JPH0760376A - 回転電機用鉄心抜板の打抜方法及びその装置 - Google Patents
回転電機用鉄心抜板の打抜方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH0760376A JPH0760376A JP21113493A JP21113493A JPH0760376A JP H0760376 A JPH0760376 A JP H0760376A JP 21113493 A JP21113493 A JP 21113493A JP 21113493 A JP21113493 A JP 21113493A JP H0760376 A JPH0760376 A JP H0760376A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 固定子抜板内における固定子スロットピッ
チP1のバラツキを最小限化とする加工方法と、この加
工方法を具体的に実行させ、より打抜き速度を高速化さ
せた回転電機用鉄心抜板加工用ノッチングプレス装置を
提供する。 【効果】 固定子抜板一枚加工するのに、プレスの打
抜きスピード軌跡は、低速から高速,高速維持,高速か
ら低速と台形形としている。従って、打抜き始めにおい
て、加工しようとする固定子抜板は急激な回転力が加わ
らないため、加工軸中心部の回転方向へのズレがなくな
ることにより固定子抜板スロットピッチ精度も一定化す
ることができる。
チP1のバラツキを最小限化とする加工方法と、この加
工方法を具体的に実行させ、より打抜き速度を高速化さ
せた回転電機用鉄心抜板加工用ノッチングプレス装置を
提供する。 【効果】 固定子抜板一枚加工するのに、プレスの打
抜きスピード軌跡は、低速から高速,高速維持,高速か
ら低速と台形形としている。従って、打抜き始めにおい
て、加工しようとする固定子抜板は急激な回転力が加わ
らないため、加工軸中心部の回転方向へのズレがなくな
ることにより固定子抜板スロットピッチ精度も一定化す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機や電動機などの
回転電機鉄心抜板のスロット及び径などを順次打抜くノ
ッチングプレス加工法及びそのプレス装置に関する。
回転電機鉄心抜板のスロット及び径などを順次打抜くノ
ッチングプレス加工法及びそのプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転電機の固定子鉄心用抜板,
回転子鉄心用抜板を所定材料より打抜いて形成する場合
には、次のようなものがある。例えば図2で示すよう
に、固定子鉄心用抜板(以下、固定子抜板という)1或
いは回転子鉄心用抜板(以下、回転子抜板という)2を
得るためには、円盤状の鉄心用薄鉄板(以下、薄鉄板と
いう)3をブランク加工等で用意し、次にその円盤状の
中心に位置する所に、回転子用軸孔4を打抜いたもの、
又はそれに相当する穴が抜かれた円盤状の鉄心用薄鉄板
(ブランク材)が整えられる。
回転子鉄心用抜板を所定材料より打抜いて形成する場合
には、次のようなものがある。例えば図2で示すよう
に、固定子鉄心用抜板(以下、固定子抜板という)1或
いは回転子鉄心用抜板(以下、回転子抜板という)2を
得るためには、円盤状の鉄心用薄鉄板(以下、薄鉄板と
いう)3をブランク加工等で用意し、次にその円盤状の
中心に位置する所に、回転子用軸孔4を打抜いたもの、
又はそれに相当する穴が抜かれた円盤状の鉄心用薄鉄板
(ブランク材)が整えられる。
【0003】用意された円盤状の鉄心用薄鉄板一枚を、
図1に示すようなノッチングプレス5の加工中心軸6上
の円盤状の鉄心用薄鉄板を位置決めする軸穴受けガイド
治具7に装着する。そして、加工中心軸6をノッチング
プレス5のストロークと同期させながら順次回転し、固
定子抜板スロット8、固定子抜板スロット8と固定子鉄
心内径9のノッチ、或いは回転子抜板スロット又は回転
子抜板スロットと回転子外径の同時ノッチを行って、所
定の固定子抜板1或いは回転子抜板2が得られる。
図1に示すようなノッチングプレス5の加工中心軸6上
の円盤状の鉄心用薄鉄板を位置決めする軸穴受けガイド
治具7に装着する。そして、加工中心軸6をノッチング
プレス5のストロークと同期させながら順次回転し、固
定子抜板スロット8、固定子抜板スロット8と固定子鉄
心内径9のノッチ、或いは回転子抜板スロット又は回転
子抜板スロットと回転子外径の同時ノッチを行って、所
定の固定子抜板1或いは回転子抜板2が得られる。
【0004】このように得られた固定子抜板1或いは回
転子抜板2を、夫々について所定枚数を積層することに
より、固定子鉄心あるいは回転子鉄心が造り出されてい
る。尚、ノッチングプレスの機構は図7で示すように、
駆動源10,フライホイール11,クラッチ12,ブレ
ーキ13,図示しないクランクシャフト,ラム14と伝
達される打抜きに係る機構と、駆動源10,フライホイ
ール11,クラッチ12,ブレーキ13,クランクシャ
フト,ベベルギア15,タイミングベルト16,ロール
カム17,スロット割り出しギア18,加工中心軸6と
を伝達され、所定スロット数が得られる加工中心軸6の
回転、即ちスロット8を打抜こうとする薄鉄板3の回転
へと伝達される機構が同期したものとなっている。この
時のプレス打抜きスピードは、初速として高速スピード
が与えられ、終速スピードも高速スピードとなる。スピ
ード軌跡が高速スピードの一直線のものか、或いは終速
スピード側で高速より低速とする台形型軌跡となるもの
があった。
転子抜板2を、夫々について所定枚数を積層することに
より、固定子鉄心あるいは回転子鉄心が造り出されてい
る。尚、ノッチングプレスの機構は図7で示すように、
駆動源10,フライホイール11,クラッチ12,ブレ
ーキ13,図示しないクランクシャフト,ラム14と伝
達される打抜きに係る機構と、駆動源10,フライホイ
ール11,クラッチ12,ブレーキ13,クランクシャ
フト,ベベルギア15,タイミングベルト16,ロール
カム17,スロット割り出しギア18,加工中心軸6と
を伝達され、所定スロット数が得られる加工中心軸6の
回転、即ちスロット8を打抜こうとする薄鉄板3の回転
へと伝達される機構が同期したものとなっている。この
時のプレス打抜きスピードは、初速として高速スピード
が与えられ、終速スピードも高速スピードとなる。スピ
ード軌跡が高速スピードの一直線のものか、或いは終速
スピード側で高速より低速とする台形型軌跡となるもの
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なノッチングプレス5を用いて固定子抜板1を回転させ
ながら、固定子スロット8,固定子内径9を順次打抜く
ノッチングプレス加工の場合、次のような問題点が生じ
ていた。
なノッチングプレス5を用いて固定子抜板1を回転させ
ながら、固定子スロット8,固定子内径9を順次打抜く
ノッチングプレス加工の場合、次のような問題点が生じ
ていた。
【0006】即ち図2において、矢印19の方向に固定
子抜板1を回転させながら、固定子スロット8の打抜き
や固定子内径9のシアカット(このシアカットは、固定
子内径9を形成すると同時に固定子抜板1と回転子抜板
2に分離することにもなる)を行う場合、前述したよう
に初速が直ぐ高速スピードとなる駆動モータ10を使用
せざるをえなかった。
子抜板1を回転させながら、固定子スロット8の打抜き
や固定子内径9のシアカット(このシアカットは、固定
子内径9を形成すると同時に固定子抜板1と回転子抜板
2に分離することにもなる)を行う場合、前述したよう
に初速が直ぐ高速スピードとなる駆動モータ10を使用
せざるをえなかった。
【0007】このために、加工しようとする固定子抜板
1は、急激に停止の状態から高速スピードで回転させら
れることにより、打抜いた固定子スロット8の隣り合う
スロット8間の所定スロットピッチ量P1が、固定子抜
板1の他のスロットピッチ量P2より大きくなると言う
欠点があった。
1は、急激に停止の状態から高速スピードで回転させら
れることにより、打抜いた固定子スロット8の隣り合う
スロット8間の所定スロットピッチ量P1が、固定子抜
板1の他のスロットピッチ量P2より大きくなると言う
欠点があった。
【0008】本発明の目的は、この問題(打抜き始め時
におけるスロットピッチの拡大)を解決するために実施
したもので、固定子抜板内における固定子スロットピッ
チP1のバラツキを最小限化とする加工方法と、この加
工方法を具体的に実行させ、より打抜き速度を高速化さ
せた回転電機用鉄心抜板加工用ノッチングプレス装置を
提供することである。
におけるスロットピッチの拡大)を解決するために実施
したもので、固定子抜板内における固定子スロットピッ
チP1のバラツキを最小限化とする加工方法と、この加
工方法を具体的に実行させ、より打抜き速度を高速化さ
せた回転電機用鉄心抜板加工用ノッチングプレス装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、円
盤状の薄鉄板の中心を保持して回転させながら、固定子
スロット,固定子内径,回転子スロット,回転子外径な
どを順次打抜く、又は切欠きするノッチングプレス加工
による回転機鉄心抜板のプレス加工において、プレス打
抜きスピードを低速スピードからトップスピード,トッ
プスピード維持,トップスピードより低速スピードとス
ピード軌跡が台形となるスピードをコントロールし隣合
うスロット間のピッチ精度を確保することを特徴とす
る。
盤状の薄鉄板の中心を保持して回転させながら、固定子
スロット,固定子内径,回転子スロット,回転子外径な
どを順次打抜く、又は切欠きするノッチングプレス加工
による回転機鉄心抜板のプレス加工において、プレス打
抜きスピードを低速スピードからトップスピード,トッ
プスピード維持,トップスピードより低速スピードとス
ピード軌跡が台形となるスピードをコントロールし隣合
うスロット間のピッチ精度を確保することを特徴とす
る。
【0010】請求項2は、フレームの上部に配設したプ
レス打抜速度を可変する駆動モータと、フレームに沿っ
て上下摺動するクランクシャフトに連結されたラムと、
このラムの下端に配設された上抜型と、この上抜型と噛
合する位置でベース上面に配設された下抜型と、前記駆
動モータにより駆動するフライホイールと、このフライ
ホイールに直結したベベルギャと、このベベルギャに伝
動するタイミングベルトと、このタイミングベルトと直
結するロールカムを介して動作するスロット数割出ギア
ーと、このスロット数割出ギヤーに連結する加工中心軸
とから構成されることを特徴とする回転電機用鉄心抜板
の打抜装置である。
レス打抜速度を可変する駆動モータと、フレームに沿っ
て上下摺動するクランクシャフトに連結されたラムと、
このラムの下端に配設された上抜型と、この上抜型と噛
合する位置でベース上面に配設された下抜型と、前記駆
動モータにより駆動するフライホイールと、このフライ
ホイールに直結したベベルギャと、このベベルギャに伝
動するタイミングベルトと、このタイミングベルトと直
結するロールカムを介して動作するスロット数割出ギア
ーと、このスロット数割出ギヤーに連結する加工中心軸
とから構成されることを特徴とする回転電機用鉄心抜板
の打抜装置である。
【0011】
【作用】本発明の回転電機鉄心用抜板加工ノッチングプ
レス装置によれば、固定子抜板一枚加工するのに、プレ
スの打抜きスピード軌跡は、低速から高速,高速維持,
高速から低速と台形形としている。従って、打抜き始め
において、加工しようとする固定子抜板は急激な回転力
が加わらないため、加工軸中心部の回転方向へのズレが
なくなることにより固定子抜板スロットピッチ精度も一
定化することができる。尚、クラッチ,ブレーキレスと
したものは、クラッチ,ブレーキ作動時間の削減及びプ
レス停止位置(ラム停止位置)の精度バラツキを廃除す
るためである。
レス装置によれば、固定子抜板一枚加工するのに、プレ
スの打抜きスピード軌跡は、低速から高速,高速維持,
高速から低速と台形形としている。従って、打抜き始め
において、加工しようとする固定子抜板は急激な回転力
が加わらないため、加工軸中心部の回転方向へのズレが
なくなることにより固定子抜板スロットピッチ精度も一
定化することができる。尚、クラッチ,ブレーキレスと
したものは、クラッチ,ブレーキ作動時間の削減及びプ
レス停止位置(ラム停止位置)の精度バラツキを廃除す
るためである。
【0012】
【実施例】図1及び図3を用いて本発明の一実施例を説
明する。図1はノッチングプレス5の側面図であって、
フレーム20の上部にプレス打抜きスピード軌跡が台
形、すなわち低速から高速、高速維持、高速から低速
と、予めスピードコントロール設定可能な駆動モータ
(具体例;ACサーボモータ)21を配設する。そし
て、本図ではフレーム5により見えないフライホイール
11,ブレーキ13,クランクシャフト,クランクシャ
フトに連結されたラム14がフレーム5に沿って上下に
摺動する。ラム14の下端には、固定子スロット8及び
固定子内径9をノッチング加工するための上抜型22が
取付けられ、この上抜型22に噛合する位置に下抜型2
3がベース24の上面に固定されている。このように本
実施例においては、従来用いたクラッチやブレーキを廃
除し、駆動及び停止は駆動モータ自身によって行う方式
としている。
明する。図1はノッチングプレス5の側面図であって、
フレーム20の上部にプレス打抜きスピード軌跡が台
形、すなわち低速から高速、高速維持、高速から低速
と、予めスピードコントロール設定可能な駆動モータ
(具体例;ACサーボモータ)21を配設する。そし
て、本図ではフレーム5により見えないフライホイール
11,ブレーキ13,クランクシャフト,クランクシャ
フトに連結されたラム14がフレーム5に沿って上下に
摺動する。ラム14の下端には、固定子スロット8及び
固定子内径9をノッチング加工するための上抜型22が
取付けられ、この上抜型22に噛合する位置に下抜型2
3がベース24の上面に固定されている。このように本
実施例においては、従来用いたクラッチやブレーキを廃
除し、駆動及び停止は駆動モータ自身によって行う方式
としている。
【0013】一方、駆動源(ACサーボモータ)21,
フライホイール11,クランクシャフト,ベベルギャ1
5,タイミングベルト16,ロームカム17,スロット
数割出しギャ18,加工中心軸6と伝達され、所定スロ
ット数が得られる加工中心軸6の回転,固定子スロット
8及び固定子内径9をノッチする固定子抜板1へと伝達
される回転機構が打抜き機構と同期するよう配設してい
る。
フライホイール11,クランクシャフト,ベベルギャ1
5,タイミングベルト16,ロームカム17,スロット
数割出しギャ18,加工中心軸6と伝達され、所定スロ
ット数が得られる加工中心軸6の回転,固定子スロット
8及び固定子内径9をノッチする固定子抜板1へと伝達
される回転機構が打抜き機構と同期するよう配設してい
る。
【0014】このようにセットされた状態で打抜きを実
施すると、図2に示す固定子抜板1一枚の加工におい
て、固定子スロット数(固定子スロットの1枚内におけ
る数)と、打抜き運動数(ラムの上下の回数)SPMの
関形を図3に示す。初速0より数スロット打ち抜き期間
で高速とし,高速維持し,終速0とするのに、Nスロッ
ト数(固定子抜板の一枚当りのスロット数をNとしてい
る)の数スロット前より徐々に低速としている。
施すると、図2に示す固定子抜板1一枚の加工におい
て、固定子スロット数(固定子スロットの1枚内におけ
る数)と、打抜き運動数(ラムの上下の回数)SPMの
関形を図3に示す。初速0より数スロット打ち抜き期間
で高速とし,高速維持し,終速0とするのに、Nスロッ
ト数(固定子抜板の一枚当りのスロット数をNとしてい
る)の数スロット前より徐々に低速としている。
【0015】次に本実施例の作用を説明する。加工中心
軸6上の固定子抜板取付けガイド7に、固定子抜板1の
中心に明けられた回転子用軸穴4をガイド7に嵌合し
て、固定子スロット8を加工する。この時、打ち抜き初
速を序々に立ち上げながらスロットを加工していくと、
加工しようとする薄鉄板3が急激に振り廻されることな
く序々に立ち上げられるため、スロット打抜きのスロッ
トピッチが保たれた状態で高速打ち抜き速度に引き上げ
られるものとなっている。
軸6上の固定子抜板取付けガイド7に、固定子抜板1の
中心に明けられた回転子用軸穴4をガイド7に嵌合し
て、固定子スロット8を加工する。この時、打ち抜き初
速を序々に立ち上げながらスロットを加工していくと、
加工しようとする薄鉄板3が急激に振り廻されることな
く序々に立ち上げられるため、スロット打抜きのスロッ
トピッチが保たれた状態で高速打ち抜き速度に引き上げ
られるものとなっている。
【0016】即ち、円盤状の薄鉄板の中心を保持して回
転させながら、これに固定子スロットおよび固定子内径
を順次に打抜きシアカットするノッチングプレスにあっ
て、加工軸中心より遠く離れた位置で打抜き加工が実行
される時、打抜かれた固定子スロットのスロットピッチ
のバラツキは、加工軸と打抜かれるスロット位置の径方
向の寸法に対比して拡大される。
転させながら、これに固定子スロットおよび固定子内径
を順次に打抜きシアカットするノッチングプレスにあっ
て、加工軸中心より遠く離れた位置で打抜き加工が実行
される時、打抜かれた固定子スロットのスロットピッチ
のバラツキは、加工軸と打抜かれるスロット位置の径方
向の寸法に対比して拡大される。
【0017】例えば加工中心軸がφ40、固定子用スロ
ットの打抜き位置がφ600とφ200では、次のよう
に (1/2)(600÷40)=7.5 (1/2)(200÷40)=2.5 となり、加工中心軸部位にて、加工しようとする円盤状
の薄鉄板とで隙間(回転方向)があれば、その比で拡大
されてしまう。
ットの打抜き位置がφ600とφ200では、次のよう
に (1/2)(600÷40)=7.5 (1/2)(200÷40)=2.5 となり、加工中心軸部位にて、加工しようとする円盤状
の薄鉄板とで隙間(回転方向)があれば、その比で拡大
されてしまう。
【0018】このような欠点を補完することを目的に、
打抜き速度を低速から高速,高速維持,高速から低速へ
と、一枚の固定子抜板加工の中で、打抜きスピード軌跡
を台形にするコントロール可能な駆動モータを配設した
ことを特徴とする。且つ、一枚打ち抜き完了時の停止位
置を一定化するため、上述のモータ停止性能だけで実施
できるものとして従来使用していた機構で、クラッチ,
ブレーキを廃し、より高速打抜きスピードでもモータ停
止性能で対応できる。
打抜き速度を低速から高速,高速維持,高速から低速へ
と、一枚の固定子抜板加工の中で、打抜きスピード軌跡
を台形にするコントロール可能な駆動モータを配設した
ことを特徴とする。且つ、一枚打ち抜き完了時の停止位
置を一定化するため、上述のモータ停止性能だけで実施
できるものとして従来使用していた機構で、クラッチ,
ブレーキを廃し、より高速打抜きスピードでもモータ停
止性能で対応できる。
【0019】以下、初速の与え方とスロット打ち抜きピ
ッチPの関係を図4に示す。図4より明らかなように、
初速度を低速度にすることによりスロットピッチのバラ
ツキBが小さく出ていることが判る。(ピッチBのバラ
ツキは0.1mm以内である)尚、図5及び図6に従来の
初速の与え方とバラツキを示した。(ピッチBのバラツ
キは0.2mm程ある)
ッチPの関係を図4に示す。図4より明らかなように、
初速度を低速度にすることによりスロットピッチのバラ
ツキBが小さく出ていることが判る。(ピッチBのバラ
ツキは0.1mm以内である)尚、図5及び図6に従来の
初速の与え方とバラツキを示した。(ピッチBのバラツ
キは0.2mm程ある)
【0020】
【発明の効果】以上本発明によれば、駆動源モータを可
変速モータとすることにより制動特性が向上するため、
従来ノッチングプレスに使用していたクラッチ,ブレー
キのない構成とすることが可能となった。又、初速及び
終速を低速化することにより、初速時の急激な立ち上げ
による割り出し位置の増量化防止及び終速を低速化する
ことによる慣性,遠心力による打抜き加工ワークの振れ
が極小となって、スロットピッチ精度を高維持すること
が可能となり、製品特性の低下防止,生産性向上に寄与
するなど優れた効果を有するものとなった。
変速モータとすることにより制動特性が向上するため、
従来ノッチングプレスに使用していたクラッチ,ブレー
キのない構成とすることが可能となった。又、初速及び
終速を低速化することにより、初速時の急激な立ち上げ
による割り出し位置の増量化防止及び終速を低速化する
ことによる慣性,遠心力による打抜き加工ワークの振れ
が極小となって、スロットピッチ精度を高維持すること
が可能となり、製品特性の低下防止,生産性向上に寄与
するなど優れた効果を有するものとなった。
【図1】本発明の一実施例を示す回転電機鉄心加工用プ
レス装置の側面図、
レス装置の側面図、
【図2】本発明に適用したところの回転電機鉄心の打抜
き方法の説明図、
き方法の説明図、
【図3】打抜きスピードとスロット打抜き数の関係図、
【図4】図3を適用した時のスロットピッチのバラツキ
量を示す図、
量を示す図、
【図5】従来の打抜きスピードとスロット打抜き数の関
係図、
係図、
【図6】図5を適用していた時のスロットピッチのバラ
ツキ量を示す図。
ツキ量を示す図。
【図7】従来の駆動源モータ使用時のノッチングプレス
装置側面図。
装置側面図。
1…固定子鉄心用抜板, 2…回転子鉄心
用抜板,3…円板状の鉄心用薄鉄板, 5…ノ
ッチングプレス,6…加工中心軸,
10…駆動源,11…フライホイール,
12…クラッチ,14…ラム, 15…ベベルギ
ア, 16…タイミングベルト,17…ロールカム,
20…フレーム,21…駆動モー
タ, 22…上抜型, 23…下抜型。
用抜板,3…円板状の鉄心用薄鉄板, 5…ノ
ッチングプレス,6…加工中心軸,
10…駆動源,11…フライホイール,
12…クラッチ,14…ラム, 15…ベベルギ
ア, 16…タイミングベルト,17…ロールカム,
20…フレーム,21…駆動モー
タ, 22…上抜型, 23…下抜型。
Claims (2)
- 【請求項1】 円盤状の薄鉄板の中心を保持して回転さ
せながら、固定子スロット,固定子内径,回転子スロッ
ト,回転子外径などを順次打抜く、又は切欠きするノッ
チングプレス加工による回転機鉄心抜板のプレス加工に
おいて、プレス打抜きスピードを低速スピードからトッ
プスピード,トップスピード維持,トップスピードより
低速スピードとスピード軌跡が台形となるスピードをコ
ントロールし隣合うスロット間のピッチ精度を確保する
ことを特徴とする回転電機用鉄心抜板の打抜方法。 - 【請求項2】 フレームの上部に配設したプレス打抜速
度を可変する駆動モータと、フレームに沿って上下摺動
するクランクシャフトに連結されたラムと、このラムの
下端に配設された上抜型と、この上抜型と噛合する位置
でベース上面に配設された下抜型と、前記駆動モータに
より駆動するフライホイールと、このフライホイールに
直結したベベルギャと、このベベルギャに伝動するタイ
ミングベルトと、このタイミングベルトと直結するロー
ルカムを介して動作するスロット数割出ギアーと、この
スロット数割出ギヤーに連結する加工中心軸とから構成
されることを特徴とする回転電機用鉄心抜板の打抜装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21113493A JPH0760376A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 回転電機用鉄心抜板の打抜方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21113493A JPH0760376A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 回転電機用鉄心抜板の打抜方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760376A true JPH0760376A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16600955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21113493A Pending JPH0760376A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 回転電機用鉄心抜板の打抜方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760376A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002209349A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Toshiba Corp | 永久磁石式回転電機の回転子 |
KR101707137B1 (ko) * | 2016-06-13 | 2017-02-16 | 박진석 | 가공물 자동획득 수단이 구비된 타발 장치 |
KR102248399B1 (ko) * | 2019-10-24 | 2021-05-04 | 주식회사 포스코 | 스틸 휠 디스크 펀칭장치 |
CN114769411A (zh) * | 2022-04-12 | 2022-07-22 | 扬州宝飞优斯特振动器制造有限公司 | 一种电机铁芯冲片冲切制造设备 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP21113493A patent/JPH0760376A/ja active Pending
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