材料の製造方法。
  2. 【請求項2】ハロゲン化銀が、銀1モル当たり10-5〜10
    -8モルの水溶性ロジウム塩を含むことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のネガ型ハロゲン化銀写真感光材
    料の製造方法。
JP60213312A 1985-09-26 1985-09-26 ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法 Expired - Lifetime JPH0766156B2 (ja)

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