JPH0762368A - 潤滑油組成物 - Google Patents
潤滑油組成物Info
- Publication number
- JPH0762368A JPH0762368A JP22961293A JP22961293A JPH0762368A JP H0762368 A JPH0762368 A JP H0762368A JP 22961293 A JP22961293 A JP 22961293A JP 22961293 A JP22961293 A JP 22961293A JP H0762368 A JPH0762368 A JP H0762368A
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- Japan
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- lubricating oil
- integer
- refrigerant
- hydrocarbon group
- carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オゾン層破壊の恐れの低い水素含有フロン系冷
媒を使用する冷凍機用の潤滑油組成物を提供することに
ある。 【構成】下記の構造式で示される、平均分子量が200
〜3,500、動粘度が5〜500cStである化合物
を基油とする冷凍機用の潤滑油である。 但し、R1は炭素数3〜100の多価アルコ−ル残基、
R2は炭素数1〜30の炭化水素基、R3は炭素数2〜8
のアルキレン基、R4は炭素数1〜30の炭化水素基、
m1は1〜25の整数、m2は1〜100の整数、nは1
〜30の整数、をそれぞれ示す。 【効果】本発明の冷凍機油は十分な粘度、体積抵抗率、
高温安定性を備え、塩素を含まないフロン系冷媒との相
溶性も優れており、冷凍機用潤滑油として優れた潤滑
性、耐久性を示すものである。
媒を使用する冷凍機用の潤滑油組成物を提供することに
ある。 【構成】下記の構造式で示される、平均分子量が200
〜3,500、動粘度が5〜500cStである化合物
を基油とする冷凍機用の潤滑油である。 但し、R1は炭素数3〜100の多価アルコ−ル残基、
R2は炭素数1〜30の炭化水素基、R3は炭素数2〜8
のアルキレン基、R4は炭素数1〜30の炭化水素基、
m1は1〜25の整数、m2は1〜100の整数、nは1
〜30の整数、をそれぞれ示す。 【効果】本発明の冷凍機油は十分な粘度、体積抵抗率、
高温安定性を備え、塩素を含まないフロン系冷媒との相
溶性も優れており、冷凍機用潤滑油として優れた潤滑
性、耐久性を示すものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロン系冷媒雰囲気下
で用いる潤滑油に関するもので、特に水素含有フロン系
冷媒雰囲気下で用いる冷凍機油に関するものである。
で用いる潤滑油に関するもので、特に水素含有フロン系
冷媒雰囲気下で用いる冷凍機油に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近オ
ゾン層保護のため、カ−エアコン、冷蔵庫あるいはル−
ムエアコンに使用されているジクロロフルオロメタン
(CFC−12)あるいはモノクロロジフルオロメタン
(HCFC−22)の使用が国際的に禁止が決まってい
る。そのため、このCFC−12あるいはHCFC−2
2の代替品として、オゾン層破壊がより少ない各種のフ
ロン系冷媒を主成分とする冷媒が開発されている。
ゾン層保護のため、カ−エアコン、冷蔵庫あるいはル−
ムエアコンに使用されているジクロロフルオロメタン
(CFC−12)あるいはモノクロロジフルオロメタン
(HCFC−22)の使用が国際的に禁止が決まってい
る。そのため、このCFC−12あるいはHCFC−2
2の代替品として、オゾン層破壊がより少ない各種のフ
ロン系冷媒を主成分とする冷媒が開発されている。
【0003】現在開発されている代替フロン冷媒はCF
C−12あるいはHCFC−22に比べて極性が高く、
従来より冷凍機油として使用されているナフテン系鉱
油、ポリα−オレフィン、あるいはアルキルベンゼン等
の潤滑油とは相溶性が悪く、低温において二層分離を起
す。二層分離を起すとオイル戻りが悪くなり、熱交換器
としての凝縮器や蒸発機の付近に厚い油膜を付着して伝
熱を妨げたり、潤滑不良や起動時の発泡の発生等の重要
な欠陥の原因となる。その為、従来の冷凍機油は現在開
発されている新しい冷媒雰囲気下での冷凍機油として使
用することができない。
C−12あるいはHCFC−22に比べて極性が高く、
従来より冷凍機油として使用されているナフテン系鉱
油、ポリα−オレフィン、あるいはアルキルベンゼン等
の潤滑油とは相溶性が悪く、低温において二層分離を起
す。二層分離を起すとオイル戻りが悪くなり、熱交換器
としての凝縮器や蒸発機の付近に厚い油膜を付着して伝
熱を妨げたり、潤滑不良や起動時の発泡の発生等の重要
な欠陥の原因となる。その為、従来の冷凍機油は現在開
発されている新しい冷媒雰囲気下での冷凍機油として使
用することができない。
【0004】また、CFC−12あるいはHCFC−2
2においてはそれが一部分解して塩化水素を発生させ、
この塩化水素が摩擦面と反応して塩化物皮膜を形成し、
潤滑性を良好にするという効果があった。しかしなが
ら、塩素原子を含んでいない為オゾン層を破壊すること
のないフロン系冷媒として現在開発されているペンタフ
ルオロエタン(HFC−125)、1,1,1,2−テトラ
フルオロエタン(HFC−134a)、1,1−ジフルオ
ロエタン(HFC−152a)、あるいはジフルオロメタ
ン(HFC−32)等のような化合物を主成分とする冷媒
には、この様な効果が期待できないため、これらと組み
合わせて使用される冷凍機油には従来のものより一層優
れた潤滑性が求められる。
2においてはそれが一部分解して塩化水素を発生させ、
この塩化水素が摩擦面と反応して塩化物皮膜を形成し、
潤滑性を良好にするという効果があった。しかしなが
ら、塩素原子を含んでいない為オゾン層を破壊すること
のないフロン系冷媒として現在開発されているペンタフ
ルオロエタン(HFC−125)、1,1,1,2−テトラ
フルオロエタン(HFC−134a)、1,1−ジフルオ
ロエタン(HFC−152a)、あるいはジフルオロメタ
ン(HFC−32)等のような化合物を主成分とする冷媒
には、この様な効果が期待できないため、これらと組み
合わせて使用される冷凍機油には従来のものより一層優
れた潤滑性が求められる。
【0005】更に冷凍機油としては、冷媒雰囲気下での
熱安定性の良いこと、電気の体積抵抗率の高いこと、あ
るいは冷蔵庫やル−ムエアコンに用いられる絶縁材、カ
−エアコンに用いられるホ−ス等の有機材料に悪影響を
及ぼさないことが求められる。この様なCFC−12あ
るいはHCFC−22の代替冷媒との相溶性の問題に対
しては、ポリエ−テル系あるいはエステル系潤滑油が提
案されている。
熱安定性の良いこと、電気の体積抵抗率の高いこと、あ
るいは冷蔵庫やル−ムエアコンに用いられる絶縁材、カ
−エアコンに用いられるホ−ス等の有機材料に悪影響を
及ぼさないことが求められる。この様なCFC−12あ
るいはHCFC−22の代替冷媒との相溶性の問題に対
しては、ポリエ−テル系あるいはエステル系潤滑油が提
案されている。
【0006】従来のポリエ−テル系潤滑油は、ナフテン
系鉱油に比べ極性が高いので現在開発されている冷媒と
の低温での相溶性は確かに良好である。しかしながら、
米国特許第4755316号明細書に述べられているよ
うに従来のポリエ−テル系潤滑油は、逆に温度が上昇す
ると二層分離を起こすという問題があり、更には電気の
体積抵抗率が低く、装置の絶縁性が保たれないため特に
冷蔵庫やル−ムエアコン用の冷凍機油として安心して使
用することができないのが現状である。
系鉱油に比べ極性が高いので現在開発されている冷媒と
の低温での相溶性は確かに良好である。しかしながら、
米国特許第4755316号明細書に述べられているよ
うに従来のポリエ−テル系潤滑油は、逆に温度が上昇す
ると二層分離を起こすという問題があり、更には電気の
体積抵抗率が低く、装置の絶縁性が保たれないため特に
冷蔵庫やル−ムエアコン用の冷凍機油として安心して使
用することができないのが現状である。
【0007】一方エステル系潤滑油についても提案され
ており、例えば特開昭56−133241号、特開昭5
6−131548号、特開昭61−181895号、特
開昭62−592号各公報等に開示されている。また、
特開昭56−125495号、特開昭56−12549
4号各公報にはエステルを他の潤滑油と混ぜて使用する
例が述べられている。
ており、例えば特開昭56−133241号、特開昭5
6−131548号、特開昭61−181895号、特
開昭62−592号各公報等に開示されている。また、
特開昭56−125495号、特開昭56−12549
4号各公報にはエステルを他の潤滑油と混ぜて使用する
例が述べられている。
【0008】更に、特開昭55−155093号、特開
昭56−3657号、特開昭58−15592号、特開
昭61−171799号、特開昭62−292895号
各公報には、エステルに添加剤を加えた使用例が述べら
れている。しかしながら、エステル系潤滑油は加水分解
による劣化が避けられず、特にル−ムエアコン用の冷凍
機油は長期に亘る安定性が要求される。その為にエステ
ル系潤滑油は安心して使用することができないのが現状
である。
昭56−3657号、特開昭58−15592号、特開
昭61−171799号、特開昭62−292895号
各公報には、エステルに添加剤を加えた使用例が述べら
れている。しかしながら、エステル系潤滑油は加水分解
による劣化が避けられず、特にル−ムエアコン用の冷凍
機油は長期に亘る安定性が要求される。その為にエステ
ル系潤滑油は安心して使用することができないのが現状
である。
【0009】以上述べた様に、従来の技術においては上
記フルオロエタン及びフルオロメタン系冷媒を主成分と
する冷媒雰囲気下において相溶性、熱安定性、体積抵抗
率、潤滑性等、冷凍機油として必要な性能を全て備えた
優れた冷凍機用潤滑油の開発が望まれているにもかかわ
らず、具体的提案がなされていないのが現状である。従
って、本発明の目的は低温及び高温において現在開発さ
れている上記代替系冷媒を主成分とする冷媒との相溶性
に優れ、体積抵抗率が高く、かつ上記冷媒雰囲気下での
熱安定性、潤滑性に優れた冷凍機油を提供することにあ
る。
記フルオロエタン及びフルオロメタン系冷媒を主成分と
する冷媒雰囲気下において相溶性、熱安定性、体積抵抗
率、潤滑性等、冷凍機油として必要な性能を全て備えた
優れた冷凍機用潤滑油の開発が望まれているにもかかわ
らず、具体的提案がなされていないのが現状である。従
って、本発明の目的は低温及び高温において現在開発さ
れている上記代替系冷媒を主成分とする冷媒との相溶性
に優れ、体積抵抗率が高く、かつ上記冷媒雰囲気下での
熱安定性、潤滑性に優れた冷凍機油を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明者は上記目的を達成
するために鋭意研究を重ねた結果、特定のエ−テル系化
合物が上記目的を達成し得ることを見い出し、本発明を
完成するに至ったものである。
するために鋭意研究を重ねた結果、特定のエ−テル系化
合物が上記目的を達成し得ることを見い出し、本発明を
完成するに至ったものである。
【0011】即ち本発明は次の一般式(1)で示されるエ
−テル系化合物で、平均分子量が200〜3,500、
40℃における動粘度が5〜500cStである化合物
を基油とすることを特徴とするフルオロエタン及び/又
はフルオロメタンを主成分とする冷媒雰囲気下で用いる
潤滑油組成物を提供するものである。 但し、 R1は炭素数3〜100の多価アルコ−ル残基 R2は炭素数1〜30の炭化水素基 R3は炭素数2〜8のアルキレン基 R4は炭素数1〜30の炭化水素基 m1は1〜25の整数 m2は1〜100の整数 n は1〜30の整数 をそれぞれ示す。
−テル系化合物で、平均分子量が200〜3,500、
40℃における動粘度が5〜500cStである化合物
を基油とすることを特徴とするフルオロエタン及び/又
はフルオロメタンを主成分とする冷媒雰囲気下で用いる
潤滑油組成物を提供するものである。 但し、 R1は炭素数3〜100の多価アルコ−ル残基 R2は炭素数1〜30の炭化水素基 R3は炭素数2〜8のアルキレン基 R4は炭素数1〜30の炭化水素基 m1は1〜25の整数 m2は1〜100の整数 n は1〜30の整数 をそれぞれ示す。
【0012】本発明に係るエ−テル系化合物の化学構造
上の特徴は、多価アルコ−ルのヒドロキシ基の少なくと
も1つが、炭素数1〜30の炭化水素基とのエ−テル結
合(以下ダイレクトエ−テル結合と言う)を形成してお
り、その他のヒドロキシ基に対してはアルキレンオキサ
イドを付加した後にその末端ヒドロキシ基を炭素数1〜
30の炭化水素基とエ−テル結合を形成していることで
ある。
上の特徴は、多価アルコ−ルのヒドロキシ基の少なくと
も1つが、炭素数1〜30の炭化水素基とのエ−テル結
合(以下ダイレクトエ−テル結合と言う)を形成してお
り、その他のヒドロキシ基に対してはアルキレンオキサ
イドを付加した後にその末端ヒドロキシ基を炭素数1〜
30の炭化水素基とエ−テル結合を形成していることで
ある。
【0013】又多価アルコ−ル1分子のヒドロキシ基の
数に対するダイレクトエ−テル結合数の割合を〔置換率
(%)〕と言う言葉で定義すると、本発明で好ましい構造
は多価アルコ−ル1分子中のヒドロキシ基に対し、ダイ
レクトエ−テル結合部の置換率は3〜80%(従ってア
ルキレンオキサイド付加後のヒドロキシ基のエ−テル結
合部の置換率は97〜20%となる)のものである。更
に好ましくは、10〜70%のものである。
数に対するダイレクトエ−テル結合数の割合を〔置換率
(%)〕と言う言葉で定義すると、本発明で好ましい構造
は多価アルコ−ル1分子中のヒドロキシ基に対し、ダイ
レクトエ−テル結合部の置換率は3〜80%(従ってア
ルキレンオキサイド付加後のヒドロキシ基のエ−テル結
合部の置換率は97〜20%となる)のものである。更
に好ましくは、10〜70%のものである。
【0014】尚、ダイレクトエ−テル結合部の置換率
が、3%以下になるとフロンとの相溶性は良いが、電気
の体積抵抗率が低下し、80%以上になると電気の体積
抵抗率は高くなるが、フロンとの相溶性と潤滑性が低下
する。それ故、ダイレクトエ−テル結合部の置換率が3
〜80%の時がフロン系冷媒を主成分とする冷媒による
冷凍機の潤滑油としては各要求物性に対し、最もバラン
スの良いものとなる。
が、3%以下になるとフロンとの相溶性は良いが、電気
の体積抵抗率が低下し、80%以上になると電気の体積
抵抗率は高くなるが、フロンとの相溶性と潤滑性が低下
する。それ故、ダイレクトエ−テル結合部の置換率が3
〜80%の時がフロン系冷媒を主成分とする冷媒による
冷凍機の潤滑油としては各要求物性に対し、最もバラン
スの良いものとなる。
【0015】本発明に係るエ−テル系化合物の合成法は
特に限定されるものではないが、一般的には多価アルコ
−ルのヒドロキシ基の所定数を炭素数1〜30の炭化水
素基でエ−テル化した後、アルキレンオキサイドを所定
モル数付加し、更にその末端ヒドロキシ基を炭素数1〜
30の炭化水素基でエ−テル化して得ることが出来る。
特に限定されるものではないが、一般的には多価アルコ
−ルのヒドロキシ基の所定数を炭素数1〜30の炭化水
素基でエ−テル化した後、アルキレンオキサイドを所定
モル数付加し、更にその末端ヒドロキシ基を炭素数1〜
30の炭化水素基でエ−テル化して得ることが出来る。
【0016】本発明に係るエ−テル系化合物を製造する
に用いられる多価アルコ−ルとしては具体的には例え
ば、トリメチロ−ルプロパン、トリメチロ−ルノナン、
トリメチロ−ルエタン、グリセリン、ペンタエリスリト
−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ジペンタエリスリト−
ル、グリセリン縮合物、ジトリメチロ−ルプロパン、ジ
トリメチロ−ルエタン、ジグリセリン、トリメチロ−ル
プロパン縮合物、ペンタエリスリト−ル縮合物、ソルビ
ト−ル、ソルビト−ル縮合物、2,2−ジエチル−1,
3−プロパンジオ−ル、1,3−プロパンジオ−ル、
1,2−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、
1,6−ヘキサンジオ−ル、1,2,4−ブタントリオ
−ル、1,2,6−ヘキサントリオ−ル、シクロヘキサ
ンジメタノール、プロパンジオール、デカンジオール、
ピナコール、2ーメチルー2,4ーヘプタンジオール、
アドニトール、スピログリコール、マンニト−ル及びマ
ンニト−ル縮合物等が挙げられる。
に用いられる多価アルコ−ルとしては具体的には例え
ば、トリメチロ−ルプロパン、トリメチロ−ルノナン、
トリメチロ−ルエタン、グリセリン、ペンタエリスリト
−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ジペンタエリスリト−
ル、グリセリン縮合物、ジトリメチロ−ルプロパン、ジ
トリメチロ−ルエタン、ジグリセリン、トリメチロ−ル
プロパン縮合物、ペンタエリスリト−ル縮合物、ソルビ
ト−ル、ソルビト−ル縮合物、2,2−ジエチル−1,
3−プロパンジオ−ル、1,3−プロパンジオ−ル、
1,2−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、
1,6−ヘキサンジオ−ル、1,2,4−ブタントリオ
−ル、1,2,6−ヘキサントリオ−ル、シクロヘキサ
ンジメタノール、プロパンジオール、デカンジオール、
ピナコール、2ーメチルー2,4ーヘプタンジオール、
アドニトール、スピログリコール、マンニト−ル及びマ
ンニト−ル縮合物等が挙げられる。
【0017】尚、縮合物とは製造法は特に限定しない
が、一般的には多価アルコ−ルの酸性触媒下での脱水縮
合物又は有機ハロゲン化物と多価アルコ−ルとの付加縮
合物を意味する。又、本発明に係るエ−テル系化合物を
製造するに用いられる炭素数1〜30の炭化水素基、即
ち一般式でR2及びR4で示される炭化水素基は例えば、
脂肪族炭化水素基、環状炭化水素基等を挙げることが出
来る。
が、一般的には多価アルコ−ルの酸性触媒下での脱水縮
合物又は有機ハロゲン化物と多価アルコ−ルとの付加縮
合物を意味する。又、本発明に係るエ−テル系化合物を
製造するに用いられる炭素数1〜30の炭化水素基、即
ち一般式でR2及びR4で示される炭化水素基は例えば、
脂肪族炭化水素基、環状炭化水素基等を挙げることが出
来る。
【0018】又、最も好ましいものは炭素数1〜20の
アルキル基で単独又は混合基を用いることが出来る。炭
化水素基の炭素数が30以上になると電気の体積抵抗率
は改善されるが、低温流動性とフロン系冷媒との相溶性
が低下する。
アルキル基で単独又は混合基を用いることが出来る。炭
化水素基の炭素数が30以上になると電気の体積抵抗率
は改善されるが、低温流動性とフロン系冷媒との相溶性
が低下する。
【0019】従って、R2及びR4としては具体的には例
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル、ドデシル、セチル、ステアリル、アリル、ペンテ
ニル、ミリスチル、リノ−ル、リノレンなどの脂肪族炭
化水素基、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、エ
チルシクロヘキシルなどの脂環炭化水素基、フェニル
基、ブチルフェニル、ノニルフェニル、ドデシルフェニ
ルなどの置換フェニル基、ベンジル基、メチルベンジ
ル、ノニルベンジルなどの置換ベンジル基及びチ−グラ
−法、オキソ法又はパラフィン酸化法による合成アルコ
−ル残基などを挙げることが出来る。更に、一般式R3
で示されるアルキレン基はエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイドあるいはブチレンオキサイド等を付加し
て得られるアルキレン基の単独又は混合基を意味する。
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル、ドデシル、セチル、ステアリル、アリル、ペンテ
ニル、ミリスチル、リノ−ル、リノレンなどの脂肪族炭
化水素基、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、エ
チルシクロヘキシルなどの脂環炭化水素基、フェニル
基、ブチルフェニル、ノニルフェニル、ドデシルフェニ
ルなどの置換フェニル基、ベンジル基、メチルベンジ
ル、ノニルベンジルなどの置換ベンジル基及びチ−グラ
−法、オキソ法又はパラフィン酸化法による合成アルコ
−ル残基などを挙げることが出来る。更に、一般式R3
で示されるアルキレン基はエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイドあるいはブチレンオキサイド等を付加し
て得られるアルキレン基の単独又は混合基を意味する。
【0020】本発明のエ−テル化合物を基油とする冷凍
機油は、鉱物油やポリα−オレフィン、アルキルベンゼ
ン、上記以外のポリエ−テル、エステル、パ−フルオロ
ポリエ−テル、及びリン酸エステル等の合成油又はこれ
らの混合物等を配合しても良い。尚、本発明のエ−テル
系化合物と他の潤滑油の混合重量比は、冷媒との相溶性
や電気の体積抵抗、安定性、潤滑性等の性能が損なわれ
ない範囲なら特に限定されるものではないが、一般的に
は100/0〜5/95、好ましくは100/0〜30
/70である。
機油は、鉱物油やポリα−オレフィン、アルキルベンゼ
ン、上記以外のポリエ−テル、エステル、パ−フルオロ
ポリエ−テル、及びリン酸エステル等の合成油又はこれ
らの混合物等を配合しても良い。尚、本発明のエ−テル
系化合物と他の潤滑油の混合重量比は、冷媒との相溶性
や電気の体積抵抗、安定性、潤滑性等の性能が損なわれ
ない範囲なら特に限定されるものではないが、一般的に
は100/0〜5/95、好ましくは100/0〜30
/70である。
【0021】本発明のエ−テル系化合物は、塩素を含ま
ないフロン系冷媒に対して優れた性能を有するものであ
って、特に冷媒との相溶性、熱安定性、電気の体積抵
抗、潤滑性に優れた冷凍機油とすることができる。ここ
で塩素を含まないフロン系冷媒としては例えば、1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134
a)、1,1−ジフルオロエタン(HFC−152a)、
ペンタフルオロエタン(HFC−125)、あるいはジフ
ルオロメタン(HFC−32)等を挙げることが出来る。
ないフロン系冷媒に対して優れた性能を有するものであ
って、特に冷媒との相溶性、熱安定性、電気の体積抵
抗、潤滑性に優れた冷凍機油とすることができる。ここ
で塩素を含まないフロン系冷媒としては例えば、1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134
a)、1,1−ジフルオロエタン(HFC−152a)、
ペンタフルオロエタン(HFC−125)、あるいはジフ
ルオロメタン(HFC−32)等を挙げることが出来る。
【0022】本発明の冷凍機油には、必要により通常使
用されている酸化防止剤、極圧剤、油性向上剤、消泡
剤、金属活性剤等の潤滑油添加剤を添加することもでき
る。酸化防止剤として使用可能なものは例えば、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ−ル、4,4’−
チオビス(6−t−ブチル−m−クレゾ−ル)、4,4’
−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
−ル)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノ−ル)等のフェノ−ル系酸化防止剤やN,N’
−ジフェニル−P−フェニレンジアミン、N−iso−
プロピル−N’−フェニル−P−フェニレンジアミン、
P,P−ジオクチルフェニルアミン、モノオクチルジフ
ェニルアミン、フェニレンジアミン、モノオクチル、ジ
フェニルアミン、フェノチアジン、3,7−ジオクチル
フェノチアジン、フェニル−1−ナフチルアミン、フェ
ニル−2−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止剤やア
ルキルジサルファイド、チオジプロピオン酸エステル、
ベンゾチアゾ−ル等の硫黄系酸化防止剤やジアルキルジ
チオリン酸亜鉛、ジアリ−ルジチオリン酸亜鉛などを挙
げることが出来る。
用されている酸化防止剤、極圧剤、油性向上剤、消泡
剤、金属活性剤等の潤滑油添加剤を添加することもでき
る。酸化防止剤として使用可能なものは例えば、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ−ル、4,4’−
チオビス(6−t−ブチル−m−クレゾ−ル)、4,4’
−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
−ル)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノ−ル)等のフェノ−ル系酸化防止剤やN,N’
−ジフェニル−P−フェニレンジアミン、N−iso−
プロピル−N’−フェニル−P−フェニレンジアミン、
P,P−ジオクチルフェニルアミン、モノオクチルジフ
ェニルアミン、フェニレンジアミン、モノオクチル、ジ
フェニルアミン、フェノチアジン、3,7−ジオクチル
フェノチアジン、フェニル−1−ナフチルアミン、フェ
ニル−2−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止剤やア
ルキルジサルファイド、チオジプロピオン酸エステル、
ベンゾチアゾ−ル等の硫黄系酸化防止剤やジアルキルジ
チオリン酸亜鉛、ジアリ−ルジチオリン酸亜鉛などを挙
げることが出来る。
【0023】極圧剤、油性向上剤として使用可能なのは
例えば、ジアルキルジチオリン酸亜鉛、ジアリ−ルジチ
オリン酸亜鉛、ジアルキルポリサルファイド、トリアリ
−ルフォスフェ−ト、トリアルキルフォスフェ−ト、二
硫化モリブデン、グラファイト等を挙げることが出来
る。消泡剤として使用されるものは、例えばジメチルポ
リシロキサン等のシリコ−ン油やジエチルシリケ−ト等
のオルガノシリケ−ト類を挙げることが出来る。金属不
活性剤として使用されるものは、例えばアリザリン、キ
ニザリン、メルカプトベンゾチアゾ−ル等を挙げること
が出来る。
例えば、ジアルキルジチオリン酸亜鉛、ジアリ−ルジチ
オリン酸亜鉛、ジアルキルポリサルファイド、トリアリ
−ルフォスフェ−ト、トリアルキルフォスフェ−ト、二
硫化モリブデン、グラファイト等を挙げることが出来
る。消泡剤として使用されるものは、例えばジメチルポ
リシロキサン等のシリコ−ン油やジエチルシリケ−ト等
のオルガノシリケ−ト類を挙げることが出来る。金属不
活性剤として使用されるものは、例えばアリザリン、キ
ニザリン、メルカプトベンゾチアゾ−ル等を挙げること
が出来る。
【0024】
【発明の効果】本発明の冷凍機油は十分な粘度と体積抵
抗率及び高温安定性を備え、塩素を含まないフロン系冷
媒を主成分とする冷媒との相溶性にも優れており、冷凍
機用潤滑油として優れている。
抗率及び高温安定性を備え、塩素を含まないフロン系冷
媒を主成分とする冷媒との相溶性にも優れており、冷凍
機用潤滑油として優れている。
【0025】
【実施例】以下本発明を合成例及び実施例により具体的
に説明するが、本発明はこれらの合成例及び実施例に限
定されるものではない。 〔合成例 1〕ポリグリセリン(グリセリンの脱水縮合
物で平均分子量700)700gと苛性ソ−ダ96g及
びメチルクロライド120gを2リットルの四ッ口フラ
スコに仕込み、130℃で7時間反応し、副生食塩を濾
別し、更に脱水精製してポリグリセリンの一部エ−テル
化物760gを得た。次にこの一部エ−テル化物760
gを3リットルのオ−トクレ−ブに苛性ソ−ダ10gと
共に仕込み、容器内の空気を充分窒素で置換した後加熱
した。容器内が110℃に達してからプロピレンオキサ
イド2500gを6時間を要して滴下し、その後110
〜120℃で3時間熟成した。次にここに得られたプロ
ピレンオキサイド付加物2500gを5リットルの四ッ
口フラスコに仕込み、更に苛性ソ−ダ450gとメチル
クロライド536gとを仕込み、100〜110℃で1
2時間反応し、エ−テル化した。得られた本発明に係る
エ−テル系化合物は粘度68.5cSt/40℃の淡黄
色粘稠液体であった。
に説明するが、本発明はこれらの合成例及び実施例に限
定されるものではない。 〔合成例 1〕ポリグリセリン(グリセリンの脱水縮合
物で平均分子量700)700gと苛性ソ−ダ96g及
びメチルクロライド120gを2リットルの四ッ口フラ
スコに仕込み、130℃で7時間反応し、副生食塩を濾
別し、更に脱水精製してポリグリセリンの一部エ−テル
化物760gを得た。次にこの一部エ−テル化物760
gを3リットルのオ−トクレ−ブに苛性ソ−ダ10gと
共に仕込み、容器内の空気を充分窒素で置換した後加熱
した。容器内が110℃に達してからプロピレンオキサ
イド2500gを6時間を要して滴下し、その後110
〜120℃で3時間熟成した。次にここに得られたプロ
ピレンオキサイド付加物2500gを5リットルの四ッ
口フラスコに仕込み、更に苛性ソ−ダ450gとメチル
クロライド536gとを仕込み、100〜110℃で1
2時間反応し、エ−テル化した。得られた本発明に係る
エ−テル系化合物は粘度68.5cSt/40℃の淡黄
色粘稠液体であった。
【0026】〔合成例 2〕2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソラン−4−メタノ−ル(ソルケタ−ル)1321
gと苛性ソ−ダ480g及びブチルクロライド1100
gを3リットルの四ッ口フラスコに仕込み、100〜1
10℃で5時間反応し、副生食塩を濾別し、更に脱水精
製してソルケタ−ルの一部エ−テル化物、1650gを
得た。次にこの一部エ−テル化物1200gを2リット
ルの四ッ口フラスコに35%塩酸30gと共に仕込み、
100℃で5時間の開環反応を行い、グリセリンの一部
ブチルエ−テル化物を得た。次にこのグリセリンの一部
ブチルエ−テル化物148gを実施例1と同じオ−トク
レ−ブに仕込み、プロピレンオキサイド2090gを付
加した。次にここで得られたプロピレンオキサイド付加
物1500gを5リットルの四ッ口フラスコに仕込み、
更に苛性ソ−ダ76gとブチレンクロライド175gと
を仕込み、100〜110℃で10時間反応し、エ−テ
ル化した。得られたエ−テル化合物は粘度47.8cS
t/40℃の淡黄色粘稠液体であった。
ジオキソラン−4−メタノ−ル(ソルケタ−ル)1321
gと苛性ソ−ダ480g及びブチルクロライド1100
gを3リットルの四ッ口フラスコに仕込み、100〜1
10℃で5時間反応し、副生食塩を濾別し、更に脱水精
製してソルケタ−ルの一部エ−テル化物、1650gを
得た。次にこの一部エ−テル化物1200gを2リット
ルの四ッ口フラスコに35%塩酸30gと共に仕込み、
100℃で5時間の開環反応を行い、グリセリンの一部
ブチルエ−テル化物を得た。次にこのグリセリンの一部
ブチルエ−テル化物148gを実施例1と同じオ−トク
レ−ブに仕込み、プロピレンオキサイド2090gを付
加した。次にここで得られたプロピレンオキサイド付加
物1500gを5リットルの四ッ口フラスコに仕込み、
更に苛性ソ−ダ76gとブチレンクロライド175gと
を仕込み、100〜110℃で10時間反応し、エ−テ
ル化した。得られたエ−テル化合物は粘度47.8cS
t/40℃の淡黄色粘稠液体であった。
【0027】〔合成例 3〕トリメチロ−ルプロパンと
ジクロロエチレンとを苛性ソ−ダを使って、エ−テル化
反応により造ったトリメチロ−ルプロパン付加縮合物
(平均分子量1300)1300gを2リットルの四ッ口
フラスコに仕込み、更に苛性ソ−ダ240gとプロピル
クロライド470gとを合成例1と同様のエ−テル化反
応を行い、トリメチロ−ルプロパン付加縮合物の一部プ
ロピルエ−テル化物を得た。次にこの1600gを5リ
ットルのオ−トクレ−ブに苛性ソ−ダ30gと共に仕込
み、合成例 1と同様にプロピレンオキサイド2400
gを10時間かけて滴下し付加した。次にこのプロピレ
ンオキサイド付加物1000gと苛性ソ−ダ84g及び
ヘキシルクロライド250gを仕込み、150℃で10
時間のエ−テル化反応を行った。得られたエ−テル化物
は粘度75cSt/40℃の淡黄色粘稠液体であった。
ジクロロエチレンとを苛性ソ−ダを使って、エ−テル化
反応により造ったトリメチロ−ルプロパン付加縮合物
(平均分子量1300)1300gを2リットルの四ッ口
フラスコに仕込み、更に苛性ソ−ダ240gとプロピル
クロライド470gとを合成例1と同様のエ−テル化反
応を行い、トリメチロ−ルプロパン付加縮合物の一部プ
ロピルエ−テル化物を得た。次にこの1600gを5リ
ットルのオ−トクレ−ブに苛性ソ−ダ30gと共に仕込
み、合成例 1と同様にプロピレンオキサイド2400
gを10時間かけて滴下し付加した。次にこのプロピレ
ンオキサイド付加物1000gと苛性ソ−ダ84g及び
ヘキシルクロライド250gを仕込み、150℃で10
時間のエ−テル化反応を行った。得られたエ−テル化物
は粘度75cSt/40℃の淡黄色粘稠液体であった。
【0028】以上の合成例に準じて、本発明に係るエ−
テル化合物を合成した。第1表に本発明に係る化合物及
び比較品の物性をまとめた。
テル化合物を合成した。第1表に本発明に係る化合物及
び比較品の物性をまとめた。
【0029】
【表1】
【0030】
【実施例1】第1表に記載の本発明に係るエ−テル化合
物及び比較品につき、1,1,1,2−テトラフルオロ
エタン(HFC−134a)とジフルオロメタン(HFC
−32)との混合冷媒との相溶性を調べるため、上記混
合冷媒に対する低温及び高温での二層分離温度を測定し
た。結果を第2表に示す。
物及び比較品につき、1,1,1,2−テトラフルオロ
エタン(HFC−134a)とジフルオロメタン(HFC
−32)との混合冷媒との相溶性を調べるため、上記混
合冷媒に対する低温及び高温での二層分離温度を測定し
た。結果を第2表に示す。
【0031】
【実施例2】第1表に記載の本発明に係るエ−テル化合
物及び比較品につき、Falex試験を行い、耐荷重性
を調べた。即ち、実施例1と同じ混合冷媒を毎分150
ccづつ吹き込み、無負荷で10分間回転し、続いて2
00lbで5分間予備回転した後、2分毎に50lb荷
重を増加させたときの焼き付き荷重を調べた。結果を第
2表に示す。
物及び比較品につき、Falex試験を行い、耐荷重性
を調べた。即ち、実施例1と同じ混合冷媒を毎分150
ccづつ吹き込み、無負荷で10分間回転し、続いて2
00lbで5分間予備回転した後、2分毎に50lb荷
重を増加させたときの焼き付き荷重を調べた。結果を第
2表に示す。
【0032】
【実施例3】第1表に記載の本発明に係るエ−テル化合
物及び比較品につき、Falex試験を行い、耐摩耗性
を調べた。即ち、実施例1と同じ上記混合冷媒を毎分1
50ccづつ吹き込み、無負荷で10分間回転し、続い
て200lbで5分間予備回転した後、350lbで6
0分運転し、運転後のVブロックとピンの摩耗量を調べ
た。結果を第2表に示した。
物及び比較品につき、Falex試験を行い、耐摩耗性
を調べた。即ち、実施例1と同じ上記混合冷媒を毎分1
50ccづつ吹き込み、無負荷で10分間回転し、続い
て200lbで5分間予備回転した後、350lbで6
0分運転し、運転後のVブロックとピンの摩耗量を調べ
た。結果を第2表に示した。
【0033】
【実施例4】第1表に記載の本発明に係るエ−テル化合
物及び比較品につき、熱安定性を調べた。即ち鉄、銅、
アルミニウムを触媒としたシ−ルドチュ−ブ試験(17
5℃×14日)を行った。結果を第2表に示した。
物及び比較品につき、熱安定性を調べた。即ち鉄、銅、
アルミニウムを触媒としたシ−ルドチュ−ブ試験(17
5℃×14日)を行った。結果を第2表に示した。
【0034】
【実施例5】第1表に記載の本発明に係るエ−テル化合
物及び比較品につき、体積抵抗率を測定した。結果を第
2表に示した。
物及び比較品につき、体積抵抗率を測定した。結果を第
2表に示した。
【0035】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:30
Claims (1)
- 【請求項1】下記の式(1)で示される化合物で、平均分
子量が200〜3,500、40℃における動粘度が5
〜500cStである化合物を基油とすることを特徴と
するフルオロエタン及び/又はフルオロメタンを主成分
とする冷媒雰囲気下で用いる潤滑油組成物。 但し、 R1は炭素数3〜100の多価アルコ−ル残基 R2は炭素数1〜30の炭化水素基 R3は炭素数2〜8のアルキレン基 R4は炭素数1〜30の炭化水素基 m1は1〜25の整数 m2は1〜100の整数 n は1〜30の整数 をそれぞれ示す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22961293A JPH0762368A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22961293A JPH0762368A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 潤滑油組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762368A true JPH0762368A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16894912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22961293A Pending JPH0762368A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762368A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002129178A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-09 | Nippon Mitsubishi Oil Corp | 冷凍機油及び冷凍機用流体組成物 |
JP2010265476A (ja) * | 2010-07-26 | 2010-11-25 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 冷凍機油 |
US9255237B2 (en) | 2011-04-25 | 2016-02-09 | Adeka Corporation | Lubricating oil additive composition and method for improving storage stability of lubricating oil additive composition |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP22961293A patent/JPH0762368A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002129178A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-09 | Nippon Mitsubishi Oil Corp | 冷凍機油及び冷凍機用流体組成物 |
JP2010265476A (ja) * | 2010-07-26 | 2010-11-25 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 冷凍機油 |
US9255237B2 (en) | 2011-04-25 | 2016-02-09 | Adeka Corporation | Lubricating oil additive composition and method for improving storage stability of lubricating oil additive composition |
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