JP2920169B2 - 外輪拡開式カムアロングとロック装置 - Google Patents

外輪拡開式カムアロングとロック装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電線或いはワイヤの引止に用いるカムアロン
グに関するものである。
[従来の技術] プレハブ工法延線に例をとり第6図について述べる。
プレハブ工法では複数鉄塔の各径間に対応した長さの電
線E1,E2……を夫々割ワイヤWを介して接続し、一挙に
延線する。割ワイヤの接続は電線の送り出しドラムDと
第1鉄塔の間で、次の順に行う。まずドラムDから引出
される電線の適当箇所に在来型カムアロングAを取付
け、これをセミワイヤS1で地上に仮止めする。地上に横
たわった電線は切断して電線E1とE2以下とに区分し、夫
々の端部にクランプC1,C2を圧着し、両クランプ間に処
定長さの割ワイヤWを挿入連結して、E1,W,E2……と連
なる線状体にする。この線状体は鉄塔金車Kを介し、遠
隔の巻取ドラムに連なり、張力を受けている。セミワイ
ヤS1を緩め、張力をセミワイヤS1から線状体に移そうと
すると、線状体はカムアロングAもろとも金車K方向へ
移動する。第6図はこのときの状態を示す。カムアロン
グAは金車Kを通過できないので、巻取ドラムを駆動さ
せる前に撤去しておかねばならぬ。しかしこの時のカム
アロングはドラムDから40〜50mほど移動しており、高
さも20〜30mほどになっている。ところが従来のカムア
ロングAは手作業を加えないと、電線把持を解除できな
い構造である。このため作業者は割ワイヤを伝ってカム
アロングに達し、そこで危険な宙乗り作業を行うか、或
いはカムアロングの垂線位置に20〜30m高さの作業台を
仮設して、この上で作業をせねばならなかった。
地上からの遠隔操作でこの解除を可能にすることが要
望されていた。
[問題点解決の手段] 電線と割ワイヤを接続する内輪へ外輪を回転自在に被
挿し、下部にセミワイヤを連結する脚を設ける。外輪
は、一端蝶番結合された1対の外輪片で構成し、夫々の
他端に重ね合わせ可能な突片を設ける。この両突片を挟
持可能なコ形金具を一方の突片を枢着し、常時は挟持位
置にロックされるが、コ形金具に連結した引綱を地上で
けん引すると、コ形金具が回動して、両突片を解放し、
両外輪片が蝶番部中心に開いて自動落下するようにす
る。ロック装置に関しては各種の構造が考えられるが、
次に実施例として2例を挙げる。
[実施例] 図面について説明する。第1図のアイプレート1は短
冊形板の両端に耳1a,1bを備えたもので、その一方には
電線E、他方には割ワイヤWが接続される。内輪2は軸
線方向半切円筒をアイプレート1の中央部へ対向固着し
たもので、両端に環状鍔2aを備える。第2,3に示す1対
の外輪片3は、一端がピン4で蝶番結合され、他端は重
ね合わせ可能な突片3aになっており、両者で内輪2を回
転自在に抱持可能な外輪を形成する。下方の外輪片3に
はセミワイヤ引止脚3bが突出させてある。また同じ外輪
片3には突片3aに側縁3cが張出している。コ形金具5は
両突片3を挟持可能であるが、側縁3cに対応する側縁を
備え、両者はピン6で枢着される。即ちコ形金具5はピ
ン6中心に回動することにより、突片3の挟持を解放可
能で、その際下方の外輪片3はコ形金具もろとも拡開可
能となる。
第2図に示す円弧形リンク7,7は互いに一端部が枢着
され、その両端は夫々異なる半円環体3の中央部に枢着
されている。このリンクは外輪が内輪を抱持していると
き、同様に内輪と接するように作ってある。従って半円
環体が蝶番中心に開いたとき、内輪を押出すように作用
する。
コ形金具の背面には台板8が突出固着され、これへ第
3図にしめすロック装置が装着される。ロックレバ9は
中央部で台板8に枢着され、ばね10により、常時一端で
コ形金具内の両突片を押圧するよう附勢されている。即
ちコ形金具5はピン6とロックレバ9とに挟まれロック
される。ブッシャ11は台板へ定間隔進退可能に装着さ
れ、その進退によりロックレバ9を回動或いは復元可能
であるが、ばね12により、常時はロックレバから離れて
位置するよう附勢されている。チューブ13は一端が台板
8に、他端が独立に存在するハンドル14に係止される。
ハンドル14には搖動柄15が枢着されている。線材16はこ
のチューブを貫通し、一端がプッシャ11に、他端が搖動
柄15に夫々係止されている。ハンドルと搖動柄とを一緒
に握りしめると、線材がばね12に抗してけん引され、プ
ッシャを進出させ、ロックレバが回動して、コ形金具の
ロックを解除する。
[作用] 本発明のカムアロングBを用いる延線作業では、先に
述べた公知のカムアロングAを用いる作業が先行する。
即ちカムアロングAを用いて、クランプC1,C2の間に割
ワイヤWを接続するまで行う。すべて地上作業である。
第6図はこのときの状態を示す。
次に電線E1と割ワイヤの接続部に本発明のカムアロン
グBを装着する。このときカムアロングAはセミワイヤ
S1で引止められ緊張している。カムアロングBはセミワ
イヤS2に接続するが張力はかかっていない。
この状態から出発し、まずセミワイヤS2を締め込ん
で、S1にかかる張力をS2に移す。このときカムアロング
Aの高さ位置は地上近くであるため、手動の地上作業で
容易に撤去できる。第7図には撤去後を示した。このあ
とセミワイヤS2を緩めその張力を線状体E1,W,E2に移
す。これに伴いカムアロングBは手の届かぬ高所へと上
昇している。この段階で地上作業者がハンドル14を操作
し、コ形金具のロックを解除する。外輪片は開いて、外
輪は地上へ落下する。カムアロングBは内輪だけとなっ
て、金車Kを通過可能となる。ワンタッチでロック解除
となるのが特徴である。[ロック装置の他の実施例] 第4,5図に示す如く、操作棒17をコ形金具5の背面へ
突出固着させ、これへロック解除用引綱18を接続させ
る。またロックレバ19をコ形金具の下辺へ、セミワイヤ
引止脚3bと同方向に突出固着させてある。このレバはセ
ミワイヤS2が緊張状態のとき、これと係合するようにな
っている。従って引綱18を引いてもコ形金具は回動せ
ず、ロック状態を維持する。セミワイヤS2は張力を失っ
たとき、地表へ垂れ下がるので、ロックレバと係合しな
い。このとき引綱18を引けば、コ形金具が回動し、ロッ
ク解除となる。ロック装置を簡単化したことを特徴であ
る。
図示しないが、内輪と外輪の係合構造が、外輪の両側
縁に鍔を設け、内輪を回動自在に囲繞するようにしても
よい。
[効果] 延線作業の際、地上高く引上げられたカムアロング
を、地上操作で簡単に撤去できる。電線上の宙乗り作
業、或いは特定箇所への作業台仮設が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内輪附近斜視図、第2図は外輪附近正面図、第
3図は同平面図、第4図はロック装置の他の実施例正面
図、第5図は同装置の斜視図、第6図は従来のカムアロ
ングAの使用説明図、第7図は本発明のカムアロングB
の使用説明図である。 A,B……カムアロング、E1,E2……電線、W……割ワイ
ヤ、C1,C2……クランプ、S1,S2……セミワイヤ、D……
電線送り出しドラム、K……鉄塔金車、1……アイプレ
……ト、2……内輪、3……外輪片、3a……突片、3b…
…引止脚、3c……側縁、5……コ形金具、7……リン
ク、8……台板、9……ロックレバ、11……プッシャ、
13……チュ……ブ、14……ハンドル、15……搖動柄、16
……線材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 洋一 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三 和テッキ株式会社内 (72)発明者 浅見 哲世 群馬県邑楽郡邑楽町大字新中野9―7 (56)参考文献 特開 平3−127414(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 1/00 - 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に耳を備え一方を電線引止クランプに
    また他方を割ワイヤに夫々接続可能なアイプレートと、
    アイプレートの外周へ固着した内輪と、内輪を回転可能
    に抱持する1対の外輪片の各一端を蝶番結合し他端は重
    ね合わせ可能な突片とした外輪と、下方外輪片へ半径方
    向に突出させたセミワイヤ引止脚と、両突片の片方に枢
    着され両突片を挟持或いは解放可能なコ形金具と、コ形
    金具に附設され両突片挟持位置でロック可能なロック装
    置とから構成され外輪拡開式カムアロング。
  2. 【請求項2】互いに一端を枢着した1対の円弧形リンク
    から成り、その両端を夫々異なる外輪片の中央部に枢着
    し、外輪片の拡開により内輪を押出し可能としたリンク
    装置を附設した特許請求の範囲第1項記載の外輪拡開式
    カムアロング。
  3. 【請求項3】コ形金具背面へ突出固着された台板と、同
    台板へ枢着され附設ばねにより常時一端で外輪両突片の
    コ形金具からの抜け出しを疎止可能に附勢されたロック
    レバと、台板へ定間隔進退可能に装着されロックレバを
    回動或いは復元可能なプッシャと、一端は台板に他端は
    独立に存在するハンドルに夫々係止されたチューブと、
    チューブ内を貫通し一端をプッシャに他端を上記ハンド
    ル附設の搖動柄に夫々係止した線材とから成り、特許請
    求の範囲第1項のカムアロングに附設されたカムアロン
    グのロック装置。
  4. 【請求項4】コ形金具背面へ突出固着されロック解除用
    引網に接続させた操作棒と、コ形金具の一辺へセミワイ
    ヤ引止脚と平行に固定されセミワイヤが緊張状態のとき
    外輪の引止脚を回り止め可能なロックレバとから成り、
    特許請求の範囲第1項のカムアロングに附設されたカム
    アロングのロック装置。
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