JP2003191757A - 電動移動車 - Google Patents

電動移動車

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JP2003191757A
JP2003191757A JP2001398898A JP2001398898A JP2003191757A JP 2003191757 A JP2003191757 A JP 2003191757A JP 2001398898 A JP2001398898 A JP 2001398898A JP 2001398898 A JP2001398898 A JP 2001398898A JP 2003191757 A JP2003191757 A JP 2003191757A
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battery
vehicle
vehicle body
drive motor
control device
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JP2001398898A
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English (en)
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Yoshihiro Yano
義宏 矢野
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】乗車スペースを確保すると共に、充電時やメン
テナンス時の作業性が向上する。 【解決手段】車体2の中央部に乗員が立ち乗り可能な床
9を配置した乗車部Aの前方において操向装置20を覆
い保護するフロントパネル21を設け、車体2の後部に
後輪8を保持する共に、駆動モータ39が搭載されるリ
ヤアーム35を揺動可能に取り付け、駆動モータ39の
駆動力を制御する制御装置31を搭載した電動移動車1
であって、リヤアーム35と車体2を緩衝装置で連結
し、リヤアーム35を覆うリヤパネル34を設け、後部
のリヤパネル34内にバッテリ収納部70を設け、リヤ
パネル34の上部中央に開口を設け、下方に商用電源が
接続可能な端子を有する充電装置32を配置し、充電装
置32とバッテリ30との間を電線で連結すると共に、
バッテリ30と駆動モータ33との間を可撓性の電線で
連結している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、所定の
経路に敷設された誘導線に沿って自動操舵を行いつつ走
行する運搬車やゴルフカー等の電動移動車に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、ゴルフ場内においてゴルフバ
ッグ等の荷物や人を搬送する電動移動車が各種提案され
ている。この種の電動移動車としては、例えば特開平8
−161046号公報に開示されたものが知られてい
る。この公報に開示された電動移動車は、所定の経路に
沿って誘導線を埋設するとともに、この誘導線を磁気的
に検出する誘導線センサを車両側に備えることにより、
車両を自動操舵するよう構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような電動移動車
では、充電装置が座席の下で、バッテリの近くに配置さ
れており、充電時やメンテナンス時には座席を取り払っ
た後、上面開口から充電装置やバッテリ持ち上げで外し
たり、開口から降ろして装着するようにしていたので、
充電時やメンテナンス時の作業性が悪かった。 【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、乗車スペースを確保すると共に、充電時やメ
ンテナンス時の作業性が向上する電動移動車を提供する
ことを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。 【0006】請求項1に記載の発明は、『車体の中央部
に乗員が立ち乗り可能な床を配置した乗車部を設け、前
記乗車部の前方において操向装置を前記車体の前部に連
結支持し、前記操向装置を覆い保護するフロントパネル
を設け、前記車体の後部に後輪を保持する共に、この後
輪を駆動する駆動モータが搭載されるリヤアームを揺動
可能に取り付け、前記駆動モータの駆動力を制御する制
御装置を搭載した電動移動車であって、前記リヤアーム
の揺動中心から離間した位置において前記リヤアームと
車体を緩衝装置で連結し、前記後輪と、前記駆動モータ
と、前記制御装置と、前記リヤアームを覆うリヤパネル
を設け、前記乗車部の後部の前記リヤパネル内にバッテ
リ収納部を設け、このバッテリ収納部にバッテリを収納
し、前記リヤパネルの上部中央に開口を設け、この開口
に脱着可能なカバーを設け、前記開口の下方に商用電源
が接続可能な端子を有する充電装置を配置し、前記充電
装置と前記バッテリとの間を電線で連結すると共に、前
記バッテリと前記駆動モータとの間を可撓性の電線で連
結したことを特徴とする電動移動車。』である。 【0007】この請求項1に記載の発明によれば、バッ
テリをリヤアームでなく車体に支持させたので、バネ下
荷重を軽減することができる。また、リヤパネルの上部
中央のカバーを外すことで、開口を開くことで商用電源
から容易に充電することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の電動移動車の実
施の形態を、図面を参照して説明するが、この発明は、
この実施の形態に限定されない。 【0009】図1は電動移動車の側面図、図2は電動移
動車の正面図、図3はカバーを外した状態の電動移動車
の側面図、図4はカバーを外した状態の電動移動車の平
面図、図5はリヤアーム、駆動モータ及びトランスミッ
ションの配置を示す側面図、図6はリヤアーム、駆動モ
ータ及びトランスミッションの配置を示す平面図、図7
はバッテリ、制御装置及び充電装置の配置を示す平面
図、図8はバッテリ、制御装置及び充電装置の配置を示
す側面図である。 【0010】この電動移動車1は、工場内や博覧会、あ
るいはゴルフ場等で人の運搬に用いられ、所定の経路に
敷設された誘導線に沿って自動操舵を行いつつ走行する
運搬車やゴルフカー等であり、車体2が前後に延びる左
右一対の車体フレーム3と、この左右一対の車体フレー
ム3とをクロスフレーム4で前側、中央及び後側で連結
して構成される。 【0011】車体2の前側には、前側懸架機構5により
左右の前輪6が懸架され、車体2の後側には、後側懸架
機構7により左右の後輪8が懸架されている。また、車
体2の中央には、乗員が立ち乗りできる床9を配置した
乗車部Aが設けられている。 【0012】乗車部Aには、前後の左右4箇所にポール
11が立設され、このポール11に屋根12が支持され
ている。また、前後の左右4箇所にポール11には、左
側前後のポール11を開口して透明カウル13が設けら
れている。さらに、前側ポール11の間には、立ち乗り
乗員の腰当て14と前側背もたれ15が設けられ、後側
ポール11の間には、腰当て16と後側背もたれ17が
設けられている。さらに、右側前後のポール11の間に
は、手摺18が設けられ、左側前後のポール11には、
それぞれ手摺19が折り畳み可能に設けられ、乗員は左
側から昇降するようになっている。 【0013】乗車部Aの前部には、操向装置20を配置
し、フロントパネル21で覆ったフロントボディ部Bを
設けている。また、乗車部Aの後部にバッテリ30、制
御装置31、充電装置32、駆動モータ33を配置し、
リヤパネル34で覆ったリヤボディ部Cを設けている。 【0014】この電動移動車1は、走行状態を自動走行
と手動走行に切り替え実施可能な車両であり、操向装置
20は、乗車部Aの乗車スペース前方に、先端に手動走
行用のハンドル20aを脱着可能とするステアリングコ
ラム20bを設けた構成になっている。 【0015】手動走行状態においては、ハンドル20a
を取り付けて、乗員が床9に座って手動操向が可能であ
り、自動走行時においては、ハンドル20aを外すこと
ができるので、乗車部Aの乗車スペースを広く取ること
ができる。 【0016】乗車部Aの乗車スペース前方のフロントパ
ネル21の後方には、カバー22で開閉可能な開口23
を設け、フロントパネル21内にステアリングコラム2
0bを収納し、ステアリングコラム20bの先端部を開
口23に臨ませている。カバー22を外すことで、ステ
アリングコラム20bの先端部にハンドル20aを取り
付け可能であり、ハンドル20aを外した状態で、カバ
ー22をすることによりステアリングコラム20bの先
端部が露出することがなく、乗員が先端部に干渉するこ
とがない。 【0017】また、フロントパネル21内には、アクセ
ルペダル24とブレーキペダル25を収納し、且つアク
セルペダル24とブレーキペダル25を開口23の前方
に配置している。カバー22を外すことで、手動走行に
必要な加減速操作、制動操作が可能となる。また、ハン
ドル20aを外した状態で、カバー22をすることによ
り自動走行時、不用な誤加減速操作、誤制動操作が確実
に防止できる。 【0018】また、フロントパネル21内の操作盤90
には、メインスイッチ26、手動操向と自動操向の切り
替えスイッチ27、シフトレバー39aを設け、且つメ
インスイッチ26、手動操向と自動操向の切り替えスイ
ッチ27を開口23の前方に配置している。 【0019】カバー22を外し、メインスイッチ26を
操作することで、システム全体の起動が可能になり、ま
たカバー22をすることにより自動走行時、誤ってシス
テム全体を停止させることを防止できる。 【0020】また、カバー22を外すことで、手動操向
と自動操向の切り替えスイッチ27を手動操向と自動操
向の切り替えができ、またカバー22をすることにより
自動走行時、誤って手動操向に切り替えられ、誘導線か
ら外れ走行不能となることがない。 【0021】フロントパネル21の外方且つ乗車スペー
ス近傍に走行停止と走行復帰スイッチ28を配置してい
る。この走行停止と走行復帰スイッチ28は、前後の左
右4箇所にポール11のいずれか等に配置してもよく、
自動走行時、緊急停止をさせ、且つ再び走行復帰が可能
となる。メインスイッチ26のON/OFFでは、制御
装置31のRAMメモリ中のデータが保存されないでな
くなるので、支障がでるが、走行停止と走行復帰スイッ
チ28の場合は、その直前のデータは保存されるので、
走行復帰が容易である。 【0022】車体2の前部下側には、左右両側の前輪6
の中間領域に前方を指向する障害物検知手段50が配置
されている。この障害物検知手段50は、バンパー51
後方に配置される本体50aと、本体50a下部に設け
られ超音波を下方へ発信するとともに、下方からの反射
波を受信する送受信部50bと、本体50a下方に設け
られ超音波の方向を略90度変化させるミラー手段50
cとからなる。 【0023】この障害物検知手段50は、自動操向走行
において、前方所定の範囲内に障害物があることを検知
し、制御装置31は、障害物の検知情報に基づき車速を
減速し停止させるよう制御する。 【0024】この障害物検知手段50は、その本体50
aを、上方を車体2で、下方をミラー手段50cで、前
方をバンパー51で保護することで、障害物検知手段5
0により走行路中の障害物を確実に検出して停止するこ
とができ、しかも異物と接触することを防止でき、耐久
性が向上する。 【0025】また、前輪6を操向可能に支持する車体2
に、障害物検知手段50を取り付けており、障害物検知
手段50が車輪6の上下動に追従しにくいため、確実に
障害物検知が可能である。 【0026】また、左右両側の前輪6の中間領域におけ
る左右両端にそれぞれにおいて、前輪6を操向可能に支
持する車体2に、障害物検知手段50を取り付けること
で、障害物検知手段50が前輪6の上下動に追従しにく
いため、確実に障害物検知が可能であり、しかも前方の
広い範囲について、障害物検知が可能である。 【0027】リヤボディ部Cには、後側懸架機構7を構
成するリヤアーム35の前側35aがピボット軸36を
介してクロスフレーム4に軸支され、リヤアーム35の
後側35bが揺動中心から離間した位置において左右一
対の車体フレーム3の後部に緩衝装置37で連結してい
る。 【0028】このリヤアーム35には、後輪8の車軸3
8が回動可能に軸支され、さらに駆動モータ33、トラ
ンスミッション39が備えられている。駆動モータ33
の駆動力を制御装置31により制御し、トランスミッシ
ョン39を介して車軸38を駆動する。 【0029】駆動モータ33とトランスミッション39
の上方位置には、左右一対の車体フレーム3の後部に制
御装置31及び充電装置32が固定して配置されてい
る。リヤパネル34の上部中央には、開口40を設け、
この開口40に脱着可能なカバー41を設けている。こ
の開口40の下方に商用電源が接続可能な端子を有する
充電装置32が位置し、この充電装置32とバッテリ3
0、バッテリ30と駆動モータ33の間を可撓性の電線
42,43でそれぞれ連結している。カバー41を外し
て開口40を開くことで、容易に商用電源線を充電装置
32に接続してバッテリ30に充電が可能であり、ある
いは制御装置31、充電装置32等のメンテナンスが可
能である。 【0030】また、リヤボディ部Cの前部には、バッテ
リ収納部70が左右一対の車体フレーム3に配置されて
いる。このバッテリ収納部70には、バッテリ30を載
置する皿状部材71と、この皿状部材71を乗車部Aの
床9と略同一高さで支持する支持部72が設けられてい
る。この皿状部材71を開放可能にバッテリ収納部70
に固定されている。 【0031】バッテリ収納部70の前方のリヤパネル3
4には、開口73が設けられ、この開口73に脱着可能
なカバー部材74が配置され、このカバー部材74を外
すことで、皿状部材71が開放される。この皿状部材7
1を前方の床9上に引き出すとき、可撓性の電線42,
43が折れ曲がり状態から延ばしつつ引き出すことがで
き、さらに引き出した後で可撓性の電線42,43をバ
ッテリ30から取り外して簡単にバッテリ交換を行なう
ことができる。 【0032】また、皿状部材71は、左右方向に長い長
方形をなし、複数のバッテリ30を搭載するように構成
され、バッテリ容量が大きくなり走行距離を長くでき、
かつ全てのバッテリ30を簡単に交換可能である。ま
た、バッテリ30をリヤアーム35でなく車体2に支持
させたので、バネ下荷重を軽減することができる。 【0033】また、バッテリ30と駆動モータ33は、
可撓性の電線43で連結されているので、リヤアーム3
5が揺動することがあってもバッテリ30から駆動モー
タ33に電力を供給することができる。 【0034】図9は自動誘導タイプ乗用移動車の概略構
成を示すブロック図である。自動誘導タイプ乗用移動車
1は、駆動モータ33の駆動力を駆動輪である後輪8に
伝達するためのトランスミッション39、電源装置D及
び駆動回路Eを有する。電源装置Dは、CPU(中央処
理装置)31a及び駆動回路Eの電源であり、駆動回路
EはCPU31aの制御に基づき駆動モータ33を駆動
する。 【0035】このトランスミッション39に接続され、
「前進」あるいは「後退」に走行方向を切り替えるシフ
トレバー39a、前輪6を操舵するためのハンドル20
a、車速を変えるアクセルペダル24とガバナ24a、
車両に制動をかけるためのブレーキペダル25とドラム
ブレーキ25a〜25d等のメカブレーキ機構を有して
いる。 【0036】また、この自動誘導タイプ乗用移動車1
は、自動走行のための制御を行う制御装置31、ステア
リングドライバ80a、ステアリングモータ80b、ブ
レーキモータドライバ82a、ブレーキモータ82b、
電磁ブレーキ83、その他誘導線センサ84、定点セン
サ85、追突防止センサ86、障害物検知手段50、バ
ンパスイッチ87等のセンサ群やスイッチ群等を有して
いる。 【0037】制御装置31は、CPU31a、図示しな
いメモリ及び駆動回路E等から構成されており、所定の
制御プログラムを実行することにより、後述する走行制
御を行う。ステアリングドライバ80aは、自動走行時
に制御装置31によってステアリングリレー80cがオ
ンにされると、制御装置31から出力される操舵指示信
号に対応した駆動電流をステアリングモータ80bに供
給し、ステアリング軸20cを回動するようになってい
る。 【0038】手動走行時には、アクセルペダル24の操
作が、アクセルペダルポジションセンサ24bで検出さ
れ、このアクセルペダル24の操作量に基づき駆動モー
タ33を駆動する。一方、自動走行時には、アクセルペ
ダル24の操作量でなく、設定車速に基づき所定の駆動
量になるように駆動モータ33の出力が調整される。 【0039】ブレーキモータドライバ82aは、自動走
行時に制御装置31によってブレーキリレー80dがオ
ンにされると、制御装置31から出力される制動指令値
に対応した駆動電流をブレーキモータ82bに供給す
る。これにより、ブレーキモータ82bは、ギア82c
及び切替機構82dを介し、前輪6及び後輪8の各々に
設けられたドラムブレーキ25a〜25dを駆動し、車
両に制動をかけるようになっている。また、ブレーキペ
ダル24は、自動走行時においても切替機構82dを介
してドラムブレーキ25a〜25dに接続された状態と
されており、手動操作による制動も可能となっている。 【0040】電磁ブレーキ83は、制御装置31によっ
てオン/オフ制御される停止用のブレーキ装置であっ
て、図示のように、駆動モータ33の回転をトランスミ
ッション39に伝達する回動軸33aに設けられてい
る。この電磁ブレーキ83は、走行中において励磁がオ
ンとされ、回動軸33aに対し制動が効かなくなるよう
になっている。 【0041】―方、停止直前に電磁石に対する励磁がオ
フとされると、図示しないスプリングの反力によって図
示しない固定盤に吸着され、この回動軸33aに対し制
動がかかるようになっている。 【0042】誘導線センサ84は、車両の前端部に水平
方向に回動自在に取り付けられたT字状アーム84a
に、地面と対向するよう3カ所に配置されている。この
誘導線センサ84は、埋設された図示しない誘導線を磁
気的に検出し、この誘導線との距離に応じた検出信号を
制御装置31へ出力する。制御装置31は、この誘導線
センサ84の出力に基づき、車両がコースから逸脱しな
いよう操舵制御する。 【0043】定点センサ85は、地面と対向するよう車
両の所定位置に取り付けられており、所定間隔をおいて
埋設された図示しない複数の永久磁石から成る定点を磁
気的に検出する。例えば、この定点が3つの永久磁石の
磁極によって構成され、その並びがS極、N極、N極で
あるとすると、定点センサ85は、この磁極の並びのパ
ターンに対応した検出信号を制御装置31へ出力する。
この磁極の並びのパターンは、制御装置31において車
両の停止、発進、速度等の走行制御を行うための指示信
号として用いられる。 【0044】追突防止センサ86は、車両の前端部に設
けられており、前方を走行する車両が発信する電波を検
出し、その強度に応じた検出信号を制御装置31へ出力
する。制御装置31は、この追突防止センサ86の出力
に基づき、前方車両との距離が所定の設定値以下である
か否かを判断し、この設定値以下であると判断した場合
には、追突を防止すべく車両を停止させる。 【0045】障害物検知手段50は、車両の前端部の左
右2箇所にそれぞれ設けられ、車両前方に存在する障害
物との距離に応じた検出信号を出力する(この出力は、
距離が短くなるにつれて大きくなる)。制御装置31
は、各々の障害物検知手段50の出力をそれぞれ第1及
び第2の設定値と比較し、いずれか―方の出力(障害物
との距離)が第1の設定値以上である場合には車両を減
速させ、第1の設定値よりさらに大きい第2の設定値以
上である場合には、前方所定の範囲内に障害物があるこ
とを検知する場合車速を減速し停止させるよう制御し、
これにより、障害物との接触が回避される。 【0046】バンパスイッチ87a,87bは、フロン
トバンパ52と車両本体との隙問の左右2箇所に設けら
れたオンオフ式のスイッチである。これらバンパスイッ
チ87a,87bは、通常時はオフ状態となっている
が、フロントバンパ52が何らかの障害物によって押圧
されるとオン状態になる。コントローラ9は、いずれか
のバンパスイッチ87a,87bがオン状態になると、
車両を停止させる。 【0047】前進スイッチ39bは、シフトレバー39
aの操作に連動してオンオフするスイッチであり、シフ
トレバー39aが「前進」の位置に設定されるとオン状
態となり、その位置から少しでも操作されるとオフ状態
となる。自動走行では車両が後退することはないので、
自動走行中においてシフトレバー39aは常に「前進」
の位置にあることが前提となる。したがって、自動走行
中にシフトレバー39aが「ニュートラル」側あるいは
「後退」側に少しでも操作されると、制御装置31は、
これを前進スイッチ39bがオフになることによって検
出し、車両を円滑停止させる。 【0048】また、後退スイッチ39cは、前進スイッ
チ39bと同様、シフトレバー39aの操作に連動して
オンオフするスイッチであり、シフトレバー39aが
「後退」の位置に設定されるとオン状態となり、それ以
外の位置(「ニュートラル」あるいは「前進」の位置)
へ操作されるとオフ状態となる。この後退スイッチ39
cがオン状態になると、警報ブザー39dがオンとな
り、警報音が発生される。この警報ブザー39dは、車
両の後退時以外においても車両に何らかの異常(誘導線
センサ84の故障等)が発生すると、各々の異常に対応
した警報音を発生する。 【0049】その他、車両の走行状態を検出するセンサ
群として、トランスミッション39には車速を検出する
1対の車速センサ39e、駆動モータ33にはモータ回
転速度を検出する回転速度センサ33dがそれぞれ設け
られている。 【0050】また、操作盤90は、運転席の近傍に設け
られており、メインスイッチ26、手動操向と自動操向
の切り替えスイッチ27、シフトレバー39a、走行停
止と走行復帰スイッチ28が設けられている。 【0051】次に、電源装置D、駆動回路E及び制御装
置31の構成を、図10に基づいて説明する。図10は
電源装置、駆動回路及び制御装置の構成を示すブロック
図である。 【0052】電源装置Dは、バッテリ30、充電装置3
2、メインリレー100及び制御バッテリ101を有し
ている。また、駆動回路Eは、駆動制御回路200及び
電流検出回路201を有し、CPU31aの制御に基づ
き駆動制御回路200は駆動モータ33を駆動する。充
電装置32は、12V充電回路32aと72V充電回路
32bを有し、商用電源からの充電では12V充電回路
32aを用い、急速充電では72V充電回路32bを用
いる。 【0053】バッテリ30と充電装置32は、可撓性の
電線42a,42bで接続されている。また、バッテリ
30は、可撓性の電線43aでメインリレー100を介
して制御装置31の駆動制御回路200及びCPU31
aに接続され、可撓性の電線43bで電流検出回路20
1に接続されている。制御バッテリ101は、可撓性の
電線44a,44bで充電装置32に接続され、可撓性
の電線45aでCPU31aに接続され、可撓性の電線
45bでメインリレー100を介して制御装置31の駆
動制御回路200及びCPU31aに接続されている。
制御バッテリ101は、メインリレー100の制御で駆
動制御回路200及びCPU31aの電源となる。 【0054】充電装置32には、充電端子32cが設け
られ、この充電端子32cをコード32d接続してAC
200Vの商用電源から充電される。 【0055】また、バッテリ30には、可撓性の電線4
6a、46bを介して急速充電リセプタクル30aが接
続されている。この急速充電リセプタクル30aは、車
体2に固定され、急速充電リセプタクル30aに72V
の直流電源を接続して急速充電を行なうことができる。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、バッテリをリヤアームでなく車体に支持させ
たので、バネ下荷重を軽減することができる。また、リ
ヤパネルの上部中央のカバーを外すことで、開口を開く
ことで商用電源から容易に充電することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】電動移動車の側面図である。 【図2】電動移動車の正面図である。 【図3】カバーを外した状態の電動移動車の側面図であ
る。 【図4】カバーを外した状態の電動移動車の平面図であ
る。 【図5】リヤアーム、駆動モータ及びトランスミッショ
ンの配置を示す側面図である。 【図6】リヤアーム、駆動モータ及びトランスミッショ
ンの配置を示す平面図である。 【図7】バッテリ、制御装置及び充電装置の配置を示す
平面図である。 【図8】バッテリ、制御装置及び充電装置の配置を示す
側面図である。 【図9】電動移動車の概略構成を示すブロック図であ
る。 【図10】電源装置、駆動回路及び制御装置の構成を示
すブロック図である。 【符号の説明】 1 電動移動車 2 車体 6 前輪 8 後輪 9 床 20 操向装置 21 フロントパネル 30 バッテリ 31 制御装置 32 充電装置 33 駆動モータ 34 リヤパネル 35 リヤアーム 37 緩衝装置 39 駆動モータ 40 開口 41 カバー 42,43 電線 70 バッテリ収納部 A 乗車部
フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA15 BB16 CA45 3D035 AA05 AA06 5H115 PC06 PG07 PI16 PO07 PU01 PV01 QE05 QI07 QN03 QN04 SE05 SF05 SF12 SJ02 SL01 SL06 TB01 TD03 TD17 UI35 UI38

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】車体の中央部に乗員が立ち乗り可能な床を
    配置した乗車部を設け、前記乗車部の前方において操向
    装置を前記車体の前部に連結支持し、前記操向装置を覆
    い保護するフロントパネルを設け、前記車体の後部に後
    輪を保持する共に、この後輪を駆動する駆動モータが搭
    載されるリヤアームを揺動可能に取り付け、前記駆動モ
    ータの駆動力を制御する制御装置を搭載した電動移動車
    であって、 前記リヤアームの揺動中心から離間した位置において前
    記リヤアームと車体を緩衝装置で連結し、 前記後輪と、前記駆動モータと、前記制御装置と、前記
    リヤアームを覆うリヤパネルを設け、 前記乗車部の後部の前記リヤパネル内にバッテリ収納部
    を設け、このバッテリ収納部にバッテリを収納し、 前記リヤパネルの上部中央に開口を設け、この開口に脱
    着可能なカバーを設け、前記開口の下方に商用電源が接
    続可能な端子を有する充電装置を配置し、 前記充電装置と前記バッテリとの間を電線で連結すると
    共に、前記バッテリと前記駆動モータとの間を可撓性の
    電線で連結したことを特徴とする電動移動車。
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