JPH053832Y2 - - Google Patents

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JPH053832Y2
JPH053832Y2 JP10399189U JP10399189U JPH053832Y2 JP H053832 Y2 JPH053832 Y2 JP H053832Y2 JP 10399189 U JP10399189 U JP 10399189U JP 10399189 U JP10399189 U JP 10399189U JP H053832 Y2 JPH053832 Y2 JP H053832Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は地中にある既設埋設管の押し出し撤去
作業に用いる工具に関するものである。
〔従来の技術〕
地中にある既設埋設管の撤去に関する従来の技
術として、たとえば第5図に示す既設埋設管の押
し出し撤去装置を用いた撤去方法がある(特開昭
63−165698号公報)。
第5図の押し出し撤去装置においては、押し出
し用鋼管52と、押し出し用鋼管52を既設埋設
管54の押し出し端部に差し込み密着させる管あ
て治具53とを備えた、起点となる立坑56内に
設置する管押し機51と、一端に地盤55中に埋
設してある既設埋設管54を内側から把持固定す
る把持部58を連結し、他端に長さ調整用のネジ
山付鋼管512と門形クサビ押え部513を連結
した外管510および外管510に挿入するジヤ
ツキ力伝達鋼棒511とを備えた、終点となる立
坑57内に設置する初期推力分散装置とからな
り、初期推力分散装置のジヤツキ伝達棒511
は、一端に前記外管510に連結した把持部58
を押し拡げるジヤツキ力伝達部59を有し、他端
にジヤツキ側結合部516を介して引き込み用ジ
ヤツキ架台518に載置した引き込み用ジヤツキ
517と結合する把持具結合部515を有して構
成され、かつ前記の外管510の門形クサビ押え
部513に差し込み、たたき込むことにより外管
510を前方へ移動させ、前記ジヤツキ力伝達部
59により外管510の把持部58を押し拡げ、
外管510の把持部58により既設埋設管54内
の任意の位置を把持固定する門形クサビ514を
備えている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のこの種の既設埋設管押し出し装置は、既
設埋設管を地中から撤去する手段として、押し出
し方法と引き込み方法の両者を併用していること
と、既設埋設管内の把持部は、機能上、把持部の
押し拡げ機構で構成されることから判断して、初
期推力分散装置の先端に一箇所しか装備できない
ため次のような問題があつた。
一つの問題点として、既設埋設管を押し出す方
法および引き込む方法を併用していることから、
起点となる立坑側に管押し機を、また終点となる
立坑側に引き込み用ジヤツキをそれぞれ装備し
て、起点および終点の両立坑管に相互に連携して
埋設管を地中から撤去する作業を行わねばなら
ず、作業上の困難性が避けられない。
また、他の問題点として既設埋設管内に、初期
推力分散装置の把持部が押し拡げ機構により構成
されていることから判断して一箇所しか装備でき
ないため、既設埋設管内への把持力が集中し、引
き込み用ジヤツキによる引き込み力が増大するに
従い、既設埋設管が内側から破壊する恐れが生じ
ることである。
本考案は上記問題点を解決し、作業を容易化
し、既設埋設管の撤去に際して破壊する恐れのな
い既設埋設管の撤去装置を提供することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するため、既設埋設
管の端部に圧接する押し出し用鋼管と押し出し用
鋼棒とを備えた元押装置の前記押し出し用鋼棒の
押し出し方向端部に取り付ける埋設管撤去工具で
あつて、単一のフレームに回転軸にて枢軸で連結
した複数のカムと、前記カムを遠隔操作により任
意に作動させるワイヤロープとを備えたカム作動
板からなり、前記カムは、前記フレームにカム回
転軸を介して回転自在に枢軸で連結され、かつ前
記カムは、一方の側面に一体化して備えた連結ピ
ンにより前記カム作動板と係合して連結し、さら
に前記カムは、前記カムを作動時に作動方向に牽
引する力を与えるカム作動用ばねにより前記フレ
ームに連結され、前記カム作動板は、前記カムが
常時傾倒する力を与えるカム傾倒用ばねにより前
記フレームに連結された構造を備えて構成されて
いることを特徴としている。
〔作用〕
本考案は、土中にある撤去の対象とする既設埋
設管の一端を元押装置の押し出し用鋼管で押すと
同時に、既設埋設管内の任意の位置に予め設置し
ておいた埋設管撤去工具を、元押装置の押し出し
用鋼棒を介在させて押すことにより、埋設管撤去
工具の具備している複数のカムによつて撤去管内
を把持することで、押し力が既設埋設管内部に伝
達する構成であることから、既設埋設管へ加わる
力を分散して、管の座屈などの障害を防止しつ
つ、より安全に土と既設埋設管との接触固定が解
かれ、土中における土の拘束力から既設埋設管を
解放することができる。したがつて、従来の技術
における引き込み用ジヤツキが不要となり、撤去
作業は容易となる。また、初期推力分散装置の既
設埋設管内把持部を、従来の一箇所から複数箇所
にすることにより、把持力は分散され、管の内側
からの破壊の恐れがなくなり、既設埋設管の撤去
機能が向上する。以下図面にもとづき実施例につ
いて説明する。
〔実施例〕
第1図は、本考案の埋設管撤去工具実施例の構
成概要を示す図である。1は起点となる立坑6内
の設置する元押装置、2は撤去する既設埋設管4
の端部に圧接する押し出し用鋼管、3は埋設管撤
去工具8へ押し力を伝達する押し出し用鋼棒、1
aは押し出し用鋼棒3を把持固定する把持機構
部、 5は地盤、7は終点となる立坑、8a乃至8d
は埋設管撤去工具8の主要構成部品であり、8a
は既設埋設管4の内側を直接把持固定するカムで
複数箇からなる。8bはカム8aを遠隔操作する
ためのカム作動板、8cは起点となる立坑6の側
からカム作動板8bを動作させる目的でカム作動
板8bに連結したカム遠隔操作用ワイヤロープ、
8dはカム作動板8bと係合し、カム8aを連結
するカム8aと一体化した連結ピンである。
第1図により、本考案の埋設管撤去工具8の実
施例を用いた既設埋設管4の押し出し撤去方法に
ついて説明する。
埋設管撤去工具8を既設埋設管4の任意の位置
に設置するために、カム8aが既設埋設管4の内
側を把持固定しない状態に倒しておき、押し出し
用鋼棒3を埋設管撤去工具8の後段に接続しなが
ら、押し出し用鋼棒3で埋設管撤去工具8を押し
て既設埋設管4内の任意の位置に設置する。
この状態から、起点となる立坑6側に突出して
いる押し出し用鋼棒3に押し出し用鋼管2を被せ
るとともに、把持機構部1aで押し出し用鋼棒3
を把持固定する。
これらの準備作業が完了したら、カム遠隔操作
用ワイヤ8cを起点となる立坑6側で人力などに
より引張ると、カム作動板8bがカム遠隔操作用
ワイヤロープの引張方向に移動することにより、
すべてのカム8aは連結ピン8dを介在して起き
上り図示の既設埋設管4の内壁に接した状態とな
り、この状態のままで、元押装置1により、矢印
方向に押し出し用鋼管2と押し出し用鋼棒3を押
し出す。このとき、元押装置1の押し出し力は既
設埋設管4の管端および管の内側に作用するの
で、既設埋設管へ加わる力は分散され、既設埋設
管4が座屈するなどの障害を防止しつつ、より安
全に地盤5の土と既設埋設管4との間の接触固定
が解かれ、地盤5の土中における土の拘束力から
解放される。その後、埋設管撤去工具8を既設埋
設管4から除去し、元押装置1のみにて既設埋設
管4を順次押し出し除去する。
第2図は本考案の埋設管撤去工具実施例の構成
要部構造図で、第1図“A”の部分のカムが起き
上つている状態を示す図である。
カム8aは、カム回転軸8fによりフレーム8
eに回転自在に枢軸連結され、カム8aの片方の
側面に連結ピン8dが一体的に取り付けられてい
る。
連結ピン8dは、カム作動板8bに設けた連結
孔8b−1に係合しており、カム作動板8bはフ
レーム8eの片方の側面に摺動可能な構造により
支持される。
なお、カム作動板8bには第1図に図示のカム
遠隔制御用ワイヤロープ8cが結合されている。
またカム8aとフレーム8eとの間は、複数の
カム8aのそれぞれとカム作動用ばね8gにより
連結しており、このカム作動用ばね8gにより常
にカム8aが起き上る方向に力が与えられてい
る。
さらに、フレーム8eとカム作動板8bとの間
はカム傾倒用ばね8hにより連結され、このカム
傾倒用ばね8hにより常にカム8aが傾倒する方
向に力が与えられる。
第2図は、カム8aが起き上つている状態を示
しており、この状態は、カム8aとフレーム8e
とにより、既設埋設管4を内側で把持固定してい
る状態である。この状態のときは、遠隔操作用ワ
イヤロープ8cを人力などにより引張り、その結
果、カム作動板8bが矢印方向に摺動すること
で、連結ピン8dはカム作動板8bにより矢印方
向に押されるため、カム8aがカム回転軸8fを
回転中心として起き上り、既設埋設管4の内側に
接触する。
なおカム作動用ばね8gの機能は、カム作動板
8bによりカム8aが起き上る方向に動作したと
き、機械的ながたつきにより、すべてのカム8a
が既設埋設管4の内側に均等に接触しないことを
予想して接触する方向に力を与えている。
第3図は本考案の埋設管撤去工具の構成要部構
造図で、カム8aが傾倒している状態を示す図で
ある。
カム8aが、第2図に示すように起き上つてい
る状態では、第1図により説明した準備作業にお
いて、既設埋設管4内の任意の位置に埋設管撤去
工具8を押し込んでいく際に、既設埋設管4の端
部の開口部でカム8aが既設埋設管4の内径を把
持する方向に作動してしまい、従つて埋設管撤去
工具8を既設埋設管4内の任意の位置まで押し込
んでいくことができない。
従つて、既設埋設管4を撤去する準備作業段階
では、既設管撤去工具8に具備している複数のカ
ム8aはすべて傾倒している状態に保持しておく
ことが必要である。
次にカム8aが傾倒している状態を保持するた
めの機構に関して、第4図の本考案の埋設管撤去
工具要部構造詳細図により説明する。第4図は、
第3図の矢印“B”方向視図であり、埋設管撤去
工具8の平面構造を示す図である。
カム8aとフレーム8e間は、第2図で説明し
たとおりカム作動用ばね8gで連結し、フレーム
8eとカム作動板8bとの間はカム傾倒用ばね8
hで連結している。このような二種のカム作動用
ばね8gとカム傾倒用ばね8hにより、カム8a
とフレーム8e間、およびフレーム8eとカム作
動板8bとを連結している状態を示しているのが
第4図である。
上述の本考案の埋設管撤去工具の実施例では、
四個のカムを具備していることから、カム作動用
ばね8gはカム8aごとに四個具備しており、カ
ム傾倒用ばね8hは一個備えている構造である。
本実施例では、カム作動用ばね8g四個のばね
の合力はカム傾倒用ばね一個のばねの弾力より小
さくしてあり、従つてカム作動板8bがカム傾倒
用ばね8hの力により矢印の方向に摺動する方向
で支持されるから、カム作動板8bに係合してい
る連結ピン8dがカム作動板8bに押されるた
め、カム8aがカム回転軸8fを回転軸中心にし
て傾倒して保持される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の埋設管撤去工具
は、撤去の対象となる既設埋設管の管内の任意の
位置に設置して、押す方向のみの力を加え、まず
最初に土と既設埋設管との間の接触固定を断ち、
土の拘束力から既設埋設管を解放し、解放後は埋
設管撤去工具を既設埋設管内から除去し、その後
は元押装置のみで既設埋設管を押し出し撤去でき
る工具であることから、押し出された既設埋設管
の切断作業も容易であるとともに、引き込み用の
装置も不要で、撤去作業が簡単になり、従来の既
設埋設管押し出し装置に比べ経済効果も大きいと
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の埋設管撤去工具実施例の構成
図、第2図および第3図は本考案の埋設管撤去工
具実施例要部構造図でそれぞれカムが起き上つて
いる状態および傾倒している状態を示す図、第4
図は本考案の埋設管撤去工具実施例の要部構造詳
細図、第5図は既設埋設管の押し出し撤去方法お
よびその装置構成の従来例を示す図である。 1……元押装置、1a……把持機構部、2……
押し出し用鋼管、3……押し出し用棒鋼、4……
既設埋設管、5……地盤、6……起点となる立
坑、7……終点となる立坑、8……埋設管撤去工
具、8a……カム、8b……カム作動板、8b−
1……連続孔、8c……カム遠隔操作用ワイヤロ
ープ、8d……連結ピン、8e……フレーム、8
f……カム回転軸、8g……カム作動用ばね、8
h……カム傾倒用ばね、51……管押し機、52
……押し出し用鋼管、53……管あて治具、54
……既設埋設管、55……地盤、56……起点と
なる立坑、57……終点となる立坑、58……把
持部、59……ジヤツキ力伝達部、510……外
管、511……ジヤツキ力伝達鋼棒、512……
ネジ山付鋼管、513……門形クサビ押え部、5
14……門形クサビ、515……把持具持結合
部、516……ジヤツキ側結合部、517,……
引き込み用ジヤツキ、518……引き込み用ジヤ
ツキ架台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 既設埋設管の端部に圧接する押し出し用鋼管と
    押し出し用鋼棒とを備えた元押装置の、前記押し
    出し用鋼棒の押し出し方向端部に取り付ける埋設
    管撤去工具であつて、 単一のフレーム8eに回転軸8fにて枢軸で連
    結した複数のカム8aと、 前記カムを遠隔操作により任意に作動させるワ
    イヤロープ8cとを備えたカム作動板8bからな
    り、 前記カムは、前記フレームにカム回転軸を介し
    て回転自在に枢軸で連結され、かつ 前記カムは、一方の側面に一体化して備えた連
    結ピン8dにより前記カム作動板と係合して連結
    し、さらに 前記カムは、前記カムを作動時に作動方向に牽
    引する力を与えるカム作動用ばね8gにより前記
    フレームに連結され、 前記カム作動板は、前記カムが常時傾倒する力
    を与えるカム傾倒用ばね8hにより前記フレーム
    に連結された構造を備えてなる ことを特徴とする埋設管撤去工具。
JP10399189U 1989-09-05 1989-09-05 Expired - Lifetime JPH053832Y2 (ja)

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JP10399189U JPH053832Y2 (ja) 1989-09-05 1989-09-05

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JPH0343188U JPH0343188U (ja) 1991-04-23
JPH053832Y2 true JPH053832Y2 (ja) 1993-01-29

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JP10399189U Expired - Lifetime JPH053832Y2 (ja) 1989-09-05 1989-09-05

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