JPH0761778B2 - 農作業車の伝動構造 - Google Patents
農作業車の伝動構造Info
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- JPH0761778B2 JPH0761778B2 JP63201425A JP20142588A JPH0761778B2 JP H0761778 B2 JPH0761778 B2 JP H0761778B2 JP 63201425 A JP63201425 A JP 63201425A JP 20142588 A JP20142588 A JP 20142588A JP H0761778 B2 JPH0761778 B2 JP H0761778B2
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- transmission
- steering
- wheels
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば農用トラクタ等の農作業車の伝動構造
に関し、詳しくは、前輪のみ操向操作可能に構成し、前
輪を後輪と略等速で駆動する標準駆動状態と、前輪を後
輪よりも高速で駆動する前輪増速状態とに切換え可能な
前輪変速装置を設け、前輪の設定量以上の操向に伴っ
て、標準駆動状態から前輪増速状態に切換えるよう構成
してある農作業車の伝動構造に関する。
に関し、詳しくは、前輪のみ操向操作可能に構成し、前
輪を後輪と略等速で駆動する標準駆動状態と、前輪を後
輪よりも高速で駆動する前輪増速状態とに切換え可能な
前輪変速装置を設け、前輪の設定量以上の操向に伴っ
て、標準駆動状態から前輪増速状態に切換えるよう構成
してある農作業車の伝動構造に関する。
この種伝動構造においては、従来、例えば特開昭63−14
1828号公報に開示してあるように、ステアリングハンド
ルの操向操作のみに連動して、前記前輪増速状態に切換
えるよう構成してあった。
1828号公報に開示してあるように、ステアリングハンド
ルの操向操作のみに連動して、前記前輪増速状態に切換
えるよう構成してあった。
前記従来構造は、機体旋回時において、前輪を大きく操
向した際、後輪の土押しにより圃場を荒らしたりするこ
とのないよう、前輪を高速で駆動して推進力をアップさ
せ、円滑に旋回走行を行えるよう考慮したものである。
ところが、上記したように、上記前輪増速状態への切換
えは、ステアリングハンドルの操向操作のみによって行
う構造であるので、例えば、湿田を直進走行する場合あ
るいは樹木の根を掘り起す為の牽引走行の場合等におい
て、後輪よりも前輪を高速で駆動して、推進力をアップ
させたいときには対応できないものであった。
向した際、後輪の土押しにより圃場を荒らしたりするこ
とのないよう、前輪を高速で駆動して推進力をアップさ
せ、円滑に旋回走行を行えるよう考慮したものである。
ところが、上記したように、上記前輪増速状態への切換
えは、ステアリングハンドルの操向操作のみによって行
う構造であるので、例えば、湿田を直進走行する場合あ
るいは樹木の根を掘り起す為の牽引走行の場合等におい
て、後輪よりも前輪を高速で駆動して、推進力をアップ
させたいときには対応できないものであった。
本発明は、この点に着目してなされたものであって、作
業状況に応じて任意に前輪増速状態に設定することので
きる農作業車の伝動構造を提供することを目的としてい
る。
業状況に応じて任意に前輪増速状態に設定することので
きる農作業車の伝動構造を提供することを目的としてい
る。
本発明の特徴は、冒記構成の農作業車の伝動構造におい
て、前記前輪の操向に伴う切換操作よりも優先的に、前
記前輪変速装置を人為操作により前記前輪増速状態に切
換設定する切換手段を設け、さらに、前記切換手段を、
1段目の踏込み操作で前輪変速装置とステアリング機構
との連係を解除し、2段目の踏込み操作で前輪変速装置
を前輪増速状態に切換る操作ペダルから構成した点にあ
り、その作用・効果は次の通りである。
て、前記前輪の操向に伴う切換操作よりも優先的に、前
記前輪変速装置を人為操作により前記前輪増速状態に切
換設定する切換手段を設け、さらに、前記切換手段を、
1段目の踏込み操作で前輪変速装置とステアリング機構
との連係を解除し、2段目の踏込み操作で前輪変速装置
を前輪増速状態に切換る操作ペダルから構成した点にあ
り、その作用・効果は次の通りである。
つまり、操作ペダルを人為的に操作することによって、
前輪の操向よりも優先的に、即ち、前輪操向とは無関係
に、標準駆動状態にある前記前輪変速装置が前輪増速状
態に強制的に設定される。
前輪の操向よりも優先的に、即ち、前輪操向とは無関係
に、標準駆動状態にある前記前輪変速装置が前輪増速状
態に強制的に設定される。
その結果、牽引作業時や湿田走行時等において、前輪を
直進姿勢に設定したままで、前輪増速状態を現出でき
る。従って、車体の旋回時のみならず、直進時において
も、車体推進力をアップさせることができ、走行性能の
向上を図れるものとなった。
直進姿勢に設定したままで、前輪増速状態を現出でき
る。従って、車体の旋回時のみならず、直進時において
も、車体推進力をアップさせることができ、走行性能の
向上を図れるものとなった。
さらに、切換手段を、1段目の踏込み操作で前輪変速装
置とステアリング機構との連係を解除し、2段目の踏込
み操作で前輪変速装置を前輪増速状態に切換る操作ペダ
ルから構成してあるから、例えば、切換手段を、前後方
向の操作で前輪変速装置とステアリング機構との連係を
解除し、左右方向の操作で前輪変速装置を前輪増速状態
に切換る操作レバーから構成する場合に比して、旋回す
る直前に前輪増速状態をもたらしたい場合、両手ハンド
ルで旋回操作をし始め乍ら操作ペダルで前輪増速状態を
もたらすことができ、レバーによって操作する場合のよ
うに、片手ハンドルで旋回操作をし始め乍ら操作レバー
を前輪増速状態に切換えなければならないというような
不安定な操作を強いられることがなく、旋回直前の前輪
増速操作が行ない易い。
置とステアリング機構との連係を解除し、2段目の踏込
み操作で前輪変速装置を前輪増速状態に切換る操作ペダ
ルから構成してあるから、例えば、切換手段を、前後方
向の操作で前輪変速装置とステアリング機構との連係を
解除し、左右方向の操作で前輪変速装置を前輪増速状態
に切換る操作レバーから構成する場合に比して、旋回す
る直前に前輪増速状態をもたらしたい場合、両手ハンド
ルで旋回操作をし始め乍ら操作ペダルで前輪増速状態を
もたらすことができ、レバーによって操作する場合のよ
うに、片手ハンドルで旋回操作をし始め乍ら操作レバー
を前輪増速状態に切換えなければならないというような
不安定な操作を強いられることがなく、旋回直前の前輪
増速操作が行ない易い。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第6図に本発明に係る農作業車としての農用トラクタを
示している。この農用トラクタは、機体前部にエンジン
(1)を搭載するとともに、後部にミッションケース
(2)を備え、機体中央に運転部(3)、前後に夫々一
対の駆動車輪(4),(5)を配備して構成してある。
示している。この農用トラクタは、機体前部にエンジン
(1)を搭載するとともに、後部にミッションケース
(2)を備え、機体中央に運転部(3)、前後に夫々一
対の駆動車輪(4),(5)を配備して構成してある。
前記運転部(3)に設けたステアリングハンドル(6)
の回動操作に伴い、前輪(4),(4)のみ操向操作可
能に構成するとともに、前輪(4),(4)を後輪
(5),(5)と略等速で駆動する標準駆動状態と、前
輪(4),(4)を後輪(5),(5)よりも高速で駆
動する前輪増速状態とに切換可能な前輪変速装置(9)
を設けてある。この前輪変速装置(9)はエンジン
(1)の後部に主クラッチケース(10)を介して連結し
た前輪高速ケース(11)内に配置してある。
の回動操作に伴い、前輪(4),(4)のみ操向操作可
能に構成するとともに、前輪(4),(4)を後輪
(5),(5)と略等速で駆動する標準駆動状態と、前
輪(4),(4)を後輪(5),(5)よりも高速で駆
動する前輪増速状態とに切換可能な前輪変速装置(9)
を設けてある。この前輪変速装置(9)はエンジン
(1)の後部に主クラッチケース(10)を介して連結し
た前輪高速ケース(11)内に配置してある。
この前輪変速ケース(11)の上面にはハンドル操作軸
(12)を軸支したステアリングギヤボックス(13)が固
着されている。次に、主クラッチから前輪変速装置
(9)への伝動系を説明すると、第3図に示すように、
主クラッチ機構(14)を設けた出力軸(15)を主クラッ
チケース(10)より突出させて前輪変速ケース(11)内
で支承するとともに、この前輪変速ケース(11)内に、
前記出力軸(15)の下方に位置して前記ミッションケー
ス(5)側入力軸(16)に動力伝達する第1伝動軸(1
7)、及び、更にその下方にミッションケース(5)か
ら前輪駆動力を受ける第2伝動軸(18)、並びに、この
第2伝動軸(18)の内端に軸心を一致させた状態でその
一端を相対回転自在に嵌入保持させた第3伝動軸(1
9)、第3伝動軸(19)の更に下方に前車軸ケースへの
第4伝動軸(21)を夫々配備してある。前記出力軸(1
5)に第1ギヤ(22)及び第1伝動軸(17)に第2ギヤ
(23)を取付けてこのギヤ伝動機構を介し第1伝動軸
(17)に伝動伝達を行うとともに、第1伝動軸(17)よ
りミッションケース(5)へ伝達された動力を前輪駆動
力として第2伝動軸(18)に伝達する。一方、第1伝動
軸(17)に大小一対の第3ギヤ(24)と第4ギヤ(25)
とを一体形成した中継伝動部材(26)を遊嵌するととも
に、第3伝動軸(19)に摩擦多板式クラッチ機構(27)
を設け、かつ、第2伝動軸(18)の内端を第5ギヤ(2
8)に一体形成してある。ここで、前記クラッチ機構(2
7)は前記第3ギヤ(24)と常時咬合する第6ギヤ(2
9)を形成したクラッチケース(30)と、このクラッチ
ケース(30)と協働して摩擦多板を支持する回動部材
(31)と、一端が摩擦多板に作用するとともに他端に第
2伝動軸(18)の内歯ギヤ(18A)と咬合離脱自在な外
歯ギヤを設けたクラッチスリーブ(33)とから構成され
ている。更に、第3伝動軸(19)の前端と第4伝動軸
(21)との後端には夫々第7ギヤ(34)と第8ギヤ(3
5)とがスプライン嵌着され、第4伝動軸(21)への伝
動構造が形成されている。
(12)を軸支したステアリングギヤボックス(13)が固
着されている。次に、主クラッチから前輪変速装置
(9)への伝動系を説明すると、第3図に示すように、
主クラッチ機構(14)を設けた出力軸(15)を主クラッ
チケース(10)より突出させて前輪変速ケース(11)内
で支承するとともに、この前輪変速ケース(11)内に、
前記出力軸(15)の下方に位置して前記ミッションケー
ス(5)側入力軸(16)に動力伝達する第1伝動軸(1
7)、及び、更にその下方にミッションケース(5)か
ら前輪駆動力を受ける第2伝動軸(18)、並びに、この
第2伝動軸(18)の内端に軸心を一致させた状態でその
一端を相対回転自在に嵌入保持させた第3伝動軸(1
9)、第3伝動軸(19)の更に下方に前車軸ケースへの
第4伝動軸(21)を夫々配備してある。前記出力軸(1
5)に第1ギヤ(22)及び第1伝動軸(17)に第2ギヤ
(23)を取付けてこのギヤ伝動機構を介し第1伝動軸
(17)に伝動伝達を行うとともに、第1伝動軸(17)よ
りミッションケース(5)へ伝達された動力を前輪駆動
力として第2伝動軸(18)に伝達する。一方、第1伝動
軸(17)に大小一対の第3ギヤ(24)と第4ギヤ(25)
とを一体形成した中継伝動部材(26)を遊嵌するととも
に、第3伝動軸(19)に摩擦多板式クラッチ機構(27)
を設け、かつ、第2伝動軸(18)の内端を第5ギヤ(2
8)に一体形成してある。ここで、前記クラッチ機構(2
7)は前記第3ギヤ(24)と常時咬合する第6ギヤ(2
9)を形成したクラッチケース(30)と、このクラッチ
ケース(30)と協働して摩擦多板を支持する回動部材
(31)と、一端が摩擦多板に作用するとともに他端に第
2伝動軸(18)の内歯ギヤ(18A)と咬合離脱自在な外
歯ギヤを設けたクラッチスリーブ(33)とから構成され
ている。更に、第3伝動軸(19)の前端と第4伝動軸
(21)との後端には夫々第7ギヤ(34)と第8ギヤ(3
5)とがスプライン嵌着され、第4伝動軸(21)への伝
動構造が形成されている。
従って、前記クラッチスリーブ(33)を第2伝動軸(1
8)の内歯ギヤ(18A)に咬合させると、第2伝動軸(1
8)に伝達された動力はクラッチスリーブ(33)を介し
て第3伝動軸(19)に伝達され、前輪(4)と後輪
(5)とを略同速で駆動する標準駆動状態を現出させる
とともに、クラッチスリーブ(33)を反対側に操作して
クラッチ機構(27)を作動させると第2伝動軸(18)に
伝達された動力は前記中継伝動部材(26)及びクラッチ
ケース(30)を介して第3伝動軸(19)に伝達され、前
輪(4)を後輪(5)に対して高速で駆動する高速駆動
状態を現出させる。
8)の内歯ギヤ(18A)に咬合させると、第2伝動軸(1
8)に伝達された動力はクラッチスリーブ(33)を介し
て第3伝動軸(19)に伝達され、前輪(4)と後輪
(5)とを略同速で駆動する標準駆動状態を現出させる
とともに、クラッチスリーブ(33)を反対側に操作して
クラッチ機構(27)を作動させると第2伝動軸(18)に
伝達された動力は前記中継伝動部材(26)及びクラッチ
ケース(30)を介して第3伝動軸(19)に伝達され、前
輪(4)を後輪(5)に対して高速で駆動する高速駆動
状態を現出させる。
以上のような前輪変速装置(9)に対する操作機構を詳
述する。第1図及び第4図に示すように、この操作機構
は後記するような装置で構成されるが、カセット式に一
体にまとめられ、前輪変速ケース(11)の横側面に対し
て取付取外し可能である。まず、この操作機構の取付ケ
ース(36)に対して横向きの操作軸(37)を枢支すると
ともに、前記ステアリングギヤボックス(13)に軸支さ
れたステアリング機構を構成するピットマンアーム(3
8)と操作軸(37)に固着された操作アーム(39)の途
中部位とを機械式連係機構としてのリンクプレート(4
0)で連結して、ステアリング操作によって前記クラッ
チ機構(27)を作動させるべく構成してある。前記操作
軸(37)の内部側先端には支持ホルダー(41)が操作軸
(37)の回転を許容する状態で支持されるとともに、こ
の支持ホルダー(41)と前記取付ケース(36)内壁面と
の間に亘って摺動ロッド(42)を架設して、この摺動ロ
ッド(42)を操作軸(37)の軸心(X)と直交する軸心
(Y)方向に摺動可能に構成してある。
述する。第1図及び第4図に示すように、この操作機構
は後記するような装置で構成されるが、カセット式に一
体にまとめられ、前輪変速ケース(11)の横側面に対し
て取付取外し可能である。まず、この操作機構の取付ケ
ース(36)に対して横向きの操作軸(37)を枢支すると
ともに、前記ステアリングギヤボックス(13)に軸支さ
れたステアリング機構を構成するピットマンアーム(3
8)と操作軸(37)に固着された操作アーム(39)の途
中部位とを機械式連係機構としてのリンクプレート(4
0)で連結して、ステアリング操作によって前記クラッ
チ機構(27)を作動させるべく構成してある。前記操作
軸(37)の内部側先端には支持ホルダー(41)が操作軸
(37)の回転を許容する状態で支持されるとともに、こ
の支持ホルダー(41)と前記取付ケース(36)内壁面と
の間に亘って摺動ロッド(42)を架設して、この摺動ロ
ッド(42)を操作軸(37)の軸心(X)と直交する軸心
(Y)方向に摺動可能に構成してある。
前記摺動ロッド(42)の一端には支持部材(43)を介し
て回転ローラ(44)が取付けられるとともに、操作軸
(37)に対して一体回転可能でかつ前記軸心(X)方向
に摺動自在なカムプレート(45)がスプライン外嵌され
ている。第5図に示すように、このカムプレート(45)
にはこのカムプレート(45)の軸心(X)周りでの回転
によって前記ローラ(44)に作用して摺動ロッド(42)
を前記軸心(Y)方向に正逆移動させる小径円筒部(45
b)と大径円筒部(45a)とからなるカム面が形成されて
いる。前記摺動ロッド(42)における前記支持部材(4
3)とは反対側端部には、前記前輪変速装置(9)のク
ラッチスリーブ(33)に作用するシフトフォーク(46)
が嵌着されており、このシフトフォーク(46)は支持ホ
ルダー(41)とシフトフォーク(46)基端部との間に介
在された第1スプリング(47)と、摺動ロッド(42)と
シフトフォーク(46)基端部との間に介在された第2ス
プリング(48)とで中立付勢されるとともに、前記カム
プレート(45)と回転ローラ(44)との接当によって、
移動規制されている。そして、ステアリング操作量が所
定量以下(回転角40°以下)である場合には、カムプレ
ート(45)の小径円筒部(45b)が回転ローラ(44)と
対応した位置にあり、この場合には回転ローラ(44)と
小径円筒部(45b)とが離間した状態でシフトフォーク
(46)は第4図における右側に位置し、クラッチスリー
ブ(33)を前記内歯ギヤ(18A)に咬合させて前輪標準
駆動状態を現出する。この標準駆動状態から、ステアリ
ング操作によってピットマンアーム(38)が揺動作動す
ると、2つの大径円筒部(45a)の一方が回転ローラ(4
4)に作用して摺動ロッド(42)を第4図で左方向に移
動させ、クラッチ機構(27)を作動させて高速駆動状態
を現出させる。前記カムプレート(45)にシフト操作部
材(49)を装備して、このカムプレート(45)を前記操
作軸(37)の軸心(X)方向に移動させて、回転ローラ
(44)に対応する位置から退避させると、ステアリング
操作を行ってもカムプレート(45)が摺動ロッド(42)
を移動させることがなく、前記シフト操作部材(49)が
高速駆動状態を規制する機構を構成する。
て回転ローラ(44)が取付けられるとともに、操作軸
(37)に対して一体回転可能でかつ前記軸心(X)方向
に摺動自在なカムプレート(45)がスプライン外嵌され
ている。第5図に示すように、このカムプレート(45)
にはこのカムプレート(45)の軸心(X)周りでの回転
によって前記ローラ(44)に作用して摺動ロッド(42)
を前記軸心(Y)方向に正逆移動させる小径円筒部(45
b)と大径円筒部(45a)とからなるカム面が形成されて
いる。前記摺動ロッド(42)における前記支持部材(4
3)とは反対側端部には、前記前輪変速装置(9)のク
ラッチスリーブ(33)に作用するシフトフォーク(46)
が嵌着されており、このシフトフォーク(46)は支持ホ
ルダー(41)とシフトフォーク(46)基端部との間に介
在された第1スプリング(47)と、摺動ロッド(42)と
シフトフォーク(46)基端部との間に介在された第2ス
プリング(48)とで中立付勢されるとともに、前記カム
プレート(45)と回転ローラ(44)との接当によって、
移動規制されている。そして、ステアリング操作量が所
定量以下(回転角40°以下)である場合には、カムプレ
ート(45)の小径円筒部(45b)が回転ローラ(44)と
対応した位置にあり、この場合には回転ローラ(44)と
小径円筒部(45b)とが離間した状態でシフトフォーク
(46)は第4図における右側に位置し、クラッチスリー
ブ(33)を前記内歯ギヤ(18A)に咬合させて前輪標準
駆動状態を現出する。この標準駆動状態から、ステアリ
ング操作によってピットマンアーム(38)が揺動作動す
ると、2つの大径円筒部(45a)の一方が回転ローラ(4
4)に作用して摺動ロッド(42)を第4図で左方向に移
動させ、クラッチ機構(27)を作動させて高速駆動状態
を現出させる。前記カムプレート(45)にシフト操作部
材(49)を装備して、このカムプレート(45)を前記操
作軸(37)の軸心(X)方向に移動させて、回転ローラ
(44)に対応する位置から退避させると、ステアリング
操作を行ってもカムプレート(45)が摺動ロッド(42)
を移動させることがなく、前記シフト操作部材(49)が
高速駆動状態を規制する機構を構成する。
そして、前記したような前輪(4),(4)操向操作に
伴う前輪変速装置(9)の切換操作よりも優先的に、人
為操作により前輪増速状態に切換設定する切換手段
(A)を設けてある。つまり、第1図及び第2図に示す
ように、前記操作アーム(39)の揺動端に、前後方向に
延設した連係部材(50)を枢支連結し、この連係部材
(50)の後部に、操作ペダル(51)に連動連結した駆動
アーム(52)先端のピン(53)が係合する前後方向に長
い長孔(54)を形成してある。又、操作アーム(39)の
前記リンクプレート(40)との連結部分には、ピットマ
ンアーム(38)の動きと無関係に操作アーム(39)の揺
動を許容する長孔(55)を形成してあり、かつ、操向操
作時はリンクプレート(40)を下方付勢し、長孔(55)
中央の凹所(55a)にリンクプレート(40)のピン(40
a)が係入して、操作アーム(39)が前輪操向に連動す
るよう構成してある。そして、前記連結部分近傍に、操
作ペダル(51)の遊び操作に連動して、前記ピン(40
a)の凹所(55a)との係合を解除させるカム板(56)を
設け、操作アーム(39)をピットマンアーム(38)の動
きと無関係の状態に設定した後、さらに操作ペダル(5
1)を踏み込むと、操作アーム(39)が揺動して強制的
に前輪増速状態に設定できるのである。上記操作ペダル
(51)、連係部材(50)、カム板(56)及び長孔(55)
により、前記切換手段(A)を構成する。
伴う前輪変速装置(9)の切換操作よりも優先的に、人
為操作により前輪増速状態に切換設定する切換手段
(A)を設けてある。つまり、第1図及び第2図に示す
ように、前記操作アーム(39)の揺動端に、前後方向に
延設した連係部材(50)を枢支連結し、この連係部材
(50)の後部に、操作ペダル(51)に連動連結した駆動
アーム(52)先端のピン(53)が係合する前後方向に長
い長孔(54)を形成してある。又、操作アーム(39)の
前記リンクプレート(40)との連結部分には、ピットマ
ンアーム(38)の動きと無関係に操作アーム(39)の揺
動を許容する長孔(55)を形成してあり、かつ、操向操
作時はリンクプレート(40)を下方付勢し、長孔(55)
中央の凹所(55a)にリンクプレート(40)のピン(40
a)が係入して、操作アーム(39)が前輪操向に連動す
るよう構成してある。そして、前記連結部分近傍に、操
作ペダル(51)の遊び操作に連動して、前記ピン(40
a)の凹所(55a)との係合を解除させるカム板(56)を
設け、操作アーム(39)をピットマンアーム(38)の動
きと無関係の状態に設定した後、さらに操作ペダル(5
1)を踏み込むと、操作アーム(39)が揺動して強制的
に前輪増速状態に設定できるのである。上記操作ペダル
(51)、連係部材(50)、カム板(56)及び長孔(55)
により、前記切換手段(A)を構成する。
前記切換手段(A)による前輪増速状態の前輪増速比
を、前輪操向に伴う前輪増速状態の前輪増速比とは異な
る状態に構成してもよい。
を、前輪操向に伴う前輪増速状態の前輪増速比とは異な
る状態に構成してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
図面は本発明に係る農作業車の伝動構造の実施例を示
し、第1図は要部の側面図、第2図(イ)は前輪操向に
伴う前輪増速動作時の要部側面図、第2図(ロ)は人為
操作による前輪増速動作時の要部側面図、第3図は前輪
変速装置の縦断側面図、第4図は変速操作系の横断平面
図、第5図はカム板の側面図、第6図は農用トラクタの
全体側面図である。 (4),(4)……前輪、(5),(5)……後輪、
(9)……前輪変速装置、(38)……ステアリング機
構、(51)……操作ペダル、(A)……切換手段。
し、第1図は要部の側面図、第2図(イ)は前輪操向に
伴う前輪増速動作時の要部側面図、第2図(ロ)は人為
操作による前輪増速動作時の要部側面図、第3図は前輪
変速装置の縦断側面図、第4図は変速操作系の横断平面
図、第5図はカム板の側面図、第6図は農用トラクタの
全体側面図である。 (4),(4)……前輪、(5),(5)……後輪、
(9)……前輪変速装置、(38)……ステアリング機
構、(51)……操作ペダル、(A)……切換手段。
Claims (1)
- 【請求項1】前輪(4),(4)のみ操向操作可能に構
成し、前輪(4),(4)を後輪(5),(5)と略等
速で駆動する標準駆動状態と、前輪(4),(4)を後
輪(5),(5)よりも高速で駆動する前輪増速状態と
に切換え可能な前輪変速装置(9)を設け、前輪
(4),(4)の設定量以上の操向に伴って、標準駆動
状態から前輪増速状態に切換えるよう構成してある農作
業車の伝動構造であって、前記前輪(4),(4)の操
向に伴う切換操作よりも優先的に、前記前輪変速装置
(9)を人為操作により前記前輪増速状態に切換設定す
る切換手段(A)を設け、さらに、前記切換手段(A)
を、1段目の踏込み操作で前輪変速装置(9)とステア
リング機構(38)との連係を解除し、2段目の踏込み操
作で前輪変速装置(9)を前輪増速状態に切換る操作ペ
ダル(51)から構成してある農作業車の伝動構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63201425A JPH0761778B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 農作業車の伝動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63201425A JPH0761778B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 農作業車の伝動構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0253635A JPH0253635A (ja) | 1990-02-22 |
| JPH0761778B2 true JPH0761778B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=16440869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63201425A Expired - Lifetime JPH0761778B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 農作業車の伝動構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761778B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3106999B2 (ja) | 1997-06-05 | 2000-11-06 | 日本電気株式会社 | 無線選択呼出受信装置 |
| JP4960938B2 (ja) * | 2008-09-09 | 2012-06-27 | 株式会社クボタ | 乗用型作業車 |
| CN103738176B (zh) * | 2013-12-10 | 2016-08-17 | 刘光兵 | 一种折腰转向四轮驱动农用拖拉机 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62139721A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-23 | Kubota Ltd | 農用トラクタの前輪変速操作構造 |
-
1988
- 1988-08-11 JP JP63201425A patent/JPH0761778B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0253635A (ja) | 1990-02-22 |
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