JPH0763875A - 原子炉格納容器 - Google Patents

原子炉格納容器

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Publication number
JPH0763875A
JPH0763875A JP5211737A JP21173793A JPH0763875A JP H0763875 A JPH0763875 A JP H0763875A JP 5211737 A JP5211737 A JP 5211737A JP 21173793 A JP21173793 A JP 21173793A JP H0763875 A JPH0763875 A JP H0763875A
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JP
Japan
Prior art keywords
storage container
containment vessel
main body
fixed
shear
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Pending
Application number
JP5211737A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Tokita
能教 時田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH0763875A publication Critical patent/JPH0763875A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 作業者が通行可能な幅を有する環状の補強環
16を格納容器本体14に対して略同心に位置するよう
に該格納容器本体14の外側部に固着し、補強環16及
び格納容器本体14を取り囲む格納容器躯体15の内側
部に補強環16を取り囲むようにストッパ20,20を
設置し、更に補強環16に各ストッパ20,20と嵌合
するようにシャーラグ21を固着している。 【効果】 格納容器本体14と格納容器躯体15との相
対的な変位を抑制するシャーラグ21に加わる力は、補
強環16を介して格納容器本体14の全周にわたって伝
達されるので、該格納容器本体14の一部分に局所的に
応力が集中することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉格納容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4から図7は従来の原子炉格納容器の
一例を示すもので、1は下部から上部へ向って徐々に径
が小さくなる中空筒状に形成された鋼製の格納容器本体
であり、該格納容器本体1は上端にフランジ2を有して
いる。
【0003】格納容器本体1の内部には、原子炉圧力容
器3の下部を支持する円筒状のペデスタル4と、原子炉
圧力容器3の胴部を取り囲むようにペデスタル4の上端
に立設された生体遮蔽壁5とが鉄筋コンクリート構造に
よって一体的に形成されている。
【0004】6は鋼製の格納容器蓋であり、該格納容器
蓋6は下端に前記のフランジ2と締結可能なフランジ7
を有しており、この格納容器蓋6を前記の格納容器本体
1の上端に載置したうえ両フランジ2,7を相互に締結
すると、格納容器本体1の内部が外部に対して遮断され
るようになっている。
【0005】8は鉄筋コンクリート構造の格納容器躯体
であり、該格納容器躯体8は、格納容器本体1を取り囲
むように且つ格納容器本体1との間に空間9が形成され
るように構築されている。
【0006】前記の格納容器本体1の外側部と格納容器
躯体8の内側部との間には、図5及び図6に示すような
格納容器変位抑制機構が設けられている。
【0007】格納容器変位抑制機構は、格納容器本体1
の外側部に該格納容器本体1の周方向に略等間隔に固着
された複数のシャーラグ10と、各シャーラグ10に対
峙するように格納容器躯体8の内側部にアンカーボルト
13を介して埋め込まれた支持板11と、シャーラグ1
0の左右端部に対峙するように前記の各支持板11の格
納容器本体1と対向する面にそれぞれ固着された一対の
ストッパ12,12とから構成されており、地震によっ
て格納容器本体1並びに格納容器躯体8等が動揺する
と、動揺方向に対応するシャーラグ10の端部がストッ
パ12,12に当接し、格納容器本体1と格納容器躯体
8との相対的な変位が抑制されるようになっている。
【0008】上述した構成を有する原子炉格納容器の建
設作業は、下記のような手順によって行われる。
【0009】(1)格納容器本体1を構築した後に該格
納容器本体1の外側部に複数のシャーラグ10を固着す
る。
【0010】(2)格納容器本体1の周囲に格納容器躯
体8を構成する鉄筋の配筋作業を行い、格納容器本体1
を取り囲むように生コンクリート打設用型枠を設置す
る。
【0011】(3)また、生コンクリート打設用型枠を
設置する際に、予めストッパ12,12を固着した複数
の支持板11を各シャーラグ10に対峙するようにそれ
ぞれ配置するとともに、各支持板11を溶接等の手段に
よって格納容器躯体8を構成する鉄筋に固着したうえ、
前記の生コンクリート打設用型枠内に生コンクリートを
打設する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
原子炉格納容器では、格納容器本体1にシャーラグ10
を固着した後、該シャーラグ10とストッパ12,12
とのクリアランスを調整しつつ支持板11あるいはアン
カーボルト13を格納容器躯体8を構成する鉄筋に対し
て固着しなければならず、支持板11の位置決め作業が
容易ではない。
【0013】また、地震が発生した際には、一部のシャ
ーラグ10に大きな力が加わるため、このシャーラグ1
0が固着されている格納容器本体1の一部分に局所的に
応力が集中する傾向を呈する。
【0014】本発明は原子炉格納容器を建設する際に格
納容器変位抑制機構を構成する部材の位置決め作業を容
易に行うことができ、また、地震が発生した際に格納容
器本体の一部分に局所的な応力が集中しないようにする
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の原子炉格納容器においては、格納容器本体
の外側部に該格納容器本体に対して略同心状に固着され
た作業者が通行可能な幅を有する環状の補強環と、該補
強環及び格納容器本体を取り囲み且つ格納容器本体との
間に作業者が通行可能な空間が形成されるように構築さ
れた格納容器躯体と、該格納容器躯体の内側部に設けた
複数のストッパと、該ストッパに嵌合するように前記の
補強環にそれぞれ固着された複数のシャーラグとを備え
ている。
【0016】
【作用】本発明の原子炉格納容器では、地震によって格
納容器本体及び格納容器躯体が動揺すると、動揺方向に
対応するシャーラグの端部がストッパに当接し、格納容
器本体と格納容器躯体との相対的な変位が抑制される。
【0017】このとき、変位を抑制するシャーラグに大
きな力が加わるが、この力は補強環を介して格納容器本
体の全周にわたって伝達されるので、該格納容器本体の
一部分に局所的に応力が集中することがない。
【0018】また、原子炉格納容器を建設する際には、
格納容器本体と格納容器躯体との間に作業者が通行可能
な空間を形成させるようにしているので、格納容器躯体
を構築した後に作業者が空間に入ってシャーラグの設置
作業を行うことができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0020】図1から図3は本発明の原子炉格納容器の
一実施例であり、図中、14は鋼製の格納容器本体を、
また、15は鉄筋コンクリート構造の格納容器躯体を表
している。
【0021】16は鋼製の補強環であり、該補強環16
は、作業者が通行可能な幅を有し且つ格納容器本体14
に対して略同心に位置するように該格納容器本体14の
外側部に固着されている。
【0022】前記の格納容器躯体15は、補強環16及
び格納容器本体14を取り囲み且つ内側部と格納容器本
体14との間に作業者が通行可能な空間17が形成され
るように構築されている。
【0023】18は複数の支持板であり、該支持板18
は、補強環16と略同等の高さに位置するように格納容
器躯体15の内側部にそれぞれアンカーボルト19を介
して周方向に略等間隔に埋め込まれている。
【0024】20,20はストッパであり、該ストッパ
20,20は、前記の各支持板18にそれぞれ2箇ずつ
相互に所定の間隔を保持するように固着されている。
【0025】21は複数のシャーラグであり、各シャー
ラグ21は、前記の各支持板18に対峙し且つストッパ
20,20間に位置するように補強環16の上面にそれ
ぞれ固着されており、前記の補強環16、支持板18、
ストッパ20,20、シャーラグ21によって格納容器
変位抑制機構を構成している。
【0026】上述した構成を有する原子炉格納容器を建
設する際には、例えば下記のような手順によって行う。
【0027】(1)格納容器本体14を構築した後に該
格納容器本体14の外側部に補強環16を固着する。
【0028】(2)格納容器本体14及び補強環16の
周囲に格納容器躯体15を構成する鉄筋の配筋作業を行
い、格納容器本体14を取り囲み且つ格納容器本体14
との間に空間17が形成されるように生コンクリート打
設用型枠を設置する。
【0029】(3)また、生コンクリート打設用型枠を
設置する際に、予めストッパ20,20を固着した複数
の支持板18を各ストッパ20,20が格納容器本体1
4と対峙するように所定位置にそれぞれ配置するととも
に、各支持板18を溶接等の手段によって格納容器躯体
15を構成する鉄筋に固着したうえ、前記の生コンクリ
ート打設用型枠内に生コンクリートを打設する。
【0030】(4)生コンクリート打設用型枠を撤去し
たのち、作業者が空間17に入り前記の補強環16を作
業足場として、各ストッパ20,20に対応するように
シャーラグ21をそれぞれ配置し、各シャーラグ21を
溶接等の手段によって前記の補強環16に固着する。
【0031】このように本実施例においては、格納容器
躯体15の内側部と格納容器本体14の外側部との間に
空間17が形成されているので、生コンクリートの打設
前に各ストッパ20,20に対するシャーラグ21の位
置決め作業を行わなくても、格納容器躯体15を構築し
た後に、作業者が空間17に入ってシャーラグ21の設
置作業を行うことができる。
【0032】一方、地震によって格納容器本体14並び
に格納容器躯体15等が動揺すると、動揺方向に対応す
るシャーラグ21の端部がストッパ20,20に当接
し、格納容器本体14と格納容器躯体15との相対的な
変位が抑制される。
【0033】このとき、格納容器本体14と格納容器躯
体15との相対的な変位によって一部のシャーラグ21
に大きな力が加わるが、この力は補強環16を介して格
納容器本体14の全周にわたって伝達されるので、該格
納容器本体14の一部分に局所的に応力が集中すること
がない。
【0034】更に、前記の空間17は、格納容器変位抑
制機構を構成するシャーラグ21、ストッパ20,20
等の各部材や格納容器本体を構成する部材間の溶接部分
の点検にも利用することができる。
【0035】なお、本発明の原子炉格納容器は、上述し
た実施例のみに限定されるものではなく、ストッパ及び
シャーラグの形状や数を適宜変更すること、ストッパ及
びシャーラグ等の各部材により構成される格納容器変位
抑制機構を格納容器本体のコニカル部だけでなくストレ
ート部にも設けるようにすること、その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の原子炉格納
容器によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得
る。
【0037】(1)格納容器本体と格納容器躯体との間
に作業者が通行可能な空間を形成させるようになってい
るので、格納容器躯体を構築した後に作業者が空間に入
ってシャーラグの設置作業を行うことができる。
【0038】(2)シャーラグに加わる力は、補強環を
介して格納容器本体の全周にわたって伝達されるので、
該格納容器本体の一部分に局所的に応力が集中すること
がない。
【0039】(3)空間を利用して、格納容器変位抑制
機構を構成するシャーラグ、ストッパ等の各部材や格納
容器本体を構成する部材間の溶接部分の点検を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子炉格納容器の一実施例を示す部分
切断平面図である。
【図2】本発明の原子炉格納容器の一実施例における格
納容器変位抑制機構の詳細を示す部分切断側面図であ
る。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】従来の原子炉格納容器の一例を示す部分切断平
面図である。
【図5】従来の原子炉格納容器の一例における格納容器
変位抑制機構の詳細を示す部分切断側面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】従来の原子炉格納容器の一例を示す部分切断側
面図である。
【符号の説明】
14 格納容器本体 15 格納容器躯体 16 補強環 17 空間 20 ストッパ 21 シャーラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納容器本体の外側部に該格納容器本体
    に対して略同心状に固着された作業者が通行可能な幅を
    有する環状の補強環と、該補強環及び格納容器本体を取
    り囲み且つ格納容器本体との間に作業者が通行可能な空
    間が形成されるように構築された格納容器躯体と、該格
    納容器躯体の内側部に設けた複数のストッパと、該スト
    ッパに嵌合するように前記の補強環にそれぞれ固着され
    た複数のシャーラグとを備えてなることを特徴とする原
    子炉格納容器。
JP5211737A 1993-08-26 1993-08-26 原子炉格納容器 Pending JPH0763875A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133666A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Espec Corp 熱処理装置
WO2011145293A1 (ja) * 2010-05-21 2011-11-24 株式会社 東芝 原子炉格納容器

Cited By (3)

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WO2011145293A1 (ja) * 2010-05-21 2011-11-24 株式会社 東芝 原子炉格納容器
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