JPH047435A

JPH047435A - 鉄骨鉄筋コンクリート造における柱梁接合構造

Info

Publication number: JPH047435A
Application number: JP10871390A
Authority: JP
Inventors: Masaru Teraoka; 勝寺岡
Original assignee: Fujita Corp
Current assignee: Fujita Corp
Priority date: 1990-04-26
Filing date: 1990-04-26
Publication date: 1992-01-10
Anticipated expiration: 2013-01-28
Also published as: JP2706552B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は鉄骨鉄筋コンクリート造ラーメン構造に係るも
のである。

（従来の技術）第５図乃至第７図は従来の鉄骨鉄筋コンクリート造のラ
ーメン構造を示し、柱（２）における柱鉄骨（ａ）は、
梁＋Ｂ）における梁鉄骨（ハ）のフランジ（Ｃ）の力を
伝達するため、水平ダイアフラム（ｄ）を有し、梁（８
１の主筋（ｅ）は接合部を通過する配筋となっている。

図中（ｆ）は柱鉄骨のフランジ、（匂はウェブ、（５）
は社主筋、（ｉ）は帯筋、Ｕ）は梁鉄骨のウェブ、（ロ
）は肋筋である。

（発明が解決しようとする課題）前記従来構造においては、配筋及びコンクリート打設を
すべて現場で行なわざるを得ず、高所での配筋作業は効
率がよくない。

またコンクリート打設に関しては、柱コンクリートは水
平ダイヤフラム、梁主筋越しに打設しなければならない
。

また梁部に関しても、フランジ、主筋越しにコンクリー
トを打設しなければならない。

いずれの場合もコンクリート打設のための隙間が小さく
、打設が非常に困難である。

また最近の建物の高層化に伴ない、高強度コンクリート
が多く用いられるなり、従ってコンクリートも粘性が高
く、より打設が難しいコンクリートとなっている。更に
高所での打設となり、作業性が地上で行なう場合よりも
多くの困難を伴なう。

本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、コンクリート打設の省
力化と簡易化とが図られた、部分プレキャスト梁を用い
た鉄骨鉄筋コンクリート造ラーメン構造を提供する点に
ある。

（課題を解決するための手段）前記の目的を達成するため、本発明に係る部分プレキャ
スト梁を用いた鉄骨鉄筋コンクリート造ラーメン構造は
、上部フランジ部が欠截されるとともに、同欠截面より
肋筋の上端部が突設され、梁鉄骨及び梁筋が梁端面より
突設された鉄骨鉄筋コンクリート部分プレキャスト梁と
、柱フランジ間に三角スチフナで補強されたＬ形バンド
プレートが固着された鉄骨柱とよりなり、前記梁におけ
る梁鉄骨フランジが前記鉄骨柱のフランジに溶着される
とともに、梁鉄骨ウェブが前記鉄骨柱のフランジより突
設されたカセットプレートにボルトで締結され、且つ前
記梁筋の端部が前記り形バンドプレートに定着されて構
成されている。

（作用）本発明によれば、梁は上部フランジ以下をプレキャスト
化してプレキャストスラブを載架するようにし、梁鉄骨
及び梁筋を梁端面より突出せしめた鉄骨鉄筋コンクリー
ト部分プレキャスト梁とし、現場でのコンクリート打設
量、梁の配筋量を極力少なくしたものである。また鉄骨
柱には従来の水平ダイアフラムに代えて、柱フランジ間
に三角スチフナで補強されたＬ形バンドプレートを固着
して、前記梁筋の端部を同り形バンドプレートに定着す
ることによって、コンクリートの打設を容易ならしめ、
更に、前記梁鉄骨フランジを柱フランジに溶着するとと
もに、梁鉄骨ウェブを鉄骨柱のフランジに突設されたガ
ゼツトプレートにボルトで締結したことによって、梁フ
ランジ及び梁主筋の力は柱ウェブ及び前記り形バンドプ
レート並に同バンドプレートを補強する三角スチフナー
を介して柱に伝達されるものである。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

（２）は柱で、柱鉄骨のフランジ（１）間には三角スチ
フナー（２）で補強されたＬ形バンドプレート−（３）
が固着され、代りに従来の水平ダイアフラムが省略され
ている。

図中（４）は柱鉄骨のつ°ニブ、（５）は柱主筋、（６
）は帯筋である。

（８１は梁で、上部フランジ部が欠截され、同欠截面よ
り肋筋（７）の一部が突設され、梁主筋（８）及び梁鉄
骨（９）が梁端部より突設された鉄骨鉄筋コンクリート
部分プレキャスト梁に構成されている。

而して施工に際しては、前記梁（８１における梁鉄骨（
９）のフランジ（１０）を柱鉄骨フランジ（１）に溶接
するとともに、梁鉄骨（９）のウェブ（１１）を柱鉄骨
フランジ（１）のカセットプレート（１２）に高力ボル
ト（１３）で接合し、柱梁接合部に接続鉄筋（１４）を
配筋し、梁（Ｂｌより突出した梁主筋（８）と接合する
とともに、Ｌ形バンドプレート（３）に溶接（６）等に
より接合する。

次いで前記梁（Ｂ）にプレキャストコンクリートスラブ
（Ｃ１を載架し、柱主筋（５）、柱帯筋（６）を配筋し
てコンクリートを打設し、鉄骨鉄筋コンクリート造ラー
メン構造を架構する。

なお図中（１５）はスラブ後打ちコンクリートである。

（発明の効果）本発明に係る鉄骨鉄筋コンクリートラーメン構造どよれ
ば前記したように、上部フランジ部が欠截され、同欠截
面より肋筋の上端部が突設され、且つ梁鉄骨及び梁筋が
梁端面より突出された鉄骨鉄筋コンクリート部分プレキ
ャスト梁を使用し、鉄骨柱の水平ダイアフラムを取止め
る代りに、鉄骨フランジに、三角形スチフナーで補強さ
れたＬ形バンドプレートを定着し、同バンドプレートに
梁主筋を定着するとともに、梁鉄骨のフランジと柱鉄骨
のフランジとを溶接し、梁鉄骨のウェブと柱鉄骨のフラ
ンジに突設したカセットプレートとをボルトで締結する
ようにしたことによって、現場におけるコンクリ−１・
打設量、梁配筋量を極力少なくし、現場でのコンクリー
ト打設を簡易化するものであり、かくして作業性を向上
し、工期の短縮と工費の節減とを図ることができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る部分プレキャスト梁を用いた鉄骨
鉄筋コンクリート造ラーメン構造の一実施例の縦断面図
で、右半部を欠截して柱梁の配筋を示す。第２図はその
横断平面図で、右半部を欠截して柱梁の配筋を示す、第
３図は梁部の縦断側面図、第４図はＬ形バンドプレート
の斜視図、第５図は従来の鉄骨鉄筋コンクリート造ラー
メン構造の縦断面図で、右半部を欠截して柱梁の配筋を
示す、第６図はその横断平面図で右半部を欠截して配筋
状態を示す、第７図は梁部の縦断側面図である。（２）・・・柱、　　　　　　　（８１・・・梁、（１
）・・・柱鉄骨フランジ、　（２）・・・三角スチフナ
ー（３）・・・Ｌ形バンドプレート、（４）・・・柱鉄骨のウェブ、　（７）・・・肋筋、（
８）・・・梁主筋、　　　　　（９）・・・梁鉄骨、（
１０）・・・梁鉄骨のフランジ、（１１）・・・梁鉄骨のウェブ、（１２）・・・カセットプレート、（１３）・・・高力ボルト、　　（１４）・・・接続鉄
筋。代理人　弁理士　岡　本　重　文外１名接読鉄筋第２図

Claims

【特許請求の範囲】

上部フランジ部が欠截されるとともに、同欠截面より肋
筋の上端部が突設され、梁鉄骨及び梁筋が梁端面より突
設された鉄骨鉄筋コンクリート部分プレキャスト梁と、
柱フランジ間に三角スチフナで補強されたＬ形バンドプ
レートが固着された鉄骨柱とよりなり、前記梁における
梁鉄骨フランジが前記鉄骨柱のフランジに溶着されると
ともに、梁鉄骨ウェブが前記鉄骨柱のフランジより突設
されたカセットプレートにボルトで締結され、且つ前記
梁筋の端部が前記Ｌ形バンドプレートに定着されてなる
ことを特徴とする部分プレキャスト梁を用いた鉄骨鉄筋
コンクリート造ラーメン構造。