JPH0763412B2 - スライドファスナーチェーンのスペース作成方法とその装置 - Google Patents
スライドファスナーチェーンのスペース作成方法とその装置Info
- Publication number
- JPH0763412B2 JPH0763412B2 JP2331495A JP33149590A JPH0763412B2 JP H0763412 B2 JPH0763412 B2 JP H0763412B2 JP 2331495 A JP2331495 A JP 2331495A JP 33149590 A JP33149590 A JP 33149590A JP H0763412 B2 JPH0763412 B2 JP H0763412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- space
- fastener tape
- slide fastener
- punch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/42—Making by processes not fully provided for in one other class, e.g. B21D53/50, B21F45/18, B22D17/16, B29D5/00
- A44B19/58—Removing interlocking members to produce gaps
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49782—Method of mechanical manufacture of a slide fastener
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49815—Disassembling
- Y10T29/49822—Disassembling by applying force
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/53—Means to assemble or disassemble
- Y10T29/53291—Slide fastener
- Y10T29/53309—Disassembly means
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂製務歯を取付けたスライドファスナー
チェーンに、その一部の務歯を除去してスペースを作成
する方法とその装置に関するものである。
チェーンに、その一部の務歯を除去してスペースを作成
する方法とその装置に関するものである。
(従来の技術) 合成樹脂製務歯を取付けたスライドファスナーチェーン
に、その一部の務歯を除去してスペースを作成するもの
として例えば、特公昭48−32222号公報に示すように、
噛合した務歯を一対のパンチで挟圧して、二股状の脚部
を容易に変形しうる程度の薄さに変形し、脚部を挟圧よ
り解除した後ファスナーテープを務歯より引抜いてスペ
ースを作成するものが、また特公昭56−52565号公報に
示すように、先端に1対の爪を設けた押込ブロックと除
去ブロックとにより噛合した務歯の噛合頭部寄りを挟圧
して脚部を開披すると共に、噛合頭部を押つぶして左右
に移動させて、開披した脚部をファスナーテープを把持
しているクランプの先端に設けた爪に当接して、更に脚
部を開披し、次いで務歯を挟圧している押込ブロックと
除去ブロックをそのまま押し下げてファスナーテープよ
り務歯を除去してスペースを作成するものが夫々知られ
ていた。
に、その一部の務歯を除去してスペースを作成するもの
として例えば、特公昭48−32222号公報に示すように、
噛合した務歯を一対のパンチで挟圧して、二股状の脚部
を容易に変形しうる程度の薄さに変形し、脚部を挟圧よ
り解除した後ファスナーテープを務歯より引抜いてスペ
ースを作成するものが、また特公昭56−52565号公報に
示すように、先端に1対の爪を設けた押込ブロックと除
去ブロックとにより噛合した務歯の噛合頭部寄りを挟圧
して脚部を開披すると共に、噛合頭部を押つぶして左右
に移動させて、開披した脚部をファスナーテープを把持
しているクランプの先端に設けた爪に当接して、更に脚
部を開披し、次いで務歯を挟圧している押込ブロックと
除去ブロックをそのまま押し下げてファスナーテープよ
り務歯を除去してスペースを作成するものが夫々知られ
ていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら前者のスペース作成においては、務歯の脚
部を挟圧変形する場合、ファスナーテープ縁部も圧縮を
受け、繊維組織がくずれ品質を損うおそれがあり、また
脚部の合成樹脂材が部分的に破壊されてその一部がファ
スナーテープの縁部に残存して完全に除去できないおそ
れがある。そしてファスナーテープを引抜いて務歯より
外すため、スペース区間の前後の噛合している務歯が開
離して噛合割れが生じ、後でこの部分を噛合させる必要
が生ずる等の問題点があった。
部を挟圧変形する場合、ファスナーテープ縁部も圧縮を
受け、繊維組織がくずれ品質を損うおそれがあり、また
脚部の合成樹脂材が部分的に破壊されてその一部がファ
スナーテープの縁部に残存して完全に除去できないおそ
れがある。そしてファスナーテープを引抜いて務歯より
外すため、スペース区間の前後の噛合している務歯が開
離して噛合割れが生じ、後でこの部分を噛合させる必要
が生ずる等の問題点があった。
また後者のスペース作成においては、爪を備えた押込ブ
ロックと除去ブロックにより挟圧する時、爪が務歯に食
込み、務歯の噛合頭部が押つぶされて側方に移動する
際、ファスナーテープ縁部も移動し、爪が引掛って傷に
なるおそれがあり、また爪が務歯に食込む際合成樹脂材
を破壊して脚部が開拡しないでファスナーテープ縁部に
残留し、完全に除去できないおそれがある等の問題点が
あった。
ロックと除去ブロックにより挟圧する時、爪が務歯に食
込み、務歯の噛合頭部が押つぶされて側方に移動する
際、ファスナーテープ縁部も移動し、爪が引掛って傷に
なるおそれがあり、また爪が務歯に食込む際合成樹脂材
を破壊して脚部が開拡しないでファスナーテープ縁部に
残留し、完全に除去できないおそれがある等の問題点が
あった。
そこで本発明は、前記の問題点を解消してスライドファ
スナーチェーンのスペース作成区間のファスナーテープ
を損傷することなく務歯を完全に除去することができる
スライドファスナーチェーンのスペース作成方法とその
装置を提供することを目的としたものである。
スナーチェーンのスペース作成区間のファスナーテープ
を損傷することなく務歯を完全に除去することができる
スライドファスナーチェーンのスペース作成方法とその
装置を提供することを目的としたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記の目的を達成するため、合成樹脂製務歯
を取付けたスライドファスナーチェーンのスペース作成
区間の噛合した務歯の噛合頭部をパンチとダイとにより
挟持する工程と、挟持した務歯の二股状脚部の片面側の
脚部を、噛合頭部より切断し、これを外側に除去する工
程と、残留する他面側の脚部と噛合頭部を、パンチとダ
イとにより挟持したまま、ファスナーテープ面に対して
直角方向に押出して残留する務歯をファスナーテープよ
り除去する工程とよりなるスペース作成方法によってス
ライドファスナーチェーンにスペースを作成するように
したものである。
を取付けたスライドファスナーチェーンのスペース作成
区間の噛合した務歯の噛合頭部をパンチとダイとにより
挟持する工程と、挟持した務歯の二股状脚部の片面側の
脚部を、噛合頭部より切断し、これを外側に除去する工
程と、残留する他面側の脚部と噛合頭部を、パンチとダ
イとにより挟持したまま、ファスナーテープ面に対して
直角方向に押出して残留する務歯をファスナーテープよ
り除去する工程とよりなるスペース作成方法によってス
ライドファスナーチェーンにスペースを作成するように
したものである。
またスライドファスナーチェーンのファスナーテープを
載置する一対のチェーンガイドを設け、該一対のチェー
ンガイドの中央に、噛合した務歯の噛合頭部を上下より
挟持し、かつ下方に押出して残留する務歯をファスナー
テープより除去するパンチとダイとを上下動自在に設け
ると共に、該パンチの両側に、ファスナーテープ縁部寄
りを押圧する上下動自在のプレッシャーパッドと、挟持
した噛合頭部より二股状脚部の片面側の脚部を切断し、
これを外側に除去する上下左右の移動自在のカッターを
夫々設けたスライドファスナーチェーンのスペース作成
装置によってスライドファスナーチェーンにスペースを
作成するようにしたものである。
載置する一対のチェーンガイドを設け、該一対のチェー
ンガイドの中央に、噛合した務歯の噛合頭部を上下より
挟持し、かつ下方に押出して残留する務歯をファスナー
テープより除去するパンチとダイとを上下動自在に設け
ると共に、該パンチの両側に、ファスナーテープ縁部寄
りを押圧する上下動自在のプレッシャーパッドと、挟持
した噛合頭部より二股状脚部の片面側の脚部を切断し、
これを外側に除去する上下左右の移動自在のカッターを
夫々設けたスライドファスナーチェーンのスペース作成
装置によってスライドファスナーチェーンにスペースを
作成するようにしたものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明のスペース作成装置の要部を示す断面図
であって、スペース作成装置は、スペース8を作成する
ところの、射出成形によって成形した合成樹脂製の務歯
2をファスナーテープの両端に取付けたスライドファス
ナーチェーン1を間にして、上方に、パンチ10とこれを
挟んで左右に対称にプレッシャーパッド11、カッター13
が夫々配置され、図示しない流体シリンダーやカム機構
によって作動するように設けられている。また下方に
は、ダイ16とこれを間にして左右にチェーンガイド14が
配置されている。
であって、スペース作成装置は、スペース8を作成する
ところの、射出成形によって成形した合成樹脂製の務歯
2をファスナーテープの両端に取付けたスライドファス
ナーチェーン1を間にして、上方に、パンチ10とこれを
挟んで左右に対称にプレッシャーパッド11、カッター13
が夫々配置され、図示しない流体シリンダーやカム機構
によって作動するように設けられている。また下方に
は、ダイ16とこれを間にして左右にチェーンガイド14が
配置されている。
パンチ10は、ファスナーチェーン1の上方の中央に位置
して図示しない流体シリンダー等により上下往復動する
ように設けられて、下方に配置されたダイ16と協働し
て、スペース8を作成する部分の噛合した務歯の噛合頭
部3を挟持するように構成されている。
して図示しない流体シリンダー等により上下往復動する
ように設けられて、下方に配置されたダイ16と協働し
て、スペース8を作成する部分の噛合した務歯の噛合頭
部3を挟持するように構成されている。
プレッシャーパッド11は、パンチ10の両側に夫々配置さ
れており、その先端には、ファスナーテープ7に取付け
た務歯2と務歯2の間隙9に侵入してファスナーテープ
7の縁部寄りを押圧するように櫛歯状の多数の押圧子12
が設けられていて、図示しない流体シリンダー等によっ
てスプリングを介在しながら下降してファスナーテープ
7を弾性的に付勢された状態で押圧するように構成され
ている。
れており、その先端には、ファスナーテープ7に取付け
た務歯2と務歯2の間隙9に侵入してファスナーテープ
7の縁部寄りを押圧するように櫛歯状の多数の押圧子12
が設けられていて、図示しない流体シリンダー等によっ
てスプリングを介在しながら下降してファスナーテープ
7を弾性的に付勢された状態で押圧するように構成され
ている。
カッター13は、プレッシャーパッド11の側方より、プレ
ッシャーパッド11の先端の櫛歯状の押圧子12の間に入っ
て、噛合頭部3と脚部4との間を切断するように嘴状に
多数の歯部が突設されている。そしてカッター13は図示
しない流体シリンダーやカム機構によって第3図(a)
乃至(d)に示すように上下左右に移動して脚部4の切
断およびその切断屑5の排除を夫々行うように構成され
ている。
ッシャーパッド11の先端の櫛歯状の押圧子12の間に入っ
て、噛合頭部3と脚部4との間を切断するように嘴状に
多数の歯部が突設されている。そしてカッター13は図示
しない流体シリンダーやカム機構によって第3図(a)
乃至(d)に示すように上下左右に移動して脚部4の切
断およびその切断屑5の排除を夫々行うように構成され
ている。
そして下方に配置されたチェーンガイド14は、スペース
8を作成するスライドファスナーチェーン1の載置案内
するところの台であって、ダイ16の左右に固定配置され
ている。ダイ16寄りの各縁部は第1図および第3図に示
すように段部15が形成されていて、上方より下降したプ
レッシャーパッド11の押圧子12によって、ファスナーテ
ープ7の縁部寄りを、不動に確実に押圧するようになっ
ている。
8を作成するスライドファスナーチェーン1の載置案内
するところの台であって、ダイ16の左右に固定配置され
ている。ダイ16寄りの各縁部は第1図および第3図に示
すように段部15が形成されていて、上方より下降したプ
レッシャーパッド11の押圧子12によって、ファスナーテ
ープ7の縁部寄りを、不動に確実に押圧するようになっ
ている。
ダイ16は、左右のチェーンガイド14の中央に配置されて
いて、下降したパンチ10と協働して第3図(a)に示す
ように双方の噛合頭部3を挟持して図示しない流体シリ
ンダー等によって上下動可能に構成されている。なおダ
イ16は、第1図および第3図に示すように噛合した双方
の務歯2の長さと略同じ幅を有していて、第3図(a)
に示すように左右のチェーンガイド14の高さより低い位
置に上昇して、ダイ13の上面と左右のチェーンガイドの
側面によって、噛合した双方の務歯2の下半分を収容す
る凹部17を形成して、務歯2の脚部4の切断、排除を確
実に行えるようになっている。
いて、下降したパンチ10と協働して第3図(a)に示す
ように双方の噛合頭部3を挟持して図示しない流体シリ
ンダー等によって上下動可能に構成されている。なおダ
イ16は、第1図および第3図に示すように噛合した双方
の務歯2の長さと略同じ幅を有していて、第3図(a)
に示すように左右のチェーンガイド14の高さより低い位
置に上昇して、ダイ13の上面と左右のチェーンガイドの
側面によって、噛合した双方の務歯2の下半分を収容す
る凹部17を形成して、務歯2の脚部4の切断、排除を確
実に行えるようになっている。
次に本発明のスペース作成方法について説明すると、第
3図(a)乃至(d)はそのスペース作成工程を順次示
したものであって、最初は第1図に示すように、パンチ
10、プレッシャーパッド11、カッター13等は上方位置に
待機しており、スペース8を作成するスライドファスナ
ーチェーン1がチェーンガイド14上を案内移送されてき
て、図示しない供給ローラにエンコーダーを付設した側
長装置等によって、スペース作成区間が所定位置に到着
した時に供給が停止される。そして第3図(a)に示す
ようにまずプレッシャーパッド11が下降し、その先端の
押圧子12をスペース作成区間の隣接の務歯2との間隙9
に侵入させて、ファスナーテープ縁部寄りをファスナー
テープ7を損傷しないように弾性的に押圧して、スペー
ス作成区間を確実かつ不動に保持する。次にパンチ10が
下降してスペース作成区域の噛合した務歯2の双方の噛
合頭部3をダイ16との間で挟持する。そして第3図
(b)に示すようにカッター13が下降して、スペース作
成区間の噛合した各務歯2の噛合頭部3と脚部4との間
を、夫々上面よりファスナーテープ縁部の芯部の近接位
置まで切断して噛合頭部3と二股状の脚部4の上面側の
脚部とを切断分離し、次いで第3図(c)に示すように
各カッター13を夫々左および右に移動させて、切断分離
した上面側の脚部の切屑5を外側に除去し、図示しない
吸引装置または吹付け装置等によって完全に機外に排除
する。次に第3図(d)に示すように、パンチ10がダイ
16と噛合頭部3を挟持したまま下降して、ファスナーテ
ープ7に残留している二股状の脚部4の下面側と脚部と
噛合頭部3との残留切屑6を下方に押出してファスナー
テープ7より分離させて除去する。そしてパンチ10だけ
まず上昇させてパンチ10とダイ16との挟持を解除し、自
由となった切屑6を図示しない吸引装置または吹付け装
置によって機外へ排除する。次いで下降しているパンチ
10、プレッシャーパッド11、カッター13、ダイ16を上昇
させて第1図に示す位置に復帰して次位のスペース作成
のため準備位置で待機する。この様な工程を繰返して長
いスライドファスナーチェーン1の各所定位置に第2図
に示すような務歯2の存在しないスペース8を次々に作
成して、次のスライドファスナーの仕上工程へ送るもの
である。
3図(a)乃至(d)はそのスペース作成工程を順次示
したものであって、最初は第1図に示すように、パンチ
10、プレッシャーパッド11、カッター13等は上方位置に
待機しており、スペース8を作成するスライドファスナ
ーチェーン1がチェーンガイド14上を案内移送されてき
て、図示しない供給ローラにエンコーダーを付設した側
長装置等によって、スペース作成区間が所定位置に到着
した時に供給が停止される。そして第3図(a)に示す
ようにまずプレッシャーパッド11が下降し、その先端の
押圧子12をスペース作成区間の隣接の務歯2との間隙9
に侵入させて、ファスナーテープ縁部寄りをファスナー
テープ7を損傷しないように弾性的に押圧して、スペー
ス作成区間を確実かつ不動に保持する。次にパンチ10が
下降してスペース作成区域の噛合した務歯2の双方の噛
合頭部3をダイ16との間で挟持する。そして第3図
(b)に示すようにカッター13が下降して、スペース作
成区間の噛合した各務歯2の噛合頭部3と脚部4との間
を、夫々上面よりファスナーテープ縁部の芯部の近接位
置まで切断して噛合頭部3と二股状の脚部4の上面側の
脚部とを切断分離し、次いで第3図(c)に示すように
各カッター13を夫々左および右に移動させて、切断分離
した上面側の脚部の切屑5を外側に除去し、図示しない
吸引装置または吹付け装置等によって完全に機外に排除
する。次に第3図(d)に示すように、パンチ10がダイ
16と噛合頭部3を挟持したまま下降して、ファスナーテ
ープ7に残留している二股状の脚部4の下面側と脚部と
噛合頭部3との残留切屑6を下方に押出してファスナー
テープ7より分離させて除去する。そしてパンチ10だけ
まず上昇させてパンチ10とダイ16との挟持を解除し、自
由となった切屑6を図示しない吸引装置または吹付け装
置によって機外へ排除する。次いで下降しているパンチ
10、プレッシャーパッド11、カッター13、ダイ16を上昇
させて第1図に示す位置に復帰して次位のスペース作成
のため準備位置で待機する。この様な工程を繰返して長
いスライドファスナーチェーン1の各所定位置に第2図
に示すような務歯2の存在しないスペース8を次々に作
成して、次のスライドファスナーの仕上工程へ送るもの
である。
(発明の効果) 本発明の以上のような構成であって、務歯の二股状脚部
の内、片面側の脚部を噛合頭部より切断除去した後、残
留する他面側の脚部と噛合頭部とをファスナーテープ面
より垂直方向に押出して、ファスナーテープ縁部より除
去するため、脚部の切断に伴う機械的な衝撃はファスナ
ーテープ縁部のごくわずかな範囲が受けるだけで、ファ
スナーテープに損傷を与えることがなく、また務歯も完
全に除去することができるのできれいなスペースを作成
することができる。そしてスペース作成中はファスナー
テープをプレッシャーパッドにより不同に保持して行う
ことができるので、スペース区間の両端において務歯の
噛合割れが起らず、そのまま次の工程へ導くことができ
るので効率的である。
の内、片面側の脚部を噛合頭部より切断除去した後、残
留する他面側の脚部と噛合頭部とをファスナーテープ面
より垂直方向に押出して、ファスナーテープ縁部より除
去するため、脚部の切断に伴う機械的な衝撃はファスナ
ーテープ縁部のごくわずかな範囲が受けるだけで、ファ
スナーテープに損傷を与えることがなく、また務歯も完
全に除去することができるのできれいなスペースを作成
することができる。そしてスペース作成中はファスナー
テープをプレッシャーパッドにより不同に保持して行う
ことができるので、スペース区間の両端において務歯の
噛合割れが起らず、そのまま次の工程へ導くことができ
るので効率的である。
またスペース作成装置は、務歯の噛合頭部を挟圧し、か
つ下方へ押下げるパンチとダイ、及び務歯の二股状脚部
の片面側の脚部を切断除去するカッタとよりなるもので
あるから、装置が著しく簡素化され、小型化、コンパク
ト化するのに好適な構成である。
つ下方へ押下げるパンチとダイ、及び務歯の二股状脚部
の片面側の脚部を切断除去するカッタとよりなるもので
あるから、装置が著しく簡素化され、小型化、コンパク
ト化するのに好適な構成である。
第1図は本発明の装置の要部の断面図、第2図はスペー
スを作成したスライドファスナーチェーンの平面図、第
3図(a)乃至(d)はスペース作成順序を示した夫々
要部の断面図である。 1……スライドファスナーチェーン 2……務歯 5,6……切屑 8……スペース 10……パンチ 11……プレッシャーパッド 13……カッター 16……ダイ
スを作成したスライドファスナーチェーンの平面図、第
3図(a)乃至(d)はスペース作成順序を示した夫々
要部の断面図である。 1……スライドファスナーチェーン 2……務歯 5,6……切屑 8……スペース 10……パンチ 11……プレッシャーパッド 13……カッター 16……ダイ
Claims (2)
- 【請求項1】合成樹脂製務歯を取付けたスライドファス
ナーチェーンのスペース作成区間の噛合した務歯の噛合
頭部をパンチとダイとにより挟持する工程と、挟持した
務歯の二股状脚部の片面側の脚部を、噛合頭部より切断
し、これを外側に除去する工程と、残留する他面側の脚
部と噛合頭部を、パンチとダイとにより挟持したまま、
ファスナーテープ面に対し直角方向に押出して残留する
務歯をファスナーテープより除去する工程とからなるこ
とを特徴とするスライドファスナーチェーンのスペース
作成方法。 - 【請求項2】スライドファスナーチェーンのファスナー
テープを装置する一対のチェーンガイドを設け、該一対
のチェーンガイドの中央に、噛合した務歯の噛合頭部を
上下より挟持し、かつ下方に押出して残留する務歯をフ
ァスナーテープより除去するパンチとダイとを上下動自
在に設けると共に、該パンチの両側にファスナーテープ
縁部寄りを押圧する上下動自在のプレッシャーパッド
と、挟持した噛合頭部より二股状脚部の片面側の脚部を
切断し、これを外側に除去する上下左右の移動自在のカ
ッターを夫々設けたことを特徴とするスライドファスナ
ーチェーンのスペース作成装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331495A JPH0763412B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | スライドファスナーチェーンのスペース作成方法とその装置 |
US07/799,104 US5177855A (en) | 1990-11-29 | 1991-11-27 | Method and apparatus for forming element-free spaces in slide fastener chain |
MYPI91002196A MY107666A (en) | 1990-11-29 | 1991-11-27 | Method and apparatus for forming element-free spaces in slide fastener chain |
EP91311164A EP0488816B1 (en) | 1990-11-29 | 1991-11-29 | Method and apparatus for forming element-free spaces in slide fastener chain |
DE69111575T DE69111575T2 (de) | 1990-11-29 | 1991-11-29 | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Lücken in einer Reissverschlusskette. |
ES91311164T ES2075369T3 (es) | 1990-11-29 | 1991-11-29 | Metodo y aparato de formar zonas desprovistas de elementos de acoplamiento en una cadena de cierre de cremallera. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331495A JPH0763412B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | スライドファスナーチェーンのスペース作成方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04197304A JPH04197304A (ja) | 1992-07-16 |
JPH0763412B2 true JPH0763412B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=18244282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2331495A Expired - Fee Related JPH0763412B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | スライドファスナーチェーンのスペース作成方法とその装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5177855A (ja) |
EP (1) | EP0488816B1 (ja) |
JP (1) | JPH0763412B2 (ja) |
DE (1) | DE69111575T2 (ja) |
ES (1) | ES2075369T3 (ja) |
MY (1) | MY107666A (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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