JPH0753362Y2 - 電線用把持金具 - Google Patents

電線用把持金具

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JPH0753362Y2
JPH0753362Y2 JP4921390U JP4921390U JPH0753362Y2 JP H0753362 Y2 JPH0753362 Y2 JP H0753362Y2 JP 4921390 U JP4921390 U JP 4921390U JP 4921390 U JP4921390 U JP 4921390U JP H0753362 Y2 JPH0753362 Y2 JP H0753362Y2
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JP
Japan
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frame
outer frame
operating rod
electric wire
shaft
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Expired - Lifetime
Application number
JP4921390U
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English (en)
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JPH0410509U (ja
Inventor
啓二 広岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願は線状体の把持金具に関するもので、特に強力な力
が作用せず取付,取外しが簡単,軽量な構造が望まれる
場合の電線,ワイヤー等の中間位置、又は末端の引留把
持金具に関するものである。
(従来の技術および課題) 従来において、送電線の延線工事を途中で休止する際に
は、風等による両側径間への電線の落ち込みを防止する
ため、金車の位置で電線を塔体へ連結固定するものであ
った。その手段としては第7図に示すよう、カムアロン
グ17と呼ばれるクサビ式把持具を用い固定するものであ
った。この方法はクサビで電線表面を傷つける危険性が
あり、又重量があって扱いにくいばかりでなく、万が一
手を滑らせば地上作業員に危害を及すものであった。又
金車の両側へカムアロングを取付ける作業の途中で電線
が移動すれば金車へ衝突してその損傷も考えられた。又
このカムアロングは緊線工事用のもので大型で重量もあ
り、許容荷重も過大であり、特に強力な力を必要としな
い使用方法であるため取付,取外しが簡単,軽量な構造
の把持金具が望まれていた。
(課題を解決するための手段) よって本願は、電線を把持するのに、クサビ式ではな
く、ウレタン樹脂製のパットと鋼板のプレス加工フレー
ムとの組合わせで、四節回動リンク機構を構成し、電線
の上下から挾持する構造のものである。
(実施例) 本願の一実施例を詳記すると、ウレタン樹脂製のパット
1を備えた上下パット枠2を互いに対向するように配
し、下パット枠2の両端部下位置に軸10を設け、上パッ
ト枠2は外枠3内に設け、該外枠3の両端部側壁31を貫
通する回動軸11を設け、該軸10,回動軸11で連結して開
閉可能な四節回動リンク機構5を構成し、上側外枠3上
部には電線の初期締付のための上パット枠2を上下移動
を行なう移動用ボルト6を設けると共に、外枠3の両側
壁31面の中央部に電線を挾持する方向に作動する操作杆
7を回動自在に軸71止し、該操作杆7の先端部に当接す
る係合ピン21を下パット枠2の側面に溶着し、外枠3端
部より鋼板を突出したフレーム8,8間にローラー81を設
け、該操作杆7の他端部には先端に環91を設けた引きベ
ルト9を巻装縫着し、該引きベルト9をローラー81と外
枠3間に通し、引きベルト9の引き方向を一定にした構
造のものである。
開閉機構は、リンクフレーム41を近似コ字状に折曲し、
下部両側板42,43間に下パット枠2と共に軸10で嵌通軸
着し、上部には片方の側板43に固着した蝶番44に、上パ
ット枠2の外枠3を嵌通軸着した回動軸11を回動自在に
軸45止し、他の側板42には軸46を植立し、軸10,11,46に
各々嵌合する孔を設けた開閉プレート12を嵌合重合した
後、該軸46にバネ47及びカラー48を嵌合鋲着した構造の
ものである。
以下使用方法について記すと、まず開閉プレート12をバ
ネ47に抗してB方向(第2図)に起こすと回動軸11先端
が解除され、回動軸11はリンク4の側板43に固着した蝶
番44の軸45を支点に上側に回動し、上パット枠2,外枠3
が共に回動し、電線把持部が解放される。(第4図) 次に電線の所定位置に行き電線把持部に電線をセットし
上パット枠2,外枠3を共に回動すれば回動軸11は開閉プ
レート12を押しながらワンタッチでセット状態となる。
そして電線の太さに応じて外枠3上の締付ボルト6をラ
チェットレンチ等で締付ける。次に引きベルト9の環91
に緊線器のフックを掛け所定荷重で引張れば、第5図の
ように、操作杆7は、軸71を支点としてフレーム8側に
回動すると共に、先端部が係合ピン21に係合し、正面図
において右側へ押す状態となり、リンク4が左側に倒れ
ると共に、上側外枠3と下パット枠2が接近する状態と
なり、パット1,1で電線を把持する。この時、第6図の
ように、電線の延線位置は、鉄塔アーム下位置であり、
把持金具と緊線器の取付位置が急角度であり、操作杆7
の他端部に設けた引きベルト9を直接引けば把持力が弱
い場合もあり、引きベルト9をフレーム8のローラー81
に引っかけて配することにより、操作杆7の引き方向を
一定として、把持力を強くするものである。
外す場合は、前記した逆の操作をすれば簡単に外すこと
ができる。
(考案の効果) 以上のように本願を延線工事途中で休止する際に用いる
ことにより、従来品の様なクサビで電線表面を傷つける
こともなく、又重量も軽いため扱いやすく運搬に便利な
上一体構造なので部品を落すこともなく、作業時間の短
縮等の実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の正面図、 第2図はA-A断面図、 第3図はセットしたところの斜視図、 第4図は挾持部を開いたところの斜視図、 第5図は把持状態正面図、 第6図は使用状態図、 第7図は従来品の使用状態図。 図中の符号 1……パット、2……パット枠 3……外枠、4……リンク 5……四節回動リンク機構、6……ボルト 7……操作杆、8……フレーム 9……引きベルト、10……軸 11……回動軸、12……開閉プレート 21……係合ピン、31……側壁 41……リンクフレーム、42,43……側板 44……蝶番、45,46……軸 47……バネ、48……カラー 81……ローラー、91……環

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持パット1を備えた上下パット枠2を互
    いに対向するように配し、下パット枠2の両端部下位置
    に軸10を設け、上パット枠2を外枠3内に設け、該外枠
    3の両端部に回動軸11を設け、該軸10,回動軸11で連結
    して開閉可能な四節回動リンク機構5を構成し、上側外
    枠3上部にはパット枠2の移動用ボルト6を設けると共
    に、外枠3の両側壁31面の中央部に操作杆7を回動自在
    に軸71止し、該操作杆7の先端部に当接する係合ピン21
    を下パット枠2側面に設け、外枠3端部より突出したフ
    レーム8にローラー81を設け、該操作杆7の他端部に設
    けた引きベルト9をローラー81と外枠3間に通し、引き
    ベルト9が引かれることにより、操作杆7が回動して下
    パット枠2が移動する回動リンク機構を備えたことを特
    徴とする電線用把持金具。
JP4921390U 1990-05-11 1990-05-11 電線用把持金具 Expired - Lifetime JPH0753362Y2 (ja)

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JP4921390U JPH0753362Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 電線用把持金具

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JP4921390U JPH0753362Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 電線用把持金具

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Publication Number Publication Date
JPH0410509U JPH0410509U (ja) 1992-01-29
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ID=31566709

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JP4921390U Expired - Lifetime JPH0753362Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 電線用把持金具

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JP4121081B2 (ja) * 2003-08-07 2008-07-16 三和テッキ株式会社 架線引き留め用カムアロング

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JPH0410509U (ja) 1992-01-29

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