JPH076446A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents

光磁気記録再生装置

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JPH076446A
JPH076446A JP18578393A JP18578393A JPH076446A JP H076446 A JPH076446 A JP H076446A JP 18578393 A JP18578393 A JP 18578393A JP 18578393 A JP18578393 A JP 18578393A JP H076446 A JPH076446 A JP H076446A
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Tsuneo Yanagida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、記録媒体への再記録を効率よく行う
ことができる光磁気記録再生装置を提供する。 【構成】消去ビームにより消去されたセクタに対してビ
ームスポット201 〜203 によってトラッキングを行
いながら、再記録用ビームスポット26によって再記録
を行い、この記録された内容をビームスポット202
もって直ちにアフターモニタを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気光学効果を利用し
た光磁気記録再生装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号などの高密度情報を記録再生す
る手段として、光磁気記録再生方式が注目されている。
この方式は、例えばGdCoやTbFeのような希土類−遷移金
属のアモルファス垂直磁化膜を使用して、次のような特
徴を実現している。
【0003】(a)高密度記録が可能なこと。 (b)記録、再生のみならず、消去および再記録も可能
なこと。 (c)ポーラーカー効果(polar kerr ef
fect)を利用できるため、光学系の構成が簡単にな
る。
【0004】ところで、このような方式を採用した装置
では、上述したように記録、再生のみならず消去および
再記録を可能にしており、例えば、記録媒体の記録トラ
ック中に再記録を行うには、まず、1ビームを用いて記
録トラック中の情報を逆方向磁化などにより消去し、次
いで、消去された記録トラック中に新たな情報を記録
し、そして、この記録された情報を再生して確認するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方式での再記録では、ディスクの1回転目で記録情報の
消去を行い、2回転目で消去された部分への情報記録を
行い、3回転目で記録情報の再生確認を行うようになる
ので、記録媒体への再記録に時間がかかってしまい再記
録のための効率が悪いという問題点があった。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたもので、記録媒体への再
記録を効率よく行うことができる光磁気記録再生装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
セクタを持つトラックを有する記録媒体に対する情報の
記録再生を磁気光学効果を利用して行う装置において、
情報の記録または消去を行う第1光ビームを提供する第
1光源と、情報の再生を行う第2光ビームを提供する第
2光源と、前記第1光ビームと前記第2光ビームを前記
記録媒体の同一記録トラック上に所定距離離して差し向
ける光学手段と、前記第1光ビームと前記第2光ビーム
とが共通に通過して、その通過ビームを収束させるピッ
クアップと、前記第1光ビームによる情報の記録と消去
で外部バイアス磁界を反転させる手段とを具備し、前記
第2ビームにより消去すべき特定セクタを検出し、前記
第1光ビームを消去ビームとして前記記録トラック中の
所定セクタを消去し且つ前記外部バイアス磁界の反転と
ともに前記第1光ビームを記録ビームとして前記記録ト
ラック中の所定セクタに情報を記録するとともに該記録
状態を前記第2光ビームを再生ビームとして再生確認す
るように構成されている。
【0007】
【作用】この結果、本発明によれば、最初に第2ビーム
により消去すべき特定セクタを検出し、そして第1光ビ
ームを消去ビームとして記録トラック中の所定位置を消
去し、次いで、外部バイアス磁界の反転とともに第1光
ビームを記録ビームとして前記記録トラック中の所定セ
クタに情報を記録するとともに、この記録ビームによる
記録状態を第2光ビームの再生ビームを用いて再生確認
するようになる。つまり、この場合、第2ビームにより
消去すべき特定セクタを検出し、第1光ビームを消去ビ
ームとして消去を行った後に記録ビームとして、第2光
ビームの再生ビームより先行して再記録を行い、その
後、再生ビームは、記録ビームに後続して、再記録され
た情報のチェック(アフターモニタ)を行うようにな
る。これにより、ディスクの1回転目で消去ビームによ
る消去を行い、続く2回転目で、記録ビームによる情報
の記録および再生ビームによる再生確認を行うようにで
き、ディスクの合計2回の回転で消去、再記録、再生確
認までを行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1は、トラッキング用の案内溝のない記録媒体に
対してトラッキングを行いながら光磁気記録再生を行う
場合の磁化状態およびビームスポットを示す。記録媒体
がディスク状である場合を考えてみると、隣接トラック
同志のトラック干渉を避けるために、次のことが要求さ
れる。すなわち、(1)ディスクの精度を上げること、
(2)記録時におけるトラック送り精度を高めること、
および(3)ディスク回転系の偏心をなすことが要求さ
れる。
【0009】ところで、現行の光ディスクのようにトラ
ックピッチがごく狹い(2μm程度)と、トラック干渉
の問題が生じる。ディスクをかけ換えて記録を行う場
合、現状では数10μm程度の位置ずれが不可避だから
である。そこでトラッキング制御が必要になってくる。
【0010】図1において、記録済トラックT10の残留
磁化パターン101 〜103 上に、トラッキング用のビーム
スポット201 〜203 が結像される。ビームスポット
202 からトラックピッチ分だけ離れた位置には、記録
用のビームスポット22が結像される。記録するに十分
なパワーをもったこのビームスポット22によって、現
在記録を行っているトラックT12上に磁化パターン1
1 が形成される。記録媒体としては、飽和磁化される
GdCoあるいはTbFeなどの垂直磁化膜を用いることができ
る。この場合、パターン101 〜103 および121 は膜面
に対し垂直に磁化される。これらのパターンの磁化方向
はその周囲の磁区と逆方向となる。このような磁化パタ
ーン情報は、ポーラーカー効果を利用して読出すことが
できる。
【0011】記録トラックT12に対するトラッキング
は、記録済トラックT10を案内トラックとして行われ
る。このトラッキングによって、トラック干渉のない記
録が可能になる。ここでは、3ビーム法によるトラッキ
ング制御を行っている。この3ビーム法は光ディスクの
分野では公知の技術なので、その説明は省略する。
【0012】ビームスポット22による記録のアフター
モニタは、ビームスポット202 を利用して行われる。
また、トラッキング用のエラー信号は、ビームスポット
201 および203 から得られる。ビームスポット22
が記録領域を全てトレースしたあとは、もはやそれ以上
の記録は行えない。したがって、ビームスポット202
からの再生出力は消滅する。この出力の消滅から記録終
了信号を作り、この記録終了信号によって記録用ビーム
の光源を自動的にオフさせることもできる。
【0013】図2は、トラッキングを行いながら記録済
情報である残留磁化パターンを消去する場合の磁化状態
およびビームスポットを示している。ディスクの回転精
度が高く記録密度がさほど高くない場合は、ディスク上
のインデックスを基準にアクセスして、所定の磁化パタ
ーン(セクタ)を消去する方法も考えられる。しかしな
がら、高密度記録されたあるトラック中の特定セクタの
みを正確に消去するには、そのセクタの位置を検出し
て、トラッキングを行いながら消去する必要がある。こ
のようにしてトラッキングをしながら消去を行う方法
は、高密度情報の消去を可能にするのみならず、ディス
クの回転精度に対する要求を緩和する。すなわち、多少
回転精度が悪くても、高密度記録された情報のうちの所
定個所だけを、正確に消去することが可能になる。
【0014】図2において、記録済トラックT14上に
は、トラッキング用ビームスポット201 〜203 が結
像される。ビームスポット201 および202 の間に
は、消去用ビームスポット24が結像される。ビームス
ポット201 をビームスポット202 から4μm程度離
しておくと、容易にビームスポット201 および202
の間にビームスポット24を入れることができる。ビー
ムスポット201 および203 から得たトラッキング信
号にもとづいて、記録再生ピックアップのトラッキング
駆動機構が制御される。そして、ビームスポット202
でもって、消去しようとするセクタ情報の先行モニタが
行われる。ビームスポット202 によってモニタされた
磁化パターンは、ビームスポット24により消去され、
消去済パターン141 となる(消去済パターン141
記録前の状態に相当するもので、実際には具体的パター
ンを有しない)。
【0015】記録用ビームの光源を記録情報により変調
されるレーザダイオードなどで構成する場合は、レーザ
ダイオードを無変調とすれば、この光源を消去用ビーム
の光源として用いることができる。
【0016】図1のビームスポット22の位置と図2の
ビームスポット24の位置との間で1つのビームスポッ
トを移動させれば、1個のピックアップでもって再生、
記憶および消去が可能になる。このビームスポットの移
動は、そのビームに対する偏向量を変えることで行うこ
とができる。すなわち、消去時にビームスポットを図2
の符号24の位置に配置しておく。そして、記録時に、
このビームスポットを偏向により図1の符号22の位置
に移動させることができる。なお、記録および消去の場
合には、外部バイアス磁界が印加される。
【0017】図3は、トラッキングを行いながら再生だ
けを行う場合の磁化状態およびビームスポットを示す。
記録済トラックT16上にビームスポット201 〜20
3 が結像される。ビームスポット202 によって、トラ
ックT16上の記録パターン161 〜163 が再生され
る。この場合、記録または消去用ビームは不要なので、
そのビーム光源はオフされる。
【0018】図4は、消去されたセクタに再記録を行う
場合を示す。再記録の場合は、記録および再生が同一の
記録トラックT18において行われる。ビームスポット
201 〜203 によってトラッキングを行いながら、再
記録用ビームスポット26によって再記録が行われる。
パターン181 は再記録された磁化パターンを示してい
る。再記録の場合、ビームスポット26はビームスポッ
ト202 および203の間に挿入される。こうすること
により、再記録された内容をビームスポット202 でも
って直ちにアフターモニタできる。ビームスポット26
は、図1のビームスポット24を移動させることで得ら
れる。この移動もミラーを用いたビーム偏向などによ
り、容易に行うことができる。
【0019】消去およびその後の再記録は、次のように
して行うことができる。すなわち、飽和磁化された記録
媒体を、逆方向磁化により消去する。次に、この消去部
分をレーザビームなどでキュリー温度以上に加熱し、外
部バイアス磁界でもって逆方向に磁化する。すると、加
熱された部分の磁化方向が反転し、再記録が行われる。
【0020】図5は、図1ないし図4で説明した記録、
消去、再生および再記録を行うところの、この発明の一
実施例に係る光磁気記録再生装置を示している。記録用
レーザ駆動回路30は、記録信号Erに応じて、第1レ
ーザダイオード32を励起し変調する。駆動回路30に
よる変調の有無およびレーザ発振の有無は、第1モード
信号E30によって決定される。レーザダイオード32
は、第1波長を有する第1光ビームB32を発生する。
このビームB32はコリメータレンズ34を介して平行
光となり、偏光ビームスプリッタ36に入射される。ビ
ームスプリッタ36を透過したビームB32は、1/4
波長板38を介して円偏光に変換される。この円偏光ビ
ームB32は、光偏向器40に入射される。光偏向器4
0による偏向量は、光偏向器駆動回路42に与えれる偏
向制御信号E42によって決定される。
【0021】光偏向器40で反射された円偏光ビームB
32は、レンズ44を介してダイクロイックミラー46
に入射される。ダイクロイックミラー46は、第1波長
のレーザビームB32を透過させるが、後述する第2波
長のレーザビームは反射する。すなわち、第1波長およ
び第2波長としては、ダイクロイックミラー46で分離
できるような波長が選ばれる。
【0022】ダイクロイックミラー46を透過したビー
ムB32は、レンズ48を介して記録再生ピックアップ
50に与えられる。ピックアップ50は、第1光ビーム
B32を記録媒体ディスク56の記録面上に結像させ
る。このビームB32の結像は、図2のビームスポット
24あるいは図4のビームスポット26に対応する。ピ
ックアップ50はフォーカスサーボ機構およびトラック
サーボ機構を備えている。また、ピックアップ50に
は、バイアス磁界発生コイル52が取り付けられる。こ
のコイル52は、バイアスコイル駆動回路54により給
電される。駆動回路54は、第2モード信号E54に応
じて、コイル52に所定の大きさおよび方向をもった駆
動電流152を出力する。
【0023】ディスク56で反射された第1光ビームB
32は、ピックアップ50、レンズ48、ダイクロイッ
クミラー46、レンズ44および光偏向器40を介し
て、1/4波長板38にもどってくる。この反射光ビー
ムB32の偏光方向は、1/4波長板38によってπ/
2回転される。すると、反射光ビームB32は直線偏光
となり、ビームスプリッタ36において反射される。ビ
ームスプリッタ36で反射された直線偏光ビームB32
は、シリンドリカルレンズ58を介して光検出器60に
入射する。レンズ58は、光検出器60の受光面上に、
フォーカス誤差に対応したビームを結像させる。光検出
器60はたとえば4つの光検出部を有し、対角線方向に
相対した2つの光検出部がペアをつくっている。これら
の光検出部ペアの出力は、それぞれ差動増幅器62の正
相および逆相入力に与えられる。増幅器62の出力E6
2はフォーカスエラーを示す。この出力すなわちフォー
カス制御信号E62は、フォーカスサーボ動作のため
に、前記ピックアップ50のフォーカスサーボ部へ帰還
される。
【0024】上述した4分割型光検出器60を用いるフ
ォーカス制御信号の検出は、公知技術である。これにつ
いていは、たとえばテレビジョン学会誌第32巻第1号
(1978)「光学式ビデオディスクシステム」P.2
0に具体的な記載がある。
【0025】再生用レーザ駆動回路70は、第3モード
信号E70に応答して第2レーザダイオード72を励起
する。ダイオード72は、第2波長を有する第2光ビー
ムB20を発生する。このビームB20は、コリメータ
レンズ74を介して平行光となり、回折格子76に与え
られる。回折格子76は、平行ビームB20を3本のビ
ームB201 〜B203 に分割する。これらの3ビーム
は、偏光子78により直線偏光ビームB201 〜B20
3 に変換される。これらの直線偏光ビームはレンズ80
およびハーフミラー82を通過して、ダイクロイックミ
ラー46に入射する。ダイクロイックミラー46で反射
された3本のビームB201 〜B203は、レンズ48
およびピックアップ50を介して、ディスク56の記録
面上に結像される。これら3本のビームB201 〜B2
3 の結像が、図1ないし図4に示されたビームスポッ
ト201 〜203 に対応する。
【0026】ディスク56で反射されたビームB201
〜B203 は、ピックアップ50、レンズ48およびダ
イクロイックミラー46を介して、ハーフミラー82に
もどってくる。反射ビームB201 〜B203 はハーフ
ミラー82で反射され、続いてハーフミラー84で2分
割される。ハーフミラー85を通過した中央ビームB2
2 は、検光子86を介して光検出器88に入射され
る。一方、ハーフミラー84で反射された中央ビームB
202 は、検光子90を介して光検出器92に入射され
る。ハーフミラー84で反射されたビームのうち、トラ
ッキング用のビームB201 、B203 は、光検出器9
4、96に入射する。
【0027】光検出器88、92の出力は差動増幅器9
8の正相、逆相入力端に与えられる。増幅器98は、光
検出器88、92の出力の差分に応じて、再生信号Ep
を出力する。
【0028】光検出器94、96の出力は、差動増幅器
100の正相、逆相入力端に与えられる。増幅器100
は、光検出器94、96の出力の差分に応じて、トラッ
ク制御信号E100を出力する。この信号E100は、
トラックサーボ動作のために、前記ピックアップ50の
トラックサーボ部へ帰還される。
【0029】前記記録信号Erは、一旦バッファメモリ
102に記憶される。このメモリ102の記憶内容は、
記録情報E102として読出される。一方、前記再生信
号Ep は、再生増幅器104によって増幅され、モニタ
情報E104となる。このモニタ情報E104は、ディ
スク56の1回転分前の記録情報(1トラック前の記録
情報)に対応する。記録情報E102およびモニタ情報
E104は比較器106において比較される。この比較
は、たとえば直列データとして読出された記録情報E1
02と、やはり直列データであるモニタ情報E104と
を逐次比較することで行われる。この逐次比較の結果と
して、チェック信号E106が出力される。このチェッ
ク信号E106は、たとえば情報E102とE104と
の間に不一致のあったときにロジックレベル変化を起こ
す。このチェック信号E106を用いれば、1トラック
前の情報記録状態の確認を行うことができる。
【0030】図6は、図5に略示された光偏向器40の
具体例を示す。入力光ビームB32は、第1ミラー40
1 、第2ミラー402 および第3ミラー403 によって
反射される。これらのミラーのうち、第1ミラー401
および第2ミラー402 は、光偏向器駆動回路42によ
り回転駆動される。ミラー401 および402 の回転方
向および回転量は、偏向制御信号E42により決定され
る。ミラー401 はビームB32を左右に振る。これに
より、ビームB32のスポットは、ディスク56の円周
接線方向(トラック方向)に移動される。また、ミラー
402 はビームB32を上下に振る。これにより、ビー
ムB32のスポットは、ディスク56の半径方向に移動
される。ミラー401 および402 の相互の回転の組合
せにより、ビームB32のスポットを、ディスク56上
の任意の位置に移動させることができる。すなわち、図
2に示すビームスポット24を図1に示すスポット22
の位置または図4に示すスポット26の位置になどに移
動させることができる。
【0031】なお、光偏向器40は、いわゆる電気光学
素子を利用したものでもよい。図5の装置による記録
は、次のように行われる。いま、図1のトラックT10に
対する記録が済んでおり、バッファメモリ102に記録
パターン102 に対応した情報が記憶されているものと
する。第1モード信号E30、第2モード信号E54お
よび第3モード信号E70は、それぞれ記録モードを指
定している。また、偏向制御信号E42は、記録ビーム
を1トラックピッチ分ずらすことを指定している。この
場合、第1レーザダイオード32および第2レーザダイ
オード72は、ともに励起され、またコイル52は記録
用のバイアス磁界を発生している。
【0032】まず、ビームスポット201 および203
を用いたトラッキング制御が行われるとともに、記録パ
ターン102 を示す信号Ep が再生される。このパターン
102の記録状態は、比較器106においてチェックされ
る。ビームスポット201 〜203 がトラックT10を正
しくトレースしていることが確認された場合、ビームス
ポット22による記録が、トラックT12に対して行わ
れる。ディスク56の1回転分の記録がすむと、今度は
トラックT12がビームスポット201 〜203 により
トレースされ、その次のトラックにスポット22による
記録が行われる。
【0033】図5に示す装置による消去は、次のように
行われる。この場合、モード信号E30、E54および
E70は消去モードを指定している。また、制御信号E
42は、消去ビームをトラッキングビームの間にわり込
ますことを指定している。この指定によって、図2に示
すように、ビームスポット24がスポット201 および
202 の間に配置される。第1レーザダイオード32は
無変調でレーザ発振を行っており、コイル52は消去用
バイアス磁界を発生している。第2レーザダイオード7
2も、レーザ発振を行っている。
【0034】まず、ビームスポット201 および203
によるトラッキング制御と、ビームスポット202 によ
る再生とが行われる。そして、ビームスポット202
よって消去すべき内容がモニタされながら、ビームスポ
ット24による消去が行われる。
【0035】再生時には、モード信号E30、E54お
よびE70は再生モードを指定している。制御信号E4
2は、たとえば消去モードと同じ状態を指定している。
再生モードが指定されると、第1レーザダイオード32
は励起されず、第2レーザダイオード72のみがレーザ
発振を行っている。また、コイル52はバイアス磁界を
発生しない。再生時は、図3に示すように、ビームスポ
ット201 および203 によるトラックT16のトラッ
キングと、ビームスポット202 によるパターン162
の再生とが行われる。
【0036】再記録は、次のように行われる。この場
合、モード信号E30、E54およびE70は再記録モ
ードを指定している。また、制御信号E42は、再記録
ビームをトラッキングビームの間にわり込ますことを指
定している。この指定によって、図4に示すように、ビ
ームスポット26がスポット202 および203 の間に
配置される。まず、ビームスポット201 および203
によるトラッキングが行われ、ビームスポット202
よって再記録すべき個所が検索される。再記録個所がみ
つかると、コイル52から再記録要バイアス磁界が発生
され、ビームスポット26による再記録が行われる。ビ
ームスポット26による記録結果は、ビームスポット2
2 によって、直ちにモニタされる。
【0037】従って、このようにすれば第1光ビームを
ビームスポット24としてセクタの消去を行った後に、
外部バイアス磁界の反転とともに第1光ビームをビーム
スポット26として再記録を行い、この直後に、第2ビ
ームのビームスポット202により記録情報のチェック
(アフターモニタ)を行うようにできるので、従来のデ
ィスクの1回転目で記録情報の消去を行い、2回転目で
消去された部分への情報記録を行い、3回転目で記録情
報の再生確認を行うものと比べ、ディスクの1回転目で
消去ビームによる消去を行い、続く2回転目で、記録ビ
ームによる情報の記録および再生ビームによる再生確認
を行うようにできるようになり、ディスクの合計2回の
回転で消去、再記録、再生確認までを行うことができ、
記録媒体への再記録を短時間で行うことができ、かかる
再記録を効率よく行うことができる。
【0038】なお、この明細書に記載された図面に示さ
れた実施例は、この発明を何ら限定するものではない。
この発明の趣旨および特許請求の範囲内において種々の
変更等が可能である。たとえば、第5図では反射読出し
方式を示したが、この発明は、たとえばファラデー効果
(Faraday effect) を利用した透過読出し方式にも適用
できる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、最
初に第2ビームにより消去すべき特定セクタを検出し、
そして第1光ビームを消去ビームとして記録トラック中
の所定位置を消去し、次いで、外部バイアス磁界の反転
とともに第1光ビームを記録ビームとして前記記録トラ
ック中の所定セクタに情報を記録するとともに、この記
録ビームによる記録状態を第2光ビームの再生ビームを
用いて再生確認するようになる。つまり、第2ビームに
より消去すべき特定セクタを検出し、第1光ビームを消
去ビームとして消去を行った後、記録ビームとして、第
2光ビームの再生ビームより先行して再記録を行い、そ
の後、再生ビームは、記録ビームに後続して、再記録さ
れた情報のチェック(アフターモニタ)を行うようにし
たので、ディスクの1回転目で消去ビームによる消去を
行い、続く2回転目で、記録ビームによる情報の記録お
よび再生ビームによる再生確認を行うようにでき、ディ
スクの合計2回の回転で消去、再記録、再生確認までを
行うことができ、従来の3回転を要するものと比べて記
録媒体への再記録の時間を大幅に短縮でき、再記録のた
めの効率を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置によってトラッキ
ングを行いながら光磁気記録再生を行う場合を説明する
図。
【図2】一実施例に係る装置によってトラッキングを行
いながら記録済情報を消去する場合を説明する図。
【図3】一実施例に係る装置によってトラッキングを行
いながら記録済情報を再生する場合を説明する図。
【図4】一実施例に係る装置によってトラッキングを行
いながら再記録を行う場合を説明する図。
【図5】図1ないし図4で説明される動作を行う光磁気
記録再生装置の概略構成を示すブロック図。
【図6】図5に示される光偏向器の具体例を示す斜視
図。
【符号の説明】
T10、T14、T16…記録済トラック、101 〜1
3 、121 、142、161 〜163 …残留磁化パタ
ーン(記録パターン)、201 〜203 …トラッキング
用ビームスポット(202 …再生用ビームスポット)、
22…記録用ビームスポット、T12…記録トラック、
24…消去用ビームスポット、141 …消去済パター
ン、T18…記録トラック、181 …再記録パターン、
26…再記録用ビームスポット、30…記録用レーザ駆
動回路、Er…記録信号、32…第1レーザダイオード
(第1光源)、E30…第1モード信号、B32…第1
光ビーム、34、74…コリメータレンズ、36…偏光
ビームスプリッタ、38…1/4波長板、40…光偏向
器、42…光偏向器駆動回路、E42…偏向制御信号、
44、48、80…レンズ、46…ダイクロイックミラ
ー、50…記録再生ピックァップ(ピックァップ手
段)、52…バイアス磁界発生コイル、54…バイアス
コイル駆動回路、E54…第2モード信号、I52…駆
動電流、56…記録媒体ディスク、58…シリンドリカ
ルレンズ、60、88、92、94、96…光検出器、
62、98、100…差動増幅器、E62…フォーカス
制御信号、E70…第3モード信号、76…回折格子、
78…偏光子、82、84…ハーフミラー、86、90
…検光子、Ep …再生信号、E100…トラック制御信
号、102…バッファメモリ、E102…記録情報、1
04…再生増幅器、E104…モニタ情報、106…比
較器、E106…チェック信号、401 …第1ミラー、
402 …第2ミラー、403 …第3ミラー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセクタを持つトラックを有する記
    録媒体に対する情報の記録再生を磁気光学効果を利用し
    て行う装置において、 情報の記録または消去を行う第1光ビームを提供する第
    1光源と、 情報の再生を行う第2光ビームを提供する第2光源と、 前記第1光ビームと前記第2光ビームを前記記録媒体の
    同一記録トラック上に所定距離離して差し向ける光学手
    段と、 前記第1光ビームと前記第2光ビームとが共通に通過し
    て、その通過ビームを収束させるピックアップと、 前記第1光ビームによる情報の記録と消去で外部バイア
    ス磁界を反転させる手段とを具備し、 前記第2ビームにより消去すべき特定セクタを検出し、
    前記第1光ビームを消去ビームとして前記記録トラック
    中の所定セクタを消去し且つ前記外部バイアス磁界の反
    転とともに前記第1光ビームを記録ビームとして前記記
    録トラック中の所定セクタに情報を記録するとともに該
    記録状態を前記第2光ビームを再生ビームとして再生確
    認することを特徴とする光磁気記録再生装置。
JP18578393A 1993-07-28 1993-07-28 光磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0792943B2 (ja)

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