JPH07234296A - 原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造 - Google Patents
原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造Info
- Publication number
- JPH07234296A JPH07234296A JP6025293A JP2529394A JPH07234296A JP H07234296 A JPH07234296 A JP H07234296A JP 6025293 A JP6025293 A JP 6025293A JP 2529394 A JP2529394 A JP 2529394A JP H07234296 A JPH07234296 A JP H07234296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedestal
- diaphragm floor
- seal plate
- reactor vessel
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は多大な労力と期間を要する仮
設支持架台の設置及び撤去を省略することでダイヤフラ
ムフロアの製造コストの低減および工期の短縮を達成と
した新規な原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造を
提供することにある。 【構成】 本発明は原子炉圧力容器３を支持するペデス
タル２の上端部と、このペデスタル２の周囲にこれを囲
繞するように所定の間隔を隔てて設けられた格納容器４
との間に架け渡され、この格納容器４内部を上下に区画
するためのダイヤフラムフロア５構造において、上記ペ
デスタル２と格納容器４間に、蜘蛛の巣状の梁部２３を
架け渡すと共に、この梁部２３の上面にシールプレート
１６を貼り付け、さらに、この梁部２３の上面に複数の
スタッド２９を立設すると共に、その上部に鉄筋１９を
配筋し、これらスタッド２９及び鉄筋１９を埋設すべ
く、上記シールプレート１６の上面にコンクリート２４
を打設してなることを特徴としている。
設支持架台の設置及び撤去を省略することでダイヤフラ
ムフロアの製造コストの低減および工期の短縮を達成と
した新規な原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造を
提供することにある。 【構成】 本発明は原子炉圧力容器３を支持するペデス
タル２の上端部と、このペデスタル２の周囲にこれを囲
繞するように所定の間隔を隔てて設けられた格納容器４
との間に架け渡され、この格納容器４内部を上下に区画
するためのダイヤフラムフロア５構造において、上記ペ
デスタル２と格納容器４間に、蜘蛛の巣状の梁部２３を
架け渡すと共に、この梁部２３の上面にシールプレート
１６を貼り付け、さらに、この梁部２３の上面に複数の
スタッド２９を立設すると共に、その上部に鉄筋１９を
配筋し、これらスタッド２９及び鉄筋１９を埋設すべ
く、上記シールプレート１６の上面にコンクリート２４
を打設してなることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉格納容器内部に設
けられ、圧力抑制室とドライウェルとを区画するための
原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造に関するもの
である。
けられ、圧力抑制室とドライウェルとを区画するための
原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】ＲＣＣＶと略称される新型コンクリート
格納容器は図３に示すように、基礎部１上に立設された
筒状のペデスタル２に原子炉３が支持されており、さら
に、これらペデスタル２及び原子炉３の周囲には、これ
らを囲繞するように円筒状の格納容器４が設けられてい
る。また、ペデスタル２の頂部と格納容器４の内壁間に
は平面ドーナツ円板状のダイヤフラムフロア５が架け渡
されており、これによって格納容器４内が上部ドライウ
ェル６と、冷却水７が貯溜されるサプレッションチャン
バー（圧力抑制室）８及び下部ドライウェル９とに区画
されると共に、その上部に図示しない主蒸気管等の配管
系を支持するためのパイプホイップストラクチャー１４
が設置されるようになっている。そして、このペデスタ
ル２には、上部ドライウェル６とサプレッションチャン
バー８間を連通する複数のベント管１０が埋設されてお
り、万一、原子炉３から上部ドライウェル６内に高温高
圧の蒸気から洩れ出した場合には、これを上部ドライウ
ェル６からサプレッションチャンバー８内の冷却水７内
に導いて冷却凝縮することで事故の拡大を防止するよう
になっている。尚、図中１１は格納容器４の上部開口部
を塞ぐためのトップスラブ、１２は原子炉３の上端部を
覆うトップヘッド、１３は格納容器４内に装置等を搬出
入したり、保守点検時に作業員が出入りするためのレイ
ズトンネルである。
格納容器は図３に示すように、基礎部１上に立設された
筒状のペデスタル２に原子炉３が支持されており、さら
に、これらペデスタル２及び原子炉３の周囲には、これ
らを囲繞するように円筒状の格納容器４が設けられてい
る。また、ペデスタル２の頂部と格納容器４の内壁間に
は平面ドーナツ円板状のダイヤフラムフロア５が架け渡
されており、これによって格納容器４内が上部ドライウ
ェル６と、冷却水７が貯溜されるサプレッションチャン
バー（圧力抑制室）８及び下部ドライウェル９とに区画
されると共に、その上部に図示しない主蒸気管等の配管
系を支持するためのパイプホイップストラクチャー１４
が設置されるようになっている。そして、このペデスタ
ル２には、上部ドライウェル６とサプレッションチャン
バー８間を連通する複数のベント管１０が埋設されてお
り、万一、原子炉３から上部ドライウェル６内に高温高
圧の蒸気から洩れ出した場合には、これを上部ドライウ
ェル６からサプレッションチャンバー８内の冷却水７内
に導いて冷却凝縮することで事故の拡大を防止するよう
になっている。尚、図中１１は格納容器４の上部開口部
を塞ぐためのトップスラブ、１２は原子炉３の上端部を
覆うトップヘッド、１３は格納容器４内に装置等を搬出
入したり、保守点検時に作業員が出入りするためのレイ
ズトンネルである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この新型コ
ンクリート格納容器及びその一部を構成するダイヤフラ
ムフロア５は図４に示すように、パイプホイップストラ
クチャー１４等を支持するために鉄筋コンクリートから
なっており、その下面にはサプレッションチャンバー８
内の気密性を保障するシールプレート１６が設けられる
と共に、必要に応じて幾つかの貫通部１７やマンホール
２１等をサポートするの埋込み金具が設置された構造と
なっている。
ンクリート格納容器及びその一部を構成するダイヤフラ
ムフロア５は図４に示すように、パイプホイップストラ
クチャー１４等を支持するために鉄筋コンクリートから
なっており、その下面にはサプレッションチャンバー８
内の気密性を保障するシールプレート１６が設けられる
と共に、必要に応じて幾つかの貫通部１７やマンホール
２１等をサポートするの埋込み金具が設置された構造と
なっている。
【０００４】従って、このダイヤフラムフロア５を構築
するためには、図５に示すように、先ず、その底部にあ
たる部分に仮設支持架台１８を構築した後、その上部
に、ペデスタル２の上端部と、格納容器４内壁面とを架
け渡すようにシールプレート１６と上端鉄筋１９及び下
端鉄筋２０を設けると共に、これらに必要な埋込み金具
を設置し、その後、このシールプレート１６上に、上端
鉄筋１９及び下端鉄筋２０等を埋設するようにコンクリ
ートを打設して形成することになる。
するためには、図５に示すように、先ず、その底部にあ
たる部分に仮設支持架台１８を構築した後、その上部
に、ペデスタル２の上端部と、格納容器４内壁面とを架
け渡すようにシールプレート１６と上端鉄筋１９及び下
端鉄筋２０を設けると共に、これらに必要な埋込み金具
を設置し、その後、このシールプレート１６上に、上端
鉄筋１９及び下端鉄筋２０等を埋設するようにコンクリ
ートを打設して形成することになる。
【０００５】そして、このコンクリートが硬化した後に
は、不要となった仮設支持架台１８を撤去することにな
るが、図示するように、この仮設支持架台１８は多数の
鋼材からなるものであるため、その撤去作業に多くの労
力と期間を要するものであった。しかも、この仮設支持
架台１８の撤去は図５に示すように、格納容器４の壁面
に形成された工事孔２２のみから搬出できないことか
ら、その搬出作業も容易ではなかった。
は、不要となった仮設支持架台１８を撤去することにな
るが、図示するように、この仮設支持架台１８は多数の
鋼材からなるものであるため、その撤去作業に多くの労
力と期間を要するものであった。しかも、この仮設支持
架台１８の撤去は図５に示すように、格納容器４の壁面
に形成された工事孔２２のみから搬出できないことか
ら、その搬出作業も容易ではなかった。
【０００６】そこで、本発明は上記の問題点を有効に解
決するために案出されたものであり、その目的は多大な
労力と期間を要する仮設支持架台の設置及び撤去を省略
することでダイヤフラムフロアの製造コストの低減およ
び工期の短縮を達成した新規な原子炉格納容器のダイヤ
フラムフロア構造を提供するものである。
決するために案出されたものであり、その目的は多大な
労力と期間を要する仮設支持架台の設置及び撤去を省略
することでダイヤフラムフロアの製造コストの低減およ
び工期の短縮を達成した新規な原子炉格納容器のダイヤ
フラムフロア構造を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、原子炉圧力容器を支持するペデスタルの上
端部と、このペデスタルの周囲にこれを囲繞するように
所定の間隔を隔てて設けられた格納容器との間に架け渡
され、この格納容器内部を上下に区画するためのダイヤ
フラムフロア構造において、上記ペデスタルと格納容器
間に、蜘蛛の巣状の梁部を架け渡すと共に、この梁部の
上面にシールプレートを貼り付け、さらに、この梁部の
上面に複数のスタッドを立設すると共に、その上部に鉄
筋を配筋し、これらスタッド及び鉄筋を埋設すべく、上
記シールプレートの上面にコンクリートを打設してなる
ものである。
に本発明は、原子炉圧力容器を支持するペデスタルの上
端部と、このペデスタルの周囲にこれを囲繞するように
所定の間隔を隔てて設けられた格納容器との間に架け渡
され、この格納容器内部を上下に区画するためのダイヤ
フラムフロア構造において、上記ペデスタルと格納容器
間に、蜘蛛の巣状の梁部を架け渡すと共に、この梁部の
上面にシールプレートを貼り付け、さらに、この梁部の
上面に複数のスタッドを立設すると共に、その上部に鉄
筋を配筋し、これらスタッド及び鉄筋を埋設すべく、上
記シールプレートの上面にコンクリートを打設してなる
ものである。
【０００８】
【作用】本発明は上述したように、ペデスタルと格納容
器間に、放射状に延びる梁部を架け渡し、これを支持架
台としてこの梁部の上面にシールプレートを設けると共
に、その上部にコンクリートを打設するようにしたた
め、この梁部がダイヤフラムフロアの一部を構成するこ
ととなり、従来のような仮設支持架台の撤去作業が不要
となり、また、この梁部にコンクリートの打設圧が加わ
るため、鉄筋の配筋量を従来より大巾に減少することが
できる。また、このシールプレートは梁に支えられてい
るため、コンクリートを打設した際にシールプレートが
剥れ落ちる虞はない。
器間に、放射状に延びる梁部を架け渡し、これを支持架
台としてこの梁部の上面にシールプレートを設けると共
に、その上部にコンクリートを打設するようにしたた
め、この梁部がダイヤフラムフロアの一部を構成するこ
ととなり、従来のような仮設支持架台の撤去作業が不要
となり、また、この梁部にコンクリートの打設圧が加わ
るため、鉄筋の配筋量を従来より大巾に減少することが
できる。また、このシールプレートは梁に支えられてい
るため、コンクリートを打設した際にシールプレートが
剥れ落ちる虞はない。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【００１０】図１は本発明に係るダイヤフラムフロア５
の一実施例を示したものである。図示するように、この
ダイヤフラムフロア５は、円筒状をしたペデスタル２の
上端部と格納容器４の内壁との間に水平に架け渡された
平面ドーナツ円板状になっており、ペデスタル２と格納
容器４間に架け渡された梁部２３上にシールプレート１
６を介してコンクリート２４が打設されている。
の一実施例を示したものである。図示するように、この
ダイヤフラムフロア５は、円筒状をしたペデスタル２の
上端部と格納容器４の内壁との間に水平に架け渡された
平面ドーナツ円板状になっており、ペデスタル２と格納
容器４間に架け渡された梁部２３上にシールプレート１
６を介してコンクリート２４が打設されている。
【００１１】この梁部２３は図２に示すように、Ｈ鋼材
等の鉄骨から蜘蛛の巣状に組み立てられた主梁２５と、
図１に示すように、この主梁２５の下部に多層状態に設
けられたプラットフォーム２６，２６とからなってい
る。そして、この主梁２５は、格納容器４の中心部から
放射状に配列された縦梁２５ａと、この縦梁２５ａ間に
架け渡された横梁２５ｂとからなっており、この縦梁２
５ａの両端部がそれぞれ連結部材２７ａ（図中Ａ部），
２７ｂを介してペデスタル２と格納容器４間に架け渡さ
れた構成をしている。また、プラットフォーム２６、２
６は複数の吊り梁２８によって主梁２５に吊り下げられ
た状態となっており、図示しないＭＳ主蒸気逃がし管や
Ｓ／Ｃサプレッションチェンバースプレー管等をサポー
トするようになっている。
等の鉄骨から蜘蛛の巣状に組み立てられた主梁２５と、
図１に示すように、この主梁２５の下部に多層状態に設
けられたプラットフォーム２６，２６とからなってい
る。そして、この主梁２５は、格納容器４の中心部から
放射状に配列された縦梁２５ａと、この縦梁２５ａ間に
架け渡された横梁２５ｂとからなっており、この縦梁２
５ａの両端部がそれぞれ連結部材２７ａ（図中Ａ部），
２７ｂを介してペデスタル２と格納容器４間に架け渡さ
れた構成をしている。また、プラットフォーム２６、２
６は複数の吊り梁２８によって主梁２５に吊り下げられ
た状態となっており、図示しないＭＳ主蒸気逃がし管や
Ｓ／Ｃサプレッションチェンバースプレー管等をサポー
トするようになっている。
【００１２】一方、シールプレート１６は梁の上フラン
ジに溶接により取り付けられている。また、コンクリー
ト母材２４内には複数の鉄筋１９が配筋されており、上
述した梁部２３と共に、コンクリート母材２４を支持し
ている。
ジに溶接により取り付けられている。また、コンクリー
ト母材２４内には複数の鉄筋１９が配筋されており、上
述した梁部２３と共に、コンクリート母材２４を支持し
ている。
【００１３】次に、このダイヤフラムフロア５の製造方
法の一実施例を説明する。
法の一実施例を説明する。
【００１４】先ず、図１及び図２に示すように、蜘蛛の
巣状に形成された梁部２３を、ペデスタル２の上端部と
格納容器４の内壁との間に架け渡し、連結部材２７，２
７で固定した後、この梁部２３の上面にシールプレート
１６を貼り付ける。尚、この梁部２３の設置方法として
は、例えば、ペデスタル２と格納容器４間に縦梁２５ａ
を放射状に設置すると共に、これら縦梁２５ａ間に横梁
２５ｂを架け渡して主梁２５を構築した後、この主梁２
５に吊り梁２８を介してプラットフォーム２６、２６を
設置する方法や、この梁部２３を予め工場で、略扇形に
複数に分割されたユニットを構築し、これを現場で１ユ
ニットずつ組み立てることで全体として蜘蛛の巣状に形
成する方法などが考えられる。また、この場合、シール
プレート１６は予め各ユニットに貼り付けておき、現場
において各ユニットの組み立てと同時に個々のシールプ
レートを梁に溶接するようにしてもよい。
巣状に形成された梁部２３を、ペデスタル２の上端部と
格納容器４の内壁との間に架け渡し、連結部材２７，２
７で固定した後、この梁部２３の上面にシールプレート
１６を貼り付ける。尚、この梁部２３の設置方法として
は、例えば、ペデスタル２と格納容器４間に縦梁２５ａ
を放射状に設置すると共に、これら縦梁２５ａ間に横梁
２５ｂを架け渡して主梁２５を構築した後、この主梁２
５に吊り梁２８を介してプラットフォーム２６、２６を
設置する方法や、この梁部２３を予め工場で、略扇形に
複数に分割されたユニットを構築し、これを現場で１ユ
ニットずつ組み立てることで全体として蜘蛛の巣状に形
成する方法などが考えられる。また、この場合、シール
プレート１６は予め各ユニットに貼り付けておき、現場
において各ユニットの組み立てと同時に個々のシールプ
レートを梁に溶接するようにしてもよい。
【００１５】次に、このようにして梁部２３を設置し終
えたなら、その上部に鉄筋１９を配筋した後、この梁部
２３及びシールプレート１６を支持架台として、このス
タッド２９及び鉄筋１９を埋設するようにコンクリート
２４を打設し、硬化させることでダイヤフラムフロア５
が完成される。この際、コンクリート２４の打設圧は直
接シールプレート１６に加わることになるが、このシー
ルプレート１６は大梁２４によって支持されているた
め、その打設圧には充分耐え得ることができる。また、
このコンクリート２４内にはスタッド２９が埋設された
状態となっているため、梁に加わる力をコンクリートに
流すことができる。
えたなら、その上部に鉄筋１９を配筋した後、この梁部
２３及びシールプレート１６を支持架台として、このス
タッド２９及び鉄筋１９を埋設するようにコンクリート
２４を打設し、硬化させることでダイヤフラムフロア５
が完成される。この際、コンクリート２４の打設圧は直
接シールプレート１６に加わることになるが、このシー
ルプレート１６は大梁２４によって支持されているた
め、その打設圧には充分耐え得ることができる。また、
このコンクリート２４内にはスタッド２９が埋設された
状態となっているため、梁に加わる力をコンクリートに
流すことができる。
【００１６】このように、本発明は梁部２３をダイヤフ
ラムフロア５の一部分として用いることにより、従来の
ように仮設支持架台の設置及び撤去が不要となり、ま
た、大梁部２３のみでもコンクリート２４の打設圧に充
分耐え得ることができることから、鉄筋の配筋作業を減
らしたり、あるいは場合によっては配筋そのものを省略
することも可能となる。尚、梁部２３の支持方法とし
て、図１中Ｃ部に示すように、ペデスタル２の外周部に
棚部３０を設け、この棚部３０に主梁２５を設置するよ
うにしても良い。
ラムフロア５の一部分として用いることにより、従来の
ように仮設支持架台の設置及び撤去が不要となり、ま
た、大梁部２３のみでもコンクリート２４の打設圧に充
分耐え得ることができることから、鉄筋の配筋作業を減
らしたり、あるいは場合によっては配筋そのものを省略
することも可能となる。尚、梁部２３の支持方法とし
て、図１中Ｃ部に示すように、ペデスタル２の外周部に
棚部３０を設け、この棚部３０に主梁２５を設置するよ
うにしても良い。
【００１７】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ペデスタ
ルと格納容器間に大梁を架け渡し、これを配筋、シール
プレートの設置作業及び打設するコンクリートの支持架
台として利用すると共に、ダイヤフラムフロアの一部と
して利用したため、従来のように大掛かりな仮設支持架
台が不要となり、多大な労力と期間を要した仮設支持架
台の撤去作業が省略されて、製造コストの低減及び大幅
な工期短縮が達成できる。また、大梁に備えられたプラ
ットホームにより配管、内部構造物のサポートがとれる
ため、シールプレートの埋込み金具が無くなり、また、
必要に応じて配管等を追加することが可能となって設計
自由度が向上する等といった優れた効果を発揮すること
ができる。
ルと格納容器間に大梁を架け渡し、これを配筋、シール
プレートの設置作業及び打設するコンクリートの支持架
台として利用すると共に、ダイヤフラムフロアの一部と
して利用したため、従来のように大掛かりな仮設支持架
台が不要となり、多大な労力と期間を要した仮設支持架
台の撤去作業が省略されて、製造コストの低減及び大幅
な工期短縮が達成できる。また、大梁に備えられたプラ
ットホームにより配管、内部構造物のサポートがとれる
ため、シールプレートの埋込み金具が無くなり、また、
必要に応じて配管等を追加することが可能となって設計
自由度が向上する等といった優れた効果を発揮すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例を示す側断面図である。
【図２】本発明方法に係る大梁の一実施例を示す平面図
である。
である。
【図３】従来の新型コンクリート格納容器の構造を示す
構成図である。
構成図である。
【図４】従来のダイヤフラムフロアの構造を示す側断面
図である。
図である。
【図５】従来のダイヤフラムフロアの工法を示す側断面
図である。
図である。
２ ペデスタル ３ 原子炉圧力容器 ４ 格納容器 ５ ダイヤフラムフロア １６ シールプレート １９ 鉄筋 ２３ 梁部 ２４ コンクリート ２９ スタッド
Claims (1)
- 【請求項１】 原子炉圧力容器を支持するペデスタルの
上端部と、このペデスタルの周囲にこれを囲繞するよう
に所定の間隔を隔てて設けられた格納容器との間に架け
渡され、この格納容器内部を上下に区画するためのダイ
ヤフラムフロア構造において、上記ペデスタルと格納容
器間に、蜘蛛の巣状の梁部を架け渡すと共に、この梁部
の上面にシールプレートを貼り付け、さらに、この梁部
の上面に複数のスタッドを立設すると共に鉄筋を配筋
し、これらスタッド及び鉄筋を埋設すべく、上記シール
プレートの上面にコンクリートを打設してなることを特
徴とする原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6025293A JPH07234296A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6025293A JPH07234296A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07234296A true JPH07234296A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12161977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6025293A Pending JPH07234296A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07234296A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112707471A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-04-27 | 江苏京川水设备有限公司 | 一种安全型旋流空化发生器 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP6025293A patent/JPH07234296A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112707471A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-04-27 | 江苏京川水设备有限公司 | 一种安全型旋流空化发生器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5119598A (en) | Method of construction of top slab for a nuclear containment building | |
| JPH07234296A (ja) | 原子炉格納容器のダイヤフラムフロア構造 | |
| JP3309538B2 (ja) | 原子炉格納容器のダイヤフラムフロアの構築工法 | |
| JPH10292668A (ja) | 免震装置の取付工法 | |
| JPH08254593A (ja) | 原子炉格納容器の建設工法及び原子炉格納容器のダイヤフラムフロアの構造 | |
| JPH01237493A (ja) | コンクリート製原子炉格納容器とその構築方法 | |
| JPH08179076A (ja) | 原子炉格納容器 | |
| JPS63308B2 (ja) | ||
| JP3601999B2 (ja) | 原子炉格納容器およびそのダイヤフラムフロアの建設工法 | |
| JP3880341B2 (ja) | 鋼板コンクリート造構造物の構築方法 | |
| JP3146119B2 (ja) | 原子炉格納容器 | |
| JP4276872B2 (ja) | 原子炉格納容器のダイヤフラムフロアの建設方法 | |
| JP2909350B2 (ja) | ライニング貯槽施工方法 | |
| JPH0672095U (ja) | 原子炉格納容器のトップスラブ構造 | |
| JPH0247588A (ja) | 鋼製ペデスタル | |
| JPH06294887A (ja) | 鉄筋コンクリート原子炉格納容器のコンクリート枠支持方法 | |
| JPH08262174A (ja) | 原子炉建屋構造 | |
| JPH08166485A (ja) | 原子炉格納容器 | |
| JPS62169082A (ja) | コンクリ−ト製原子炉格納容器の上部据付工法 | |
| JPH0637798U (ja) | コンクリート製格納容器のダイヤフラムフロア架構 | |
| JPH08220274A (ja) | 原子炉格納容器の配管貫通部の建設工法 | |
| JP2002295981A (ja) | 復水器およびその構築方法 | |
| JPH064696U (ja) | コンクリート製格納容器のダイヤフラムフロア構造 | |
| JPH08248169A (ja) | 原子炉格納容器 | |
| JPH03237391A (ja) | 原子力発電所の格納容器建設工法 |