JPH0688111A - 高炉用タップホールを穿孔する機械 - Google Patents

高炉用タップホールを穿孔する機械

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JPH0688111A
JPH0688111A JP5171201A JP17120193A JPH0688111A JP H0688111 A JPH0688111 A JP H0688111A JP 5171201 A JP5171201 A JP 5171201A JP 17120193 A JP17120193 A JP 17120193A JP H0688111 A JPH0688111 A JP H0688111A
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JP
Japan
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rod
carriage
tap hole
finger
machine according
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Application number
JP5171201A
Other languages
English (en)
Inventor
Victor Kremer
ヴィクトル・クレム
Emile Lonardi
エミール・ロナルディ
Guy Thillen
ギー・ティラン
Philippe Malivoir
フィリップ・マリヴォワ
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Paul Wurth SA
Original Assignee
Paul Wurth SA
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B7/00Blast furnaces
    • C21B7/12Opening or sealing the tap holes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高炉の壁にタップホールを穿孔する機械を提
供する。 【構成】 この機械では、タップホールをタップホール
粘土で塞いだ後に、この粘土が完全に硬化する前にこの
粘土へロッドを打ち込み、タップホールを開口する目的
で所望時にロッドを引き抜く方法が用いられ、この機械
は装着部(10)と、この装着部(10)に沿って変位
できるキャリッジ(32)と、この第1キャリッジ(3
2)のための駆動手段とを含む。案内手段(68、7
0)はロッドの案内チャンネル(64)を規定し、また
内部へ近づくための縦方向開口(78)を有し、案内チ
ャンネル(64)はこれと垂直である。フィンガ(4
2)は、前記縦方向開口(78)を通じて前記案内チャ
ンネル(64)の内部へ進入して穿孔ロッド(54)の
一端に軸方向推力を発生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、高炉の壁にタップホールを穿孔
する機械であって、タップホールをタップホール粘土で
塞いだ後に、この粘土が完全に硬化する前にこの粘土へ
ロッドを打ち込み、タップホールを開口する目的で所望
時にロッドを引き抜く方法を用いる機械に関する。かか
る機械は、高炉の壁の前方でタップホールの軸線の延長
部の作業位置に配向できる装着部と、この装着部に沿っ
て変位できる第1キャリッジと、この第1キャリッジを
この装着部に沿って駆動するための前記第1キャリッジ
の駆動手段とを含む。
【0002】ロースト・ロッド法(lost-rod method)を
適用するために、従来の穿孔機械、即ちタップホールを
穿孔するためにドリル・ビットを用いて作業するように
に設計された機械を用いることは周知である。これらの
機械は連結手段を備えたチャック、及び穿孔ロッドを挿
入したり引き抜いたりするのに必要なエネルギを分散さ
せる強力な2方向式空気式ハンマを含む。
【0003】さて、これらの機械に使用される強力なハ
ンマは欠点が無い訳ではない。第1に、装置、特にロッ
ドを作業部材へ連結する手段にかなりのストレスと振動
を発生し、その結果、急速に摩耗する。又ハンマも極め
て騒音が大きく、産業環境のノイズ・レベルを下げよう
とする厳しい規準に一致しないことが多い。
【0004】ハンマの欠点から考えて、ロッドの挿入、
引き抜き中の衝撃を除去するのが望ましい。
【0005】ロッドを引き抜く操作のために強力な駆動
手段を用い、これをロッドの自由端へ強固に連結し、強
力な跳ね返り運動を用いて、即ち振動を伴うことなく完
全に無音でロッドをタップホールから取り出すこと考え
られよう。この引き抜き法は各種の機械に試みられ、全
く満足なものである。これらの機械に於て、ジャッキ又
は液圧モータが駆動手段として用いられ、特別なクラン
プが駆動手段をロッドへ連結する手段として用いられ
た。
【0006】不幸にして、かかる無音“強力”解決策は
硬化中のタップホールへ挿入する操作には考えられな
い。実際、ロッドの寸法が与えられると(普通のロッド
は長さ4m、直径4cmである)、強力な軸方向推力に
より先ずロッドが座屈する危険があり、次いで急速に硬
化中の粘土へ部分的に打ち込まれた位置へ永久に拘束さ
れる。
【0007】故に、“強力な”挿入操作中に、装着部に
装着されロッドを数点で周囲を包囲する中間案内を用い
て、金属ロッドを案内し、装着部の前部へ向かうクラン
プの運動に併せて、クランプの前進を妨げない位置にこ
れらの案内を順次置く。この考えは、例えば、装着部に
スライド可能案内を設置し、これらの案内をクランプの
前進により装着部の前部の位置へ押圧することにより実
施された。さて、この解決策は明かな欠点がある。第1
に、これらのスライド中間案内は非常に弱い素子を構成
する。穿孔ロッドが受ける概略の作業状態を説明する
と、案内は案内レール中で拘束され、しかしてクランプ
の前進に対する障害物を構成する。次ぎに、前記中間案
内の装着部の前部に於ける停止位置の構成は障害の問題
を構成するのみならず、中間案内をタップホールから出
る溶融金属のジェットから来る飛沫に曝す。尚、実際の
経験では2個の相続く支持体間のロッドの座屈は必ずし
も完全に除去されなかった。
【0008】本発明の目的は、ロッドの自由端に強力な
推力を発生することによりロッドを半硬化状態のタップ
ホール粘土へ打ち込むのを可能にし、このようにしてロ
ッドの座屈を伴わず、上記欠点を呈さない、高炉用タッ
プホール穿孔機械を提案することである。
【0009】この目的を達成するために、本発明は前文
に記載の形式のタップホールを穿孔する機械であって、
【0010】穿孔ロッドの案内チャンネルを規定する案
内手段を設け、前記案内手段は、案内チャンネルの内部
へこれと垂直に近づく少なくとも一つの縦方向開口(7
8)を有し、
【0011】前記案内手段を装着部に支持する手段を設
け、前記支持手段は、前記金属ロッドをタップホールへ
打ち込むために装着部が高炉の壁の前方の作業位置に位
置するときに案内チャンネルの軸線がタップホールの軸
線と一致するように設計され、
【0012】前記第1キャリッジと一体のフィンガを設
け、前記フィンガは、前記縦方向開口を通じて前記案内
チャンネルの内部へ進入しかつタップホールの方向にお
ける第1キャリッジの前進中に穿孔ロッドの一端に軸方
向推力を発生することができるような寸法としたことを
特徴とする機械を提案する。
【0013】本発明によれば、穿孔ロッドは案内チャン
ネル内でスライドし、装着部に沿って駆動されるキャリ
ッジと一体のフィンガに強力な駆動手段により進入す
る。チャンネル内で穿孔ロッドをこのように案内するこ
とにより、大きい軸方向推力がロッドの一端に付与され
たとき、チャンネルへ進入したフィンガにより座屈の危
険性を阻止し、タップホールを閉塞したタップホール粘
土へこのロッドの反対端を打ち込む。この案内手段は前
記チャンネルからのロッドの半径方向脱出を許さないよ
うな大きさにすべきことは明かである。しかし、前記案
内チャンネルは軸方向推力を受ける金属ロッドの半径方
向脱出の危険がない限り、軸方向並びに半径方向共に不
連続にできることにも注目されよう。
【0014】本機械の主な利点は、穿孔ロッドをその自
由端に生じた力を用いて全く安全に、しかも装置や機械
に大きいストレスと振動を課する、うるさいハンマを使
用する必要なしに、タップホールへ打ち込むことができ
ることである。
【0015】このスライド中間案内の解決策に対し、本
発明のチャンネルは、装着部に沿って変位可能なキャリ
ッジと一体の前記フィンガの前進移行に伴って除去する
必要がない。本発明による除去すべき唯一の素子は、チ
ャンネルへ進入するフィンガを支持するキャリッジであ
る。実際、金属ロッドの案内チャンネルを規定する案内
手段は、変位可能キャリッジと一体のフィンガの前進移
行を決して妨害せず、故にロッド挿入の全操作中、適正
位置に留まることができる。
【0016】しかし、前記案内手段は、従来のクランプ
を用いてロッドを引き抜く操作中、あるいはドリル・ビ
ットでタップホールを穿孔するために装着部に沿って変
位できる従来のドリルで作業したいときにさえも障害と
なる。装着部上に関節接続された腕により前記支持手段
を支持するのが有利なのはこの理由による。この解決策
は前記案内手段を側方に枢動させるのを可能ならしめ、
必要であれば、従来のクランプの助けでロッドを引き抜
くために装着部に沿う必要な隙間空間を解放でき、また
装着部に沿ってスライドできるドリルを用いて作業する
ためにも可能である。前記案内手段を装着部に関して側
方位置へ枢動又は折り畳むことにより、タップホールに
面する最も危険な帯域から前記案内手段を除去するとい
う利点もあり、前記帯域はタップホールの開放時にジェ
ットの軸線の延長部にあることは勿論である。
【0017】本発明の好適実施例によれば、ロッドの案
内チャンネルは、直径が穿孔ロッドのそれよりも僅かに
大きい管により規定され、かつ全長に沿う母線に沿って
壁を放射方向に貫通する少なくとも一つの縦方向スリッ
トを備える。これは前記案内手段の特に簡単かつ安価な
実施例を含む。縦方向スリットは前記フィンガが管の内
部へ進入するのを許し、フィンガはタップホールの方向
に装着部に沿うキャリッジの前進移行中にロッドの端に
軸方向推力を発生する。
【0018】金属ロッドはこれをチャンネルの一端を介
して駆動することにより案内チャンネルへ軸方向に装填
されることは当然である。しかし、ロッドをその案内チ
ャンネル内に自由に配置するために案内手段を縦方向に
開放すると、ロッドの挿入が容易になる。この目的で、
前記案内手段は例えば前記案内チャンネルを規定するよ
うに並置された縦方向構成要素から成る。このようにし
て、金属ロッドを管に入れるために管を縦方向に開き、
再び閉じて前記案内チャンネルを形成できる。第1管セ
グメントは有利には装着部の第1側に沿って関節接続さ
れた第1腕に装着され、第2管セグメントは装着部の反
対側に沿って関節接続された第2腕に装着される。この
組立体は第1管セグメントと第2管セグメントとを互い
に反対方向に側方に枢動させて前記チャンネルを開くこ
とができる。チャンネルの開放位置に於て、金属ロッド
を二つの管セグメントの一つへ入れ、次いで二つの管セ
グメントをその初期位置へ枢動させることにより案内チ
ャンネルを再構築することは容易である。この組立体は
二つの管セグメントの間の隙間を開放することを可能な
らしめることに注目されよう。この隙間は前記装着部上
で変位可能なクランプ又はドリルの通過に必要である。
【0019】枢動可能支持手段は有利には一つ以上のジ
ャッキにより作動される。またこれらのジャッキは次い
でロッドを打ち込む操作中、案内チャンネルをタップホ
ールの軸線に保持し、また案内手段が使用されないと
き、案内手段を折り畳むのを可能にする。案内手段は装
着部の保護帯域に装着し、飛沫から効果的に保護するこ
とができる。
【0020】第1キャリッジの前記駆動手段は第1キャ
リッジを装着部に沿ってタップホールの方向に変位させ
ることができなければならない。そのために、フィンガ
により十分な力を穿孔ロッドの自由端に発生させて他端
をタップホール内の硬化中のタップホール粘土へ貫通さ
せる。穿孔機械の好適実施例に於て、この駆動手段は液
圧モータにより駆動される無端チエンを含む。これは特
に簡単な駆動手段であるが、かなりの駆動力を送出する
ことができる。尚、チエンは自己清掃型であり、保守を
必要としない。
【0021】穿孔機械は有利には、ドリルと恐らくは強
力なハンマとから成る作業部材を備える。しかして、こ
の機械で普通のドリル・ビットで作業できる可能性が保
持される。これはタップホールを改装又は変位させたり
するのに、又は何等かの理由でローストロッド法が使用
できないときに従来のドリル・ビットで作業するのに有
益である。この場合、前記作業部材を第1キャリッジの
駆動手段へ連結する手段を設けるのが有利である。しか
して、第2の駆動システムを機械に設置する必要性が回
避される。
【0022】金属ロドを前記タップホールから引き抜く
ために、タップホールを開放したいとき、第1キャリッ
ジの駆動手段を使用するのが有利である。この駆動手段
はかなりの力をロッドの引き抜き方向に発生できねばな
らない。本機械はこの場合、ロッドの自由端を前記駆動
手段へ確実に連結する手段を含む。前記駆動手段は強力
な跳ね返り運動を用いて、即ち振動を発生せずに完全に
無音で、ロッドをタップホールから後退させる。ロッド
を引き抜くのに使用される連結手段は、例えば、前記第
1キャリッジに装着されたフックを含む。このフックは
案内チャンネルの前記縦方向開口に係合し、ロッドの自
由端に機械加工された肩の背後に対接する。これは引張
力をロッドに派生させ、装着部上でのキャリッジの跳ね
返り運動に伴って、ロッドを案内チャンネルを通じてタ
ップホールから後退させることを可能にする。案内チャ
ンネルの回りに分布された数個の縦方向開口に係合する
数個のフックを用いて作業することも可能である。この
改変例はロッドに機械加工された肩が耐えるべき接触圧
力を減少することができる。
【0023】しかし、ロッドをタップホールから開放す
るために、前記案内手段を装着部に関して側方位置へ折
り畳むことも可能である。この場合、ロッドの軸線上で
十分な隙間空間が得られ、ロッドの端を前記駆動手段へ
確実に連結し、大きい牽引力をこれに付与する任意の手
段を使用できる。かかる手段は、例えば、英国特許GB
2116898に記載のクランプであり、雌ネジを有す
るチャックをロッドの自由端に形成した雄ネジに螺入す
ることができ、ロッドの端に機械加工した偏平部に相互
作用する横方向キーを備えたチャックを使用できる。
【0024】本発明は、好適実施例に於て、装着部上で
スライドしこれに沿って変位可能な中間支持体を含み、
案内チャンネル無しにロッド又は穿孔ドリル・ビットを
支持するのを可能ならしめる。
【0025】装着部の前部にスクリーンを装着し、これ
によりタップホールから出る飛沫から機械を効果的に保
護できる。
【0026】他の利点と特徴は添付図面に示す好適実施
例に関する以下の詳細な記載から明らかになろう。
【0027】全ての図は、同じ構成要素を示すために同
じ参照数字を含む。
【0028】機械全体を説明するために、図1、図2を
参照する。これら二つの図は穿孔機械の装着部10を示
す。この装着部10は、例えば、装着部10と一体の中
央構成要素を介して担持腕(図示せず)の端に支持され
る。この担持腕は、ブラケット(図示せず)の回りに従
来周知の方法で枢動させて装着部を中止位置と作業位置
との間で変位させることができる。この作業位置に於
て、装着部10はその縦軸線がタップホールの軸線の延
長部に配置されるように炉の壁の前方に配向できる。
【0029】装着部は、例えば、一種の箱構造体を形成
するように互いに溶接された数個のビーム又は形材から
形成できる。この箱構造体14は上方金属シート20に
より接続され、縦方向開口22を下向きに定める2枚の
側壁16、18を含む。箱構造体14内には、少なくと
も一つの無端チエン24が配置される。この無端チエン
24は装着部10の前部に装着された非駆動スプロケッ
ト26と、装着部の後部に装着された駆動スプロケット
28との間で張設される。駆動スプロケット28は装着
部10に固定された少なくとも一つのモータ30より駆
動される。好ましくは、これは回転方向を適当な制御シ
ステムにより反転できる液圧モータを含む。
【0030】箱構造体14内には前記無端チエン24に
より駆動される第1キャリッジ32がスライドする。こ
の第1キャリッジ32は図4に詳細に示されている。こ
れは、第1レール38と第2レール40とにより案内さ
れる1対のローラ34、36を各側に含む。これらのレ
ール38、40はU字形横断面を有するもので(図5参
照)、箱構造体14の側壁の一体部分を形成する。
【0031】キャリッジ32上には、キャリッジ32を
前記縦方向開口22を通じて装着部10を形成する箱構
造体14内へ下方に延出させる偏平なトランク(trunk)
44を含むフィンガ42が装着されている。好ましくは
このフィンガ42はキャリッジ32の孔48、50に収
納されてトランク44の孔52を通るた筒状ピン46の
助けによりキャリッジ32に装着され、第1キャリッジ
32の変位軸線を通る垂直平面内で枢動できる。
【0032】図2並びに図5に示す如く、フィンガ42
はその下端を介して穿孔ロッド54に対接する位置に示
されている。穿孔ロッドは穿孔機械に設置されており、
先にタップホールへ注入されたタップホール粘土へ打ち
込まれる。フィンガ42の下端はロッド54の軸線の延
長部に延出する筒状ヒールの形状のロッド54に対接す
る。フィンガ42はそのトランク44の延長部58を筒
状ピン46の反対側に持つ。この延長部58はフィンガ
の筒状ヒール56がロッド54の端に軸方向推力を発生
するとき、第1キャリッジ32の支持面60に対接す
る。図4に示す位置に於て、フィンガ42は専ら時計方
向に、即ち矢印62で示す方向に枢動できる。
【0033】ロッドは筒状管66により形成されたチャ
ンネル64内で案内される。この管66はロッドと実質
的に同じ長さのものであり、その内径はロッドの直径よ
りも僅かに大きく、好ましくは、管の縦軸線を通る平面
に関して対称な二つの管セグメント68、70から作ら
れる。各セグメント68、70は数個の折曲腕72、7
2’により支持される。第1管セグメント68を支持す
る折曲腕72は、側方へ離間しており、又装着部を形成
する箱構造体14の第1側壁16に沿って延びる管74
へ固定される(図1、図3を参照)。この管74は、例
えば、中央及びその両端で、筒状関節継手76によりこ
の第1側壁16に装着され、しかして、その縦軸線の回
りに枢動できる。第2管セグメント70を支持する折曲
腕72’は装着部10の反対側側壁18に沿って同様に
装着される。第2管セグメントの装着に関与する素子は
第1管セグメント66を装着する素子と同じ数字にプラ
イム記号を付けて示される。
【0034】図5は二つの管セグメント68、70を並
置して案内チャンネル64を形成する位置にあるのを示
す。この位置に於て、前記案内チャンネル64により規
定された軸線は第1キャリッジ32の転動方向と平行な
直線である。この軸線はより正確には第1キャリッジ3
2の中央縦方向平面に位置する。
【0035】二つの管セグメント68、70を並置する
ことにより形成された管66は、母線に沿って、その全
長にわたり、その壁を半径方向に貫通した縦方向スリッ
ト78を備える。図5に於て、このスリット78は装着
部10の縦方向開口22へ向かう。このようにして、フ
ィンガはその偏平トランク44により、スリット78を
貫通して装着部10の内部に入り、ここで第1キャリッ
ジ32が装着部10に沿って変位するときにヒール56
が自由にスライドできる。筒状ヒール56とフィンガの
トランク44との接続部の近傍で、トランクは好ましく
は制限部80を有する。この制限部80はスリット78
の幅を制限し、フィンガ42がロッドの端に軸方向推力
を発生するときにロッド56がスリット内に膠着するの
を阻止する。
【0036】ロッド56がタップホール粘土へ打ち込ま
れるとき、ロッドは高炉の壁と装着部10の前部との間
で延びた区分以外、その全長にわたって案内される。さ
て、この非案内区間の長さは座屈の危険がある限界長さ
よりも遥かに小さい。前記案内チャンネルの軸方向中断
は、ロッド56をその案内されない点で座屈の危険が無
い限り、妨げにならないことは理解されよう。例えば、
二つの相続く案内スリーブ間で座屈の危険がある限界長
さよりも短い距離だけ軸方向に離間した複数個の同軸ス
リーブを用いて前記案内チャンネルを形成することも本
発明の教示から逸脱しない。
【0037】図3に於て、互いに並置されたときにチャ
ンネル64を規定する二つの管セグメント68、70
は、互いに離れて示されている。この構成は、折曲腕7
4’により第1管セグメント68を支持した管74、及
び折曲腕72’により第2管セグメント70を支持した
管74’をそれぞれの軸線の回りに互いに反対方向に枢
動することにより得られる。この枢動は有利には一つ以
上のジャッキ82、84により行われる。
【0038】図1、図3に示す実施例に於て、各管7
4、74’はそれ自体のジャッキ82、84を備える。
これら二つのジャッキ82、84は装着部の側方で管7
4、74’の中点に配置され、タップホールの開放時に
タップホールから噴出する溶融金属の飛沫から保護され
る。これらのジャッキには又この点で装着部10を決し
て邪魔しない保護ケージ(図示せず)を備えることもで
きる。各ジャッキ82、84は、その一端が装着部10
と一体の支持体86へ、他端が第2管74と一体又は第
2管74’と一体のレバー腕88、88’へ技術的規準
に従ってそれぞれ関節接続される。図3に於て、レバー
腕88、88’は折曲腕72、72’の延長部である。
二つのジャッキ82、84の延長部は二つの管セグメン
ト68、70となり、これらは、装着部10の縦方向中
央平面の区域で会合するまで一緒に動く。図5に示すこ
の位置に於て、二つのジャッキは二つの管セグメント6
8、70を互いに押し付けて案内チャンネル64を規定
する。
【0039】二つのジャッキ82、84の後退により、
二つの管セグメント68、70が互いに遠ざかるように
動き、(図3を参照)チャンネル64が縦方向開口し、
しかしてロッド54を二つの管セグメントの一つに容易
に入れることができる。これは図3に於て右セグメント
70を含み、有利にはロッド54を支持する爪90を備
える。
【0040】二つの管セグメント68、70は縦方向に
切断された鋼管から安価に製造できる構成要素である。
好ましくは、これらの管セグメントは、例えば、管セグ
メントへ溶接されかつ折曲腕72、72’へネジ止めさ
れたラグ94の助けにより、折曲腕へ72、72’へ取
り外し可能に固定される。かかるラグ94は図3の左の
腕72の区域に示されている。この組立体はタップホー
ルから出る溶融金属により装着部10の前部が損傷した
場合に、管セグメント72、72’を容易に取り替える
ことができる。
【0041】図3に於て、二つの管セグメント68、7
0は、装着部10の下のクリア空間を解放し、この空間
は作業部材100が通過するのに十分なものである。こ
の作業部材100は通常ドリルとハンマとを含む。この
存在は必要ならば従来のドリル・ビットを用いてタップ
ホールを穿孔するのに必要である。これは、例えば、タ
ップホールを再形成又は変位させたい場合、あるいはロ
ースト・ロッド法を何等かの理由で使用できないときに
必要である。作業部材100にはドリル・ビットへ連結
できるチャック12を備える。この目的で、フィンガ4
2は上方、即ち図4の矢印の方向に枢動し、ドリル・ビ
ットをチャックへ挿入するのを可能にする。管セグメン
ト68、70は側方へ離間して作業部材100を通過さ
せのに必要な隙間を解放する。
【0042】作業部材100は1対のレール110、1
12に於ける2対のローラ106、108の助けにより
スライドする第2キャリッジ104に装着される。レー
ルは箱構造体14へ平行に固定され、レール106、1
08の下で第1キャリッジ32を支持する。レールはU
字形横断面を有し、第2キャリッジを垂直及び側方に案
内する。
【0043】作業部材100は有利には第1キャリッジ
32と同じ駆動手段により駆動される。この目的で、第
2キャリッジ104は、例えば、フック(図示せず)又
は他の均等手段により、第1キャリッジ32へ連結され
る。
【0044】又作業部材は、タップホールを出るロッド
54の端へ連結される適当な連結手段を備えるとき、ロ
ッドを強力に引き抜くのに使用できることに注目されよ
う。好ましくは、第1キャリッジ32には牽引力を前記
連結手段へ伝達する部材を備え、作業部材の機構を介し
て牽引力が伝達されるのを阻止する。この部材は、例え
ば、第1キャリッジ32へ関節接続されたフィンガ42
の前記延長部58と一体のフォーク105である(図4
参照)。ロッド54が引き抜かれるとき、フォーク10
5は作業部材100に装着した連結部102の肩106
に対接し、ロッド57を引き抜く方向に軸方向推力を発
生する。この位置に於て、関節接続されたフィンガ42
は第1キャリッジ32の対接面108に対接することに
注目されよう。キャリッジ104は第1キャリッジ32
の前部に於て推力を受けるだけである。作業部材100
は牽引力を伝達してはならず、専ら連結手段102のス
ライド支持体として役立つ。
【0045】作業部材100を駆動する一つの有利な改
変例は、図8、図9に示されている。図8に於て、第1
キャリッジ32へ関節接続されたフィンガ42と一体の
フォーク105は連結部102の後部の肩130と連結
部102の前部に於ける第2の肩130との間の垂直位
置に於て横ロッド132により遮断される。このように
して、フォーク106は前肩130に対接して作業部材
を駆動し、このとき第1キャリッジ32が同一方向に装
着部の前部へ変位し、又後肩106に対接して作業部材
100を推し、このとき第1キャリッジは装着部の後部
へ変位する。
【0046】図6は連結部102が作業機械100のシ
ャシの一端と一体のケージ134を含むことを示す。こ
のケージ内では、作業部材100の駆動スピンドル13
8と一体の回転部材136が自由に回転する。このケー
ジ134は前部、即ちその自由端の側に、作業部材10
0が装着部の前部へ駆動されるときにフォーク105が
対接する前記肩130を規定する。ロッドが引き抜かれ
るときにフォーク105が対接する肩106は回転部材
136に機械加工され、穿孔ロッド54がタップホール
から離脱にする間に牽引力をスピンドルから解放する。
【0047】穿孔ロッド54を連結部102へ取り付け
る図8に示された手段は、穿孔ロッド54の自由端に機
械加工された雄ネジ40と、回転部材136の前端に機
械加工された雌ネジとから成ることに注目されよう。
【0048】図10、図11、図12、図13は穿孔ロ
ッド54を引き抜くために顎150を有するクランプを
用いた改変例を示す。顎150を有するこのクランプは
第1キャリッジ32と一体化され、これにフィンガ42
が関節接続される。顎150を有するクランプは穿孔ロ
ッド54の通路152を備えねばならず、これはフィン
ガ42の助けにより穿孔ロッド54を挿入する操作中、
前記案内手段の通過を許す寸法のものである(図10、
図11参照)。このようにして、顎150を有するクラ
ンプは穿孔ロッド54をタップホール粘土へ挿入する操
作中、キャリッジ上の適正場所に留まる。穿孔ロッド5
4の引き抜き中、案内手段68、70は、勿論、クラン
プの軌跡から遠ざかるように動き、フィンガ42は上方
へ折り畳まれる(図12、図13参照)。ロッドはこの
とき前記通路152に沿って配置された数対の顎により
確実に把持される。
【0049】図14、図15、図16、図17は穿孔ロ
ド54を引き抜くために、並置され前記第1キャリッジ
32の横ピン166の回りに関節接続された二つのフッ
ク162、164から形成されたクランプ160を用い
た改変例を示す。二つのフック162、164の助けに
より、穿孔ロッド54を引き抜く操作を述べる前に、フ
ック162はその下端に、フィンガ42の筒状ヒール5
6と均等なヒール56’を含む。このヒール56’は案
内チャンネル64へ進入し、穿孔ロッド54の自由端に
対接し、穿孔ロッドをタップホール粘土へ押し込む。故
に、フック162は穿孔ロッド54をタップホール粘土
へ挿入する操作中に図4、図5に示すフィンガ42の役
目を果たす。図16に於て、ロッドを挿入する操作のた
めに、二つのフック162、164は除去可能折り畳み
位置除去可能すとっぱ168により遮断されることが判
る。この位置に於て、前記筒状ヒール56’は案内チャ
ンネル64と整合し、フック64は第1キャリッジ32
へ完全に折り畳まれる。除去可能ストッパ168は筒状
ヒール56’が穿孔ロッド54の端に押圧してこれに軸
方向推力を発生するときにフック162のためのバッキ
ング支持体を構成する。
【0050】穿孔ロッド54を離脱させるために、案内
チャンネル64を規定する手段は折り畳まれ(図14参
照)、除去可能ストッパ168が除去され、しかしてフ
ック162、164が穿孔ロッド54の自由端と一体の
肩170の背後に係合する。フック162はこの位置で
除去可能横ロッド172により遮断されることに注目さ
れよう。
【0051】第1キャリッジ32と一体の空気式ジャッ
キ174はフック162を穿孔ロッド54へ押し付け、
肩170の背後でクランプ160を閉じる。第1のフッ
ク164は横ロッド172へ押し付けられ、故に横ロッ
ドはクランプ160のバッキング支持体又は反作用阻止
として役立つ。二つのフック162、164の端は有利
には穿孔ロド54と周囲が適合した環状セグメントの形
態を持ち、クランプ160と穿孔ロッド54との接触面
積を増し、しかして穿孔ロッド54がタップホールから
離脱するときに肩170を亀裂させる危険を減少する。
【0052】案内チャンネル64無しに作業できるよう
にするために、装着部10は有利には中間支持体110
を含む。この中間支持体は2対のローラ116、118
の助けにより作業工具100と同じレール110、11
2上でスライドする第3キャリッジ114に装着される
(図6、図7参照)。好ましくは、この第3キャリッジ
114は、第1キャリッジ32と作業部材100の案内
ブッシュ124、126内でスライドする、かつ第3キ
ャリッジ114へ固定された二つのロッド120、12
2により第1キャリッジ32の案内ブッシュ124、1
26内でスライドする、2本のロッド120、122に
より第1キャリッジ32へ連結される。これらのロッド
120、122の目的は、装着部の前部から装着部の中
央へ中間支持体を自動的に引き込めること、即ち穿孔ロ
ッド54がタップホールから完全に引き出される前に、
中間支持体を安全に運ぶことである。この中間支持体1
10はタップホールから引き出された穿孔ロッドを支持
するのに使用される。しかし、この同じ支持体110
は、ドリル・ビットを作業部座印委装着したり除去した
りするのにも有益である。案内チャンネルで作業すると
き、中間支持体110のフック112は、前記案内手段
68、70の設置を妨げないように上方に折り畳むのが
有利である。この目的で、フック112は筒状関節継手
128の助けにより、キャリッジ114に装着され、小
さいピン129又は均等手段により折り畳み位置に不動
にされる。
【0053】装着部の前部の固定支持体130は、好ま
しくは、欧州特許願EP 0,064,664に提案された形式の支
持スクリーンである。これは、装着部10の前部に装着
した、即ち装着部10が操作位置にあるときにタップホ
ールに面する、二つのフラップを含む。これらのフラッ
プは穿孔ロッド4をタップホールから離脱させるために
これを把持するのを容易ならしめる開放位置と、フラッ
プがロッド54の支持体と、タップホールの開放時にタ
ップホールから出るジェットからの飛沫からに対する保
護シールドとを規定する閉鎖位置との間で枢動できる。
【0054】本発明による穿孔機械は無端チエンを駆動
する液圧モータ以外の駆動手段を用いて製作できること
も理解されよう。例えば、各種形式のジャッキ、特に、
ストローク増幅器によりキャリッジ32に作用してこれ
を装着部に沿って距離2C変位させる伸縮式ジャッキ又
はストロークCのジャッキを使用できる。他の可能な駆
動システムはネジ・ナット式のシステムであり、ナット
を回転可能に装着し装着部に沿って延びるネジを並進可
能に固定する。ネジの回転により当然ナットを並進させ
る。このナットはフィンガ42を直接支持し、あるいは
フィンガ42を支持する第1キャリッジ32を駆動でき
る。
【0055】フィンガ42は、装着部10を形成する箱
構造体14のレールをスライドするキャリッジ32に必
ずしも装着する必要の無いことは明かである。装着部に
沿って変位するときにロッドの軸線にフィンガ42を保
持できる如何なる手段も、本発明の意味に於て、キャリ
ッジ/レール・システムと完全に均等な手段であると考
えるべきである。ある場合には、フィンガ42を駆動手
段自体に直接装着することも考えれる。これらの場合に
は、第1キャリッジ32に前記駆動手段を与えることも
本発明の精神に含まれる。故に、本発明の意味に於て、
“キャリッジ”なる語は、最も一般的には、別の機械素
子を支持し変位させる機械構成要素を意味する。
【0056】上記したような案内手段の実施例は端に好
適実施例に過ぎない。タップホールの軸線と共軸状であ
りかつ、フィンガ42を進入させてロッド54をタップ
ホール粘土へ押し込む金属ロッド54の案内チャンネル
64を本発明の教示から逸脱することなく規定するのを
可能ならしめる解決策を提供することも可能である。更
に、このことは前記案内手段を支持する支持手段にも適
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の穿孔機械の装着部を示す正面図
である。
【図2】図2は図1の装着部の縦断面図である。
【図3】図3は図1の装着部の横断面図である。
【図4】図4はフィンガを支持する第1キャリッジの縦
断面図である。
【図5】図5はフィンガを支持する第1キャリッジの横
断面図である。
【図6】図6は中間支持体を装着部に支持するキャリッ
ジの断面図である。
【図7】図7は図1の横断面図であって、装着部に於け
る中間支持体を支持するキャリッジの組立体を示す図で
ある。
【図8】図8は図4と同様の図であって、フィンガを支
持するキャリッジを用いて作業部材を駆動する方法を示
す図である。
【図9】図9は図5と同様の図であって、フィンガを支
持するキャリッジを用いて作業部材を駆動する方法を示
す図である。
【図10】図10は図4と同様の図であって、ロッドを
引き抜く顎を持つクランプをフィンガを支持する前記第
1キャリッジに一体化する方法を示す。
【図11】図11は図5と同様の図であって、ロッドを
引き抜く顎を持つクランプをフィンガを支持する前記第
1キャリッジに一体化する方法を示す。
【図12】図12は図4と同様の図であって、ロッドを
引き抜く顎を持つクランプをフィンガを支持する前記第
1キャリッジに一体化する方法を示す。
【図13】図13は図5と同様の図であって、ロッドを
引き抜く顎を持つクランプをフィンガを支持する前記第
1キャリッジに一体化する方法を示す。
【図14】図14は図4と同様の図であって、ロッドを
タップホールから引き抜くフックを持つクランプの有利
な改変例を示す。
【図15】図15は図5と同様の図であって、ロッドを
タップホールから引き抜くフックを持つクランプの有利
な改変例を示す。
【図16】図16は図4と同様の図であって、ロッドを
タップホールから引き抜くフックを持つクランプの有利
な改変例を示す。
【図17】図17は図5と同様の図であって、ロッドを
タップホールから引き抜くフックを持つクランプの有利
な改変例を示す。
【符号の説明】
10 装着部 32 キャリッジ 42 フィンガ 64 案内チャンネル 68、70 管セグメント 78 縦方向開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギー・ティラン ルクセンブルグ国ディエキルク、リュ、 ド、パレス 20 (72)発明者 フィリップ・マリヴォワ フランス国チオンヴィル、リュ、ジェネラ ル、フランジン 16

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の壁にタップホールを穿孔する機械
    であって、タップホールをタップホール粘土で塞いだ後
    に、この粘土が完全に硬化する前にこの粘土へロッドを
    打ち込み、タップホールを開口する目的で所望時にロッ
    ドを引き抜く方法を用いる機械であり、高炉の壁の前方
    でタップホールの軸線の延長部の作業位置に配向できる
    装着部(10)と、この装着部(10)に沿って変位で
    きる第1キャリッジ(32)と、この第1キャリッジ
    (32)をこの装着部(10)に沿って駆動するための
    前記第1キャリッジ(32)の駆動手段とを含む機械に
    於て、 穿孔ロッド(54)の案内チャンネル(64)を規定す
    る案内手段(68、70)を設け、前記案内手段(6
    8、70)は、案内チャンネル(64)の内部へこれと
    垂直に近づく少なくとも一つの縦方向開口(78)を有
    し、 前記案内手段(68、70)を装着部(10)に支持す
    る手段(72、74、72’、74’)を設け、前記支
    持手段は、前記金属ロッド(54)をタップホールへ打
    ち込むために装着部が高炉の壁の前方の作業位置に位置
    するときに案内チャンネル(64)の軸線がタップホー
    ルの軸線と一致するように設計され、 前記第1キャリッジ(32)と一体のフィンガ(42)
    を設け、前記フィンガは、前記縦方向開口(78)を通
    じて前記案内チャンネル(64)の内部へ進入しかつタ
    ップホールの方向における第1キャリッジ(32)の前
    進中に穿孔ロッド(54)の一端に軸方向推力を発生す
    ることができるような寸法としたことを特徴とする機
    械。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、前記案内手段(68、
    70)を装着部(10)に沿って規定された隙間空間か
    ら側方に枢動させることができるように装着部(10)
    へ関節接続された腕(72、72’)を含むことを特徴
    とする請求項1記載の機械。
  3. 【請求項3】 前記穿孔ロッド(54)の前記案内チャ
    ンネル(64)は、直径が穿孔ロッド(54)のそれよ
    りも僅かに大きい管(66)により規定され、かつ全長
    に沿う母線に沿って壁を放射方向に貫通する少なくとも
    一つの縦方向スリット(78)を備えたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の機械。
  4. 【請求項4】 前記管(66)は、縦方向に割られて第
    1と第2の管セグメント(68、70)とされ、前記支
    持手段は、装着部の第1側部(16)に沿って関節接続
    され、管(68)の前記第1セグメントを支持する第1
    腕(72)及び装着部の反対側部(18)に沿って関節
    接続され、前記第2管セグメント(70)を支持する第
    2腕(72)を含み、前記第1、第2腕は第1管セグメ
    ント(68)と第2管セグメント(70)とを装着部
    (10)から側方へ互いに反対方向に枢動させることを
    特徴とする請求項3記載の機械。
  5. 【請求項5】 前記案内手段を装着部(10)に関して
    側方位置へ畳み込むために前記支持手段を作動する少な
    くとも一つのジャッキ(82、84)を特徴とする請求
    項2又は4記載の機械。
  6. 【請求項6】 第1キャリッジ(32)と一体のフィン
    ガ(42)は前記第1キャリッジ(32)の変位方向に
    対して垂直なピン(46)の回りに枢動でき、第1キャ
    リッジ(32)と一体のストッパ(60)は穿孔ロッド
    (54)の端に対接してこれに軸方向推力を発生すると
    きにフィンガ(42)のバッキング支持体を構成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5の各記載の機械。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段は装着部(10)に沿って
    張設された無端チエン(24)を含み、またこのチエン
    (24)は液圧モータ(30)により駆動されることを
    特徴とする請求項1ないし6の各記載の機械。
  8. 【請求項8】 装着部(10)上でこれに沿ってスライ
    ドする作業部材(100)、及びこの作業部材(10
    0)を第1キャリッジ(32)の駆動手段へ連結する手
    段を特徴とする請求項1ないし7の各記載の機械。
  9. 【請求項9】 穿孔ロッド(54)をタップホールから
    解放する手段を設け、この手段は穿孔ロッド(54)の
    端を前記駆動手段へ連結する手段を含むことを特徴とす
    る請求項1ないし8の各記載の機械。
  10. 【請求項10】 作業部材(100)は張力をタップホ
    ールに係合した穿孔ロッド(54)の自由端へ伝達する
    のを可能ならしめる連結手段(102)を備え、前記駆
    動手段は作業部材を装着部(10)の後部の方へ押圧
    し、このようにして穿孔ロッド(54)をタップホール
    から引き抜くようにした穿孔ロッド(54)と一体の前
    記連結手段に対接する支持体(104)を備えたことを
    特徴とする請求項8記載の機械。
  11. 【請求項11】 穿孔ロッド(54)をタップホールか
    ら解放する手段を設け、この手段はロッド(54)の端
    へ機械加工された肩の背後で係合する少なくとも一つの
    フックを含むことを特徴とする請求項1ないし9の各記
    載の機械。
  12. 【請求項12】 装着部(10)上でスライドしこれに
    沿って変位可能な中間支持体(110)を設け、案内チ
    ャンネル(64)無しにロッド又は穿孔ドリル・ビット
    を支持するのを可能ならしめたことを特徴とする請求項
    1ないし11の各記載の機械。
  13. 【請求項13】 中間支持体は折り畳み可能なように筒
    状関節(128)の助けによりキャリッジ(114)に
    装着されたフック(110)を含むことを特徴とする請
    求項12記載の機械。
  14. 【請求項14】 タップホールに面して装着部の前部に
    スクリーン(130)を装着し、前記スクリーン(13
    0)は穿孔ロッド(54)をタップホールから開放する
    ためにこれを把持するのを容易ならしめる開放位置と、
    装着部の前部の穿孔ロッド(54)の支持体を規定する
    閉鎖位置との間で枢動可能なフラップから作られ、又溶
    融金属の飛沫に対する保護シールドを設けたことを特徴
    とする請求項1ないし13の各記載の機械。
  15. 【請求項15】 第1キャリッジ(32)は、横軸線の
    回りに枢動できかつ穿孔ロッド(54)の端と一体の肩
    の(56)の背後で係合できる2個の並置したフック、
    及びクランプ(160)を空気式に開閉するために第1
    キャリッジ(32)と2個のフック(162、164)
    の一つとの間に配置された少なくとも一つの空気式ジャ
    ッキ(174)を含むことを特徴とする請求項1ないし
    9の各記載の機械。
  16. 【請求項16】 フィンガ(42)は案内チャンネル
    (64)に係合できるヒール(56’)を含む2個のフ
    ック(162、164)の一つから作られ、第1キャリ
    ッジ(32)はロッドをタップホール粘土へ挿入する間
    にヒール(56’)を含むフック(162)のバッキン
    グ支持体を形成する除去可能ストッパ(168)を備え
    たことを特徴とする請求項15記載の機械。
  17. 【請求項17】 第1キャリッジは顎(154)を備え
    たクランプ(150)を含み、このクランプ(150)
    は穿孔ロッド(54)の通路(152)を備え、前記通
    路(152)は穿孔ロッド(54)をフィンガ(42)
    の助けによりタップホールへ挿入する操作中に前記案内
    手段の通過を可能にする様な寸法であることを特徴とす
    る請求項1ないし9の各記載の機械。
JP5171201A 1992-06-17 1993-06-16 高炉用タップホールを穿孔する機械 Pending JPH0688111A (ja)

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