JPH0757645B2 - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JPH0757645B2
JPH0757645B2 JP8504186A JP8504186A JPH0757645B2 JP H0757645 B2 JPH0757645 B2 JP H0757645B2 JP 8504186 A JP8504186 A JP 8504186A JP 8504186 A JP8504186 A JP 8504186A JP H0757645 B2 JPH0757645 B2 JP H0757645B2
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feeding roller
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シート給送装置に関し、詳しくは、カットシ
ートフィーダ、すなわち、カットシートの自動給送装置
を具えたプリンタ等のシート給送装置に関する。
〔従来の技術〕
近年では、カットシートによるプリントが多くなるにつ
れて、カットシートフィーダをプリンタに内装すること
が試みられている。しかし、プリンタにカットシートの
自動給送機構を内装しようとすると、スペースの関係か
ら給送ローラと紙送りローラとの間の間隔が広くとれ
ず、記録用シートの自由度が少なく、シートの逆送り量
が制約されてしまう。
そこで、給送ローラを周方向で一部切欠き、大径周面と
小径周面部が形成されるようになして、大径周面部で給
紙を行い、なるべく給送ローラによってシートが長く保
持されないようにしたものだ用いられてきた。
第9図はこのような給送ローラの一例を示し、ここで、
200は給送ローラであり、200Aはその小径部、200Bはそ
の大径部である。しかして、この場合、給送ローラ200
を矢印A方向に回転させることにより、不図示の基板上
に保持されるシート、例えば印字用紙201を矢印F2の方
向に送給する。
しかしながら、このような従来の給送ローラ200による
給紙動作では、給送ローラ200の大径部200Bにおける端
縁が印字用紙201に接する位置が給送ローラ200の軸心20
0Cに対して後方にずれるため、給送ローラ200の印字用
紙201に対する作動方向F1と送給方向F2とが一致せず、
しかもこのような接触位置Pが印字用紙201の累積状態
によって前後に移動するといったことのために送出され
る印字用紙201の挙動が不安定になるという問題点があ
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、このような問題点に着目し、その解決
を図るべく、常に給送回転体の給送部を所定の位置でシ
ート上面に圧接させ、給送を開始させることによりシー
トの送給時の挙動を安定させることができるプリンタ等
の信頼性の高いシート給送装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本発明は、シートの束を
積載するための積載手段と、回転可能に支持され、前記
積載手段に積載されたシートに接触してこれに給送力を
与える給送部および前記シートに接触しない非接触部を
有する給送回転体と、該給送回転体により給送力を与え
られたシートを他のシートから分離する分離手段と、前
記積載手段を、該積載手段に積載されたシートが前記給
送部に接触可能な第1の位置と、接触不可能な第2の位
置とに移動可能な移動手段と、を具備し、当該移動手段
は、前記シートが前記給送回転体に給送部の端部以外の
部分から接触を開始するように、前記給送部がシートと
対面する位置に来るまで回転してきた後に前記積載手段
を第2の位置から第1の位置に移動させることを特徴と
するものである。
〔作 用〕
本発明によれば、シートを積載手段から給送するにあた
り、まず、シートが接触して給送力を与える給送回転体
の給送部がシートに接触しないよう積載手段が移動手段
により第2の位置に移動待避させられており、かくし
て、給送回転体の回転によりその給送部がシートに対面
する位置にまで回転してきたときに移動手段により積載
手段が第2の位置から第1の位置に移動してここではじ
めて給送部をシートに接触させるように動作するもの
で、これによりシートの累積状態のいかんにかかわらず
常に安定したシートの給送動作を行わせることができ
る。
〔実施例〕
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。
第1図は本発明の実施例を示す。ここで、1は基板であ
り、その両側の折り曲げられた左側板1Aおよび右側板1B
によりキャリア2を摺動自在に支持する案内軸3Aおよび
3Bが軸支されている。しかして、キャリア2は図示され
ないキャリアモータおよび駆動手段により案内軸3Aおよ
び3Bに沿って駆動されるが、キャリア2には印字ヘッド
例えばインクジェットヘッド4が搭載されており、印字
ヘッド4に設けられている個々のノズルに記録信号を供
給することによりノズルからインクを吐出させて記録を
行わせることができる。5はインクタンクである。
6はゴム等の摩擦係数の高い材料で形成したシート送り
ローラ、6Aはローラ軸であり、ローラ軸6Aにはとい状の
ペーパーパン7を保持すると共に図示しないピンチロー
ラをローラ6から解離操作させる操作レバ8Aおよび係止
突起8Bを具えた操作部材8が回動自在に嵌装されてい
る。また、9はシート送りローラ6駆動用のギヤであ
り、大歯車9Aと小歯車9Bとで構成され、このうち小歯車
9Bはアイドルギヤ10に噛合い、アイドルギヤ10は、排出
ローラ軸11Aに設けられた駆動ギヤ12に噛合している。
したがって、後述するようにして、シート送りモータ13
によりスイングレバ部材14を介してシート送りローラ6
を駆動させると、ギヤ9を介して排出ローラ軸11Aを回
転させることができる。
11は排出ローラ軸11Aの所定の位置に取付けられている
排出ローラであり、ゴム等の摩擦係数の大きい材料によ
って形成され、その外周部には排出時にシートの後縁を
保持させるための係合溝11Bが周設されている。15はこ
れらの排出ローラ11に歯車型の排出拍車16Aおよび押え
拍車16Bを接触可能に保持している拍車ホルダ、17は拍
車ホルダ15を支持軸15Aにより支持している支持部材で
あって、支持部材17は枠型の拍車偏倚レバ18に取付けら
れており、拍車偏倚レバ18を不図示のばねにより操作部
材8の係止突起8Bに向けて偏倚させることによって拍車
ホルダ15に設けた排出拍車16Aおよびシート押え拍車16B
を排紙ローラ11に接触状態に保たせることができる。
20は小径の周面部20Aと大径の周面部20Bとを有するゴム
等で形成された給送回転体(以下で給送ローラという)
であり、給送ローラ20は給送ローラ基体21に固定されて
いる。また基体21につば部21Aおよび21Bが形成され、そ
のつば部21Aおよび21Bの間を後述するスライダ本体44の
枢支部44Eによって枢支させ、給送ローラ20および基体2
1が回動自在なように保たれている。なお、つば部21Bに
ついては後で更に詳述することとする。更にまた、給送
ローラ20およびその基体21は左右共に給送ローラ軸23に
摺動自在に嵌合されているが、給送ローラ軸23にD字型
の断面を持たせることにより、給送ローラ20および基体
21をローラ軸23と共に回転させることができる。
給送ローラ軸23は側板1Aおよび1Bによって軸支されてお
り、その一方の端部にはタイミングギヤ24が装着されて
いる。このタイミングギヤ24はその中心部の外歯部25A
および歯欠部25Bを有する外接歯車部25と、外周部に沿
って設けられ、内歯部26Aおよび歯欠部26Bを有する内接
歯車部26とで構成されており、外接歯車部25と内接歯車
部26との間には空間部24Aが介在する。
ついで、このタイミングギヤ24を介して給送ローラ軸23
に、また、シフトローラ軸6Aに切換えて駆動する手段側
について説明する。上述したシート送り用のモータ13は
側板1Aと所定の間隔を保つようにして固定されているモ
ータ基板1Cに取付けられており、更にこの基板1Cにはト
リガ装置27が固定されている。しかして、モータ13によ
り、その軸13Aに取付けた不図示のピニオンギヤおよび
スイングレバ軸14Aを介してスイングレバ部材14に設け
たアイドル歯車14Bを回転させることができる。なお、
ここでスイングレバ部材14はスイングレバ軸14Aに回動
自在に枢支される。
31および32はスイングレバ部材14の上下両翼にそれぞれ
軸支されているスイングギヤおよびシート送りギヤであ
り、ギヤ31には大歯車31Aおよび小歯車31Bが、また、ギ
ヤ32には大歯車32Aおよび小歯車32Bが設けられていて、
それぞれの大歯車31Aおよび32Aがアイドル歯車14Bと噛
合する。33はレバ部材14に取付けた係合部材、34は弾性
力のあるフリクション片である。
更にまた、トリガ装置27は軸35Aによって回動自在に支
承され、その先端に係止フック35Bが形成されているト
リガレバ35、トリガレバ35を動作させるプランジャ36お
よびトリガソレノイド37と戻しばね38とによって構成さ
れる。
40Aおよび40Bはそれぞれ左右のスライダユニットであ
り、ユニット案内軸41に摺動自在に保持されている。ま
た、案内軸41は側板1Aおよび1Bに支承されており、その
軸41には軸線にそって長い溝41Aが形成してある。42は
案内軸41の端部に取付けられた給送レバであり、給送時
にはレバ42を矢印Aの方向に傾動させることにより圧板
43上にシートの給送を行うことができる。
次に、スライダユニット40Aおよび40Bの構成を第2図に
よって詳述する。なお、ユニット40Aと40Bとは左右対称
に構成される。ここで、44はスライダ本体、44Aはその
つまみ、44Bは本体44Aを軸41に摺動自在に支持する案内
孔、44Cはその底部から立設され圧板43の案内柱43Aを摺
動自在に嵌入させた案内筒、44Dは圧板43のロック爪43B
を係止させる係合角孔、44Eは給送ローラ基体21のつば
部21A,21B間を枢支する枢支部である。また、45は先端
に分離爪45Aを有する分離爪保有部材であり、スライダ
本体44に軸ピン45Bを介して回動自在に取付けられ、そ
の時計回りの回動動作は分離爪保有部材45の上端のスト
ッパ部45Cが給送ローラ基体21のつば部21Bに下側から当
接する。
46は圧板43を保持し、給送レバ42による案内軸41の回動
動作に応じて圧板43を上下に揺動可能なセットアーム部
材であり、そのために、部材46の軸孔には案内軸41の長
溝41Aに係合するまわり止めの突部46Aが形成されてい
る。また、部材46のかぎ型のアーム部46Bは本図では示
されていない圧板43裏面側の係合孔43C(第3図参照)
に上下に摺動可能に係合される。
更に第2図において、47は圧板43を持上げ状態に保持す
る圧板ばね、48は圧板43の上面に貼着された摩擦板であ
り、摩擦板48は例えばコルクやフエルトなど比較的に摩
擦係数の大きい材料で形成される。
ついで、このように構成したプリンタにおいてシート類
をセットすることからシート類の排出にいたるまでの諸
動作を各図を参照しながら説明する。
まずシートをスライダユニット40Aおよび40Bにセットす
る場合は、第1図に示す給送レバ42を矢印A方向に手動
で回動すると、案内軸41の回動につれて第2図に示した
セットアーム部材46およびこれに第3A図のように係合孔
43Cを介して係合されている圧板43をばね47のばね力に
抗して回動させ、圧板43のロック爪43Bを第3B図のよう
にスライダ本体44の底部に設けた係合角孔44Dに係止さ
せることができる。
よって、ここで所要枚数のシートを圧板43上に累積して
搭載し、シートの先端側を分離爪45Aに突当てるように
して整合した上、給送レバ42を矢印A方向とは反対に回
動させ、ロック爪43Bの係合状態を解除させて、ばね47
のばね力により圧板43を上方に向けて偏倚させると、分
離爪保有部材45のストッパ部45Cが給送ローラ基体21の
つば部21Bに当接することによってシート上面と給送ロ
ーラ20との間に所定のすき間を保たせた状態でシート類
をスライダユニットにセットすることができる。
ついで、シート送りローラ6に保持されたシート送りの
動作について述べると、通常の状態では、第4A図に示す
ようにトリガレバ35によりスイングレバ部材14の係合部
33が係合されており、この係合状態によってスイングレ
バ部材14のスイングギヤ小歯車31Bがタイミングギヤ24
の外接歯車部25の歯欠部25Bに位置するようにしてあ
る。一方、スイングレバ部材14の他方の端部側に軸支さ
れているシート送りギヤ32の小歯車32Bは、シート送り
ローラ軸6A側の大歯車9Aに噛合している。
よって、シートを上方、すなわち記録位置にシート送り
する場合は、モータ13によりスイングレバ部材14のアイ
ドルギヤ14Bを矢印B方向に駆動することにより、小歯
車32B、大歯車9Aを介してシート送りローラ6を時計回
りの方向に回動させることができ、しかもこの状態では
スイングギヤ小歯車31Bが外接歯車部25の歯欠部25Bに接
触しているため、タイミングギヤ24を回転させることが
ない。
また、シートを上記とは逆の方向に戻そうとする場合
は、モータ13の逆転により、スイングレバ部材14もまた
反時計回りの方向に回動しようとするが、トリガレバ35
の係止によってスイングレバ部材14の回動動作が阻ま
れ、そのままシート送りローラ6を逆転させることがで
きる。
次に、第1図を参照しながらシートをローラ6に自動給
送する場合の動作について述べる。この場合は、まずト
リガソレノイド37に通電してプランジャ36を吸引させ、
トリガレバ35を時計回りの方向に回動させることにより
スイングレバ部材14を係止状態から解放する。しかし
て、この状態でモータ13をシートとの逆送り方向、すな
わちアイドル歯車14Bを反時計回りの方向に回動させる
と、スイングレバ部材14もこれに連れて回動し、タイミ
ングギヤ24においては第4B図に示すようにスイングレバ
部材14の小歯車31Bが内接歯車部26の内歯部26Aと噛合す
ると共に、シート送りローラ軸6A側の大歯車9Aに噛合し
ていた小歯車32Bが大歯車9Aから解離される。
よってタイミングギヤ24が第4B図のように矢印Cの方向
に回動し、給送ローラ軸23を介して給送ローラ20が回動
し始める。なおこの状態ではソレノイド37への通電は停
止されている。第5A図は給送ローラ20が回動し始める前
の状態を示し、この状態から給送ローラ20の矢印Cの方
向の回動が進むにつれて、その大径周面部20Bがシート5
0の上面に接するので、摩擦力によって最上部に位置し
ているシート50のみが分離爪45Aによって一枚だけ引離
されてローラ6の側に送り出される。
第5B図は、上述のようにしてシート50の先端がシート送
りローラ6とピンチローラ51との間に導かれた状態を示
し、この状態になると、シート50はループ状に保たれ、
一方タイミングギヤ24では第4C図に示すように小歯車31
Bが外接歯車部26の歯欠部26Bに導かれ、タイミングギヤ
24の回転の停止に伴い、給送ローラ20もまた停止する。
そこで、次にシート送りモータ13をシート送りの正方向
に回転させると、アイドル歯車14Bの矢印B方向の回転
によりスイングレバ部材14を同方向に回動させて、その
小歯車31Bおよび32Bをタイミングギヤ24の外接歯車部外
歯25Aおよびシート送りのローラ6側の大歯車9Aと噛合
状態とすることができ、シート送りローラ6が回転させ
られることによって、シート50を第5C図に示すようにピ
ンチローラ51等との間に巻着させることができる。しか
して、このとき、給送ローラ20も回転するが、このタイ
ミングでは給送ローラ20の小径周面部20Aがシート50の
対向位置にあり、したがって、給送ローラ20によるシー
ト送りはなされず、小歯車31Bが内接歯車部26の歯欠部2
5Bのところまで回転したところで給送ローラ20が停止
し、第4A図のような状態に保たれる。
ついで給送ローラ20が第5A図のような待機状態から回動
し始めて、給送するまでの間に前述した給送ローラ基体
21のつば部21Bによってなされる動作を第6図、第7A図
および第7B図を参照しながら説明する。
給送ローラ20とローラ基体21とはローラ軸23に対してこ
れらの周方向の相対位置が第6図に示す状態となるよう
に固定されており、ローラ基体21のつば部21Bはその周
面にストッパカム部211B、押し下げカム部212Bおよび逃
しカム部213Bが形成してある。しかして、給送動作が行
われない待機状態、すなわち、給送動作後、給送ローラ
20が第5A図のような始動位置に戻された状態では第6図
のようにつば部21Bのストッパカム部211Bが分離爪部材4
5のストッパ部45Cに係合され、振動やその他の理由によ
って給送ローラ20が不用意に回転しないように抑止して
いる。
そこで、給送動作になると、給送ローラ軸23が回転され
ることにより、給送ローラ20およびここでは不図示のロ
ーラ基体21が矢印方向に回動することによって、第7A図
のように押し下げカム部212Bによって分離爪保有部材45
が下方に押し下げられる。この押し下げ動作により、シ
ート50もまたは分離爪45Aを介して下方に押下され、シ
ート50の上面と給送ローラ20との間には十分な間隙が保
たれる。
ついで、給送ローラ軸23の回転にともない、第7B図のよ
うに分離爪保有部材45のストッパ部材45Cが押し下げカ
ム部212Bから解放されると共に給送ローラ20ではその大
径周面部20Bすなわち給送周面部がシート50の上面に接
触する。しかして、この状態では分離爪保有部材45がつ
ば部21Bから解放されていることによって、単に自重だ
けで分離爪45Aが最上層のシート50の端部に軽く接触し
ているのみであり、したがって、抵抗もなく円滑にシー
ト50を送出させることができる。
このあと、大径の給送周面部20Bによって給送が完了す
ると、ローラ軸23の引続きの回転により給送ローラ20お
よびつば部21Bは第6図に示した状態にまで戻される。
更に続いてシート送りが継続されると、シート50は第8A
図のように排出ローラ11とシート送り拍車16Bとの間に
導かれ、排出ローラ11によって適切に張力が与えられた
シート50を印字ヘッド4の前面に持たせた状態に保つ。
よって、この状態でシート50上に印字ヘッド4によって
印字記録が行われ、そのあと再び引続いてシート送りが
なされる。
なおこの場合、給送拍車16Aとシート送り拍車16Bとの関
係は、拍車ホルダ15が拍車レバ18の支持部材17に拍車18
B寄りの位置で支承されているために、拍車レバ15を介
して拍車16Aおよび16Bを排出ローラ11に向けて偏倚させ
ている力の大半がシート送り拍車16Bにかかる。そこ
で、第8A図のような状態においては主として拍車16Bの
みによってシート50が排出ローラ11との間に狭持される
形態となり、一方拍車16Aの方はシート50の持つ弾性に
よってこれを押し戻すほどの力はなく、シート50の接線
方向に沿ってこれに軽く接触を保っているにすぎない。
かくして、記録終了後の引続きシート送りの結果、シー
ト50の後端50Aが第8B図に示すような位置にまで送られ
てくると、その後端50Aが排出拍車16Aによって案内され
排出ローラ11の係合溝11Bに落ち込み係合されることに
なり、そのままシート50は排出ローラ11によってストッ
カ52に収納される。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、シートの束
を積載するための積載手段と、回転可能に支持され、前
記積載手段に積載されたシートに接触してこれに給送力
を与える給送部および前記シートに接触しない非接触部
を有する給送回転体と、該給送回転体により給送力を与
えられたシートを他のシートから分離する分離手段と、
前記積載手段を、該積載手段に積載されたシートが前記
給送部に接触可能な第1の位置と、接触不可能な第2の
位置とに移動可能な移動手段と、を具備し、当該移動手
段は、前記シートが前記給送回転体に給送部の端部以外
の部分から接触を開始するように、前記給送部がシート
と対面する位置に来るまで回転してきた後に前記積載手
段を第2の位置から第1の位置に移動させることによっ
て、積載手段上のシートの累積状態のいかんにかかわら
ず常に給送回転体による安定した給送動作が保証され、
信頼度の高いシート給送装置を提供することができるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明シート給送装置の構成の一例を一部分解
して示す斜視図、 第2図はその給送機構であるスライダを分解して示す斜
視図、 第3A図および第3B図はそのスライダのシートをセットす
るときの動作形態をそれぞれ示す断面図、 第4A図、第4B図および第4C図は本発明にかかるタイミン
グギヤの動作状態をそれぞれ示す説明図、 第5A図、第5B図および第5C図は本発明にかかる給送ロー
ラの動作の過程を示す説明図、 第6図はその給送ローラと基体カムとの相対位置を示す
側面図、 第7A図および第7B図はその給送ローラおよび基体カムの
動作を示す説明図、 第8A図および第8B図はシートが排出ローラによって排出
されるときの動作の過程を示す説明図、 第9図は従来の給送ローラの動作の一例を示す説明図で
ある。 6……シート送りローラ、 13……シート送りモータ、 14……スイングレバ部材、 20,200……給送ローラ、 43……圧板、 44……スライダ本体、 45……分離爪保有部材、 45A……分離爪、 47……圧板ばね、 50……シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの束を積載するための積載手段と、
    回転可能に支持され、前記積載手段に積載されたシート
    に接触してこれに給送力を与える給送部および前記シー
    トに接触しない非接触部を有する給送回転体と、 該給送回転体により給送力を与えられたシートを他のシ
    ートから分離する分離手段と、 前記積載手段を、該積載手段に積載されたシートが前記
    給送部に接触可能な第1の位置と、接触不可能な第2の
    位置とに移動可能な移動手段と、を具備し、当該移動手
    段は、前記シートが前記給送回転体に給送部の端部以外
    の部分から接触を開始するように、前記給送部がシート
    と対面する位置に来るまで回転してきた後に前記積載手
    段を第2の位置から第1の位置に移動させることを特徴
    とするシート給送装置。
JP8504186A 1986-03-18 1986-04-15 シート給送装置 Expired - Lifetime JPH0757645B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8504186A JPH0757645B2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15 シート給送装置
DE19873708601 DE3708601A1 (de) 1986-03-18 1987-03-17 Papierfoerdereinrichtung fuer ein aufzeichnungsgeraet
US08/364,413 US5531531A (en) 1986-03-18 1994-12-27 Paper feed device for a recording apparatus
US08/636,861 US5846006A (en) 1986-03-18 1996-04-23 Paper feed device for a recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8504186A JPH0757645B2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15 シート給送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62244827A JPS62244827A (ja) 1987-10-26
JPH0757645B2 true JPH0757645B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=13847601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8504186A Expired - Lifetime JPH0757645B2 (ja) 1986-03-18 1986-04-15 シート給送装置

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