JPH0759013A - 電荷転送装置 - Google Patents

電荷転送装置

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JPH0759013A
JPH0759013A JP5200675A JP20067593A JPH0759013A JP H0759013 A JPH0759013 A JP H0759013A JP 5200675 A JP5200675 A JP 5200675A JP 20067593 A JP20067593 A JP 20067593A JP H0759013 A JPH0759013 A JP H0759013A
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voltage signal
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    • H03F2203/50Indexing scheme relating to amplifiers in which input being applied to, or output being derived from, an impedance common to input and output circuits of the amplifying element, e.g. cathode follower
    • H03F2203/5027Indexing scheme relating to amplifiers in which input being applied to, or output being derived from, an impedance common to input and output circuits of the amplifying element, e.g. cathode follower the source follower has a current mirror output circuit in its source circuit

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器内の温度変化や電源電圧の変動等に
よって、電圧信号にレベル変動が生じてもこれを是正で
き、これにより、後段に接続される高利得アンプの入力
ダイナミックレンジに合った電圧信号の供給を行えるよ
うにする。 【構成】 電荷転送部からの信号電荷を電荷電圧変換し
て電圧信号V2 として出力する補正電圧出力回路1と、
所定電圧の基準信号Vref を出力する基準信号出力回路
2と、補正電圧出力回路1からの電圧信号V2 と基準信
号出力回路2からの基準信号Vref の差分を増幅して出
力する差分演算増幅回路3とを設け、補正電圧出力回路
1及び基準信号出力回路2を略々同一の回路定数にして
構成する。この場合、補正電圧出力回路1を、電圧信号
1 を出力する第1のソースフォロア回路8と、少なく
とも電圧信号V1 のバイアス成分VD1を出力する第2の
ソースフォロア回路10と、電圧信号V1 とバイアス成
分VD1の差分を増幅して出力する差分増幅回路6にて構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷転送装置に関し、
特にCCDで構成された電荷転送段からの信号電荷を出
力電圧に変換する、いわゆるフローティング・ディフュ
ージョン或いはフローティング・ゲートを有する電荷転
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、電荷転送部がCCDで構成された
ものとして、原稿の画像や文字等を電気的に画像情報と
して読み取りを行うイメージスキャナ装置や供給された
信号に対して所定の遅延を行うCCD遅延線などが知ら
れている。
【0003】特に、イメージスキャナ装置は、例えば図
5に示すように直線上に複数の画素100を配列してな
るCCDラインセンサで、原稿の画像や文字等の読み取
りを行う。即ち、上記イメージスキャナ装置は、原稿の
画像や文字等の読み取り期間において、光源を所定時
間、発光駆動するとともに、上記CCDラインセンサを
光源が発光駆動されている期間、原稿上を走査するよう
に移動制御する。
【0004】これにより、原稿により反射された反射光
が、上記CCDラインセンサに照射され、上記CCDラ
インセンサは、原稿からの反射光を各画素100で受光
し、この受光した反射光の光量に応じた電荷を蓄積す
る。この各画素100に蓄積された電荷は所定の時間毎
に一度に読み出され、シフトゲート101を介してシフ
トレジスタ102に転送される。このシフトレジスタ1
02に転送された電荷は、出力回路103に転送され、
この出力回路103により電圧信号に変換されて、出力
端子104を介して図示しない画像処理回路に供給され
る。
【0005】上記画像処理回路は、供給された電圧信号
(撮像信号)に、黒レベル補正や白レベル補正等のいわ
ゆるプロセス処理を施すとともに水平同期信号、垂直同
期信号等を付加し、これを例えばモニタ装置等に供給す
る。これにより、原稿の画像や文字等がモニタ装置の表
示画面上に表示されることになる。
【0006】シフトレジスタ102にて転送された信号
電荷を電圧信号に変換する従来の出力回路系は、主にソ
ースフォロア回路やアナログインバータ等で構成されて
いる。具体的には、従来の出力回路系は、図6に示すよ
うに、電荷−電圧変換を行うフローティング・ディフュ
ージョン(FD)と、このフローティング・ディフュー
ジョン(FD)に隣接して形成されたリセットゲート電
極(RG)とドレイン領域(D)にて構成された電荷電
圧変換部111と、この電荷電圧変換部111の後段に
接続されたバッファ回路系112とから構成されてい
る。
【0007】バッファ回路系112は、図示するよう
に、初段と2段目に、それぞれNチャネル形MOSトラ
ンジスタによる駆動トランジスタQ1と負荷トランジス
タQ2とが直列接続されてなる第1及び第2のソースフ
ォロア回路113及び114が接続され、3段目及び4
段目にPチャネル形MOSトランジスタによる負荷Q3
とNチャネル形MOSトランジスタによる駆動トランジ
スタQ4とが直列接続されてなる第1及び第2のアナロ
グインバータ115及び116が接続され、最終段にN
チャネル形MOSトランジスタによる駆動トランジスタ
Q1と負荷トランジスタQ2とが直列接続されてなる第
3のソースフォロア回路117が接続されて構成されて
いる。
【0008】そして、最終段のソースフォロア回路11
7における駆動トランジスタQ1及び負荷トランジスタ
Q2の共通接点から出力端子118を介して出力(電圧
信号)Voutを取り出すようにしている。なお、第
1,第2及び第3のソースフォロア回路113,114
及び117における各負荷トランジスタQ2のゲート電
極には、それぞれ一定電圧Vggが入力端子119を介し
て印加されている。
【0009】しかし、上記構成の出力回路系、特にバッ
ファ回路系は、以下のような不都合が生じていた。即
ち、図7(a)及び(b)で示すソースフォロア回路及
びアナログインバータの入出力特性をみてもわかるよう
に、入力と出力のDCレベルが異なっている。従って、
各段のDCマッチングをとる必要があり、特に、高利得
のアナログインバータ115及び116や、外部に接続
される高利得アンプにおいては、入力の最適動作点範囲
(ダイナミックレンジ)が狭いため、温度変化や電源電
圧変動によって、上記ダイナミックレンジから外れるこ
ともある。
【0010】また、この出力回路系においては、フロー
ティング・ディフュージョン(FD)にて電圧変換した
後の信号電荷を、リセットゲート電極(RG)にリセッ
トパルスφrsを印加することによって、ドレイン領域
(D)側に掃き捨てるようにしている。この場合、リセ
ットパルスφrsの印加時において、フローティング・
ディフュージョン(FD)の電圧レベルがドレイン電圧
レベルVrdとなり、更にリセットパルスφrsが低レ
ベルとなっている間においては、フローティング・ディ
フュージョン(FD)とリセットゲート電極(RG)間
の寄生容量によって、フローティング・ディフュージョ
ン(FD)の電圧レベルがリセットパルスφrsの低レ
ベルになるという、上記寄生容量のいわゆるカップリン
グによる影響を受け、このカップリングによって生じた
不要な信号成分が電圧信号に重畳して出力されることに
なる。従って、電圧信号をアナログインバータや高利得
アンプの入力ダイナミックレンジ内に収めるには、受光
感度の劣化を容認しながらも、信号成分の変化幅を制
限、即ちシフトレジスタ102での最大取扱電荷量を少
なくするしかなかった。
【0011】そこで、本出願人は、電荷電圧変換された
電圧信号をアナログインバータや高利得アンプの入力ダ
イナミックレンジ内に収める、即ち入出力特性の動作点
を有効に使うために、出力回路系にカップリング抑圧回
路を設けることによって、リセットパルスφrsによる
カップリングの影響を低減する方法を提案した(特開平
4−358481号公報参照)。
【0012】以下、カップリング抑圧回路を設けた提案
例に係る出力回路系の構成を図8及び図9に基づいて説
明する。
【0013】この出力回路系121は、図示するよう
に、シフトレジスタ102(図5参照)に接続され、該
シフトレジスタ102から転送される信号電荷に応じた
電圧信号V1 を出力する電圧信号出力部122と、以下
に説明するダミーパルスVD1のみを出力するダミーパル
ス出力部123と、電圧信号出力部122からの電圧信
号V1 とダミーパルス出力部123からのダミーパルス
D1との差分を検出することにより信号成分のみを抽出
し、これを所定の利得で増幅して出力信号V2 として出
力端子124から出力する差分増幅回路125とから構
成されている。
【0014】また、出力回路系121は、図示はされて
いないが、差分増幅回路125からの電圧信号V2 を高
利得で増幅して後段の画像処理回路に供給する高利得ア
ンプが外部に接続されている。
【0015】電圧信号出力部122は、フローティング
・ディフュージョン(FD),リセットゲート電極(R
G),ドレイン領域(D)からなる放電用素子126
と、この放電用素子126の後段に設けられ、直列接続
された出力素子127aと負荷抵抗素子127bからな
る第1のソースフォロア回路127とから構成されてお
り、上記出力素子127aのゲート電極に、フローティ
ング・ディフュージョン(FD)への蓄積電荷に伴う電
圧変化が印加され、負荷抵抗素子127bのゲート電極
に一定電圧Vggが印加されるように配線接続されてい
る。
【0016】ダミーパルス出力部123は、フローティ
ング・ディフュージョン(DFD),リセットゲート電
極(DRG),ドレイン領域(DD)からなる放電用素
子130と、この放電用素子128の後段に設けられ、
直列接続された出力素子129aと負荷抵抗素子129
bからなる第2のソースフォロア回路129とから構成
されており、出力素子129aのゲート電極に、リセッ
トゲート電極(DRG)へのリセットパルスφrsの印
加に伴うフローティング・ディフュージョン(DFD)
の電圧変化が印加され、負荷抵抗素子129bのゲート
電極に一定電圧Vggが印加されるように配線接続されて
いる。
【0017】差分増幅回路125は、直列接続された第
1及び第2の出力素子125a及び125bから構成さ
れており、第1の出力素子125aのゲート電極に、電
圧信号出力部122における第1のソースフォロア回路
127の出力素子127aと負荷抵抗素子127bとの
共通接点電位V1 が印加され、第2の出力素子125b
のゲート電極に、ダミーパルス出力部123における第
2のソースフォロア回路129の出力素子129aと負
荷抵抗素子129bとの共通接点電位VD1が印加される
ように配線接続されている。
【0018】なお、上記第1のソースフォロア回路12
7における出力素子127aのドレイン端子及び第2の
ソースフォロア回路129における出力素子129aの
ドレイン端子並びに差分増幅回路125における第1の
出力素子125aのドレイン端子には、それぞれ電源電
圧Vddが印加される。
【0019】このような構成を有する出力回路系121
においては、フローティング・ディフュージョン(F
D)への信号電荷の転送に先立って、電圧信号出力部1
22の放電用素子126のリセットゲート電極(RG)
にリセットパルスφrsが供給される。このリセットパ
ルスφrsが供給されると、上記フローティング・ディ
フュージョン(FD)に蓄積されていた信号電荷がドレ
イン領域(D)を介して掃き捨てられ、フローティング
・ディフュージョン(FD)が初期電圧Vrdにリセッ
トされる。
【0020】フローティング・ディフュージョン(F
D)がリセットされると、シフトレジスタ102の最終
段の転送電極から転送される信号電荷が、このフローテ
ィング・ディフュージョン(FD)に転送・蓄積され
る。これにより、フローティング・ディフュージョン
(FD)において蓄積された信号電荷に応じた電圧の変
化が生ずる。この電圧の変化は、電圧信号VFDとして、
第1のソースフォロア回路127における出力素子12
7aのゲート電極に供給される。
【0021】第1のソースフォロア回路127は、負荷
抵抗素子127bのゲート電極に一定電圧Vggが印加さ
れていることから、フローティング・ディフュージョン
(FD)からの電圧信号VFDを、ゲイン≒+0.8(符
号の+は非反転を示す)として、差分増幅回路125の
第1の出力素子125aのゲート電極に供給する。
【0022】具体的には、第1のソースフォロア回路1
27に供給される電圧信号VFDは、図9(a)に示すよ
うに、リセットパルスφrsが供給される期間であるリ
セット期間trと、このリセットパルスφrsが供給さ
れてからシフトレジスタ102からの信号電荷が供給さ
れるまでの期間であるフィードスルー期間tf及び蓄積
された信号電荷が電圧変換されて第1のソースフォロア
回路127の出力素子127aに供給されるまでの期間
である信号期間tsの3つの期間の信号から形成され
る。
【0023】そして、リセット期間trにおいては、フ
ローティング・ディフュージョン(FD)の初期電圧V
rdがあらわれ、フィードスルー期間tfにおいては、
フローティング・ディフュージョン(FD)とリセット
ゲート電極(RG)間の寄生容量のカップリングの影響
によって、リセットパルスφrsの低レベル電位がフロ
ーティング・ディフュージョン(FD)にあらわれ、信
号期間tsにおいては、蓄積電荷に応じた信号成分があ
らわれることとなる。
【0024】ここで、電圧信号VFDは、図9(a)に示
すように、初期電圧Vrdのレベル波形とリセットパル
スφrsの低レベル波形と信号成分とが重畳された波形
を有するため、このまま出力したのでは、不要な信号成
分である初期電圧Vrdとリセットパルスφrsの低レ
ベルとの差分、即ちカップリング量によって、電圧信号
2 の振幅が大きくなり、後段に接続される高利得アン
プの入力ダイナミックレンジを越えて、電圧信号V2
カットされてしまい、電圧信号V2 の良好な増幅を行う
ことができない問題が生ずる。
【0025】しかし、この提案例に係る出力回路系12
1においては、上記ダミーパルス出力部123におい
て、電圧信号出力部122のリセットゲート電極(R
G)にリセットパルスφrsが供給されると、これに同
期して、放電用素子128のリセットゲート電極(DR
G)にもリセットパルスφrsが供給されることにな
り、これによって、第2のソースフォロア回路129に
おける出力素子129aのゲート電極には、図9(b)
に示すように、リセット期間trに同期して上限レベル
が初期電圧Vrd、下限レベルがリセットパルスφrs
の低レベルであるダミーパルスVDFD が出力されること
になる。このダミーパルスVDFD は、この第2のソース
フォロア回路129にて電流増幅(ゲイン≒+0.3)
され、ダミーパルスVD1として後段の差分増幅回路12
5における第2の出力素子125bのゲート電極に供給
される。
【0026】この場合、差分増幅回路125の出力イン
ピーダンスが上記ダミーパルスVD1によって可変される
ことになり、結果的に図9(c)に示した電圧信号V1
から上記カップリング量に相当するダミーパルス成分を
差し引くかたちになる。これにより、図9(d)に示す
ように真の信号成分のみを得ることができ、更にこの差
分増幅回路125は、この信号成分のみを所定の利得で
増幅し、これを電圧信号V2 として出力端子124を介
して次段の高利得アンプに供給する。
【0027】これにより、高利得アンプは、上記電圧信
号V1 からカップリング量を除去した真の信号成分のみ
を高利得で増幅することが可能となり、S/Nの良好な
電圧信号を得ることができる。その結果、この電荷転送
装置を例えばCCDによるイメージセンサの電荷転送段
に利用した場合、カップリング量に相当する余分な信号
成分のない真の信号成分のみを高利得アンプにて増幅し
て、後段の例えば画像処理回路等に供給することがで
き、モニタ装置の画面上に鮮明な画像を映し出すことが
できる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の提案例
に係るCCDラインセンサにおいては、電圧信号出力部
122から送出される電圧信号V1 からカップリング量
を除去できる点で優れるが、まだ解決すべき点が存在す
る。
【0029】それは、この電荷転送装置を組み込んだ電
子機器、例えばイメージスキャナ装置内の温度が変化し
たり、電源電圧の変動などによって、差分増幅回路12
5の出力端子124から出力される電圧信号V2 にレベ
ル変動が生ずるという問題である。即ち、電圧信号V2
にレベル変動が生ずると、電圧信号V2 が後段の高利得
アンプにおける入力ダイナミックレンジ外となってしま
い、その結果、この高利得アンプでの増幅が十分に行わ
れなくなり、イメージスキャナ装置においては、鮮明な
表示画像を得られないという不都合を生ずる。
【0030】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、当該電荷転送装置が
組み込まれてる電子機器内の温度変化や電源電圧の変動
等によって、電圧信号にレベル変動が生じてもこれを是
正することができ、これにより、後段に接続される高利
得アンプの入力ダイナミックレンジに合った電圧信号を
供給することができ、例えばこの電荷転送装置をイメー
ジスキャナ装置の電荷転送段に使用した場合において、
鮮明な表示画像を得ることができる電荷転送装置を提供
することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電荷転送装
置は、電荷転送部からの信号電荷を電荷電圧変換して電
圧信号V2 として出力する電圧信号出力手段1と、所定
電圧の基準信号Vrefを出力する基準信号出力手段2
と、電圧信号出力手段1からの電圧信号V2 と基準信号
出力手段2からの基準信号Vref の差分を増幅して出力
する差分演算増幅手段3とを設け、電圧信号出力手段1
及び基準信号出力手段2を略々同一の回路定数にして構
成する。
【0032】この場合、電圧信号出力手段1を、電荷転
送部からの電圧信号V1 を出力する第1の出力手段8
と、少なくとも電圧信号V1 のバイアス成分VD1を出力
する第2の出力手段10と、上記第1の出力手段8から
の電圧信号V1 と第2の出力手段10からのバイアス成
分VD1の差分を増幅して出力する差分増幅手段6とを設
けて構成してもよい。
【0033】また、電圧信号出力手段1を構成する上記
第1の出力手段8、第2の出力手段10及び差分増幅手
段6を、それぞれソースフォロア回路で構成し、更に基
準信号出力手段2を、上記電圧信号出力手段1を構成す
るソースフォロア回路の段数と同じ段数のソースフォロ
ア回路にて構成してもよい。
【0034】また、基準信号出力手段1を、複数のNチ
ャンネル形MISトランジスタからなるカレントミラー
回路31及びソースフォロア回路32で構成することが
できる。
【0035】また、基準信号出力手段2と差分演算増幅
手段3との間に、差分演算増幅手段3の増幅率を可変制
御する増幅率可変制御手段41を設けるようにしてもよ
い。
【0036】
【作用】本発明に係る電荷転送装置においては、電荷転
送部からの電圧信号V2 を出力する電圧信号出力手段1
からの電圧信号V2 が次段の差分演算増幅手段3に供給
されると共に、所定電圧の基準信号Vref を出力する基
準信号出力手段2からの基準信号Vref が同じく次段の
差分演算増幅手段3に供給される。
【0037】このとき、電圧信号出力手段1及び基準信
号出力手段2は、略々同一の回路定数となっているた
め、当該電荷転送装置を設けた電子機器内の温度変化や
電源電圧の変動等により、電圧信号出力手段1からの電
圧信号V2 にレベル変動が生じた場合、基準信号出力手
段2からの基準信号Vref にも同相でかつ同じ量のレベ
ル変動が生ずるため、次段の差分演算増幅手段3にて、
そのレベル変動に相当する信号成分を差し引くことがで
き、電圧信号V2 のレベル変動を是正することができ
る。
【0038】特に、電圧信号出力手段1を、電荷転送部
からの電圧信号V1 を出力する第1の出力手段8と、少
なくとも電圧信号V1 のバイアス成分VD1を出力する第
2の出力手段10と、第1の出力手段8からの電圧信号
1 と第2の出力手段10からのバイアス成分VD1の差
分を増幅して出力する差分増幅手段6とを設けて構成し
た場合においては、まず、電荷転送部からの電圧信号V
1 を出力する第1の出力手段8からの電圧信号V1 が後
段の差分増幅手段6に供給されると共に、少なくとも電
圧信号V1 のバイアス成分VD1を出力する第2の出力手
段10からのバイアス成分VD1が同じく後段の差分増幅
手段6に供給される。
【0039】差分増幅手段6は、供給された電圧信号V
1 からバイアス成分VD1を除去して増幅する。従って、
この差分増幅手段6から出力される信号V2 は、第1の
出力手段8からの電圧信号V1 のうち、バイアス成分V
D1を除去した真の信号成分を増幅した信号となる。この
ことから、後段の差分演算増幅手段3には、この差分増
幅手段6にて増幅された真の信号成分が供給されると共
に、基準信号出力手段2からの基準信号Vref が供給さ
れることになり、この差分演算増幅手段3から出力され
る信号Voutは、電圧信号V1 における真の信号成分
であって、かつ温度変化や電源電圧変動等に伴うレベル
変動が是正された信号となり、この差分演算増幅手段3
に後段に接続される例えば高利得アンプの入力ダイナミ
ックレンジに適合したレベルの信号を得ることができ
る。
【0040】また、上記電圧信号出力手段1を構成する
第1の出力手段8、第2の出力手段10及び差分増幅手
段6をそれぞれソースフォロア回路にて構成し、更に基
準信号出力手段2を、電圧信号出力手段1を構成するソ
ースフォロア回路の段数と同じ段数のソースフォロア回
路にて構成することにより、基準信号出力手段2を、電
圧信号出力手段1とほぼ同一の回路定数にて形成するこ
とができ、更に電圧信号出力手段1と共に同一基板上に
形成することが可能となる。従って、各ソースフォロア
回路の製造上のしきい値変動も次段の差分演算増幅手段
3にて吸収することができることになる。
【0041】また、上記差分演算増幅手段3を複数のN
チャンネル形MISトランジスタからなるカレントミラ
ー回路31及びソースフォロア回路32で構成すること
により、この差分演算増幅手段3を、上記電圧信号出力
手段1及び基準信号出力手段2と共に同一基板上に形成
することができ、電荷転送部からその周辺回路である電
圧信号出力手段1、基準信号出力手段2及び差分演算増
幅手段3すべてを1チップにて形成することができ、こ
の電荷転送装置を組み込んだ電子機器の小型化を達成さ
せることができる。
【0042】また、差分演算増幅手段3は、電圧信号V
2 と基準信号Vref との差分を増幅するものであるた
め、基準信号出力手段2と差分演算増幅手段3との間
に、この差分演算増幅手段3の増幅率を可変制御する増
幅率可変制御手段41を設けることにより、電圧信号出
力手段1からの電圧信号V2 に対する増幅率が可変制御
されることになる。即ち、電圧信号Voutのレベル
を、例えば後段に選択的に接続される種々の高利得アン
プの入力ダイナミックレンジに合うように可変制御する
ことができ、電荷転送装置自体を後段に接続される高利
得アンプの入出力特性に合わせて設計変更するという手
間を省くことができる。
【0043】
【実施例】以下、本発明に係る電荷転送装置の2つの実
施例(以下、第1実施例に係る電荷転送装置及び第2実
施例に係る電荷転送装置と記す)を図1〜図4並びに図
9を参照しながら説明する。
【0044】これら第1実施例及び第2実施例に係る電
荷転送装置は、原稿の画像や文字等を電気的に画像情報
として読み取りを行うイメージスキャナ装置の電荷転送
段や、供給された信号に対して所定の遅延を行うCCD
遅延線の電荷転送段などに使用することができる。
【0045】まず、第1実施例に係る電荷転送装置は、
図1に示すように、図示しないCCDにて構成された電
荷転送部からの信号電荷を電圧変換し、更にこの電圧信
号に対して補正を行い、補正電圧信号V2 として出力す
る補正電圧出力回路1と、所定の基準電圧Vref を出力
する基準信号出力回路2と、この基準信号出力回路2か
らの基準信号Vref と補正電圧出力回路1からの補正電
圧信号V2 との差分をとって所定のゲインにて電圧増幅
する差分演算増幅回路3とを有して構成されている。
【0046】上記補正電圧出力回路1は、図示しない電
荷転送部の最終段に隣接して形成され、電荷転送部から
転送される信号電荷に応じた電圧信号V1 を出力する電
荷電圧変換部4と、以下に説明するダミーパルスVD1
みを出力するダミーパルス出力部5と、電荷電圧変換部
4からの電圧信号V1 とダミーパルス出力部5からのダ
ミーパルスVD1との差分を検出することにより信号成分
のみを抽出し、これを所定の利得で増幅して出力する第
1の差分増幅回路6とから構成されている。
【0047】電荷電圧変換部4は、フローティング・デ
ィフュージョン(FD)、リセットゲート電極(RG)
及びドレイン領域(D)からなる放電用素子7と、この
放電用素子7の後段に設けられ、かつ直列接続された出
力素子8a及び負荷抵抗素子8bからなる第1のソース
フォロア回路8とから構成されており、上記出力素子8
aのゲート電極に、フローティング・ディフュージョン
(FD)への蓄積電荷に伴う電圧変化が印加され、負荷
抵抗素子8bのゲート電極に一定電圧Vgg1 が印加され
るように配線接続されている。
【0048】ダミーパルス出力部5は、フローティング
・ディフュージョン(DFD)、リセットゲート電極
(DRG)及びドレイン領域(DD)からなる放電用素
子9と、この放電用素子9の後段に設けられ、かつ直列
接続された出力素子10a及び負荷抵抗素子10bから
なる第2のソースフォロア回路10とから構成されてお
り、出力素子10aのゲート電極に、リセットゲート電
極(DRG)へのリセットパルスφrsの印加に伴うフ
ローティング・ディフュージョン(DFD)の電圧変化
が印加され、負荷抵抗素子10bのゲート電極に一定電
圧Vgg1 が印加されるように配線接続されている。
【0049】第1の差分増幅回路6は、直列接続された
第1の出力素子6a及び第2の出力素子6bから構成さ
れており、第1の出力素子6aのゲート電極に、電荷電
圧変換部4における第1のソースフォロア回路8の出力
素子8aと負荷抵抗素子8bとの共通接点電位V1 が印
加され、第2の出力素子6bのゲート電極に、ダミーパ
ルス出力部5における第2のソースフォロア回路10の
出力素子10aと負荷抵抗素子10bとの共通接点電位
D1が印加されるように配線接続されている。
【0050】上記電荷電圧変換部4における出力素子8
a及び負荷抵抗素子8b、ダミーパルス出力部5におけ
る出力素子10a及び負荷抵抗素子10b並びに第1の
差分増幅回路6における第1及び第2の出力素子6a及
び6bは、それぞれNチャネル形MOSトランジスタに
て形成されている。
【0051】なお、上記第1のソースフォロア回路8に
おける出力素子8aのドレイン端子及び第2のソースフ
ォロア回路10における出力素子10aのドレイン端子
並びに第1の差分増幅回路6における第1の出力素子6
aのドレイン端子には、それぞれ電源電圧Vddが印加
される。
【0052】一方、基準信号出力回路2は、直列接続さ
れた出力素子11aと負荷抵抗素子11bからなる第1
のソースフォロア回路11と、直列接続された出力素子
12aと負荷抵抗素子12bからなる第2のソースフォ
ロア回路12と、直列接続された第1の出力素子13a
と第2の出力素子13bからなる第2の差分増幅回路1
3とから構成されている。
【0053】そして、第1のソースフォロア回路11に
おける出力素子11a及び第2のソースフォロア回路1
2における出力素子12aの各ゲート電極には、それぞ
れフローティング・ディフュージョン(FD)から読み
出される電圧値の平均値の電圧Vgg2 が入力端子14を
介して印加され、第1のソースフォロア回路11におけ
る負荷抵抗素子11b及び第2のソースフォロア回路1
2における負荷抵抗素子12bの各ゲート電極に一定電
圧Vgg1 が印加されるように配線接続されている。
【0054】また、第2の差分増幅回路13における第
1の出力素子13aのゲート電極に、第1のソースフォ
ロア回路11の出力電位(出力素子11aと負荷抵抗素
子11bとの接点電位)VS1が印加され、第2の差分増
幅回路13における第2の出力素子13bのゲート電極
に、第2のソースフォロア回路12の出力電位(出力素
子12aと負荷抵抗素子12bとの接点電位)VS2が印
加されるように配線接続されている。
【0055】上記基準信号出力回路2における第1のソ
ースフォロア回路11の出力素子11a及び負荷抵抗素
子11b、第2のソースフォロア回路12の出力素子1
2a及び負荷抵抗素子12b並びに第2の差分増幅回路
13の第1及び第2の出力素子13a及び13bは、そ
れぞれNチャネル形MOSトランジスタにて形成されて
いる。
【0056】なお、上記第1のソースフォロア回路11
における出力素子11aのドレイン端子及び第2のソー
スフォロア回路12における出力素子12aのドレイン
端子並びに第2の差分増幅回路13における第1の出力
素子13aのドレイン端子には、それぞれ電源電圧Vd
dが印加される。
【0057】他方、上記差分演算増幅回路3は、その反
転入力端子3aが、抵抗Riを介して基準信号出力回路
2における第2の差分増幅回路13を構成する第1の出
力素子13aと第2の出力素子13bとの接続点に接続
されると共に、負帰還抵抗Rfを介して当該差分演算増
幅回路3の出力端子3cに接続されている。また、非反
転入力端子3bは、補正電圧出力回路1の第1の差分増
幅回路6を構成する第1の出力素子6aと第2の出力素
子6bとの接続点に接続されている。
【0058】そして、この第1実施例においては、補正
電圧出力回路1と基準信号出力回路2の回路定数がほぼ
同一となっている。即ち、補正電圧出力回路1を構成す
る第1のソースフォロア回路8、第2のソースフォロア
回路10及び第1の差分増幅回路6が、基準信号出力回
路2を構成する第1のソースフォロア回路11、第2の
ソースフォロア回路12及び第2の差分増幅回路13に
それぞれ対応し、更にこれら回路の回路定数が1対1で
ほぼ同一に設定されている。
【0059】なお、この第1実施例に係る電荷転送装置
においては、図示はされていないが、差分演算増幅回路
3から出力される電圧信号Voutを高利得で増幅して
後段の信号処理回路に供給する高利得アンプが外部に接
続されている。
【0060】次に、このような構成を有する第1実施例
に係る電荷転送装置の動作を説明する。
【0061】まず、放電用素子7におけるフローティン
グ・ディフュージョン(FD)への信号電荷の転送に先
立って、放電用素子7のリセットゲート電極(RG)に
リセットパルスφrsが供給される。このリセットパル
スφrsが供給されると、上記フローティング・ディフ
ュージョン(FD)に蓄積されていた信号電荷がドレイ
ン領域(D)を介して掃き捨てられ、フローティング・
ディフュージョン(FD)が初期電圧Vrdにリセット
される。
【0062】フローティング・ディフュージョン(F
D)がリセットされると、電荷転送部(図示せず)の最
終段の転送電極下から転送される信号電荷が、このフロ
ーティング・ディフュージョン(FD)に転送・蓄積さ
れる。これにより、フローティング・ディフュージョン
(FD)において蓄積された信号電荷の電荷量に応じた
電圧の変化が生ずる。この電圧の変化は、電圧信号VFD
として、第1のソースフォロア回路8における出力素子
8aのゲート電極に供給される。
【0063】第1のソースフォロア回路8は、負荷抵抗
素子8bのゲート電極に一定電圧V gg1 が印加されてい
ることから、フローティング・ディフュージョン(F
D)からの電圧信号VFDを、ゲイン≒+0.8(符号の
+は非反転を示す。)として、第1の差分増幅回路6の
第1の出力素子6aのゲート電極に供給する。
【0064】具体的には、第1のソースフォロア回路8
に供給される電圧信号VFDは、図9(a)に示すよう
に、リセットパルスφrsが供給される期間であるリセ
ット期間trと、このリセットパルスφrsが供給され
てから図示しない電荷転送部からの信号電荷が供給され
るまでの期間であるフィードスルー期間tf及び蓄積さ
れた信号電荷が電圧変換されて第1のソースフォロア回
路8の出力素子8aに供給されるまでの期間である信号
期間tsの3つの期間の信号から形成される。
【0065】そして、リセット期間trにおいては、フ
ローティング・ディフュージョン(FD)の初期電圧V
rdがあらわれ、フィードスルー期間tfにおいては、
フローティング・ディフュージョン(FD)とリセット
ゲート電極(RG)間の寄生容量のカップリングの影響
によって、リセットパルスφrsの低レベル電位がフロ
ーティング・ディフュージョン(FD)にあらわれ、信
号期間tsにおいては、蓄積された信号電荷に応じた電
圧信号があらわれることとなる。
【0066】ここで、電圧信号VFDは、図9(a)に示
すように、初期電圧Vrdのレベル波形とリセットパル
スφrsの低レベル波形及び信号成分とが重畳された波
形を有するため、このまま出力したのでは、不要な信号
成分である初期電圧Vrdとリセットパルスφrsの低
レベルとの差分、即ちカップリング量によって、電圧信
号VFDの振幅が大きくなり、後段に接続される高利得ア
ンプの入力ダイナミックレンジを超えて、電圧信号VFD
がカットされてしまい、電圧信号VFDの良好な増幅を行
うことができない問題が生ずる。
【0067】しかし、この第1実施例に係る補正電圧出
力回路1においては、上記ダミーパルス出力部5におい
て、電荷電圧変換部4のリセットゲート電極(RG)に
リセットパルスφrsが供給されると、これに同期し
て、放電用素子9のリセットゲート電極(DRG)にも
リセットパルスφrsが供給されることになり、これに
よって、第2のソースフォロア回路10における出力素
子10aのゲート電極には、図9(b)に示すように、
リセット期間trに同期して上限レベルが初期電圧Vr
d、下限レベルがリセットパルスφrsの低レベルであ
るダミーパルスV DFD が出力されることになる。このダ
ミーパルスVDFD は、この第2のソースフォロア回路1
0にて電流増幅(ゲイン≒+0.3)され、ダミーパル
スVD1として後段の第1の差分増幅回路6における第2
の出力素子6bのゲート電極に供給される。
【0068】この場合、第1の差分増幅回路6の出力イ
ンピーダンスが上記ダミーパルスV D1によって可変され
ることになり、結果的に図9(c)に示した電圧信号V
1から上記カップリング量に相当するダミーパルス成分
を差し引くかたちになる。これにより、図9(d)に示
すように真の信号成分のみを得ることができ、更にこの
第1の差分増幅回路6は、この信号成分のみを所定の利
得で増幅し、これを電圧信号V2 として次段の差分演算
増幅回路3における非反転入力端子に供給する。
【0069】一方、上記基準信号出力回路2において
は、第1のソースフォロア回路11における出力素子8
aのゲート電極及び第2のソースフォロア回路12にお
ける出力素子12aのゲート電極に、入力端子14を介
して、上記放電用素子7のフローティング・ディフュー
ジョン(FD)から出力される電圧値VFDの平均値の電
圧Vgg2 が印加され、第1のソースフォロア回路11の
出力電位VS1及び第2のソースフォロア回路12の出力
電位VS2がそれぞれ第2の差分増幅回路13における第
1の出力素子13aのゲート電極及び第2の出力素子1
3bのゲート電極にそれぞれ印加されることから、第2
の差分増幅回路13の出力電位、即ち基準信号出力回路
2からの基準信号Vref の信号レベルは、差分演算増幅
回路3の非反転入力端子に供給される電位V2 のほぼ平
均値となる。
【0070】従って、差分演算増幅回路3の出力端子1
6から出力される信号Voutは、非反転入力端子に供
給される補正電圧出力回路1からの電圧信号V2 と基準
信号出力回路2からの基準信号Vref との差分で、かつ
その差分が増幅率(Ri+Rf)/Rfで増幅された信
号となる。
【0071】上記補正電圧出力回路1、基準信号出力回
路2は、それぞれ6つのNチャネル形MOSトランジス
タにて構成されているため、CCDによる電荷転送部や
放電用素子7及び9と共に同一基板上に形成することが
できる。
【0072】ところで、この実施例に係る差分演算増幅
回路3は、図2に示すように、カレントミラー回路31
とソースフォロア回路32が接続されて構成されてい
る。
【0073】カレントミラー回路31は、ソース端子と
ゲート電極とが短絡とされたPチャネル形MOSトラン
ジスタ(以下、単に第1のトランジスタと記す)33
と、この第1のトランジスタ33とゲート電極が共用と
されたPチャネル形MOSトランジスタ(以下、単に第
2のトランジスタと記す)34と、上記第1のトランジ
スタ33と直列に接続され、ゲート電極に非反転入力端
子3bが接続されたNチャネル形MOSトランジスタ
(以下、第3のトランジスタと記す)35と、上記第2
のトランジスタ34と直列に接続され、ゲート電極に反
転入力端子3aが接続されたNチャネル形MOSトラン
ジスタ(以下、第4のトランジスタと記す)36と、こ
れら第3及び第4のトランジスタ35及び36の共通の
ソース端子とGND間に定電流源(制御電圧Vgg)を構
成するNチャネル形MOSトランジスタ(以下、第5の
トランジスタと記す)37とで構成されている。
【0074】ソースフォロア回路32は、それぞれNチ
ャネル形MOSトランジスタからなる出力素子38と負
荷抵抗素子39とが直列接続されて構成されている。
【0075】そして、カレントミラー回路31の出力電
位(第2のトランジスタ34と第4のトランジスタ36
との接点電位)Vmがソースフォロア回路32における
出力素子38のゲート電極に供給されるように配線接続
され、カレントミラー回路31の定電流源を構成する第
5のトランジスタ37のゲート電極及びソースフォロア
回路32における負荷抵抗素子39のゲート電極に一定
電位Vggが印加されるように配線接続されている。
【0076】なお、カレントミラー回路31における第
1及び第2のトランジスタ33及び34のドレイン端子
並びにソースフォロア回路32における出力素子38の
ドレイン端子には共通の電源電圧Vddが印加される。
【0077】このように、上記差分演算増幅回路3は、
2つのPチャネル形MOSトランジスタ33及び34と
5つのNチャネル形MOSトランジスタ(35〜39)
だけで構成されているため、この差分演算増幅回路3
も、上記補正電圧出力回路1及び基準信号出力回路2と
共に同一基板上に形成することができる。
【0078】ところで、この差分演算増幅回路3は、図
3に示すように、反転入力端子3aに供給される基準電
圧Vref の電圧値が高いときには実線に示すような特性
を有し、反転入力端子3aに供給される基準電圧Vref
の電圧値が低いときには点線に示すような特性を有す
る。即ち、この差分演算増幅回路3は、反転入力端子3
aに供給される基準電圧Vref の電圧値に応じて動作点
が変化する特性を有しており、この基準電圧Vref の値
が、補正電圧出力回路1からの電圧信号V2 の平均値で
あれば最適動作点に位置することとなる。
【0079】いま、この第1実施例に係る電荷転送装置
を組み込んだ電子機器内の温度変化や電源電圧の変動に
より、補正電圧出力回路1から出力される電圧信号V2
に+方向のレベル変動が生じた場合を考えると、基準信
号出力回路2の回路定数が補正電圧出力回路1の回路定
数とほぼ同じとなっていることから、電圧信号V2 に生
じた+方向のレベル変動に相当する分ほど基準電圧V
ref も変動することになる。
【0080】つまり、電圧信号V2 において+方向にレ
ベル変動が生じた場合、図3の特性上、その入出力特性
曲線は実線に示すように右側にシフトすることになり、
同時に、基準電圧Vref も同じレベル変動分ほど右側に
シフトすることになる。従って、この差分演算増幅回路
3での動作点は、相対的にレベル変動以前の動作点と変
わらず、最適な位置に存することになる。
【0081】同様に、電圧信号V2 が−方向にレベル変
動が生じた場合、図3の特性上、その入出力特性曲線
は、今度は、破線に示すように左側にシフトすることに
なり、同時に、基準電圧Vref も同じレベル変動分ほど
左側にシフトすることになる。従って、この場合も、差
分演算増幅回路3での動作点は、相対的にレベル変動以
前の動作点と変わらず、最適な位置に存することにな
る。
【0082】このように、第1実施例に係る電荷転送装
置においては、まず、放電用素子にて電圧変換された電
圧信号VFDに対して電流増幅を行う第1のソースフォロ
ア回路8らの電圧信号V1 が後段の第1の差分増幅回路
6に供給されると共に、少なくとも上記電圧信号V1
バイアス成分、即ちカップリング量に相当する信号成分
D1を出力する第2のソースフォロア回路10からのバ
イアス成分VD1が同じく後段の第1の差分増幅回路6に
供給される。
【0083】第1の差分増幅回路6は、供給された電圧
信号V1 からバイアス成分VD1を除去して増幅する。従
って、この第1の差分増幅回路6から出力される電圧信
号V 2 は、第1のソースフォロア回路8からの電圧信号
1 のうち、バイアス成分V D1を除去した真の信号成分
を増幅した信号となる。このことから、後段の差分演算
増幅回路3には、この第1の差分増幅回路6にて増幅さ
れた真の信号成分が供給されると共に、基準信号出力回
路2からの基準信号Vref が供給されることになり、こ
の差分演算増幅回路3から出力される信号Voutは、
電圧信号V2 における真の信号成分の増幅信号であっ
て、かつ温度変化や電源電圧変動等に伴うレベル変動が
是正された信号となり、この差分演算増幅回路3の後段
に接続される例えば高利得アンプの入力ダイナミックレ
ンジに適合したレベルの信号を得ることができる。
【0084】また、上記補正電圧出力回路1を構成する
第1のソースフォロア回路8、第2のソースフォロア回
路及び第1の差分増幅回路をそれぞれNチャネル形MO
Sトランジスタによるソースフォロア回路にて構成し、
更に基準信号出力回路2を、補正電圧出力回路1を構成
するソースフォロア回路の段数と同じ段数のソースフォ
ロア回路にて構成することにより、基準信号出力回路2
を、補正電圧出力回路1とほぼ同一の回路定数にて形成
することができ、更に補正電圧出力回路1と共に同一基
板上に形成することが可能となる。従って、各ソースフ
ォロア回路の製造上のばらつき、例えばしきい値変動も
次段の差分演算増幅回路3にて吸収することができ、安
定した入出力特性をもたせることができる。
【0085】このようなことから、この電荷転送装置を
例えばイメージスキャナ装置の電荷転送段に利用した場
合、モニタ装置等に鮮明な再生画像を表示させることが
でき、また、この電荷転送装置を例えばCCD遅延線の
電荷転送段に利用した場合、遅延される信号のS/Nを
向上させることができ、後段での信号処理を軽減させる
ことができる。
【0086】また、上記差分演算増幅回路3を複数のN
チャンネル形MOSトランジスタからなるカレントミラ
ー回路31及びソースフォロア回路32で構成すること
により、この差分演算増幅回路3を、上記補正電圧出力
回路1及び基準信号出力回路2と共に同一基板上に形成
することができ、電荷転送部からその周辺回路である補
正電圧出力回路1、基準信号出力回路2及び差分演算増
幅回路3すべてを1チップにて形成することができ、こ
の電荷転送装置を組み込んだ電子機器の小型化を達成さ
せることができる。
【0087】次に、第2実施例に係る電荷転送装置を図
4に基づいて説明する。なお、上記第1実施例に係る電
荷転送装置と同じ動作を示す構成(回路)には同符号を
付し、その詳細な説明を省略する。
【0088】この第2の実施例に係る電荷転送装置は、
上記第1実施例に係る電荷転送装置とほぼ同じ構成を有
するが、基準信号出力回路1と差分演算回路3との間
に、この差分演算増幅回路3の増幅率を可変制御するた
めの増幅率可変制御手段41を挿入接続した点で異な
る。
【0089】即ち、この第2の実施例に係る電荷転送装
置は、図4に示すように、上記基準信号出力回路1の第
2の差分増幅回路13の出力端子と差分演算増幅回路3
の出力端子7cとの間に、直列接続した第1〜第4の抵
抗42〜45を挿入接続し、第1の抵抗42及び第2の
抵抗43の接続点と差分演算増幅回路3の反転入力端子
3aとの間に第1のセレクタ46を挿入接続し、第2の
抵抗43及び第3の抵抗44の接続点と上記反転入力端
子3aとの間に第2のセレクタ47を挿入接続し、第3
の抵抗44及び第4の抵抗45の接続点と上記反転入力
端子3aとの間に第3のセレクタ48を挿入接続して構
成されている。
【0090】そして、第1〜第3のセレクタ46〜48
は、それぞれ例えばNチャネル形MOSトランジスタに
て構成され、各ゲート電極にそれぞれ外部に通じる入力
端子49〜51が接続されている。
【0091】このような第2実施例に係る電荷転送装置
においては、上記第1〜第3のセレクタ46〜48のゲ
ート電極の何れかに、入力端子49,50及び51を介
して高レベルの選択信号SEL1〜SEL3を印加す
る。これにより、差分演算増幅回路3の増幅率を、所望
の値に可変制御することができる。
【0092】ここで、直列接続された4つの抵抗42,
43,44及び45の各抵抗値をそれぞれR1,R2,
R3及びR4としたとき、第1のセレクタ46に入力端
子49を介して選択信号SEL1を供給した場合の差分
演算増幅回路3の増幅率A1は、以下の(1)式で表さ
れる。
【0093】 A1 ≒ R/(R2+R3+R4) ………(1) なお、R=R1+R2+R3+R4である。
【0094】次に、第2のセレクタ47に入力端子50
を介して選択信号SEL2を供給した場合の差分演算増
幅回路3の増幅率A2 は、以下の(2)式で表される。
【0095】 A2 ≒ R/(R3+R4) ………(2)
【0096】次に、第3のセレクタ48に入力端子51
を介して選択信号SEL3を供給した場合の差分演算増
幅回路3の増幅率A3 は、以下の(3)式で表される。
【0097】 A3 ≒ R/R3 ………(3)
【0098】このように、第2実施例に係る電荷転送装
置においては、上記第1実施例に係る電荷転送装置と同
様に、出力端子16から出力される信号Voutは、電
圧信号V2 における真の信号成分の増幅信号であって、
かつ温度変化や電源電圧変動等に伴うレベル変動が是正
された信号となり、この差分演算増幅回路3の後段に接
続される例えば高利得アンプの入力ダイナミックレンジ
に適合したレベルの信号を得ることができる。
【0099】特に、この第2実施例に係る電荷転送装置
は、基準信号出力回路2と差分演算増幅回路3との間
に、この差分演算増幅回路の増幅率を可変制御する増幅
率可変制御手段41を設けるようにしたので、補正電圧
電圧出力回路からの電圧信号に対する増幅率が可変制御
されることになる。即ち、電圧信号のレベルを、例えば
後段に選択的に接続される種々の高利得アンプの入力ダ
イナミックレンジに合うように可変制御することがで
き、電荷転送装置自体を後段に接続される高利得アンプ
の入出力特性に合わせて設計変更するという手間を省く
ことができる。
【0100】なお、上述の第1実施例及び第2実施例に
係る電荷転送装置においては、電荷電圧変換部としてフ
ローティング・ディフュージョンを有する電荷転送装置
に適用した例を示したが、その他、電荷電圧変換部とし
てフローティング・ゲートを有する電荷転送装置にも適
用させることができる。
【0101】
【発明の効果】本発明に係る電荷転送装置によれば、電
荷転送部からの信号電荷を電荷電圧変換して電圧信号と
して出力する電圧信号出力手段と、所定電圧の基準信号
を出力する基準信号出力手段と、上記電圧信号出力手段
からの電圧信号と上記基準信号出力手段からの上記基準
信号の差分を増幅して出力する差分演算増幅手段とを設
け、上記電圧信号出力手段及び上記基準信号出力手段を
略々同一の回路定数にして構成するようにしたので、当
該電荷転送装置が組み込まれてる電子機器内の温度変化
や電源電圧の変動等によって、電圧信号にレベル変動が
生じてもこれを是正することができ、これにより、後段
に接続される高利得アンプの入力ダイナミックレンジに
合った電圧信号を供給することができ、例えばこの電荷
転送装置をイメージスキャナ装置の電荷転送段に使用し
た場合において、鮮明な表示画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電荷転送装置の第1実施例(以
下、第1実施例に係る電荷転送装置と記す)の要部、特
にその出力回路系を示す回路図である。
【図2】第1実施例に係る電荷転送装置における出力回
路系の構成回路の1つである差分演算増幅回路を示す回
路図である。
【図3】第1実施例に係る電荷転送装置における出力回
路系の構成回路の1つである差分演算増幅回路の入出力
特性を示す特性図である。
【図4】本発明に係る電荷転送装置の第2実施例の要
部、特にその出力回路系を示すブロック図である。
【図5】通常のイメージスキャナ装置に設けられている
一般的なCCDラインセンサの概略構成図である。
【図6】CCDラインセンサに設けられる従来の出力回
路系を示す回路図である。
【図7】従来の出力回路系における各種回路の入出力特
性を示す特性図であり、同図(a)はソースフォロア回
路の入出力特性を示し、同図(b)はアナログインバー
タの入出力特性を示す。
【図8】提案例に係る出力回路系を示す回路図である。
【図9】提案例に係る出力回路系の信号処理を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 補正電圧出力回路 2 基準信号出力回路 3 差分演算増幅回路 4 電荷電圧変換部 5 ダミーパルス出力部 6及び13 第1及び第2の差分増幅回路 7及び9 放電用素子 8及び11 第1のソースフォロア回路 10及び12 第2のソースフォロア回路 31 カレントミラー回路 32 ソースフォロア回路 41 増幅率可変制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷転送部からの信号電荷を電荷電圧変
    換して電圧信号として出力する電圧信号出力手段と、 所定の電圧の基準信号を出力する基準信号出力手段と、 上記電圧信号出力手段からの電圧信号と上記基準信号出
    力手段からの基準信号の差分を増幅して出力する差分演
    算増幅手段とを有し、 上記電圧信号出力手段及び上記基準信号出力手段を略々
    同一の回路定数としたことを特徴とする電荷転送装置。
  2. 【請求項2】 上記電圧信号出力手段は、上記電荷転送
    部からの信号電荷を電荷電圧変換して電圧信号として出
    力する第1の出力手段と、 少なくとも上記電圧信号のバイアス成分を出力する第2
    の出力手段と、 上記第1の出力手段からの電圧信号と上記第2の出力手
    段からのバイアス成分の差分を増幅して出力する差分増
    幅手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電荷
    転送装置。
  3. 【請求項3】 上記電圧信号出力手段の上記第1の出力
    手段、第2の出力手段及び差分増幅手段は、それぞれソ
    ースフォロア回路で構成され、 上記基準信号出力手段は、上記電圧信号出力手段を構成
    する上記ソースフォロア回路の段数と同じ段数のソース
    フォロア回路にて構成されていることを特徴とする請求
    項2記載の電荷転送装置。
  4. 【請求項4】 上記基準信号出力手段は、複数のNチャ
    ンネル形MISトランジスタからなるカレントミラー回
    路及びソースフォロア回路で構成されていることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の電荷転送装置。
  5. 【請求項5】 上記基準信号出力手段と上記差分演算増
    幅手段との間に、該第2の差分増幅手段の増幅率を可変
    制御する増幅率可変制御手段を設けたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1記載の電荷転送装置。
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