JPS61209272A - カラーフィルター用高誘電性高分子電着組成物 - Google Patents

カラーフィルター用高誘電性高分子電着組成物

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JPS61209272A
JPS61209272A JP60049792A JP4979285A JPS61209272A JP S61209272 A JPS61209272 A JP S61209272A JP 60049792 A JP60049792 A JP 60049792A JP 4979285 A JP4979285 A JP 4979285A JP S61209272 A JPS61209272 A JP S61209272A
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resin
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polymer resin
dielectric
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浩二 岩佐
Hitoshi Kamamori
均 釜森
Mitsuru Suginoya
充 杉野谷
Yumiko Terada
寺田 由美子
Naoki Kato
直樹 加藤
Tameyuki Suzuki
鈴木 為之
Junichi Yasukawa
安川 淳一
Toyokazu Nomura
豊和 野村
Kazuo Toda
遠田 和男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主として表示体に用いられ、透明着色塗膜を形
成でき、高誘電性を有する高分子電着組成物に関するも
のであり、詳細には液晶表示体などの各種の多色の表示
体や光学機器などに使用されるカラーフィルターの透明
着色用材料として有用な高誘電性高分子電着組成物に関
するものである。
従来の技術 一般にカラーフィルターの材料および着色方法としては
、ゼラチン膜に染料で染色する方法、あるいは印刷によ
る方法が提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの材料あるいは方法は、多くの問
題点を有している。即ち、ゼラチン膜に着色する方法は
、材料としてのゼラチンが化学的に弱いため耐久性や使
用条件に限界があることや、造膜する方法であるフォト
リソグラフィー法が極めて複雑な工程を必要としている
Oまた多色のフィルターを作る際には、ゼラチン層の必
要な部分だけ着色させるため、着色不可部分に防染処理
を施さねばならないことから工程が複雑になる。かかる
ゼラチンを着色層とするフォトリソグラフィーによる方
法の工程の一例を次に説明する0 まず、ガラス基板上にパターン化された酸化錫、酸化イ
ンジウムなどを主成分とする透明電極を作る。次に薄い
ゼラチン層を塗布し、フォトリソグラフィー法で露光・
現像・水洗を行ない、かくしてパターン化された上記の
透明電極に一致させてゼラチン層を残す。次に防染マス
クを塗布してからフォトリングラフイー法で露光・現像
・水洗を行ない、着色が必要なパターン部分のみの防染
膜をとる。次に染色浴を用いて着色を行なう。次に残っ
た防染膜の剥離を行なう。以上の工程で1色が必要なパ
ターン上に着色される。第2色目を着色する際は、防染
膜の塗布から同じ工程をくりかえす。赤、緑、青の3色
フィルターを作成する際には、この着色工程を3回くり
かえしてから、最後によく水洗を行なって乾燥させる0
以上のようにゼラチンを使用するフォトリソグラフィー
法による着色は、材料の耐久性および工程の複雑さの両
面から問題があり、より実用性の高い材料および方法が
望まれている。また印刷法は、工程としては前記のフォ
トリソグラフィーによる方法に比べて簡単であるが、可
能なパターニングの精細度に限界がある、また印刷によ
る方法では透明電極上に完全に一致させて着色層を作る
ことは極めて難しく、実用上の限界があった。
従って、本発明者らは特願昭57−233933号にお
いてカラーフィルターの製造に高分子電着法という新し
い方法の適用を提案した。
この方法によれば、カラーフィルターを製造するため、
高分子樹脂を電着させることにより原理的に色ずれの全
くない高精度、高精細な多色パターンをフォトリソグラ
フィー法に比してはるかに簡単な工程で製造できるO しかしながら上記何れの方法においても得られるカラー
フィルターは絶縁層であり、このためこれを用いた実際
の表示装置では表示電極と表示材料(液晶)の間に絶縁
体が挾まれた形となり、カラーフィルターによる電圧降
下分だけ駆動電圧のロスを生じ、低電圧駆動の障害とな
っていた。
問題点を解決するための手段 液晶表示体に詔いて、電極と液晶の中間に存在するカラ
ーフィルターの塗膜によって液晶に印加される実効電圧
の低下を防ぐためには塗膜を薄くする。塗膜の体積抵抗
を下げることにより電気抵抗を下げる、詔よび塗膜の比
誘電率を大きくする方法が考えられる。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、高誘電性微粒子を
塗膜中1と分散せしめることにより比誘電率の大きな塗
膜を形成しうることを見いだし、この知見に基づいて本
発明を完成した。
本発明は電着性高分子樹脂、色素#よび高誘電性微粒子
を含有する高誘電性高分子電着組成物であって、上記電
着組成物により形成した塗膜の比誘電率が少なくとも6
以上である高誘電性高分子電着組成物にある0 まず高分子電着組成物を用いて多色カラーフィルターを
製造する方法について説明する0この方法は第1に、ガ
ラス基板上に酸化錫1酸化インジウム、酸化アンチモン
など0導電性を有する透明電極をパターン状に作成する
(以下透明電極パターンという)。第2に高分子電着組
成物を固形分含有量約4〜25重量%になるよう純水で
稀釈して高分子電着液を作り、その中に、白金、ステン
レスなどの対極と上記の透明電極パターンを形成したガ
ラス基板を浸漬する。
次に着色したい透明電極パターンと対極の間に約5〜3
00vの直流を流す。この際、高分子電着組成物が後述
する如きアニオン性の場合は、透明電極パターンを陽極
に、カチオン性の場合はこれを陰極にして電圧を印加す
る。この電圧印加により高分子電着組成物が電圧を印加
したパターン上にのみ泳動し、塗膜として析出し透明電
極パターンを着色する0必要な膜厚をうるには電圧、電
着時間、液温などの電着条件を調整して行なう。通常の
乾燥膜厚は5戸以下である0色着時間は通常5〜180
秒、液温は10〜30℃である0必要膜厚をうる電着時
間が経過したら通電を停止し、ガラス基板を浴から取り
出し、余剰に付着した浴液を純水でよく洗浄してから、
加熱して塗膜を硬化させる。このようにして1色の着色
した誘電性膜を有する透明電極パターンが作られる。第
3は赤、緑、青の3色の多色フィルターを作る場合を例
にとると、前記第2の着色工程を他の色について着色を
必要とする透明電極パターン上に2回くりかえす0以上
の方法により、3色の誘電性を有する着色層からなる多
色フィルターが高分子電着法により作製される。この方
法は着色の際、フォトリソグラフィーの工程を必要とし
ないこと、また防染処理を必要としないことから工程が
簡単であること、および透明電極パターンと着色層が全
く一致すること、精細なパターンが着色されることなど
、および化学的に安定で、耐久性のよい材料を使用しつ
ることなど、フォトリソグラフィー法および印刷法の欠
点を十分解決する方法である。
次に本発明が提供する、上述した如き高分子電着法に使
用される透明な着色層を形成し得る高誘電性高分子樹脂
電着組成物について説明する。この構成は、(1)塗膜
の造膜成分としてアニオン性またはカチオン性の電着性
高分子樹脂、(n)塗膜に高誘電性を付与する高誘電性
微粒子、(II)塗膜に透明でかつ着色を与える。顔料
や染料などの色素よりなり、その他に浴成分として用い
るときには、GV)電着特性や浴液安定性を調整したり
、製造をし易くするために使用される有機溶剤類1(ψ
高分子樹脂を水に可溶−こさせるための中和剤、(vl
l塗膜表面、電着特性、溶液安定性などをよくするため
の各種助剤を含有する。
以下に本発明の構成内容について詳細に説明する〇 塗膜の造膜成分として使用される電着性高分子樹脂はア
ニオン性またはカチオン性高分子樹脂であり、アニオン
性高分子樹脂としてはアクリル樹脂、ポリエステル樹脂
、マレイン化油樹脂1ポリブタジェン樹脂、エポキシ樹
脂などがあり、これらは単独であるいは混合物として使
用でき、またメラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン
樹脂などの架橋性樹脂と併用してもよい。またカチオン
性高分子樹脂としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂、ポリブタジェン樹脂、ポリアミド樹脂な
どがあり、これらは単独であるいは混合物として使用で
きまたウレタン樹脂、ポリエステル樹脂などの架橋性樹
脂と併用してもよい。アニオン性高分子樹脂としては、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂の単独あるいは混合物
またはメラミン樹脂との併用が、カチオン性高分子樹脂
としてはアクリル樹脂、エポキシ樹脂の単独あるいは混
合物またはウレタン樹脂との併用が、透明性、色特性な
どの点から好ましい樹脂である。これらの樹脂は、電着
法で使用出来るように17ニオン性高分子樹脂の場合ア
ルカリ性物質で、カチオン性高分子樹脂の場合酸性物質
で中和し、水に可溶化された形で使用する。即ちアニオ
ン性高分子樹脂は、トリエチルアミン、ジエチルアミン
、ジメチルエタノールアミン、ジイソプロパツールアミ
ンなどのアミン類、アンモニア、苛性カリなどの無機ア
ルカリで中和し、カチオン性高分子樹脂は、酢酸、ギ酸
、プロピオン酸、乳酸などの酸で中和し、水に可溶化さ
れた状態で、水分散型または溶解型として水に稀釈され
た状態で使用する。
使用される上記中和剤の量は、MEtQ値で示され、そ
の測定方法は実施例中に記載する。この特性値は、電着
浴の安定性、電流効率、塗膜の仕上がり状態や被電着面
の状態に大きな影響を与えるため重要な特性値である。
カチオン性電着浴では15〜50が適用される範囲で、
好ましくは20〜40である。またアニオン性電着浴に
おいては30〜130が適用される範囲で、好ましくは
40〜100である0上記各下限値以下では電着浴の安
定性を損うことがあり、また上記各上限値をこえる場合
は電流効率の低下、それによる塗膜の仕上がり状態の劣
化、被塗装面の溶出あるいは破壊などを生ずることがあ
る。
塗膜薔こ高誘電性を与える高誘電性微粒子としては、そ
の比誘電率が電着性高分子樹脂の比誘電率よりも高いも
のがよく、例えばTie、 。
BaTi01 、 MgTiOs 、 CaTi5iO
藝、  5rTi03 、 BaZr0H−PbZrO
l 、 BaZr01− Pb5nO1、BaTi01
− B11(ln03)1 。
BaTiO3−Ni8nO1、BaTi01−5rlb
10@ 、 BaTi01−BaSb10g 、 Ba
Ti01  pbsb、o、 、 (LaNa)FeO
l−B1.o、 。
MgO・Sing 、 2Mg0・Sing 、 2M
g0・2 Al、0.・5SiO,。
Zr01*5iO1、Boo 、 All0I 、 B
Nのいずれか1種以上を主成分とする微粒子が使用でき
、好ましくは比誘電率50以上のものが望ましい。これ
らの微粒子は塗膜の透明性を損わないために、平均粒径
が可視光の波長の上限である0、8声以下に分散するこ
とが好ましい。平均粒径が0.2〜塗膜に透明でかつ着
色を与える色素としては、顔料または染料が使用しうる
か、顔料については得られる塗膜の透明性について、染
料については浴安定性、電着特性、塗膜の耐久性などに
ついて問題を生じないものを選択せねばならない。この
点から顔料では、フタロシアニン系・スレン系などの有
機顔料、酸化鉄などの酸化物無機顔料が、染料としては
、油溶性あるいは分散性染料が適当である。前記高誘電
性微粒子および使用される顔料などの色素類は、良好な
塗膜をつるために精製して不純物を除去して使用するの
が好ましい。
また本発明の組成物には、有機溶剤類を1)平滑な塗膜
をうる、l)浴液安定性を向上させる、り分散を容易に
する、などの目的から添加するとよい。かかる有機溶剤
の種類は、エチル、ブチル、メチルセロンルブなどのセ
ロソルブ類、インプロパツール、ブタノールなどのアル
コール類、グリコール、カービトール類などの親水性溶
剤が主として使用しうるが、場合によりキ0.3声以下
になると実用上好ましい透明性を呈する。
また本発明組成物中の前記高誘電性微粒子の含有量は微
粒子の比誘電率、比重などにより異なるが、後述する如
く本発明の組成物から作られる塗膜において必要とする
その比誘電率6以上を得るためには全組成物固形分中お
よそ0.5〜40重量%、好ましくは5〜25重量−が
必要である。0.5重量%未満では必要とする塗膜の比
誘電率が得られなく、また40重量%を超えた場合は、
平滑で均一な塗膜が得られなくなるので好ましくない。
塗膜の誘電性は、特に液晶表示体のような低電圧で駆動
する表示体に使用された際、表示体の実効電圧の低下を
生ずることなく特性のよい表示効果を与えるために有用
であり、塗膜の比誘電率としては、高分子樹脂の比誘電
率より大きければ大きいだけ、同一膜厚の塗膜による表
示体の実効電圧の低下を防ぐことができ、少なくとも6
以上、好ましくは10以上必要である〇シロール、ドル
オール、ミネラルターペンナトの疎水性溶剤も使用でき
る0 また使用しつる助剤としては、顔料の分散性をよくする
分散剤、塗膜の平滑性をよくするレベリング剤、浴の泡
立ちを止める消泡剤などがある〇 本発明の組成物は一般的に用いられるサンドミル、パー
ルミル、ロールミル、アトライターなどの分散機を用い
て分散させるが、塗膜の透明性、平滑性をうるために十
分よく分散させねばならない。高誘電性微粒子、色素類
は溶剤で稀釈し、かつ中和されたアニオン性またはカチ
オン性高分子樹脂と混合する。次に助剤類を添加し、最
後に純水で所定の濃度、通常固形分含量約4〜25重量
%に稀釈してから電着法に供する。電着法は前記した方
法により行なわれる。
作用 本発明による組成物から得られる塗膜は、比誘電率6以
上を有し、耐久性と高誘電性を有するために特に低電圧
駆動を特長とする液晶表示体などに使用されるカラーフ
ィルターとして極めて有用な塗膜を提供する。
実施例 以下に実施例により発明の内容を具体的に説明する◎実
施例中部は他書こ特記せぬ限り重量部である◇ 実施例 1 次のアニオン性電着浴を作成した0 ブチルセロソルブ    45.00  45.00 
 45.0On−ブタノール      4.00  
 4.00   4.00トリエチルアミン     
5.00   5.00   5.00イオン交換水 
     829.75  829.75  829.
75不揮発分75嘩、酸価50(酸価は樹脂固形分1t
の中和に要するKOHのη数である)、粘度60ポイズ
(25℃)のポリエステル樹脂65部のうち、45部と
ブチルセロソルブ45部および酸化チタンと7タロシア
ニンブルーを実験室用分散機サンドグラインドミル(浅
田鉄工新製)番とて、粒径が0.3ノとなるまで分散し
た0粒径の測定にはコールタ−カウンターN4(コール
タ−カウンター社製)を使用した0分散した組成物に残
余のポリエステル樹脂、メラミン樹脂、n−ブタノール
を加えて十分混合した後、トリエチルアミン番こて中和
し、イオン交換水にて稀釈して高誘電性高分子樹脂電着
組成物からなる電着浴を作った。得られた浴液のMIQ
は49.5であった。
酸価およびMIQの測定は次の方法によった。
酸価の測定法 一定量の樹脂を一定量のアルコールまたはエーテルに溶
解させ、フェノールフタレインを指示薬として、この溶
解物を1/2規定水酸化カリウムで滴定する・ 滴定に要した水酸化カリウムの呼数を樹脂固形分1tに
換算し、その値を酸価とする。
MWQの測定(固形分100f中に含まれる塩基性分の
ミリ当量) 浴液サンプル20W11!を精秤し、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル100rnlを加え攪拌下に置き
、1/N塩酸溶液を滴下しながら、pHメーターでpH
値を測定し、滴定曲線を描くo滴定曲線の二つの変曲点
から、その中点を求め、中点まで1こ要した”10’塩
酸の滴定量を求める。
次いでMQの計算式によりその塩基濃度を計算するO に こでV:中点までに要した”/ION塩酸の滴定量(−
)。
! : 1/1oN塩酸の力価。
C:試料の加熱残分00゜ この浴液はMl!Q 49.5で固形分中に25重量%
の酸化チタンを高誘電性粒子として含有している〇 以上のように作成した電着浴を20℃で攪拌し、ガラス
を基板として、その上にスプレーコート法により、酸化
インジウム導電膜が形成された透明基板を陽極とし、対
同極となる白金板を陰極として両極間に201の電圧を
30秒間印加した。
次に、電着により形成した着色層中のポリエステル樹脂
とメラミン樹脂を焼付けにより縮合反応を行なわせ硬化
させた。焼付けは空気中、175℃で30分行なった。
得られたそれぞれの着色を有する硬化膜は、1.5/1
の膜厚を有する透明性にすぐれた均一な着色層であり、
その比誘電率は12.5であった。
実施例 2 次のアニオン電着浴液を作成した。
ポリエステル樹脂(神東塗料社製)     60部プ
チルセロンルブ             45n−ブ
タノール                4トリエチ
ルアミン              5イオン交換水
              841チタン酸バリウム
(比誘電率1500)     22イオン交換水を除
いた各成分を用いて実施例1と同様にして高誘電性高分
子樹脂を作り、これをイオン交換水で稀釈した。この例
では浴液MIQ 55.0で酸化チタンの代りに固形分
中に22.4重量%のチタン酸バリウムを使用した以外
は実施例1と同じ方法で行なった。
この溶液を用いて実施例1と同様番こして、電着、硬化
を行ない、実施例1と同様化透明性にすぐれた均一な着
色層を得、その比誘電率は18であった。
実施例 3 次の3色のカチオン電着液を作成した〇アクリル樹脂 
      60部  60部  60部(神東塗料社
製) エチルセロソルブ     30   30   30
イソプロピルアルコール   3   3   3酢 
酸(中和剤)       1.8   1.8   
1.8イオン交換水       875.2  87
5.2  875.2アクリル樹脂40部とエチルセロ
ソルブの混合液中に、チタン酸バリウム/ジルコン酸カ
ルシウム/チタン酸ストロンチウムの混合物環よび色素
を攪拌下に加えて混合し、実験室用三本ロールミル(小
平製作新製)にて、粒径が0.3メ以上となるまで分散
した0粒径の測定にはコールタ−カウンターN4を用い
た。
上記分散混合物に、残余のアクリル樹脂とイソプロピル
アルコールを加えて15分間攪拌した後、攪拌下に酢酸
水溶液で中和後、イオン交換水で稀釈して高誘電性高分
子樹脂組成物からなる電着浴を作った。
使用したアクリル樹脂の特数は、不揮発分75重量−1
塩基価1.0、粘度60ポイズ(25℃)である。
得られた浴液は、MIIQが40であり、高誘電性微粒
子として固形分中に20重重量%チタン酸バリウム/ジ
ルコン酸カルシウム/チタン酸ストロンチウムの混合物
を含有している。
下に塩基価の測定法を示す。
塩基価の測定 酸性化合物を含まない、未中和の塩基性樹脂は固形分が
約1grになるように三角フラスコに採取する0ジオキ
サン60CCを添加し、よく溶解させる(時により加温
する)0メチルレツドを2〜3滴添加し・1/10” 
 HCIで滴定し、その変色点までに要した“ω数″を
塩基性樹脂1gr当り換算し、その数値をもって塩基性
樹脂の塩基価とするO MIIQ値の測定(固形分100f中に含まれる酸性分
のミリ当量) 浴液サンプル20−を精秤し、テトラヒドロフラン10
0dを加え攪拌丁番装置き、1/1oN−アルコール性
KQH溶液を滴下しながら、PHメーターでpg値を測
定し、滴定曲線を描く。滴定曲線の二つの変曲線から、
その中点を求め、中点までξと要した”/10””アル
コール性KOH溶液の滴定量を求める。次いで、III
(lの計算式によりr : 1/lo n−アルコール
性KOH溶液の力価OC:試料の加熱残部)。
以上のように作成した電着浴を20℃で攪拌し、ガラス
を基板として、その上にスプレーコート法により酸化錫
導電膜が形成された透明基板を陰極とし、対同極となる
白金板を陽極として両極間に20Vの電圧を30秒間印
加した。
次に、電着により形成した着色層中のアクリル樹脂を焼
付けにより架橋反応を行なわせ硬化させる。焼付けは空
気中、175℃で30分行なえば硬化するが、着色層の
堅牢性を高めたい場合には、焼付は時間を長くするか、
減圧して焼付けをする。硬化後の着色層の膜厚は1.5
声等であった。
硬化した着色層はいずれも、透明性にすぐれた均一な着
色層であり、それらの比誘電率は、18.9であった。
°  実施例 4 実施例1で作成した3色の浴液を用いて、第1図に示す
ような多色表示装置を作成した。以下にその工程を述べ
る0 ■バターニング工程 1は透明材料よりなる表示基板で、該表示基板上にスプ
レーコート法により酸化インジウム透明導電膜を形成す
る0該透明導電膜をエツチング化よりストライプ状にパ
ターニングし、表示電極2を得る。
■電着工程 実施例1で作成したアニオン電着浴中に、表示電極2が
形成された表示基板1を浸漬する。
ストライプ状番こパターニングされた表示電極2の中で
同一色に着色したい電極を選択し、選択された電極を陽
極として20Vの電圧を3分間印加する。通電後、表示
基板1を引き上げ充分に水洗し、電圧が印加されていな
い部分に付着した溶液を洗い流す。水洗後、乾燥させる
と、電圧を印加した電極には透明性のよい着色層が形成
されている。
■硬化工程 次に、電着により形成した着色l中のポリエステル樹脂
とメラミン樹脂を焼付けにより架橋   −反応を行な
わせ硬化させる0焼付けは空気中、175℃で30分行
なうことにより、着色層は完全に硬化する。硬化した着
色層は1再び次の電着を行なってももはや電着は起こら
ないので、二度目以降の電着については、再び他の色で
同一色にする表示電極を選択し、異なった色の電着浴中
で電着、硬化という工程を繰り返す。
本実施例では、赤、青、緑の順の2004m幅のストラ
イプ状カラーフィルター3を、バターニング工程→赤電
極の電着工程→硬化工程→青電極の電着工程→硬化工程
→緑電極の電着工程→硬化工程、という方法で製造し、
非常に簡便に行なえた。
このカラーフィルター3が形成された表示基板1を透明
な対向電極4がストライプ状に形成された透明な対向基
板5とスペーサー6を介して表示電極2と対向電極4の
ストライプが直角に交叉するように一体化させ、セルを
構成する。
該セル中に・表示材料7としてTN−FEM液晶を充填
し、多色液晶表示装置を作製した。この多色表示装置の
表示電極2と対向電極40間に電圧を印加し、セルを透
明軸が平行な偏光子と検光子で挾み、表示基板1もしく
は対向基板5の方向から見たところ透明性のあるカラー
フィルター3の色が表示された。
しかも、カラーフィルタ一層に付与された高誘電性のた
め本実施例で作った多色表示装置の電気光学特性におけ
る電圧−透過率特性は、用いた液晶材料自身の電圧−透
過率特性にほぼ等しいものであった。
このように本実施例による透明高誘電性高分子電着組成
物を用いることにより多色表示装置が簡便に製造可能で
あり、その表示品位は優れており、さらには液晶などの
低電圧駆動表示体に使用しても表示体の駆動電圧を低下
させないことが明らかになった。
比較例 1 次のアニオン電着浴液を作成したO 青 ポリエステル樹脂(神東塗料社製)    65部ブチ
ルセロソルブ             45n−ブタ
ノール              4トリエチルアミ
ン             5イオン交換水    
         854.45高誘電性微粒子、OM
) (比誘電率B>     o、a浴の作成方法は実
施例1と同じ方法で行なった。この浴液は、MIQは6
5.8で固形分中に0.4重量%の高誘電性微粒子を含
有しているが電着番こより得られた着色層の比誘電率は
4.1であり、高誘電性微粒子を含まない着色層の比誘
電率4.0とほぼ同等であり、高誘電性微粒子を添加し
た効果は認められなかった0 比較例 2 次のアニオン電着浴液を作成した。
緑 ポリエステル樹脂(神東塗料社製)     65部ブ
チルセロソルブ              45n−
ブタノール                4トリエ
チルアミン               6イオン交
換水              781チタン酸バリ
ウム(比誘電率1500 )     75浴の作成方
法は、チタン酸バリウムの量が異なる以外は、実施例2
と同じ方法で行なった。
この浴液は、MIQは40.0で固形分中に500重量
%チタン酸バリウムを高誘電性微粒子として含有してい
る。
この浴液を用いて、実施例2と同様の方法で電着を行な
ったが、ツキマワリ性が悪く、得られた着色層は誘電率
は77であったが膜厚分布が不均一で光沢および透明性
が不充分であったO発明の効果 本発明による高誘電性高分子電着組成物は1、高誘電性
を有する透明性の良好な着色層を電着により形成させる
ことができ、その用途は各種の多色の表示体や光学機器
などのカラーフィルターに応用可能であり、特に液晶な
どの低電圧駆動表示体に使用した際、駆動電圧を低下さ
せずに高い表示品位と信頼性を実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の導電性高分子樹脂組成物を使用した多
色表示装置の一例。 1−−−−一表示基板 2−−−−一表示電極 3−−−−一カラーフィルター 4−〜−−一対向電極 5−−−−一対向基板 6−−−−−スペーサー 7−−−−−液晶 特許出願人   セイコー電子工業株式会社同   神
東塗料株式会社 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電着性高分子樹脂、色素および高誘電性微粒子を含
    有する高誘電性高分子電着組成物であつて、上記電着組
    成物により形成した塗膜の比誘電率が、少なくとも6以
    上であることを特徴とする高誘電性高分子電着組成物。 2、高誘電性微粒子がTiO_2、BaTiO_3、M
    gTiO_3、CaTiSiO_5、SrTiO_3、
    BaZrO_3−PbZrO_3、BaZrO_3−P
    bSnO_3、BaTiO_3−Bi_2(SnO_3
    )_3、BaTiO_3−NiSnO_3、BaTiO
    _3−SrSb_2O_6、BaTiO_3−BaSb
    _2O_6、BaTiO_3−PbSb_2O_6、(
    LaNa)FeO_3−Bi_2O_3、MgO・Si
    O_2、2MgO・SiO_2、2MgO・2Al_2
    O_3・5SiO_2、ZrO_2・SiO_2、Be
    O、Al_2O_3、BNのいずれか1種以上を主成分
    とする微粒子である特許請求の範囲第1項記載の高誘電
    性高分子電着組成物。 3、電着性高分子樹脂がアニオン性高分子樹脂である特
    許請求の範囲第1項記載の高誘電性高分子電着組成物。 4、電着性高分子樹脂がカチオン性高分子樹脂である特
    許請求の範囲第1項記載の高誘電性高分子電着組成物。
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