JPS5953244B2 - 炭化水素オリゴマ−の製造方法 - Google Patents
炭化水素オリゴマ−の製造方法Info
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- JPS5953244B2 JPS5953244B2 JP15893476A JP15893476A JPS5953244B2 JP S5953244 B2 JPS5953244 B2 JP S5953244B2 JP 15893476 A JP15893476 A JP 15893476A JP 15893476 A JP15893476 A JP 15893476A JP S5953244 B2 JPS5953244 B2 JP S5953244B2
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- olefin
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、炭化水素オリゴマ−の製造法に関するもので
あり、特に、炭素数6以上のa−オレフィンをフッ化ホ
ウ素と助触媒とから成る触媒の存在下において低重合さ
せることにより、低流動点および高粘度指数を有し、か
つ、低揮発性を有する炭化水素オリゴマ−を製造する方
法に関するものである。
あり、特に、炭素数6以上のa−オレフィンをフッ化ホ
ウ素と助触媒とから成る触媒の存在下において低重合さ
せることにより、低流動点および高粘度指数を有し、か
つ、低揮発性を有する炭化水素オリゴマ−を製造する方
法に関するものである。
本発明は、かかる比較的低粘度、低揮発性で、しかも高
粘度指数を有する炭化水素オリゴマ−を収率よく製造す
る方法を提供することを目的とするものである。従来、
a−オフレーンを原料として製造されるオリゴマ−を各
種潤滑油基油として使用することは、すでに知られてお
り、多数の製造法が提案されている。
粘度指数を有する炭化水素オリゴマ−を収率よく製造す
る方法を提供することを目的とするものである。従来、
a−オフレーンを原料として製造されるオリゴマ−を各
種潤滑油基油として使用することは、すでに知られてお
り、多数の製造法が提案されている。
例えば、ハロゲン化チタンと有機アルミニウム化合物と
から成るチグラー触媒を使用する製造法は、a−オレフ
ィンオリゴマ−の製造法として主流をなしているが、反
応時間が長く、潤滑油の成分として不適当な二量体が多
量に副生すること等の難点を包蔵するものである。一方
、塩化アルミニウムを触媒とする方法は、比較的低粘度
、例えば、98.9℃における動粘度(KV011)が
10est以下のオリゴマ−を得るには多量の溶媒と約
100℃以上の高温の反応温度を必要とする。その結果
、異性化が促進され、粘度指数の低いオリゴマ−が生成
する。またオリゴマ−に塩素が化学結合されたものも副
生する結果、オリゴマ−の水素化の際に、水素化触媒を
被毒するという欠点がある。三フッ化ホウ素系触媒につ
いてはカルボン酸、アルコールまたは水等を助触媒とす
る方法が提案されており、特に、水を助触媒とするフッ
化ホウ素触媒は活性が高く、工業的に入手が容易である
。
から成るチグラー触媒を使用する製造法は、a−オレフ
ィンオリゴマ−の製造法として主流をなしているが、反
応時間が長く、潤滑油の成分として不適当な二量体が多
量に副生すること等の難点を包蔵するものである。一方
、塩化アルミニウムを触媒とする方法は、比較的低粘度
、例えば、98.9℃における動粘度(KV011)が
10est以下のオリゴマ−を得るには多量の溶媒と約
100℃以上の高温の反応温度を必要とする。その結果
、異性化が促進され、粘度指数の低いオリゴマ−が生成
する。またオリゴマ−に塩素が化学結合されたものも副
生する結果、オリゴマ−の水素化の際に、水素化触媒を
被毒するという欠点がある。三フッ化ホウ素系触媒につ
いてはカルボン酸、アルコールまたは水等を助触媒とす
る方法が提案されており、特に、水を助触媒とするフッ
化ホウ素触媒は活性が高く、工業的に入手が容易である
。
しかしながら、かかる触媒は三量体のオリゴマ−を選択
的に製造するには適しているが、フッ化ホウ素一水錯体
の凝固点が高いため、低温での反応を行なわせることが
できず、これを用いて四量体以上のオリゴマ−を製造す
ることは、ほとんど不可能であつた。また、カルボン酸
を助触媒とする三フッ化ホウ素錯体についてもその凝固
点は高く、同様にこれを用いて高品質オリゴマ−を収率
よく製造することはできなかつた。
的に製造するには適しているが、フッ化ホウ素一水錯体
の凝固点が高いため、低温での反応を行なわせることが
できず、これを用いて四量体以上のオリゴマ−を製造す
ることは、ほとんど不可能であつた。また、カルボン酸
を助触媒とする三フッ化ホウ素錯体についてもその凝固
点は高く、同様にこれを用いて高品質オリゴマ−を収率
よく製造することはできなかつた。
以上のように、高粘度指数と低流動点とを併有し、不純
物を実質的に含有しない四量体以上の成分を多割合金有
するa−オレフィンオリゴマ−を製造することは、従来
公知の重合法では達成できなかつた。
物を実質的に含有しない四量体以上の成分を多割合金有
するa−オレフィンオリゴマ−を製造することは、従来
公知の重合法では達成できなかつた。
本発明者らは、かかる状況を背景としてフッ化ホウ素系
触媒を使用するa−オレフインオリゴマ一の製造法の改
良について種々検討を加えたところ、a−オレフインの
低重合(オリゴメリセイシヨン)に先立ち、三フツ化ホ
ウ素と助触媒とから゛成る触媒をオレフインと接触させ
ることにより熟成処理を行ない、処理した触媒をa−オ
レフインの低重合に使用することにより、従来、不可能
とされた三フツ化ホウ素錯体の凝固点以下の低温におい
てa−オレフイン低重合させ得ることを見出し、本発明
を完成した。
触媒を使用するa−オレフインオリゴマ一の製造法の改
良について種々検討を加えたところ、a−オレフインの
低重合(オリゴメリセイシヨン)に先立ち、三フツ化ホ
ウ素と助触媒とから゛成る触媒をオレフインと接触させ
ることにより熟成処理を行ない、処理した触媒をa−オ
レフインの低重合に使用することにより、従来、不可能
とされた三フツ化ホウ素錯体の凝固点以下の低温におい
てa−オレフイン低重合させ得ることを見出し、本発明
を完成した。
すなわち、本発明は、一般に炭素数6〜12の範囲の一
種または二種以上のa−オレフインのオリゴマ一を製造
するに当り、三フツ化ホウ素と助触媒とから成る錯体を
この錯体の凝固点以上の温度においてオレフインと接触
させることにより熟成処理し、得られた熟成組成物を触
媒としてこれに上記錯体の凝固点以下の温度においてa
−オレフイン原料を接触させることを特徴とする炭化水
素オリゴマ一の製造法に関するものである。
種または二種以上のa−オレフインのオリゴマ一を製造
するに当り、三フツ化ホウ素と助触媒とから成る錯体を
この錯体の凝固点以上の温度においてオレフインと接触
させることにより熟成処理し、得られた熟成組成物を触
媒としてこれに上記錯体の凝固点以下の温度においてa
−オレフイン原料を接触させることを特徴とする炭化水
素オリゴマ一の製造法に関するものである。
本発明の特徴は、触媒成分たる三フツ化ホウ素錯体の凝
固点以下の温度におけるa−オレフインの低重合を可能
ならしめることにある。上記の如・く三フツ化ホウ素錯
体は、一般に凝固点が高く、凝固点以上の温度で低重合
が行なわざるを得なかつたが、本発明によれば三フツ化
ホウ素錯体をオレフインの存在下において熟成処理する
ことにより、上記凝固点以下におけるa−オレフインの
低重合を可能にしたのである。この触媒熟反応機構は、
十分明らかでないが、三フツ化ホウ素一助触媒錯体とオ
レフインとの反応によりプロトンがカルポニウムイオン
へ変換されるために凝固点の低下が可能になるCのと推
定される。本発明において使用する触媒は、三フツ化ホ
ウ素と助触媒とから成る錯体を活性成分とするものであ
る。
固点以下の温度におけるa−オレフインの低重合を可能
ならしめることにある。上記の如・く三フツ化ホウ素錯
体は、一般に凝固点が高く、凝固点以上の温度で低重合
が行なわざるを得なかつたが、本発明によれば三フツ化
ホウ素錯体をオレフインの存在下において熟成処理する
ことにより、上記凝固点以下におけるa−オレフインの
低重合を可能にしたのである。この触媒熟反応機構は、
十分明らかでないが、三フツ化ホウ素一助触媒錯体とオ
レフインとの反応によりプロトンがカルポニウムイオン
へ変換されるために凝固点の低下が可能になるCのと推
定される。本発明において使用する触媒は、三フツ化ホ
ウ素と助触媒とから成る錯体を活性成分とするものであ
る。
助触媒としては、水、アルコール、カルボン酸およびエ
ステル等が適当である。アルコールとしては、メタノー
ル、エタノールを含む炭素数1〜10の鎖状アルコール
を使用することができる。また、環状アルコール、さら
に、グリコール等の多価アルコール等も使用することが
できる。カルボン酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、の如か→竣基性飽和および不飽和脂肪酸、コハク酸
の如舎:Jjm!安息香酸の如さ芳香族カルボン酸等が
適当である。エステルとしては、脂肪酸アルキル、例え
ば、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル
およびプロピオン酸エチル等が使用され得る。これらの
助触媒を使用した三フツ化ホウ素錯体は、約3〜6℃以
上、大部分の錯体は、約20℃以上の凝固点を有する。
本発明の実施に当つて、最も好ましい助触媒は、水であ
り、三フツ化ホウ素一水錯体は、約6℃の凝固点を有す
るものである。
ステル等が適当である。アルコールとしては、メタノー
ル、エタノールを含む炭素数1〜10の鎖状アルコール
を使用することができる。また、環状アルコール、さら
に、グリコール等の多価アルコール等も使用することが
できる。カルボン酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、の如か→竣基性飽和および不飽和脂肪酸、コハク酸
の如舎:Jjm!安息香酸の如さ芳香族カルボン酸等が
適当である。エステルとしては、脂肪酸アルキル、例え
ば、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル
およびプロピオン酸エチル等が使用され得る。これらの
助触媒を使用した三フツ化ホウ素錯体は、約3〜6℃以
上、大部分の錯体は、約20℃以上の凝固点を有する。
本発明の実施に当つて、最も好ましい助触媒は、水であ
り、三フツ化ホウ素一水錯体は、約6℃の凝固点を有す
るものである。
三フツ化ホウ素一助触媒錯体を生成させるには、三フツ
化ホウ素を錯体生成に必要な量の助触媒に吸収さぜる。
化ホウ素を錯体生成に必要な量の助触媒に吸収さぜる。
助触媒の必要量は、その種類により異なるが、水を使用
する場合は、モル比で1:1の三フツ化ホウ素一水錯体
が生成するように相当量の三フツ化ホウ素を水に吸収さ
せる。この錯体には、遊離の三フツ化ホウ素を共存させ
ることが錯体の安定性の維持および反応速度の向上にと
つて好適である。次に、本発明による触媒の熟成処理に
ついて述べると、三フツ化ホウ素一助触媒錯体を、好ま
しくは、遊離三フツ化ホウ素の存在下において、錯体の
熟成にとつて必要な量のオレフインと接触させることに
より熟成温度で処理を行なう。
する場合は、モル比で1:1の三フツ化ホウ素一水錯体
が生成するように相当量の三フツ化ホウ素を水に吸収さ
せる。この錯体には、遊離の三フツ化ホウ素を共存させ
ることが錯体の安定性の維持および反応速度の向上にと
つて好適である。次に、本発明による触媒の熟成処理に
ついて述べると、三フツ化ホウ素一助触媒錯体を、好ま
しくは、遊離三フツ化ホウ素の存在下において、錯体の
熟成にとつて必要な量のオレフインと接触させることに
より熟成温度で処理を行なう。
熟成温度は、三フツ化ホウ素錯体の凝固点以上の温度、
好ましくは、凝固点以上であつて、当該凝固点より約2
0℃以上高くない温度である。例えば、三フツ化ホウ素
一水錯体の熟成の場合は、約6℃以上の温度、好ましく
は、約10〜30℃の温度の範・囲である。処理圧力は
特に限定するものではなく常圧で差支えがないが、加圧
してもよい。熟成に使用するオレフインは、三フツ化ホ
ウ素錯体1モルあたり、約0.8モル以上、好ましくは
約0.9〜3モルの範囲で添加するのが適当である。
好ましくは、凝固点以上であつて、当該凝固点より約2
0℃以上高くない温度である。例えば、三フツ化ホウ素
一水錯体の熟成の場合は、約6℃以上の温度、好ましく
は、約10〜30℃の温度の範・囲である。処理圧力は
特に限定するものではなく常圧で差支えがないが、加圧
してもよい。熟成に使用するオレフインは、三フツ化ホ
ウ素錯体1モルあたり、約0.8モル以上、好ましくは
約0.9〜3モルの範囲で添加するのが適当である。
最も好ましいオレフイン使用量は、約1〜3モルの範囲
である。また、オレフインとしては、エチレン、プロピ
レン、プテン、ベンゼン、ヘキセン、へブテン、オクテ
ン、ノネン、デセン、ウンデセン、ドデセン、トリデセ
ンおよびテトラデセン等の炭素数2〜14の直鎖または
分岐オレフインの一種または二種以上が一般に使用され
る。好ましLいオレフインは、モノオレフインであり、
特にオリゴマ一原料としてのa−オレフインを使用する
ことが、操作上および装置面から最的である。処理時間
は、錯体とオレフインとの反応が完結するまでの時間で
あり、現象として発熱がおさまることと触媒の外観の変
化により観察することが出来るので、これらを基準に処
理時間を適宜設定することができる。一般に約5分以上
、好ましくは約15分〜30分の範囲である。溶媒は、
必要に応じて使用する。
である。また、オレフインとしては、エチレン、プロピ
レン、プテン、ベンゼン、ヘキセン、へブテン、オクテ
ン、ノネン、デセン、ウンデセン、ドデセン、トリデセ
ンおよびテトラデセン等の炭素数2〜14の直鎖または
分岐オレフインの一種または二種以上が一般に使用され
る。好ましLいオレフインは、モノオレフインであり、
特にオリゴマ一原料としてのa−オレフインを使用する
ことが、操作上および装置面から最的である。処理時間
は、錯体とオレフインとの反応が完結するまでの時間で
あり、現象として発熱がおさまることと触媒の外観の変
化により観察することが出来るので、これらを基準に処
理時間を適宜設定することができる。一般に約5分以上
、好ましくは約15分〜30分の範囲である。溶媒は、
必要に応じて使用する。
すなわち、エチレン、プロピレン、ブテンの如き揮発性
のオレフインを使用する場合には、溶媒を使用すること
が好適である。好ましい溶媒は、四塩化炭素、塩化メチ
レン、二塩化エタンの如きハロゲン化炭化水素、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタンの如き飽和炭化水素である。ま
た、遊離三フツ化ホウ素は、一旦生成した錯体から三フ
ツ化ホウ素が遊離しないように三フツ化ホウ素ガス分圧
を約0.5k9/(177!2以上、好ましくは約0.
7〜1.5k9/Cr!12の範囲に保持する。
のオレフインを使用する場合には、溶媒を使用すること
が好適である。好ましい溶媒は、四塩化炭素、塩化メチ
レン、二塩化エタンの如きハロゲン化炭化水素、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタンの如き飽和炭化水素である。ま
た、遊離三フツ化ホウ素は、一旦生成した錯体から三フ
ツ化ホウ素が遊離しないように三フツ化ホウ素ガス分圧
を約0.5k9/(177!2以上、好ましくは約0.
7〜1.5k9/Cr!12の範囲に保持する。
上記の如くして熟成処理して得られる触媒組成物は、a
−オレフインの低重合反応帯域に導入され当該反応に供
される。また、回分式による場合は、低重合反応帯域に
おいて上記熟成処理を行ない、終了後これにa−オレフ
イン原料を導入して反応を行なわせることができる。本
発明の低重合反応は、a−オレフイン原料を、好ましく
は遊離三フツ化ホウ素の存在下において、熟成処理して
得られた触媒組成物と低重合反応条件下で接触させるこ
とにより行なわれる。
−オレフインの低重合反応帯域に導入され当該反応に供
される。また、回分式による場合は、低重合反応帯域に
おいて上記熟成処理を行ない、終了後これにa−オレフ
イン原料を導入して反応を行なわせることができる。本
発明の低重合反応は、a−オレフイン原料を、好ましく
は遊離三フツ化ホウ素の存在下において、熟成処理して
得られた触媒組成物と低重合反応条件下で接触させるこ
とにより行なわれる。
オリゴマ一原料たるaなオレフインとしては、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセンおよび1−ドデセン等
の炭素数6〜12の範域の一種または二種以上が使用さ
れる。
セン、1−オクテン、1−デセンおよび1−ドデセン等
の炭素数6〜12の範域の一種または二種以上が使用さ
れる。
好ましいa−オレフインは、例えば自動車用エンジン油
基油として適当なオリゴマ一を製造するには、平均炭素
数8〜10を有するものである。反応温度としては、三
フツ化ホウ素錯体の凝固点以下の温度、好ましくは凝固
点以下でかつ約一30℃以上の温度が採用される。
基油として適当なオリゴマ一を製造するには、平均炭素
数8〜10を有するものである。反応温度としては、三
フツ化ホウ素錯体の凝固点以下の温度、好ましくは凝固
点以下でかつ約一30℃以上の温度が採用される。
例えば、助触媒として水を使用する場合は、約6℃以下
、好ましくは約−40〜6℃の範囲の温度を採用するこ
とができる。反応時間は、特に限定するものでなく、適
宜選択することができるが、約30分〜4時間の範囲が
好適である。反応を終結させるにはアルカリ性物質を添
加して触媒を失活させることにより行なう。アルカリ性
物質としては、アンモニア、苛性アルカリ又はアミン等
適当使用されている物質を使用し得る。好ましいものは
アンモニアである。また、反応圧力は、常圧で差支えが
ないが、加圧してもよい。本発明による低重合反応の実
施にあたつては、反応溶媒は、溶液粘度を低下させる必
要のあるときには使用するのが好ましい。
、好ましくは約−40〜6℃の範囲の温度を採用するこ
とができる。反応時間は、特に限定するものでなく、適
宜選択することができるが、約30分〜4時間の範囲が
好適である。反応を終結させるにはアルカリ性物質を添
加して触媒を失活させることにより行なう。アルカリ性
物質としては、アンモニア、苛性アルカリ又はアミン等
適当使用されている物質を使用し得る。好ましいものは
アンモニアである。また、反応圧力は、常圧で差支えが
ないが、加圧してもよい。本発明による低重合反応の実
施にあたつては、反応溶媒は、溶液粘度を低下させる必
要のあるときには使用するのが好ましい。
好適な溶媒としては、前述の触媒の熟成処理に使用する
ものと同一のものがあげられ、例えば四塩化炭素、塩化
メチレン、二塩化エタンの如きハロゲン化炭化水素、ペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタンの如き飽和炭化水素等を使
用することができる。また、反応帯域に共存させる遊離
三フツ化ホウ素の量は、三フツ化ホウ素錯体に対し約2
〜30モル%の範囲とすることが好ましい。遊離三フツ
化ホウ素の役割は、上記錯体の分解により発生する三フ
ツ化ホウ素ガスを補充し、錯体中の三フツ化ホウ素と助
触媒との割合を一定に維持させることにあるものと推定
される。低重合反応の方法としては、回分式、半回分式
または流通式のいずれでもよいが、操作上流通式が簡便
である。
ものと同一のものがあげられ、例えば四塩化炭素、塩化
メチレン、二塩化エタンの如きハロゲン化炭化水素、ペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタンの如き飽和炭化水素等を使
用することができる。また、反応帯域に共存させる遊離
三フツ化ホウ素の量は、三フツ化ホウ素錯体に対し約2
〜30モル%の範囲とすることが好ましい。遊離三フツ
化ホウ素の役割は、上記錯体の分解により発生する三フ
ツ化ホウ素ガスを補充し、錯体中の三フツ化ホウ素と助
触媒との割合を一定に維持させることにあるものと推定
される。低重合反応の方法としては、回分式、半回分式
または流通式のいずれでもよいが、操作上流通式が簡便
である。
以上の如き反応により得られたオリゴマ一は、洗浄して
残存する触媒を除去した後水素化精製に供され、残存す
る不飽和結合および不純物等を除去することが好ましい
。
残存する触媒を除去した後水素化精製に供され、残存す
る不飽和結合および不純物等を除去することが好ましい
。
水素化精製は、通常の方法を採用し、水素化反応条件下
において、オリゴマ一を水素化触媒と接触させることに
より行なうことができる。このための触媒としては、耐
火性担体、例えば、アルミナ、シリカ、マグネシア、ゼ
オライト等に水素化活性成分を担持させたものが好適で
ある。水素化活性成分としては、白金、パラジウム等の
貴金属、ニツケル、コバルト、モリブデン、クロム、銅
を使用することができる。水素化反応条件については、
約50〜300℃、好ましくは、約100〜200℃の
範囲の温度、約5〜200kg/Cm2、好ましくは、
約7〜150kg/CTn2の範囲の圧力および所望の
品質を有する生成物が得られるような適当な液空間速度
を採用する。以上述べた如く、本発明は、三フツ化ホウ
素錯体の凝固点以下の温度におけるa−オレフインの低
重合反応を行なうものであり、本発明によれば次の如き
効果を奏することが出来る。
において、オリゴマ一を水素化触媒と接触させることに
より行なうことができる。このための触媒としては、耐
火性担体、例えば、アルミナ、シリカ、マグネシア、ゼ
オライト等に水素化活性成分を担持させたものが好適で
ある。水素化活性成分としては、白金、パラジウム等の
貴金属、ニツケル、コバルト、モリブデン、クロム、銅
を使用することができる。水素化反応条件については、
約50〜300℃、好ましくは、約100〜200℃の
範囲の温度、約5〜200kg/Cm2、好ましくは、
約7〜150kg/CTn2の範囲の圧力および所望の
品質を有する生成物が得られるような適当な液空間速度
を採用する。以上述べた如く、本発明は、三フツ化ホウ
素錯体の凝固点以下の温度におけるa−オレフインの低
重合反応を行なうものであり、本発明によれば次の如き
効果を奏することが出来る。
すなわち、先ず、第一に従来不可能であつた低温におけ
る重合反応が可能であるから、軽質留分が少量のオリゴ
マ一を製造できることである。例えば三フツ化ホウ素一
水錯体の場合は、四量体以上が約85%以上を占める組
成をもちKV,8,約3〜15cst1特に、約5〜1
0cstという低粘度を有するオリゴマ一を製造するこ
とができる。
る重合反応が可能であるから、軽質留分が少量のオリゴ
マ一を製造できることである。例えば三フツ化ホウ素一
水錯体の場合は、四量体以上が約85%以上を占める組
成をもちKV,8,約3〜15cst1特に、約5〜1
0cstという低粘度を有するオリゴマ一を製造するこ
とができる。
第二に、反応温度が従来法に比し低いために、異性化、
分解反応が抑制される結果、粘度指数が高く、通常、無
色透明で高純度のオリゴマ一を製造できることである。
第三に、所望品質のオリゴマ一を収率よく製造すること
ができることである。以下本発明を実施例及び比較例を
以て説明する。実施例 17℃に保つたガラス製反応器
(内容積500CC)を三フツ化ホウ素ガスで置換した
後、三フツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯体2.15
f1(25ミリモル)と1−オクテン5.69(50ミ
リモル)を入れてかきまぜた。
分解反応が抑制される結果、粘度指数が高く、通常、無
色透明で高純度のオリゴマ一を製造できることである。
第三に、所望品質のオリゴマ一を収率よく製造すること
ができることである。以下本発明を実施例及び比較例を
以て説明する。実施例 17℃に保つたガラス製反応器
(内容積500CC)を三フツ化ホウ素ガスで置換した
後、三フツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯体2.15
f1(25ミリモル)と1−オクテン5.69(50ミ
リモル)を入れてかきまぜた。
2分後には発熱がはじまつたので、反応器内が7〜10
℃に保つように冷却した。
℃に保つように冷却した。
それから10分後には発熱がおさまると同時に、乳色の
クリーム状の液体となつた。こうして熟成された触媒混
合物を−15℃に保ち、三フツ化ホウ素ガス雰囲気下で
かきまぜながら、1−オクテン211.39を35分に
わたつて滴加し、その後2時間そのままの状態を保持し
た。その間、触媒混合物は反応系によく分散し、凝固す
るなどのトラブルは発生しなかつた。そして、0.5(
f)アンモニア水150ccを加えることによつて反応
を停止した。その後、数回の水洗いにより、触媒成分を
除去した。この反応生成物から未反応オクデンを留去す
ることにより、無色透明のオリゴマ−が202.69(
収率93,4%)得られた。オリゴマ一の分析結果と物
理性状を次表に示す。したオリゴマ一のK,8.,は1
0.13cst,IEは132であつて、2、3量体を
除く効果はVIEについては見られなかつた。実施例
2 予め純水に三フツ化ホウ素ガスを吸収させて調製してお
いた三フツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯体4.8y
(56ミリモル)を、三フツ化ホウ素ガス雰囲気にした
ガラス製反応器(内容積500cc)に入れた。
クリーム状の液体となつた。こうして熟成された触媒混
合物を−15℃に保ち、三フツ化ホウ素ガス雰囲気下で
かきまぜながら、1−オクテン211.39を35分に
わたつて滴加し、その後2時間そのままの状態を保持し
た。その間、触媒混合物は反応系によく分散し、凝固す
るなどのトラブルは発生しなかつた。そして、0.5(
f)アンモニア水150ccを加えることによつて反応
を停止した。その後、数回の水洗いにより、触媒成分を
除去した。この反応生成物から未反応オクデンを留去す
ることにより、無色透明のオリゴマ−が202.69(
収率93,4%)得られた。オリゴマ一の分析結果と物
理性状を次表に示す。したオリゴマ一のK,8.,は1
0.13cst,IEは132であつて、2、3量体を
除く効果はVIEについては見られなかつた。実施例
2 予め純水に三フツ化ホウ素ガスを吸収させて調製してお
いた三フツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯体4.8y
(56ミリモル)を、三フツ化ホウ素ガス雰囲気にした
ガラス製反応器(内容積500cc)に入れた。
これをかきまぜながら、8℃に保ち、1−オクテンを1
2.6f1(112ミリモル)を加えた。間もなく発熱
をはじめたので、冷却しながら8〜10℃に3分間保つ
たところ、発熱は殆んどおさまつた。こうして熟成され
たクリーム状の触媒混合物をかきませながら、0℃に保
ち、1−オクテン147.49を35分にわたつて滴加
し、その後25分間はそのままの状態を保持した。その
間、触媒混合物は反応系によく分散し、触媒が凝固する
などのトラブルは発生しなかつた。ついで1%アンモニ
ア水100ccを加えることによつて反応を停止した。
実施例1と同様の処理により、無色透明のオリゴマ一が
151.09(収率94.4911)得られた。このオ
リゴマ一の分析結果と物理性状を次表に示す。) 実施例−43 予め酢酸に三フツ化ホウ素ガスを吸収させて調製してお
いた三フツ化ホウ素・酢酸(モル比1:[}錯体4.6
9(13ミリモル)を、三フツ化ホウ素ガス雰囲気にし
たガラス製反応器(内容積500cc)Ir入れて30
℃に保つた。
2.6f1(112ミリモル)を加えた。間もなく発熱
をはじめたので、冷却しながら8〜10℃に3分間保つ
たところ、発熱は殆んどおさまつた。こうして熟成され
たクリーム状の触媒混合物をかきませながら、0℃に保
ち、1−オクテン147.49を35分にわたつて滴加
し、その後25分間はそのままの状態を保持した。その
間、触媒混合物は反応系によく分散し、触媒が凝固する
などのトラブルは発生しなかつた。ついで1%アンモニ
ア水100ccを加えることによつて反応を停止した。
実施例1と同様の処理により、無色透明のオリゴマ一が
151.09(収率94.4911)得られた。このオ
リゴマ一の分析結果と物理性状を次表に示す。) 実施例−43 予め酢酸に三フツ化ホウ素ガスを吸収させて調製してお
いた三フツ化ホウ素・酢酸(モル比1:[}錯体4.6
9(13ミリモル)を、三フツ化ホウ素ガス雰囲気にし
たガラス製反応器(内容積500cc)Ir入れて30
℃に保つた。
ここへ1−オクテン2.29(19ミリモル)を入れて
かきまぜ・ると、関もなく発熱が認められたので、30
℃前後K温度が保つように冷却した。15分後には鴫襦
鵞められなくなり、クリーム状の触媒混合物を与えた。
かきまぜ・ると、関もなく発熱が認められたので、30
℃前後K温度が保つように冷却した。15分後には鴫襦
鵞められなくなり、クリーム状の触媒混合物を与えた。
こうして得られた触媒混合物をO℃に保ち、三フツ化ホ
ウ素ガス雰囲気中で、1−オクテン160.9f1を3
0分にわたり滴加し、その後2時間そのままの状態を保
持した。その間、触媒混合物は反応系によく分散し、触
媒が凝固するなどのトラブルは発生しなかつた。その後
、実施例1と同様の処理により、オリゴマ一が75%の
収率で得られたた。その物理性状を次に示す。実施例
4丸底フラスコ(容量50cc)に純水1.879を入
れ、氷水で冷却しながら三フツ化ホウ素ガスを吸収させ
た。
ウ素ガス雰囲気中で、1−オクテン160.9f1を3
0分にわたり滴加し、その後2時間そのままの状態を保
持した。その間、触媒混合物は反応系によく分散し、触
媒が凝固するなどのトラブルは発生しなかつた。その後
、実施例1と同様の処理により、オリゴマ一が75%の
収率で得られたた。その物理性状を次に示す。実施例
4丸底フラスコ(容量50cc)に純水1.879を入
れ、氷水で冷却しながら三フツ化ホウ素ガスを吸収させ
た。
三フツ化ホウ素ガスの吸収は7.039吸収したところ
で止まつた。これは三フツ化ホウ素・水(モル比1:1
)錯体8.909(0.10モル)が生成したことを意
味している。ひきつづき1−オクテン12.5g(0.
11モル)を滴下し、かきまぜながら10℃前後に保つ
た。1−オクテンの滴下後30分後には発熱はおさまり
、乳色のクリーム状の触媒混合物が生成した。
で止まつた。これは三フツ化ホウ素・水(モル比1:1
)錯体8.909(0.10モル)が生成したことを意
味している。ひきつづき1−オクテン12.5g(0.
11モル)を滴下し、かきまぜながら10℃前後に保つ
た。1−オクテンの滴下後30分後には発熱はおさまり
、乳色のクリーム状の触媒混合物が生成した。
この触媒混合物を入れたフラスコを10〜15℃の室内
に1週間保存した。ここから3.959(三フツ化ホウ
素・水錯体として1.649)をとりだし、予め三フツ
化ホウ素ガス雰囲気にしたガラス製反応器に入れた。こ
れを−15℃前後にたもち、かきまぜながら1−オクテ
ン1649を35分にわたつて滴加した。滴加後2時間
その状態をたもつた。その後常法の処理により、オリゴ
マ一が92.5%収率で得られた。この分析結果と物理
性状を次表に示す。このオリゴマ一から蒸留により2,
3量体を除いたものはK,8.,7.89cst,IE
l3l.5であり、2,3量体を除去する効果はIEに
ついては見られなかつた。
に1週間保存した。ここから3.959(三フツ化ホウ
素・水錯体として1.649)をとりだし、予め三フツ
化ホウ素ガス雰囲気にしたガラス製反応器に入れた。こ
れを−15℃前後にたもち、かきまぜながら1−オクテ
ン1649を35分にわたつて滴加した。滴加後2時間
その状態をたもつた。その後常法の処理により、オリゴ
マ一が92.5%収率で得られた。この分析結果と物理
性状を次表に示す。このオリゴマ一から蒸留により2,
3量体を除いたものはK,8.,7.89cst,IE
l3l.5であり、2,3量体を除去する効果はIEに
ついては見られなかつた。
実施例 5
第1図に示したダイヤグラムのように、連続的にオリゴ
マ一を製造した。
マ一を製造した。
まず、触媒熟成器を10℃に保ち、攪拌しながら、三フ
ツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯体を9.09/時(
0.105モル/時),a−オレフイン混合物(1−ヘ
キセン、1−オクテン、1−デセンの重量比が2:2:
1)を11.5g/時(0.158モル/時)、三フツ
化ホウ素ガスを0.02モル/時それぞれ導入して触媒
を熟成する。この触媒熟成の平均滞留時間が1時間にな
るように、連続的に触媒混合物を抜きだしてオリゴメリ
ゼーシヨン装置へ入れる。一方、a−オレフイン混合物
を8899/時の速度でオリゴメリゼーシヨン装置に連
続的に加え、反応温度をO℃前後に保つ。ここでの平均
滞留時間を1時間となるように反応生成物を連続的に洗
浄装置へ移す。ここでは0.5%アンモニア水で触媒を
分解した後、数回の水洗いにより触媒成分を除去する。
引きつづき窒素気流中で未反応オレフインを蒸留により
除く。このオリゴマ一製造装置が定常的に動いている時
の蒸留部門での試料サンプリング結果は、2量体以上の
オリゴマ一の収率92.1%(この内、2,3量体は5
.1%),K,8,6.559cst,IEl2O.5
を示していた。つづいて、このオリゴマ一をニツケル、
けいそう土触媒上、220℃・水素圧1001<g/C
llL2、表面速度11/時/lの条件で連続的に水添
をおこなつた。
ツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯体を9.09/時(
0.105モル/時),a−オレフイン混合物(1−ヘ
キセン、1−オクテン、1−デセンの重量比が2:2:
1)を11.5g/時(0.158モル/時)、三フツ
化ホウ素ガスを0.02モル/時それぞれ導入して触媒
を熟成する。この触媒熟成の平均滞留時間が1時間にな
るように、連続的に触媒混合物を抜きだしてオリゴメリ
ゼーシヨン装置へ入れる。一方、a−オレフイン混合物
を8899/時の速度でオリゴメリゼーシヨン装置に連
続的に加え、反応温度をO℃前後に保つ。ここでの平均
滞留時間を1時間となるように反応生成物を連続的に洗
浄装置へ移す。ここでは0.5%アンモニア水で触媒を
分解した後、数回の水洗いにより触媒成分を除去する。
引きつづき窒素気流中で未反応オレフインを蒸留により
除く。このオリゴマ一製造装置が定常的に動いている時
の蒸留部門での試料サンプリング結果は、2量体以上の
オリゴマ一の収率92.1%(この内、2,3量体は5
.1%),K,8,6.559cst,IEl2O.5
を示していた。つづいて、このオリゴマ一をニツケル、
けいそう土触媒上、220℃・水素圧1001<g/C
llL2、表面速度11/時/lの条件で連続的に水添
をおこなつた。
この水添は完全に進行したことが、赤外吸収スペクトル
上の二重結合にもとずく特性吸収が完全に消滅したこと
から判つた。こうして水添されたオリゴマ一は、KV,
8.,6.973cst,IEll8を示した。比較例
1 三フツ化ホウ素ガスで置換したガラス製反応器(内容積
500cc)に三フツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯
体4.89(56ミリモル)を入れた。
上の二重結合にもとずく特性吸収が完全に消滅したこと
から判つた。こうして水添されたオリゴマ一は、KV,
8.,6.973cst,IEll8を示した。比較例
1 三フツ化ホウ素ガスで置換したガラス製反応器(内容積
500cc)に三フツ化ホウ素・水(モル比1:1)錯
体4.89(56ミリモル)を入れた。
0℃に保ち、かきまぜながら1−オクテン1609を3
5分にわたつて滴加し、その後25分そのまま保つたが
、反応による発熱が見られず、触媒が固化して器壁に付
着しているのが観察された。
5分にわたつて滴加し、その後25分そのまま保つたが
、反応による発熱が見られず、触媒が固化して器壁に付
着しているのが観察された。
そこへ0.5%アンモニア水を200cc加え、触媒を
分解し、水洗いを数回おこなつた後、ガスクロマトグラ
フ分析をしたところ、1−オクテンの97q6が未反応
のままであつた。比較例 2 三フツ化ホウ素・酢酸(モル比1:1)錯体を三フツ化
ホウ素・水錯体のかわりに用いる以外は、比較例1と同
様に実験した。
分解し、水洗いを数回おこなつた後、ガスクロマトグラ
フ分析をしたところ、1−オクテンの97q6が未反応
のままであつた。比較例 2 三フツ化ホウ素・酢酸(モル比1:1)錯体を三フツ化
ホウ素・水錯体のかわりに用いる以外は、比較例1と同
様に実験した。
分析の結果、1−オクテンの98%が未反応のままであ
つた。比較例 3 攪拌器つきのガラス製反応器に溶媒としてn一テカン5
409、触媒として粉末の無水塩化アルミニウム3.5
gを入瓢 120℃に加熱した。
つた。比較例 3 攪拌器つきのガラス製反応器に溶媒としてn一テカン5
409、触媒として粉末の無水塩化アルミニウム3.5
gを入瓢 120℃に加熱した。
そこへかきまぜながら塩化水素ガスを15分にわたつて
吹き込んで触媒を活性化した。ついで1−オクテン10
09を35分にわたつて滴加し、その間温度を118−
125℃に保ち、撹拌をつづけた。1−オクテンの滴加
が終ると同時に反応混合物を多量の氷水へ注いで反応を
停止した。常法の処理方法によつて、褐色のオリゴマ一
が49g得られた。このK,,.,は5.002cst
であつたが、IEは94にすぎなかつた。また、このオ
リゴマ一の水添をニツケル・けいそう土触媒土、220
℃、水素圧1001<g/儂2で試みたが、臭素価は水
添前にくらべて50%しか減少しなかつた。
吹き込んで触媒を活性化した。ついで1−オクテン10
09を35分にわたつて滴加し、その間温度を118−
125℃に保ち、撹拌をつづけた。1−オクテンの滴加
が終ると同時に反応混合物を多量の氷水へ注いで反応を
停止した。常法の処理方法によつて、褐色のオリゴマ一
が49g得られた。このK,,.,は5.002cst
であつたが、IEは94にすぎなかつた。また、このオ
リゴマ一の水添をニツケル・けいそう土触媒土、220
℃、水素圧1001<g/儂2で試みたが、臭素価は水
添前にくらべて50%しか減少しなかつた。
第1図は本発明の方法を連続的に実施する一実施型式を
示すダイヤグラムである。
示すダイヤグラムである。
Claims (1)
- 1 三フッ化ホウ素と助触媒とから成る錯体を、この錯
体の凝固点以上の温度においてオレフィンと接触させる
ことにより熟成処理し、得られた熟成組成物を触媒とし
てこれに上記錯体の凝固点以下の温度においてa−オレ
フィン原料を接触反応させてa−オレフィンの低重合を
行なわせることを特徴とする炭化水素オリゴマーの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15893476A JPS5953244B2 (ja) | 1976-12-30 | 1976-12-30 | 炭化水素オリゴマ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15893476A JPS5953244B2 (ja) | 1976-12-30 | 1976-12-30 | 炭化水素オリゴマ−の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5384089A JPS5384089A (en) | 1978-07-25 |
JPS5953244B2 true JPS5953244B2 (ja) | 1984-12-24 |
Family
ID=15682521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15893476A Expired JPS5953244B2 (ja) | 1976-12-30 | 1976-12-30 | 炭化水素オリゴマ−の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953244B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0436423Y2 (ja) * | 1986-07-10 | 1992-08-27 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2847120B2 (ja) * | 1990-05-11 | 1999-01-13 | 出光石油化学株式会社 | オレフィンオリゴマーの製造方法 |
EP0794197B1 (en) * | 1996-03-04 | 2001-12-12 | Exxonmobil Oil Corporation | Polyalpha olefins for food and pharmaceutical applications |
-
1976
- 1976-12-30 JP JP15893476A patent/JPS5953244B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0436423Y2 (ja) * | 1986-07-10 | 1992-08-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5384089A (en) | 1978-07-25 |
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