JPS60184697A - 多色表面着色体の製造方法 - Google Patents

多色表面着色体の製造方法

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JPS60184697A
JPS60184697A JP4078684A JP4078684A JPS60184697A JP S60184697 A JPS60184697 A JP S60184697A JP 4078684 A JP4078684 A JP 4078684A JP 4078684 A JP4078684 A JP 4078684A JP S60184697 A JPS60184697 A JP S60184697A
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浩二 岩佐
Hitoshi Kamamori
均 釜森
Mitsuru Suginoya
充 杉野谷
Yutaka Sano
豊 佐野
Yumiko Terada
寺田 由美子
Naoki Kato
直樹 加藤
Tameyuki Suzuki
鈴木 為之
Junichi Yasukawa
安川 淳一
Toyokazu Nomura
豊和 野村
Kazuo Toda
遠田 和男
Shinji Ito
慎二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、多色表面着色体に関するもので、特に高精
度、高細度、多色化を要求される分野、例えば、表示素
子や撮像管のカラーフィルター、顕微鏡等の多色目盛な
どをより簡便な手段で製造する方法を提供するものであ
り、特にカチオン電着によって高分子による着色層を形
成した多色表面着色体の4造方法に関する。
従来技術 多色表面着色体を製造するためのもっとも簡便な手段は
印刷による方法である。しかし印刷による方法は多色刷
りの際の位置決めが難しく、高精度、高細度は実現でき
ない。そこで撮像管等の高精度、高細度のカラーフィル
ターはフォトリソグラフィーの手段を用いているのが現
状である。しかし、フォトリソグラフィーは高、y1度
、高細度という点では充分満足しうる手段であるが、1
色作る毎にフォトリソグラフィーの工程を通すことと防
染工程が必要であり、製造工程か極端に複雑になる。
そこで本発明者らはかって特願昭57−233934号
において簡便に多色表面着色体をつる方法として、表面
が絶縁性である基板上に導電性薄膜をパターニングし、
次1こ該導電性薄膜を電極として色素を含む高分子電着
浴を用いて電着法にょり着色層を形成する方法を提案し
た。この方法によれはパターンが高細度化、微細化して
もパターンずれを生せ゛ず色変え毎に特殊な工程を通す
必要かないにもかかわらず堅牢な多色表面体を簡易に製
造することができた。
発明の目的 本発明は先に提案した高分子電着法による多色表面着色
体の製造方法を更に改良したものである、即ち、高分子
電着浴としてカチオン性高分子宙1着浴を用いることに
より、前記した高分子゛1は着法の特長に加えて、着色
層が塗着される導電層の影響をう、けむずかし≦、より
広い範囲の材料の導電層を使用することが出来ることま
たはII層浴の安定性が高いことなどの効果を見出し、
より実用性の高い多色表面着色体の製造方法を提供する
ものである。
本発明によれば基板上の導電性薄膜を電極とし、カチオ
ン性高分子と色素を含む高分子電着浴から′電着に上り
着色層を形成する方法によって多色表面着色体を製造す
る。
本発明方法によれは導電性薄膜を、マスクを利用した蒸
着、スパッタリング、もしくはエツチング等により所望
のパターニングをほどこすことにより、高分子と色素が
軍用を印加した導電部分に選択的に電着し、所望のパタ
ーン位置からのずれのない着色層を形成することが可能
である。またこの操作を繰り返すことにより、一度電着
された部分には再度着色層は形成されないので、多色化
も容易に=i能である。この方法に用いられる基板は表
面が絶縁性であればよく、その基板との密着性の良い導
電性薄膜層を選ぶことにより、その材質、形状について
は制限はない。
また着色層が形成される導電性薄膜層は、カチオン電着
性であるから電気化学的に安定であり、アニ□オンを透
性に比較してより広い範囲の拐質を使用することが出来
、酸化インジウムを主体とする導電性簿膜層上にも安定
した着色層を形成することか出来る。
発明の構成 以下に本発明の本要点であるカチオン性高分子の電着に
よる着色層の形成方法の1例について説明する。
この方法は第1に前記のように絶縁基板としてガラス基
板上に導電性薄膜をパターニングする。以下これを透明
電極パターンという。第2にカチオン性局分子電層組成
物を固形分含有量か約4〜25重量%になるように純水
で稀釈した高分子′電着浴中に、白金、ステンーレスな
どの対極と上記の透明1は極パターンをつけたガラス基
板を浸液する。次に着色したいtlj=明′也極パター
ンと対極との間にパターンを陰極にして約5〜300v
の直流Iル庄を印υ11する。この印加によりカチオン
性高分子電癩組成物が↑捏圧を印加したrs明1比極パ
ターン上にのみ泳動し、顔膜として析出し辺明也極パタ
ーンを着色する。必要な膜厚をうるには1u圧、電着時
間、液温などの電着条件をwlJ整して行なう。通′イ
の乾燥膜厚は5μ以下である。電着時間は)16常5〜
180秒、液温はlO〜30′Cである。必要な膜厚を
うる電着時間が経過したら通電を停止し、ガラス基板を
浴から取り出し、余しように付着した浴液を純水でよく
洗浄してから加熱して塗膜を硬化させる。このようにし
て1色の着色した透明telパターンが作られる5′・
第3は亦、緑、青の3色の多色フィルターを作る場合は
、前記した第2の着色工程を他の2色について着色を必
要とする透明電極パターン上にくりかえす。以上により
3色の多色フィルターがカチオン性高分子電着法により
作製される。
この方法は着色の際フォトリソグラフィーの工程を必要
としないこと、また防染処理を必要としないことから工
程が簡単であることおよび透明電極パターンと着色層が
一致すること、積細なパターンが着色されることなど、
フォトグラフィー法や印刷法の欠点を十分解決する方法
である。
高分子電着法には、カチオン性烏分千電着法以外に、ア
ニオン性高分子電着法がある。カチオン性高分子電着法
はアニオン性高分子を着法に比較して実用的により優れ
た方法である。即ち、カチオン性高分千′屯着法に使用
されるカチオン性高分子はアニオン性高分子に比べて本
質的に加水分解性が少ないために’!)j、層温が安定
である。
カチオン性高分子電着法では、アニオン性高分子’N;
i、 崩法においては、電着の際陽極側に高分子か析出
されるのに対して、m気化学的に電極の溶出を生じない
陰極(カチオン)側に析出するためまた組成的にアニオ
ン性に比してより高い電流効率か得られるため、被電着
材料の影響をうけにくくまたこれに与える影響も少ない
、従ってより広い材料を導電性薄膜層として使用するこ
とが出来る。将に比較的化学的に影響をうけ易くアニオ
ン性電看では困難である、重化インジウムを主体とする
導電性薄膜層上にも安定に着色層を形成させることが0
J能である。
次に本発明によるカチオン性1%分子電着法に使用され
るカチオン性高分子雷1層温について説明する。この構
成は(1)塗膜の造膜成分としてカチオン性の合成高分
子樹脂、(11)塗膜に透明でかつ増色を与える顔料ま
たは染料などの色素よりなり、そq−他に浴成分として
(fil)電着特性や浴液安定性を調整したり、製造を
し易くするために使用される有機溶剤類、Gy)カチオ
ン性高分子樹脂を水に可溶性にするための酸性物質、(
v)塗膜表面、電着特性、浴液安定性などをよくするた
めの各種助剤を含有する。以下に構成内容について説明
する。
塗膜の造膜成分として使用されるカチオン性合成高分子
樹脂は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
ポリブタジェン樹脂、ポリアミド樹脂などがありこれら
の単独あるいは混合物またはウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂などの架橋性樹脂との併用で使用する。いずれの
樹脂モ分子内にアミノ基、アンモニウム、スルフオニウ
ム、フォスフオニウムなど゛のオニウム基などの塩基性
の基をもち酢−、ギl’&、プロピオン酸、乳酸などの
酸あるいは酸性物質で水に可溶化された形で使用する。
使用される償あるいは噸性物質の量は通常MP!+9で
示される。その測定方法は実施例中に記載する。
酔ま、たはlン性物質の量は電着浴の安定性、電流効率
、41色層の吐上り状態、導電性薄膜層の状態などに大
きな影響を与えるため重要な特性1i#である。一般に
行なわれているカチオン性高分”r”−’市41法にお
けるMEQ値は15〜7oであるが不発1’!+1に6
いては15〜5oが適用される範lノflであり、好ま
しくは20〜4oである。15以下では使用される高分
子樹脂の水分散性を損うため電4r6の安定性に欠ける
ことがあり、また50以りでは電流効率の低下、それに
よる着色層の形成不良あるいは電i4の導電性落脱の1
波−などを生することがある。アニオン在高分子′亀層
温のMEQ値は通常40−130と高く、カチオン性高
分子10罎による電流効率はアニオン性高分子亀者法の
それに比して高(,2倍以上の値をうることができる。
本発明で使用するかかるカチオン性高分子樹脂としては
なかでもアクリル樹脂、エポキシ樹脂の単独あるいは混
合切抜たはウレタン樹脂との併114が透明性、色特性
などの点から好ましい樹脂である。これらの高分子樹脂
はその種類により#遣方法がことなるが、1例としてア
クリル樹脂について説明する。アクリル樹脂はアクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレンナトのビ
ニル基を有するモノマーのラジカル共重合によって得ら
れる。その組成は(1)水溶化させるための樹脂中の塩
基のり、(II)反応性を付与させるための官能基の鼠
、(III)硬度、(1v)塗膜性能などを考慮に決め
られる。樹脂中への塩基の導入は、グリシジルアクリレ
ートあるいはメタクリレートなどを使用して樹脂中にオ
キシラン基を導入し、これにアミンを付加させて第2あ
るいは第3級アミノ基をうる方法や、本来塩基性をもつ
第3ブチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレートなどのアミノアクリレートある
いはメタクリレート、またはビニルピリジン入どを使用
する方法がある。塩基性の程度は樹脂の塩基価で示され
、可溶化の程度、電着特性などに大きな影響を与えるた
め重要な特性値であり通−δ0.2〜2.o。
好ましくは0.4〜1.0である。塩基価が0.2以下
では水に対する分散性が劣り安定性に欠けることかあり
また2、0以りでは電流効率が低下し、着色層の形成不
良などの問題を生ずることがある。なおこの数値はアク
リル樹脂に1設定されるものではなくカチオン性樹脂全
般にmmされる。
またヒドロキシアクリレートやアクリル酸アミドを使用
して水分赦安定性や反応性を与えるためにfI′i#脂
中に水巾浩やアミド基が導入してもよい。七ツマ−、+
24成か決定されたら通常重合は、親水性溶媒中で一般
のラジカル重合開始剤を用いて浴欣爪合で行なう。得ら
れた樹脂は自己架+tg I’lEを有するか、あるい
は場合によりブロックされたNOO基をもつウレタン樹
脂などの架橋性をもつ樹脂を併用する。
産膜にめ明でかつ着色を与える色素としてはか」料また
は染料か使用されるが顔料については得られる塗膜の透
明性について、染料については浴安定性、111着特性
、塗膜の耐久性などについての問題を生じないものをI
′fj択せねばならない。この点から顔料ではフタロシ
アニン系、スレン系などの有機顔料、酸化鉄などの酸化
物無機顔料が、染料としては油溶性あるいは分散性染料
が適当である。使用する顔料などの色素類は良好な塗膜
をうるため積値して不純物を除去して使用するのが好ま
しい。本組成物には有機溶剤類を1)平滑な塗膜をつる
、II)浴液安定性を向上させる、111)分散を容易
にする、などの目的から添加するとよい。かかる有機溶
剤の種頌には、エチル、ブチル、エチルセロソルブなど
のセロンルプ類、インプロパツール、ブタノールなどの
アルコール類、グリコール、カービトール類などの親水
性溶剤が主として使用されるが場合によりキジロール、
ドルオール、ミネラルターペンなどの疎水性溶剤も使用
しうる。使用される助剤としては、顔料の分散性をよく
する分散剤、塗膜の平滑性をよくするレベリング剤、浴
の泡立ちを止める消泡剤などがある。用いられる色素類
は、一般的に用いられるサンドミル、バールミル、ロー
ルミル、アトライターなどの分散様を用いて分赦させる
が塗膜の涛明性、平滑性をうるため十分よく分散せねば
ならない。
分散された色素類は溶剤で稀釈され、かつ中和されたカ
チオン性高分子樹脂とよく混合する。
次に助剤類を添加し、最後に純水で所定の濃度、111
j常固形分B it約4〜25%に1希釈してから電着
法に供する。
以下実姉例により発明の内容を具体的に説明する。文中
部は+k M部である。
実昨例 1 1大の3色のカチオン19fk浴液を作成した。
青 緑 赤 カチオン、Ylニアクリル樹t11(神東塗料社1) 
5部M)fA’557)部 55D部エチルセロソルブ
 1811 18.0 − 180イソプロピルアルコ
ール 31) :30 3D酢 酸(中和剤) 121
.2 1.2イオン交換水 917B 917B 91
7J3浴の作成手順は、カチオン性アクリル樹脂55.
0部とエチルセロソルブ18.0部、インプロピルアル
コール3.0部および各顔料5.0部をそれぞれ混合し
、この混合物を実映室用サンドグラインドミル(浅田鉄
工所社製)にて顔料粒径が0.4μ以下になるまで分赦
し、この分散した混合物を酢酸で中和後、イオン交換水
で稀釈した。得られた浴液はMEQが40である。
使用したアクリル樹脂の特数は、不揮発分75%、塩基
価1.0、粘度60ポイズ(25°C)である。なお、
塩基価およびMEQ値の測定は次の方法によった。
塩基価の測定 酸性化合物を含まない、未中相の塩基性樹脂を固形分が
約11になるように三角フラスコに採取する。ジオキサ
ン60Ceを添加し、よく溶解させる(時により加温す
る)。メチルレッドを2〜3滴添加し、l/10 jJ
 −Molでnm定し、その変色点まで番ζ要した’c
c数1を塩基性樹脂II当りにpI8算し、その数値を
もって石基性樹脂の塩基価とする。
MQの測定法 サンプル20−を精秤し、テトラヒドロフラン100−
を加え攪拌下に置き、’l/l0N−アルコール性KO
H溶液を滴下しながら、pHメーターで、pH値を測定
し、滴定曲線を描く。滴定曲線の二つの変曲点から、そ
の中点をめ、中点までに要したl/l0N−アルコール
性KOH?fj液の滴定縦をめる。次いで、MQの計惇
式によりその酸濃度を計qする。
f : l/1ON−アルコール性KOH溶液の力価S
:試料の車蹴(y) 0:試料の加熱残分 第1図に示すようなストライブパターンを線幅200μ
mで赤、緑、青の順に色分けされた透過性の多色表面着
色体を作製した。
以下、そのn 11方法について典体的に述べる。
■バターニング工程 lはガラスよりなる透明基板で、該透明基板上にスプレ
ーコート法により酸化インジウム透明導電膜を形成し、
次いで該透明導電膜をエツチングによりストライブ状に
パターニングし、透明電極2.2’、2’を得る。
■電着工程 前述した如く作製した赤色の1着浴中に、透明電極2.
2’、2’が形成された透明基板1を浸漬する。ストラ
イブ状にパターニングされた透明電極2.2’、2’の
うち同一色に着色したい電極例えば電極2を選択し、そ
の電極を陰極として対極との間に10〜40Vの電圧−
を3分間印加する。このとき電流は通電直後、大きな電
流か流些るが、しだいに減少し、はとんど0に近づく。
通+4停止後、透明基板lを引き上げ光分に水洗し、電
圧が印加されていない部分に付着した溶液を洗い流す。
水洗後、乾燥させると、電圧を印加した電極には透明性
のよい赤色着色層3が形成されている。
■硬化工程 次に、電着により形成した赤色着色層中のアクリル樹脂
を焼付けにより架橋反応を行なわせ硬化させる。焼付け
は空気中、175℃で30分行なえば硬化するが、着色
層の堅牢性を高めたい場合には、焼付は時間を長くする
か、減圧して焼付けをする。硬化後の着色層の膜厚は1
.5μmであった。
硬化した赤色着色層は完全な絶縁層となっており、再び
電着洛中に浸漬し、通電してもF4電オ(や二度染めは
起こらないので、二度目以降の着色層の形成については
、青色または緑色にする透明14.極を選択し、それぞ
れの色調の前述した電着浴中でT電着、硬化という工程
を繰り返すことにより実現される。
本実施例では透明電極2.・、21 、21上にそれぞ
れ赤の着色層3、緑の着色層31.青の着色層3″を、
パターニング工程→赤の電着工程→硬化工程→緑の′重
着工程→硬化工梶で青の電着工程→硬化工程、という方
法で製造し、非・常に簡便に行なわれた。この方法によ
れは最初のパターニング工程で所望の精度が得られれば
、後工程での精度劣化はなく、本実施例においても透明
電極2,2″、21と着色層3.3’、3’の間にはパ
ターンずれ、はみ出し等は全くなかった。また得られた
各着色層は均一で、酸、アルカリ、各種有機溶剤、熱水
等に犯されにくく、剥離に対する強度も充分なものであ
った。使用した色素は、着色層中で極めて安定で、カー
ボンアーク試験360時間を経た後も初期光吸収率の9
5%以上の値を示し、すぐれた耐光性を有していた。
本実施例のような多色表面着色体の応用例としては、電
卓、時計等に使われる液晶素子などの表示素子の多色化
手段として有用であり、電着用電極がそのまま表示用電
極として使用でき、極めて利用価値か尚<、竹にマトリ
クス駆動素子のような高精度、謁細度な表示の多色化手
段として有利である。
実施例 2 実施例1におけるストライブ状透明電極2゜2’、2’
の線幅を20μmとして、以下、実施例1と同様な方法
で多色表gtiイ1色体を製造したところ、実施例1と
同様な効果が得られた。
本実rA例により、表示素子よりもより高精度、高細4
度が1揄求される、光学系の多色分割手段、例えば撮像
管JIJのカラーフィルター等にも応用可能であること
が明らかになった。
実施例 3 −I≦施例1において涛明電fi!ii2 、2’、 
2’を酸化スズ透明・!I’rK fixにより作成し
、以下実施例1と同様の方法で多色表面着色体を作成し
、実施例1と同様の効果を得た。
実施例 4 次の3色のカチオン性高分子電着浴液を作成した。
エチルセロソルブ 20.0 20.0 20.0イソ
プロピルアルコール 3.0 3.0 3.0メチルセ
ロソルブ 80.0 80.0 80.0酢 酸(中和
剤) 1.0 1.0 1.0イオン交換水 845.
0 845.0 845.01000.0 1000.
0 1000.0実施例1で用いたのと同じカチオン性
アクリル樹脂45.0部とエチルセロソルブ20.0部
、イソプロピルアルコール3.0部を混合スる。この混
合物に酢酸を攪拌下で加え中和し、その後水にて稀釈す
る。
一方、エチルセロソルブs o、 0 部に1−i−赤
の各染料5.0部をそれぞれ攪拌下で溶解させる。これ
らの溶解物を先に作成したアクリル樹脂水溶液に加えて
、MEQが35の青・緑拳赤3色のカチオン電着浴液を
それぞれ作成した。
この3色の電着浴を用いて、実施例1と同様の方法で多
色表面着色体を作成して実施例1と同様の効果を得た。
実施例 5 次の3色のカチオン電着浴液を作成した。
エチルセロソルブ 18.0 18.0 18.0イン
プロピノげルコール 3.0 3.0 3.0酢^ψ(
中741斉I+) 1.2 1.2 1.2イオン交換
水 917.8 917.8 917.81000.0
 1000.0 1000.0アミノエボキシイソシ□
アネート樹脂は次のように作成した。
エピコー) 1004 336部、エビコー1−#10
01 143部、エチルセロソルブ140部を混合撹拌
し完全に溶解させた。50℃に昇温し、ジェタノールア
ミン59部、イソプロピルアルコール20部の溶液を1
時間かけて攪拌下に投入した。投入後80〜85℃に3
時間保持した。アダクトB−1065202部、エチル
セロソルブ100部の溶液を、上記に攪拌丁に30分か
けて投入し、更に1時間30分、80〜85℃に保持し
、アミノエボキシイーソシアネート樹脂を得た。得られ
た樹脂の不挿発分は74%で、塩基価は1.0であった
前記アミノエボキシイソシアネー) 樹脂55.0部、
エチルセロソルブ18.0部、イソプロピルアルコール
3.0部、および青・緑・赤の各顔料5.0部をそれぞ
れ混合し、実験室用サンドグラインドミル(浅田鉄工所
社@)にて顔料粒径が0.3μ以下になるまで分散した
。分散した混合物に酢酸1.2部を攪拌下に加えて中和
し、その後水にで稀釈し、MKQか40のカチオン電着
浴液を作成した。
この3色の電着浴液を用いて、実施例1と同様の方法で
多色表面着色体を麹酸して実施例1と同様の効果を得た
実施例 6 実施例5において誘明電極2.2’、2”を酸化スズ透
明導M、膜により作成し、以下実施例1と同様の方法で
多色表面着色体を作成して実施例1と同様の効果を得た
比較例 1 次のアニオン’PIE着浴液を作成した。
アニオン性ポリエステル樹脂 95.0部(神東塗料社
製) ブチルセロソルブ 25.0 エチルセロソルブ 5.0 n−ブタノール 18.0 トリエチルアミン(中和剤)2.5 イオン交換水 831.5 1000.0 不揮発分75%、酸価50 KOH/ f、粘度60ポ
イズ(25℃)のアニオン性ポリエステル樹脂95.0
部、ブチルセロソルブ25.0 部、エチルセロンルブ
5.0部、n−ブタノール18.0 MIおよびフタロ
シアニンブルー5R−15Qoを混合し、これを実験室
用サンドグラインドミル(浅田鉄工所社製)にて顔料粒
径か0.4μ以下になるまで分散した。この分散した混
合物にトリエチルアミンを攪拌下で加えて中和し、その
後イオン交換水にて稀釈しアニオン電着浴数を作成した
酸価の測定法 一定量の樹脂を一定量のアルコールまたはエーテルに溶
解させ、フェノールフタレインを指示薬として、この溶
解物をi規定水酸化カリウムで滴定する。
滴定に要した水酸化カリウムのη数を樹脂固形分1ノに
換算しその値を酸価とする。
上記を層温液中に、実施例1で用いた酸化インジウムを
6明導電膜とする透明電極が形成された透明基板を浸1
1律シ、涛明屯檎を陽極として対ti!ii七の間に2
5Vの電圧を3分間印加し、引き上けて水洗、乾燥を行
なったが6明電極上に形成された着色層は肌あれを生じ
、実用上不良であった。
比較例 2 次のカチオン電着浴液を作成した。
エチルセロソルブ 43.5 イソプロピルアルコール 4.0 酢 flや(中和剤)2.フ イオン交換水 857.8 1000.0 浴の作成方法は、原料の使用itが異なる以外は実施p
dl 1と同じ方法で行ない、MKQが60のカチオン
’l′K N浴液を得た。
この浴液中に、実施例2で用いた酸化スズ透明導’fM
、膜により形成された透明電極を浸漬し、実施例1と同
様の方法で電着を行なったが、得られた着色層は肌あれ
が生じ実用上不良であった。
比較例 3 次のカチオン電着浴を作成した。
エチルセロソルブ 43.5 イソプロピルアルコール 4.0 酢 酸(中和剤) 0.45 イオン交換水 860.05 xooo、。
実施例1と同じく、不揮発分75%、塩基価1.0、粘
度60ボイズ(25℃)の特数のアクリル樹脂を用いた
浴の作成方法は、原料の使用量が異なる以外は実施例1
と同じ方法で行ない、MEQがlOのカチオン電着浴液
を得たか、この浴液はアクリル樹脂の凝集物を含む極め
て不安定な浴液であり実用に適さなかった。
比較例 4 次のカチオンiJi層温を作成した。
エチルセロソルブ 18,0 イソプロピルアルコール 3.0 酢 酸(中和剤)1.2 イオン交換水 917.8 iooo、。
カチオン性アクリル樹脂として、不揮発分75%、塩基
価3.0、粘度100ボイズ(25℃)の特数の樹脂を
使用した以外は、実施例1と同様の方法でMEQか40
の浴液を作成した。
この浴液中に、実施例1で用いた酸化インジウム透明導
電膜により表示電極が形成された表示基板を浸漬して、
実施例1と同様の方法で゛電着を行なったが、得られた
着色層は肌あれが生じ実用上不良であった。
比較例 5 次のカチオン電着浴を作成した。
エチルセロソルブ 18.0 インプロピルアルコール 3.0 酢 酸(中和剤)1.2 イオン交換水 917.8 iooo、。
カチオン性アクリル樹脂として、不揮発分75%、塩基
価0.1、粘度40ボイズ(25℃)の特数の樹脂を使
用した以外は、実施例1と同様の方法でMll!Qが4
0の浴液を作成した。
この浴液は、アクリル樹脂の凝集物を含む極めて不安定
な浴液で実用に適さなかった。
発明の効果 以上、実施例で具体的に述べたように、本発明によれば
高精度、高細度を要求される多色表面着色体が簡便な方
法で製造でき、その精度は他の方法に比べ、非常にすぐ
れており、しかもカチオン電着浴を使用するため、アニ
オン電着浴では電着が困難である酸化インジウム導電膜
により形成された透明電極にも応用が可能である。また
得られる多色表面着色体は堅牢かつ信頼の高いものであ
り、表示素子の多色化手段、撮像管等の光学的多色分離
手段への応用のみならず、多方面への応用が期待される
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色表面着色体の平面図、第2図
はその断面図を示す。 1−一基板、2 、2’、 2’−−’電極、3.3’
。 3″−一着色層。 特許出願人 セイコー電子工業株式会社同 神束産料株
式会社 第1図 2+2h2° γ 2′ 第1頁の続き 0発 明 者 佐 野 豊 東京都江東区亀戸6会社内 0発 明 者 寺 1) 由美子 東京都江東区亀戸6
会社内 。 0発 明 者 加 藤 直 樹 東京都江東区亀戸6会
社内 @発明者 鈴 木 為 之 逗子市山ノ根3丁目0発 
明 者 安 川 淳 −茅ケ崎市東海岸南2@発明者 
野村 豊和 習」宙乗習」5@発 明 者 遠 1) 
和 男 東京都葛飾区金町6@発明者 伊藤 慎二 習
」宙乗習」3丁目31番1号 セイコー電子工業株式丁
目31番1号 セイコー電子工業株式丁目31番1号 
セイコー電子工業株式%式% () 1、事件の表示 11Ej和59年特許願第40786
号2、健明の名称 多色表面着色体の駅I造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 へ瓢九豚 4、代理人 5 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の楠 6.1補正の内容 (1)明細書第3頁第12行「うけむずかしく、」を「
うけ難く1」と訂正する0 (2同第10頁第9行「考慮に」を「考慮して」と訂正
する。 以 上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、J11i板状に住いに4Ill!I縁されて配置さ
    れた複数の導電1層を形成し、次にそれらの導電層上に
    着色カチオン性高分子電着浴から電着により選択的に着
    色層を形成し、以後上記着色カチオン性高分子電着浴と
    は異なる色のカチオン性高分子電In浴を用いて上記操
    作をくり返すことを特徴とする多色表面着色体の製置方
    法。 2、該カチオン性高分子is[浴に使用するカチオン性
    高分子樹脂の塩基価が0.2〜2.0であり、電着浴の
    MQ値が15〜50である特許請求の範囲第1項記載の
    多色表面着色体の製造方法。
JP4078684A 1984-03-02 1984-03-02 多色表面着色体の製造方法 Granted JPS60184697A (ja)

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