JPH02209563A - 鉄骨梁の建方装置 - Google Patents

鉄骨梁の建方装置

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JPH02209563A
JPH02209563A JP2555189A JP2555189A JPH02209563A JP H02209563 A JPH02209563 A JP H02209563A JP 2555189 A JP2555189 A JP 2555189A JP 2555189 A JP2555189 A JP 2555189A JP H02209563 A JPH02209563 A JP H02209563A
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JP
Japan
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steel beam
bolt
web
bracket
steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP2555189A
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English (en)
Inventor
Masafumi Wada
雅史 和田
Kunio Tanaka
邦夫 田中
Katsumi Kobayashi
克己 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鉄骨梁取ト1用ブラケットを有する対の鉄骨
柱間に鉄骨梁を配置し、また、さらに仮ボルト締めする
ための建方装置に関する。
(従来技i4F ) 従来、互いに平行な一対の鉄骨柱のブラケッi・間に、
クレーンにより吊持された鉄骨梁を位置決める作業、さ
らに、鉄骨梁と前記ブラケットとのボルト添線ぎのため
の仮ボルト締め作業は、作業員が前記ブラケット・に讐
って行なっていた。
(発明が解決しようとする課題) 作業員は、こわらの高所作業中、風雨のI影響を強く受
けまた不自然な姿勢を強いらねるため、落下の危険性が
高かった。
本発明は、鉄骨梁の建方作業における作業員の危険負担
を軽減すべく作業員による高所作業をできる限り排除す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段、発明の作用および効果) 本発明に係る、ブラケットを有する一対の鉄骨柱間への
鉄骨梁の建方装置は、前記鉄骨梁に互いに間隔をおいて
取り付けられる一対の位置決め機構を含み、各位置決め
機構は、両ブラケットの間に前記鉄骨梁のための配置空
間を規定すべく両鉄骨梁に押圧力または引張力を付与す
る第1の手段と、前記鉄骨梁と両ブラケットとを一直線
上に整列させるために前記鉄骨梁の側面または各ブラケ
ットの側面に押圧力をイ1午する第2の手段とを備える
本発明によれば、クレーンのような吊持装置で吊り上げ
られた鉄骨梁が鉄骨柱のブラケット間に下降されるとき
、各位置決め機構の第1の手段で内鉄骨社に押圧力また
は引張力を負荷して各ブラケット間に鉄骨梁のための配
置空間を確保することができる。また、その後、前記第
2の手段で前記鉄骨梁の側面または各ブラケットの側面
に押圧力を負荷することにより、前記鉄骨梁および両ブ
ラケット・を−直線上に一整列させることができる。
これにより、作業員の高所作業によることなしに、内鉄
骨社に対して、鉄骨梁をその長手方向ど該長手方向に直
角な横方向とに関して正確に位置決めることができる。
また、本発明は、!(形鋼から成るブラケットを有する
一対の鉄骨柱間へのl(形鋼から成る鉄骨梁の建方装置
であって、前記鉄骨梁と各ブラケットとを連結するため
に前記鉄骨梁の土部フランジの各端部に予め締結された
添板と各ブラケットのl−部フランジとを該ブラケット
のウェブの両側で締結するための一対の機構を含み、各
締結機構は、ηいに整合された前記添板のボルト孔およ
び前記ブラケットのF部フランジのボルト孔の下方また
は上方にボルトを解除可能に保持する上下動可能のボル
ト保持1段と、前記添板のボルト孔の直1−”または直
下に前記ボルトに螺合可能のナツトを解除可能に保持し
かつ前記ナツトを前記ボルト孔の軸線の周りに回転させ
ることができるナツト保持手段と、該ナツトに回転力を
与えるための回転駆動手段とを備える。
本発明によれば、前記ボルト保持1段を介して前記ボル
トを上昇または下降させ、こわを前記ボルト孔に通し、
次いで前記回転駆動手段により前記ナツトを回転させる
ことにより、該ナツトを前記ボルトに螺合させることが
できる。したがって、前記鉄骨梁および各ブラケット相
互のL部フランジにおける添板を介しての仮ボルト締め
を作業員の高所作業によることなしに行なうことができ
る。
本発明の装置は、また、H形鋼から成る鉄骨梁とH形鋼
から成る各ブラケットとをこれらのウェブでボルト添線
ぎによる仮接合を行なうための締結機構を含み、該締結
機構は、前記ウェブの一方の側において、互いに整合さ
れた添板のボルト孔および前R(u鉄−1t梁のウェブ
のボルト孔と、互いに整合された前記添板のボルト孔お
よび前記ブラケット・のウェブのボルト孔とに向けてそ
れぞれボルトを保持しかつ前記ボルト孔の軸線方向に移
動可能であるボルト保持手段と、前記ウェブの他方の側
において、前記ボルトに螺合可能のナツトを解除可能に
保持しかつ前記ナツトを前記ボルト孔の軸線の周りに回
転させることができるナツト保持手段と、前記ナツトに
回転力を与えるための回転駆動手段とを備える。
本発明によれば、鉄骨梁と各ブラケットとのウェブにお
けるボルト添線ぎによる仮ボルト締めも、また、作業員
による高所作業によることなく行なうことができる。
各添板は該添板が前記鉄骨梁のウェブに対向する位1a
と、一部がウェブに対向しかつ残部が前記鉄骨梁の端部
から突出する位置との間で揺動可能であるように予め前
記鉄骨梁に取り付けておくことが望ましい。この場合、
各位置決め機構に、首記鉄骨梁のウェブの両側に位置す
るnη記添板のための一対の揺動位置変更手段であって
前記添板との係止およびその解除のために前記鉄骨梁の
ウェブに直角な方向に移動可能でありまた前記添板に揺
動力を付与するために前記鉄骨梁の長手方向に移動可能
である係止部材を1工する一対の揺動位置変更手段を設
ける。
これによりば、前記添板の高所への運搬および高所での
所定位置への配置を人手によることなしに、また、容易
に行なうことができる。
さらに、前記鉄骨梁のウェブのボルト孔および各ブラケ
ットのウェブのボルト孔と、各添板のボルト孔とを整合
させるための整合手段を含み、該整合手段は前記ウェブ
のいずれか一方の側において、前記添板のボルト孔に向
けてドリフトビンを支持しかつ前記ボルト孔の軸線方向
に移動可能の支持部材を備える。これによれば、ドリフ
トビンを前記ボルト孔に打ち込み、一対の添板のボルト
孔とこれらの間の各ブラケットのウェブのボルト孔とを
一直線上に確実に整列させることができる。
(実施例) 第1図を参照すると、本発明に係る建方装置10と、該
装置に把持されたH形鋼から成る鉄骨梁12とが、クレ
ーンのような吊持装置(図示せず)のワイヤローブ14
で一対の鉄骨柱16間、より正確には該鉄骨柱の上側部
に取り付けられたH形鋼から成る一対のブラケット18
間に吊り下げられている。図示の各鉄骨柱は、十字形の
横断面を有し、該十字形の各先端部にはフランジ16a
を有する。
建方装置10は、鉄骨梁12をその両端部12a間のほ
ぼ中央部で把持するための把持機構20と、該把持機構
に連結されかつ該把持機構に関して対称に配置された一
対の位置決め機構22とを含む。本発明の建方装置10
は把持機構20は、第1図および第2図に示すように、
矩形の横断面を有しかつ鉄骨梁12の上部フランジ13
aに添ってその長手方向へ伸びるブロック状の本体24
と、慈本体の下面に士の長手方向へ間隔をおいて固定さ
れたダブル口ッドエンド型の複数(図示の例では三つ)
の液圧ジヤツキ26と、該液圧ジヤツキの各端部に固定
されたグリッパ28とから成る。前記り1/−ンのワイ
ヤローブ14はその端部で゛本体24に連結されている
。本体24は、図示の例に代えて、例えばフレームで構
成することができる。
各グリッパ28は鉄骨梁12の上部フランジ13aに向
けて開放する、該上部フランジの一部を受は入わ可能の
溝28aを有し、各液圧ジヤツキ26の収縮動作により
、各月のグリッパ28の溝28aが鉄骨梁12の上部フ
ランジ13aに係合しかつ各月のグリッパ28は前記液
圧ジヤツキの収縮方向力を受ける。これにより、鉄骨梁
12は把持機構20によって把持される。この把持状態
は、前記液圧ジヤツキ26を伸長動作させることにより
解除される。
把持機構20による鉄骨梁12の把持により、一対の位
置決め機構z2は把持機構20を介して、鉄骨梁120
両端部に取り付けられる。
把持機構20と一対の位置決め機構22との連結は、一
対の液圧ジヤツキ30によることができる。各液圧ジヤ
ツキ30は把持機構20の本体24に部分的に埋め込ま
れかつその長手方向端部から突出しており、該突出端が
各位置決め機構22の後記フレーム構造に固定さ41て
いる。液圧ジヤツキ30の伸f!動作により、鉄骨梁の
長さ寸法に応じて、位置決め機構22の把持機構20に
対する相対位置すなわち鉄骨梁12の長手方向に関する
位置を調整することができる。
ところで、図示の例では、鉄骨梁12と各ブラケット1
8とのボルト添線ぎに用いられる矩形状のa数の添板が
前記鉄骨梁の各端部12aに予め取り付けられている。
すなわち、添板32が前記鉄骨梁の下部フランジ13a
上に、また、対の添板34(第8図参照)が前記鉄骨梁
のウェブ13bの両側にそれぞれ取り(=jけらオlて
いる。
添板32はその一半部で複数のボルト・ナツト組立体(
図示せず)により鉄骨梁12の上部フランジに固定され
、その他半部は11η記鉄骨梁の端部12aから突出し
ている。また、各添板34は、鉄骨梁12のウェブ13
bに対向する位置(最初の位置)と、一部(実際には半
部)がウェブ13bに対向しかつ残部が前記鉄骨梁の端
部12aから突出する位置(最後の位置)との間で揺動
可能であるように、−のボルト・ナツト組立体36でウ
ェブ13bに枢着されている。各添板34は後記揺動位
置変更手段を介してその揺動位置を変えることができる
次に、第1図および第3図〜第6図に示すように、各位
置決め機構22は、鉄骨梁12が両ブラケット18間に
位置決められるときに鉄骨梁12をその頂部およびその
両側部で部分的に取り巻く部分取巻部38aおよびブラ
ケット18をその頂部およびその両側部で部分的に取り
巻く部分取巻部38bと、これらの部分取巻部を相互に
連結する連結部38cとから成るフレーム構造を含む。
なお、符号は、土に、第1図でみて右方側の構成部分に
関して付し、これと対称の左方側の構成部分については
、図面の煩雑を避けるためにこわを付すに止める。
鉄骨梁12に関する部分取巻部38aは、鉄骨梁12の
頂部および上部フランジの13aの側部を部分的に取り
巻くコ字形のブロック体40と、該ブロック体の下方に
あって鉄骨梁12のウェブ1°3bの両面に対向する一
対のブロック体42と、該ブロック体の下方にあって鉄
骨梁12の下部フランジ13eに対向する一対のブロッ
ク体44とから成る。
部分取巻部38aの各側方におけるブロック体40およ
びブロック体44は、部分取巻部38aを鉄骨梁12の
上下両フランジ部13a、13cに固定するための固定
手段78.80 (第3図)を支持する。これらの固定
手段については後に説明する。
ブラケット18に関する部分取巻部38bは、ブラケッ
ト18の頂部および上部フランジ18aを部分的に取り
巻きまた部分取巻部38aのブロック体40に対向する
コ字形部材46と、詠構成部材の下方にあって前記ブラ
ケットのウェブ18bに対向しまた部分取巻部3Baの
一対のブロック体42に対向する 対のブロック体48
と、該ブロック体の下方にあって前記ブラケットの下部
フランジ18ek:対向しまた部分取巻部38aの一対
のブロック体44に対向する一1対のブロック体5oと
から成る。
また、連結部38eは、ト方位置にある口字形ブロック
体40と口字形部材46とに固定された両端部を有する
上下二組の相対する板部材52゜54と、中間位置にあ
る両ブロック体42.48を連結する一対のロッド56
.58と、下方位置にある両ブロック体44.50を連
結する相対する一対の板部材60.62とから成る。
一方の部分取巻部38aの各側方におけるブロック体4
0,42.44を互いに平行なガイドロッド64とねじ
棒66とが貫通している。ガイドロッド64はその上部
でブロック体40.に固定され、これより下方の部分は
ブロック体42゜44を上下方向に滑動可能であり、ね
じ棒66はこわらのブロック体42.44に形成された
ねし孔に螺合している。さらに、他力の部分泡巻部38
bの各側方において、他のガイドロッド6日が、連結部
38eの板部材52.54と、他方の部分取巻部38b
のブロック48に設けられた突出部48aとを上下方向
に滑動可能に貫通し、下端が部分取巻部38bのブロッ
ク50に固定されている。また、部分取巻部38bの各
側方において、他のねじ棒70が5部分取巻部38bの
ブロック4s、50に設けられた突出部48b、5Oa
に形成されたに下方向に伸びるねし孔に螺合している。
一方の部分取巻部38aに関する各ねじ棒66は、口字
形ブロック体40に据え付けられたモータ72を駆動源
として、ねじ棒66のL端部に形成された歯に噛合′4
−るビニオン74を介して回転させることができ、また
、部分取巻部38bに関する各ねじ棒70は、口字形部
材46から伸びる板部分に据えイ・1けら第1たモータ
76に連結されており、註(−タな駆動源として回転さ
せることができる。
第1図および第3図に示すようt、@記フレーム構造を
鉄骨梁12に固定するための固定手段78は、口字形の
ブロック体40の両端部を貫通しかつこれらに固定され
た、鉄骨梁12のウェブに直角な横方向(以下、単に横
力向という。)に伸びかつ互いに相対する一対の液圧ジ
ヤツキ82と、ブロック体40の両端部を滑動可能に貫
通しかつ液圧ジヤツキ82と平行に伸びる相対する一対
のガイドロッド84と、各液圧ジヤツキ82の端部およ
び各月のガイドロッドの端部に固定された当接板86と
から成る。同様に、前記固定手段80も、一対の液圧ジ
ヤツキ8Bと、対のガイドロッド90と、これらの先端
に固定されだ互いに相対する一対の当接板92とから成
る。各液圧ジヤツキ88は各ブロック体44を貫通しか
つこれに固定され、前記液圧ジヤツキ82と同方向に伸
びる。各月のガイドロッド90は、各ブロック体44を
滑動可能に液圧ジヤツキ88と平行に伸びる。
各液圧ジヤツキ8B、92を作動させることにより、各
当接板86,92が鉄骨梁12の上下各フランジ13a
、13eに当接1−る。これにより、前記フレーム構造
を鉄骨梁12に固定することができる。この固定作業は
、鉄骨梁12を吊持する前に、地上において行なわれる
。このとき、対の相対する当接板92は、鉄骨梁12の
下部フレーム13cと各ブラケットの下部フレーム18
eとの接合のために使用される添板93を挟持する。添
板93は、鉄骨梁12を一対のブラケット18間にF降
させるときに該ブラケットに引掛かることがないように
、鉄骨梁12の端部から突出させないで該鉄骨梁の下部
フランジに仮ボルト締めされている。
前記固定作業に際し、モータ72.74を作動させてブ
ロック体42.44およびブロック体48.50をガイ
ドロッド64.68に沿ってそれぞれ移動させることに
よりこれらの高さ位置を変えることができ、また、これ
により、当接板86,92および後記当接板118が鉄
骨梁12の−L下両フランジに対向するようにこれらの
高さ位置を調整することができる。このとき、前記フレ
ーム構造の長手方向に相対するブロック体42.48相
互、および、ブロック体44.50相互が同一速度で上
下動するように、各モータの回転速度が選択されまた前
記ねし棒のねし山および前記ねし孔のねじ溝のビッヂが
選定される。これによれば、さらに、ブロック体48.
50をブラケット18のウェブおよび下部フランジにそ
れぞれ対向する位置に移動させることができる。
各位置決め機構22は、先に建込まれまたは継ぎ足され
た内鉄骨柱16間に設aI通り鉄骨梁12を配置するこ
とができるように各鉄骨柱に押圧力または引張力を付与
するための第1の手段94を備える。
第1図に示すように、第1の手段94は、方の部分取巻
部38aのブロック体40と連結部38eの板部材52
に固定されて横方向に伸びる枕部材95とに支持され、
板部材52の長手方向に伸びる液圧ジヤツキ96および
該ジヤツキのロッドの一端に取りト1けられた当接部材
98と、液圧ジヤツキ96のロッドに固定され、十干方
向に伸びる液圧ジヤツキ100および藷ジヤツキのロッ
ドの先端に固定された尖頭部材102とを含む。
この第1の手段94によれば、一対の鉄骨柱16の先端
の相互間隔が所定の値より小さい場合、液圧ジャツギ9
6を収縮させた状態で鉄骨梁12を鉄骨柱16間に下降
させ、下降の間に両位置決め機構22の一対の液圧ジヤ
ツキ96を伸長させて内当接部材9Bから内鉄骨梁に押
圧力を及ぼすことにより内鉄骨柱16を揺動させ、これ
らの先端間の距離を増大させることができる。図示の例
では、両位置決め機構22(より正確には画筆1の1段
94)か鉄骨梁12の長手方向の中央に関して対称に配
置されていることから、両液圧ジヤツキ96のロッドの
伸長yri sを等しく、かつ、両当接部材98間の距
離を内鉄骨柱16が互いにほぼ平行になるように設定す
る。その結果。
鉄骨梁12か内鉄骨柱16間のほぼ中間に位置決めらお
る。鉄・目・梁12と各ブラケット18との間には、通
常、10mmの間隔がおかれる。図示の例では、鉄骨梁
12の両端に固定された一対の添板32が該鉄骨梁の両
端から突出していることから、鉄骨梁12のF降は両添
板32が両ブラケット18に掛かるまで行なう。
反対に、鉄骨柱16の相互間隔が所定の値より大きい場
合には、両添板32が両ブラケット18に掛かるまで鉄
骨梁12を内鉄骨柱16間に下降させた後、液圧ジャツ
ギ96および液圧ジヤツキ100を作動させることによ
り、ブラケット18の上部フランジに予め固定された板
部材104に設けられた孔106(第6図)」二に尖頭
部材102を位置させ、さらに該尖頭部材を孔106に
挿通させる。その後、各液圧ジヤツキ96を収縮動作さ
せることにより、尖頭部材102および板部材104を
介して内鉄骨柱16に引張力を及ぼして互いに平行にす
ることができる。内鉄骨柱16をほぼ12行にすること
により、両ブラケット18間に鉄骨梁12のだめの所定
距ばの配置空間を得ることができる。
当接部材98に、鉄骨梁12のウェブに直角な方向であ
る首記横方向へ伸びる軸線の周りに回転可能のローラ1
08を設けることが望ましい。これにより、当接部材9
8と各鉄骨柱16との摩擦抵抗を軽減することができる
。また、第1の手段94は、例えば、当接部材98が各
鉄骨柱16のフランジを−L下方向に慴動可能に把持す
ることができる部材に設定すれば、液圧ジヤツキioo
、尖頭部材102、板部材104等の配置を省略1−る
ことかできる。また、当接部材98を省略することがで
き、この場合には、液圧ジヤツキ96を伸長動作させて
、板部材104の孔106に挿通された尖頭部材102
を首記横方向へ移動させることにより、内鉄骨柱16に
押圧力を及ぼすことができる。
各位置決め機構22は、また、鉄骨梁12と両ブラケッ
ト18とをこれらの長手方向に整列させるべく鉄骨梁1
2の両側面と、各ブラケット18の両側面とに押圧力を
付与する第2の手段110を備える。
第1図および第4図に示す例では、第2の手段110は
、鉄骨梁12の各端部において、鉄骨梁12およびブラ
ケット18の1・部フランジに関してこわらの両側に配
置さ11だ一組のジヤツキ組立体と、鉄骨梁12および
ブラケット18の下部フランジに関してこわらの両側に
配置された一組のジヤツキ組立体とから成る。
各ジヤツキ組立体は、支持板112と、該支持板に支持
され、該支持板に直角な方向すなわち前記横方向へ伸び
る液圧ジャ・7キ114と、支持板112を慴動可能に
貫通し・かつ液圧ジヤツキ114と′″V行に伸びる一
対のガイドロッド116と、液圧ジヤツキ114および
ガイドロッド116の双方の娼1部に固定された当接板
118とから成る。
前記下部フランジに関するジヤツキ組立体では、支持板
112が両板部材52.54にごわらの長手方向へ移動
可能にそれぞ才1保持されている。支持板112は、該
支持板とブロック体40とに連結された液圧ジヤツキ1
20を作動させて前記長手方向に移動させることにより
、当接板118を鉄骨梁12およびプラク゛ットエ8の
双方の一部に対向させることができる。また、前記下部
フランジに関するジヤツキ組Q′体では、その支持板1
12が板部材S0,62にこわらの長手方向へ移動可能
に保持され、支持板112を移動するための液圧ジヤツ
キ120は支持板112とブロック体44とに連結され
ている。
第2の1段110によりば、各組のジヤツキ組立体の両
液圧ジヤツキ114を伸長動作させて両当接板118を
IJ′、いに他の一方へ向けて移動させ、さらに鉄骨梁
12またはブラケッi・18のフランジに当接させて押
圧力を及ぼTことができ、これにより鉄骨梁12と両ブ
ラケット18とを一直線トに整列させることができる。
この第2の−f段110による鉄骨梁12の位置決めは
、第1の手段94による鉄骨梁12の位置決めの後、鉄
骨梁12をその両端から伸びる一対の添板32で両ブラ
ゲット18M支持した状態で行なうことができる。
前記第1および第2の手段94,110により、鉄骨梁
12を両ブラゲット18間の所定位置に位置決めること
ができる。この位置決めにより、各添板32に設けられ
た複数のボルト孔32A(第7図参照)と、各ブラケッ
ト18の上フランジに設りられた複数のボルト孔18A
(第7図参照)とがほぼ整合される。また、各月の添板
34に設けられた複数のボルト孔34A(図示せず)と
、鉄骨梁12のウェブの各端部に設けられた複数のボル
ト孔12Aおよび各ブラケットのウェブに設けられた複
数のボルト孔(図示せず)とが整合iiJ能になる。
本装置1oGi、前゛記位置決め機構22のほか、鉄骨
梁12の位置決め後に各添板32と各ブラケット18と
を締結するだめの一対の締結機構122と、一対の添板
34と、鉄骨梁12のウェブおよび各ブラケット18の
ウェブとを締結するだめの締結機構124とを備える。
17かし、鉄骨梁12のブラケット18間への位置決め
が他の方法によってまたは他の装置を用いて行なわれる
場合、本装置は、締結機lll5122.124を右す
るが前記位置決め機構22を有しないものとすることが
できる。また、各添板32と丼ブラケット18との仮ボ
ルト締めが他の方法によってまたは他の装置を用いて行
なわ才する場合、本装置は締結機構122を有しない装
置、)なわち(存置決め機構22と締結機構124とを
有する装置、または締結機構124のみを有する装置と
することができる。さらに、一対の添板34と鉄骨梁1
2のウェブおよび各ブラケット18のウェブとの仮ボル
ト締めが他の方法よってまたは他の装置を用いて行なわ
れる場合、締結機構124を有しない装置、すなわち、
位置決め機構22と締結機構122とを有する装置、ま
たは締結機構122のみを有する装置とすることができ
る。
第1図および第5図に示すように、両締結機横122は
各ブラケット18の両側に位置する。
各締結機構122は、第7図に汀線を示すように、ブラ
ケット18の側に開口するほぼチャンネル形のフレーム
126と、該フレームに支持されたボルト保持手段12
8、ナツト保持手段130および回転駆動手段132と
を備える。
第5図に示すように、フレーム126は、板部材52.
54にこれらの長手方向に移動可能に保持され、コ字形
部材46と支持板114との間に位置する支持板134
に、液圧ジヤツキ136と、ガイドロッド138と、一
対のガイドロッド140とを介して支持されている。前
記横方向に伸びる液圧ジヤツキ136は、その一端がフ
レーム126に固定され、その他端が支持板134を貫
通しかつこれに固定されている。
液圧ジヤツキ136と平行に伸びるガイドロット138
はその一端がフレーム126に固定され、その他端が支
持板134を滑動可能に貫通している。ガイドロッド1
38と平行な一対のガイドロッド140は両締結機構1
22の相対する一対のフレーム126の上部を滑動可能
に貫通し、これらの両端部は相対する両支持板134を
貫通しかつ該支持板に固定されている。支持板126を
長手方向に移動させるための液圧ジヤツキ142の両端
部が支持板134およびコ字形部材46に連結されてい
る。
第7図を参照するに、ボルト支持手段128は−[、下
動可能のアーム部材144を含む。アーム部材144は
、ボルト146をその頭部で該ボルトがその軸線の周り
に回転することができないようにかつ解除可能に受は入
れることができる受は入れ部144aが設けられた先端
部と、筒部144bか設けられた基端部とを有する。
筒部144bは、フレーム126の下部と、その上方に
片持支持された支承部材148との間に配置されかつこ
れらに固定された両端部を有するガイドロット150に
滑動可能に嵌合している。アーム部材144をガイドロ
ッド150に沿って上下動させるための液圧ジヤツキ1
52がガイドロッド150と平行に配置されている。
液圧ジヤツキ152は、そのロッドがナツト保持手段1
30の一部を成すアーム部材154の基部に固定され、
また、そのシリンダ部はフレーム126の下部を滑動可
能に貫通している。アーム部材144の筒部144bは
前記シリンダ部に枢着されており、液圧ジヤツキ152
を作動させるとそのシリンダ部とともに上下動する。
ナツト保持手段130は、前記アーム部材154と、該
アーム部Mの先滞部に回転可能に支持されかつ下方に向
けて開「1する、ボルト146に螺合可能のナツト15
6をその軸線の周りに回転することができないように保
持しまたこれを解除することができる保持部材158と
を有する。
図示の例では、保持部材158を励磁状態におくことに
より磁性材料から成るナツト156を保持し、また、非
励磁状態におくことによりナツト156の保持を解除す
る。このために、保持部材158は磁性材料で形成され
、また、保持部材158に接する電磁石がアーム部材1
54に内蔵されている。ボルト受は入れ部144aと、
ナツト保持部材158とは−の直線−Fに軸線を有する
図示の回転駆動手段132は、アーム部材154の基端
部の近傍に配置されかつフレーム126に取り付けられ
たモータ160と、該モータの駆動力をナツト保持部材
158に伝達すべくアーム部材154内に配置された、
モータ160の駆動軸に取り付けられたビニオン162
aと、該ビニオンにI11!合しかつ互いに噛合する複
数の歯ζト162bと、ナツト保持部材158の周面に
形成された、歯車162bと係合可能の複数の歯とから
成る。
フレーム126を前記横方向に移動させることができる
液圧ジヤツキ136およびフレーム126を前記長手方
向に移動させることができる液圧ジヤツキ142を交互
に操作することにより、ボルト146を、互いに整合さ
れたボルト孔32A、18Aの下方に註孔に向りて支持
しかつナツト156をボルト孔32A、18Aの直上に
配置することができる。その後5液圧ジヤツキ152を
作動させてアーム部材144をト昇させることCより、
ポルl−146をボルト孔32A、18Aに通すことが
できる。次いで、ボルト146を上昇させる間にモータ
160を作動させてナラ[・保持部材158を回転させ
ることにより、ナツト156をボルト146に螺合させ
ることができ、これにより、添板32とブラケット18
との仮ボルト締めを行なうことができる。
アーム部材144を下降させかつナツト保持部材158
を非励磁状態においた後、各締結機構122を仮ボルト
締め位置から移動させることができる。
また、第7図でみて、該図に示された締結機構122の
天地を逆、すなわち液圧ジヤツキ136の軸線の周りに
180度回転させ、さらに、天地を逆にした状態でみて
ガイドロッド138をガイドロッド140のレベルにか
つガイドロッド140をガイドロッド138のレベルに
移して得られたものを他の例の締結機構とすることがで
きる。この場合、ボルト146および受け7人わ部14
4aを磁性材料で構成し、また、受は入れ部144aを
励磁状態におくための電磁石を設ける。また、この場合
、ナツト156の保持部材158はこれを励磁状態にお
くことができるようにしてもまたできないものであって
もよい。この例によれば、締結の際、励磁状態におかれ
た受は入れ部144aに受は人J1られたボルト146
は、孔32A、18Aに向けて下降され、該孔に挿入さ
れる。その後、回転されるナラl−156がポルl−1
46に螺合される。
次に、第1図、第4図および第8〜10図を参照して、
一対の添板34と、鉄骨梁12のウェブ13bおよび各
ブラケット18のウェブ18bとを締結するための締結
機構124について説明する。
締結機構124は、ウェブ13b、18bの方の側に位
置するボルト保持1段164と、ウェブ13b、18b
の他方の側に位置するナツト保持手段166(第4図参
照)と、回転駆動手段(図示せず)とを含む。
ボルト保持手段164およびナツト保持手段166は、
そわぞわ、ブロック体42.48間に配置された支持板
168を備える。支持板168はこれを貫通するガイド
ロッド56.58に該ロットに沿って移動可能に支持さ
れている。支持板168を移動させるため駈動源として
、液圧ジヤツキ170の両端部が支持板、168とブロ
ック体42とに連結されている。
各支持板168を複数(図示の例では四つ)のガイドロ
ッド172と液圧ジヤツキ174とが前記横方向に向け
てそれぞれ貫通している。各ガイドロッド172は支持
板168に対して滑動可能であるが、液圧ジヤツキ17
4はその一端部で支持板168に固定されている。各ガ
イドロッド172の端部と、液圧ジヤツキ174の他端
部とが支持板168に相対して配置された板部材176
に固定されている。したがって、液圧ジヤツキ174を
作動させることにより、各ガイドロッド172に沿って
、板部材176を前記横方向に移動することができる。
板部材176には、支持板168とは反対の側に、一対
のフレーム178が首記長手方向に互いに間隔をおいて
配置されている。板部材176と、各フレーム178と
は、互いに他の一方に向けて伸びかつ部分的に重なる二
組のブラケット180と、各組のブラケット180の重
なり部分を面記長手方向に貫通して伸びるビン182と
を介して連結されている。このため、各フレーム178
はビン182に沿って11f1記長f方向に移動可能で
ある。また、板部材176と両フレーム178との間に
該フレームの前記長手方向における相対位置を変更する
ためのモータ184および該モータの出力軸に連結され
、ビン182間をこれらと平行に伸びるねじ棒186が
配置されている。モータ184は一方(第8図において
右方)のフレーム178に固定され、ねじ棒186は他
方のフレーム17Bに設けられた他のブラケット(図示
せず〉に形成されたねし穴に係合して伸びる。前記モー
タ184はまたその一部が板部材176に形成された凹
所176aに係止していることから、モータ184を回
転させるとき、前記他方のフレーム178のみが前記長
手方向に移動する。両フレームは、その一方が鉄骨梁1
2のウェブに対向しかつ他の一力がブラケット18のウ
ェブに対向するようにその位置を31整される。
各フレーム178は、面記ブラケッl−180が固定さ
れた板部材188と、該ブラケッl−180とは反対の
側で板部材188に固定されたコ字形部材190とから
成る。各板部材188は上下方向に互いに間隔をおかれ
た一対の突出部188a、188bを有し、各月の突出
部188a、188bには、前記横方向に伸びる軸受部
材192↓5よびモータ193を支持する支持部$41
94が取りイベ1けられている。各モータは、各軸受部
材192に回転可能に支承された−・端部な有するねじ
棒196の他喘部か接続されている。
他方、各フレーム178のコ字形部材190は、ボルト
198を保持するための保持部材200の一対の突出部
のうちの一方200aを4通しており、保持部材200
のための案内作用をなす。
保持部材200の他力の突出部200bは、名、ねじ棒
196が4通しかつ螺合している。このため、モータ1
93を作動させると、保持部材200が十F方向へ移動
する。
保持部材200は、前記ウェブじ向けて開「1する1六
角形の凹所202を有し、該凹所にポル1−198の頭
部を受は太れ、該ボルトを前記ウェブに向けて保持する
ことができる。
保持部材200に保持されたボルト198は、液圧ジヤ
ツキ170による支持板168の前記長手方向への移動
、一方のフレーム178の前記長手方向への移動および
ねじ棒196に沿っての上下動により、互いに整列され
たボルト孔12A。
34Aに対向させることができる。また、液圧ジヤツキ
174を伸長動作させることにより、保持部材200に
保持されたボルト198をボルト孔12A、34Aに挿
入することができる。
ナツト保持手段166は、ボルト・保持手段164がボ
ルト保持部材200を存するのに対してナツト203を
保持するためのナツト保持部材(図示せず)を内蔵する
ケーシング204を有する点でのみ異なる。
ケーシング内に回転可能に保持された前記ナツト保持部
材は、前記ナツト保持部材158と同様の構造を11゛
シ、前記ウェブに向けて開「ロノかつナツト206を受
は入れることができる。ケーシング204にはさらに前
記ナツト保持部材に直結されたモータ(図示せず)が配
置さ狛、ている。このモータを作動させることにより、
前記ナツト保持部材を介してナラl−206を回転させ
ることができる。
ナツト206は、前記ポルト保持手段におけると同様、
液圧ジヤツキ170による支持板168の前記長手方向
への移動、一方のフレーム178の前記長手方向への移
動およびねじ棒196に沿っての上下動により、互いに
整列されたボルト孔12A、34Aに対向させることが
できる。また、液圧ジヤツキ174を伸長動作させるこ
とにより、ナツト206をボルト孔12A。
34Aに近接させることができる。次いで、ナツト20
6を前記ウェブに向けて移動させる間に該ナツトを回転
させることにより、ボルト孔12A、34Aから突出す
るポル1198に螺合させ、これにより、仮ボルト締め
を行なうことができる。仮ボルト締めの完了後は、フl
ノーム178を支持板168の側に移動させる。
ところで、第8図に示すように、−のボルト・ナツト組
立体36で鉄骨梁12の端部においてそのウェブ13b
に揺動可能に固定され、ウェブ13bに対向する前記最
初の位置にある添板34.を、該添板のボルト孔34A
が鉄骨梁のウェブ13bのボルト孔および各ブラケット
のウェブ18bのボルト孔に整合する位置である、一部
が鉄骨梁のウェブ13bに対向しかつ残部か鉄骨梁12
の端部から突出してブラケットのウェブ18bに対向す
る前記最後の位置に揺動させるための一対の揺動位置変
更ヨ[段208が、本装置10の各端部に関して設けら
れでいる。
各揺動位置変更手段208は前記ウェブの各側方にあっ
て、上下方向に互いに間隔をおいて配置された一対の棒
状の支持部材210であってこれらの両端部でブロック
体42と板部材168とに、複数の環部材211を介し
て、前記長手方向に移動可能に支持された支持部材21
0と、支持部材210に固定さね、該支持部材とともに
移動可能の上下方向に伸びる支持板212と、該支持板
に回転可能に支承され、上下方向に伸びるねじ棒214
と、註ねし棒に螺合された筒状部材215に固定さ、t
また一端部を有し、前記横方向すなわち鉄骨梁12のウ
ェブに直角な方向へ伸びる液圧ジヤツキ216と、該液
圧ジヤツキの他端部に取り付けられた係止部材218と
、支持板212とブロック体42とに連結された両端部
を有する液圧ジヤツキ220とから成る。
ねじ棒214の下端部に、支持板212の下部に固定さ
れたモータ222の出力軸が接続されている。モータ2
22を作動させて液圧ジヤツキ21Bを上下動させるこ
とにより係止部材218のレベルを変えることができる
。また、液圧ジヤツキ216を作動させることにより、
係1」一部材218の前記横方向位置を変えることがで
きる。
第10図に六ずように、係止部材218を鉄骨梁のウェ
ブ13bに近接さぜかつ添板34.の直下に位置させる
、第8図でみてボルト・ナツト組立体36の周りにi2
時計方向への揺動傾向を有する添板34.は係11−1
部材218に当り、前記最初の位置にとどめられる。揺
動位置変更手段208の使用に適合するように、ボルト
・ナツト組立体36による前記添板の締め付けの程度が
、係止部材218との当接を解除したときに前記添板が
前記最後の位置の手前の位置(この位置における添板を
符号342で示す。)まで揺動可rlLな程度に設定さ
れる。前記添板な前記最初の位置に保持する作業は地上
で行なう。添板341は鉄骨梁12の首記位置決めが終
了するまで前記最初の位置に保持される。これにより、
鉄骨梁の位置決めを阻害することとなる前記添板のブラ
ケット18への引掛かりを生じさせないようにする。
添板341を前記最後の位置に揺動させる操作は鉄骨梁
12の位置決め後に行なう。この操作に際して、まず、
前記液圧ジヤツキ216を収縮作力させて係止部材21
8を前記横方向へ移動させる。添板34.が前記最初の
位置から符号342で示す位置まで揺動した後、液圧ジ
ヤツキ216を伸長動作させて係止部材218を鉄骨梁
12のウェブに近接させる。次いで、液圧ジヤツキ22
0を伸長動作させて支持板121とともに係止部材21
8を前記長手方向へ移動させ、係止部材218から添板
342に押圧力を及ぼす。これにより、添板34.をr
If記最後の位置(この位置における添板を符号343
で示す。)まで揺動させる。、添板34.が前記最後の
位置に達したことの確認は目視により、あるいは、例え
ば圧力センサー223を用いることにより行なうことが
できる。
前記最後の位置まで揺動された添板343のボルト孔は
鉄骨梁12およびブラケット18のそれぞわのウェブの
ボルト孔にほぼ整合するが、より完全な整合状態を得る
ために、図示の例のように、整合手段224を設けるこ
とが望ましい。
ボルト孔の整合手段224は、締結機構124のボルト
保持手段164の一部を成す支持板168に支持され、
ボルト保持手段164の−・部を成す一方のフレーム1
78(第8図でみてむ方)の直上に位置する。
整合手段224は、支持板168を滑動可能に貫通する
一端部を有する一対のガイドロッド226および両ガイ
ドロッド間にあって支持板168を貫通しかつこれに固
定された一端部を有する液圧ジヤツキ228と、これら
の他端部に固定され上下方向に伸びる案内板230と、
詠案内板に取り付けられた一対の軸受部材232に回転
可能に支承された上下方向に伸びるねじ棒234と、上
方の軸受部材232に固定されたモータ236であって
その出力軸がねじ棒234に接続されたモータ236と
、案内板230に滑動可能に接するブロック状の本体2
38aおよび該本体に連なる、ねじ棒234に螺合する
筒部238bから成る、後記ドリフトビン240のため
の支持部材238とから成る。
支持部材の本体238aは、ドリフトビン240の一部
を受は入省1可能の受は人れ穴242を有する。受は入
れ穴242は前記ウェブに向けて開口している。ドリフ
トビン240は、地上で受は入れ穴242に差し込まれ
、これにより支持部材に支持される。図示の例では、受
は入れ穴242が、首記ポルト保持手段の保持部材20
0に設けられた二つの凹所202の中心を結ぶ延長線上
にある。
受は入れ穴242に差し込まれたドリフトビン240は
、液圧ジヤツキ170の作動による支持板168の前記
長手方向への移動、および、モータ236を作動させて
のねじ棒234の回転による支持部材238の十−ト方
向への移動により、添板343の前記ボルト孔に向ける
ことができる。次いで、液圧ジヤツキ228を伸長動作
させることにより、支持部材238を前記横方向へ移動
させ、ドリフトビン240を一対の添板343のボルト
孔およびこれらの間のブラケット18のボルト孔に貫通
させることができる。その結果、前記ボルト孔がより正
確に整合さ第1る。
整合千−段224は、こわを前記ボルト保持手段の側に
配置する図示の例に代えて、前記ナツト保持手段の側に
配置することができる。
ところで、例えば雨上がり直後では添板32゜34が当
接されるブラケットのフランジ面またはウェブ面が濡打
ているため、鉄骨梁およびブラケットの相互接続は前記
面の乾燥を待って行なわなければならない。しかし、こ
れでは作業効率の低下を余儀なくされる。これを回避す
るために、本発明に係る装置は、さらに、複数(図示の
例では二対)の乾燥手段244を備える。
第1図および第8図に示すように、一対の乾燥手段24
4が、前記上部フランジに関する締結機構122の支持
板134の両側部に、ブラケット18よりも上方の位置
に取り付けられている。
また、他の一対の乾燥手段244は前記ウェブに関する
締結機構の支持板168の両側部に取り付けら打ている
各乾燥1段244は、第11図および第12図に示すよ
うに、発熱体ユニット246と、該ユニットを回転可能
に支持する支持体248と、該支持体を支持するベース
250とを含む。乾燥手段244は支持板134,16
8へのベース250のボルト止めにより堆り付けること
ができる。
発熱体ユニッl−246は、開放面が防護網251で覆
わわた円筒体から成るケーシング252と、該ケーシン
グ内に配置された発熱体254と、該発熱体が発する熱
をケーシング252の外部に吹き出すための電動ファン
256とから成る。
支持体248は、ベース250に回転可能に取り付けら
れた基部258aと、ケーシング258をその軸線に直
交する軸線の周りに回転可能に支持する一対の端部25
8bとを有するY形のヨーク部材258とを含む。
ベース250にはピニオン260が取り付けられた出力
軸を有するモータ262が据え付けられており、また、
前記支持体のヨーク部材の基部258aにはビニオン2
60に噛合する平(kjfL 264が固定されている
。また、ケーシング246に固定されかつヨーク部材2
58の両端部zsabを滑動可能に貫通する一対の釉部
材266の一方にモータ268の出力軸が接続されてい
る。モータ268はヨーク部材258に固定されている
。したがって、モータ262または268を作動させる
ことにより、発熱体ユニット246の吹出し口を前記フ
ランジ面およびウェブ面における任意の箇所に向け、こ
ねにより、前記面を乾燥させることができる。
前記仮ボルト締めを完了した後、各液圧ジヤツキを作動
させて本装置10と鉄骨梁12との係合を解除すること
ができ、その後、ワイヤローブ14で本装置10を引き
、Lげ、地−Vに戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄骨梁に取り付けられた本発明に係る建方装置
の正面図、第2図は建方装置の把持機構の拡大横断面図
、第3図、第4図、第5図および第6図は、それぞれ、
第1図の線3−3、線4−4、線5−5および線6−6
に沿って得た概略的な横断面図、第7図は上部フランジ
に関する締結機構の拡大正面図、第8図は第1図に示さ
れた鉄骨梁を透視して得た、ウェブの締結機構の正面図
、第9図および第10図は、それぞれ、第8図の線9−
9およびlI!itl O−10に沿って得た横断面図
、第11図は乾燥手段の一部である発熱体ユニットの断
面図、第12図は乾燥手段の拡大正面図である。 10:建方装置、   12:鉄骨梁、13a、13b
:鉄骨梁の」一部フランジおよびウェブ、 16:鉄骨柱、    18ニブラケット、18a、1
8b=ブラケットの上部フランジおよびウェブ、 18A、32A、34Aニブラケツトおよび添板のボル
ト孔、 20:把持機構、   22:位置決め機構、32.3
4:添板、  93:第1の手段、110:第2の手段
、 122.124:締結機構、 128.164:ボルト保持手段、 130.166:ナツト保持手段、 132:回転駆動手段、 208:揺動位置変更手段、 218:係止部材、  224:整合手段、238ニド
リフトビンの支持部材、 240ニドリフトピン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブラケットを有する一対の鉄骨柱間への鉄骨梁の
    建方装置であって、前記鉄骨梁に互いに間隔をおいて取
    り付けられる一対の位置決め機構を含み、各位置決め機
    構は、両ブラケットの間に前記鉄骨梁のための配置空間
    を規定すべく両鉄骨梁に押圧力または引張力を付与する
    第1の手段と、前記鉄骨梁と両ブラケットとを一直線上
    に整列させるために前記鉄骨梁の側面または各ブラケッ
    トの側面に押圧力を付与する第2の手段とを備える、鉄
    骨梁の建方装置。
  2. (2)H形鋼から成るブラケットを有する一対の鉄骨柱
    間へのH形鋼から成る鉄骨梁の建方装置であって、前記
    鉄骨梁と各ブラケットとを連結するために前記鉄骨梁の
    上部フランジの各端部に予め締結された添板と各ブラケ
    ットの上部フランジとを該ブラケットのウェブの両側で
    締結するための一対の機構を含み、各締結機構は、互い
    に整合された前記添板のボルト孔および前記ブラケット
    の上部フランジのボルト孔の下方または上方にボルトを
    解除可能に保持する上下動可能のボルト保持手段と、前
    記添板のボルト孔の直上または直下に前記ボルトに螺合
    可能のナットを解除可能に保持しかつ前記ナットを前記
    ボルト孔の軸線の周りに回転させることができるナット
    保持手段と、該ナットに回転力を与えるための回転駆動
    手段とを備える、鉄骨梁の建方装置。
  3. (3)H形鋼から成るブラケットを有する一対の鉄骨柱
    間へのH形鋼から成る鉄骨梁の建方装置であって、前記
    鉄骨梁と各ブラケットとをこれらのウェブでボルト添え
    継ぎによる接合を行なうための締結機構を含み、該締結
    機構は、前記ウェブの一方の側において、互いに整合さ
    れた添板のボルト孔および前記鉄骨梁のウェブのボルト
    孔と、互いに整合された前記添板のボルト孔および前記
    ブラケットのウェブのボルト孔とに向けてそれぞれボル
    トを保持しかつ前記ボルト孔の軸線方向に移動可能であ
    るボルト保持手段と、前記ウェブの他方の側において、
    前記ボルトに螺合可能のナットを解除可能に保持しかつ
    前記ナットを前記ボルト孔の軸線の周りに回転させるこ
    とができるナット保持手段と、前記ナットに回転力を与
    えるための回転駆動手段とを備える、鉄骨梁の建方装置
  4. (4)各添板は前記鉄骨梁のウェブに対向する位置と、
    一部がウェブに対向しかつ残部が前記鉄骨梁の端部から
    突出する位置との間で揺動可能であるように予め前記鉄
    骨梁に取り付けられており、さらに、前記鉄骨梁のウェ
    ブの両側にある前記添板のための一対の揺動位置変更手
    段を備え、各揺動位置変更手段は、前記添板との係止お
    よびその解除のために前記鉄骨梁のウェブに直角な方向
    へ移動可能でありまた前記添板に揺動力を付与するため
    に前記鉄骨梁の長手方向へ移動可能である係止部材を有
    する、請求項(3)に記載の建方装置。
  5. (5)さらに、前記鉄骨梁のウェブのボルト孔および各
    ブラケットのウェブのボルト孔と、各添板のボルト孔と
    を整合させるための整合手段を含み、該整合手段は前記
    ウェブのいずれか一方の側において、前記添板のボルト
    孔に向けてドリフトピンを支持しかつ前記ボルト孔の軸
    線方向に移動可能の支持部材を備える、請求項(4)に
    記載の建方装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952044A (ja) * 1982-09-14 1984-03-26 大成建設株式会社 構造物の施工方法
JPS626064A (ja) * 1985-07-01 1987-01-13 株式会社竹中工務店 鉄骨梁仕口の接触時の梁の引込み方法
JPS63107657A (ja) * 1986-10-23 1988-05-12 清水建設株式会社 架設用鋼材の組み立て装置

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