JPS63107657A - 架設用鋼材の組み立て装置 - Google Patents

架設用鋼材の組み立て装置

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JPS63107657A
JPS63107657A JP25216886A JP25216886A JPS63107657A JP S63107657 A JPS63107657 A JP S63107657A JP 25216886 A JP25216886 A JP 25216886A JP 25216886 A JP25216886 A JP 25216886A JP S63107657 A JPS63107657 A JP S63107657A
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高浜 良弘
和憲 越田
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純一郎 前田
哲二 吉田
裕治 平林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、固設された対の固定プレートの間に架設用
鋼材を吊り下げてから、その架設用鋼材の端部と固定プ
レートとをボルトとナツトによって連結する架設用鋼材
の組み立て方法、およびその方法を実施するための組み
立て装置に関する。
[従来の技術] 従来より、クレーン等の揚重機の稼動効率をあげる目的
から、架設鋼材としての梁を所定の架設位置まで昇降さ
仕る梁取付装置が提案されている。
しかし、このような装置においては、梁の最終位置決め
作業、梁の連結のためのボルトの挿入、およびナツトの
締め付は作業を作業員の手作業によって行っているのが
現状である。
[発明が解決しようとする問題点] 作業員による鋼材の位置決め作業は、不安全な高所作業
であるために危険が伴うことは勿論のこと、正確な位置
決めが難しく、作業性が悪かった。
しかも、正確な位置決めができないために、その後のボ
ルトをスムーズに挿入することができず、その際の調整
に長時間を費やすという問題があり、またそれらの作業
のためには通常2〜4名の作業員による多大の労力が必
要であった。したがって、ボルトの挿入までをも含めた
架設用f4材の自動組み立ては側底実現することができ
なかった。
この発明は、このような問題を解決するものである。
[問題点を解決するための手段] 第1の発明の架設用鋼材の組み立て方法は、固設された
対の固定プレートの間に架設用鋼材を吊り下げてから、
その架設用鋼材の端部と固定プレートとをボルトとナツ
トによって連結する架設用鋼材の組み立て方法において
、 架設用鋼材の端部と固定プレートの連結部分に、互いに
対向する対のボルト挿通孔を明けておき、架設用鋼材を
固定プレートの間に吊り下げてから、 架設用鋼材の端部を定位置に納めて、前記対のボルト挿
通孔の一方側から他方側に位置決め用のピンを差し込む
ことにより、架設用鋼材を固定プレートの間の架設位置
に位置決めし、 その後、架設用鋼材の端部と固定プレートの間にボルト
を通すと共に、 ボルトの先端にナツトを螺合させることを特徴とする。
第2の発明の架設用鋼オの組み立て装置は、固設されか
つ定位置にボルト挿通孔が明けらている対の固定プレー
トの間に、端部の定位置にボルト挿通孔が明けられてい
る架設用鋼材を帛り下げて、その架設用鋼材の端部と固
定プレートをボルトとナツトによって連結する架設用鋼
材の組み立て装置において、 架設用銅材の端部に取り外し可能に装備されて、架設用
鋼材と共に吊り下げられる装置本体と、前記装置本体に
備えられて、架設用鋼材の水平、垂直方向の位置決めを
行う位置決め手段と、前記装置本体に備えられて、架設
用鋼材の端部と固定プレートにおける前記ポル)・挿通
孔の一方側から他方側に位置決め用のピンを差し込むピ
ン挿通手段と、 前記装置本体に備えられて、架設用鋼材の端部と固定プ
レートの連結部分におけろ一方側に位置し、それらの連
結部分における一方側から他方側にボルトを通すボルト
挿通手段と、 前記装置本体に備えられて、架設用鋼材の端部と固定プ
レートの連結部分におけろ他方側に位置し、前記ボルト
の先端にナツトを螺合するナツト螺合手段と、 前記位置決め手段、ピン挿通手段、ボルト挿通手段、お
よびナツト螺合手段を制御する制御手段とを具備してな
ることを特徴とする。
[作用 ] この発明は、架設用鋼材の端部と固定プレートの連結部
分に、互いに対向する対のボルト挿通孔を明けておき、
架設用鋼材を固定プレートの間に吊り下げてから、架設
用鋼材の端部を定位置に納めて、前記対のボルト挿通孔
の一方側から他方側に位置決め用のピンを差し込むこと
により、架設用鋼材を固定プレートの間の架設位置に位
置決めし、その後、架設用鋼材の端部と固定プレートの
間にボルトを通すと共に、ボルトの先端にナツトを螺合
させることにより、吊り下げ状態にある架設用鋼材を所
定の架設位置にまで簡単にかつ確実に移動調整してから
、架設用鋼材を組み立てろ。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第6図はこの発明の一実施例を示し、まず
は本実施例装置の構成について説明する。
図において、lはH型鋼材の大梁であり、この大梁lは
、高層建築物のボックス柱2の相互間に吊り下げられて
、それらのボックス柱2の定位置に取り付けられた固定
プレート3の相互間に、ボルトとナットによって架設さ
れるようになっている。本実施例の組み立て装置は、こ
のような大梁lを架設するための装置として構成されて
いる。
4は組み立て装置の本体であり、大梁Iの左右の両端の
それぞれに取り外し可能に装備されており、大梁■と共
に吊り下げられるようになっている。本例の場合、これ
ら左右の装置本体4は、伸縮可能な連結材5によって互
いに連結されており、その連結材5の中間部分の伸縮に
よって、左右の装置本体4の間隔が調整できるようにな
っている。
これら左右の装置本体4は、対称的な構成となっている
。そこで、以下、第1図中左側の装置本体4の構成を説
明する。
装置本体4の下側には、装置本体4自体を大梁l上の端
部に固定ずろためのクランプ機・構6が備わっている。
このクランプ機構6には、大梁1の上フランジlaを第
3図中の左右から抱え込む一対のコ字状グリップ7があ
り、これらのグリップ7が同期的に接近および離間動作
するようになっている。グリップ7の動作機構は、グリ
ップ用モーター8によって伸縮動作するグリップ用ジヤ
ツキ9と、このジヤツキ9の伸縮によってグリップ7を
同期的に接近および離間動作させる図示しないパンタグ
ラフ機構とによって構成されている。
また、グリップ7の上側部には、フランジ固定用の大径
ネジIOが上方からネジ合わされている(第2図参照)
一方、装置本体4の上部には、可動台11か第2図中の
左右方向に沿ってスライド可能に備えられており、この
可動台11は、スパン調整用のスクリュージヤツキ12
によってスライド調整されるようになっている。可動台
11には、第3図中の左右方向に沿ってスライド可能な
柱把持アーム13が備えられており、この柱把持アーム
13は柱把持用スクリュージヤツキ14によってスライ
ド調整させられる。柱把持アーム13におけろ第3図中
の左端には、柱2に引っ掛かる爪部13aが設けられて
いる。また、柱把持アームI3における同図中の右端に
は、その往把持アーム13の長手方向に沿って、つまり
第3図中の左右方向に沿って、可動体15がスライド可
能に備えられており、この可動体15は、柱幅設定用ハ
ンドルI6が回わされることによってスライドするよう
になっている。更に、その可動体I5の上部には、第2
図中の左右方向に沿ってスライド可能な位置決め用アー
ム17が備えられており、このアーム17は位置決め用
ジヤツキI8によってスライドさせられろ。位置決め用
アーム17の先端には、下方へ延在する爪部17aが設
けられ、またその第3図中の左側部にはアブソーバSが
備えられている。
また、前出した装置本体4下側の対のグリップ7の下部
には、対のボルト締め付は機構19.20が装備されて
いる。第3図中右側のボルト締め付は機構20は、同図
中右側のグリップ7の下部の定位置に取り付けられてお
り、また同図中左側のボルト締め付は機構19は、同図
中左側のグリップ7の下部にスライド可能に取り付けら
れている。
後台の左側のボルト締め付は機構19は、第2図中の左
右方向に沿ってスライド可能であって、スクリュージヤ
ツキ21によってスライド調整される。
左側のボルト締め付は機構19の構成を第4図および第
5図に示す。
本例の場合、このボルト締め付は機構19は、5つのユ
ニットA 、B 、C、D 、Eを上下に結合した構造
となっており、しかも隣り合うユニット相互の間隔が適
宜調整できるようになっている。最上位と最下位の2つ
のユニットA、Eはそれぞれナツト締め付はボックス2
2、中央の1つのユニットCはピン挿入ボックス23、
その上下の2つのユニットB、Dはそれぞれボルト挿入
ボックス24である。
ナツト締め付はボックス22には、第5図中の左右方向
の軸線01を中心として回転可能なナツト保持体22a
があり、そのナツト保持体22aの先端に、ナツトNが
回り止めして保持されるようになっている。ナツト保持
体22aの後端にはギヤ22bが取り付けられており、
そのギヤ22bは、ウオームギヤ22c1ギヤ22d、
22eを介してナツト回転用モータ22fに接続されて
いる。また、ボルト挿入ボックス24には、ボルトBを
回り止めしたまま第5図中の左右方向に沿ってスライド
可能にガイドするガイド部24aがあり、このガイド部
り4a内のボルトBを、ボルト押し出し手段24bによ
って第5図中の右方へ押し出すようになっている。また
、中央のピン挿入ボックス23には、第5図中の左右方
向に沿ってスライド可能なピン23aが備えられており
、このピン23aを、モータ23bを駆動力とするボー
ルスクリュージヤツキ23cの伸縮によって第5図中の
右方へ強力に押し出すようになっている。
このような構成の左側のボルト締め付は機構19と、大
梁1との関係は、第5図に示すように、大梁lのウェブ
lbに明けられている°ボルト挿通孔1cの中心線に対
して、ナツトNの回転軸線O1とボルトBの軸線が一致
するような位置関係となっている。
一方、右側のボルト締め付は機構20は、左側のボルト
締め付は機構19のナツト締め付はボックス22と対向
する位置にボルト挿入ボックス24を備え、また左側の
ボルト締め付は機構19のボルト挿入ボックス24と対
向する位置にナツト締め付は機構22を備えた構成とな
っている。したがって、左、右のボルト締め付は機構1
9.20のナツト締め付はボックス22とボルト挿入ボ
ックス24は、大梁lのボルト挿通孔1cを挾んで互い
に向かい合っている。
以上のように構成された組み立て装置は、吊荷回転装置
25の補助吊りワイヤーW +によって吊り下げられる
ようになっている(第1図参照)。この吊荷回転装置2
5は、図示しないクレーンによって吊り下げられるもの
であり、組み立て装置と共に、主吊りワイヤーW2によ
って大梁1を吊り下げて、それらの吊荷を適宜旋回させ
てその吊り下げ状態を調整できるようになっている。ま
た、この吊荷回転装置25には、自動上外し機能がある
と共に、前述した組み立て装置の各作動部を制御するた
めの制御装置26と合体している。
次に、上記構成の組み立て装置の作用と共に、この発明
の組み立て方法について説明する。
まず、第6図(a)に示すように、図示しないクレーン
によって、吊荷回転装置25と共に組み立て装置4を吊
り上げて、その組み立て装置を地上などの安定した場所
に置き、連結材5を伸縮調整して左右の装置本体4の間
隔を調整する。その調整程度は、柱2のスパンに合わせ
る。
次に、組み立て装置を吊り上げて大梁Iの載置場所にま
で移す。そして、組み立て装置を大梁lの上部に載せ、
その大梁lの上部両端に組み立て装置の装置本体4を位
置させる(第6図(b))。そして、制御装置26によ
って、左右の装置本体4のクランプ機構6のグリップ用
モーター8を作動させ、対のグリップ7を同期的に接近
させて、それらの間にて大梁lの上フランジIaを挾む
。それから、フランジ固定用の大径ネジ10を締め付け
て、左右の装置本体4を大梁l上に固定ずろ。
つづいて、柱幅設定用ハンドル16(第3図参照)を回
して可動体15をスライドさせ、その可動体15と、柱
把持アーム13の爪部13aとの間隔を柱2の幅よりも
多少広い幅に調整する。また、ボルト締め付は機構19
.20におけるナツト締め付はボ・Iシス22にナツト
Nをセットすると共に、ボルト挿入ボックス24にボル
トBをセットする。ところで、ボルト締め付は機構19
,20における各ボックス22,23.24の間隔は予
め調整されていて、セットされたナツトN、ボルトB、
およびピン23aが大梁1のウェブ1bに明けられたボ
ルト挿通孔と対向するようになっている。また、これら
のボルト締め付は機構19.20と、位置決め用アーム
I7との上下方向の間隔は、予め次のように設定されて
いる。すなわち、注2に予め受はプレート27を設けて
おいて、その受はプレート27上に位置決め用アーム1
7を載せたときに、ボルト締め付は機構19.20にセ
ットされているナツトN、ボルトBおよびピン23aが
柱2の固定プレート3に明けられているボルト挿通孔と
ら高さ方向においてほぼ対向する関係に設定されている
その後、第6図(c)に示すように、吊荷回転装置25
から下げた主吊りワイヤーW2を大梁lに連結する。そ
れから、大梁l上に組み立て装置4を載せたままその大
梁1を吊り上げて、既に建方されている柱2の間にまで
移動させる(第6図(d)。
(e))。この第6図(d)は平面図、同図(e)は側
面図であり、大梁lの移動位置は、まずは柱2の間の手
前位置(同図(d)中の下方位置、同図(e)中の右方
位置)である。この手前位置に移動させるまでの間に、
事前に、一方のボルト締め付は機構19をスクリュージ
ヤツキ21によって、第2図中二点鎖線で表すような位
置にまでスライドさ仕ておく。
このように柱2の手前位置まで移動させてから、クレー
ンを操作して横移動させ、左右の装置本体4を左右の柱
2の面間に押し付ける。その際、位置決め用アーム、1
7の先端のアブソーバSが徐々に押し縮められる(第6
図(f))。そして、アブソーバSが充分に押し縮めら
れた後、大梁1を下降させて、装置本体4の位置決め用
アーム17を柱2の受はプレート27上に軽く載せる(
第6図(g))。これにより、大梁lは上下方向に関し
て位置決めされる。また、大梁1の下降に際しては、ア
ブソーバSの先端が柱2に圧接したまま滑って、大梁l
の下降をガイドすることになる。
その後、左右の装置本体4の柱把持アーム13をスクリ
ュージヤツキ12によって外方にスライドさ仕て、その
柱把持アームI3を柱2の側面に当てる(第6図(h)
)。この時点までは、左右の装置本体4における柱把持
アーム13は柱2の間の若干内方に位置していて、大梁
1の横移動の邪魔とならないようになっている。また、
同様の理由から、左右の装置本体4における一方のボル
ト締め付は機構19は、萌述したように第2図中の2点
鎖線の状態にあって、柱2の固定プレート3に当たらな
いようになっている。
その後、左右の装置本体4における位置決め用アーム1
7を互いに近付ける方向にスライドさU・る。スライド
する位置決め用アーム17は、その先端の爪部17aを
柱2の受はプレート27に引っ掛lすで、その柱2を引
き寄せることになる(第6図(i))。そして、往把持
アーム13と柱2との間のすき間をなくす。これにより
、大梁lは第6図(i)中の左右方向に関して位置決め
される。
その後、柱把持アーム13を第6図(j)中の下方向、
つまり第3図中の右方向にスライドさせる。
スライドする柱把持アーム13は、その先端の爪部13
aと位置決め用アーム17との間にて、柱2を挾んで把
持することになる。これにより、大梁lは第6図(j)
中の上下方向に関して位置決めされる。
以上の一連の作業によって、大梁lが往2の間の架設位
置に位置決めされる。そして、この位置決め状態におい
て、柱2の固定プレート3と大梁lのウェブlbに明け
られ几ボルト挿通孔同士が一致することになる。
その後、対のボルト締め付は機構19.20を作動させ
、ボルトBとナツトN(こよって柱2の固定プレート3
と大梁lのウェブ1bとを連結する。
すなわち、まず一方のボルト締め付は機構19を第2図
中2点鎖線で表す位置から同図中実線で表す位置にまで
スライドさせろ。これによって、対のボルト締め付は機
構19.20は、柱2の固定プレート3と大梁lのウェ
ブ1bを挾んで互いに向かい合うことになる。それから
、一方のボルト締め付は機構19におけるピン挿入ボッ
クス23のピン23aを第5図中の右方へ押し出す。そ
のピン23aは、柱2の固定プレート3側のボルト挿通
孔を貫いて、大梁lのウェブlb側のボルト挿通孔内に
強制的に押し入れられる。これにより、柱2と大梁1と
の位置関係が微調整され、それら両者のボルト挿通孔と
、ボルト締め付は機構19.20との位置関係が極めて
正確に定まる。
その後、ボルト締め付は機構19.20におけるボルト
挿入ボックス24から、ボルトBを押し出して、そのボ
ルトBを往2の固定プレート3と大梁lのウェブlbの
ボルト挿通孔内に貫き通す。
それから、ボルト締め付は機構19.20におけるナツ
ト締め付はボックス22によって、ナツトNを回転させ
る。この回転により、ボルト挿通孔内を貫いてきたボル
トBの先端にナツトNがネジ合わされ、そして締め付け
られる。その締め付は力は、仮止めする程度となってい
る。
このようにしてボルトBとナツトNによって大梁lを連
結した後は、ボルトBとナツトNのみを残して、ボルト
締め付は機構19.20を再び元の状態に戻す。それか
ら、左右の装置本体4におけろ各動作部を前述した場合
と逆に作動させて、それらと柱2との間の位置決め関係
を解く。更に、左右の装置本体4のクランプ機構6によ
る大梁lのクランプを解くと共に、主吊りワイヤーW2
による大梁lの連結を自動的に外す。その後、クレーン
によって組み立て装置のみを吊り上げて外す。
以上のようにして、大梁1が往2の固定プレート3の間
に架設される。なお、ナツトNとボルトBはその後に本
締めをする。
次に、この発明の他の実施例装置を第7図および第8図
に基づいて説明する。なお、前述した実施例と同様の部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例の場合は、柱把持用スクリュージヤツキ14に
よって柱把持アーム13が第8図中の左右方向に大きく
スライドするようになっていて、柱把持アームI3が一
方向に大きくスライドしたときには、第8図中二点鎖線
で表すように、柱把持アーム13に対して装置本体4が
右方に大きく偏る。また、可動台11は、比較的大出力
のスクリュージヤツキ12によって第7図の左方に強力
に押されるようになっている。また、柱把持アーム13
の先端には、前述した実施例の場合と同様の爪部13a
が設けられていない。また、前述した実施例におけるフ
ランジ固定用の大径ネジ10に代えて、別のフランジ固
定手段を採用している。
その固定手段は、偏心した歯車状の回動体30をレバー
31によって回動させることにより、その回動体30の
IIEを大梁lのフランジIaの上面に押し付けて固定
するようになっている。その他の構成は前述した実施例
と同様である。
本実施例の組み立て装置の場合は、住2の間に大梁lが
納まらないときであっても大梁lを自動的に架設するこ
とができる。すなわち、注2が倒れるなどして大梁1が
柱間に納まらない場合は、まず柱把持アーム13を柱間
に入れ、スクリュージヤツキ12によって柱2を所定の
寸法まで外方に押し出す。それから、大梁lと共に往把
持アーム13を横送りして、大梁lを固定プレート3に
当たるまで送る。その後、高さ方向位置決めアーム17
に付いている爪部17aを利用して柱2を引き寄せ、柱
2の開きすぎを調整する。これにより、大梁lは注2の
間の架設位置に位置決めされることになる。その後は、
前述した実施例の場合と同様の作業をする。
このように本実施例の場合は、柱2の間を強制的に所定
のスパンとしてから、大梁1を横送りして所定の架設位
置に位置決めする。
次に、この発明に係る装置の各機構部の池の実施例につ
いて説明する。
第9図および第10図は、ボルト締め付は機構19のピ
ン挿入ボックス23におけるピン23aの押し出し手段
の異なる池の構成例を示す。前者の押し出し手段は、ト
ラベリングナツト方式のスクリュージヤツキ40によっ
てピン23aを押し出すようになっている。一方、後者
の押し出し手段は、伸縮可能なリンク・11とシリンダ
42の組合せによってなる。そして、シリンダ42が伸
張したときは、図中二点鎖線で表すようにリンク41が
伸びてピン23aを斜めに引き抜いた状態となり、また
シリンダ42が退縮したときは、同図中実線で表すよう
にリンク41が縮みつつピン23aを起こしながら押し
出すようになっている。
第11図は、フランジ固定手段の他の構成例を示す。
本例の固定手段は、コ字状のグリップ7の下側部分の上
面を傾斜面として、大化lのフランジlaの肉厚が小さ
いときは、それをグリップ7の奥にて挾み込み、一方フ
ランジ1aの肉厚が大きいときは、それをグリップ7の
平面にて挾み込むようになっている。
なお、以上のそれぞれの実施例では、ボルト締め付は機
構19.20と、高さ方向位置決め用アーム17との上
下方向の間隔を予め定めた寸法に設定しているが、例え
ば、ボルト締め付は機構にセンサーを組み込むと共に、
位置決め用アーム17の立ち上かり部分に伸縮機構を設
けることによって、自動的に間隔調整をすることもでき
る。
また、この発明に係る装置の各部の構成は同等上記実施
例のみに特定されず、例えば左右の装置本体4を連結す
る連結材5は必ずしも必要ではなく、左右の装置本体4
はそれぞれ別個に離れたセパレート型であってらよい。
また、吊荷回転装置25は必ずしも使用する必要はない
。また、各動作部の駆動機構としては、ウオームモータ
ー、フレキンプルシャフト、空気モーターなどの種々の
ものを使用することが可能である。特に、ナツトNを回
して締め付けつける回転力の伝達用として、フレキシブ
ルシャフトを用いろことは、ボルト締め付は機構19.
20の構成の簡略化を図る上においてきわめて有効であ
る。また、ボルトBのの押し出し手段としては、バネや
記憶合金バネなどを使用することも可能である。また、
ピン23aの押し出し用としては、比較的強力な油圧ジ
ヤツキ、電動ジヤツキ、空圧ジヤツキなどを用いること
が可能である。
また、この発明が架設対象とする鋼材は、同等大梁のみ
に特定されず、例えば造船業界における鋼材などを架設
対象とすることもできる。したがって、この発明の適用
分野はきわめて広い。
[発明の効果] 以上説明しfこように、この発明は、架設用鋼材の端部
と固定プレートの連結部分に、互いに対向する対のボル
ト挿通孔を予め明けておき、架設用鋼材を固定プレート
の間に吊り下げてから、架設用鋼材の端部を定位置に納
めて、前記対のボルト挿通孔の一方側から他方側に位置
決め用のピンを差し込むことにより、架設用j[オを固
定プレートの間の架設位置に位置決めし、その後、架設
用鋼材の端部と固定プレートの間にボルトを通ずと共に
、ボルトの先端にナラI・を螺合させることにより、架
設用鋼材を組み立てるから、位置決めようのピンの差し
込みによって、吊り下げ状態にある架設用鋼材を所定の
架設位置にまで簡単にかつ確実に移動調整することがで
き、この結果、その後におけるボルトとナツトの締め付
は作業の完全自動化を実現することができる。また、高
所作業での不安全作業がなくなり、墜落災害を防止する
ことかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の一実施例を説明するた
めの図であり、第1図は組み立て装置の斜視図、第2図
は組み立て装置の側面図、第3図は第2図のIII−I
II線矢視図、第4図はボルト締め機構の縦断面図、第
5図は第11図の■−■線に沿う断面図、第6図(a)
〜(Dは組み立て方法の手順を説明するための図である
。 第7図および第8図はこの発明の他の実施例を説明する
ための図であり、第7図は組み立て装置の側面図、第8
図は第7図の■−■線矢視図である。 第9図および第1O図は、この発明の組み立て装置にお
ける位置決め機構の児なる構成例の説明図、第11図は
この発明の組み立て装置におけるクランプ機構の他の構
成例の説明図である。 l・・・・・・大梁、  2・・・・・・柱、3・・・
・・・固定プレート、 4・・・・・・装置本体、6・
・・・・・クランプ機構、  7・・・・・・グリップ
、13・・・・・・往把持アーム、 I7・・・・・・位置決め用アーム、 19.20・・・・・・ボルト締め付は機構、22・・
・・・・ナツト締め付はボックス、23・・・・・・ピ
ン挿入ボックス、  23a・・・・・・ピン、24・
・・・・・ボルト挿入ボックス、26・・・・・・制御
装置、 B・・・・・・ボルト、N・・・・・・ナツト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固設された対の固定プレートの間に架設用鋼材を
    吊り下げてから、その架設用鋼材の端部と固定プレート
    とをボルトとナットによって連結する架設用鋼材の組み
    立て方法において、 架設用鋼材の端部と固定プレートの連結部分に、互いに
    対向する対のボルト挿通孔を明けておき、架設用鋼材を
    固定プレートの間に吊り下げてから、 架設用鋼材の端部を定位置に納めて、前記対のボルト挿
    通孔の一方側から他方側に位置決め用のピンを差し込む
    ことにより、架設用鋼材を固定プレートの間の架設位置
    に位置決めし、 その後、架設用鋼材の端部と固定プレートの間にボルト
    を通すと共に、 ボルトの先端にナットを螺合させることを特徴とする架
    設用鋼材の組み立て方法。
  2. (2)固設されかつ定位置にボルト挿通孔が明けらてい
    る対の固定プレートの間に、端部の定位置にボルト挿通
    孔が明けられている架設用鋼材を吊り下げて、その架設
    用鋼材の端部と固定プレートをボルトとナットによって
    連結する架設用鋼材の組み立て装置において、 架設用鋼材の端部に取り外し可能に装備されて、架設用
    鋼材と共に吊り下げられる装置本体と、前記装置本体に
    備えられて、架設用鋼材の水平、垂直方向の位置決めを
    行う位置決め手段と、前記装置本体に備えられて、架設
    用鋼材の端部と固定プレートにおける前記ボルト挿通孔
    の一方側から他方側に位置決め用のピンを差し込むピン
    挿通手段と、 前記装置本体に備えられて、架設用鋼材の端部と固定プ
    レートの連結部分における一方側に位置し、それらの連
    結部分における一方側から他方側にボルトを通すボルト
    挿通手段と、 前記装置本体に備えられて、架設用鋼材の端部と固定プ
    レートの連結部分における他方側に位置し、前記ボルト
    の先端にナットを螺合するナット螺合手段と、 前記位置決め手段、ピン挿通手段、ボルト挿通手段、お
    よびナット螺合手段を制御する制御手段とを具備してな
    ることを特徴とする架設用鋼材の組み立て装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02209563A (ja) * 1989-02-03 1990-08-21 Kumagai Gumi Co Ltd 鉄骨梁の建方装置
JPH02236363A (ja) * 1989-03-10 1990-09-19 Takenaka Komuten Co Ltd 鉄骨建て方時におけるボルト締め方法およびナット等の保持治具
JPH03228968A (ja) * 1990-01-31 1991-10-09 Shimizu Corp 架設用鋼材の組み立て装置
JPH04127363U (ja) * 1991-02-12 1992-11-19 セブン工業株式会社 ドリフトピン

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