JPH03200481A - 車両の前、後輪操向装置 - Google Patents

車両の前、後輪操向装置

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JPH03200481A
JPH03200481A JP34397189A JP34397189A JPH03200481A JP H03200481 A JPH03200481 A JP H03200481A JP 34397189 A JP34397189 A JP 34397189A JP 34397189 A JP34397189 A JP 34397189A JP H03200481 A JPH03200481 A JP H03200481A
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Fumio Tsuchiya
土屋 二三夫
Masahisa Hirano
平野 雅久
Yoshikazu Koike
小池 美和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、前輪の操向に後輪の操向を連動させるよう
にした車両の前、後輪操向装置に関する。
(従来の技術) 車両には、上記前、後輪操向装置を採用したものがあ、
す、これには、例えば、特開昭61−64584号公報
で示されるものがある。
これによれば、前輪の操向角が操向角検出器で検出され
て、その検出信号が制御装置に入力され、これに基づく
制御装置からの出力で操向アクチュエータを介し、後輪
が前輪の操向角に見合うよう操向されるようになってい
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、車両が走行するときには、路面状況によって
ハンドルはその回動方向に微動が繰り返し生じることが
ある。この場合、上記従来構成によれば、上記微動に操
向アクチュエータが追従して、微作動を繰り返すという
不具合がある。
(発明の目的) この発明は、L記のような′事情に注目してなされたち
ので、走行中、ハンドルに微動が生じても、この微動に
影響されないで、前輪の操向に対し、後輪が円滑に追従
して操向されるようにすることを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、前輪の操向角を検出する操向角検出器の検出信号を
ローパスフィルターを通して制御装置に人力させ、これ
により後輪を操向させるようにした点にある。
(作 用) 上記構成による作用は次の如くである。
自動二輪車(車両)lが走行するときには、路面状況に
よって、ハンドルの回動方向に微動が生じることがあり
、この場合には、上記微動により、操向角検出器77が
高周波信号を出力することになる。そして、この高周波
信号が、後輪27を操向動作させる操向アクチュエータ
52に入力されることになると、この操向アクチュエー
タ52が微作動を繰り返すという不具合を生じる。
そこで、この発明では、上記操向角検出器77の検出信
号をローパスフィルター86を通して制御装置79に入
力させるようにしためであり、つまり、上記高周波信号
はローパスフィルター86によりカットされ、低周波信
号だけが制御装置79に入力されることとなっている。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
(第1実施例) 第1図から第11図は、第1実施例を示している。
第2図において、lはスクータ−型の自動二輪車で、こ
の自動二輪車lの車体フレーム2はその前端にヘッドバ
イブ3を有し、このヘッドバイブ3から後方に向って主
フレーム4が延びている。
この主フレーム4はその前部側が側面視U字状に折り曲
げられており、この折曲部5には左右両側にそれぞれル
ープフレーム6が突設されている。
上記へラドバイブ3にはフロントフォーク8が操向自在
に支承されている。このフロントフォーク8は上記ヘッ
ドバイブ3に軸心回り回転自在に支承される操向軸9と
、この操向軸9の下端に連結されるフォーク部10とで
構成されている。そして、上記フォーク部IOに前輪1
1が支承され、上記操向軸9の上端にハンドル12が取
り付けられている。
一方、上記主フレーム4の後部は二本のバイブに分岐さ
れ、その各分岐パイプに左右一対のブラケット13がそ
れぞれ突設され、この左右ブラケット13に対し、枢支
軸14によりエンジン16のクランクケース17が枢支
されている。また、このクランクケース17から後方に
向って動力伝達ケース18が連設され、これは上記枢支
軸14を中心として上下揺動自在とされている。
前記折曲部5の後部から後方に向ってブラケット21が
突設され、このブラケット21の突出端に第1リンク2
2の上下中途部が第1枢支ビン23により枢支されてい
る。そして、上記第1リンク22の上部回動端とクラン
クケース17の前端とが第2リンク24により連結され
、一方、前記ループフレーム6の前部と上記第1リンク
22の下部回動端との間に緩衝器25が介設されている
上記動力伝達ケース18の後端には後輪27が操向自在
に支持され、即ち、上記クランクケース17や動力伝達
ケース18は後輪支持部材を構成している。そして、上
記後輪27に上記エンジン16の動力が伝えられて自動
二輪車lが走行可能となっている。また、自動二輪車l
の走行中、後輪27が路面から衝撃を受けるときには、
動力伝達ケース18が上下揺動することと、これに緩衝
器25が連動することとによって、上記衝撃が吸収され
る。
その他、30は気化器、31はエアークリーナ、32は
燃料タンクである。また、33はシートで、このシート
33に座ったライダー用のフートレスト34が、前記折
曲部5とループフレーム6の上面側に形成されている。
更に、35はヘッドランプである。
第2図から第4図において、前記エンジン16のクラン
クケース17にはクランク軸38が支承されている。3
9は連接棒である。また、第2図中、40はセルモータ
である。
一方、前記動力伝達ケース18の後端部の右側には、正
面視コの字状の固定ナックル41がボルト42によりね
じ止めされている。前記後輪27はハブ44、ホイール
45、およびタイヤ46により構成されており、上記ハ
ブ44には後車軸47が内嵌されてねじ止めされている
また、上記ハブ44を支承するステアリングナックル4
8が設けられる。このステアリングナックル48の上下
端は上記固定ナックル41内に嵌め込まれて、この固定
ナックル41に対し、上、下枢支ビン50.51により
枢支されている。これら上、下枢支ビン50.51はほ
ぼ垂直な同一軸心上に位置しており、これによって、後
輪27が動力伝達ケース18に対し操向自在に支承され
ている。
また、上記動力伝達ケース18の後端内部には上記後輪
27を操向動作させる操向アクチュエータ52が設けら
れている。この操向アクチュエータ52は上記動力伝達
ケースL、Sに固定されたサーボモータたる軸心縦向き
の電動機53と、この電動機53の出力軸に取り付けら
れた回動アーム54とで構成されている。上記回動アー
ム54に連動リンク55の一端がボールジヨイント56
により連結され、一方、ステアリングナックル48のナ
ックルアーム57に同上連動リンク55の他端が他のボ
ールジヨイント58により連結されている。
そして、上記電動機53が作動すれば、回動アーム54
が第1図中矢印Aで示す方向に回動する。すると、これ
に連動して、連動リンク55やナックルアーム57を介
し、後輪27が、同上第1図中矢印Bで示すように上、
下枢支ビン50゜51回りに回動し、即ち、これによっ
て、後輪27が操向動作されるようになっている。
上記の場合、操向アクチュエータ52とナックルアーム
57とは左右に隣り合うよう位置して、互いに近い位置
に設けられ、また、連動リンク55は左右にほぼ水平に
延びている。即ち、上記操向アクチュエータ52とナッ
クルアーム57とは互いにほぼ最短距離に設けられて、
互いに連結されている。
前記クランク軸38の動力は、次のようにして後輪27
に伝えられるようになっている。
即ち、特に、第3図において、前記動力伝達ケース18
の前後中途部に中間軸61が支承されており、この中間
軸61にはVベルト式変速機62を介して上記クランク
軸38から動力が伝えられる。この変速機62は、クラ
ンク軸38に取り付けられた駆動プーリー63と、上記
中間軸61に遊転自在に支承された従動プーリー64と
、これら両プーリー63.64に巻き掛けられるVベル
ト65とを有し、エンジン16が増速するのに従い、減
速比が小さくなるように構成されている。また、上記中
間軸61は従動プーリー64に対し遠心クラッチ67に
より連結されている。
また、上記動力伝達ケース18の後端部には出力軸66
が支承されている。そして、上記中間軸61の動力を減
速して上記出力軸66に伝える歯車減速機68が設けら
れている。
更に、上記出力軸66に前記後車軸47が等速型自在継
手69により連結されている。この等速型自在継手69
は出力軸66に取り付けられる保持器70と、この保持
器70に挿入された後車軸47の端部(図示せず)との
間に取り付けられるボール71と、これらを覆うゴム製
のブーツ72とで構成されている。
上記エンジン16が作動すれば、この動力は、クランク
軸38から変速機62を介し遠心クラッチ67に伝えら
れる。そして、この遠心クラッチ67が所定回転数に達
すると、この遠心クラッチ67が接続動作し、上記クラ
ンク軸38の動力が変速機62、および遠心クラッチ6
7を介して中間軸61に伝えられる。更に、この動力は
歯車減速機68、および等速型自在継手69を介して後
輪27に伝えられ、自動二輪車lの走行が可能となる。
第2図において、前記前輪11の回転速度を検出するス
ピードメータ75が設けられている。76は上記前輪1
1の回転をスピードメータ75に伝えるワイヤーである
。また、第2図と第5図とにおいて、前記操向軸9の操
向角を検出する操向角検出器77が設けられ、この操向
角検出器77は前記主フレーム4の前部に突設されたブ
ラケット78に支持されている。
第3図と第4図において、上記後輪27を制動するため
のディスクブレーキ81が設けられる。
このブレーキ81は、前記等速型自在継手69の保持器
70にボルト82によりねじ止めされるブレーキディス
ク83を有している。
第1図は、前輪11の操向に後輪27の操向を追従させ
るためのシステム図を示している。
上記第1図と、第2図とにおいて、79は電子制御装置
で、この制御装置79は前記スピードメータ75による
速度の検出信号と、操向角検出器77による操向角の検
出信号とをそれぞれ入力する。85はバッテリーであり
、このバッテリー85は上記制御装置79の電源として
使用されるが、これはエンジン16の始動や灯火用にも
用いられるものである。そして、上記し、たこれら各検
出信号に基づき、操向アクチュエータ52が作動させら
れて、上記速度と、操向角とに見合うよう後輪27が操
向させられるようになっている。
上記の場合、操向角検出器77の検出信号をローパスフ
ィルター86を通して電線98により制御装置79に入
力させるようになっている。また、後輪27がどの位置
まで操向されているかを検出する後輪位置検出器88が
操向アクチュエータ52に内蔵されており、この後輪位
置検出器88の検出信号も他の電1i198’により制
御装置79に入力されるようになっている。
そして、自動二輪車lが走行してハンドル12がその回
動方向に微動を繰り返し、これによって、操向角検出器
77の検出信号が高周波信号になったとしても、これは
ローパスフィルター86によりカットされ、この信号が
制御装置79に人力されることは防止される。よって、
路面状況の影響を受けないで、前輪11の操向角に合致
する低周波信号だけが制御装置79に人力されて、これ
により後輪27が操向されることになる。このため、上
記ハンドル12の微動に影響されずに後輪27が円滑に
追従して所望の操向が得られることどなる。
また、後輪27が操向されたときの位置は、前記後輪位
置検出器88により検出されて、これが制御装置79に
フィードバックされるようになっており、これによって
も後輪27の正確な操向が確保されている。
なお、第1図中仮想線は、操向アクチュエータ52に対
し、前記バッテリー85に代えて別途のバッテリー89
を設けた場合を示している。このバッテリー89は上記
操向アクチュエータ52に専用のものであって、十分の
容量のものである。
そして、このようにすれば、操向アクチュエータ52を
構成しているサーボモータを、所要電力の大きい6のと
することができ、これによって、前輪11の操向に対し
操向アクチュエータ52を応答よく作動させることがで
き、つまり、後輪27の追従を応答よくさせることがで
きることとなる。なお、この場合、前記バッテリー85
は灯火器などの電源として用いられる。
第6図から第8図において、前記制御装置79は、更に
、次のように構成されている。
即ち、前部11の操向に対する後輪27の追従のモード
をノーマルタイプと、小回りタイプのいずれかにスイッ
チにより切り換え可能としである。そして、上記ノーマ
ルタイプは通常の走行状態に合致するものであり、小回
りタイプは、車庫入れ時やUターン時など、小回りする
ときの状態に合致するものとされている。
第6図で示すように、メインスイッチをONとしてから
(P−1)、運転者が小回りタイプを選択すべく、スイ
ッチを切り換えたとすると(p−2)、その旨の表示ラ
ンプが点灯しくP−3)、この小回りタイプによる前、
後輪マツプ制御が自動的に実行されるようになっている
( P −4,)。
一方、運転者がノーマルタイプを選択すべく、スイッチ
を切り換えたとすると、上記表示ランプが消灯して(P
−5)、このノーマルタイプによる前、後輪マツプ制御
が自動的に実行されるようになっている(P−6)。
第7図は上記ノーマルタイプによる上記前、後輪マツプ
制御を示す斜視図であり、第8図は小回りタイプによる
同上斜視図である。これら各図は、互いに直交するx、
y、z軸座標で示してあり、 X軸の+側は前輸右操向角。
X軸の一側は前輪左操向角、 y軸の+側は後輪右操向角、 y軸の一例は後輪左操向角、 Z軸は車速、 をそれぞれ意味している。
まず、第7図のノーマルタイプのものにつき説明する。
車速か30 km/hを越えるまでは、前輪11を操向
してち、これに後輪27が追従せず、後@27の操向角
は常に0に保たれるようになっている。
そして、車速か上記30 km/hを越えると、その車
速に見合い、しかも、前輪11の操向角に見合う操向角
だけ、この前輪11と同じ方向に後輪27が操向される
ようになっている。
つまり、第7図中Aで示す範囲では、後輪27は操向せ
ず、Bで示す範囲では、前輪11の操向に伴い、これと
同じ方向に後輪27が操向されることとなっている。
なお、車速か50 km/hを越え、かつ、前輪11の
操向角が所定値を越えると、後輪27はその操向位置に
保持され、それ以上に操向角が大きくならないようにさ
れている。
次に、第8図の小回りタイプのものにつき説明する。
これにおいては、車速が30 km/hを越えた後は、
前記第7図のものと全く同じである。しがし、車速が3
0 km/hに達するまでは、その車速に見合い、しか
も、前輪11の操向角に見合う操向角だけ、この前輪1
1と逆の方向に後輪27が操向されるようになっている
つまり、第8図中Cで示す範囲では、前輪11の操向に
伴い、これと逆の方向に後輪27が操向さされることと
なり、これによって、自動二輪車1は小さい半径で小回
りができるようになっている。また、同上第8図中りで
示す範囲は前記第7図で示すBの範囲と同じである。
なお、車速が30 km/hに達するまでで、前輪11
の操向角が所定値を越えると、後輪27はその操向位置
に保持され、それ以上に操向角が大きくならないように
されている。
第9図と第10図において、前記制御装置79は、また
、次のようにも構成されている。
即ち、バッテリー85にはメインスイッチ90を介して
メインスイッチ叶F検出器91が接続されている。また
、上記メインスイッチ90と連動するラッチリレー92
が設けられ、このラッチリレー92に前記後輪位置検出
器88が接続されている。
第1O図において、上記メインスイッチ90がオン(O
N)されると、これに連動してラッチリレー92がオン
(ON)するようになっている(P−1゜2)。
そして、例えば、前記した小回りタイプを選択している
場合で、ハンドル12を切った状態でエンジン16を停
止させようとしてメインスイッチ90をオフ(OFF)
 したとする。そして、このとき、後輪27がそのとき
の操向角で保持されたままになったとする。この状態で
、自動二輪車lを押し歩きしようとすると、この自動二
輪車1の操向が操作者の意志と異なる方向に行われて、
この押し歩きが煩雑となる。
そこで、この実施例では、上記したようにメインスイッ
チ90をオフ(OFF)にしたときには、ラッチリレー
92はオン(ON)状態に保持されて、制御装置79は
そのまま正常に働くようになされている。そして、上記
メインスイッチ90のオフ(OFF)がメインスイッチ
叶F検出器91により検出されて、後輪位置検出器88
により後輪27が操向されていると検出されたときに(
P−4)、操向アクチュエータ52が作動しくP−3)
、この作動が後輪27が中立になるまで、つまり、その
操向角がOになるまで行われるようになっている(P−
4)。そして、後輪27が中立に達すれば、これを検出
した後輪位置検出器88の検出信号により、ラッチリレ
ー92がオフ(OFFI され、次いで、操向アクチュ
エータ52がオフ+0FF)されることとなる。
即ち、上記したようにメインスイッチ9oをオフ(OF
FI にしたときには、後輪27が自動的に中立状態に
戻されることとなる。よって、その後の、自動二輪車l
の押し歩きゃ再発進が何ら支障なく行われることとなる
第11図は、各部品の不良チエツク装置であり、これも
、前記制御装置79に組み込まれている。この装置は、
次のように構成されている。
即ち、この装置をスタートさせると、一定時間警告灯が
点灯するようになっており(P−1)、つまり、この警
告灯に球切れが生じていないかがチエツクされる。次に
、バッテリー85の電圧の不良チエツクが行われ(P−
2) 、また、操向角検出器77、後輪位置検出器88
、およびメインスイッチOFF検出器91の不良チエツ
クが行われ(P−3)、更に、操向アクチュエ′−夕5
2の不良チエツクが行われる(P−4)。
そして、上記各不良チエツクにより、不良があると判断
されると、後輪27がそのときの操向角)に保持され(
P−5)、かつ、上記警告灯が点灯するようになってい
る(P−6)。
また、図示しないが、上記制御装置79は、次のような
場合に、いずれかの部品に不良が生じたと判断するよう
になっている。そして、この場合には、前記第11図で
示したように警告灯を点灯させるなどして、不良である
旨の警告が発せられるようになされている。
即ち、第1に、自動二輪車lの速度は、通常、曲線的に
変化する。そこで、前記スピードメータ75により検出
される速度が段階的など不自然に変化する場合には、い
ずれかの部品に不良が生じたと判断する−6 第2に、自動二輪車lはその走行中において、一般に、
前輪llや後輪27の操向角がそれぞれの最大切れ角の
ままで長期間持続することはない。そこで、これが長時
間綿いたときには、いずれかの部品に不良が生じたと判
断する。
第3に、操向角検出器77や、後輪位置検出器88によ
って検出可能な範囲をハンドル12の切れ角より6大き
く設定し、ハンドル12の切れ角の範囲よりも大きな値
が検出されたときには、いずれかの部品に不良が生じた
と判断する。
第4に、操向アクチュエータ52が作動していな・いに
も拘らず、後輪位置検出器88の検出信号が変化したと
きには、これらに関連する部品に不良が生じたと判断す
る。
なお、前記操向アクチュエータ52はモーターの他、油
圧装置やソレノイド手段であってもよい。また、車両は
前後4輪の自動車であってもよい。また、操向アクチュ
エータ52において、電動機53の出力軸にウオームギ
ヤを連動させる一方、このウオームギヤに噛合するウオ
ームホイールを設け、このウオームホイールに回動アー
ム54を連動させるようにしてもよい。そして、このよ
うにすれば、路面から後輪27に与えられる衝撃等の外
力が電動機53側に伝えられることを防止できる。
(第2実廁例) 第12図は、第2実施例を示している。
これによれば、車体フレーム2の後部にリヤアーム96
が枢支軸14により上下揺動自在に枢支され、このリヤ
アーム96に後輪27が固定ナックル41やステアリン
グナックル48を介し操向自在に支持されている。一方
、上記車体フレーム2側に操向アクチュエータ52が取
り付けられており、この操向アクチュエータ52にステ
アリングナックル48が、側面視はぼ直線の操向ワイヤ
ー97により連結され、操向アクチュエータ52の作動
により、操向ワイヤー97を介し、後輪27が操向され
るようになっている。
他の構成や、作用は前記実施例と同様である。
(発明の効果) この発明によれば、操向角検出器の検出信号をローパス
フィルターを通して制御装置に入力させるようにしたた
め、車両が走行するときに、ハンドルに微動が生じて、
操向角検出器が高周波信号を出力したとしても、この高
周波信号は上記ローパスフィルターによりカットされ、
低周波信号だけが制御装置に入力されることとなる。
よって、走行中に、ハンドルに微動が生じても、この微
動に影響されないで、操向アクチュエータが作動するこ
ととなる。即ち、上記微動に影響されないで、前輪の操
向に対し後輪が円滑に追従して操向されることとなる。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図から第11図は第
1実廁例で、第1図は電気回路図、第2図は自動二輪車
の全体側面図、第3図は動力伝達系の平面断面図、第4
図は第3図のIV−IV線矢視断面図、第5図は第2図
の部分拡大断面図、第6図はモード選択のフローチャー
ト図、第7図と第8図はマツプ制御を示す斜視図、第9
図は電気配線図、第1O図は後輪中立のフローチャート
図、第11図は不良チエツクのフローチャート図、第1
2図は第2実施例で、自動二輪車の全体側面図である。 l・・自動二輪車(車両)、11・・前輪、27・・後
輪、52・・操向アクチュエータ、77・操向角検出器
、79・・制御装置、86・ローバスフィルター 第4図 91 7ソ 8δ 第 図 第10図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、前輪の操向角を検出する操向角検出器を設ける一方
    、車体に後輪を操向可能に支持して、この後輪を操向動
    作させる操向アクチュエータを設け、上記操向角検出器
    の検出信号に基づいて操向アクチュエータを作動させる
    制御装置を設けた車両の前、後輪操向装置において、上
    記操向角検出器の検出信号をローパスフィルターを通し
    て制御装置に入力させるようにした車両の前、後輪操向
    装置。
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Cited By (3)

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