JPH0766037A - 積層電子部品 - Google Patents
積層電子部品Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/0006—Printed inductances
- H01F2017/0053—Printed inductances with means to reduce eddy currents
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
電子部品において、高周波に対する減衰量を大きくする
ことが可能になると共に、設計上の自由度も増大する構
成の積層電子部品を提供する。 【構成】積層体内のらせん状に形成されたコイル導体1
内に囲まれた部分に該コイル導体1に流れる高周波電流
によるうず電流を発生させる導体4を内蔵した。コイル
導体1の外側にも導体4を設けてもよい。
Description
を交互に積層し焼成することにより作製される積層電子
部品に係り、特に300MHz 以上の高周波帯域において
使用されるフィルタにおいて、高周波ノイズの低減効果
の優れたものに関する。
リーン印刷法あるいはこれらを複合させた方法等により
積層、焼成し、コイル導体の両端を磁性体の外面に形成
した外部電極に接続した構成の積層電子部品は、単品あ
るいは他の部品と一体に組合わせてインダクタンス素子
やフィルタ等として用いられる。
積層電子部品において、磁性体の材質やコイル導体の巻
数は、除去すべき周波数に見合ったものが得られるよう
に選定されるが、小形化による寸法上の制限等により、
これらの材質や巻数は一義的に決定されてしまい、必ず
しも高周波に対する減衰量(損失)が充分に得られない
場合があるという問題点があった。
対する減衰量を大きくすることが可能になると共に、設
計上の自由度も増大する構成の積層電子部品を提供する
ことを目的とする。
成するため、コイル導体と磁性体との積層構造を有する
積層電子部品において、積層体内のらせん状に形成され
たコイル導体内に囲まれた部分に高周波によるうず電流
を発生させる導体を内蔵したことを特徴とするもので、
コイル導体の外側にさらに該導体を設けてもよい。うず
電流を発生させる導体は、点在粒子状、島状、網状、ブ
ロック状等種々の形状に形成されるものである。
まれた部分に設けた導体により、高周波におけるうず電
流損失が発生して減衰量が増大する。コイル導体の内側
はコイル導体に流れる電流により発生する磁束が集中す
る箇所であるから、うず電流損失による高周波除去が効
率良く行われる。
実施例を示す縦断面図、(B)はその横断面図である。
この積層電子部品は、例えば磁性フェライトでなる磁性
体2と、銀あるいは銀−パラジウム等でなるコイル導体
1との積層構造により形成されるもので、コイル導体1
により構成されるらせんの内側に、コイル導体1と同じ
材質である銀あるいは銀−パラジウム、もしくはコイル
導体1と異なる材質である銅、ニッケル等の材料でなる
導体4を点在または層状に形成してなる。3a、3bは
コイル導体1の両端に接続されるように磁性体2の外面
に焼付け等により設けた外部電極である。
うなスクリーン印刷法により作製される。すなわち、ま
ず図2(a)に示すように、ベース上にフェライト粉と
バインダ等からなる磁性体2aを印刷する。次に(b)
に示すように、前記銀や銀ーパラジウム等の導体粉とバ
インダとからなるコイル導体1aを印刷する。該コイル
導体1aは端部に前記外部電極3aに接続するための引
き出し部5を有する。次に(c)に示すように、該コイ
ル導体1aの内側に銀や銀ーパラジウム、ニッケル、銅
等の導体粉とバインダとからなるうず電流発生用導体4
aを印刷する。次に(d)に示すように、コイル導体1
aの先端および導体4aを除いた半面に磁性体2bを印
刷する。次に(e)に示すように、コイル導体1bを前
記コイル導体1aの端部に始端を重ねて印刷する。その
後、うず電流発生用導体4bの印刷(f)、半面磁性体
2cの印刷(g)、コイル導体1cの印刷(h)、うず
電流発生用導体4cの印刷(図3(a))、半面磁性体
2dの印刷(同(b))、コイル導体1dの印刷(同
(c))、半面磁性体2eの印刷(同(d))を行う。
そして、図2(h)〜図3(d)の工程を巻数に相当す
る回数だけ繰り返した後、図3(e)に示すように、前
記外部電極3bとの接続端6を有するコイル導体1eを
印刷し、図3(f)に示すように上層の磁性体2fを印
刷する。このような印刷工程は各層が必要な厚みに達す
るまで行われる。巻数が1ターンの場合には、図2
(f)の工程においてコイル導体2aに外部電極接続用
の引き出し部を設けてもよい。またスクリーン印刷法の
代わりにシート法を用いることもできる。
合には前記コイル導体1a、1eの端部が側面に露出す
るように切断し、圧着、焼成して前記外部電極3a、3
bを焼付けやメッキ等によって被着する。
すように、コイル導体1に流れる高周波電流によって発
生する磁束φが導体4と鎖交することにより、導体4に
うず電流が発生する。そしてこのうず電流は周波数に比
例するため、周波数が高い程減衰量が大となり、高周波
ノイズ除去効果が得られる。なお、前記導体4はこれを
粒子全体が互いに接触するように形成する代わりに、導
体4の粒子と絶縁体粒子とを混合したものを用いること
により、導体が点在した形態を形成してもよい。
であり、本例のものは、導体4Aを網状をなすように形
成したものであり、本例によれば、導体4Aで囲まれた
部分が磁性体2の層によって上下に連続するので、前記
実施例に比較して強度が大となる。なお、本例において
は、上下面にグランド電極7(これらのグランド電極7
は必要に応じて樹脂あるいは磁性体層等の保護層により
覆われる)を形成し、側面にグランド用外部電極8を形
成して外部からのノイズを遮断し、また外部へのノイズ
の伝播を防止しているが、このようなシールド構造は前
述または後述の他の実施例にも適用できる。
させて描いた本発明による他の実施例であり、本例のも
のは、多数の島状導体4Bをコイル導体1のらせんの内
部に形成したものである。なお島状導体4Bは上下に連
続するように形成してもよく、また図4(A)のように
非連続に形成してもよい。
はシート法による層形成の工程において孔20を形成す
るか、あるいは機械的に孔20を穿設し、該孔20に板
状またはブロック状の導体4Cを埋め込み、この導体4
Cを上下の固定層9により固定した本発明の他の実施例
であり、このような構造によっても前記実施例と同様の
効果を上げることができる。
タ素子として構成される場合のみならず、図7(A)、
(B)に示すように、磁性体2の内部に複数個のコイル
導体1を形成する場合とか、内部電極11と誘電体12
とからなる積層コンデンサ10を磁性体2と一体に積層
して例えば積層型フィルタを構成する場合等にも適用さ
れるものである。
イル導体1のらせんの内側にうず電流発生用導体4を形
成するのみならず、コイル導体1のらせんの外側にもう
ず電流発生用の導体4を内蔵したものである。本実施例
によれば、高周波ノイズ除去効果をさらに高めることが
できる。また、本発明は、積層電子部品を基板として用
いてその基板にIC等電子部品を搭載するものにも適用
できる。
れるらせんの内側に導体を設けたので、高周波における
減衰量(損失)が大となり、高周波ノイズを良好に除去
可能な積層電子部品を得ることができる。また、フィル
タとして用いた場合には、周波数特性の急峻なものが得
られる。また、うず電流発生用導体が磁性体中に占有す
る割合や該導体の材質、構成等を選定することにより、
所望の特性が得易くなり、設計の自由度が増す。
るらせんの外側にも導体を設けたので、高周波における
減衰量がさらに大となり、高周波ノイズをさらに良好に
除去できる。
を示す縦断面図、(B)はその横断面図である。
る。
る。
例を示す縦断面図、(B)はその横断面図である。
横断面図である。
例を示す縦断面図、(B)はその横断面図である。
例を示す縦断面図、(B)はその横断面図である。
例を示す縦断面図、(B)はその横断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】コイル導体と磁性体との積層構造を有する
積層電子部品において、積層体内のらせん状に形成され
たコイル導体内に囲まれた部分に該コイル導体に流れる
高周波電流によるうず電流を発生させる導体を内蔵した
ことを特徴とする積層電子部品。 - 【請求項2】請求項1において、積層体内のコイル導体
のらせんの外側にもコイル導体に流れる高周波電流によ
るうず電流を発生させる導体を内蔵したことを特徴とす
る積層電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23243893A JPH0766037A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 積層電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23243893A JPH0766037A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 積層電子部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0766037A true JPH0766037A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16939271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23243893A Pending JPH0766037A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 積層電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0766037A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0953994A2 (en) * | 1998-05-01 | 1999-11-03 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Multi-laminated inductor and manufacturing method thereof |
JP2005294637A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Murata Mfg Co Ltd | 積層コイルアレイ |
JP2010028538A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | ノイズ抑制部品 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP23243893A patent/JPH0766037A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0953994A2 (en) * | 1998-05-01 | 1999-11-03 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Multi-laminated inductor and manufacturing method thereof |
EP0953994A3 (en) * | 1998-05-01 | 2000-02-23 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Multi-laminated inductor and manufacturing method thereof |
JP2005294637A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Murata Mfg Co Ltd | 積層コイルアレイ |
JP2010028538A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | ノイズ抑制部品 |
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