JPH0764757B2 - オレフィンオリゴマーの製造方法 - Google Patents

オレフィンオリゴマーの製造方法

Info

Publication number
JPH0764757B2
JPH0764757B2 JP2251446A JP25144690A JPH0764757B2 JP H0764757 B2 JPH0764757 B2 JP H0764757B2 JP 2251446 A JP2251446 A JP 2251446A JP 25144690 A JP25144690 A JP 25144690A JP H0764757 B2 JPH0764757 B2 JP H0764757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
olefin
catalyst
boron trifluoride
polymerization
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2251446A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04128242A (ja
Inventor
真言 赤津
悟 宮地
達也 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP2251446A priority Critical patent/JPH0764757B2/ja
Priority to US07/756,508 priority patent/US5191140A/en
Priority to EP91115417A priority patent/EP0477673B1/en
Priority to DE69119011T priority patent/DE69119011T2/de
Priority to TW080107439A priority patent/TW228005B/zh
Priority to KR1019910016485A priority patent/KR0146376B1/ko
Priority to BR919104025A priority patent/BR9104025A/pt
Publication of JPH04128242A publication Critical patent/JPH04128242A/ja
Publication of JPH0764757B2 publication Critical patent/JPH0764757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/02Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons
    • C07C2/04Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation
    • C07C2/06Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation of alkenes, i.e. acyclic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C07C2/08Catalytic processes
    • C07C2/14Catalytic processes with inorganic acids; with salts or anhydrides of acids
    • C07C2/20Acids of halogen; Salts thereof ; Complexes thereof with organic compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J27/00Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
    • B01J27/06Halogens; Compounds thereof
    • B01J27/08Halides
    • B01J27/12Fluorides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2527/00Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
    • C07C2527/06Halogens; Compounds thereof
    • C07C2527/08Halides
    • C07C2527/12Fluorides
    • C07C2527/1213Boron fluoride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2531/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • C07C2531/02Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2531/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • C07C2531/02Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides
    • C07C2531/04Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides containing carboxylic acids or their salts

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はオレフィンオリゴマーの製造方法に関し、詳し
くは潤滑油の基材などとして有用な低粘度のオレフィン
オリゴマーを収率よく製造することができる方法に関す
るものである。
[従来の技術およびその問題点] オレフィン、殊に炭素数6〜18のα−オレフィンを重合
して得られるオレフィンオリゴマー、特に三量体以上の
含量の多いオレフィンオリゴマーは、潤滑油の基材とし
て有用である。潤滑油のうち、自動車エンジン油などの
用途分野においては、燃料消費量の低減化と共に低温流
動性の向上が要求されており、このため潤滑油の低粘度
化が図られている。
このような潤滑油の基材に供されるオレフィンオリゴマ
ーの製造方法として、これまでに塩化アルミニウムや三
フッ化ホウ素などのルイス酸を触媒として、オレフィン
をカチオン重合する方法が知られている。
ところが、この塩化アルミニウムを触媒とする方法にお
いては、これまでに高粘度のオレフィンオリゴマーしか
得られていないのが実情であった。
一方、三フッ化ホウ素を触媒とする方法においては、三
フッ化ホウ素単独ではオレフィンの重合触媒としての活
性がなく、三フッ化ホウ素に助触媒を加えてオレフィン
を重合することが通常採用されており、このような助触
媒として、アルコールまたは水またはカルボン酸が個別
に用いられている(米国特許第3382291号公報,米国特
許第3763244号公報,特開昭49−11804号公報)。
これらの方法によれば、比較的低粘度のオレフィンオリ
ゴマーが得られるという利点を有するが、100℃におけ
る粘度が4センチストークス(以下cStと略称する)程
度の低粘度オレフィンオリゴマーを得ようとする場合、
アルコールまたは水を助触媒とする方法ではオレフィン
オリゴマーの収率がきわめて低いという欠点があった。
また、カルボン酸を助触媒とする方法では、前者の方法
に比べて収率は幾分向上するものの、いまだ低収率であ
り、かつ多量の助触媒を必要とし、重合温度を極力低く
保持する必要があるなどの不都合があり、効率のよい方
法とは言えなかった。
また低粘度オレフィンオリゴマーを製造するために、触
媒として三フッ化ホウ素を用い、助触媒として脂肪族ア
ルコールおよびエチレングリコールなどのポリオールを
用い、場合によりさらに脂肪族ケトンを用いるという方
法(米国特許第4409415号公報、米国特許第4436947号公
報)や、触媒として三フッ化ホウ素を用い、助触媒とし
て水またはアルコールを用い、触媒変性剤としてエステ
ルを添加する方法(米国特許第3997621号公報)も試み
られている。前者は重合生成物を蒸留分離して100℃に
おける粘度4cStおよび6cStのオリゴマーを併産する場合
において4cStのオリゴマーの得率を向上させることを目
的としており、粘度4cStのオリゴマーを重合により直接
製造するものではない。後者の方法において触媒変性剤
として使用しているエステルは助触媒として使用されて
おり(米国特許第3382291号公報)、後者も助触媒とし
て水またはアルコールとエステルを使用していることに
なり、実質的には助触媒を多成分使用していることと同
等である。この方法により4cStのオリゴマーを比較的高
収率で直接製造することは可能であるが、多量の触媒変
性剤を必要とし、重合速度が遅いため製造に長時間必要
であるなどの不都合があり、効率のよい方法ではなかっ
た。
[発明の目的] 本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、(i)低粘度
のオレフィンオリゴマーを高収率で製造することができ
る。(ii)反応時間の短縮化により製造効率を向上させ
ることができる、(iii)助触媒使用量を低減化でき
る、(iv)オレフィン,触媒,助触媒などの使用量を変
化させることにより得られるオレフィンオリゴマーの粘
度を自在に制御することのできる等の利点を有するオレ
フィンオリゴマーの製造方法を提供することを目的とす
る。
[目的を達成するための手段] 本発明者らは、前期目的を達成するために、三フッ化ホ
ウ素触媒と共に用いる助触媒について種々検討を重ねた
結果、水および/またはアルコールと、カルボン酸無水
物とを併用することによって、上記目的が達成されるこ
とを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。
すなわち、本発明は、三フッ化ホウ素を触媒として、オ
レフィンを重合するに際して、助触媒として、水および
/またはアルコールと、カルボン酸無水物とを用いるこ
とを特徴とするオレフィンオリゴマーの製造方法を要旨
とするものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のオレフィンオリゴマーの製造方法において用い
られる原料のオレフィンについては特に制限はなく、炭
素数2以上のオレフィンであれば、α−オレフィン,内
部オレフィンまたはこれらの混合物であっても用いるこ
とができる。望ましいオレフィンとしては炭素数6〜18
のα−オレフィンであり、より望ましくは、炭素数8〜
14のα−オレフィンである。
本発明のオレフィンオリゴマーの製造方法は、三フッ化
ホウ素を触媒として、上記オレフィンを重合するに際し
て、助触媒として、水および/またはアルコールと、カ
ルボン酸無水物とを用いることを特徴とするものであ
る。助触媒として、水および/またはアルコールと、カ
ルボン酸無水物とを併用すると、この併用による相乗作
用によって、水またはアルコールまたはカルボン酸無水
物を単独で使用した場合に比べ、低粘度オリゴマー収率
の向上、反応時間の短縮化による製造効率の向上、触媒
使用量の低減化などの顕著な効果が得られる。
本発明において用いられる助触媒の組み合せは以下の通
りである。
(イ)水−カルボン酸無水物 (ロ)アルコール−カルボン酸無水物 (ハ)水−アルコール−カルボン酸無水物 助触媒の一部を構成するアルコールとしては、特に制限
はなく、メチルアルコール,エチルアルコール,n−ブチ
ルアルコール,オクチルアルコールなどの第1級アルコ
ール、第2級アルコールおよびこれらの混合物を挙げる
ことができる。但し、第3級アルコールは三フッ化ホウ
素存在下では不安定であり脱水化されやすいので、その
使用は避けるべきである。
また助触媒の一部を構成するカルボン酸無水物として
は、特に制限はなく、無水酢酸,無水プロピオン酸,無
水酪酸,無水吉草酸,無水コハク酸,無水安息香酸,無
水フタル酸などのカルボン酸無水物を挙げることができ
る。但し、無水ギ酸は、不安定で室温でも分解されやす
いので、その使用は避けるべきである。
触媒である三フッ化ホウ素と、助触媒である水および/
またはアルコールとカルボン酸無水物との使用割合は特
に制限はないが、通常は、(三フッ化ホウ素)/(水お
よび/またはアルコールとカルボン酸無水物)のモル比
が1.01以上、好ましくは1.02〜1.50とするのが望まし
い。ここにおいて、(カルボン酸無水物)/(水および
/またはアルコール)のモル比は特に制限ないが、通常
0.1〜2.0、好ましくは0.2〜1.0とするのが望ましい。
またオレフィン1モルに対する、助触媒である水および
/またはアルコールの量は、特に制限はないが、通常0.
1〜10モル%、好ましくは0.2〜5モル%とするのが好ま
しい。
助触媒である水,アルコール,カルボン酸無水物は、反
応系中で三フッ化ホウ素錯体として存在する。
本発明においては、触媒である三フッ化ホウ素、助触媒
である水および/またはアルコールと、カルボン酸無水
物をそれぞれ反応系内に導入し、三フッ化ホウ素錯体を
形成して、三フッ化ホウ素および三フッ化ホウ素錯体の
存在下にオレフィンの重合反応を行わせてもよい。また
別途、三フッ化ホウ素錯体を調製し、得られた三フッ化
ホウ素錯体を三フッ化ホウ素と共に反応系内に導入し
て、オレフィンの重合反応を行わせてもよい。なお、三
フッ化ホウ素錯体は、水,アルコールまたはカルボン酸
無水物中へ三フッ化ホウ素ガスを吹き込むことによって
容易に調製することができる。
錯体生成の際の発熱量が大きいので、別途調製の三フッ
化ホウ素錯体を反応系内に導入する方法が反応のコント
ロールが容易である点で望ましい。
オレフィンの重合にあたって、溶媒は特に必要としない
が、所望により四塩化炭素,クロロホルム,塩化メチル
ンなどのハロゲン化炭化水素,ペンタン,ヘキサン,ヘ
プタンなどの鎖状飽和炭化水素,シクロヘキサン,メチ
ルシクロヘキサンなどの脂環式炭化水素を用いることが
できる。
重合条件も特に制限的ではないが、通常は−10〜80℃、
好ましくは0〜40℃の温度、三フッ化ホウ素の張り込み
圧力として0〜35kg/cm2G、好ましくは0.05〜5kg/cm2G
が採用される。
重合時間としては0.25〜8時間、好ましくは0.5〜4時
間で十分である。
重合終了後、重合生成物から触媒を除去してオレフィン
オリゴマーを取得する。
例えば、まず重合生成物から三フッ化ホウ素錯体を分離
する。このときの分離手段としては沈澱分離や遠心分離
が好ましい。
次いで、三フッ化ホウ素錯体を分離した重合生成物から
三フッ化ホウ素を除去する。除去手段としては種々のも
のが挙げられるが、重合生成物を大気圧未満に減圧して
除去する方法、重合生成物に窒素,アルゴン,ヘリウム
などの不活性ガスを吹き込んで除去する方法および重合
生成物を大略80℃以下に加熱して除去する方法が好まし
い。
重合生成物から触媒を除去する方法としては、以上のよ
うに触媒錯体をまず分離し三フッ化ホウ素を除去する方
法が好ましいが、三フッ化ホウ素を先に重合生成物から
除去し、ついで三フッ化ホウ素錯体を分離する方法も採
用することができる。
除去回収された三フッ化ホウ素はそのまま、オレフィン
の重合触媒として再使用される。また、分離回収された
三フッ化ホウ素錯体も活性低下を来すことなく、そのま
ま、オレフィンの重合触媒として再使用できる。必要に
応じてさらに助触媒と混合して使用することもできる。
このようにして得られた重合生成物はさらに水素添加処
理を行なって最終生成物とするのが普通である。通常、
重合生成物から未反応モノマーと二量体を分離し、つい
で水素添加処理を行なう。分離された未反応モノマーと
二量体は反応系に適宜リサイクルすることができる。他
の方法としては、重合生成物から未反応モノマーだけを
蒸留により分離し、水素添加処理を行なうこともでき
る。また、水素添加処理は、重合生成物の蒸留前に行な
ってもよい。
[実施例] 以下、実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 助触媒としてn−ブタノールおよび無水酢酸を用いた
が、このうちn−ブタノールは三フッ化ホウ素錯体とし
て添加して、1−デセンの重合を行なった。その詳細は
以下の通りである。
攪拌機、冷却器、温度計およびガス導入管を備えた重合
用フラスコを乾燥窒素ガスにより置換した後、この重合
用フラスコに、1−デセン100mlと、1−デセン100mol
当たり三フッ化ホウ素−n−ブタノール錯体(モル比1:
1)1.68mol,無水酢酸0.42molを添加した。20℃まで冷却
した後、三フッ化ホウ素ガスを吹き込み重合を開始し
た。20℃に保つように冷却しながら2時間重合した。重
合終了後、5%アンモニア水100mlを加えて触媒を失活
させた後、水洗,乾燥し、未反応オレフィンおよび炭素
数20以下の低分子量オリゴマーを留去してオレフィンオ
リゴマーを得た。このときの重合条件,オレフィン転化
率,オレフィンオリゴマーの収率および性状を表−1に
示す。なお、表−1中の生成オリゴマー組成は、水洗、
乾燥した直後の重合生成物について分析した結果であ
る。
実施例2,3 助触媒量,重合温度を変化させた以外は実施例1と同様
の操作を行なった。このときの重合条件,オレフィン転
化率,オレフィンオリゴマーの収率および性状を表−1
に示す。
実施例4 実施例1において助触媒として用いたn−ブタノールに
代えて水を使用し、重合条件を変化させた以外は実施例
1と同様の操作を行なった。このときの重合条件、得ら
れたオレフィンオリゴマーの収率および性状を表−1に
示す。
比較例1,2 実施例1において助触媒として用いた無水酢酸を使用せ
ずにn−ブタノールのみを使用し、重合条件を変化させ
た以外は実施例1と同様の操作を行なった。このときの
重合条件、得られたオレフィンオリゴマーの収率および
性状を表−1に示す。
比較例3〜6 実施例1において用いた2種の助触媒に代えて、水(比
較例3)、無水酢酸(比較例4)、酢酸(比較例5)、
n−吉草酸(比較例6)のみを使用し、重合条件を変化
させた以外は実施例1と同様の操作を行なった。このと
きの重合条件、得られたオレフィンオリゴマーの収率お
よび性状を表−1に示す。
比較例7〜9 実施例1において助触媒として用いた無水酢酸に代え
て、酢酸n−ブチル(比較例7,8)または酪酸メチル
(比較例9)を使用し、重合条件を変化させた以外は実
施例1と同様の操作を行なった。このときの重合条件、
得られたオレフィンオリゴマーの収率および性状を表−
1に示す。
比較例10 実施例1において助触媒として用いた2種の助触媒に代
えて、水および酪酸メチルを使用し、重合条件を変化さ
せた以外は実施例1と同様の操作を行なった。このとき
の重合条件、得られたオレフィンオリゴマーの収率およ
び性状を表−1に示す。実施例5 オレフィンを1−オクテンとした以外は実施例1と同様
の操作を行なった。このときの重合条件、得られたオレ
フィンオリゴマーの収率および性状を表−2に示す。
比較例11,12 オレフィンを1−オクテンとした以外は比較例2,7と同
様の操作を行なった。このときの重合条件、得られたオ
レフィンオリゴマーの収率および性状を表−2に示す。
実施例6 オレフィンを1−ドデセンとした以外は実施例1と同様
の操作を行なった。このときの重合条件得られたオレフ
ィンオリゴマーの収率および性状を表−3に示す。
オレフィンとして1−デセンを用いた表−1の結果よ
り、助触媒として水および/またはアルコールと、カル
ボン酸無水物とを用いた実施例1〜4の場合には、アル
コールのみを用いた比較例1〜2、水のみを用いた比較
例3、カルボン酸無水物のみを用いた比較例4、カルボ
ン酸のみを用いた比較例5〜6、アルコールとエステル
を用いた比較例7〜9および水とエステルを用いた比較
例10の場合に比べ、(i)低粘度のオレフィンオリゴマ
ーを高収率で得ることができる、(ii)反応時間を短縮
できる、(iii)助触媒使用量を低減化できることが明
らかとなった。さらに助触媒の添加量や混合比などを変
化させた実施例1〜4の結果から、これらのパラメータ
ーを変化させることによりオリゴマーの粘度を制御可能
であることも明らかとなった。
オレフィンとして1−オクテン、1−ドデセンをそれぞ
れ用いた表−2、表−3の結果より、オレフィンとして
1−オクテン、1−ドデセンを用いた場合にも表−1の
1−オクテンを用いた場合と同様の良好な結果が得られ
た。
[発明の効果] 本発明によれば、低粘度のオレフィンオリゴマーを高収
率で製造することができ、また反応時間の短縮化により
製造効率を向上させることができ、しかも助触媒の使用
量の低減化が図られ、かつ得られるオレフィンオリゴマ
ーの粘度を制御することのできるオレフィンオリゴマー
の製造方法が提供された。
このため、特に低温流動性の向上が求められている自動
車エンジン油の基材として、すぐれたオレフィンオリゴ
マーを提供することができる。
また、本発明によって得られるオレフィンオリゴマー
は、前記のほかガスタービンエンジン油,航空機作動
油,絶縁油などの潤滑油基材の原料としてもすぐれたも
のであり、これらオレフィンオリゴマーを水素添加処理
することによって良好な潤滑油基材とすることができ
る。
したがって、潤滑油製造工業および潤滑油利用分野に寄
与するところきわめて多大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三フッ化ホウ素を触媒として、オレフィン
    を重合するに際して、助触媒として、水および/または
    アルコールと、カルボン酸無水物とを用いることを特徴
    とするオレフィンオリゴマーの製造方法。
  2. 【請求項2】オレフィンが6〜18の炭素数を有するα−
    オレフィンである、請求項1に記載のオレフィンオリゴ
    マーの製造方法。
JP2251446A 1990-09-20 1990-09-20 オレフィンオリゴマーの製造方法 Expired - Fee Related JPH0764757B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2251446A JPH0764757B2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 オレフィンオリゴマーの製造方法
US07/756,508 US5191140A (en) 1990-09-20 1991-09-09 Process for producing olefin oligomer
EP91115417A EP0477673B1 (en) 1990-09-20 1991-09-12 Process for producing olefin oligomer
DE69119011T DE69119011T2 (de) 1990-09-20 1991-09-12 Verfahren zur Herstellung von Olefinoligomeren
TW080107439A TW228005B (ja) 1990-09-20 1991-09-19
KR1019910016485A KR0146376B1 (ko) 1990-09-20 1991-09-20 올레핀 올리고머의 제조방법
BR919104025A BR9104025A (pt) 1990-09-20 1991-09-20 Processo para a producao de um oligomero de olefina

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2251446A JPH0764757B2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 オレフィンオリゴマーの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04128242A JPH04128242A (ja) 1992-04-28
JPH0764757B2 true JPH0764757B2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=17222951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2251446A Expired - Fee Related JPH0764757B2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 オレフィンオリゴマーの製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5191140A (ja)
EP (1) EP0477673B1 (ja)
JP (1) JPH0764757B2 (ja)
KR (1) KR0146376B1 (ja)
BR (1) BR9104025A (ja)
DE (1) DE69119011T2 (ja)
TW (1) TW228005B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5252922A (en) * 1991-04-30 1993-10-12 Hewlett-Packard Company Radiofrequency focusing of magnetic resonance images
US5286823A (en) * 1991-06-22 1994-02-15 Basf Aktiengesellschaft Preparation of highly reactive polyisobutenes
US5396013A (en) * 1993-07-12 1995-03-07 Albemarle Corporation Olefin oligomerization process
US5420373A (en) * 1994-03-24 1995-05-30 Chevron Chemical Company Controlled formation of olefin oligomers
US5650548A (en) * 1995-06-16 1997-07-22 Amoco Corporation Olefin oligomerization process
DE69511548T2 (de) * 1995-09-13 2000-05-04 Amoco Corp Verfahren zur Herstellung von Oligomeren von Mono-Olefinen
US5633420A (en) * 1995-09-22 1997-05-27 Amoco Corporation Olefin oligomerization process
US5744676A (en) * 1996-02-26 1998-04-28 Theriot; Kevin J. Olefin oligomerization process
US5714661A (en) * 1996-05-31 1998-02-03 Tuli; Deepak Kumar Process for the preparation of synthetic lubricant base stocks
US5994605A (en) * 1996-12-03 1999-11-30 Chevron Chemical Company High viscosity polyalphaolefins
US6133386A (en) 1997-01-08 2000-10-17 Hercules Incorporated Metal oxide solid acids as catalysts for the preparation of hydrocarbon resins
US5922636A (en) * 1997-11-19 1999-07-13 Sarin; Rakesh Catalyst for oligomerization of alpha-olefins
EP0933416A1 (en) * 1998-01-30 1999-08-04 Chevron Chemical S.A. Use of polyalfaolefins (PAO) derived from 1-dodecene or 1-tetradecene to improve thermal stability in engine oil in internal combustion engine
GB9819456D0 (en) * 1998-09-07 1998-10-28 Univ York Synthesis of a new supported bf-complex solid acid catalyst
JP2001122816A (ja) * 1999-10-21 2001-05-08 Idemitsu Kosan Co Ltd ビニルエーテル系オリゴマーの製造方法
US6410812B1 (en) * 2000-03-01 2002-06-25 Chevron Phillips Chemical Company Lp Process for recovering boron trifluoride from a catalyst complex
US6734329B1 (en) * 2000-10-02 2004-05-11 Chevron U.S.A. Inc. Oligomerization of alpha olefins in the presence of carboxylic acids
US6824671B2 (en) * 2001-05-17 2004-11-30 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Low noack volatility poly α-olefins
CN110627603A (zh) * 2018-06-21 2019-12-31 中国石化工程建设有限公司 连续法生产聚α-烯烃的装置及方法
US10961167B2 (en) * 2018-09-20 2021-03-30 Novvi Llc Process for preparing hydrocarbon mixture exhibiting unique branching structure
CN111321002A (zh) 2018-12-14 2020-06-23 中国石油天然气股份有限公司 一种低粘度聚α-烯烃润滑油及其合成方法
CN115212922A (zh) * 2021-04-15 2022-10-21 中国石油天然气股份有限公司 一种α-烯烃聚合的催化剂组合物及其制备与应用

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3382291A (en) * 1965-04-23 1968-05-07 Mobil Oil Corp Polymerization of olefins with bf3
US3763244A (en) * 1971-11-03 1973-10-02 Ethyl Corp Process for producing a c6-c16 normal alpha-olefin oligomer having a pour point below about- f.
US3769363A (en) * 1972-03-13 1973-10-30 Mobil Oil Corp Oligomerization of olefins with boron trifluoride
US3997621A (en) * 1974-02-04 1976-12-14 Mobil Oil Corporation Controlled oligomerization of olefins
GB1497524A (en) * 1975-11-20 1978-01-12 Gulf Research Development Co Method of oligomerizing 1-olefins
US4239930A (en) * 1979-05-17 1980-12-16 Pearsall Chemical Company Continuous oligomerization process
US4436947A (en) * 1981-09-11 1984-03-13 Gulf Research & Development Company Olefin oligomerization using boron trifluoride and a three-component cocatalyst
US4409415A (en) * 1981-09-18 1983-10-11 Gulf Research & Development Company Olefin oligomerization using boron trifluoride and an alcohol-polyol cocatalyst
DE3376262D1 (en) * 1983-09-21 1988-05-19 Texaco Development Corp Oligomerization of olefins and synthetic lubricant comprising olefin oligomers
DE3642456A1 (de) * 1986-12-12 1988-06-23 Basf Ag Verfahren zur herstellung von decenoligomeren und deren verwendung als schmieroele
US4849572A (en) * 1987-12-22 1989-07-18 Exxon Chemical Patents Inc. Process for preparing polybutenes having enhanced reactivity using boron trifluoride catalysts (PT-647)
CA1321606C (en) * 1988-06-27 1993-08-24 Matthew J. Lynch Olefin oligomer synlube process
US4902846A (en) * 1988-07-29 1990-02-20 Ethyl Corporation Synlube process
US4956513A (en) * 1988-10-17 1990-09-11 Ethyl Corporation Recovery of BF3 from olefin oligomer process

Also Published As

Publication number Publication date
BR9104025A (pt) 1992-06-02
EP0477673B1 (en) 1996-04-24
TW228005B (ja) 1994-08-11
KR920006261A (ko) 1992-04-27
EP0477673A1 (en) 1992-04-01
US5191140A (en) 1993-03-02
DE69119011T2 (de) 1996-09-12
KR0146376B1 (ko) 1998-08-17
JPH04128242A (ja) 1992-04-28
DE69119011D1 (de) 1996-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0764757B2 (ja) オレフィンオリゴマーの製造方法
US3997621A (en) Controlled oligomerization of olefins
KR100976753B1 (ko) 1-도데센 및 1-데센의 공동올리고머화 방법
US3382291A (en) Polymerization of olefins with bf3
JPH02191232A (ja) 内部オレフイン類を用いたオレフインオリゴマー官能性流体
KR100715165B1 (ko) 고 반응성 폴리이소부텐의 제조 방법
US4409409A (en) Two stage olefin wax process
JPS58113138A (ja) 線状オレフイン生成物の製造法
JP3348893B2 (ja) オレフィンオリゴマーの製造方法
JP2847120B2 (ja) オレフィンオリゴマーの製造方法
EP0497206B1 (en) Process for producing olefin oligomer
US4822945A (en) Preparation of decene oligomers and use thereof as lubricating oils
JP2524173B2 (ja) オレフィンオリゴマ―の製造方法
JPH01247490A (ja) 合成潤滑剤の製法
JPH06279320A (ja) オレフィンオリゴマーの製造方法
JPH0717523B2 (ja) オレフィンオリゴマーの製造方法
US11174206B2 (en) Processes for the manufacture of isobutylene, polyisobutylene, and derivatives thereof
JPS5953244B2 (ja) 炭化水素オリゴマ−の製造方法
CN116622011A (zh) 一种聚α-烯烃合成油催化剂及其制备方法和应用
JP2607007B2 (ja) オレフィンオリゴマーの製造方法
JPH05221880A (ja) 不活性担体上のフルオロカーボンスルホン酸重合体を用いる長鎖オレフィンのオリゴマー化方法
EP4143276A1 (en) Poly alpha-olefin compositions and processes to produce poly alpha-olefins
JPS6037159B2 (ja) 合成潤滑油
JPH0370693B2 (ja)
JPS60218335A (ja) プロピレンオリゴマ−の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees