JPH076451Y2 - 排煙窓の操作用ワイヤー案内装置 - Google Patents

排煙窓の操作用ワイヤー案内装置

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JPH076451Y2
JPH076451Y2 JP1989000289U JP28989U JPH076451Y2 JP H076451 Y2 JPH076451 Y2 JP H076451Y2 JP 1989000289 U JP1989000289 U JP 1989000289U JP 28989 U JP28989 U JP 28989U JP H076451 Y2 JPH076451 Y2 JP H076451Y2
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window
frame
wire
smoke exhaust
shoji
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JP1989000289U
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JPH0291883U (ja
Inventor
重人 小泉
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、外倒しタイプあるいは内倒しタイプの障子
を備えた倒し窓部と嵌殺し窓部を組合せて構成した排煙
窓に関する。
従来技術 排煙窓として使用される外倒しタイプや内倒しタイプの
障子を備えた、倒し窓部と嵌殺し窓部を組合せた連窓が
知られている。
そして、これらの排煙窓が高所に位置するとき、障子の
開閉は操作用ワイヤー(以下、単にワイヤーという)を
介して行なわれるが、従来、第13図(イ)(ロ)のよう
に嵌殺し窓部aを挟んで両側に倒し窓部b1,b2が位置す
る場合、これら倒し窓部の障子c1,c2を開閉するための
前記ワイヤーdは同図(イ)のように、排煙窓の一端側
から導入したワイヤーdを倒し窓部b1から他方の倒し窓
部b2へ二個の転向滑車e1,e2の組を嵌殺し窓部aの両側
に配置するか、同図(ロ)のように両側の倒し窓部b1,b
2のそれぞれに開閉用ワイヤーd1,d2を配置するかしてい
る。
符号fはワイヤーd(d1,d2)を操作するためのハンド
ルボックスである。
このように、嵌殺し窓部aの両側に倒し窓部b1,b2が隣
接された構造の排煙窓では嵌殺し窓部aを迂回したり避
けたりして、嵌殺し窓部aの内周側をワイヤーが通過し
ないようにし、外観を向上している。
しかし、前記図(イ)の場合は、二組の転向滑車e1,e2
によりワイヤーdの径路が複雑に屈曲されるので、ワイ
ヤーが移動する際の抵抗が大きく窓の開閉が重くなり、
連窓数が多くなると確実な開閉のために障子c1,c2に充
分な蹴りだし力を付与する強力なダンパーを必要とす
る。また、複雑な径路のために故障しやすく、部品点数
も多くなるなどの難点がある。
前記図(ロ)の場合はハンドルボックスfが二個になる
など、やはり部品点数が多くなると共に見苦しく、さら
に窓の開閉に要する手間が多くなる難点を有している。
また、第13図(ハ)のように連段窓となる場合に、前記
図(イ)のワイヤー配置は中段のものに採用し難い。
考案が解決しようとする課題 この考案は、窓を開閉するワイヤーの径路が簡素で窓を
軽く開閉でき、また、窓開閉関係の部品点数が少ない、
倒し窓部と嵌殺し窓部を組合せた排煙窓における操作用
ワイヤー案内装置の提供を課題とする。
課題を解決するための手段 窓を開閉するためのワイヤーを、倒し窓部と嵌殺し窓部
の間に介在する縦部材に設けた挿通部を貫通させると共
に、嵌殺し窓部の横枠の内部を長手方向に貫通させて配
置する。
作用 前記縦部材の挿通部を貫通し、嵌殺し窓部の横枠内部を
長手方向に貫通するワイヤーの径路は、ワイヤーの配置
を簡素にする。
実施例 第1図は排煙窓1の全体を示し、嵌殺し窓部aとその両
側に外倒し窓部b1,b2を備えた横連窓である。
排煙窓を開閉するためのワイヤーdはハンドルボックス
fから壁中に埋込んだ挿通管2を通って、外倒し窓部b1
の枠構造3に達し、そこから排煙窓1に導入されて第1
の枠滑車4、第1、第2の障子滑車5,6を経てふたたび
枠体3の第2枠滑車7にもどる。
ついで、外倒し窓部b1と嵌殺し窓部aの間に介在する縦
部材8の挿通部43を貫通して嵌殺し窓部aの横枠(嵌殺
し窓部aの枠構造9における上枠部分)の内部を長手方
向に貫通する。
さらに、嵌殺し窓部aと外倒し窓部b2の間に介在する縦
部材10の挿通部43を貫通して外倒し窓部b2の枠構造11に
達し、そこから前記同様第1の枠滑車12、第1、第2の
障子滑車13,14を経てふたたび枠構造11にもどり、その
端部が枠構造11に固定(固定点15)されている。
外倒し窓部b1,b2の障子c1,c2は下框側を中心に回動可能
とされ、それぞれの枠構造3,11とダンパー16、リンク機
構17およびスライドガイド18を介して取付けられてい
る。ダンパー16はリンク機構17を図において下方に、す
なわち障子c1,c2を開く方向に付勢している。
以下、各部を具体的に示す。
第2〜4図は排煙窓1の枠構造が一体形のもので、上枠
19、下枠20および左右の縦枠21,22が矩形に組まれ、内
側を中柱23,24で区画し、中柱23,24間を嵌殺し窓部a
に、両側を外倒し窓部b1,b2に構成している。
中柱23,24は嵌殺し窓部aと両側の外倒し窓部b1,b2の間
に介在する前記縦部材8,10に相当する。
嵌殺し窓部aは第3図に示すように、上下の横枠19,20
にその一部となる上下の補助枠25,26を取付け、下補助
枠26の取付け溝と中柱23,24の対向面に形成された取付
け溝、および上補助枠25の内周側に取付ける押縁27によ
り、ガラス28を装着している。
なお、上補助枠25の室内側にはカバー29によって長手方
向に空間30が形成され、ここには長手方向に貫通した孔
を有するワイヤスリーブ31のフランジ部32が見えてい
る。カバー29は前記の押縁27とは別個に取外すことがで
きる。
外倒し窓部b1は、第4図に示すように上下の横枠19,20
に上補助枠33と下補助枠34を取付け、これら上下の補助
枠33,34と中柱23,24が形成する矩形空間に障子C1(框組
ガラス障子)を装着して形成されている。
第4,5図において、上補助枠33の内周側面には枠滑車4
が、また障子c1における上框の外周側面には障子滑車5
が取付けられている。さらに下補助枠34の室外側縁は障
子c1の下框の室外側縁とともにヒンジ部35を形成してい
る。
外倒し窓部b2およびその障子c2に関する構成は前記外倒
し窓b1の場合と同じである。
ワイヤスリーブ31は補助上枠25が中柱23,24に突当たる
断面の範囲において前記空間30の位置に、中柱23,24を
貫通して取付けられ、ワイヤーdの挿通部43を形成して
いる(第2図)。ハンドルボックスfからのワイヤーd
は上補助枠33の内周側に取り付けたフレキシブルコンジ
ットガイド36(第5図)で上横枠19に関し移動可能に支
持され、同じ上補助枠33に取付けた第1の枠滑車4を経
て障子c1の上框外周側に取付けた第1の障子滑車5を経
由するようになっている。
以後のワイヤーdの径路は前記の通りであるが、中柱2
3,24の位置ではワイヤスリーブ31を通り抜け、嵌殺し窓
部aではカバー29で遮蔽された空間30の個所を長手方向
に貫通する。
この際、外倒し窓部b1の第2枠滑車7からワイヤスリー
ブ31(第2図)を経由して外倒し窓b2の第1枠滑車12に
達するワイヤーは一直線に配置される。
そして、嵌殺し窓部aの空間30にワイヤーdを配置する
場合、カバー29を取外して行えば中柱23,24を挿通して
嵌殺し窓部aの上横枠19にワイヤーdを簡単に貫通させ
ることができる。また、カバー29と押縁27は別体に構成
されているので、これらが一体に形成されている場合の
ように、嵌殺し窓部aにおいて前記ワイヤーdの取付け
とガラス板28の取付けを同時に行う必要がない。
さらに、ワイヤスリーブ31を介することによって、ワイ
ヤーdが直接に中柱23,24と接触して損傷するのを防止
できる。
枠滑車4(7,12)および障子滑車5(6,13,14)はいず
れも同様の構造で、第6図に示すように、支持部材37に
揺動部材38が後部の中空軸39を中心に回動自在に軸支さ
れ、揺動部材38の前部に滑車40が前記軸39と直交する方
向の軸41で軸支されている。そして、枠滑車4と障子滑
車は第5,6図のように滑車40側を対向させて枠側および
障子側に取付けられる。
なお、前記中空軸39にはワイヤーdを挿通することがで
きる。
第7,8図は上枠19が補助上枠33を備えていない場合であ
って、フレキシブルコンジットガイド36の取り付け部お
よび中柱24に貫通して取付けたワイヤスリーブ31が見え
ている。
第9図は排煙窓の枠構造が分離形のものを示し、各枠構
造3,9,11はそれぞれが縦,横枠を備えて独立に構成され
ており、これらが方立42を介して連結され連窓となって
いる。この場合、方立42とその両側の枠構造3(11)に
おける隣接した縦枠が前記の縦部材8,10に相当する。し
たがって、ワイヤスリーブ31はこの部分を貫通して取付
けられる。
他に一体形の場合と格別に異なるところはない。
第10,11図は障子c1,c2が内倒しタイプの場合で、枠滑車
4と障子滑車5の位置が外倒しタイプの場合(第4図)
と室内外方向で逆になり、縦部材8,10を貫通するワイヤ
スリーブ31の位置は室外側寄りとなっている。
第12図は枠滑車4と障子滑車5の配置に関する他の例で
あって、これまでの第1の枠滑車4と第2の枠滑車7を
近接させ、また、第1と第2の障子滑車5,6を障子滑車
5のみにして障子c1(c2)の上框中央に配置したもので
ある。このようにすると障子滑車の数を減らすことがで
きる。
以上、実施例について述べたが、本考案は次のように実
施することもできる。
嵌殺し窓部の両側に倒し窓部が隣設された構造を複数組
合せたものや嵌殺し窓部と倒し窓部のペアを複数組合せ
たものに適用する。
ワイヤスリーブ31を省略し、挿通部43として縦部材8,10
に挿通孔を設けるだけにする。
外倒しあるいは内倒し窓部、嵌殺し窓部が隣設して縦方
向に連結された段窓に適用する。この場合、各段の間に
介在する無目が前記の縦部材に相当する。
第13図(ハ)のような連段窓に適用する。
考案の効果 窓を開閉するための操作用ワイヤーの径路に、これを屈
曲させる転向滑車が少なく、窓開閉を軽く行える。
滑車,ハンドルボックスの個数など部品点数が少なく販
売コスト、管理コストを低減できる。
横枠においてカバーが着脱自在にされているので、カバ
ーを取り外すことで、嵌殺し窓の箇所を通過するワイヤ
のメインテナンスを簡単に行える。また、ワイヤが隠蔽
されて外観が良く、さらに、ワイヤにほこりなどが付着
しにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、排煙窓の全体を示す斜視図、 第2図は、障子を閉じた状態で示す排煙窓の横断面図、 第3図は、嵌殺し窓部の縦断面図、 第4図は、倒し窓部の縦断面図、 第5図は、配置を示す平面図、 第6図は、枠滑車と障子滑車の斜視図、 第7,8図は、倒し窓部の他の実施例(第2の実施例)に
おける要部の縦断面図、 第9図は、第3の実施例における横断面図、 第10図は、倒し窓部の他の実施例(第4の実施例)にお
ける要部の縦断面図、 第11図は、嵌殺し窓部の他の実施例(第4の実施例)に
おける要部の縦断面図、 第12図は第5の実施例の一部を示す平面図、 第13図(イ)(ロ)(ハ)は従来例を示す簡略な正面図
である。 1…排煙窓、4…第1の枠滑車、5…第1の障子滑車、
6…第2の障子滑車、7…第2の枠滑車、8,10…縦部
材、27…押縁、29…カバー、30…空間、31…ワイヤスリ
ーブ、43…挿通部、a…嵌殺し窓部、b1,b2…倒し窓
部、d…ワイヤー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】嵌殺し窓部の両側に倒し窓部が隣接された
    排煙窓において、排煙窓の一端から導入された倒し窓部
    を開閉するためのワイヤーが、倒し窓部と嵌殺し窓部の
    間に介在する縦部材に設けた挿通部を貫通すると共に、
    嵌殺し窓部ではこの窓部の横枠と横枠に着脱自在に取り
    付けられたカバーによって形成された空間を長手方向に
    貫通していることを特徴とする排煙窓の操作用ワイヤー
    案内装置。
JP1989000289U 1989-01-07 1989-01-07 排煙窓の操作用ワイヤー案内装置 Expired - Lifetime JPH076451Y2 (ja)

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JPH0327192Y2 (ja) * 1984-09-28 1991-06-12

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JPH0291883U (ja) 1990-07-20

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