JPH0634068B2 - コンクリ−ト製格納容器の貫通孔部の構造 - Google Patents
コンクリ−ト製格納容器の貫通孔部の構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はコンクリート製格納容器の貫通孔部の製造に関
する。
する。
(従来の技術) 一般に原子力発電所等においては、原子炉圧力容器をコ
ンクリート製格納容器内に格納して、万一の場合におい
ても放射線が外部に漏洩するのを防止している。また、
このコンクリート製格納容器には内外を連通して設けら
れる配管を貫通させるための貫通孔や、保守、管理作業
等を行なうための貫通孔等各種の貫通孔が穿設されてい
る。
ンクリート製格納容器内に格納して、万一の場合におい
ても放射線が外部に漏洩するのを防止している。また、
このコンクリート製格納容器には内外を連通して設けら
れる配管を貫通させるための貫通孔や、保守、管理作業
等を行なうための貫通孔等各種の貫通孔が穿設されてい
る。
第3図から第5図は配管挿通用の従来の貫通孔部の構造
を示している。
を示している。
第3図はコンクリート製格納容器1の全体の概要を示し
ている。このコンクリート製格納容器1はその内外面を
それぞれライナ板2,2によって覆われており、両ライ
ナ板2,2間に配管を挿通させる複数の配管スリーブ
3,3…が掛け渡すようにして設けられており、そして
両ライナ板2,2間および配管スリーブ3,3の外側に
は補強用の配筋4が配設され、更にコンクリート(図示
せず)が打設、養生されている。
ている。このコンクリート製格納容器1はその内外面を
それぞれライナ板2,2によって覆われており、両ライ
ナ板2,2間に配管を挿通させる複数の配管スリーブ
3,3…が掛け渡すようにして設けられており、そして
両ライナ板2,2間および配管スリーブ3,3の外側に
は補強用の配筋4が配設され、更にコンクリート(図示
せず)が打設、養生されている。
この貫通孔を形成する配管スリーブ3の周囲の構造を第
4図および第5図により更に説明する。
4図および第5図により更に説明する。
配筋4は複雑な構成をしている。すなわち、配管スリー
ブ3の軸方向とほぼ直交する平面内において、配管スリ
ーブ3を外れた部分のコンクリート製格納容器1の全体
に亘って多数の縦筋4a,4a…と横筋4b,4b…と
が直交して配設され、更に配管スリーブ3の周囲には多
数の斜筋4c,4c…が配設されている。そして、配管
スリーブ3の外周の近傍で配管スリーブ3の軸方向と平
行な部分には、配管スリーブ3の軸方向と平行な部分を
有する略コ字形状の複数の軸方向配筋4d,4d…が配
管スリーブ3の全周に等間隔に配されており、更にこれ
らの軸方向配筋4dを外側から抑えるために複数(第4
図においては3本)のリング筋4e,4e…が巻着され
ている。そして、これらの軸方向配筋4dはその周囲に
コンクリートのかぶりを確保するために、第5図に示す
ように、配管スリーブ3の外面からある程度の間隔を離
間させるようして配設されている。また、配管スリーブ
3の両端部の外周面には、配管スリーブ3をコンクリー
トに固設するための複数のアンカ5,5…が放射方向に
突設されている。
ブ3の軸方向とほぼ直交する平面内において、配管スリ
ーブ3を外れた部分のコンクリート製格納容器1の全体
に亘って多数の縦筋4a,4a…と横筋4b,4b…と
が直交して配設され、更に配管スリーブ3の周囲には多
数の斜筋4c,4c…が配設されている。そして、配管
スリーブ3の外周の近傍で配管スリーブ3の軸方向と平
行な部分には、配管スリーブ3の軸方向と平行な部分を
有する略コ字形状の複数の軸方向配筋4d,4d…が配
管スリーブ3の全周に等間隔に配されており、更にこれ
らの軸方向配筋4dを外側から抑えるために複数(第4
図においては3本)のリング筋4e,4e…が巻着され
ている。そして、これらの軸方向配筋4dはその周囲に
コンクリートのかぶりを確保するために、第5図に示す
ように、配管スリーブ3の外面からある程度の間隔を離
間させるようして配設されている。また、配管スリーブ
3の両端部の外周面には、配管スリーブ3をコンクリー
トに固設するための複数のアンカ5,5…が放射方向に
突設されている。
このようにして、各ライナ板2の間に配管スリーブ3お
よび配筋4の設置が終了した後に、型枠のかわりになる
両ライナ板2,2間にコンクリートを打設し、養生させ
ることによりコンクリート製格納容器1が形成される。
よび配筋4の設置が終了した後に、型枠のかわりになる
両ライナ板2,2間にコンクリートを打設し、養生させ
ることによりコンクリート製格納容器1が形成される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前述した従来の貫通孔の構造においては
次のような問題点があった。
次のような問題点があった。
すなわち、配筋4の布設作業が非常に複雑であり、長時
間を要するものであり、コンクリート製格納容器1の建
設期間を長期化する要因となっていた。
間を要するものであり、コンクリート製格納容器1の建
設期間を長期化する要因となっていた。
特に、配筋4の布設作業の中でも配管スリーブ3の周囲
に軸方向配筋4dとリング筋4eとを布設する作業が複
雑で面倒であり、長時間を要するものであった。なぜな
ら、各軸方向配筋4dはその周囲には打設したコンクリ
ートが全体にかぶるようにするために、配管スリーブ3
の外周面からある程度離して設けなければならない。そ
のため、従来は各軸方向配筋4dを予めライナ板2の近
傍に布設した縦筋4a、横筋4bおよび斜筋4cに配管
スリーブ3から一定間隔離した状態にして固縛しなけれ
ばならず、作業工数が非常に多く、しかも面倒な作業で
あった。また、軸方向配筋4dを配管スリーブ3から一
定間隔だけ離すのは、作業者の目測等によるものであっ
たから、軸方向配筋4dの布設精度が悪いものであっ
た。更に、これらの軸方向配筋4dの外周にリング筋4
eを布設する場合にも、軸方向配筋4dをあまり強く締
めると配管スリーブ3の外周との間隔が狭くなって、コ
ンクリートがかぶらなくなるので、軸方向配筋4dと配
管スリーブ3の外周との間隔がほぼ一定となるように調
整しながらリング筋4eを布設しなければならなかっ
た。従って、全体的に複雑かつ面倒な作業が多く、非常
に長時間を要するものであった。
に軸方向配筋4dとリング筋4eとを布設する作業が複
雑で面倒であり、長時間を要するものであった。なぜな
ら、各軸方向配筋4dはその周囲には打設したコンクリ
ートが全体にかぶるようにするために、配管スリーブ3
の外周面からある程度離して設けなければならない。そ
のため、従来は各軸方向配筋4dを予めライナ板2の近
傍に布設した縦筋4a、横筋4bおよび斜筋4cに配管
スリーブ3から一定間隔離した状態にして固縛しなけれ
ばならず、作業工数が非常に多く、しかも面倒な作業で
あった。また、軸方向配筋4dを配管スリーブ3から一
定間隔だけ離すのは、作業者の目測等によるものであっ
たから、軸方向配筋4dの布設精度が悪いものであっ
た。更に、これらの軸方向配筋4dの外周にリング筋4
eを布設する場合にも、軸方向配筋4dをあまり強く締
めると配管スリーブ3の外周との間隔が狭くなって、コ
ンクリートがかぶらなくなるので、軸方向配筋4dと配
管スリーブ3の外周との間隔がほぼ一定となるように調
整しながらリング筋4eを布設しなければならなかっ
た。従って、全体的に複雑かつ面倒な作業が多く、非常
に長時間を要するものであった。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
スリーブの周囲の各種の配筋の布設精度が高く、しかも
布設作業が簡単で工数も少なく極めて短時間に布設を完
了することができるコンクリート製格納容器の貫通孔部
の構造を提供することを目的とする。
スリーブの周囲の各種の配筋の布設精度が高く、しかも
布設作業が簡単で工数も少なく極めて短時間に布設を完
了することができるコンクリート製格納容器の貫通孔部
の構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明のコンクリート製格納容器の貫通孔部の構造は、
コンクリート製格納容器の内外面を形成するライナ板の
間に、コンクリート製格納容器の貫通孔を形成するスリ
ーブを設け、このスリーブの外側にスリーブの軸方向に
延びた複数の軸方向配筋をスリーブと一定間隔だけ離間
させて設け、これらの軸方向配筋を外側から抑えるリン
グ筋を設け、前記スリーブの外側にコンクリートを打
設、養生して形成されているコンクリート製格納容器の
貫通孔部の構造において、各軸方向配筋はスリーブの外
周に予め設けられている支持部材によってそれぞれスリ
ーブから所定間隔だけ離間するようにして支持されてい
ることを特徴とする。
コンクリート製格納容器の内外面を形成するライナ板の
間に、コンクリート製格納容器の貫通孔を形成するスリ
ーブを設け、このスリーブの外側にスリーブの軸方向に
延びた複数の軸方向配筋をスリーブと一定間隔だけ離間
させて設け、これらの軸方向配筋を外側から抑えるリン
グ筋を設け、前記スリーブの外側にコンクリートを打
設、養生して形成されているコンクリート製格納容器の
貫通孔部の構造において、各軸方向配筋はスリーブの外
周に予め設けられている支持部材によってそれぞれスリ
ーブから所定間隔だけ離間するようにして支持されてい
ることを特徴とする。
(作 用) 本発明においてはスリーブの外周に予め軸方向配筋を支
持する支持部材を設けてあるから、軸方向配筋の布設作
業はその支持部材に軸方向配筋を当接させるようにして
布設するだけでよく、各軸方向配筋は自動的に支持部材
によってスリーブの外周から一定間隔だげ離間されるこ
ととなる。従って、各軸方向配筋の布設精度も高くな
り、コンクリートも均一に各軸方向配筋の全体にかぶる
こととなり、コンクリート製格納容器全体の強度も均一
となる。また、各軸方向配筋の外周部へのリング筋の巻
着も簡単となる。なぜならば、各軸方向配筋が支持部材
によって配管スリーブの外周から一定間隔だけ離して支
持されているので、リング筋によって多少軸方向配筋を
スリーブの半径方向内方へ拘束しても、各軸方向配筋と
スリーブとの間隔は一定に保持されることとなる。
持する支持部材を設けてあるから、軸方向配筋の布設作
業はその支持部材に軸方向配筋を当接させるようにして
布設するだけでよく、各軸方向配筋は自動的に支持部材
によってスリーブの外周から一定間隔だげ離間されるこ
ととなる。従って、各軸方向配筋の布設精度も高くな
り、コンクリートも均一に各軸方向配筋の全体にかぶる
こととなり、コンクリート製格納容器全体の強度も均一
となる。また、各軸方向配筋の外周部へのリング筋の巻
着も簡単となる。なぜならば、各軸方向配筋が支持部材
によって配管スリーブの外周から一定間隔だけ離して支
持されているので、リング筋によって多少軸方向配筋を
スリーブの半径方向内方へ拘束しても、各軸方向配筋と
スリーブとの間隔は一定に保持されることとなる。
このように本発明によれば、配筋を高精度のもとで、簡
単かつ迅速に布設することができる。
単かつ迅速に布設することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例1を第1図および第2図について
説明する。
説明する。
第1図は本発明の一実施例のほぼ全体を示し、第2図は
貫通孔を形成するスリーブの一種である配管スリーブ3
を示し、従来と同一部分には同一符号を付してある。
貫通孔を形成するスリーブの一種である配管スリーブ3
を示し、従来と同一部分には同一符号を付してある。
本発明においては、配管スリーブ3の外周部に各軸方向
配筋4dを配管スリーブ3から一定間隔だけ離間させる
支持部材6を軸方向の2箇所に設けている。本実施例の
支持部材6は、配管スリーブ3の外周全体に亘って突出
しているフランジ7からなり、この外周縁には各軸方向
配筋4dを位置決めしながら支承する多数の凹入部8,
8…が刻設されている。その他は、従来と同様に形成さ
れている。
配筋4dを配管スリーブ3から一定間隔だけ離間させる
支持部材6を軸方向の2箇所に設けている。本実施例の
支持部材6は、配管スリーブ3の外周全体に亘って突出
しているフランジ7からなり、この外周縁には各軸方向
配筋4dを位置決めしながら支承する多数の凹入部8,
8…が刻設されている。その他は、従来と同様に形成さ
れている。
次に、本実施例による配筋4の布設作業ならびにコンク
リート製格納容器の組立作業を説明する。
リート製格納容器の組立作業を説明する。
先ず、第2図に示すよう、外周面に多数のアンカ5,5
…の他に支持部材6を固着した配管スリーブ3を、コン
クリート製格納容器1の内外の壁面を構成する2枚のラ
イナ板2,2間に掛け渡す。続いて、第1図に示すよう
に、縦筋4a、横筋4bおよび斜筋4cを各ライナ板2
間の配管スリーブ3の外側に布設する。続いて、各軸方
向配筋4dを配管スリーブ3の外周面に予め固着してあ
る支持部材6,6の各凹入部8内に挿入して位置決め
し、縦筋4a、横筋4bおよび斜筋4cの何れかに固縛
する。この場合各軸方向配筋4dは、支持部材6によっ
て自動的に配管スリーブ3の外周面から一定間隔だけ離
間して布設されるこことなる。従って、従来のような配
管スリーブ3との間隔を目測により位置決めしながら軸
方向配筋4dを縦筋4a等に固縛するという複雑で面倒
な作業が不要となる。続いて、各軸方向配筋4dの外周
にリング筋4eを巻着する。この場合各軸方向配筋4d
は支持部材6によって配管スリーブ3の外周から一定距
離において支持されているので、リング筋4eによって
軸方向配筋4dを若干強く拘束しても、各軸方向配筋4
dは配管スリーブ3の外周から一定距離の位置に保持さ
れている。従って、従来のように軸方向配筋4dと配管
スリーブ3との間隔を狭くしないように配慮しながら軸
方向配筋4dにリング筋4eを巻着するという微妙な感
覚を要求される作業が不要となる。その後、各ライナ板
2間にコンクリートを打設し、養生させてコンクリート
製格納容器1を形成する。このように本実施例によれ
ば、配筋4を布設するに際して、特に軸方向配筋4dお
よびリング筋4eの布設作業が簡単かつ迅速となり、し
かもその布設精度も従来より極めて高いものとなる。よ
って、配管スリーブ3の外周面の構造が均一となり、強
度も向上する。
…の他に支持部材6を固着した配管スリーブ3を、コン
クリート製格納容器1の内外の壁面を構成する2枚のラ
イナ板2,2間に掛け渡す。続いて、第1図に示すよう
に、縦筋4a、横筋4bおよび斜筋4cを各ライナ板2
間の配管スリーブ3の外側に布設する。続いて、各軸方
向配筋4dを配管スリーブ3の外周面に予め固着してあ
る支持部材6,6の各凹入部8内に挿入して位置決め
し、縦筋4a、横筋4bおよび斜筋4cの何れかに固縛
する。この場合各軸方向配筋4dは、支持部材6によっ
て自動的に配管スリーブ3の外周面から一定間隔だけ離
間して布設されるこことなる。従って、従来のような配
管スリーブ3との間隔を目測により位置決めしながら軸
方向配筋4dを縦筋4a等に固縛するという複雑で面倒
な作業が不要となる。続いて、各軸方向配筋4dの外周
にリング筋4eを巻着する。この場合各軸方向配筋4d
は支持部材6によって配管スリーブ3の外周から一定距
離において支持されているので、リング筋4eによって
軸方向配筋4dを若干強く拘束しても、各軸方向配筋4
dは配管スリーブ3の外周から一定距離の位置に保持さ
れている。従って、従来のように軸方向配筋4dと配管
スリーブ3との間隔を狭くしないように配慮しながら軸
方向配筋4dにリング筋4eを巻着するという微妙な感
覚を要求される作業が不要となる。その後、各ライナ板
2間にコンクリートを打設し、養生させてコンクリート
製格納容器1を形成する。このように本実施例によれ
ば、配筋4を布設するに際して、特に軸方向配筋4dお
よびリング筋4eの布設作業が簡単かつ迅速となり、し
かもその布設精度も従来より極めて高いものとなる。よ
って、配管スリーブ3の外周面の構造が均一となり、強
度も向上する。
なお、前記実施例の支持部材6はフランジ7に凹入部8
を刻設することによって形成されているが、この支持部
材6としては軸方向配筋4dを一定位置に支持できる構
成であればよく、必要に応じて他の構成としてもよい。
を刻設することによって形成されているが、この支持部
材6としては軸方向配筋4dを一定位置に支持できる構
成であればよく、必要に応じて他の構成としてもよい。
また、コンクリート製格納容器1の貫通孔を形成するス
リーブとしては、前記実施例の配管スリーブ3に限られ
ず、各種機器の保守、管理作業等を行なう作業員用のマ
ンホール等種々のものがその対象となる。
リーブとしては、前記実施例の配管スリーブ3に限られ
ず、各種機器の保守、管理作業等を行なう作業員用のマ
ンホール等種々のものがその対象となる。
以上説明したように本発明によれば、スリーブの周囲の
各種の配筋の布設精度が高く、しかも布設作業が簡単で
工数も少なく極めて短時間に布設を完了することができ
る。また、コンクリート製格納容器全体の建設工期の短
縮を図ることができる等の効果を奏する。
各種の配筋の布設精度が高く、しかも布設作業が簡単で
工数も少なく極めて短時間に布設を完了することができ
る。また、コンクリート製格納容器全体の建設工期の短
縮を図ることができる等の効果を奏する。
第1図は本発明のコンクリート製格納容器の貫通孔部の
構造の一実施例を示す要部の斜視図、第2図は第1図の
配管スリーブを示す斜視図、第3図はコンクリート製格
納容器の一部を構造的に示す一部切断斜視図、第4図は
従来例の第1図同様の斜視図、第5図は従来例の配管ス
リーブの軸方向と直交する断面を示す断面図である。 1……コンクリート製格納容器、2……ライナ板、3…
…配管スリーブ、4……配筋、4d……軸方向配筋、4
e……リング筋、6……支持部材、7……フランジ、8
……凹入部。
構造の一実施例を示す要部の斜視図、第2図は第1図の
配管スリーブを示す斜視図、第3図はコンクリート製格
納容器の一部を構造的に示す一部切断斜視図、第4図は
従来例の第1図同様の斜視図、第5図は従来例の配管ス
リーブの軸方向と直交する断面を示す断面図である。 1……コンクリート製格納容器、2……ライナ板、3…
…配管スリーブ、4……配筋、4d……軸方向配筋、4
e……リング筋、6……支持部材、7……フランジ、8
……凹入部。
Claims (3)
- 【請求項1】コンクリート製格納容器の内外面を形成す
るライナ板の間に、コンクリート製格納容器の貫通孔を
形成するスリーブを設け、このスリーブの外側にスリー
ブの軸方向に延びた複数の軸方向配筋をスリーブと一定
間隔だけ離間させて設け、これらの軸方向配筋を外側か
ら抑えるリング筋を設け、前記スリーブの外側にコンク
リートを打設、養生して形成されているコンクリート製
格納容器の貫通孔部の構造において、前記各軸方向配筋
は前記スリーブの外周に予め設けられている支持部材に
よってそれぞれスリーブから所定間隔だけ離間するよう
にして支持されていることを特徴とするコンクリート製
格納容器の貫通孔部の構造。 - 【請求項2】支持部材は、スリーブの外周にフランジを
固着し、そのフランジの外周部に各軸方向配筋を支持す
る凹入部を設けることによって形成されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のコンクリート製格
納容器の貫通孔部の構造。 - 【請求項3】スリーブは、コンクリート製格納容器を貫
通する配管類を挿通させる配管スリーブからなることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のコ
ンクリート製格納容器の貫通孔部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61052091A JPH0634068B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | コンクリ−ト製格納容器の貫通孔部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61052091A JPH0634068B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | コンクリ−ト製格納容器の貫通孔部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62209390A JPS62209390A (ja) | 1987-09-14 |
JPH0634068B2 true JPH0634068B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12905158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61052091A Expired - Lifetime JPH0634068B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | コンクリ−ト製格納容器の貫通孔部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634068B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008283107A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Komatsu Ltd | 極端紫外光源装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5123577B2 (ja) * | 2007-06-18 | 2013-01-23 | 未来工業株式会社 | 壁貫通用スリーブ |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP61052091A patent/JPH0634068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008283107A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Komatsu Ltd | 極端紫外光源装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62209390A (ja) | 1987-09-14 |
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