JPH0761993A - 茶葉サポニン類の製造法及び茶葉サポニン類を含む薬剤 - Google Patents

茶葉サポニン類の製造法及び茶葉サポニン類を含む薬剤

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JPH0761993A
JPH0761993A JP5256048A JP25604893A JPH0761993A JP H0761993 A JPH0761993 A JP H0761993A JP 5256048 A JP5256048 A JP 5256048A JP 25604893 A JP25604893 A JP 25604893A JP H0761993 A JPH0761993 A JP H0761993A
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tea leaves
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (1)茶葉そのまま、あるいは茶葉を蒸熱し
たものを準備し、(2)有機溶媒で処理して脱脂した後
含水低級アルコールで抽出するか、あるいは含水低級ア
ルコールで抽出した後有機溶剤で処理して脱脂し、
(3)カテキン類を除去し、次いで、(4)クロマトグ
ラフィーに付して茶葉サポニン類を分離し取得すること
によって茶葉サポニン類を製造する。 【効果】 抗炎症作用、ロイコトリエン拮抗作用を示
し、溶血性を示さない等安全性が高く、炎症性疾患、ア
レルギー性疾患の治療と予防に有用である茶葉サポニン
類を高収率で茶葉から製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は茶葉サポニン類の製造方
法および茶葉サポニン類の薬効成分として含有する薬剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】日本農芸化学会誌40(1)8(196
6)および同43(11)750(1969)には、茶
葉から茶葉サポニン類を結晶として単離し、この茶葉サ
ポニン類が数種類のサポニン類の混合物であり、化学的
にはトリテルペノイド系サポニンであり、茶種子からの
サポニン類とは異なることが報告されている。
【0003】Arzneimittel Folsh、18 1466(1
968)には、茶種子サポニン類についての比較的詳し
い研究が報告されており、茶種子サポニン類の生理活性
として抗炎症作用のあることが記載されている。また、
前出の日本農芸化学会誌40(1)8(1966)に
は、茶葉サポニン類を構成するサポニンと有機酸につい
ての報告がなされている。茶を97%メタノールで抽出
し、エーテルを加えて生じた沈澱を乾燥後水に溶解し、
茶葉サポニン類を得たことが記載されている。
【0004】特開昭60−123424号公報には、半
発酵茶の葉などを脂溶性有機溶媒で脱脂し、得られた原
料茶を温水で膨潤させ、低級脂肪族アルコールで抽出
し、100℃以下の温度で減圧下に溶媒を留去させ、得
られたエキスを水とn−ブタノールで分配処理し、ブタ
ノール層から溶媒を留去せしめるかあるいは該エキスを
水に溶かしポリスチレン系樹脂に吸着させ、低級脂肪族
アルコールで溶出させ、そして溶媒を留去して茶葉サポ
ニンを製造する方法およびかくして得た茶葉サポニンを
主成分として含む保健剤が開示されている。特開昭59
−224668号公報には、茶サポニンにα−グリコシ
ル基を結合せしめたα−グリコシル茶サポニンを含有す
る飲食物が開示されている。特開平2−69406号公
報には、茶種子に含まれるサポニンをミミズの糞塚防止
剤として使用することが開示されている。特開平4−1
45028号公報には、茶サポニンを配合してなるアル
コール吸着抑制剤が開示されている。特開平1−404
94号公報には、モントプレチア(Crocosmia crocosma
eplora)の球根のメタノール抽出物から得られたサポニ
ンを含有する強心剤が開示されている。また、特開平1
−242595号公報には、野木瓜[アケビ科(Lardiz
abal aceae)Stauntonia chinensis]の主幹、分岐、茶
および全植物のエタノール抽出物から得られたサポニン
が肝細胞保護作用を有することが開示されている。
【0005】一方、従来茶葉サポニンが抗アレルギー作
用を有することは知られていない。アレルギー反応は、
関与する細胞や抗体の種類によってI〜IV型に分類さ
れるが、その中でも発生頻度の高いのがI型で、最近増
加している花粉症や気管支喘息はこれに含まれる。I型
アレルギー反応では、生体が抗原に感作されてIgE抗
体が産生され、再び抗原が侵入すると、肥満細胞や好塩
基球に結合したIgE抗体と反応し、ヒスタミンやロイ
コトリエン、血小板活性化因子などの様々なケミカルメ
ディエーターがこれらの細胞から放出され、アレルギー
症状が発現される。抗アレルギー剤は、これらのケミカ
ルメディエーターの合成、放出、作用を抑制してアレル
ギー症状を緩和するものである。様々なケミカルメディ
エーターの中でも、ロイコトリエンは気管支喘息等のア
レルギー性疾患において重要な役割を果たしており、こ
の拮抗剤が有力な抗アレルギー剤になり得るとして注目
を浴びている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、茶
葉サポニンの工業的に有利な製造法を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、茶葉から茶葉サポニンを高収
量で取得する茶葉サポニンの製造法を提供することにあ
る。本発明のさらに他の目的は、茶葉サポニンが抗アレ
ルギー作用および抗炎症作用を発現するという事実の発
見に基づいて、天然物、特に食品成分由来の、安全性の
高い茶葉サポニンを含有する抗アレルギー剤および抗炎
症剤を提供することにある。本発明のさらに他の目的お
よび利点は以下の説明から明かとなろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】茶葉サポニン類について
は、単離するのに煩雑な操作が必要なため、その生理活
性についてはほとんど知られていない。本発明者は、従
来法より簡便に茶葉サポニン類を分離する方法を究明
し、これより製造された茶葉サポニン類が顕著な抗炎症
作用、およびロイコトリエン拮抗作用を有することを見
いだして、本発明を完成するに至った。
【0008】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第1に、(1)茶葉そのまま、あるいは茶葉を
蒸熱したものを準備し、(2)有機溶剤で処理して脱脂
した後含水低級アルコールで抽出するか、あるいは含水
低級アルコールで抽出した後有機溶剤で処理して脱脂
し、(3)カテキン類を除去し、次いで(4)クロマト
グラフィーに付して茶葉サポニン類を分離し取得するこ
とを特徴とする茶葉サポニン類の製造法によって達成さ
れる。
【0009】本発明の方法では、工程(1)において、
先ず茶(Tea sinennsis L)の葉すなわち茶葉を準備す
る。茶葉は、摘採後そのままあるいは摘採後直ちに蒸熱
し、必要により次いで乾燥して準備される。
【0010】工程(2)では、工程(1)で準備した茶
葉を有機溶剤と含水低級アルコールによって処理する。
すなわち、有機溶剤によって茶葉を脱脂し、含水低級ア
ルコールで茶葉サポニン類を抽出する。茶葉を有機溶剤
で脱脂したのち含水低級アルコールで抽出するかあるい
は逆に茶葉を含水低級アルコールで抽出したのち有機溶
剤で脱脂してもよい。有機溶剤としては、例えばシクロ
ヘキサン等が好適に使用される。また、含水低級アルコ
ールの低級アルコールとしては、炭素数1〜2の低級ア
ルコールが好ましく、とりわけメタノールが好適に使用
される。含水低級アルコールの含水率は3〜10重量%
が好ましい。茶葉を有機溶剤で脱脂する際には、温度1
0〜40℃、時間2〜24時間が好ましい。その後の含
水低級アルコールによる抽出は、温度10℃〜沸点以
下、時間2〜24時間の条件で実施するのが好ましい。
一方、茶葉を先ず含水低級アルコールで抽出する場合に
は、温度10℃〜沸点以下、時間2〜24時間の条件が
好ましく採用される。次いで、含水低級アルコール抽出
物を有機溶剤で脱脂する際には、まずアルコールを減圧
留去し、次いで水に分散して、温度10〜40℃、時間
2〜24時間処理するのが好ましい。上記脱脂および抽
出の操作は1回あるいは2回以上複数回行うことができ
る。
【0011】工程(3)では、工程(2)で得られた抽
出物から、好ましくはそれを減圧乾固して水に溶解した
ものから、カテキン類を除去する。カテキン類の除去は
不溶性ビニルピロリドンで処理する方法や公知の方法に
よって実施することができる。 不溶性ポリビニルピロ
リドンによる処理は、工程(2)で得られた抽出物の固
形分の水溶液について実施するのが好ましい。処理は回
分式および連続式のいずれによって行うこともできる。
不溶性ポリビニルピロリドンによる処理は、好ましくは
温度10〜40℃の温度で実施される。カテキン類は不
溶性ポリビニルピロリドンに吸着されて除去される。
【0012】また、公知の方法としては、抽出物の水溶
液に茶葉サポニン不溶の有機溶媒例えば酢酸エチル、メ
チルイソブチルケトン、アセトンなどを添加し、カテキ
ン類を抽出する方法、あるいはヒドロキシプロピル化デ
キストランゲルまたは親水性ビニルポリマーゲルを充填
したカラムクロマトグラフィーに付してカテキン類を吸
着させて除去する方法が挙げられる。茶葉サポニンは水
及び5〜15%のメタノール又はエタノールで溶出され
る。カテキン類の除去は上記方法の単独又は組合せて実
施することができる。
【0013】次いで、工程(4)において、カテキン類
を除去された水溶液は、クロマトグラフィーに付され
る。好ましくは、クロマトグラフィーに付す前に、カテ
キン類除去された水溶液を水飽和ブタノールで抽出し、
水飽和ブタノール層を分離し、それからブタノールを留
去して、工程(4)のための水溶液を準備する。
【0014】クロマトグラフィーはシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー、浸水型逆相充填剤カラムクロマトグ
ラフィーおよび合成吸着剤カラムクロマトグラフィーよ
りなる群から選らばれる1つ又は2つ以上の組合せであ
ることができる。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
では、クロロホルム/メタノール/水の混液例えばこの
順の容積比が2〜3/1/0.1〜0.2の混液で溶出す
るのが好ましい。また、浸水型逆相充填剤カラムクロマ
トグラフィーおよび合成吸着剤カラムクロマトグラフィ
ーでは、水、メタノールまたはこれらの任意の割合の混
液で溶出するのが好ましい。就中/水から水/メタノー
ル、メタノールへと順次濃度を変えて溶出するのが好ま
しい。薄層クロマトグラフィー(TLC)でサポニンを
検出してサポニン分画を集めることにより、茶葉サポニ
ン類を得る。かくして得られた茶葉サポニン類は淡黄色
〜淡褐色の粉末で、水、メタノールに易溶、エタノール
に難溶、含水エタノールに可溶、アセトンに不溶であ
る。
【0015】一般に、サポニンは溶血性を示すものが多
いが、本発明方法により得られた茶葉サポニン類は、5
0μg/mlの濃度においても溶血性を示さないこと
が、本発明者の研究により明かとなった。また、本発明
者の研究によれば、さらに、本発明方法により得られた
茶葉サポニン類は優れた抗アレルギー作用(ロイコトリ
エン括抗作用)および抗炎症作用を示すことも明らかと
された。それ故、本発明によれば、茶葉サポニン類を抗
アレルギー薬効成分として含有することを特徴とする抗
アレルギー剤、並びに茶葉サポニン類を抗炎症薬効成分
として含有することを特徴とする抗炎症剤が同様に提供
される。
【0016】本発明の抗アレルギー剤並ませびに抗炎症
剤(以下、本発明の薬剤という)は、例えば錠剤、カプ
セル剤の如き経口投与に適した剤形;軟膏、湿布剤の如
く経皮投与に適した剤形;エアゾル、溶液の如き吸入投
与しスプレーに適した剤形、無菌水溶液の如き非経口投
与(注射)に適した剤形;肛門、膣、直腸等に投与する
に適した坐剤の形態で使用される。好ましくは経口又は
局所投与される。
【0017】本発明の薬剤は、茶葉サポニンを薬効成分
として含有する他に、必要に応じ、薬学的にまたは獣医
学的に許容される希釈剤または担体を含有することがで
きる。本発明の薬剤は、好ましくは、希釈剤または担体
を含有する。薬剤組成物を基準として、好ましいくは約
0.1〜99.5重量%、さらに好ましくは約0.5〜9
5重量%の茶葉サポニン類を含有する。また、本発明の
薬剤は、必要により、薬学的にまたは獣医学的に活性な
他の薬効成分を含有することができる。
【0018】本発明の薬剤の投与量は、治療する症状の
種類と程度および個人差(年令、性別、感受性等)によ
って、変えるのが望ましい。本発明の薬剤の投与量は、
茶葉サポニンとして、1日当り、成人1人当り、例えば
経口内投与では、好ましくは10〜2,000mgであ
る。本発明の薬剤の投与は、1日1回あるいは1日数回
に分けて行うことができる。
【0019】
【実施例】
実施例1(茶葉サポニンの製造) 蒸熱した茶葉3kg(湿重量)を97%メタノール12
リットルにて室温で抽出し、抽出液を減圧乾固して水に
分散して、脂溶成分をシクロヘキサンで抽出除去した。
さらに不溶性ポリビニルピロリドン(商品名:ポリクラ
ーAT)で処理し、カテキン類を除去した。これに水飽
和ブタノールを加えて分配し、ブタノール層を減圧乾固
した後、水に溶解した。これを浸水型逆相充填剤(商品
名:COSMOSIL C18-OPN(ナカライテスク)を充填したオ
ープンカラムクロマトグラフィーにかけて、0〜100
%のメタノールで溶出した。薄層クロマトグラフィーで
サポニンを検出し、サポニン分画を集め、再度クロマト
グラフィーにかけ、茶葉サポニン混合物1.28gを得
た。
【0020】得られた茶葉サポニンは、淡黄色〜淡褐色
の粉末で、水、メタノールに易溶であり、薄層クロマト
グラフィー(ブタノール/酢酸/水=4/1/1.5で
展開、1%硫酸セリウム/10%硫酸を噴霧、加熱して
発色)では単一のスポットを与えた。
【0021】実施例2(抗アレルギー作用) モルモットより摘出した回腸をマグヌス管(20ml
容、タイロード液の設定温度:30℃)に懸垂し、95
%O2+5%CO2混合ガス通気下で、0.5gの張力を
負荷した生理用変位計(TD−1111、日本光電工業
(株))を介してその張力を測定した。回腸標本の収縮
性の有無は、アセチルコリン(最終濃度6.8×10-7
M)を添加して確認し、一定の収縮を示す標本を実験に
用いた。ロイコトリエンD4に対する拮抗作用はロイコ
トリエンD4(最終濃度 1×10- 6M)を標本に添加す
る10分前に、検体を標本に添加し、収縮の抑制をみる
ことにより調べた。対照には蒸留水を用い、検体には実
施例1で製造した茶葉サポニン類の水溶液を用い、最終
濃度が2、10および50μg/mlになるよう標本に
添加した。標本の収縮率及び検体の抑制率は以下の式に
より求めた。
【0022】
【数1】
【0023】結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】茶葉サポニン類は2、10および50μg
/mlの濃度において、ロイコトリエンD4による収縮
をそれぞれ18.0%、43.2%および77.1%抑制
し、抗アレルギー剤として有用であることが示された。
【0026】実施例3(抗炎症作用) カラゲニン浮腫 ラット(雄、4週令)10匹を1群とし、対照群には
0.25%メチルセルロース液を5ml/kgの用量で
経口投与し、試験群では実施例1で製造した茶葉サポニ
ン類を50mg/kg、100mg/kgおよび200
mg/kgの用量で経口投与した。1時間後に0.1%
カラゲニン溶液を0.1mlずつ右足蹠足に皮下注射し
た。2時間経過してから足の容積を測定し、浮腫率をカ
ラゲン処理前の値から算出した。結果は、対照群の浮腫
率が24.2±1.8%(標準偏差)に対し、50mg/
kg、100mg/kg及び200mg/kgの用量で
茶葉サポニンを投与した群では、浮腫率は21.2±2.
4%、18.2±2.1(%)及び14.4±1.7(%)
であり、用量依存的に浮腫が抑制された。特に、100
mg/kgおよび200mg/kgの投与群ではそれぞ
れ危険率5%及び1%で有意差が認められた。
【0027】アラキドン酸による炎症 マウス(雄、26〜28g)3匹を用い、左耳にエタノ
ールを10μl、右耳に実施例1で製造した茶葉サポニ
ン類のエタノール溶液2mg/mlを10μl塗布し
た。30分後にアラキドン酸のエタノール溶液200m
g/mlを10μl、両耳に塗布した。さらに30分経
過後、両耳の重量を測定した。対照の左耳が56.6±
3.1(標準誤差)であるのに対し、茶葉サポニンを塗
布した右耳は49.2±1.0で、茶葉サポニンは、アラ
キドン酸による炎症を抑制することが示された。
【0028】
【発明の効果】本発明方法によれば、抗炎症作用、ロイ
コトリエン拮抗作用を示し、溶血性を示さない等安全性
が高く、炎症性疾患、アレルギー性疾患の治療と予防に
有用である茶葉サポニン類を高収率で茶葉から製造する
ことができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)茶葉そのまま、あるいは茶葉を蒸
    熱したものを準備し、(2)有機溶剤で処理して脱脂し
    た後含水低級アルコールで抽出するか、あるいは含水低
    級アルコールで抽出した後有機溶剤で処理して脱脂し、
    (3)カテキン類を除去し、次いで(4)クロマトグラ
    フィーに付して茶葉サポニン類を分離し取得することを
    特徴とする茶葉サポニン類の製造法。
  2. 【請求項2】 クロマトグラフィーがシリカゲルカラム
    クロマトグラフィー、浸水型逆相充填剤カラムクロマト
    グラフィーおよび合成吸着剤カラムクロマトグラフィー
    よりなる群から選らばれる1つ又は2つ以上の組合せで
    ある請求項1に記載の茶葉サポニン類の製造法。
  3. 【請求項3】 茶葉サポニン類を抗アレルギー薬効成分
    として含有することを特徴とする抗アレルギー剤。
  4. 【請求項4】 茶葉サポニン類を抗炎症薬効成分として
    含有することを特徴とする抗炎症剤。
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