JPS6037159B2 - 合成潤滑油 - Google Patents
合成潤滑油Info
- Publication number
- JPS6037159B2 JPS6037159B2 JP51075212A JP7521276A JPS6037159B2 JP S6037159 B2 JPS6037159 B2 JP S6037159B2 JP 51075212 A JP51075212 A JP 51075212A JP 7521276 A JP7521276 A JP 7521276A JP S6037159 B2 JPS6037159 B2 JP S6037159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- olefin
- reaction
- boron fluoride
- catalyst
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な合成潤滑油に関するものであり、特に
、Q−オレフィンをフッ化ホウ素とアルコールとからな
る触媒の存在下において低重合(オリゴメリゼィション
)することにより生成する4量体以上の成分を主成分と
するオレフィンオリゴマーを含有してなる合成炭化水素
系潤滑油に関するものである。
、Q−オレフィンをフッ化ホウ素とアルコールとからな
る触媒の存在下において低重合(オリゴメリゼィション
)することにより生成する4量体以上の成分を主成分と
するオレフィンオリゴマーを含有してなる合成炭化水素
系潤滑油に関するものである。
従来、Qーオレフィンを原料としてこれを低重合して得
られるオリゴマーを潤滑油基油として使用することは公
知であり、多数の製造法、例えば、チグラー触媒法、ラ
ジカル重合法、塩化アルミニウム法およびフッ化ホウ素
法等が知られている。
られるオリゴマーを潤滑油基油として使用することは公
知であり、多数の製造法、例えば、チグラー触媒法、ラ
ジカル重合法、塩化アルミニウム法およびフッ化ホウ素
法等が知られている。
チグラー触媒法は、ハロゲン化チタンと有機アルミニウ
ム化合物とを触媒として使用するものであり、Qーオレ
フイン・オリゴマ−製造法の主流をなしているが、反応
には長時間を要し、また、本発明の目的とする潤滑油基
油には不適な二量体が多量副生すること等の難点を有す
るものであって、元釆、製造コストの高い製造法である
。一方、塩化アルミニウム法は、98.ぴ0における勤
粘度(KV聡.9)が1比st以下のオリゴマーを製造
するには、多量の溶媒と10ぴ0以上の高温の反応温度
が必要とされ、その結果、原料炭化水素の異性化が促進
され、粘度指数の低い生成物が得られるにすぎない。ま
た塩素の結合した生成物も副生するため、これが次工程
の水素化の段階において触媒を被毒することにもなる。
塩化アルミニウムと同様にフッ化ホウ素を触媒として使
用するオリコマー製造法としては、カルボン酸、アルコ
ールまたは水を助触媒として使用する方法が提案されて
いる。しかしながら、かかる方法で得られるオリゴマー
は、主として三量体であり、二重体も相当量含有し、自
動車用エンジン油の基油として必要な粘度を有するもの
ではない。さらに、熱安定性においても十分な結果を与
えることができない。本発明者らは、かかる問題点を解
消することの出来る、高粘度指数、低流動点および低揮
発性を有するオレフィンオリゴマ−について種々検討し
た結果、フツ化ホウ素とアルコールとからなる触媒を使
用し、特定の反応条件下において重合して得られるオレ
フィンオリゴマ−が自動車用エンジン油の基油として目
的とする良好な効果を奏することを見出し本発明を完成
した。
ム化合物とを触媒として使用するものであり、Qーオレ
フイン・オリゴマ−製造法の主流をなしているが、反応
には長時間を要し、また、本発明の目的とする潤滑油基
油には不適な二量体が多量副生すること等の難点を有す
るものであって、元釆、製造コストの高い製造法である
。一方、塩化アルミニウム法は、98.ぴ0における勤
粘度(KV聡.9)が1比st以下のオリゴマーを製造
するには、多量の溶媒と10ぴ0以上の高温の反応温度
が必要とされ、その結果、原料炭化水素の異性化が促進
され、粘度指数の低い生成物が得られるにすぎない。ま
た塩素の結合した生成物も副生するため、これが次工程
の水素化の段階において触媒を被毒することにもなる。
塩化アルミニウムと同様にフッ化ホウ素を触媒として使
用するオリコマー製造法としては、カルボン酸、アルコ
ールまたは水を助触媒として使用する方法が提案されて
いる。しかしながら、かかる方法で得られるオリゴマー
は、主として三量体であり、二重体も相当量含有し、自
動車用エンジン油の基油として必要な粘度を有するもの
ではない。さらに、熱安定性においても十分な結果を与
えることができない。本発明者らは、かかる問題点を解
消することの出来る、高粘度指数、低流動点および低揮
発性を有するオレフィンオリゴマ−について種々検討し
た結果、フツ化ホウ素とアルコールとからなる触媒を使
用し、特定の反応条件下において重合して得られるオレ
フィンオリゴマ−が自動車用エンジン油の基油として目
的とする良好な効果を奏することを見出し本発明を完成
した。
すなわち、本発明は、炭素数6〜12の範囲の一種また
は二種以上のQ−オレフインを、約一40〜十5℃の範
囲の温度において遊離のフッ化ホウ素の存在下でフッ化
ホウ素とアルコールとからなる触媒と接触させて得られ
、約3〜2比stの動粘度(98.900)、約一30
ごC以下の流動点および約100以上の粘度指数を有し
、実質的に四量体および五量体以上のオリゴマーを含有
してなる合成潤滑油に関するものである。
は二種以上のQ−オレフインを、約一40〜十5℃の範
囲の温度において遊離のフッ化ホウ素の存在下でフッ化
ホウ素とアルコールとからなる触媒と接触させて得られ
、約3〜2比stの動粘度(98.900)、約一30
ごC以下の流動点および約100以上の粘度指数を有し
、実質的に四量体および五量体以上のオリゴマーを含有
してなる合成潤滑油に関するものである。
本発明の第一の特徴は、合成潤滑油の組成に存し、得ら
れたQ−オレフィンオリゴマ−が実質的に四量体および
五量体以上のオリゴマーからなり、これによって自動車
用エンジン油として要求される粘度、粘度指数、流動点
および蒸発損失等の物理性状を完全に充足することがで
きる。
れたQ−オレフィンオリゴマ−が実質的に四量体および
五量体以上のオリゴマーからなり、これによって自動車
用エンジン油として要求される粘度、粘度指数、流動点
および蒸発損失等の物理性状を完全に充足することがで
きる。
第二の特徴は、炭素数6〜12の範囲の一種または二種
以上のQーオレフインを、フッ化ホウ素とアルコールと
からなる触媒の存在下において特定の反応条件の下で低
重合することに存する。かかる特定の反応条件下におい
て得られるオリゴマ−は、自動車用エンジン油として高
品質を有するものであり、かかる性状は従来公3句の製
造法により得られるオリゴマ−には具備され得ないもの
である。本発明によるオレフィンオリゴマーを製造する
ために使用する触媒は、フッ化ホウ素とアルコールとか
らなるものである。
以上のQーオレフインを、フッ化ホウ素とアルコールと
からなる触媒の存在下において特定の反応条件の下で低
重合することに存する。かかる特定の反応条件下におい
て得られるオリゴマ−は、自動車用エンジン油として高
品質を有するものであり、かかる性状は従来公3句の製
造法により得られるオリゴマ−には具備され得ないもの
である。本発明によるオレフィンオリゴマーを製造する
ために使用する触媒は、フッ化ホウ素とアルコールとか
らなるものである。
好ましいアルコールは脂肪族アルコールであり、1〜1
0の炭素数を有するものが好適であるが、特に好ましい
脂肪族アルコールはメタノールである。フツ化ホウ素と
アルコールとは、アルコールの種類により、各々特定の
融点を有する銭体を生成する。
0の炭素数を有するものが好適であるが、特に好ましい
脂肪族アルコールはメタノールである。フツ化ホウ素と
アルコールとは、アルコールの種類により、各々特定の
融点を有する銭体を生成する。
本発明に於てはフッ化ホウ素は、アルコ−ルに対して鍔
体の生成必要量を越えるような割合で使用することが必
要である。その際の遊離のフッ化ホウ素の量は、鏡体に
対して約2〜30モル%の範囲とすることが好ましい。
遊離フッ化ホウ素の役割は、上記銭体の分解によるフッ
化ホウ素ガスを補充し、また、反応系中の水分を補足す
ることにより、鈴体中のフッ化ホウ素とアルコールとの
割合を一定に維持させることにあるものと推定される。
反応においては、遊離フッ化ホウ素の量を前記の如く、
総体に対し、約2〜30モル%の範囲に設定できるよう
に、フッ化ホウ素ガス分圧は一般に約0.5〜2k9/
地、好ましくは約0.7〜1.5k9/のの範囲に保持
される。例えば、アルコールとしてメタノールを使用す
る場合は、モル比で約1:1のフッ化ホウ素−メタ/−
ル錆体を生成する。しかしながら、このような鋸体のみ
またはフッ化ホウ素のみでは反応は、ほとんど進行せず
、また、生成したオリゴマ−も三量体を主成分とする低
分子量のものである。本発明の低重合反応は、あらかじ
め調製したフッ化ホウ素とアルコールとの錆体を遊離フ
ッ化ホウ素と共に反応帯城に導入するか、または、フッ
化ホウ素とアルコールとを別途に反応帯域に導入し、系
中で錆体を生成させることにより行なうことができる。
体の生成必要量を越えるような割合で使用することが必
要である。その際の遊離のフッ化ホウ素の量は、鏡体に
対して約2〜30モル%の範囲とすることが好ましい。
遊離フッ化ホウ素の役割は、上記銭体の分解によるフッ
化ホウ素ガスを補充し、また、反応系中の水分を補足す
ることにより、鈴体中のフッ化ホウ素とアルコールとの
割合を一定に維持させることにあるものと推定される。
反応においては、遊離フッ化ホウ素の量を前記の如く、
総体に対し、約2〜30モル%の範囲に設定できるよう
に、フッ化ホウ素ガス分圧は一般に約0.5〜2k9/
地、好ましくは約0.7〜1.5k9/のの範囲に保持
される。例えば、アルコールとしてメタノールを使用す
る場合は、モル比で約1:1のフッ化ホウ素−メタ/−
ル錆体を生成する。しかしながら、このような鋸体のみ
またはフッ化ホウ素のみでは反応は、ほとんど進行せず
、また、生成したオリゴマ−も三量体を主成分とする低
分子量のものである。本発明の低重合反応は、あらかじ
め調製したフッ化ホウ素とアルコールとの錆体を遊離フ
ッ化ホウ素と共に反応帯城に導入するか、または、フッ
化ホウ素とアルコールとを別途に反応帯域に導入し、系
中で錆体を生成させることにより行なうことができる。
原料オレフインに対する触媒量は、フツ化ホウ素−アル
コール錆体として一般に約0.2〜1唯重量%、好まし
くは約0.5〜5重量%の範囲で適当に選択される。
コール錆体として一般に約0.2〜1唯重量%、好まし
くは約0.5〜5重量%の範囲で適当に選択される。
原料Q−オレフィンとしては、炭素数6〜12の範囲の
一種または二種以上のオレフィンが用いられる。
一種または二種以上のオレフィンが用いられる。
すなわち、1ーヘキセン、1−へプテン、1−オクテン
、1−ノネン、1ーデセン、1ーウンデセンおよび1−
ドデセンからなる群から選択される一種または二種以上
を使用する。好ましい原料は、平均炭素数8〜10の範
囲のQーオレフィンであり、前記炭素数6〜12の範囲
から一驚または二種以上の。−オレフィンを適宜選択す
ることができる。特に好ましい原料は、1ーオクテン、
1ーデセン、1−ドデセンまたはこれらの混合物である
。最も好ましい原料は、1−デセンまたは1−オクテン
である。次に、反応条件について説明すると、反応温度
は、約一40〜十5℃、好ましくは、約一20〜0℃の
範囲である。
、1−ノネン、1ーデセン、1ーウンデセンおよび1−
ドデセンからなる群から選択される一種または二種以上
を使用する。好ましい原料は、平均炭素数8〜10の範
囲のQーオレフィンであり、前記炭素数6〜12の範囲
から一驚または二種以上の。−オレフィンを適宜選択す
ることができる。特に好ましい原料は、1ーオクテン、
1ーデセン、1−ドデセンまたはこれらの混合物である
。最も好ましい原料は、1−デセンまたは1−オクテン
である。次に、反応条件について説明すると、反応温度
は、約一40〜十5℃、好ましくは、約一20〜0℃の
範囲である。
反応温度が約十5℃以上になると生成物中の三量体以下
の成分が約15%を越えるのみでなく、粘度指数が低下
し、色相も悪化するから、実用的価値は喪失する。一方
、約一40こ0以下としても生成物の粘度増加に与える
影響はほとんどなく、潤滑油としての品質も向上するも
のではない。反応圧力は臨界的条件ではなく、常圧で差
支えないが、加圧でもよい。
の成分が約15%を越えるのみでなく、粘度指数が低下
し、色相も悪化するから、実用的価値は喪失する。一方
、約一40こ0以下としても生成物の粘度増加に与える
影響はほとんどなく、潤滑油としての品質も向上するも
のではない。反応圧力は臨界的条件ではなく、常圧で差
支えないが、加圧でもよい。
また、反応時間についても、特に、限定するものではな
いが、約3び分〜6時間の範囲が好適である。反応の方
法としては、回分式、半回分式または流通式のいずれで
もよいが、操作上流通式が簡便である。
いが、約3び分〜6時間の範囲が好適である。反応の方
法としては、回分式、半回分式または流通式のいずれで
もよいが、操作上流通式が簡便である。
本発明の実施に当っては、反応溶媒は、使用しなくとも
よいが、溶液粘度を低下させる必要があるときは使用す
ることが好適である。
よいが、溶液粘度を低下させる必要があるときは使用す
ることが好適である。
好適な溶媒としては、四塩化炭素、クロロホルム、塩化
メチレン等のハロゲン化炭化水素、nーベンタン、n−
へキサン、nーヘプタン等の飽和炭化水素等である。
メチレン等のハロゲン化炭化水素、nーベンタン、n−
へキサン、nーヘプタン等の飽和炭化水素等である。
以上の如き反応条件下での低重合により得られるオリゴ
マーは、次で水素化精製に供され、残存する不飽和結合
および不純物等を除去することが好ましい。
マーは、次で水素化精製に供され、残存する不飽和結合
および不純物等を除去することが好ましい。
かかる水素化精製には、通常の方法を採用し、水素化反
応条件下において、オリゴマーを水素化触媒と接触させ
ることにより行なうことができる。このための触媒とし
ては、不宿性担体、例えば、アルミナ、シリカ、マグネ
シア、ゼオラィト、活性炭等に水素化活性成分を担持さ
せたものが好適である。水素化活性成分としては、白金
、パラジウム等の貴金属、ニッケル、コパルト、モリブ
デンクロム、銅を使用することができる。水素化反応条
件については、約50〜3000C、好ましくは、約1
00〜20ぴCの範囲の温度、約5〜200k9/地、
好ましくは、約7〜150k9/地の範囲の圧力および
所望の品質を有する生成物が得られるような適当な液空
間速度を採用する。以上の如くして得られる本発明のオ
リゴマーは、四量体以上の成分を主成分とするものであ
り、特に好ましいオリゴマーは、二量体を実質的に含有
せず、三量体の含量が約15%以下のものであり、従っ
て四量体以上の成分を主成分とするものである。
応条件下において、オリゴマーを水素化触媒と接触させ
ることにより行なうことができる。このための触媒とし
ては、不宿性担体、例えば、アルミナ、シリカ、マグネ
シア、ゼオラィト、活性炭等に水素化活性成分を担持さ
せたものが好適である。水素化活性成分としては、白金
、パラジウム等の貴金属、ニッケル、コパルト、モリブ
デンクロム、銅を使用することができる。水素化反応条
件については、約50〜3000C、好ましくは、約1
00〜20ぴCの範囲の温度、約5〜200k9/地、
好ましくは、約7〜150k9/地の範囲の圧力および
所望の品質を有する生成物が得られるような適当な液空
間速度を採用する。以上の如くして得られる本発明のオ
リゴマーは、四量体以上の成分を主成分とするものであ
り、特に好ましいオリゴマーは、二量体を実質的に含有
せず、三量体の含量が約15%以下のものであり、従っ
て四量体以上の成分を主成分とするものである。
かかるオリゴマーは約3〜2比st、好ましくは、約5
〜1比stの範囲の動粘度(98.900)、約100
以上、好ましくは、約125以上の粘度指数および約一
3ぴ0以下、好ましくは、約一50qo以下の流動点を
有する。本発明によればオリゴマーの組成として、四量
体または、四量体以上の成分を約85%以上含有するも
のが自動車用エンジン油として必要な物理性状を具備し
、使用において高性能を発揮することができる。尚、四
量体以上の各成分の含有量の割合は、特に限定するもの
ではなく、前記動粘度の範囲を有するものであれば、各
成分の割合の変動は許容することができる。本発明の好
ましい実施態様について述べるならば、次の通りである
。
〜1比stの範囲の動粘度(98.900)、約100
以上、好ましくは、約125以上の粘度指数および約一
3ぴ0以下、好ましくは、約一50qo以下の流動点を
有する。本発明によればオリゴマーの組成として、四量
体または、四量体以上の成分を約85%以上含有するも
のが自動車用エンジン油として必要な物理性状を具備し
、使用において高性能を発揮することができる。尚、四
量体以上の各成分の含有量の割合は、特に限定するもの
ではなく、前記動粘度の範囲を有するものであれば、各
成分の割合の変動は許容することができる。本発明の好
ましい実施態様について述べるならば、次の通りである
。
1 炭素数6〜12の範囲から選択される一種または二
種以上のQーオレフインを、低重合反応帯城に、あらか
じめ、フツ化ホウ素とメタノールとからなる触媒および
遊離フッ化ホウ素と共に導入し、約一20〜0℃の範囲
で反応させることによりオレフィンオリゴマーからなる
反応生成物を得る。
種以上のQーオレフインを、低重合反応帯城に、あらか
じめ、フツ化ホウ素とメタノールとからなる触媒および
遊離フッ化ホウ素と共に導入し、約一20〜0℃の範囲
で反応させることによりオレフィンオリゴマーからなる
反応生成物を得る。
2 得られた反応生成物を、水素と共に水素化精製帯域
に導入し水素化条件で処理して精製オリコマーからなる
合成潤滑油を得る。
に導入し水素化条件で処理して精製オリコマーからなる
合成潤滑油を得る。
以下に、実施例を以て本発明を説明する。
実施例 1
礎洋装層つきのガラス製反応浮き器にメタノール0.9
6部を入れ、温度を15〜30℃に保ち、かきまぜなが
ら、三フッ化ホウ素ガスをおだやかに吹き込んだ。
6部を入れ、温度を15〜30℃に保ち、かきまぜなが
ら、三フッ化ホウ素ガスをおだやかに吹き込んだ。
1時間後には、三フツ化ホウ素ガスを吸収しなくなった
が、その間の三フツ化ホウ素ガスの吸収量は2.04部
であった。
が、その間の三フツ化ホウ素ガスの吸収量は2.04部
であった。
こうして三フッ化ホウ素とメタノールのモル比1対1の
鍔体が3部生成した。引きつづき、反応容器を0℃に保
ちながら、三フッ化ホウ素ガスlk9/地下で30分に
わたって1−オクテン10碇都を総力oした。その後0
℃に2時間保ち、1%アンモニア水を加えることにより
反応を停止した。水による洗浄をくり返した後、未反応
オレフィンを留去したところ、残笹としてオリゴマーが
99.4部得られた。そのオリゴマ‐の組成、物理性状
を表1に示す。実施例 2〜4 反応温度を変える(実施例2〜3)か1ーオクテンを1
−デセンに変える(実施例4)以外は実施例1と同様に
行なった。
鍔体が3部生成した。引きつづき、反応容器を0℃に保
ちながら、三フッ化ホウ素ガスlk9/地下で30分に
わたって1−オクテン10碇都を総力oした。その後0
℃に2時間保ち、1%アンモニア水を加えることにより
反応を停止した。水による洗浄をくり返した後、未反応
オレフィンを留去したところ、残笹としてオリゴマーが
99.4部得られた。そのオリゴマ‐の組成、物理性状
を表1に示す。実施例 2〜4 反応温度を変える(実施例2〜3)か1ーオクテンを1
−デセンに変える(実施例4)以外は実施例1と同様に
行なった。
実施例 6
縄洋装層つきのガラス製反応容器を0℃に保ちながら、
三フツ化ホウ素ガスlkg/地下、1ーオクテンと三フ
ツ化ホウ素−メタノール鍵体(モル比1対1)をそれぞ
れ毎時10碇都と3.5部加える流通反応をおこなった
。
三フツ化ホウ素ガスlkg/地下、1ーオクテンと三フ
ツ化ホウ素−メタノール鍵体(モル比1対1)をそれぞ
れ毎時10碇都と3.5部加える流通反応をおこなった
。
平均滞留時間が1時間となるように液面を保った。反応
開始後5時間で定常状態に達した。その時の反応混合物
を中和、洗浄後に未反応オレフィンを留去したところ、
残澄としてオリゴマ−が81.2%の収率で得られた。
その組成と物理性状は表2に示した。実施例 6 ニフッ化ホウ素−メタノール鈴体(モル比1対1)を毎
時2.8部に保ち、反応温度を−15qoにした以外は
実施例5と同様の実験をおこなった。
開始後5時間で定常状態に達した。その時の反応混合物
を中和、洗浄後に未反応オレフィンを留去したところ、
残澄としてオリゴマ−が81.2%の収率で得られた。
その組成と物理性状は表2に示した。実施例 6 ニフッ化ホウ素−メタノール鈴体(モル比1対1)を毎
時2.8部に保ち、反応温度を−15qoにした以外は
実施例5と同様の実験をおこなった。
その結果は表2に示す。実施例 7
:フッ化ホウ素−メタノール錆体(モル比1:1)の滴
加速度を毎時2.6部にする以外は実施例6と同様の操
作でオリゴメリゼーションを行なった。
加速度を毎時2.6部にする以外は実施例6と同様の操
作でオリゴメリゼーションを行なった。
オリゴメリゼーションが定常、状態に達するのに5時間
かかり、その後1時間経過后の反応生成物を中和、洗浄
の後、未反応オレフィンを蟹去した。蒸留残澄として無
色透明のオリゴマーが81.7部得られた。このオリゴ
マーとエタノール8礎都をステンレスオートクレープに
入れ、5%パラジウム・活性炭触媒1.6部と30%塩
酸0.4部を加えた。水素圧10k9/地で65qo、
4時間水添した。反応混合物を炉趣後、エタノールを蟹
去した。このようにして得られた無色透明のオリゴマー
は、赤外吸収スペクトルにより、ほぼ完全に二重結合が
水添されていることが判った。このオリゴマーの聡.9
℃における鰯粘度(KV聡.9)は5.816sで粘度
指数(VI)は125であった。また、オリゴマ−の組
成は、ガスク。マトグラフ分析により2量体0.5%、
3量体13.8%、4量体31.4%、5塁体28.6
%、6量体以上257%であることが判った。実施例
8Q−オレフインとして1−へキセン30%、1ーオク
テン40%、1ーデセン30%の混合物を用いる以外は
実施例1と同様に操作したところ、オリゴマーが99.
1%の収率で得られ、その斑.9qoにおける動粘度(
KV擬.9)5.832、粘度指数(VI)125であ
った。
かかり、その後1時間経過后の反応生成物を中和、洗浄
の後、未反応オレフィンを蟹去した。蒸留残澄として無
色透明のオリゴマーが81.7部得られた。このオリゴ
マーとエタノール8礎都をステンレスオートクレープに
入れ、5%パラジウム・活性炭触媒1.6部と30%塩
酸0.4部を加えた。水素圧10k9/地で65qo、
4時間水添した。反応混合物を炉趣後、エタノールを蟹
去した。このようにして得られた無色透明のオリゴマー
は、赤外吸収スペクトルにより、ほぼ完全に二重結合が
水添されていることが判った。このオリゴマーの聡.9
℃における鰯粘度(KV聡.9)は5.816sで粘度
指数(VI)は125であった。また、オリゴマ−の組
成は、ガスク。マトグラフ分析により2量体0.5%、
3量体13.8%、4量体31.4%、5塁体28.6
%、6量体以上257%であることが判った。実施例
8Q−オレフインとして1−へキセン30%、1ーオク
テン40%、1ーデセン30%の混合物を用いる以外は
実施例1と同様に操作したところ、オリゴマーが99.
1%の収率で得られ、その斑.9qoにおける動粘度(
KV擬.9)5.832、粘度指数(VI)125であ
った。
表1
表2
実施例 9
低重合反応生成物中の三量体以下の成分のオリコマーに
与える影響を把握するために次の実験を行なつた。
与える影響を把握するために次の実験を行なつた。
実施例1により製造したオIJゴマ−から表3の三種の
試料を調製し、粘度、引火点および蒸発量を比較した。
試料を調製し、粘度、引火点および蒸発量を比較した。
その結果、三量体は、自動車用エンジン油としては、引
火点、蒸発量の点で欠陥を包蔵するが、四量体以上の成
分に対し三量体の含量が約15%以下の場合は、難点は
解消されることがわかる。表3 1ガスクロマトグラフ法 2 JISK 2265 3 ASTM D 972 4 BF3・CH30日による1−オクテンのオリゴマ
ーから蒸留により分取した5 同上オリゴマー 6 同上オリゴマーより、3量体を蟹去したもの比較例
1縄拝器つきのガラス製反応容器に溶媒としてnーデ
カン540部、触媒として無水塩化アルミニウム3.5
部を入れ、120ooに加熱した。
火点、蒸発量の点で欠陥を包蔵するが、四量体以上の成
分に対し三量体の含量が約15%以下の場合は、難点は
解消されることがわかる。表3 1ガスクロマトグラフ法 2 JISK 2265 3 ASTM D 972 4 BF3・CH30日による1−オクテンのオリゴマ
ーから蒸留により分取した5 同上オリゴマー 6 同上オリゴマーより、3量体を蟹去したもの比較例
1縄拝器つきのガラス製反応容器に溶媒としてnーデ
カン540部、触媒として無水塩化アルミニウム3.5
部を入れ、120ooに加熱した。
加熱しながら塩化水素ガスを15分間吹き込んだ後、1
ーオクテン10碇認を35分にわたって滴加した。その
間温度を118一12500に保ち、鷺拝をつづけた。
1ーオクテンの滴加が終ると同時に反応混合物を氷水に
注いで反応を停止した。
ーオクテン10碇認を35分にわたって滴加した。その
間温度を118一12500に保ち、鷺拝をつづけた。
1ーオクテンの滴加が終ると同時に反応混合物を氷水に
注いで反応を停止した。
アルカリ水溶液による洗浄のあと水で3回洗い、未反応
オクテンを磯去した。こうして4礎郭のオリゴマーが蒸
留残澄として得られへ褐色を呈していた。この98.9
00における動粘度(KV98.9)は5.002cs
t、粘度指数(VI)は94に過ぎなかった。比較例
2 櫨洋装層つきのガラス製反応容器に、三フッ化ホウ素−
酢酸(モル比1対1)錆体3部を入れ、ニフッ化ホウ素
ガスlk9/地の圧力下、0℃に保ち、燈拝しながら1
−オクテンを毎分2部滴力oしたが、触媒が凝固し、反
応は進行しなかった。
オクテンを磯去した。こうして4礎郭のオリゴマーが蒸
留残澄として得られへ褐色を呈していた。この98.9
00における動粘度(KV98.9)は5.002cs
t、粘度指数(VI)は94に過ぎなかった。比較例
2 櫨洋装層つきのガラス製反応容器に、三フッ化ホウ素−
酢酸(モル比1対1)錆体3部を入れ、ニフッ化ホウ素
ガスlk9/地の圧力下、0℃に保ち、燈拝しながら1
−オクテンを毎分2部滴力oしたが、触媒が凝固し、反
応は進行しなかった。
比較例 3触媒として三フッ化ホウ素・水(モル比1対
1)錯体を用いる以外は比較例2と同じ操作をおこなっ
たが、触媒が凝固し、反応が殆んど進行しなかつた。
1)錯体を用いる以外は比較例2と同じ操作をおこなっ
たが、触媒が凝固し、反応が殆んど進行しなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭素数6〜12の範囲の一種または二種以上のα−
オレフインを、−40〜+5℃の範囲の温度において、
遊離のフツ化ホウ素の存在下でフツ化ホウ素と脂肪族ア
ルコールとからなる触媒と接触させて得られる二量体を
実質的に含有せず、三量体の含有量が15%以下であり
、四量体以上の成分を主成分とするα−オレフインオリ
ゴマーからなり、3〜20cstの動粘度(98.9℃
)、−30℃以下の流動点および100以上の粘度指数
を有するα−オレフインオリゴマーを含有してなる合成
潤滑油。 2 α−オレフインが平均炭素数8〜10の範囲のα−
オレフインである特許請求の範囲第1項記載の合成潤滑
油。 3 α−オレフインを触媒と接触させる温度が−20〜
0℃の範囲の温度である特許請求の範囲第1項記載の合
成潤滑油。 4 脂肪族アルコールがメタノールである特許請求の範
囲第1項記載の合成潤滑油。 5 触媒中のフツ化ホウ素とメタノールとが等モルであ
る特許請求の範囲第4項記載の合成潤滑油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51075212A JPS6037159B2 (ja) | 1976-06-25 | 1976-06-25 | 合成潤滑油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51075212A JPS6037159B2 (ja) | 1976-06-25 | 1976-06-25 | 合成潤滑油 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53380A JPS53380A (en) | 1978-01-05 |
JPS6037159B2 true JPS6037159B2 (ja) | 1985-08-24 |
Family
ID=13569659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51075212A Expired JPS6037159B2 (ja) | 1976-06-25 | 1976-06-25 | 合成潤滑油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037159B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60218333A (ja) * | 1984-04-04 | 1985-11-01 | シエブロン リサ−チ コンパニ− | C↓2↓0ないしc↓4↓0分枝鎖オレフインの製造方法 |
US4615790A (en) * | 1985-10-28 | 1986-10-07 | Shell Oil Company | Preparation of synthetic hydrocarbon lubricants |
SG191193A1 (en) * | 2011-01-13 | 2013-07-31 | Idemitsu Kosan Co | Process for producing olefin oligomer mixture |
-
1976
- 1976-06-25 JP JP51075212A patent/JPS6037159B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53380A (en) | 1978-01-05 |
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