JPH0761357A - 自動走行車のコントローラ配置構造 - Google Patents

自動走行車のコントローラ配置構造

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JPH0761357A
JPH0761357A JP5214469A JP21446993A JPH0761357A JP H0761357 A JPH0761357 A JP H0761357A JP 5214469 A JP5214469 A JP 5214469A JP 21446993 A JP21446993 A JP 21446993A JP H0761357 A JPH0761357 A JP H0761357A
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JP
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controller
cover box
box
cover
vehicle
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JP5214469A
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Tadashi Takayama
忠史 高山
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン熱や水の侵入によるコントローラへ
の悪影響を防止し、かつ配置スペースを容易に確保でき
る自動走行車のコントローラ配置構造を提供する。 【構成】 自動走行式ゴルフカー1において、メインコ
ントローラ80のユニットボックス80aをリヤパネル
14(車体パネル)の内面近傍に傾斜させて配置された
第1カバーボックス83内に収容するとともにこれを同
様に傾斜配置された第2カバーボックス84内に収容
し、該第2カバーボックス84の開口をリヤパネル14
の蓋部材14aで覆って2重カバー構造とし、さらに上
記第2カバーボックス84の傾斜面下部に水抜き孔91
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動,進行方
向,制動等をコントローラにより自動制御するようにし
た自動走行車に関し、詳細には外部からの熱や水の侵入
によるコントローラへの悪影響を防止できるとともに、
配置スペースを比較的容易に確保できるようにしたコン
トローラの配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ゴルフ場や工場内では、走行コ
ースに沿って敷設された誘導線を車体側のセンサで検出
し、該誘導線に沿って車両の進行方向等を自動制御する
ことにより無人走行可能としたゴルフカー,運搬車等の
いわゆる自動走行車が採用されている。
【0003】この種の自動走行車は、車両の進行方向を
操作する操向装置と、該車両の車輪に駆動力を供給する
動力装置と、この動力装置,操向装置等の運転状態を制
御する制御装置とを備えている。上記制御装置は、主と
して動力装置の点火系,気化器,ブレーキ等や操向装置
の制御を行うメインコントローラを備えており、このコ
ントローラを車体に搭載するための構造としては、該コ
ントローラを収容するユニットボックスを車体フレーム
上に配置固定した構造が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のコ
ントローラ配置構造では、エンジン熱や排気熱,あるい
は雨水等の侵入に対する対策が必要であるが、その配置
構造のいかんによってはコントローラの損傷,誤動作が
生じる等、悪影響を受けてしまう恐れがある。またユニ
ットボックスを車体フレーム上に配設する構造の場合、
該フレームにはエンジン,減速機,バッテリ等の多数の
部品が搭載されていることから、該コントローラの配置
スペースの確保が困難であるという問題もある。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、エンジン熱や水の侵入によるコントローラへ
の悪影響を防止でき、かつ配置スペースの確保が容易で
ある自動走行車のコントローラ配置構造を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の運転状
態をコントローラにより自動制御する自動走行車のコン
トローラ配置構造において、該コントローラのユニット
ボックスを車体パネルの内面近傍に傾斜させて配置され
た第1カバーボックス内に収容し、該第1カバーボック
スを該第1カバーボックスと同じ向きに傾斜させて配置
された第2カバーボックス内に収容し、該第2カバーボ
ックスの開口を開閉する蓋部材を上記車体パネルの一部
で兼用し、さらに上記第2カバーボックスの傾斜面下部
に水抜き孔を形成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明に係る自動走行車のコントローラ配置構
造によれば、コントローラユニットボックスを第1,第
2カバーボックスに収容して2重ボックス構造としたの
で、それだけコントローラへの熱伝達を抑制でき、エン
ジン熱,排気熱による影響を回避できる。
【0008】また上記ユニットボックスを傾斜させて配
置するとともに、第2カバーボックスの傾斜面下部に水
抜き孔を形成したので、カバーボックス内に水が侵入し
てもコントローラに触れることなく外部に排出でき、ひ
いてはコントローラの誤動作等の問題を解消できる。
【0009】さらに上記ユニットボックスを車体パネル
の内面近傍に配置したので、車体のデッドスペースを有
効利用することができ、従来の車体フレーム上に配置す
る場合に比べて配置スペースの確保が容易である。ま
た、パネルの一部を第2カバーボックスの開口を開閉す
る蓋部材に兼用したので、メンテナンスを容易に行え
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図6は本発明の一実施例による自動走行
式ゴルフカーのコントローラ配置構造を説明するための
図であり、図1はゴルフカーの側面図、図2はその平面
図、図3は車体後部の側面図、図4は車体後部の平面
図、図5は断面側面図、図6は自動制御装置のブロック
構成図である。なお、本実施例において左,右とは、車
両進行方向に見た場合のことである。
【0011】図において、1は本実施例の乗用ゴルフカ
ーであり、これはその骨格をなす車体2と、該車体2の
操向輪の進行方向等を操作する操向装置3と、上記車体
2の駆動輪に駆動力を供給する動力装置4と、上記操向
装置3,動力装置4等の運転状態を制御する制御装置5
とを備えている。
【0012】上記車体2は、車体前後方向に並行に延び
る左, 右の車体フレーム2a,2bの前部に操向輪とし
ての前輪6,6を配設するとともに、後部に駆動輪とし
ての後輪7,7を配設し、上記車体フレーム2a,2b
の前端にフロントバンパ8を、後端にリヤバンパ9をそ
れぞれ配設した概略構造のものである。また上記車体フ
レーム2a,2bの前部,及び中央部には上方に延びる
ルーフピラ10,10,及びセンタルーフピラ11,1
1がそれぞれ接続されており、この各ピラ10,11の
上端にルーフ12が配設されている。
【0013】上記車体2の前部にはフロントパネル13
が、また後部にはリヤパネル14がそれぞれ配設されて
おり、この両パネル13,14の間にはフロアパネル1
5が配設されている。上記リヤパネル14の上部にはカ
ゴ等の物入れ16が搭載されており、該リヤパネル14
の前部にはシートクッション17が配設されている。こ
のクッション17の右側端部にはアームレスト20が配
設されており、これは上記センタピラ11にブラケット
を介して回動自在に取付けられている。
【0014】また、上記シートクッション17の前部に
はグラブバー22が配設されている。このグラブバー2
2は一対の支持パイプ22aの下端を上記フレーム2
a,2bに固定し、他端を車幅方向中央部で溶接して接
続し、これにクッション材22bを巻回するとともにフ
ァスナ付き表皮で締めた構造となっている。またグラブ
バー22の車幅寸法は上記ルーフピラ10,10間の寸
法と同一,又はそれ以上に設定されており、これにより
クッション材22bの配設長さを大きくとれるようにし
ている。さらに上記グラブバー22と上記アームレスト
20との間隔は狭く設定されており乗員を囲むように構
成されている。
【0015】また上記グラブバー22の右側に対向する
運転席には自動・手動操作の何れかに切り換えるメイン
スイッチ30,緊急停止スイッチ31,発進・停止スイ
ッチ32,及び警告灯,表示灯が配設された主操作盤3
3が、また左側に対向する補助席には発進・停止スイッ
チ34のみが配設された副操作盤35がそれぞれ取付け
られており、この副操作盤35により必要に応じて補助
席側でも発進・停止操作ができるようになっている。
【0016】上記フロントバンパ8はバンパ支持装置2
3によって支持されている。このバンパ支持装置23
は、上記バンパ8の左右両端部にブラケット24aを固
定し、車体フレーム2a,2bの前端に固定ブラケット
24bを固定し、この両ブラケット24a,24bを第
1リンクアーム25,第2リンクアーム26で回動可能
に連結し、該リンクアーム25,26の連結部に上記バ
ンパ8を伸張方向に付勢するばね部材,及びストッパ部
材(図示せず)を配設した概略構造のものである。
【0017】また上記バンパ装置23には上記フロント
バンパ8の圧縮時,つまり障害物に衝突した場合にスイ
ッチがオンするバンパスイッチ27が配設されており、
自動走行モード時には該バンパスイッチ27のオン信号
が出力されると車両を停止するようになっている。
【0018】上記操向装置3は、操向軸40の上端に操
向ハンドル41を固着し、下端にラック・ピニオンギヤ
ユニット42を接続し、該ギヤユニット42をタイロッ
ド43,リレーロッド44を介して左右の前輪6,6の
ナックルアーム45a,45bに連結した概略構造のも
のである。なお、上記操向軸40,操向ハンドル41は
自動走行専用とする場合に取り外せるようになってい
る。
【0019】上記操向装置3には自動走行時に作動する
自動操向装置50が配設されている。この自動操向装置
50は、上記車体フレーム2a,2bにブラケットを介
して操舵モータ51を固定し、該モータ51に接続され
た図示しない減速機の出力軸と、上記ラック・ピニオン
ギヤユニット42の入力軸とをタイミングベルトで連結
し、さらに左右に揺動自在に取付けられた平面T字状の
センサアーム53の後端を連結ロッド54で上記ナック
ルアーム45bに連結した概略構造のものである。
【0020】上記センサアーム53の中央,左, 右に
は、走行路内に埋設された誘導線(図示せず)を検出す
る誘導線センサ53aが配設されている。さらに上記車
体フレーム2bの下面には、上記誘導線の途中に配設さ
れた定点磁石を検出する定点センサ55が配設されてい
る。
【0021】上記動力装置4は、上記リヤパネル14内
の車体フレーム2a,2bにリヤアーム120をリンク
部材を介して懸架し、該リヤアーム120上にエンジン
60及び減速機61をそれぞれ搭載し、該エンジン60
の出力をVベルト式無段変速機62を介して上記減速機
61に伝達し、該減速機61の出力を上記後輪7,7に
伝達するように概略構成されている。
【0022】上記エンジン60の気化器63は内蔵する
スロットル弁により吸気量を制御するタイプのものであ
り、このスロットル弁は切換装置64に図示しないワイ
ヤで接続されている。この切換装置64は上記スロット
ル弁を電磁クラッチ65を介してステッピングモータ6
6、又はガバナ装置67を介して上記フロアパネル15
上に配設されたアクセルペダル68の何れかに切り換え
接続する。即ち、後述するメインコントローラ80によ
って、手動モードの場合は、アクセルペダル68の踏込
み量に応じて走行速度を制限するようにガバナ装置67
がスロットル弁の開度を制御し、また自動モードの場合
は電磁クラッチ65をオンするとともにステッピングモ
ータ66でスロットル弁の開度を制御する。
【0023】また上記エンジン60のクランク軸にはセ
ルフスタータダイナモ(以下セルダイナモと記す)69
がVベルト70により接続されている。このセルダイナ
モ69はエンジン始動や、バッテリ71の充電用発電を
行う。なお、この際にバッテリ71の電圧が設定値より
高い場合は、ボルテージレギュレータ69aによりセル
ダイナモ69の励磁コイルへの通電をオフし、過充電が
防止される。さらにまた上記減速機61にはダイナモ7
2がVベルト73により接続されており、このダイナモ
72は抵抗器74を利用した発電制動により走行速度を
制御する。
【0024】上記減速機61の入力軸には電磁ブレーキ
75が配設されている。この電磁ブレーキ75は、走行
時には励磁されてブレーキが解放され、非走行時には非
励磁状態となって駐車ブレーキとして作動するようにな
っている。
【0025】上記左右の後輪7,7にはドラムブレーキ
7a,7aが装着されており、このブレーキ7aはワイ
ヤによって切換装置76に接続されている。この切換装
置76はブレーキ駆動モータ77、又は上記フロアパネ
ル15に配設されたブレーキペダル78の何れかに切り
換え接続するもので、これは例えば急坂道等において発
電制動の制動力では不足の場合,あるいは迅速に停車し
たい場合に、発電制動とともに、又は上記モータ77単
独でドラムブレーキ7aを作動させて制動するようにな
っている。なお、上記ブレーキペダル78及びアクセル
ペダル68は自動走行専用とする場合にワンタッチで取
り外せるようになっている。
【0026】上記制御装置5は、主として上記動力装置
4の点火系,気化器,ブレーキ等の制御を行うメインコ
ントローラ80と、上記操向装置3の自動操向装置50
等の制御を行う操舵モータコントローラ81,及び上記
ブレーキ駆動モータ77等の制御を行うブレーキ駆動モ
ータコントローラ82とを備えている。上記メインコン
トローラ80は鋼板製のユニットボックス80a内に収
容されており、各種センサからの入力を読み込む入力
部,各種の演算処理を行うCPU,及びブレーキ制御信
号を出力するブレーキ出力部を備えている。
【0027】ここで、図6において、100は車外で遠
隔操作を行う送信機、101は該送信機100からの発
進停止信号を受信するリモコン受信機であり、この受信
機101は上記ルーフ12の内側に配設されており、こ
れの配線102はセンタルーフピラ11内を通ってメイ
ンコントローラ80に接続されている。また103,1
04はメインコントローラ80によりオンオフ制御され
るステアリングリレー,メインリレー、105は誘導線
センサ53aの出力を増幅する誘導定点アンプ,106
はポテンションメータ,107は点火回路,108は電
流センサ,109はスロットルセンサである。また11
1,112はそれぞれ上述した表示灯,警告灯である。
【0028】また、113は上記シートクッション17
内に配設された乗車スイッチであり、これは乗員が着座
するとオンし、また自動,手動モードにおける走行中に
上記スイッチ113が一定時間以上オフした場合に停止
操作を行う。さらに、114,115は車速,走行距離
の計測を行う車輪回転センサ(エンコーダ)であり、こ
の両センサ114,115の検出値によりメインコント
ローラ80のCPUで車速を別個に演算し、それぞれの
車速値の差が設定値を越えたときに異常と判断して車両
を停止させる。
【0029】そして、図3〜図5に示すように、上記メ
インコントローラ80のユニットボックス80aは、シ
ートクッション17後部のリヤパネル14の内面近傍に
以下の構造によって配置されている。左右の車体フレー
ム2a,2b間に架設された補強フレーム2cと、これ
より前部の車体フレーム2a,2b間に架け渡して立設
されたブラケット79との間に2本の取付け板85,8
5を並行に配設するとともに、該両取付け板85を上記
リヤパネル14の曲面に沿って車体後方に傾斜させてボ
ルト締め固定し、この取付け板85の傾斜面に上記ユニ
ットボックス80aを後述する第1,第2カバーボック
ス83,84を介して配設する。
【0030】また上記リヤパネル14のユニットボック
ス80aに臨む部分,及びこの後部にはそれぞれメンテ
ナンスホール86a,86bが形成されており、該各ホ
ール86a,86bには蓋部材14a,14bが着脱可
能に配設されている。
【0031】上記ユニットボックス80aは鋼板製の第
1カバーボックス83内に収容されている。この第1カ
バーボックス83はこれの底板83a上にユニットボッ
クス80aをボルト87で固定し、該ユニットボックス
80aを箱状のカバー83bで覆った構造となってお
り、上記ユニットボックス80aは底板83aの傾斜面
上部に位置している。
【0032】また第1カバーボックス83は樹脂製の第
2カバーボックス84内に収容されており、この第2カ
バーボックス84は第1カバーボックス83とともに上
記両取付け板85に、これに溶接されたボルト88で共
締め固定されている。この第2カバーボックス84の底
部84aと第1カバーボックス83の底板83aとの間
には左,右一対の敷板89が介設されている。この敷板
89により上記第1,第2カバーボックス83,84間
には空隙が形成されており、これにより断熱性が高めら
れている。
【0033】上記第2カバーボックス84の開口周縁部
84bにはウレタン樹脂等からなるシール部材90が接
着材により固着されており、このシール部材90に上記
蓋部材14aの内面が当接している。そして上記第2カ
バーボックス84の底部84aの傾斜面下部には水抜き
孔91が形成されており、この水抜き孔91は左, 右2
箇所に形成されている。
【0034】次に上記ゴルフカー1の走行制御の概略に
ついて説明する。まず手動走行モードによる走行速度制
御は以下の要領で行われる。操縦者がメインスイッチ3
0を手動モードに切り換え、アクセルペダル68を踏み
込むと、メインリレー104がオンする。するとバッテ
リ71からの電流がセルダイナモ69に流れ、これによ
りVベルト70を介してエンジン60が始動する。エン
ジン回転速度が所定値以上になると電磁ブレーキ75が
解除されると同時に自動変速機62が回転伝達を開始
し、これによりゴルフカー1は走行開始する。ここで上
記アクセルペダル68の踏み込み量に応じて走行速度は
増減するが、その最高速度はガバナ装置67によって例
えば6〜10Km/hに制限される。
【0035】また上記アクセルペダル68から足を離す
とメインリレー104がオフになるとともにエンジン6
0は停止し、さらにブレーキペダル78の操作によりド
ラムブレーキ7aが作動し、該ゴルフカー1が停止した
後に電磁ブレーキ75が作動してその移動を規制する。
【0036】次に自動走行モードによる走行速度制御は
以下の要領で行われる。上記メインスイッチ30を自動
モードに切り換え、送信機100,又は主操作盤33の
発進停止スイッチ32をオンにすると、上記手動モード
と同様にしてセルダイナモ69がエンジン60を始動さ
せる。エンジン回転が所定値以上になると自動変速機6
2が回転の伝達を開始し、該ゴルフカー1は走行する。
またこのとき気化器63のスロットル弁制御は、電磁ク
ラッチ65,切換装置64により、ステッピングモータ
66の駆動による開閉制御に切り替わる。
【0037】上記自動走行モードにおける操向制御は以
下の要領で行われる。誘導線センサ53aによる誘導線
の位置検出信号に応じて、操舵モータコントローラ81
が制御信号を操舵モータ51に出力する。すると該操舵
モータ51がタイミングベルトを介してラック・ピニオ
ンギヤユニット42の入力軸を回転させ、これによりゴ
ルフカー1は誘導線に沿って走行する。
【0038】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例によれば、メインコントローラ80のユニ
ットボックス80aを第1カバーボックス83に収容す
るとともにこれを第2カバーボックス84に収容して2
重ボックス構造としたので、上記コントローラ80にエ
ンジン熱,排気熱が伝わり難く、それだけコントローラ
への熱伝達を抑制できる。また本実施例では、上記第2
カバーボックス84を樹脂製とし、かつ第2カバーボッ
クス84と第1カバーボックス83との間に敷板89を
介在させて両ボックス間に空間を設けたので、断熱性を
さらに高めることができる。
【0039】ここで、本実施例のゴルフカー1は、予め
決められた定点磁石間を走行するだけであることから長
時間連続して運転することはなく、かつ停車とともにエ
ンジンを停止することからアンドリング運転もない。従
って、エンジン熱の発生は長時間持続しないので、上記
断熱構造でも十分対応できる。
【0040】また本実施例では、ユニットボックス80
aを傾斜させて配置するとともに、該ボックス80aを
傾斜面上部に位置させ、さらに上記第2カバーボックス
84の傾斜面下部に水抜き孔91を形成したので、上記
カバーボックス84に侵入した雨水等は上記水抜き孔9
1から外部に排出され、またカバーボックス84の下部
に仮に水が溜まったとしても上記コントローラ80内に
侵入することはない。
【0041】さらにまた上記ユニットボックス80aを
リヤパネル14の内面近傍に配置し、かつ該パネル14
の曲面に沿って傾斜させたので、リヤパネル14内の空
間を有効に活用でき、車体フレームに配置する場合に比
べて配置スペースの確保が容易である。また上記リヤパ
ネル14の蓋部材14aを第2カバーボックスの蓋に兼
用したので、上記蓋部材14aを開けるだけでコントロ
ーラ80のメンテナンスを行うことができる。
【0042】なお、上記実施例では、コントローラユニ
ットボックス80aをシートクッション17後部のリヤ
パネル14内に配置したが、本発明は勿論これに限られ
るものではなく、フロントパネル,あるいはフロアパネ
ルの内面近傍に配置してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明に係る自動走行車の
コントローラ配置構造によれば、コントローラのユニッ
トボックスを車体パネルの内面近傍に傾斜させて配置
し、上記ユニットボックスを第1,第2カバーボックス
内に収容して2重ボックス構造とし、さらに上記第2カ
バーボックスの傾斜面下部に水抜き孔を形成したので、
エンジン熱や水の侵入によるコントローラへの悪影響を
防止できる効果があり、かつ配置スペースを容易に確保
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるゴルフカーのコントロ
ーラ配置構造を説明するための側面図である。
【図2】上記実施例ゴルフカーの平面図である。
【図3】上記実施例のコントローラユニットボックス部
分の配置構造を示す側面図である。
【図4】上記実施例の配置構造の平面図である。
【図5】上記実施例のユニットボックス部分の断面側面
図である。
【図6】上記実施例のメインコントローラ部分のブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
1 ゴルフカー(自動走行車) 14 リヤパネル(車体パネル) 14a 蓋部材 80 メインコントローラ 80a ユニットボックス 83 第1カバーボックス 84 第2カバーボックス 91 水抜き孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の操向,制動等の運転状態をコント
    ローラにより自動制御する自動走行車のコントローラ配
    置構造において、該コントローラのユニットボックスを
    車体パネルの内面近傍に傾斜させて配置された第1カバ
    ーボックス内に収容し、該第1カバーボックスを該第1
    カバーボックスと同じ向きに傾斜させて配置された第2
    カバーボックス内に収容し、該第2カバーボックスの開
    口を開閉する蓋部材を上記車体パネルの一部で兼用し、
    さらに上記第2カバーボックスの傾斜面下部に水抜き孔
    を形成したことを特徴とする自動走行車のコントローラ
    配置構造。
JP5214469A 1993-08-30 1993-08-30 自動走行車のコントローラ配置構造 Withdrawn JPH0761357A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107651070A (zh) * 2017-10-13 2018-02-02 丰县万润车业有限公司 一种电动三轮车车架
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