JPH03176537A - 原子炉格納容器トップスラブの構築方法 - Google Patents

原子炉格納容器トップスラブの構築方法

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JPH03176537A
JPH03176537A JP2242071A JP24207190A JPH03176537A JP H03176537 A JPH03176537 A JP H03176537A JP 2242071 A JP2242071 A JP 2242071A JP 24207190 A JP24207190 A JP 24207190A JP H03176537 A JPH03176537 A JP H03176537A
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田尻 明徳
Tadao Suzuki
忠男 鈴木
Koichi Nochida
孝一 後田
Hideyasu Furukawa
古川 秀康
Yasuyoshi Shimazaki
嶋崎 保義
Kenji Sekiguchi
関口 健治
Keiji Nakanishi
啓二 中西
Masami Hosoda
細田 真美
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は原子炉格納容器トップスラブの構築方法に関
する。
「従来の技術」 原子炉建屋において、原子炉格納容器円筒壁を構築した
後に、その上方にトップスラブを構築する場合、従来は
、第7図と第8図に示す2つの構法が考えられる。
まず第7図に示すように、原子炉格納容器円筒壁1と原
子炉圧力容器シールド壁2と床スラブ3で囲まれた区画
のトップスラブ7を構築する場合、床スラブ3上に支柱
4を複数本立設し、その上に粱4′を放射状に架設し、
これらの梁4′・・・によってスラブライナ6を支持し
た上に配筋などを行い、コンクリートの打設を行って第
7図の鎖線で示すようにトップスラブ7を構築する方法
が考えられる。
次に第8図に示すように、原子炉格納容器円筒壁1.!
:i子炉子方圧力容器シールド壁2スラブ3で囲まれた
区画のトップスラブ7を構築する場合、原子炉格納容器
円筒壁1の上部とシールド壁2の上部に支持部材9.1
0を立設し、支持部材9,10間に大型の梁11をトッ
プスラブの上筋と下筋の間に放射状態で複数水掛は渡し
、各梁11の下に吊りポルト12・・・を介してスラブ
ライナ裏面に溶接されたライナアンカ13′を吊り下げ
て支持した後にコンクリートの打設を行い、第8図の鎖
線に示すようにトップスラブ7を構築する方法が考えら
れる。
r発明が解決しようとする課題j ところが、前記第7図と第8図に示す構法を実施しよう
とする場合、以下に説明する問題があった。
第7図に示す構法では、スラブライナ6とその上に敷設
する配筋の荷重およびコンクリートの打設荷重を支柱4
・・・および梁4′で支持するが、床スラブ3の上には
原子炉に関係する種々の機器や配管が予め設置されてい
るので、機器や配管により、支柱4・・・の設置場所に
制限が生じ、多数の支柱4を配置することが困難であり
、厚さが極めて大きいトップスラブのコンクリート打設
荷重を安定支持できない問題がある。また、梁4′・・
・で支持したスラブライナ6の底面には、埋め込み金具
などを設ける必要があるが、梁4″がスラブライナ6に
接触する部分では埋め込み金具と干渉する問題がある。
更に、スラブライナ6や各種配筋の荷重およびコンクリ
ート打設荷重を支持するためには、多数の支柱4を床ス
ラブ3上に立設し、また、多数の梁を架設する必要があ
るが、これらの支柱4・・・および梁4′はトップスラ
ブ7を構築した後に解体して外部に搬出する必要がある
ので、多数の支柱4および梁4′を搬出するための搬出
経路を別途に確保しなくてはならないが、前述したよう
に格納容器内には、すでに多くの機器、配管類が密集し
て配置されており、この搬出経路の確保は極めて困難で
ある。
第8図に示す工法では、梁11をコンクリートで覆うこ
とになるが、トップスラブ7の上筋と下筋との間のスペ
ースが狭く、梁11の有効戒が大きくとれないために、
フルウェブ梁に近くなり、トップスラブの構造的健全性
の面からも問題がある。また、粱11と吊りポルト12
とライナアンカ13′とスラブ内の鉄筋との配置上の整
合性がとれない問題がある。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、ト
ップスラブを構築する際に、その上下の空間の工事に与
える影響を少なくしつつ構築できるとともに、梁材や吊
ボルト等の配置の自由度が向上し、ライナアンカとスラ
ブ筋と梁材の整合性を良好にすることができる原子炉格
納容器のトップスラブの構築方法を提供することを目的
とする。
「課題を解決するための手段」 本発明は前記課題を解決するために提供されたもので、
請求項1記載の発明は、原子炉格納容器内筒壁と原子炉
格納容器シールド壁とで囲まれた区画の上部に形成され
るトップスラブを構築する方法において、前記円筒壁と
シールド壁の上端に、相対向させて複数の支柱を設け、
前記支柱間に支持させて上方支持部材を架け渡し、前記
上方支持部材から吊持部材により支持された下方支持部
材を設け、更に前記下方支持部材から吊持部材によりス
ラブアンカを介してスラブライナを設置し、スラブライ
ナ上に配筋を行い、この後に下方支持部材と配筋とを包
含し、ライナ上面を覆わせてコンクリートの打設を行う
ものである。
また、請求項2記載の発明は、前記円筒壁およびシール
ド壁に相対向させて複数の仮設支柱を取付け、該仮設支
柱間に支持させて下方支持部材を架け渡し、該下方支持
部材から吊持部材によりスラブアンカを介してスラブラ
イナを設置し、スラブライナ上に配筋を行い、更に前記
円筒壁とシールド壁の上端に、相対向させて複数の支柱
を設け、前記支柱間に支持させて上方支持部材を架け渡
し、該上方支持部材から吊持部材により前記下方支持部
材を支持し、この後に下方支持部材と配筋とを包含し、
ライナ上面を覆わせてコンクリートの打設を行うもので
ある。
「作用」 請求項1記載の発明によれば、原子炉格納容器壁円筒壁
と原子炉圧力容器シールド壁の上端に対向させて複数の
支柱を設け、前記支柱間に支持させて上方支持部材を架
け渡すとともに、上方支持部材より吊持部材により支持
された下方支持部材により分担してトップスラブのコン
クリート打設荷重を支持するので、床スラブ上に立設す
る支柱の数を削減できる。従って床スラブに設置する機
器や設備による支持の立設位置の制限も受けにくくなる
。その分、支柱を少なくできるので、トップスラブ構築
後に行う支柱の解体搬出作業が容易になる。
また請求項2記載の発明によれば、前記円筒壁およびシ
ールド壁に相対向させて複数の仮設支柱を取付け、該仮
設支柱間に支持させて下方支持部材を架け渡し、該下方
支持部材から吊持部材によりスラブアンカを介してスラ
ブライナを設置し、スラブライナ上に配筋を行い、上方
支持部材の架設前のトップスラブ内の鉄筋や配管の各荷
重を一旦下方支持部材で受け、前記円筒壁およびシール
ド壁の仮設支柱に伝達するので、上方支持部材の架設前
に、床スラブ上の区画内にライチ支持用の仮設支柱を不
要とし、従って床スラブ上の区画内に設置する機器や設
備の工事との干渉が避けられ、トップスラブ構築後の仮
設支柱の撤去作業も不要となる。
「実施例」 第1図ないし第3図は請求項1記載の発明を原子炉格納
容器のトップスラブの構築方法に適用した第1実施例を
示すもので、この実施例においては第2図に示すように
、原子炉建屋Aの内部の原子炉格納容器円筒壁20が既
に構築され、原子炉格納容器円筒壁20の上に第2図の
2点鎖線に示すようにトップスラブ22を構築する場合
に本発明を適用しようとするものである。
本発明方法を適用してトップスラブを構築するには、ま
ず、構築しようとするトップスラブ22の下方に設けら
れている床スラブ24に、第1図または第2図に示すよ
うにライチ支持用の仮の支持支柱26を立設し、支持支
柱26の上に更に水平に大引27を架設し、その上に大
引27と直角な向きに根太材28を架設する。また、前
記支持支柱26と大引27と根太材28はこの例ではい
ずれもH型鋼を用いている。
次に、根太材28の上にライナアンカ31を設けた金属
板等からなるスラブライナ30を水平に設置する。次い
でスラブライナ30を足場として、スラブライナ30の
上に下筋42の配筋作業を行うとともに、大引トラス(
下方支持部材)32を設置し、前記大引トラス32と前
記ライナアンカ31を吊ボルト(吊持部材)41で結合
する。
次いで上筋43の配筋作業を行う。
一方、第2図と第3図に示すように原子炉格納容器円筒
壁20の中心側に設けられているシールド壁35の上端
部35sに、筒状のリングサポート(支柱)36を設置
し、補強材36!で内部側から補強するとともに、原子
炉格納容器円筒壁20の上端部20sに、原子炉格納容
器円筒壁20の周まわりに沿って第3図に示すように複
数の支柱37を立設する。ここで用いるリングサポート
36と支柱37はそれらの高さが、構築しようとするト
ップスラブ22の上面22aよりも十分に高いものを用
いる。
次に、リングサポート36と支柱37に支持させて複数
の上方トラス(上方支持部材)38を水平かつ相互に離
間して平行に架設するとともに、リングサポート36と
上方トラス38の側方側に位置する部分には、原子炉格
納容器円筒壁2o上の他の支柱37に両端を支持された
上方トラス(上方支持部材)39を第3図に示すように
前記上方トラス38と離間して平行に架設する。なお、
上方トラス39はスパンが長くなるので、必要に応じて
その中間部において、下方の床スラブ24に立設されて
いる補強支柱25の上の補強束33により支持し、上方
トラス39を補強する。
そして次に、吊ボルト(吊持部材)40を介して上方ト
ラス38,39と大引トラス32を結合する。この結合
は、吊ポルト40を上方トラス38゜39の7ランジと
大引トラス32の上弦材32aとに接続することで行う
なお、格子状に組み付けられた大引トラス32はその下
弦材32bに接続された吊ポルト41を介してライナア
ンカ31に多数の箇所で接合することにより、スラブラ
イナ30を吊り下げて支持する。
以上、第1図に示すように各配筋および大引トラス32
、上方トラス38.39等の架設が終了したならば、ス
ラブライナ30の上面から下筋42、更にその上方の上
筋43を覆うように順次コンクリートの打設を行ってト
ップスラブ22を第2図の2点鎖線に示すように構築す
る。なお、コンクリートの打設を行った場合、スラブラ
イナ30に打設コンクリートの重量がかかるので、スラ
ブライナ30がコンクリートの1i量に耐えるようにラ
イナアンカ31・・・の数を十分に多く形成しておくこ
とが必要である。また、トップスラブ22の構築におい
てスパンが大きくなる場合は、前記スラブライナ30を
仮に支持するために設けた支持支柱26、大引27、根
太材28をそのまま残してコンクリートの重量に支持す
るようにしても良い。
以上述べたトップスラブの構築方法において、大引27
、根太材28、スラブライナ30およびライナアンカ3
1.下筋42、大引トラス32、上筋43等の総て、あ
るいは、一部を地上にて大組みし、これをクレーンなど
の揚重機によって一括して設置場所に吊り込むことも可
能であり、こうすることにより大幅な工期短縮に寄与す
る構法である。
以上説明したようにトップスラブ22を構築する場合、
トップスラブ22の内部に設ける大引トラス32と原子
炉格納容器円筒壁20に掛は渡した上方トラス38.3
9によってトップスラブの弓ンクリート打設荷重を支持
するので、支柱25゜26の数を削減できる。従って床
スラブ24に設置される機器や設備による支柱25.2
6の立設位置の制約も受けにくくなる。また、前述のよ
うに支柱25,26、大引27、根太材28を少なくで
きるので、トップスラブ22の構築後に支柱25.26
を解体して屋外に搬出する場合、解体作業と搬出作業が
容易にできるようになるとともに、スラブライナ30の
下面に埋込金具を取り付ける場合、支柱25,26、大
引27、根太材28によって取り付けが阻害されること
も少なくなる。
また、第1図に示す配筋の周囲にコンクリートの打設を
行って構築されたトップスラブ22において、荷重伝達
性を考慮すると、スラ、ブライナ30→ライナアンカ3
1→大引トラス32→上方トラス3 g 、39なる経
路となるので、極めて合理的な荷重伝達性を確保するこ
とができ、各部材間の整合性も良好である。しかも大引
トラス32が格子状に組まれているので、吊ポルト41
と下筋42との干渉回避が容易であり、ライナアンカ3
1・・・との接合箇所も十分に多く形成されており、各
部材の接合性も良好である。更に、スラブライナ30を
貫通する部材がないので、スラブライナ30の気密性が
良好であり、このため床スラブ24の上の区画(ドライ
ウェル)の圧力バウンダリーを確保できる。
ところで、トップスラブ22を構築した後に、リングサ
ポート36と補強材36aはシールド壁35上から取り
外し、この後に別途製作溝の原子炉圧力容器をシールド
壁35の内部に吊り込み可能な状態にしておくことは勿
論である。
第4図ないし第6図は請求項2記載の発明を原子炉格納
収納容器のトップスラブの構築方法に適用した第2実施
例を示すもので、この実施例において前記第1実施例で
示した部材と同一部材には同一符号を付し、その説明は
省略する。
本実施例の背景として、前記第1実施例においては、上
方トラス38,39の架設前は下#42、上筋43の荷
重をスラブライナ30に伝達しており、スラブライナ3
0は大引トラス32で吊ってはいないので、このスラブ
ライナ30を支持するためにM1図に示すように床スラ
ブ24上にライナ支持用の仮の支持支柱26を立設する
必要がある。そこで、トップスラブの構築の際に、この
支持支柱26を床スラブ24上の区画内(ドライウェル
)から撤去できれば区画内の機器工事との干渉を避ける
ことができ、より良好なトップスラブの構築方法が得ら
れることになる。
本実施例においては、第1実施例と同様に、原子炉建屋
Aの内部の原子炉格納容器円筒壁20が既に構築され、
原子炉格納容器円筒壁20の上に第2図の2点鎖線に示
すようにトップスラブ22を構築する場合に本発明を適
用しようとするものである。
請求項2記載の発明方法を適用してトップスラブを構築
するには、まず、第4図および第5図に示すように、原
子炉格納容器円筒壁20の上端部20aに金属板等から
なる筒状のライナ50を立設し、ライナ50の内側にラ
イナアンカ51を立設する。また原子炉格納容器円筒壁
20の外周面に対面するシールド壁35の内周面35b
に支持台座52を仮に取付け、支持台座52上面に上端
高さ位置がライナ50の上端高さ位置と一致するライナ
支持用の仮の支持支柱53を立設する。そして、支持支
柱53上端とライナ50上端にそれぞれ水平に大引27
を架設し、各大引27の上にさらに支持支柱54.54
を架設する。
次ぎに、大引27間に根太材28を水平に架設し、根太
材28の上にライナアンカ31を設けた金属板等からな
るスラブライナ30を水平に設置する。次いでスラブラ
イナ30の上に下筋42の配筋作業を行うとともに、支
持支柱54.54間に大引トラス32を設置し、吊りポ
ルト41を介して大引トラス32と前記ライナアンカ3
1を結合する。次いで、大引トラス32の上に上#43
の配筋作業を行う。
一方、前記第1実施例と同様に、シールド壁35の上端
部351にリングサポートを設置し、原子炉格納容器円
筒壁20の上端部20sに複数の支柱を立設し、リング
サポートと支柱に支持させて複数の上方トラス(上方支
持部材)3B、39を架設する。次に吊ボルト40を介
して上方トラス38.39と大引トラス32を結合する
そして、第4図に示すように各配筋および大引トラス3
2、上方トラス3B、39等の架設が終了したならば、
スラブライナ30の上面から下筋42、上筋43を覆う
ように順次コンクリートの打設を行ってトップスラブ2
2を第4図の2点鎖線に示すように構築する。
以上説明したようにトップスラブ22を構築する場合、
上方トラス38,39の架設前に、下筋42、上筋43
等の荷重を一旦大引トラス32で受けてから、当該荷重
はシールド壁35および原子炉格納容器円筒壁20に取
り付けた支持支柱53.54、ライナ50、ライナアン
カ51にそれぞれ伝達されるため、上方トラス3g、3
9の架設前に第1実施例で用いられたスラブライナ30
を支持するための仮の支持支柱26を床スラブ24上の
区画内から撤去することができる。これにより、床スラ
ブ24上の区画内に設置される機器や設備の各種工事と
の干渉を避けることができ、工事の制約を受けることが
なくなる。また、第1実施例では仮の支持支柱26をト
ップスラブ22の構築後に解体して屋外に搬出する必要
があったが、この解体作業と搬出作業も無くすことがで
きる。
また、本実施例においては、上方トラス38゜39の架
設前に、大引トラス32を支持する原子炉格納容器円筒
壁20側の支持部材として、ライナ50、ライナアンカ
51を利用しているので、専用の仮設支持部材を特に設
ける必要がなく、これにより原子炉格納容器円筒壁20
内での鉄筋工事との干渉をも避けることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明にかかる原子炉格納容器ト
ップスラブの構築方法は、以下の効果を奏するものであ
る。
a) Ellll求肥1記載明によれば、コンクリート
打設によりトップスラブを構築する場合、スラブライナ
と梁材と配筋などの各部材を床スラブ上に立設した支柱
と大引と根太材で支持し、コンクリート打設荷重を壁上
端に立設した上方支持部材で支持するために、床スラブ
上の支柱の数を削減することができる。従って床スラブ
上に設ける機器などにより支柱を立設する位置の制限を
受けにくくなるとともに、上方支持部材を燃料プール壁
と平行に配置することにより次工程の工事に干渉するこ
とも少なくなる。また、床スラブに立設する支柱が少な
くなるので、トップスラブの構築後に支柱の解体撤去作
業が容易になる。更に、トップスラブ内の梁材を削減で
きるので構造的に問題の少ないトップスラブを構築でき
る効果がある。
b)請求項2記載の発明によれば、コンクリート打設に
よりトップスラブを構築する場合、上方支持部材の架設
前の配筋等の荷重を一旦下方支持部材で支持し、原子炉
格納容器円筒壁およびシールド壁の仮設支柱等に伝達す
るため、上方支持部材の架設前に床スラブに立設するラ
イナ支持用の支柱を無くすことができ、これにより床ス
ラブ上の区画内における設備・機器工事との干渉を避け
ることができる。また、トップスラブの構築後に支柱の
解体撤去作業を無くすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は請求項1記載の本発明を原子炉建
屋のトップスラブの構築方法に適用した第1実施例につ
いて説明するためのもので、第1図はライナおよび配筋
と各種仮部材の状態を示す断面図、第2図は構築途中の
原子炉建屋の断面図、第3図は構築途中の原子炉建屋の
平面図、第4図および第5図は請求項2記載の本発明を
原子炉建屋のトップスラブの構築方法に適用した第2実
施例について説明するためのもので、第4図はライナお
よび配筋と各種仮部材の状態を示す断面図、第5図は第
4図における円B内の拡大図、第6図は第5図における
Vl−Vl矢視図、第7図は従来の構法をトップスラブ
の構築に適用する場合の第1の例について説明するため
の断面図、第8図は従来の構法をトップスラブの構築に
適用する場合の第2の例について説明するための断面図
である。 A・・・原子炉建屋、20・・・原子炉格納容器円筒壁
、22・・・トップスラブ、24・・・床スラブ、25
・・・補強支柱、26・・・支持支柱、30・・・スラ
ブライナ、31・・・ライナアンカ、32・・・大引ト
ラス(下方支持部材)、38.39・・・上方トラス(
上方支持部材)、41・・・吊ボルト(吊持部材)、4
0・・・吊ボルト(吊持部材)、35・・・シールド壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原子炉格納容器円筒壁と原子炉圧力容器シールド
    壁とで囲まれた区画の上部に形成されるトップスラブを
    構築する方法において、 前記円筒壁とシールド壁の上端に、相対向させて複数の
    支柱を設け、前記支柱間に支持させて上方支持部材を架
    け渡し、前記上方支持部材から吊持部材により支持され
    た下方支持部材を設け、更に前記下方支持部材から吊持
    部材によりスラブアンカを介してスラブライナを設置し
    、スラブライナ上に配筋を行い、この後に下方支持部材
    と配筋とを包含し、ライナ上面を覆わせてコンクリート
    の打設を行うことを特徴とする原子炉格納容器トップス
    ラブの構築方法。
  2. (2)原子炉格納容器円筒壁と原子炉圧力容器シールド
    壁とで囲まれた区画の上部に形成されるトップスラブを
    構築する方法において、 前記円筒壁およびシールド壁に相対向させて複数の仮設
    支柱を取付け、該仮設支柱間に支持させて下方支持部材
    を架け渡し、該下方支持部材から吊持部材によりスラブ
    アンカを介してスラブライナを設置し、スラブライナ上
    に配筋を行い、更に前記円筒壁とシールド壁の上端に、
    相対向させて複数の支柱を設け、前記支柱間に支持させ
    て上方支持部材を架け渡し、該上方支持部材から吊持部
    材により前記下方支持部材を支持し、この後に下方支持
    部材と配筋とを包含し、ライナ上面を覆わせてコンクリ
    ートの打設を行うことを特徴とする原子炉格納容器トッ
    プスラブの構築方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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