JPH0764235B2 - ちょう架線碍子の交換器具及び交換方法 - Google Patents

ちょう架線碍子の交換器具及び交換方法

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JPH0764235B2
JPH0764235B2 JP14193390A JP14193390A JPH0764235B2 JP H0764235 B2 JPH0764235 B2 JP H0764235B2 JP 14193390 A JP14193390 A JP 14193390A JP 14193390 A JP14193390 A JP 14193390A JP H0764235 B2 JPH0764235 B2 JP H0764235B2
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孝志 飛知和
雅夫 福田
克幸 永木
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Nagaki Seiki Co Ltd
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Nagaki Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は軌道上の架線を支持しているちょう架線とそれ
を支持するビームとの間に介装されている碍子を交換す
るための交換器具及び交換方法に関するものである。
(従来の技術) 軌道上に配線される架線1は、第3図に示すように、そ
の上方に配線されたちょう架線2にて支持されており、
このちょう架線2が軌道に沿って所定距離毎に配設され
たビーム3にて碍子4を介して支持されている。そし
て、この碍子4は絶縁に対する信頼性を確保するために
一定期間毎に交換されている。
この碍子4の交換を行う場合、従来はビーム3の手前位
置で軌道上からちょう架線2に梯子5を立て掛けてこの
梯子5を登り、ビーム3を構成している部材3aに第5図
に示すようなフック41を引っ掛けるとともにこのフック
41に引張具42の一端の係止具43を係合させた後梯子5上
に戻り、引張具42を引き伸ばして他端のフック44をちょ
う架線2に係合させ、その後引張具42を操作してちょう
架線2を引き上げることによって碍子4に作用している
荷重を除去し、碍子4の交換作業を行っている。
引張具42としては、第5図に示すように、先端に係止具
43を取付けた絶縁ベルト45を、本体46のドラム47に巻き
付け、このドラム47を図示しないラチェット機構を介し
て操作ハンドル48にて回転可能に構成するとともに、本
体46にちょう架線2に係合可能なフック44を取付けたも
のが用いられている。
碍子4は上下に2段設けられ、第4図に示すように、ビ
ーム3から吊下げられた環ボルト6にボルト7とナット
8にて上段の碍子4が取付けられるとともにその下に下
段の碍子4が同様に取付けられ、この下段の碍子4にち
ょう架線2が掛けられている。また、ボルト7にはナッ
ト8の緩み止めの安全ピン9が貫入されており、碍子4
の交換は、上記のようにしてちょう架線2の荷重を除去
した状態で安全ピン9を引き抜き、ナット8を緩めて碍
子4を取り外した後、逆の手順で新たな碍子4を取付け
ている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記のような碍子4の交換作業においては、
梯子5上でフック41をビーム構成部材3aに係合させる必
要があり、そのために時間がかかるとともに危険を伴う
作業となるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、簡単にかつ安全に
ちょう架線碍子を交換できる器具及び交換方法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明のちょう架線碍子の交換器具は、上記目的を達成
するため、ちょう架線を碍子を介して支持しているビー
ムの構成部材に係合可能な係合体と、係合体に移動操作
可能に装着されて係合体との間でビーム構成部材を挟持
する挟持片と、係合体から長く延出された挟持片の移動
操作杆とを備えた引張具取付具と、係合体に一端を連結
可能でかつ他端にちょう架線に対する係合部を備えると
共に引張具の長さを伸長・収縮させる伸長・収縮手段を
備えた引張具とから成ることを特徴とする。
又、本発明のちょう架線碍子の交換方法は、係合体と挟
持片と係合体から長く延出された挟持片の移動操作杆と
を備えた引張具取付具の係合体に引張具の一端を連結し
た状態で、引張具取付具の軌道操作杆を持って、ちょう
架線を碍子を介して支持しているビームの構成部材に係
合体を係合させた後、移動操作杆を操作して係合体と挟
持片にてビーム構成部材を挟持し、次に引張具の他端を
ちょう架線に係合させた後、引張具の伸長・収縮手段を
操作して引張具を収縮させることによりちょう架線を引
き上げて碍子に作用している荷重を除去し、碍子を交換
することを特徴とする。
(作用) 本発明の上記構成のちょう架線碍子交換器具を用いて上
記のような交換方法にて碍子を交換すると、ちょう架線
に立て掛けた梯子上のビームの下方から、ビーム上に乗
り移ることなく、移動操作杆を操作するだけでビーム構
成部材に引張具取付具を固定することができ、すべて梯
子上での作業となるため、簡単かつ安全な作業でちょう
架線碍子を交換することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図を参照しな
がら説明する。
10はちょう架線碍子交換器具であり、引張具取付具11と
引張具12にて構成されている。引張具取付具11は、ビー
ム3の上端を構成するアングル材3aに係合可能な倒立L
字状の係合体13と、係合体13との間でアングル材3aを挟
持する挟持片14と、係合体13から下方に長く延出された
移動操作杆15とを備えている。係合体13は、適当間隔あ
けて配置された一対の倒立L字状の板材16a、16bにて構
成されており、その水平部17においてはパイプを外嵌さ
せたボルト等から成る複数の締結具18にて締結され、垂
直部19においては上端から適当距離の位置と下端位置で
結合片20a、20bにて一体的に結合されている。係合体13
の水平部17の先端には係合突部21が下方に突設されてい
る。又、係合体13の垂直部19の結合片20a、20b間におい
て一対の板材16a、16bにて挟持片14が摺動自在に支持さ
れ、かつこの挟持片14が両結合片20a、20bにて両端が回
転自在に支持されたねじ軸22に螺合し、ねじ軸22の回転
によって水平部17に対して遠近方向に移動するように構
成されている。ねじ軸22の下端は結合片20bを貫通して
下方に突出し、その突出端部に移動操作杆15の上端が固
定されている。この移動操作杆15はFRP等の絶縁パイプ
にて構成されている。係合体4を構成する一対の板材16
a、16bにおける垂直部19の背面側に両側に突出するよう
に連結ブラケット23が固着させ、その両側部に連結穴24
が設けられている。そして、いずれか一側部の連結穴24
に対して連結環25を介して引張具12の一端が結合されて
いる。
これは、軌道が曲がって場合にちょう架線2もいずれか
の方向に山形に屈曲するので、その屈曲方向に合わせて
いずれか都合の良い方の連結穴24に結合できるようにし
てある。
引張具12は、絶縁体から成る主筒体26に対して出退可能
に絶縁体から成る出退軸27を嵌合するとともに出退軸27
の先端に連結環25に対する連結具28を固定し、主筒体26
の下端に出退軸27に対する送りねじ機構を内蔵した本体
29を固定し、この本体29の下端に絶縁体30を介してちょ
う架線2に係合させるフック31を連結して構成されてい
る。又、本体29には、送りねじ機構を操作する操作ハン
ドル32が着脱可能に装着されている。
以上の構成のちょう架線碍子交換器具10を用いて第3図
に示すように碍子4を交換する場合には、第1図に示す
ように引張具取付具11の係合体13におけるいずれかの連
結穴24に引張具12を結合して置き、これを持ってちょう
架線2に立て掛けた梯子5を登る。次に、引張具取付具
11の移動操作杆15の下端部を持ち、第1図に仮想線で示
すように、係合体13をビーム3の上端のアングル材3aの
上面に係合させた後、移動操作軸15を軸心回りに回転さ
せ、ねじ軸22を回転させて挟持片14を上昇させ、係合体
13と挟持片14にてアングル材3aを挟持し、引張具取付具
11をビーム3に固定する。次に、引張具12の操作ハンド
ル32を回転し、出退軸27を突出させて引張具12を伸長さ
せ、下端のフック31をちょう架線2に係合させた後、操
作ハンドル32を逆回転させて引張具12を収縮させ、ちょ
う架線2を上方に引き上げ、碍子4に作用している荷重
を除去する。この状態で、第4図における安全ピン9を
引き抜き、ナット8を緩めて碍子4を取り外した後、逆
の手順で新たな碍子4を取付けて碍子4を交換する。こ
の作業中において、引張具取付具11の移動操作杆15が絶
縁体にて構成され、かつ引張具12の本体筒26及び出退軸
27が絶縁体にて構成されるとともに、本体29とフック31
の間に絶縁体30が介装されているので、作業工具がこれ
らに接触しても短絡を生ずることがなく、活線状態での
作業も安全に行うことができる。碍子4の交換が終了す
ると、操作ハンドル32を操作してちょう架線2からフッ
ク31を外し、移動操作杆15を回転して挟持片14を下降さ
せて挟持を解除し、そのまま移動操作杆15を持って係合
体13をアングル材3aから取り外すことによって作業は完
了する。
上記実施例では、本体筒26から出退軸27が出退する伸縮
タイプの引張具12を用いたが、第5図に示したような絶
縁ベルトを巻き取る方式の引張具42を用いても何ら差し
支えない。
(発明の効果) 本発明のちょう架線碍子の交換器具及び交換方法によれ
ば、ちょう架線に立て掛けた梯子上で、ビーム上に乗り
移ることなく、ビームの下方から移動操作杆を操作する
だけでビーム構成部材に引張具取付具を固定することが
でき、又、ちょう架線を引き上げて碍子に作用している
荷重を除去する作業を、引張具の伸長・収縮手段を操作
して引張具を収縮させることにより行うことができ、こ
の伸長・収縮手段は従来の引張具の場合と同様梯子上の
作業者が操作しやすい位置に設定されるので、すべて梯
子上での作業で碍子の交換を行うことができるため、簡
単かつ安全な作業でちょう架線碍子を交換することがで
きるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるちょう架線碍子の交
換器具の側面図、第2図は同交換器具の引張具取付具の
正面図、第3図は従来のちょう架線碍子の交換作業状態
を示す正面図、第4図はちょう架線の支持状態を示す正
面図、第5図は交換作業に用いられる引張具の正面図で
ある。 2……ちょう架線 3……ビーム 4……碍子 10……ちょう架線碍子交換器具 11……引張具取付具 12……引張具 13……係合体 14……挟持片 15……移動操作杆

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ちょう架線を碍子を介して支持しているビ
    ームの構成部材に係合可能な係合体と、係合体に移動操
    作可能に装着されて係合体との間でビーム構成部材を挟
    持する挟持片と、係合体から長く延出された挟持片の移
    動操作杆とを備えた引張具取付具と、係合体に一端を連
    結可能でかつ他端にちょう架線に対する係合部を備える
    と共に引張具の長さを伸長・収縮させる伸長・収縮手段
    を備えた引張具とから成ることを特徴とするちょう架線
    碍子の交換器具。
  2. 【請求項2】伸長・収縮手段が操作ハンドルを備えたも
    のである請求項1記載のちょう架線碍子の交換器具。
  3. 【請求項3】係合体と挟持片と係合体から長く延出され
    た挟持片の移動操作杆とを備えた引張具取付具の係合体
    に引張具の一端を連結した状態で、引張具取付具の移動
    操作杆を持って、ちょう架線を碍子を介して支持してい
    るビームの構成部材に係合体を係合させた後、移動操作
    杆を操作して係合体と挟持片にてビーム構成部材を挟持
    し、次に引張具の他端をちょう架線に係合させた後、引
    張具の伸長・収縮手段を操作して引張具を収縮させるこ
    とによりちょう架線を引き上げて碍子に作用している荷
    重を除去し、碍子を交換することを特徴とするちょう架
    線碍子の交換方法。
  4. 【請求項4】伸長・収縮手段が操作ハンドルを備えたも
    のであって、この操作ハンドルを回転させることにより
    引張具を収縮させる請求項3記載のちょう架線碍子の交
    換方法。
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CN108462104A (zh) * 2018-03-21 2018-08-28 国网河北省电力有限公司衡水供电分公司 一种辅助更换绝缘子的装置
CN109244945B (zh) * 2018-11-29 2024-04-02 国网安徽省电力有限公司滁州供电公司 一种等电位更换耐张单片绝缘子专用绝缘吊架
CN115302243B (zh) * 2022-08-25 2023-11-24 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司昆明局 绝缘子拆装装置

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