JPH08179076A - 原子炉格納容器 - Google Patents
原子炉格納容器Info
- Publication number
- JPH08179076A JPH08179076A JP6316207A JP31620794A JPH08179076A JP H08179076 A JPH08179076 A JP H08179076A JP 6316207 A JP6316207 A JP 6316207A JP 31620794 A JP31620794 A JP 31620794A JP H08179076 A JPH08179076 A JP H08179076A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- reactor
- pressure vessel
- containment vessel
- steel beam
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】鉄骨梁の撤去作業を不要とし、建設作業量の低
減を図る。 【構成】原子炉格納容器101 の内側壁にライナプレート
104 を張設し、ライナプレート104 と原子炉圧力容器基
礎台106 とにそれぞれ鉄骨梁支持部材108 ，109を設
け、これらの支持部材108 ，109 間上に鉄骨梁107 を設
ける。鉄骨梁107 上にシールプレート110 を敷設し、こ
のシールプレート110 上にコンクリート115を打設後、
養生期間を経てダイヤフロムフロア105 が構築される。
ダイヤフロムフロア105 の上方はドライウェル102 とな
り、下方はサプレッションプール103 が形成され、鉄骨
梁107 の下面にサプレッションプールプラットホーム11
3 と逃し安全弁排気管サポート114 が取り付けられる。
減を図る。 【構成】原子炉格納容器101 の内側壁にライナプレート
104 を張設し、ライナプレート104 と原子炉圧力容器基
礎台106 とにそれぞれ鉄骨梁支持部材108 ，109を設
け、これらの支持部材108 ，109 間上に鉄骨梁107 を設
ける。鉄骨梁107 上にシールプレート110 を敷設し、こ
のシールプレート110 上にコンクリート115を打設後、
養生期間を経てダイヤフロムフロア105 が構築される。
ダイヤフロムフロア105 の上方はドライウェル102 とな
り、下方はサプレッションプール103 が形成され、鉄骨
梁107 の下面にサプレッションプールプラットホーム11
3 と逃し安全弁排気管サポート114 が取り付けられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はダイヤフロムフロアの構
築時の作業量を低減した沸騰水型原子炉用原子炉格納容
器に関する。
築時の作業量を低減した沸騰水型原子炉用原子炉格納容
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】原子炉一次系の万一の破損事故に際し、
炉心から漏出した放射性物質を系内に封じ込め、外部に
放射能を放出させないように原子炉格納容器を設けてい
る。沸騰水型原子炉の原子炉格納容器は全て圧力抑制式
で、ドライウェルと圧力抑制室から構成されている。
炉心から漏出した放射性物質を系内に封じ込め、外部に
放射能を放出させないように原子炉格納容器を設けてい
る。沸騰水型原子炉の原子炉格納容器は全て圧力抑制式
で、ドライウェルと圧力抑制室から構成されている。
【０００３】ドライウェルには原子炉圧力容器，再循環
系機器配管，蒸気系配管、弁等原子炉圧力バウンダリに
属する設備のほか、原子炉圧力容器基礎台（ペデスタ
ル），熱遮蔽等の格納容器内部構造物，空調設備が収納
され、その大きさは安全性にかかわる要求の他に、配
管，据付け，保守点検等に必要なスペースも確保するよ
うに決められている。
系機器配管，蒸気系配管、弁等原子炉圧力バウンダリに
属する設備のほか、原子炉圧力容器基礎台（ペデスタ
ル），熱遮蔽等の格納容器内部構造物，空調設備が収納
され、その大きさは安全性にかかわる要求の他に、配
管，据付け，保守点検等に必要なスペースも確保するよ
うに決められている。
【０００４】図４に示すように沸騰水型原子炉における
鉄筋コンクリート製原子炉格納容器１は、内部中央に鋼
製原子炉圧力容器基礎台２の上部に原子炉圧力容器３が
設置されており、この鋼製原子炉圧力容器基礎台２と原
子炉圧力容器３の空間を上下にドライウェル４とサプレ
ッションプール５に区画する鉄筋コンクリートスラブに
よるダイヤフロムフロア６が構築されている。
鉄筋コンクリート製原子炉格納容器１は、内部中央に鋼
製原子炉圧力容器基礎台２の上部に原子炉圧力容器３が
設置されており、この鋼製原子炉圧力容器基礎台２と原
子炉圧力容器３の空間を上下にドライウェル４とサプレ
ッションプール５に区画する鉄筋コンクリートスラブに
よるダイヤフロムフロア６が構築されている。
【０００５】このダイヤフロムフロア６の構築に際して
は図５に要部を拡大して示すように、先ず原子炉格納容
器１の建設時において鋼製原子炉圧力容器基礎台２の上
端外周と原子炉格納容器１の内周の間に、鋼製原子炉圧
力容器基礎台２からの片持ち形式の仮設支持鉄骨７を配
設し、これを支柱８により支持する。
は図５に要部を拡大して示すように、先ず原子炉格納容
器１の建設時において鋼製原子炉圧力容器基礎台２の上
端外周と原子炉格納容器１の内周の間に、鋼製原子炉圧
力容器基礎台２からの片持ち形式の仮設支持鉄骨７を配
設し、これを支柱８により支持する。
【０００６】つぎに、前記仮設支持鉄骨梁７の上面にあ
らかじめカットティー鋼を配設したシールプレート９を
据付け、その上面にスタッドボルト10と鉄筋11を配設し
た後、コンクリート12を打設して鉄筋コンクリートスラ
ブによるダイヤフロムフロア６を構築する。このダイヤ
フロムフロア６は単独で原子炉格納容器１と鋼製原子炉
圧力容器基礎台２により支持される構造となっている。
らかじめカットティー鋼を配設したシールプレート９を
据付け、その上面にスタッドボルト10と鉄筋11を配設し
た後、コンクリート12を打設して鉄筋コンクリートスラ
ブによるダイヤフロムフロア６を構築する。このダイヤ
フロムフロア６は単独で原子炉格納容器１と鋼製原子炉
圧力容器基礎台２により支持される構造となっている。
【０００７】なお、原子炉格納容器１の内側にはライナ
プレート13が張設してあり、このライナプレート13の内
外にはライナ内側シヤプレート14とライナ外側シヤプレ
ート15が設置してある。また、打設したコンクリート12
の養生期間が終了すると、前記仮設支持鉄骨梁７および
支柱８を撤去して建設作業が完了する。
プレート13が張設してあり、このライナプレート13の内
外にはライナ内側シヤプレート14とライナ外側シヤプレ
ート15が設置してある。また、打設したコンクリート12
の養生期間が終了すると、前記仮設支持鉄骨梁７および
支柱８を撤去して建設作業が完了する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ダイヤフロムフロア６
の建設工程においては、ダイヤフロムフロア６構築前に
仮設支持鉄骨梁７および支柱８を配設して、これにより
コンクリート12の打設等の構築中のダイヤフロムフロア
６を支持しており、コンクリートの養生期間の終了を持
って仮設支持鉄骨梁７等の撤去を行っていた。
の建設工程においては、ダイヤフロムフロア６構築前に
仮設支持鉄骨梁７および支柱８を配設して、これにより
コンクリート12の打設等の構築中のダイヤフロムフロア
６を支持しており、コンクリートの養生期間の終了を持
って仮設支持鉄骨梁７等の撤去を行っていた。
【０００９】しかしながら、ダイヤフロムフロア６の下
部に位置するサプレッションプール５内における配管お
よびその他の設備工事は、前記ダイヤフロムフロア６に
おける仮設支持鉄骨梁７等の配設が作業の障害となり、
これらが撤去された後でなければ作業が開始できない課
題がある。
部に位置するサプレッションプール５内における配管お
よびその他の設備工事は、前記ダイヤフロムフロア６に
おける仮設支持鉄骨梁７等の配設が作業の障害となり、
これらが撤去された後でなければ作業が開始できない課
題がある。
【００１０】また、仮設支持鉄骨梁７については、原子
炉圧力容器基礎台２からの片持ち梁構造のため、鉄骨サ
イズが大きく、かつ、ダイヤフロムフロア６に設置貫通
されている逃し安全弁排気管をマンホールとの干渉によ
り、仮設支持鉄骨梁７の切り欠き等の作業が発生する課
題がある。
炉圧力容器基礎台２からの片持ち梁構造のため、鉄骨サ
イズが大きく、かつ、ダイヤフロムフロア６に設置貫通
されている逃し安全弁排気管をマンホールとの干渉によ
り、仮設支持鉄骨梁７の切り欠き等の作業が発生する課
題がある。
【００１１】さらに、仮設支持鉄骨梁７等の撤去につい
ても、部材を搬出可能な大きさに分断する必要があり、
多大な作業量と期間を伴うばかりでなく、多量の仮設資
材を必要とする課題がある。
ても、部材を搬出可能な大きさに分断する必要があり、
多大な作業量と期間を伴うばかりでなく、多量の仮設資
材を必要とする課題がある。
【００１２】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、鉄骨梁を原子炉圧力容器基礎台と原子炉格納
容器の両端に支持することにより、鉄骨のサイズダウン
を図り、また、ダイヤフロムフロアに設置貫通されてい
る逃し安全弁排気管貫通孔とマンホールについて鉄骨梁
との干渉を回避した配置とし、サプレッションチェンバ
内のプラットホームおよび逃し安全弁排気管サポートの
支持材として兼用することにより、鉄骨梁の撤去作業を
不要とし、ウエットウェル内の他の地域での並行作業が
可能な原子炉格納容器を提供することにある。
たもので、鉄骨梁を原子炉圧力容器基礎台と原子炉格納
容器の両端に支持することにより、鉄骨のサイズダウン
を図り、また、ダイヤフロムフロアに設置貫通されてい
る逃し安全弁排気管貫通孔とマンホールについて鉄骨梁
との干渉を回避した配置とし、サプレッションチェンバ
内のプラットホームおよび逃し安全弁排気管サポートの
支持材として兼用することにより、鉄骨梁の撤去作業を
不要とし、ウエットウェル内の他の地域での並行作業が
可能な原子炉格納容器を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は原子炉圧力容器
と、この原子炉圧力容器を支持する原子炉圧力容器基礎
台を収容し、かつ内部を上下に区別してドライウェルお
よびサプレッションプールを形成するダイヤフロムフロ
アを備えた原子炉格納容器において、前記ダイヤフロム
フロアは前記原子炉格納容器の内側壁面に張設されたラ
イナプレートに第１の鉄骨梁支持部材が設けられ、前記
原子炉圧力容器基礎台に第２の鉄骨梁支持部材が設けら
れ、前記第１と第２の鉄骨支持部材間に鉄骨梁が架設さ
れ、この鉄骨梁上にシールプレートが敷設され、このシ
ールプレート上に鉄筋が配筋され、コンクリートが打設
されてなることを特徴とする。
と、この原子炉圧力容器を支持する原子炉圧力容器基礎
台を収容し、かつ内部を上下に区別してドライウェルお
よびサプレッションプールを形成するダイヤフロムフロ
アを備えた原子炉格納容器において、前記ダイヤフロム
フロアは前記原子炉格納容器の内側壁面に張設されたラ
イナプレートに第１の鉄骨梁支持部材が設けられ、前記
原子炉圧力容器基礎台に第２の鉄骨梁支持部材が設けら
れ、前記第１と第２の鉄骨支持部材間に鉄骨梁が架設さ
れ、この鉄骨梁上にシールプレートが敷設され、このシ
ールプレート上に鉄筋が配筋され、コンクリートが打設
されてなることを特徴とする。
【００１４】
【作用】原子炉圧力容器と、この原子炉圧力容器を支持
する基礎台を収容すると共に内部を上下に区分してドラ
イウェルおよびサプレッションプールを形成するダイヤ
フロムフロアを備えた原子炉格納容器において、前記ダ
イヤフロムフロアを構築する際の鉄骨梁をダイヤフロム
フロアレベルまで完了している原子炉格納容器と原子炉
圧力容器基礎台の縦リブ位置の両端に支持する。
する基礎台を収容すると共に内部を上下に区分してドラ
イウェルおよびサプレッションプールを形成するダイヤ
フロムフロアを備えた原子炉格納容器において、前記ダ
イヤフロムフロアを構築する際の鉄骨梁をダイヤフロム
フロアレベルまで完了している原子炉格納容器と原子炉
圧力容器基礎台の縦リブ位置の両端に支持する。
【００１５】また、ダイヤフロムフロアに設置貫通され
ている逃し安全弁排気管貫通孔とマンホールについて、
鉄骨梁との干渉を回避した配置とする。さらに、サプレ
ッションチェンバ内のプラットホーム及び逃し安全弁排
気管サポートの支持材として兼用するとともに、本鉄骨
上にスタッドボルトを植設することにより、ダイヤフロ
ムフロアシールプレート上のカットティー鋼を削除す
る。これにより従来例のような仮設支持鉄骨梁の撤去が
不要となり、他の地域での並行作業が可能となり、作業
量と工期の短縮を図ることができる。
ている逃し安全弁排気管貫通孔とマンホールについて、
鉄骨梁との干渉を回避した配置とする。さらに、サプレ
ッションチェンバ内のプラットホーム及び逃し安全弁排
気管サポートの支持材として兼用するとともに、本鉄骨
上にスタッドボルトを植設することにより、ダイヤフロ
ムフロアシールプレート上のカットティー鋼を削除す
る。これにより従来例のような仮設支持鉄骨梁の撤去が
不要となり、他の地域での並行作業が可能となり、作業
量と工期の短縮を図ることができる。
【００１６】
【実施例】本発明に係る原子炉格納容器の第１の実施例
について図１および図２を参照しながら説明する。図１
は、この第１の実施例に係る原子炉格納容器の要部を拡
大してして示す縦断面図で、図２は図１の要部を拡大し
て示す平面図である。
について図１および図２を参照しながら説明する。図１
は、この第１の実施例に係る原子炉格納容器の要部を拡
大してして示す縦断面図で、図２は図１の要部を拡大し
て示す平面図である。
【００１７】すなわち、図１および図２において符号10
1 で示す原子炉格納容器の内部をドライウェル102 とサ
プレッションプール103 に区画するダイヤフロムフロア
105は、原子炉格納容器101 の内周でライナプレート104
に配設したライナ内側の鉄骨梁支持部材108 と原子炉
圧力容器基礎台106 内側の鉄骨梁支持部材109 の上端外
周との両端間に差し渡した鉄骨梁107 と、この鉄骨梁10
7 の上面に敷設したシールプレート110 上にコンクリー
ト115 を打設した鉄筋コンクリートスラブによる構成と
している。
1 で示す原子炉格納容器の内部をドライウェル102 とサ
プレッションプール103 に区画するダイヤフロムフロア
105は、原子炉格納容器101 の内周でライナプレート104
に配設したライナ内側の鉄骨梁支持部材108 と原子炉
圧力容器基礎台106 内側の鉄骨梁支持部材109 の上端外
周との両端間に差し渡した鉄骨梁107 と、この鉄骨梁10
7 の上面に敷設したシールプレート110 上にコンクリー
ト115 を打設した鉄筋コンクリートスラブによる構成と
している。
【００１８】原子炉格納容器101 におけるダイヤフロム
フロア105 の構築は、先ずスタッドボルト112 を植設し
たライナプレート104 および原子炉圧力容器基礎台106
を設置し、ライナプレート104 へ鉄骨支持部材108 を溶
接して配置し、また、原子炉圧力容器基礎台106 側に
も、鉄骨支持部材109 を溶接して配置する。
フロア105 の構築は、先ずスタッドボルト112 を植設し
たライナプレート104 および原子炉圧力容器基礎台106
を設置し、ライナプレート104 へ鉄骨支持部材108 を溶
接して配置し、また、原子炉圧力容器基礎台106 側に
も、鉄骨支持部材109 を溶接して配置する。
【００１９】つぎに、この鉄骨支持部材108 ，109 との
間に、複数本の鉄骨梁107 を設置する。この鉄骨梁107
にはサプレッションプールプラットホーム113 および逃
し安全弁排気管サポート114 が一体化されている。
間に、複数本の鉄骨梁107 を設置する。この鉄骨梁107
にはサプレッションプールプラットホーム113 および逃
し安全弁排気管サポート114 が一体化されている。
【００２０】この後、鉄骨梁107 上にスタッドボルト11
1 を植設し、鉄骨梁107 間の上面にシールプレート110
を敷設する。シールプレート110 上に鉄筋116 の配筋を
して、コンクリート115 を打設し養生期間を経過してダ
イヤフロムフロア105 が完成する。
1 を植設し、鉄骨梁107 間の上面にシールプレート110
を敷設する。シールプレート110 上に鉄筋116 の配筋を
して、コンクリート115 を打設し養生期間を経過してダ
イヤフロムフロア105 が完成する。
【００２１】なお、鉄骨梁107 は、ダイヤフロムフロア
105 構築時のコンクリート打設荷重およびシールプレー
ト自重を受け持つ構造となっており、さらに、サプレッ
ションプラットホーム113 、逃し安全弁排気管サポート
114 の荷重を受け持つ構造となっている。
105 構築時のコンクリート打設荷重およびシールプレー
ト自重を受け持つ構造となっており、さらに、サプレッ
ションプラットホーム113 、逃し安全弁排気管サポート
114 の荷重を受け持つ構造となっている。
【００２２】この実施例によれば、ダイヤフロムフロア
105 の構築時に、原子炉格納容器101 がダイヤフロムフ
ロア105 のレベルまで完成していることにより、ダイヤ
フロムフロア105 構築時のコンクリート115 の打設荷重
等の支持部材を、原子炉圧力容器の基礎台106 と原子炉
格納容器101 の両端に支持することが可能となる。した
がって、従来の片持ち形式に対して、鉄骨サイズのサイ
ズダウンおよび支柱の削除が可能となる効果がある。
105 の構築時に、原子炉格納容器101 がダイヤフロムフ
ロア105 のレベルまで完成していることにより、ダイヤ
フロムフロア105 構築時のコンクリート115 の打設荷重
等の支持部材を、原子炉圧力容器の基礎台106 と原子炉
格納容器101 の両端に支持することが可能となる。した
がって、従来の片持ち形式に対して、鉄骨サイズのサイ
ズダウンおよび支柱の削除が可能となる効果がある。
【００２３】また、従来例ではダイヤフロムフロア構築
後、支持鉄骨梁、支柱を撤去していたが、この実施例に
よればダイヤフロムフロア構築後もサプレッションプー
ルプラットホーム113 および逃し安全弁排気管サポート
支持材114 として、鉄骨梁107 を利用することにより、
仮説支持梁撤去工事が不要となり、資材と作業工程が削
減されると共に、サプレッションプール103 内の他の地
域における作業に支障を与えず、並行作業が行えて工程
が短縮できる効果がある。
後、支持鉄骨梁、支柱を撤去していたが、この実施例に
よればダイヤフロムフロア構築後もサプレッションプー
ルプラットホーム113 および逃し安全弁排気管サポート
支持材114 として、鉄骨梁107 を利用することにより、
仮説支持梁撤去工事が不要となり、資材と作業工程が削
減されると共に、サプレッションプール103 内の他の地
域における作業に支障を与えず、並行作業が行えて工程
が短縮できる効果がある。
【００２４】さらに、従来例では、シールプレート上に
カットティー鋼を設け、カットティー鋼上のスタッドボ
ルトの引抜き荷重等を線荷重にならしていたが、この実
施例によれば鉄骨梁上にスダッドボルトを設けることに
よってカットティー鋼を削除できる効果がある。
カットティー鋼を設け、カットティー鋼上のスタッドボ
ルトの引抜き荷重等を線荷重にならしていたが、この実
施例によれば鉄骨梁上にスダッドボルトを設けることに
よってカットティー鋼を削除できる効果がある。
【００２５】次に図３により本発明に係る原子炉格納容
器の第２の実施例を説明する。図３においては図１と同
一部分に同一符号を付して、重複する部分の説明を省略
することにする。
器の第２の実施例を説明する。図３においては図１と同
一部分に同一符号を付して、重複する部分の説明を省略
することにする。
【００２６】この第２の実施例が前記第１の実施例と異
なる点は鉄骨梁107 に１カ所以上のスリット121 を設け
たことにあり、その他の部分は第１の実施例と同様であ
る。この第２の実施例によれば鉄骨梁107 の熱膨張を防
止することができる。なお、その他の部分は第１の実施
例と同様の作用効果が得られる。
なる点は鉄骨梁107 に１カ所以上のスリット121 を設け
たことにあり、その他の部分は第１の実施例と同様であ
る。この第２の実施例によれば鉄骨梁107 の熱膨張を防
止することができる。なお、その他の部分は第１の実施
例と同様の作用効果が得られる。
【００２７】また、図３に示したスリット121 の代りに
部分的にボルトで接合した鉄骨梁とすることができ、こ
の場合にはスリット121 を撤去することもでき、さら
に、鉄骨梁上にスタッドを設置しない支持鉄骨を使用す
ることもできる。
部分的にボルトで接合した鉄骨梁とすることができ、こ
の場合にはスリット121 を撤去することもでき、さら
に、鉄骨梁上にスタッドを設置しない支持鉄骨を使用す
ることもできる。
【００２８】上述した各実施例において、鉄骨梁107 の
配置に関して原子炉圧力容器基礎台106 の縦リブ位置と
鉄骨梁107 の位置を合わせることにより基礎台の強度を
確保できる。また、ダイヤフロムフロアに設置貫通され
ている逃し安全弁排気管貫通孔とマンホールについて、
鉄骨梁との干渉を回避した配置とする。
配置に関して原子炉圧力容器基礎台106 の縦リブ位置と
鉄骨梁107 の位置を合わせることにより基礎台の強度を
確保できる。また、ダイヤフロムフロアに設置貫通され
ている逃し安全弁排気管貫通孔とマンホールについて、
鉄骨梁との干渉を回避した配置とする。
【００２９】さらに、鉄骨梁107 について、プール水を
収容するウエットウェル内のプラットホームおよび逃し
安全弁排気管サポートの支持材として兼用し、従来の仮
設鉄骨梁を撤去不要とする。
収容するウエットウェル内のプラットホームおよび逃し
安全弁排気管サポートの支持材として兼用し、従来の仮
設鉄骨梁を撤去不要とする。
【００３０】
【発明の効果】本発明によれば、ダイヤフロムフロアの
建設工程において、鉄骨サイズのサイズダウンおよび支
柱の削除が可能となり、また、仮設鉄骨梁の撤去作業が
削除され、建設工程および資材を低減できる効果があ
る。
建設工程において、鉄骨サイズのサイズダウンおよび支
柱の削除が可能となり、また、仮設鉄骨梁の撤去作業が
削除され、建設工程および資材を低減できる効果があ
る。
【図１】本発明に係る原子炉格納容器の第１の実施例の
ダイヤフロムフロア要部を拡大して示す縦断面図。
ダイヤフロムフロア要部を拡大して示す縦断面図。
【図２】図１における要部を拡大して示す平面図。
【図３】本発明に係る原子炉格納容器の第２の実施例の
要部拡大縦断面図。
要部拡大縦断面図。
【図４】従来の原子炉格納容器を一部側面で示す縦断面
図。
図。
【図５】図４に示した原子炉格納容器におけるダイヤフ
ロムフロアの要部を拡大して示す縦断面図。
ロムフロアの要部を拡大して示す縦断面図。
１，101 …原子炉格納容器、４，102 …ドライウェル、
５，103 …サプレッションプール、13，104 …ライナプ
レート、６，105 …ダイヤフロムフロア、２，106 …原
子炉圧力容器基礎台、７，107 …鉄骨梁、 108…鉄骨梁
支持部材（ライナ）、 109…鉄骨梁支持部材（基礎台）
９，110 …シールプレート、10，111 …スタッドボルト
（シールプレート）、 112…スタッドボルト（ライ
ナ）、 113…サプレッションプラットホーム、 114…逃
し安全弁排気管サポート、12，115 …コンクリート、1
1，116 …鉄筋、 117…基礎台縦リブ、 118…鉄骨小
梁、 119…逃し安全弁排気管貫通孔、 120…マンホー
ル、３…原子炉圧力容器、８…支柱、14…ライナ内側シ
ヤプレート、15…ライナ外側シヤプレート、121 …スリ
ット。
５，103 …サプレッションプール、13，104 …ライナプ
レート、６，105 …ダイヤフロムフロア、２，106 …原
子炉圧力容器基礎台、７，107 …鉄骨梁、 108…鉄骨梁
支持部材（ライナ）、 109…鉄骨梁支持部材（基礎台）
９，110 …シールプレート、10，111 …スタッドボルト
（シールプレート）、 112…スタッドボルト（ライ
ナ）、 113…サプレッションプラットホーム、 114…逃
し安全弁排気管サポート、12，115 …コンクリート、1
1，116 …鉄筋、 117…基礎台縦リブ、 118…鉄骨小
梁、 119…逃し安全弁排気管貫通孔、 120…マンホー
ル、３…原子炉圧力容器、８…支柱、14…ライナ内側シ
ヤプレート、15…ライナ外側シヤプレート、121 …スリ
ット。
Claims (6)
- 【請求項１】 原子炉圧力容器と、この原子炉圧力容器
を支持する原子炉圧力容器基礎台を収容し、かつ内部を
上下に区別してドライウェルおよびサプレッションプー
ルを形成するダイヤフロムフロアを備えた原子炉格納容
器において、前記ダイヤフロムフロアは前記原子炉格納
容器の内側壁面に張設されたライナプレートに第１の鉄
骨梁支持部材が設けられ、前記原子炉圧力容器基礎台に
第２の鉄骨梁支持部材が設けられ、前記第１と第２の鉄
骨支持部材間に鉄骨梁が架設され、この鉄骨梁上にシー
ルプレートが敷設され、このシールプレート上に鉄筋が
配筋され、コンクリートが打設されてなることを特徴と
する原子炉格納容器。 - 【請求項２】 前記第１の鉄骨梁支持部材は前記ライナ
プレートの内側に溶接により設けられ、前記第２の鉄骨
梁支持部材は前記原子炉圧力容器基礎台に設けられてな
ることを特徴とする請求項１記載の原子炉格納容器。 - 【請求項３】 前記鉄骨梁の下面にはサプレッションプ
ール用プラットホームおよび逃し安全弁排気管サポート
が取り付けられてなることを特徴とする請求項１記載の
原子炉格納容器。 - 【請求項４】 前記鉄骨梁は上下方向にスリットが形成
されているか、または複数に分割された分割鉄骨梁によ
り接合されてなることを特徴とする請求項１記載の原子
炉格納容器。 - 【請求項５】 前記鉄骨梁の上面にスタッドボルトを植
設してなることを特徴とする請求項１記載の原子炉格納
容器。 - 【請求項６】 前記鉄骨梁の設置位置は前記原子炉圧力
容器基礎台の縦リブ位置とすることを特徴とする請求項
１記載の原子炉格納容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31620794A JP3340871B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 原子炉格納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31620794A JP3340871B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 原子炉格納容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08179076A true JPH08179076A (ja) | 1996-07-12 |
| JP3340871B2 JP3340871B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=18074498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31620794A Expired - Lifetime JP3340871B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 原子炉格納容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3340871B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008255636A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Kajima Corp | Ｒｃ大梁の施工方法 |
| US7685923B1 (en) * | 2008-08-27 | 2010-03-30 | Sandia Corporation | Fragment capture device |
| JP2016211987A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | 原子炉建屋 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31620794A patent/JP3340871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008255636A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Kajima Corp | Ｒｃ大梁の施工方法 |
| US7685923B1 (en) * | 2008-08-27 | 2010-03-30 | Sandia Corporation | Fragment capture device |
| JP2016211987A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | 原子炉建屋 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3340871B2 (ja) | 2002-11-05 |
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