JPH0766120B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH0766120B2 JPH0766120B2 JP1115574A JP11557489A JPH0766120B2 JP H0766120 B2 JPH0766120 B2 JP H0766120B2 JP 1115574 A JP1115574 A JP 1115574A JP 11557489 A JP11557489 A JP 11557489A JP H0766120 B2 JPH0766120 B2 JP H0766120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- color
- electrode
- color filter
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示装置に関する。
さらに詳しくはカラー表示を得るためにカラーフィルタ
ーを具備した液晶表示装置に関する。
ーを具備した液晶表示装置に関する。
従来、液晶表示装置に配設されるカラーフィルターは次
のような方法で得られるものであった。
のような方法で得られるものであった。
即ち、表示パネルの電極上に赤，緑，青の色素をスクリ
ーン印刷して着色層を設けたり、第１図に示すようなフ
ォトリソグラフ工程を用いて着色層を設けたものであっ
た。
ーン印刷して着色層を設けたり、第１図に示すようなフ
ォトリソグラフ工程を用いて着色層を設けたものであっ
た。
しかし、前者の方法では製造方法は比較的簡単であるが
微細なパターンが形成しにくいという欠点を有し、後者
の方法では微細なパターンを形成することは容易である
が製造コストが高いフォトリソグラフ工程を４回も必要
とし、しかも微細化するに従ってより正確なパータンの
位置合せが困難となり、位置ずれを生じ、その結果液晶
表示装置の色ずれが発生し、非常に見にくく、鮮明なカ
ラー表示ができないという問題点を有していた。
微細なパターンが形成しにくいという欠点を有し、後者
の方法では微細なパターンを形成することは容易である
が製造コストが高いフォトリソグラフ工程を４回も必要
とし、しかも微細化するに従ってより正確なパータンの
位置合せが困難となり、位置ずれを生じ、その結果液晶
表示装置の色ずれが発生し、非常に見にくく、鮮明なカ
ラー表示ができないという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、その目的とするところは、微細なパターン形状で
あっても、色ずれのない鮮明なカラー表示が得られる液
晶表示装置を提供することにある。
あり、その目的とするところは、微細なパターン形状で
あっても、色ずれのない鮮明なカラー表示が得られる液
晶表示装置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、一対の基板間の液晶層が挟持
されてなり、一方の基板上には、任意のパターンに形成
された導電性透明薄膜層と、該導電性透明薄膜層上に形
成された電気化学的反応からなる電着による着色層とを
少なくとも具備するカラーフィルターが配設されたこと
を特徴とする。
されてなり、一方の基板上には、任意のパターンに形成
された導電性透明薄膜層と、該導電性透明薄膜層上に形
成された電気化学的反応からなる電着による着色層とを
少なくとも具備するカラーフィルターが配設されたこと
を特徴とする。
以下実施例について詳細に説明する。
第２図および第３図は本発明に用いたカラーフィルター
の製造方法を示すものでパイレックスガラス等の透明基
板10上にIn2O3やITO（In2O3＋SnO2）等の導電性透明薄
膜によってストライプ状の電極11を形成し、適宜選択し
てリード線12を接続した後、樹脂・顔料およびその他の
添加剤を含んだ電着用塗料13の中に浸漬し対向電極14と
の間に電界を印加して直流を流す。
の製造方法を示すものでパイレックスガラス等の透明基
板10上にIn2O3やITO（In2O3＋SnO2）等の導電性透明薄
膜によってストライプ状の電極11を形成し、適宜選択し
てリード線12を接続した後、樹脂・顔料およびその他の
添加剤を含んだ電着用塗料13の中に浸漬し対向電極14と
の間に電界を印加して直流を流す。
電着塗装にはアニオンおよびカチオン電着塗装があり、
方式によって被塗装物は正極性（アニオン電着塗装）ま
たは負極性（カチオン電着塗装）が印加される。
方式によって被塗装物は正極性（アニオン電着塗装）ま
たは負極性（カチオン電着塗装）が印加される。
電界が印加されると電着用塗料中に溶解または分散した
樹脂は帯電しており被塗装物の方向へ移動し被塗装物
（すなわち電極11）近傍で水素イオンと陽極から塗け出
した金属イオン（アニオン電着塗装の場合）または水素
基イオン（カチオン電着塗装の場合）と反応し水に不溶
化して被塗装物状に析出する。
樹脂は帯電しており被塗装物の方向へ移動し被塗装物
（すなわち電極11）近傍で水素イオンと陽極から塗け出
した金属イオン（アニオン電着塗装の場合）または水素
基イオン（カチオン電着塗装の場合）と反応し水に不溶
化して被塗装物状に析出する。
次に基板10を浴槽16から引き上げ、表面に付着する水に
溶ける薄層を水洗いした後塗装していない電極11のうち
からさらに適宜選択してリード線12を接続して異なった
顔料を含んだ電着塗料中に浸漬して他の色を電着塗装す
る。
溶ける薄層を水洗いした後塗装していない電極11のうち
からさらに適宜選択してリード線12を接続して異なった
顔料を含んだ電着塗料中に浸漬して他の色を電着塗装す
る。
以上の工程の繰返しによって多色の塗料層が各電極上に
電着され加熱して架橋塗膜とした後保護膜層を形成して
カラーフィルターが完成する。
電着され加熱して架橋塗膜とした後保護膜層を形成して
カラーフィルターが完成する。
上記の方法によれば塗料を電極上に析出させるには電極
に電界が印加されることが必要であり、電界が印加され
ていない他の電極上には塗料が析出することがない。従
って電極パターンを微細化するだけで微細なパターンを
持つカラーフィルターが得られ、従来例のようにフォト
リソグラフ工程を行なう必要がなくなって製造が容易に
なりコストも低くなる。
に電界が印加されることが必要であり、電界が印加され
ていない他の電極上には塗料が析出することがない。従
って電極パターンを微細化するだけで微細なパターンを
持つカラーフィルターが得られ、従来例のようにフォト
リソグラフ工程を行なう必要がなくなって製造が容易に
なりコストも低くなる。
また、析出した塗料は電気抵抗を持っており塗膜が厚く
なるに従って電流が流れにくくなり、膜厚の増加は自動
的に抑制される。その結果塗膜の厚さは同色の電極上で
は均一になり色むらの発生は少ない。
なるに従って電流が流れにくくなり、膜厚の増加は自動
的に抑制される。その結果塗膜の厚さは同色の電極上で
は均一になり色むらの発生は少ない。
次に、以上のようにして形成されたカラーフィルターを
有する透明基板と他の基板とを組合わせる電気光学装置
を構成した。
有する透明基板と他の基板とを組合わせる電気光学装置
を構成した。
上記実施例ではストライプ状の電極について述べたが本
発明は各電極が独立に選択出来れば応用可能であり、例
えば、TFTなどのスイッチング素子を各画素電極に接続
したアクティブ・マトリクス方式の場合には各画素電極
上に自由な色のフィルター層を設けることが出来る。
発明は各電極が独立に選択出来れば応用可能であり、例
えば、TFTなどのスイッチング素子を各画素電極に接続
したアクティブ・マトリクス方式の場合には各画素電極
上に自由な色のフィルター層を設けることが出来る。
上述の如く本発明によれば、該導電性透明薄膜層上に形
成された電気化学的反応からなる電着による着色層によ
りカラー表示を行なうので、一着色層の厚みが均一に形
成されており、その均一性がカラー表示の均一性に寄与
している。したがって、色むらのない鮮明なカラー表示
が実現できる。
成された電気化学的反応からなる電着による着色層によ
りカラー表示を行なうので、一着色層の厚みが均一に形
成されており、その均一性がカラー表示の均一性に寄与
している。したがって、色むらのない鮮明なカラー表示
が実現できる。
第１図（ａ）〜（ｅ）は従来のカラーフィルターの製造
工程を示す図。 １……ガラス基板 ２……透明電極 ３……動物性タンパク質（グリュー，ゼラチン等） 4,5……フォトマクス ６……フォトレジスト ７……色素 ８……保護層 第２図および第３図は本発明に用いたカラーフィルター
の一実施例を示す図。 10……透明基板 11……電極 12……リード線 13……電着用塗料 14……対向電極 15……電着した塗膜 16……浴槽
工程を示す図。 １……ガラス基板 ２……透明電極 ３……動物性タンパク質（グリュー，ゼラチン等） 4,5……フォトマクス ６……フォトレジスト ７……色素 ８……保護層 第２図および第３図は本発明に用いたカラーフィルター
の一実施例を示す図。 10……透明基板 11……電極 12……リード線 13……電着用塗料 14……対向電極 15……電着した塗膜 16……浴槽
Claims (1)
- 【請求項１】一対の基板間に液晶層が挟持されてなり、
一方の基板上には、任意のパターンに形成された導電性
透明薄膜層と、該導電性透明薄膜層上に形成された電気
化学的反応からなる電着による着色層とを少なくとも具
備するカラーフィルターが配設されたことを特徴とする
液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1115574A JPH0766120B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1115574A JPH0766120B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 液晶表示装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57200771A Division JPS5990818A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | カラ−フイルタ−の製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10000296A Division JP2828024B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | カラーフィルターの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0216A JPH0216A (ja) | 1990-01-05 |
| JPH0766120B2 true JPH0766120B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=14665941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1115574A Expired - Lifetime JPH0766120B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0766120B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6655824B2 (ja) | 2017-01-20 | 2020-02-26 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 撮像装置 |
| JP6597723B2 (ja) | 2017-07-06 | 2019-10-30 | マツダ株式会社 | 自動車の下部車体構造 |
| CN113424418A (zh) | 2019-03-06 | 2021-09-21 | 日本电产株式会社 | 马达单元 |
| JP7363674B2 (ja) | 2020-05-29 | 2023-10-18 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
| JP7280222B2 (ja) | 2020-06-10 | 2023-05-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用携帯端末保持装置 |
| DE102020211505B3 (de) | 2020-09-14 | 2021-11-25 | Continental Automotive Gmbh | Glasscheibe, Kraftfahrzeug und Verfahren |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5817405A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | 多色光学フイルタおよびその製造方法 |
| JPS5817404A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | 多色光学フイルタおよびその製造方法 |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP1115574A patent/JPH0766120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0216A (ja) | 1990-01-05 |
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