JPH0511978Y2 - - Google Patents

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JPH0511978Y2
JPH0511978Y2 JP1985187296U JP18729685U JPH0511978Y2 JP H0511978 Y2 JPH0511978 Y2 JP H0511978Y2 JP 1985187296 U JP1985187296 U JP 1985187296U JP 18729685 U JP18729685 U JP 18729685U JP H0511978 Y2 JPH0511978 Y2 JP H0511978Y2
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cable
chuck mechanism
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cylinder
movable plate
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は地中の管路内に残存する使用済のケー
ブルを引抜く場合、特に初期の引抜きに有効に利
用することができるケーブルの引抜装置に関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来から、地中の管路内に配設されている使用
済のケーブルを引抜くには、例えば実公昭54−
30628号公報に記載されている様に、マンホール
内の地下管口から僅かに突出しているケーブル端
部に引抜金具を引つ掛けたりグリツプを巻き付
け、上記した引抜金具がグリツプに連結したワイ
ヤーをマンホールの内壁に複数取付けた滑車に案
内し、このワイヤー端部を地表に設置したウイン
チに連結し、ウインチの駆動でワイヤーを引つ張
りながら巻き取つてケーブルを引抜いていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記したした方法でケーブルを引抜く
と、使用済のケーブルが地中の管路から僅かに突
出しているケーブル端部に引抜金具を嵌め付けた
りグリツプを巻き付けて地表のウインチで巻き取
るので、引抜角度に無理が有り、しかも地中の管
路内に土砂や塵埃が充填してケーブルが埋設状に
なつているため引抜き初めの抵抗が著しく大きく
て初期の引抜きが困難である。又、上記したよう
に初期の使用済ケーブルの引抜抵抗は極めて大き
いので、マンホール内でワイヤーが切断したり引
抜金具がワイヤー端部から外れると、マンホール
内の設備を破壊する危険があり、安全性にも欠け
るものである。
そして、上記した従来の欠点を改良するため、
前記した実公昭54−30628号公報に記載されてい
る様に、2本のシリンダと両端に取付け金具を設
けた引き網を使用し、各シリンダを交互に伸張、
収縮を繰り返して次第にケーブルを引き抜くので
ある。
しかし、上記した従来のケーブル引き抜き装置
でも、一方のシリンダが伸張する場合には一方の
取付け金具をケーブルに対し緩めなければならな
いし、他方のシリンダが伸張する場合には他方の
取付け金具をケーブルに対して緩めなければ、引
き網が伸縮しない。従つて、各取付け金具を緩め
たり固く固定する作業が必要であるから極めて非
能率的で、連続した作業をすることができない。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記した点に鑑み提案されたもので、
ストツパを取付けることができる案内材を複数本
並列し、上記した案内材の一端に通孔部を有する
固定基板を設けるとともに他端に取付基板を設
け、上記した案内材に沿つて摺動することができ
る移動板にチヤツク機構を設置し、該チヤツク機
構から延在するロツドを上記した取付基板に設け
たシリンダジヤツキに連絡し、地中の管路内に残
存する使用済みケーブルの端部を固定基板の通孔
部からチヤツク機構に挟持し、シリンダジヤツキ
の作動で移動板を案内材に沿い移動させるととも
に、移動時に案内材にストツパを取付けて移動板
の戻り移動防止と、ケーブルの切断によるチヤツ
ク機構の反力によるシリンダジヤツキへの激突を
防止する様にしたことを特徴とするのである。
〈実施例〉 以下に本考案を図面の実施例に付いて説明する
と、本考案のケーブルの引抜装置1は並列する複
数の棒状又は管状の案内材2…を有し、該案内材
2の一端に通孔部3を中央に有する円環状の固定
基板4を設けるとともに、案内材2の他端に取付
基板5を設ける。取付基板5は平板状で、中心に
通孔6が開設されている。
上記した案内材2にはストツパ用挿通孔2′を
一定間隔で開設するとともに移動板7を摺動可能
に支持し、該移動板7には固定基板4に向つて突
出するようにチヤツク機構8を設ける。尚、スト
ツパ用挿通孔2′は全ての案内材2に設けてもよ
いが、1本又は2本の案内材にだけ設けてもよ
い。
上記したチヤツク機構8は第3図、第4図で示
すように、固定基板4に向うようにして移動板7
に設けた筒体9の内部に固定基板4に向つて次第
に縮径する空部10を形成し、上記した空部10
に3分割された挟着片11を収納し、各挟着片1
1に植設した操作ロツド12を筒体9の軸方向に
沿つて開設した長孔13に通して筒体9の外面に
突出させたもので、空部10の内部に収納したコ
イルスプリング14で各挟着片11を空部10の
縮径先端に押圧付勢する。また、各操作ロツド1
2にスプリング15を設け、上記各操作ロツド1
2をチヤツク機構8の外方に向かう様に付勢する
ことにより、各挟着片11を空部10の内面に常
に圧接状にする。したがつて、各挟着片11はコ
イルスプリング14により常に空部10の先端方
向に押圧されているが(第3図実線)、手動で各
操作ロツド12を長孔13に沿つて移動板7の方
向に移動すると、各挟着片11がスプリング15
の付勢で空部10の内面に沿いながら移動板7に
向つて移動し、各挟着片11により形成される挟
着空間が拡径する。
上記したチヤツク機構8には取付基板5に向つ
て延在するロツド16を設ける。このロツド16
の外周の一部又は全部に雄ネジを形成してあり、
取付基板5の通孔6を通つて外方に延長し、取付
基板5に設けたシリンダジヤツキ17を貫通して
いる。
上記したシリンダジヤツキ17は第5図で示す
ように取付基板5に添設する取付板18に設けた
外筒19の内部に筒状のピストンロツド20を移
動可能に挿通してなるもので、上記した外筒19
の内側に設けた内筒21でピストンロツド20の
内面を支持し、ピストンロツド20の端部に設け
たピストン部20′の後面と、外筒19とピスト
ンロツド20との空〓部22とに流体の供給排出
管23,24を接続する。
したがつて、供給排出管23から空気又はオイ
ルをシリンダジヤツキ17の内部に圧送すると、
ピストンロツド20が外筒19から突出して後方
に移動し、供給排出管24から空気又はオイルを
圧送するとピストンロツド20が外筒19内に入
るように移動する。外筒19から突出するピスト
ンロツド20の先端外面には雄ネジ部25を形成
する。
前記したロツド16は取付基板5の通孔6から
シリンダジヤツキ17の内筒21の内部を通つて
シリンダジヤツキ17から突出するもので、使用
時にはロツド16の後端部にストツパナツト26
を螺合してピストンロツド20の端部に当接させ
る。
本考案のケーブルの引抜装置1は上記したよう
な構成であつて、このケーブルの引抜装置1によ
り地中に配設した管路A内の使用済のケーブルB
をマンホールCの内部で引抜く工程を第6図から
第10図に基づいて以下に説明する。
(1) ケーブルの引抜装置1をマンホールC内に搬
入して、固定基板4をケーブルBが突出してい
るマンホールCの内壁にボルト等で固定する。
そして、ロツド16の後端にストツパナツト2
6を位置させてロツド16を固定基板4の方向
に伸ばし、移動板7を固定基板4に近ずけてチ
ヤツク機構8を固定基板4に接近させる。
この状態でチヤツク機構8の各操作ロツド1
2を後退して各挟着片11で構成する挟着空間
を拡径し、ケーブルBの先端の絶縁被膜を剥し
て上記した挟着空間に挿通し、操作ロツド12
を離してケーブルBの先端を各挟着片11で固
く挟持する(第6図)。
(2) 供給排出管23からシリンダジヤツキ17内
に流体を圧送してピストンロツド20をシリン
ダジヤツキ17から後方に突出するように移動
させ、ストツパナツト26によりロツド16を
後方に引つ張つて移動させる。これにより移動
板7が案内材2に沿い後方に移動するので、チ
ヤツク機構8がケーブルBを挟持したまま移動
板7とともに後方に移動し、ケーブルBが管路
Aからピストンロツド20の移動長さだけ引抜
かれる。
そして、ピストンロツド20が略々全長だけ
後方に移動したら、各案内材2の対応するスト
ツパ用挿通孔2′にストツパ27を挿着して移
動板7を支えるとともに、シリンダジヤツキ1
7に近いストツパ用挿通孔2′にもストツパ2
7′を挿着することによりケーブルBが切断し
た時にチヤツク機構8が反力でシリンダジヤツ
キ17に激突するのを防止することができる
(第7図)。
(3) 上記したのようにして移動板7が各ストツパ
27で支持されたら供給排出管24からシリン
ダジヤツキ17内に流体を圧送し、ピストンロ
ツド20をシリンダジヤツキ17の外筒19内
部に入り込むように移動させる(第8図)。こ
の場合、仮にケーブルBに地中での反力が残存
していて移動板7が戻ろうとしても、ストツパ
27で支えられているので戻り移動しない。そ
して、ストツパナツト26はピストンロツド2
0の端部に当接しているだけであるから、ピス
トンロツド20が外筒19内に移動してもロツ
ド16は移動しない。
(4) ピストンロツド20が充分に外筒19の内部
に入り込んだらストツパナツト26を回転して
移動させ、ピストンロツド20の端部に当接さ
せる(第9図)。
(5) 各ストツパ27′をストツパ用挿通孔2′から
外すとともに、供給排出管23からシリンダジ
ヤツキ17内に流体を圧送してピストンロツド
20をシリンダジヤツキ17から後方に突出す
るように移動させ、チヤツク機構8の移動でケ
ーブルBを管路Aから更に引き抜き、ピストン
ロツド20を略々全長だけ移動させる。そし
て、必要であれば上記した操作を数回繰り返
し、管路AからケーブルBがある程度抜けてケ
ーブルBが管路A内に戻らなくなつたら、ロツ
ド16の後端から袋状ナツト28を螺合してピ
ストンロツド20の雄ネジ部25にも螺着す
る。
この状態ではロツド16とピストンロツド20
とが一体状になるので、供給排出管24からシリ
ンダジヤツキ17内に流体を供給すると(第10
図)、ピストンロツド20とともにロツド16が
前方に移動する。
ロツド16が上記したのように移動すると、各
挟着片11がケーブルBを挟着しているので、移
動板7や筒体9が前進するけれど筒体9の内部で
各挟着片11がケーブルBで保持されて止つてい
る。
したがつて、上記した各挟着片11は筒体9の
内面に沿つて開くので、ケーブルBの先端が挟着
片11から外れることになり、ケーブルBの先端
とチヤツク機構8とが離れる。
上記したようにしてケーブルBの先端とチヤツ
ク機構8とが離れたら、ケーブルの引抜装置1を
マンホールから取り出し、ケーブルをウインチ等
で管路Aから引き抜けばよい。
このように、上記した本考案の実施例ではシリ
ンダジヤツキ17の作動だけで使用済のケーブル
Bを管路Aから初期に引き抜くことができるし、
ケーブルBの先端をチヤツク機構8から外すこと
もできる。
以上本考案を図面の実施例に付いて説明した
が、本考案は上記した実施例に限定されるもので
はなく、実用新案登録請求の範囲に記載の構成の
範囲内であればどのようにでも変更して実施する
ことができる。
〈考案の効果〉 以上要するに、本考案によればチヤツク機構で
ケーブルを確実に挟着することができるので、ケ
ーブルの引き抜き時に外れることがなく、また案
内材にストツパを取り付けることにより移動板が
戻つたり、若しくはケーブルが切断した場合にチ
ヤツク機構の反力によりシリンダジヤツキへの激
突を防止することができ、各種の事故が発生する
のを確実に防止することができる。
又、シリンダジヤツキ機構によりロツドでケー
ブルの中心を引いて管路から引き抜くので、引き
抜き抵抗が著しく軽減し、管路内でケーブルが土
砂等で埋設状になつていても確実に、迅速に引き
抜くことができる。さらに、案内材にストツパを
取り付けたり外す場合以外はシリンダにエアーや
オイルを圧送したり抜き取るだけで自動的にケー
ブルを引き抜くことができるので、作業が著しく
能率的となつて連続的に処理することができ、実
用的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
斜視図、第2図は一部を断面にした正面図、第3
図はチヤツク機構の縦断面図、第4図はチヤツク
機構の一部を断面にした正面図、第5図はシリン
ダジヤツキの下半を断面にした正面図、第6図か
ら第10図はケーブルの引き抜き状態の工程を示
す概略図である。 1はケーブルの引抜装置、2は案内材、4は固
定基板、5は取付基板、7は移動板、8はチヤツ
ク機構、16はロツド、17はシリンダジヤツ
キ、20はピストンロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ストツパを取付けることができる案内材を複数
    本並列し、上記した案内材の一端に通孔部を有す
    る固定基板を設けるとともに他端に取付基板を設
    け、上記した案内材に沿つて摺動することができ
    る移動板にチヤツク機構を設置し、該チヤツク機
    構から延在するロツドを上記した取付基板に設け
    たシリンダジヤツキを貫通させて後端にストツパ
    ナツトを螺合させ、地中の管路内に残存する使用
    済みケーブルの端部を固定基板の通孔部からチヤ
    ツク機構に挟持し、シリンダジヤツキの作動で移
    動板を案内材に沿い移動させるとともに、移動時
    に案内材にストツパを取付けて移動板の戻り移動
    防止と、ケーブルの切断によるチヤツク機構の反
    力によるシリンダジヤツキへの激突を防止する様
    にしたことを特徴とする地中の管路内に残存する
    使用済みケーブルの引抜装置。
JP1985187296U 1985-12-06 1985-12-06 Expired - Lifetime JPH0511978Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5819582B2 (ja) * 2009-09-17 2015-11-24 株式会社泉精器製作所 管の引き抜き工具
JP6869585B1 (ja) * 2020-11-04 2021-05-12 株式会社グランテック ケーブル引抜装置

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JPS5430628U (ja) * 1977-07-30 1979-02-28
JPS5818546A (ja) * 1981-07-27 1983-02-03 Tetsuro Hayakawa 内燃機関における燃焼条件を改善する装置

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