JPH0436423Y2 - - Google Patents

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JPH0436423Y2
JPH0436423Y2 JP1986167831U JP16783186U JPH0436423Y2 JP H0436423 Y2 JPH0436423 Y2 JP H0436423Y2 JP 1986167831 U JP1986167831 U JP 1986167831U JP 16783186 U JP16783186 U JP 16783186U JP H0436423 Y2 JPH0436423 Y2 JP H0436423Y2
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pressure
diaphragm
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case
coil
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は圧力センサに関するものである。
〔従来の技術〕
従来の圧力センサには、金属ダイアフラム上に
Ni−Cr等の材料からなる歪ゲージを接着して構
成したものや、シリコンダイアフラム上に半導体
歪ゲージを形成して構成したもの等が知られてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のものにあつて
は、いずれもゲージの支持体であるダイアフラム
を変形させることによつてゲージの歪量から圧力
を検知するようになつているものであるため、微
小圧力を検知することは困難であり、また、いず
れも正圧、負圧ともにゲージの歪量は等価となる
ため、正圧と負圧とを区別して検知することがで
きない等の問題点を有していた。
この考案は前記にような従来のもののもつ問題
点を解決して、正圧、負圧ともに微小圧力を検知
することのできる圧力センサを提供することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決するために、受圧口を有するケース内
に、整流回路と接続した出力コイルと、発振回路
と接続されて前記出力コイルの下方に位置する励
磁コイルとをそれらの軸心中空部が一致するとと
もに、前記受圧口と連通した状態で配設し、ま
た、前記励磁コイルの下方にダイアフラムを配設
して、このダイアフラムで前記ケース内を2室に
区画し、前記ダイアフラムに対して前記受圧口と
反対側の前記ケースに空気抜き口を設け、さら
に、前記ダイアフラムの前記受圧口側の室内に、
液面レベルが前記出力コイルの軸心中空部に位置
するように磁性流体を設けたことを特徴とする圧
力センサを構成したものである。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことに
より、正圧の場合と負圧の場合とで磁性流体が逆
方向に変位するため、出力コイルの出力電圧を大
気圧の時を所定の電圧に設定することができ、こ
の電圧に対して正圧、負圧の区別を有する出力電
圧として微小圧力変動まで検知できることにな
る。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案による圧力センサの一実施
例が示されており、この圧力センサは、ケース1
内に、励磁コイル2と出力コイル3とを同軸的に
配置し、かつ、ケース1の底部に薄肉ゴム製のダ
イアフラム4が設けてある。
そして、前記ダイアフラム4によつて適宜の材
料からなる磁性流体5を支持し、この磁性流体5
が励磁コイル2および出力コイル3の軸心中空部
6内を適宜の高さまで満たすことによつて励磁コ
イル2と出力コイル3とを電磁気的に結合するよ
うになつている。
また、前記ケース1の上部には受圧口7が設け
られるとともに、ケース1の下部には空気抜き口
8が設けられ、また、前記励磁コイル2には適宜
の発振回路9が接続され、さらに、出力コイル3
には適宜の整流回路10が接続されている。
つぎに前記のものの作用について説明する。
まず、前記受圧口7に適用される圧力が大気圧
のときは、第2図aに示すように、軸心中空部6
内の磁性流体5の液面レベルは出力コイル3のほ
ぼ中央高さにあり、このとき発振回路9の出力に
よつて励磁コイル2を励磁させると、電磁誘導に
よつて出力コイル3に誘起されて整流回路10で
整流された出力電圧は適宜の電圧レベルとなる。
したがつて、前記発振回路9の出力に応じて大気
圧の時の出力レベルを任意の出力電圧に設定する
ことができる。
また、前記受圧口7に適用される圧力が大気圧
より大きい正圧のときは、第2図bに示すよう
に、軸心中空部6内の磁性流体5の液面レベルは
出力コイル3の中央高さより下方となり、このと
き発振回路9の出力によつて励磁コイル2を励磁
させると、電磁誘導によつて出力コイル3に誘起
されて整流回路10で整流された出力電圧は大気
圧の場合より小さくなる。
また、前記受圧口7に適用される圧力が大気圧
より小さい負圧のときは、第2図cに示すよう
に、軸心中空部6内の磁性流体5の液面レベルは
出力コイル3の中央高さより上方となり、このと
き発振回路9の出力によつて励磁コイル2を励磁
させると、電磁誘導によつて出力コイル3に誘起
されて整流回路10で整流された出力電圧は大気
圧の場合より大きくなるものである。
そして、以上に説明した圧力と出力電圧との関
係は第3図に示すようになり、ここでaは大気
圧、bは正圧、cは負圧である。
また、第4図にはこの考案による圧力センサの
動作原理を利用した圧力スイツチの一例が示され
ており、この圧力スイツチは、強磁性体からなる
ケース11内に、励磁コイル12およびダイアフ
ラム14を設けてこのダイアフラム14によつて
磁性流体15を支持するとともに、励磁コイル1
2の上方に非磁性体からなる固定接点21から所
定の高さだけ隔てて強磁性体からなるリード接点
22をケース11に取付けたものである。
前記ケース11の非磁性体からなる蓋23には
受圧口17が設けられ、ケース11の下部には空
気抜き口18が設けられ、また、励磁コイル12
には直流電源24が接続され、そして、固定接点
21およびリード接点22にはスイツチ端子2
5,25が接続されている。
この圧力スイツチは、受圧口17に適用される
圧力が所定レベルより大きいときは、軸心中空部
16内の磁性流体15の液面レベルが所定高さよ
り低くなるため、直流電源24から励磁コイル1
2に電流を流してもリード接点22は固定接点2
1に接触せず、そのためスイツチ端子25,25
間はオフに保たれる。
一方、受圧口17に適用される圧力が所定レベ
ルまで小さくなると、軸心中空部16内の磁性流
体15の液面レベルが所定高さまで上昇するため
に、直流電源24から励磁コイル12に流れる電
流に起因してリード接点22が下方へ引き付けら
れて固定接点21に接触し、そのためスイツチ端
子25,25間はオンに切換わるようになるもの
である。
さらに、第5、6図にはこの考案による圧力セ
ンサの動作原理を利用した圧力スイツチの他の例
が示されている。
この圧力スイツチは、ケース31内に、永久磁
石32,33を互いに反対極性が間隔を隔てて対
向するようにして設けるとともに、ダイアフラム
34を設けてこのダイアフラム34によつて両永
久磁石32,33間のギヤツプ36中に磁性流体
35を支持し、また、永久磁石32,33の上端
にいずれも強磁性体からなる固定接点41および
リード接点42をそれぞれ取付けたものである。
前記ケース31の上部には受圧口37が設けら
れ、ケース31の下部には空気抜き口38が設け
られ、また、固定接点41およびリード接点42
にはスイツチ端子45,45が接続されている。
この圧力スイツチは、受圧口37に適用される
圧力が大気圧のときは、第5図に示すように、磁
性流体35の液面レベルが両永久磁石32,33
間のギヤツプ36の上端付近まで上昇しているた
め、永久磁石32から磁性流体35、永久磁石3
3および磁性流体35を通つて永久磁石32に至
る磁気回路が構成され、そのためリード接点42
を吸収する力は小さくてスイツチはオフに保たれ
る。
一方、受圧口37に適用される圧力が大気圧に
比べて正圧になると、第6図に示すように、磁性
流体35の液面レベルが両永久磁石32,33間
のギヤツプ36中を下方に変位するため、永久磁
石32から固定接点41、リード接点42、永久
磁石33および磁性流体35を通つて永久磁石3
2に至る磁気回路が構成され、そのためリード接
点42を吸収する力は大きくなつてスイツチはオ
ンに切換わる。
そして、この圧力スイツチは一旦オンすればリ
ード接点42がチヤタリングすることはないた
め、圧力変化が遅い微小圧力スイツチとして使用
しても、第7図に示すように切れのようスイツチ
ングを得ることができる。
この点、たとえば、第8図に示すように、受圧
口57と空気抜き口58とを具えたケース51内
に、ダイアフラム54、固定接点61およびリー
ド接点62を設けて、受圧口57が正圧になつた
ときダイアフラム54が変形してこのダイアフラ
ム54がリード接点62に直接力を加えて固定接
点61に接触させるようになつた従来の圧力スイ
ツチの場合には、圧力変化が遅い微小圧力スイツ
チとして使用すると、第9図に示すようにリード
接点62のチヤタリングによる不安定領域が生じ
てしまうことに比べて、第5、6図に示す圧力ス
イツチはスイツチング特性がすぐれている。
また、第5、6図に示す圧力スイツチは、第8
図に示す圧力スイツチに比べて、ダイアフラム3
4の受圧面積を小さくすることができるため、小
形化が可能である。
その結果、第5、6図に示す圧力スイツチを利
用すれば、数10mmAq〜数100mmAqの微小圧力変
化に感応することのできる小形の圧力スイツチを
実現することが可能となるものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
大気圧の時の出力電圧を所定の電圧にあらかじめ
設定することができるとともに、正圧または負圧
が作用した時にはこの大気圧時の出力電圧に対し
て比例した出力電圧として取り出すことができ、
正圧、負圧いずれの場合であつても出力電圧が取
出せるとともに微小な圧力変動であつても高い精
度で検知することができるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による圧力センサの一実施例
を示す断面図、第2図a,b,cは第1図のもの
の圧力に応じた状態を示す説明図、第3図は圧力
と出力電圧との関係を示す図、第4図はこの考案
による圧力センサの動作原理を利用した圧力スイ
ツチの一例を示す断面図、第5、6図はこの考案
による圧力センサの動作原理を利用した圧力スイ
ツチの他の例を示す圧力状態が異なつた説明図、
第7図は、第5、6図のもののスイツチング特性
を示す図、第8図は、第5、6図の圧力スイツチ
に対応した従来の圧力スイツチの説明図、第9図
は第8図のもののスイツチング特性を示す図であ
る。 1,11,31,51……ケース、2,12…
…励磁コイル、3……出力コイル、4,14,3
4,54……ダイアフラム、5,15,35……
磁性流体、6,16……軸心中空部、7,17,
37,57……受圧口、8,18,38,58…
…空気抜き口、9……発振回路、10……整流回
路、21,41,61……固定接点、22,4
2,62……リード接点、23……蓋、24……
直流電源、25,45,65……スイツチ端子、
32,33……永久磁石、36……ギヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受圧口7を有するケース1内に、整流回路10
    と接続した出力コイル3と、発振回路9と接続さ
    れて前記出力コイル3の下方に位置する励磁コイ
    ル2とをそれらの軸心中空部6が一致するととも
    に、前記受圧口7と連通した状態で配設し、ま
    た、前記励磁コイル2の下方にダイアフラム4を
    配設して、該ダイアフラムで前記ケース1内を2
    室に区画し、前記ダイアフラム4に対して前記受
    圧口7と反対側の前記ケース1に空気抜き口8を
    設け、さらに、前記ダイアフラム4の前記受圧口
    7側の室内に、液面レベルが前記出力コイル3の
    軸心中空部6に位置するように磁性流体5を設け
    たことを特徴とする圧力センサ。
JP1986167831U 1986-07-10 1986-10-31 Expired JPH0436423Y2 (ja)

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JP1986167831U JPH0436423Y2 (ja) 1986-07-10 1986-10-31

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JP10584686 1986-07-10
JP1986167831U JPH0436423Y2 (ja) 1986-07-10 1986-10-31

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JPS63105049U JPS63105049U (ja) 1988-07-07
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