JPH0757029A - バーコードリーダーにおける二値化装置 - Google Patents

バーコードリーダーにおける二値化装置

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JPH0757029A
JPH0757029A JP5199322A JP19932293A JPH0757029A JP H0757029 A JPH0757029 A JP H0757029A JP 5199322 A JP5199322 A JP 5199322A JP 19932293 A JP19932293 A JP 19932293A JP H0757029 A JPH0757029 A JP H0757029A
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gate signal
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    • G06K7/14Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、バーコードリーダーにおける二値
化装置に関し、レーザビームの走査速度にかかわらず、
適正に二値化信号への変換を行なうようにすることを目
的とする。 【構成】 二値化コード信号を含んだアナログ信号を微
分する微分手段11と、微分手段11からの微分信号よ
り微分信号の正負のピーク点を検出するピーク点検出手
段12と、微分手段11からの微分信号が第1設定レベ
ル以上のときに第1ゲート信号を出力する第1ゲート信
号出力手段13と、微分手段11からの微分信号が第2
設定レベル以下のときに第2ゲート信号を出力する第2
ゲート信号出力手段14と、第1ゲート信号の信号変化
を検出したあとにピーク点検出手段12からの正のピー
ク点を検出する正ピーク点検出用順序手段15と、第2
ゲート信号の信号変化を検出したあとにピーク点検出手
段12からの負のピーク点を検出する負ピーク点検出用
順序手段16とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図10〜図14) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 ・第1実施例の説明(図2〜図4) ・第2実施例の説明(図5) ・第3実施例の説明(図6) ・第4実施例の説明(図7) ・他の実施例の説明(図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードリーダーに
おける二値化装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図9は一般的なバーコード読取装置(バ
ーコードリーダー)の構成を示すブロック図であり、こ
の図9において、1は物品等の表面に印刷されたバーコ
ードで、このバーコード1は、通常、複数の黒色のバー
(以下、黒バーという)および白色のバー(以下、白バ
ーという)を交互に配置してなるもので、各黒バーおよ
び各白バーの幅に基づいて所定のデータを表すものであ
る。
【0004】2はバーコード1に対してレーザビームL
2を照射するとともにバーコード1から反射されてきた
レーザビームL2の反射光R1を受光する光学系であ
り、この光学系2は、レーザ発光部3,走査機構4およ
び光電変換部5から構成されている。ここで、レーザ発
光部3は、レーザビームL1を発光する半導体レーザを
有して構成されるものである。
【0005】また、走査機構4は、例えばモータにより
回転駆動されるポリゴンミラーから構成されるもので、
レーザ発光部3からのレーザビームL1を反射すること
により、このレーザビームL1を、レーザビームL2と
してバーコード1をなす複数の黒バーおよび白バーへ向
けて照射し、バーコード1の黒バー,白バーと交差する
方向に一定の速度で移動・走査させる機能を有してい
る。
【0006】この走査機構4は、バーコード1からのレ
ーザビームL2の反射光R1を反射することにより、レ
ーザビームL2の走査に伴って移動する反射光R1を反
射光R2として光電変換部5へ入射させる機能も有して
いる。さらに、光電変換部5は、例えばフォトダイオー
ド等の光電変換素子を有して構成されるもので、走査機
構4を介して受光した反射光R2(光入力信号)をその
光量に応じた電気信号(アナログ値)に変換して出力す
るものである。
【0007】6は光電変換部5からの電気信号をディジ
タル化するA/D変換部(二値化装置)で、このA/D
変換部6は、光電変換部5からの電気信号をディジタル
化することにより、バーコード1をなす各黒バーの部分
に対応する黒レベル信号と、バーコード1をなす各白バ
ーの部分に対応する白レベル信号との二値化信号に変換
するものである。この二値化信号としては、通常、各白
バーの部分からの反射光R2の光量の方が各黒バー部分
からの反射光R2の光量よりも大きくなるため、白レベ
ル信号をHighレベルとし黒レベル信号をLowレベ
ルとした信号が得られる。
【0008】上記のようなA/D変換部6として従来用
いられていたものを、図10に示す。この図10におい
て、A/D変換部6は、アンプ34,微分回路35,フ
ィルタ36,アンプ37,積分回路38,コンパレータ
39,アンプ40,直流レベル回路41,ピークホール
ド回路42,放電回路43,反転アンプ44,コンパレ
ータ47,コンパレータ48,遅延回路49,遅延回路
50,AND回路51,AND回路52及び反転回路5
3とをそなえて構成されている。
【0009】即ち、光学系2の出力はアンプ34で増幅
されてアナログ信号(入力信号)として出力され、入力
信号aは微分回路35で微分されてフィルタ36を介し
て微分信号bとして出力されるようになっている。ま
た、微分信号bはアンプ37で増幅された後に積分回路
38によって積分、遅延されて積分遅延信号eとして出
力され、コンパレータ39は積分遅延信号eとアンプ3
7からの微分信号bを比較して比較結果信号kが出力さ
れるようになっている。
【0010】フィルタ36からの微分信号bは、アンプ
40で増幅された後に、直流レベル回路41,ピークホ
ールド回路42,放電回路43および反転アンプ44よ
りなるスライス信号発生回路45に入力し、スライス信
号c,dを発生させて、コンパレータ47,48,遅延
回路49,50をそなえて構成されるゲート信号発生回
路46に入力されるようになっている。
【0011】また、ゲート信号発生回路46において
は、コンパレータ47は、スライス信号発生回路45で
発生させたスライス信号dとアンプ40からの微分信号
bが入力され、ゲート信号gが出力されるとともに、コ
ンパレータ48は、スライス信号発生回路45で発生さ
せたスライス信号cとアンプ40からの微分信号bが入
力され、ゲート信号fが出力される。また、遅延回路4
9には、コンパレータ47からのゲート信号gが入力さ
れ、遅延ゲート信号iが出力されるとともに、遅延回路
50には、コンパレータ48からのゲート信号fが入力
され、遅延ゲート信号hが出力されるようになってい
る。
【0012】AND回路51には、比較結果信号kと遅
延回路49からの遅延ゲート信号iが入力し、出力信号
mが出力されるとともに、AND回路52は比較結果信
号kを反転回路53で反転させた信号と遅延回路50か
らの遅延ゲート信号hが入力し、出力信号nが出力され
るようになっている。一方、図9において、7はクロッ
クジェネレータ8からのクロック信号をカウントするバ
ー幅カウンタで、このバー幅カウンタ7は、A/D変換
部6からの二値化信号の黒レベル信号部分および白レベ
ル信号部分の時間幅、即ち実際のバーコード1の各黒バ
ーおよび各白バーの幅に対応する値をクロック信号のカ
ウント値として出力するものである。
【0013】さらに、9はバー幅カウンタ7からのバー
幅カウント値を格納するメモリ、10はCPUで、この
CPU10は、メモリ9に格納されたバー幅カウント値
(各黒バーおよび各白バーの幅に対応する値)に基づい
て、バーコード1のもつ所定データを抽出・復調するた
めのものである。このような構成により、レーザ発光部
3から発光されたレーザビームL1は、走査機構4によ
って、レーザビームL2としてバーコード1の黒バーお
よび白バーへ向けて照射され、バーコード1の黒バー,
白バーと交差する方向に一定の速度で移動・走査され
る。
【0014】走査機構4から射出されたレーザビームL
2は、バーコード1の部分で散乱・反射され反射光R1
として走査機構4に再入射する。反射光R1は、レーザ
ビームL2の走査移動に伴って反射角が変化して移動す
るが、走査機構4を構成するポリゴンミラーにて反射さ
れることにより、反射光R2として所定位置に配置され
た光電変換部5の光電変換素子へ入射する。
【0015】この光電変換部5により反射光R2はその
光量に応じた電気信号に変換され、その電気信号は、A
/D変換部6によりディジタル化され、バーコード1の
各黒バーの部分に対応する黒レベル信号と、バーコード
1の各白バーの部分に対応する白レベル信号とを有する
二値化信号に変換される。ここで、図9に示すA/D変
換部6においては、各ブロックにおいて図11に示すよ
うな波形の信号が出力されている。
【0016】即ち、入力信号aはバーコード32のコー
ド化された信号を含むアナログ信号であり、受光部33
の出力をアンプ34で増幅した信号であり、bは入力信
号aを微分回路35で微分した信号であり、eは微分信
号bを積分回路38により積分し、遅延させた信号であ
る。積分遅延信号eと微分信号bをコンパレータ39で
比較して得られる比較結果信号kは、入力信号aの変化
点を示す。この比較結果信号kは、入力信号aの変化量
の小さい所が不定状態となる。
【0017】c、dはスライス信号発生回路45で発生
させたスライス信号であり、これらのスライス信号c、
dと微分信号bによってゲート信号f、gが作られ、ゲ
ート信号f、gを遅延回路49、50で遅延させた信号
が遅延ゲート信号h,iである。比較結果信号kは、微
分信号bを遅延させた信号により作られているため、ゲ
ート信号f、gも遅延させて信号h、iを得ている。
【0018】遅延ゲート信号h、iと比較結果信号kと
の論理積によって比較結果信号kの不定状態をゲート
し、入力信号(アナログ信号)の変化点(アナログ信号
と基準点Lとの交点)に対応した出力信号n、mを得
る。この信号n、mをフリップフロップに入力すること
により、バーコードをデジタル化した信号を得ている。
上記のようにして、A/D変換部6においてディジタル
信号を得ると、次に、図9におけるバー幅カウンタ7に
てクロックジェネレータ8からのクロック信号をカウン
トすることにより、A/D変換部6からの二値化信号の
黒レベル信号部分および白レベル信号部分の時間幅(実
際のバーコード1の各黒バーおよび各白バーの幅に対応
する値)がクロック信号のカウント値として計測され、
そのカウント値を、メモリ9に一旦格納する。そして、
CPU10において、メモリ9に格納されたバー幅カウ
ント値に対して所定の復調処理を施すことにより、バー
コード1のもつ所定データが抽出・復調される。
【0019】これにより、従来のバーコードリーダーに
おける二値化装置においては、積分によって高い周波数
成分のノイズを減衰させて、バー幅の検出精度を向上さ
せている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のバー
コードリーダーにおける二値化装置においては、ピーク
検出のために、微分信号bを積分回路38により積分す
ることにより遅延させ、積分遅延信号eとしているが、
レーザビームL2の走査速度が遅いところでは積分によ
る遅延が少なくなる。
【0021】このため、比較結果信号kにおける実際の
微分信号のピーク点からの遅延時間は厳密には一定では
ない。しかし、ゲート信号f,gは、ディジタル信号な
ので常に一定の遅延量となっている。従って、上記の比
較結果信号kにおける微分信号のピーク点からの遅延時
間とゲート信号の遅延時間との関係が適正である場合
は、例えば図12に示すように、出力信号mの立ち上り
タイミングがピーク検出信号kと一致するが、図13に
示すように、微分信号のピーク点からの遅延時間が少な
い場合は、出力信号mの立ち上りタイミングがピーク検
出信号kと異なったタイミングとなり、図14に示すよ
うに、微分信号のピーク点からの遅延時間が大きい場合
は、出力信号mが出力されない場合があり、上記のよう
な事態が発生すると、二値化信号への変換精度の低下を
招くという課題がある。
【0022】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、レーザビームの走査速度にかかわらず、適正
に二値化信号への変換を行なうことができるバーコード
リーダーにおける二値化装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、11は微分手段であり、
この微分手段11は、二値化コード信号を含んだアナロ
グ信号を微分するものである。また、12はピーク点検
出手段であり、このピーク点検出手段12は、微分手段
11からの微分信号より微分信号の正負のピーク点を検
出するものである。
【0024】さらに、13は第1ゲート信号出力手段で
あり、この第1ゲート信号出力手段13は、微分手段1
1からの微分信号が第1設定レベル以上のときに第1ゲ
ート信号を出力するものである。14は第2ゲート信号
出力手段であり、この第2ゲート信号出力手段14は、
微分手段11からの微分信号が第2設定レベル以下のと
きに第2ゲート信号を出力するものである。
【0025】また、15は正ピーク点検出用順序手段で
あり、この正ピーク点検出用順序手段15は、第1ゲー
ト信号出力手段13からの第1ゲート信号の信号変化を
検出したあとにピーク点検出手段12からの正のピーク
点を検出するものである。さらに、16は負ピーク点検
出用順序手段であり、この負ピーク点検出用順序手段1
6は、第2ゲート信号出力手段14からの第2ゲート信
号の信号変化を検出したあとにピーク点検出手段12か
らの負のピーク点を検出するものである(請求項1)。
【0026】なお、53はピーク点検出手段12からの
信号を反転させる反転回路である。また、請求項2記載
の本発明のバーコードリーダーにおける二値化装置のよ
うに、正ピーク点検出用順序手段15が、第1ゲート信
号出力手段13からの第1ゲート信号の信号変化を検出
したあと、第1の設定時間が経過するまでの間、ピーク
点検出手段からの正のピーク点を検出するように構成さ
れるとともに、負ピーク点検出用順序手段16が、第2
ゲート信号出力手段14からの第2ゲート信号の信号変
化を検出したあと、第2の設定時間が経過するまでの
間、ピーク点検出手段12からの負のピーク点を検出す
るように構成してもよい。
【0027】さらに、請求項3記載の本発明のバーコー
ドリーダーにおける二値化装置のように、正ピーク点検
出用順序手段15によって、第1の設定時間が経過して
も、ピーク点検出手段12からの正のピーク点を検出す
ることができない場合、又は負ピーク点検出用順序手段
16によって、第2の設定時間が経過しても、ピーク点
検出手段12からの負のピーク点を検出することができ
ない場合は、バーコードの読み取りシーケンスをリセッ
トするリセット手段を設けるように構成してもよい。
【0028】また、請求項4記載の本発明のバーコード
リーダーにおける二値化装置は、正ピーク点検出用順序
手段15が、第1ゲート信号出力手段13からの第1ゲ
ート信号の立ち上がり又は立ち下がりを検出してから第
1ゲート信号の立ち下がり又は立ち上がりを検出し更に
第3の設定時間が経過するまでの間、ピーク点検出手段
12からの正のピーク点を検出するように構成されると
ともに、負ピーク点検出用順序手段16が、第2ゲート
信号出力手段14からの第2ゲート信号の立ち上がり又
は立ち下がりを検出してから第2ゲート信号の立ち下が
り又は立ち上がりを検出し更に第4の設定時間が経過す
るまでの間、ピーク点検出手段12からの負のピーク点
を検出するように構成されている。
【0029】さらに、請求項5記載の本発明のバーコー
ドリーダーにおける二値化装置のように、正ピーク点検
出用順序手段15によって、第3の設定時間が経過して
も、ピーク点検出手段12からの正のピーク点を検出す
ることができない場合、又は負ピーク点検出用順序手段
16によって、第4の設定時間が経過しても、ピーク点
検出手段12からの負のピーク点を検出することができ
ない場合は、バーコードの読み取りシーケンスをリセッ
トするリセット手段を設けるように構成してもよい。
【0030】また、請求項6記載の本発明のバーコード
リーダーにおける二値化装置は、ピーク点検出手段12
が、微分手段11からの微分信号を遅延させる遅延手段
と、遅延手段で遅延された遅延信号と微分手段11から
の微分信号とを比較して微分信号の正負のピーク点を検
出する比較手段とをそなえて構成されている。さらに、
請求項7記載の本発明のバーコードリーダーにおける二
値化装置のように、ピーク点検出手段12が、微分手段
11からの微分信号をさらに微分する二階微分手段と、
二階微分手段からの二階微分信号からゼロクロス点を検
出することにより微分信号の正負のピーク点を検出する
ゼロクロス点検出手段とをそなえて構成されてもよい。
【0031】
【作用】上述の本発明のバーコードリーダーにおける二
値化装置では、微分手段11において、入力する二値化
コード信号を含んだアナログ信号を微分すると、ピーク
点検出手段12は、微分手段11からの微分信号より微
分信号の正負のピーク点を検出する。
【0032】さらに、第1ゲート信号出力手段13で
は、微分手段11からの微分信号が第1設定レベル以上
のときに第1ゲート信号を出力する一方、第2ゲート信
号出力手段14では、微分手段11からの微分信号が第
2設定レベル以下のときに第2ゲート信号を出力する。
また、正ピーク点検出用順序手段15は、第1ゲート信
号出力手段13からの第1ゲート信号の信号変化を検出
したあとにピーク点検出手段12からの正のピーク点を
する一方、負ピーク点検出用順序手段16は、第2ゲー
ト信号出力手段14からの第2ゲート信号の信号変化を
検出したあとにピーク点検出手段12からの負のピーク
点を検出する(請求項1)。
【0033】また、請求項2記載の本発明のバーコード
リーダーにおける二値化装置では、正ピーク点検出用順
序手段15において、第1ゲート信号出力手段13から
の第1ゲート信号の信号変化を検出したあと、第1の設
定時間が経過するまでの間、ピーク点検出手段からの正
のピーク点を検出する一方、負ピーク点検出用順序手段
16において、第2ゲート信号出力手段14からの第2
ゲート信号の信号変化を検出したあと、第2の設定時間
が経過するまでの間、ピーク点検出手段12からの負の
ピーク点を検出する。
【0034】さらに、請求項3記載の本発明のバーコー
ドリーダーにおける二値化装置では、正ピーク点検出用
順序手段15によって、第1の設定時間が経過しても、
ピーク点検出手段12からの正のピーク点を検出するこ
とができない場合、又は負ピーク点検出用順序手段16
によって、第2の設定時間が経過しても、ピーク点検出
手段12からの負のピーク点を検出することができない
場合は、リセット手段が、バーコードの読み取りシーケ
ンスをリセットする。
【0035】また、請求項4記載の本発明のバーコード
リーダーにおける二値化装置では、正ピーク点検出用順
序手段15において、第1ゲート信号出力手段13から
の第1ゲート信号の立ち上がり又は立ち下がりを検出し
てから第1ゲート信号の立ち下がり又は立ち上がりを検
出し更に第3の設定時間が経過するまでの間、ピーク点
検出手段12からの正のピーク点を検出するようととも
に、負ピーク点検出用順序手段16において、第2ゲー
ト信号出力手段14からの第2ゲート信号の立ち上がり
又は立ち下がりを検出してから第2ゲート信号の立ち下
がり又は立ち上がりを検出し更に第4の設定時間が経過
するまでの間、ピーク点検出手段12からの負のピーク
点を検出する。
【0036】さらに、請求項5記載の本発明のバーコー
ドリーダーにおける二値化装置では、正ピーク点検出用
順序手段15によって、第3の設定時間が経過しても、
ピーク点検出手段12からの正のピーク点を検出するこ
とができない場合、又は負ピーク点検出用順序手段16
によって、第4の設定時間が経過しても、ピーク点検出
手段12からの負のピーク点を検出することができない
場合は、リセット手段において、バーコードの読み取り
シーケンスをリセットする。
【0037】また、請求項6記載の本発明のバーコード
リーダーにおける二値化装置では、ピーク点検出手段1
2によるピーク点の検出にあたって、遅延手段により、
微分手段11からの微分信号を遅延させ、比較手段によ
り、遅延手段で遅延された遅延信号と微分手段11から
の微分信号とを比較して微分信号の正負のピーク点を検
出する。
【0038】さらに、請求項7記載の本発明のバーコー
ドリーダーにおける二値化装置では、ピーク点検出手段
12によるピーク点の検出にあたって、二階微分手段に
おいて、微分手段11からの微分信号をさらに微分し、
ゼロクロス点検出手段により、二階微分手段からの二階
微分信号からゼロクロス点を検出することにより微分信
号の正負のピーク点を検出する。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例にかかるバーコードリーダー
における二値化装置を示すブロック図であるが、この図
2に示すバーコードリーダーにおける二値化装置は、前
述した図9のようなバーコードリーダーにて用いられる
ものであって、光電変換部5からの電気信号をディジタ
ル化することにより、バーコード1をなす各黒バーの部
分に対応する黒レベル信号と、バーコード1をなす各白
バーの部分に対応する白レベル信号との二値化信号に変
換するものである。この二値化信号としては、通常、各
白バーの部分からの反射光R1の光量の方が各黒バー部
分からの反射光R1の光量よりも大きくなるため、白レ
ベル信号をHighレベルとし黒レベル信号をLowレ
ベルとした信号が得られる。
【0040】さて、この図2に示すように、本発明の第
1実施例にかかるバーコードリーダーにおける二値化装
置は、図10において示した従来のものと同様のアンプ
34,微分回路(微分手段)35,フィルタ36,アン
プ37,積分回路(遅延手段)38,コンパレータ(比
較手段)39,アンプ40,直流レベル回路41,ピー
クホールド回路42,放電回路43,反転アンプ44,
コンパレータ47及びコンパレータ48をそなえている
が、更に正ピーク点検出用順序回路61及び負ピーク点
検出用順序回路62をそなえている点が従来のものと異
なる。
【0041】つまり、バーコード1からの反射光R1
は、光学系2にて電気信号に変換されるが、この電気信
号は、アンプ34〜コンパレータ39に至る信号処理に
より、図10,図11にて示した従来のものと同様の比
較結果信号kが出力されるようになっている。即ち、光
学系2の出力はアンプ34で増幅され、二値化コード信
号を含んだアナログ信号(入力信号)aとして出力さ
れ、このアナログ信号aは微分回路35で微分されてフ
ィルタ36を介して微分信号bとして出力されるように
なっている。
【0042】そして、微分信号bはアンプ37で増幅さ
れた後に積分回路38によって積分、即ち遅延されて積
分遅延信号eとして出力され、コンパレータ39は積分
遅延信号eとアンプ37からの微分信号bを比較し、こ
れにより、ピーク点検出情報としての比較結果信号kが
出力されるのである。このコンパレータ39からの比較
結果信号kは、正のピーク点が検出されると、立ち上が
り信号として出力され、負のピーク点が検出されると、
立ち下がり信号として出力されるようになっている。
【0043】なお、上記積分回路38による遅延時間
は、効果的にピーク点が検出できるように調整されてい
る。従って、上記アンプ37と積分回路38とコンパレ
ータ39とにより、微分信号bのピーク点を検出するピ
ーク点検出部(手段)63を構成する。また、フィルタ
36からの微分信号bは、アンプ40と直流レベル回路
41,ピークホールド回路42,放電回路43および反
転アンプ44よりなるスライス信号発生部45とによる
信号処理により、図10,図11にて示した従来のもの
と同様のスライス信号c,dが出力されるようになって
いる。
【0044】また、コンパレータ47では、スライス信
号発生回路45で発生させたスライス信号dとアンプ4
0からの微分信号bが入力されて、図10,図11にて
示した従来のものと同様のゲート信号gが出力されると
ともに、コンパレータ48は、スライス信号発生回路4
5で発生させたスライス信号cとアンプ40からの微分
信号bが入力され、図10,図11にて示した従来のも
のと同様のゲート信号fが出力されるようになってい
る。
【0045】即ち、コンパレータ48の出力としてのゲ
ート信号gは、アナログ信号aの傾きがスライス信号c
で設定された所定の正のレベル以上の場合の検出情報で
あって、コンパレータ47の出力としてのゲート信号f
は、アナログ信号aの傾きがスライス信号dで設定され
た所定の負のレベル以下の場合の検出情報である。従っ
て、上記アンプ40とスライス信号発生回路45とコン
パレータ48とにより、微分回路36からの微分信号b
が第1設定レベル以下のときに第1ゲート信号としての
ゲート信号gを出力する第1ゲート信号出力部(手段)
64を構成するとともに、上記アンプ40とスライス信
号発生回路45とコンパレータ47とにより、微分回路
36からの微分信号bが第2設定レベル以下のときに第
2ゲート信号としてのゲート信号fを出力する第2ゲー
ト信号出力部(手段)65を構成する。
【0046】ところで、負ピーク点検出用順序回路62
は、コンパレータ47からのゲート信号gとコンパレー
タ39からの比較結果信号kについて反転回路53にて
反転されたものとが入力されて、出力信号mが出力され
るようになっているが、詳細には、図3に示すような構
成を有している。この図3において、71,72はD−
フリップフロップであり、まずフリップフロップ71
は、コンパレータ47からのゲート信号gがクロック信
号として入力されるとともに、フリップフロップ72か
らの反転出力をクリア情報として入力され、フリップフ
ロップ72に出力信号が出力されるようになっている。
【0047】フリップフロップ72は、クロック信号と
して上記の比較結果信号kについて反転回路53にて反
転されたものを、入力情報としてフリップフロップ71
からの出力を、またクリア情報として反転回路74から
の信号が入力されるとともに、バーコード情報としての
出力信号mが出力されるようになっている。また、遅延
回路73は、出力信号mについて、所定の時間遅延させ
て反転回路74に出力するものであって、さらに、反転
回路74では、その遅延回路73からの遅延信号につい
て、反転させてフリップフロップ72にクリア情報とし
て出力するようになっている。
【0048】また、図2において、正ピーク点検出用順
序回路61は、コンパレータ48からのゲート信号fと
コンパレータ39からの比較結果信号kとが入力され、
出力信号nが出力されるようになっているが、その詳細
な構成は、負ピーク点検出用順序回路62と同様のもの
である。上述の構成により、以下に本発明の第1実施例
にかかるバーコードリーダーにおける二値化装置の具体
的な動作を、図4,図11を用いて説明する。
【0049】即ち、図11において、光学系2で反射光
R1を電気信号に変換し、この電気信号をアンプ34に
て増幅した、二値化コード信号を含むアナログ信号a
は、微分回路35に入力されて、微分信号bとして出力
される。この微分信号bは、積分回路38にて積分さ
れ、積分遅延信号eとしてコンパレータ39に出力され
る。そして、コンパレータ39では、上記積分遅延信号
eと遅延されずに微分回路35より直接入力された微分
信号bとを入力し、これらの信号を比較することによ
り、比較結果信号kとして出力する。
【0050】この比較結果信号kによれば、バーコード
の変化が検出される。即ち、入力信号aの変化量の最大
点を検出すると、Hレベル信号が印加され、それ以外で
は、Lレベル信号が出力されるのである。また、この比
較結果信号kは、入力信号の変化量の小さい所が不定状
態となる。スライス信号発生回路45では、所定の正の
レベルの信号(スライス信号c)及び負のレベルの信号
(スライス信号d)を発生させ、それぞれコンパレータ
48,47に出力されている。
【0051】また、コンパレータ48では、スライス信
号発生回路45で発生させたスライス信号cとアンプ4
0からの微分信号bが入力されて、ゲート信号gを出力
するが、このゲート信号によれば、アナログ信号aの傾
きがスライス信号cで設定された所定の正のレベル以上
の場合に、これを検出してHレベル信号が印加され、そ
れ以外では、Lレベル信号が出力されている。
【0052】同様に、コンパレータ47では、スライス
信号dと微分信号bが入力されて、ゲート信号fを出力
するが、このゲート信号fによれば、アナログ信号aの
傾きがスライス信号dで設定された所定の負のレベル以
下の場合に、これを検出してHレベル信号が印加され、
それ以外では、Lレベル信号が出力されている。また、
図4に示す信号シーケンス図において、ゲート信号g
と、比較結果信号kについて反転回路53により反転さ
れたものとが、負ピーク点検出用順序回路62に入力さ
れる。
【0053】即ち、ゲート信号gは、フリップフロップ
71にクロック信号として入力されるとともに、比較結
果信号kが反転された信号は、フリップフロップ72に
クロック信号として入力されている。そして、フリップ
フロップ71に入力するゲート信号gがHレベル信号が
発生した場合(信号gにおけるP点)、即ち、アナログ
信号aの傾きがスライス信号dで設定された所定の負の
レベル以下である場合は、フリップフロップ72に対し
てHレベル信号を出力する(信号におけるQ点)。
【0054】さらに、フリップフロップ72において、
フリップフロップ71からHレベル信号が入力されてい
る状態において、クロック信号として入力する比較結果
信号kの反転信号が、Lレベル信号となった場合(信号
kにおけるR点)、即ち、入力信号aの変化量の最大点
を検出すると、このQ点においてバーコードの色が変化
したと判断されるので、出力信号としてHレベル信号を
出力する(信号mにおけるS点)。
【0055】また、この出力信号は、遅延回路73にて
遅延され、反転回路74にて反転され、出力信号の遅延
反転信号となって、フリップフロップ72にクリア信号
として入力される。例えば、出力信号としてのm信号が
Hレベル信号であるときは、クリア信号としての遅延反
転信号はLレベル信号となる(信号におけるT点)。
【0056】フリップフロップ72では、このクリア信
号としてのLレベル信号を受けると、出力信号mをLレ
ベル信号として出力する(信号mにおけるU点)。さ
て、フリップフロップ71には、フリップフロップ72
の反転出力としての信号がクリア信号として入力され
ているが、この信号では、出力信号mにおけるS点に
対応するV点ではLレベル信号が出力されている。従っ
て、このLレベル信号を受けて、フリップフロップ71
からの出力についても、Hレベル信号からLレベル信号
に反転する(信号におけるX点)。
【0057】また、正ピーク点検出用順序回路61にお
いては、ゲート信号fと比較結果信号kとが入力され、
負ピーク点検出用順序回路62と同様の信号処理が施さ
れて出力信号nが出力される。このように、負ピーク点
検出用順序回路62の作用により、ゲート信号gの立ち
上がりを検出したあとに、ピーク点検出部63からの負
のピーク点を検出することができるとともに、正ピーク
点検出用順序回路61の作用により同様に正のピーク点
を検出することができるので、微分信号のピーク点から
の遅延時間が少ない場合や、微分信号のピーク点からの
遅延時間が大きい場合等においても、二値化信号への変
換精度の低下を防止することができるので、レーザビー
ムの走査速度にかかわらず、適正に二値化信号への変換
を行なうことができる。
【0058】(b)第2実施例の説明 次に、本発明の第2実施例について説明する。図5は本
発明の第2実施例にかかるバーコードリーダーにおける
二値化装置の要部を示すブロック図であるが、本実施例
にかかるバーコードリーダーにおける二値化装置につい
ても、第1実施例の場合と同様、前述した図9のような
バーコードリーダーにて用いられるものであって、図2
において示したものと同様のアンプ34,微分回路(微
分手段)35,フィルタ36,アンプ37,積分回路
(遅延手段)38,コンパレータ(比較手段)39,ア
ンプ40,直流レベル回路41,ピークホールド回路4
2,放電回路43,反転アンプ44,コンパレータ47
及びコンパレータ48をそなえているが、図5に示すよ
うに、正ピーク点検出用順序回路61及び負ピーク点検
出用順序回路62と異なる正ピーク点検出用順序回路8
1及び負ピーク点検出用順序回路82をそなえている。
【0059】負ピーク点検出用順序回路82は、第1実
施例における負ピーク点検出用順序回路62と同様、コ
ンパレータ47からのゲート信号gとコンパレータ39
からの比較結果信号kについて反転回路53にて反転さ
れたものとが入力されて、出力信号mが出力されるよう
になっている。さらに、この負ピーク点検出用順序回路
82は、それぞれ、第1実施例で示した負ピーク点検出
用順序回路62におけるフリップフロップ71,72と
遅延回路73と反転回路74と同様の、フリップフロッ
プ83B,84BとCR回路(遅延回路)85Bと反転
回路86Bをそなえている。
【0060】即ち、フリップフロップ83Bは、コンパ
レータ47からのゲート信号gがクロック信号として入
力され、フリップフロップ84Bに出力信号が出力され
るようになっている。また、フリップフロップ84B
は、コンパレータ39からの比較結果信号kについて、
反転回路53にて反転された信号をクロック信号として
入力され、出力信号mが出力されるようになっている。
【0061】CR回路85Bは、第1実施例における遅
延回路73と同様に、入力する信号について所定時間遅
延させる遅延素子としての機能を有するものである。反
転回路86Bについても、第1実施例における反転回路
74と同様に、入力する信号について反転させて、フリ
ップフロップ84Bに対してクリア信号として出力する
ものである。
【0062】また、正ピーク点検出用順序回路81は、
第1実施例における正ピーク点検出用順序回路61と同
様、コンパレータ48からのゲート信号fとコンパレー
タ39からの比較結果信号kとが入力されて、出力信号
nが出力されるようになっているが、それぞれ負ピーク
点検出用順序回路82におけるフリップフロップ83
B,84BとCR回路85Bと反転回路86Bと同様の
機能を有するフリップフロップ83A,84AとCR回
路85Aと反転回路86Aとをそなえている。
【0063】また、87A,87BはAND回路であ
り、AND回路87Bは、フリップフロップ84Bから
の反転出力と、正ピーク点検出用順序回路81における
フリップフロップ83Aからの反転出力とを入力すると
ともに、AND回路87Aについても、フリップフロッ
プ84Aからの反転出力と、負ピーク点検出用順序回路
82におけるフリップフロップ83Bからの反転出力と
を入力し、フリップフロップ84Bとフリップフロップ
84Aとが交互にクリアされるようになっている。
【0064】即ち、フリップフロップ84Bからフリッ
プフロップ83Bに対するクリア信号は、コンパレータ
48からのゲート信号fがフリップフロップ83Aに入
力されてから出力されるようになっている。同様に、フ
リップフロップ84Aからフリップフロップ83Aに対
するクリア信号は、コンパレータ47からのゲート信号
gがフリップフロップ83Bに入力されてから出力され
るようになっている。
【0065】上述の構成により、本発明の第2実施例に
かかるバーコードリーダーにおける二値化装置は、前述
の第1実施例の場合と同様に、ゲート信号f,gと、比
較結果信号kが生成されて、ゲート信号fと比較結果信
号kとは、正ピーク点検出用順序回路81に入力される
とともに、ゲート信号gと比較結果信号kについて反転
されたものとが入力される。
【0066】ゲート信号gが正ピーク点検出用順序回路
81に入力されて、フリップフロップ84Bで、比較結
果信号kの反転信号の入力があった場合は、CR回路8
5Bにて生成される遅延時間の間だけ出力信号mとして
Hレベル信号が出力される。同様に、ゲート信号fが負
ピーク点検出用順序回路82に入力されて、フリップフ
ロップ84Aで、比較結果信号kの入力があった場合
は、CR回路85Aにて生成される遅延時間の間だけ出
力信号nとしてHレベル信号が出力される。
【0067】また、フリップフロップ84Bからのフリ
ップフロップ83Bに対するクリア信号は、コンパレー
タ48からのゲート信号fがフリップフロップ83Aに
入力されてから出力されるとともに、フリップフロップ
84Aからフリップフロップ83Aに対するクリア信号
は、コンパレータ47からのゲート信号gがフリップフ
ロップ83Bに入力されてから出力されるので、フリッ
プフロップ84A,84Bに入力するゲート信号情報
は、交互にクリアされる。
【0068】このように、本発明の第2実施例にかかる
バーコードリーダーにおける二値化装置によれば、前述
の第1実施例と同様に、微分回路35と積分回路38と
コンパレータ39と正ピーク点検出用順序回路81と負
ピーク点検出用順序回路82とをそなえ、且つ正ピーク
点検出用順序回路81,負ピーク点検出用順序回路82
には、それぞれ、AND回路87A,87Bをそなえて
いるので、レーザビームの走査速度にかかわらず、適正
に二値化信号への変換を行なうことができ、かつバーコ
ード幅の正確な、高い精度の二値化信号を出力できる利
点がある。
【0069】(c)第3実施例の説明 次に、本発明の第3実施例について説明する。図6は本
発明の第3実施例にかかるバーコードリーダーにおける
二値化装置の要部を示すブロック図である。本実施例に
かかるバーコードリーダーにおける二値化装置において
も、第1,第2実施例の場合と同様に、前述した図9の
ようなバーコードリーダーにて用いられるものであっ
て、図2において示したものと同様のアンプ34,微分
回路(微分手段)35,フィルタ36,アンプ37,積
分回路(遅延手段)38,コンパレータ(比較手段)3
9,アンプ40,直流レベル回路41,ピークホールド
回路42,放電回路43,反転アンプ44,コンパレー
タ47及びコンパレータ48をそなえているが、図6に
示すように、正ピーク点検出用順序回路61及び負ピー
ク点検出用順序回路62等と構成が異なる正ピーク点検
出用順序回路91及び負ピーク点検出用順序回路92を
そなえている。
【0070】さて、この図6に示す負ピーク点検出用順
序回路92においては、第1,2実施例の場合と同様
に、入力信号aの微分信号の負のピーク点を検出できる
ものであって、それぞれ、第2実施例における負ピーク
点検出用順序回路82におけるものと同様の機能を有す
るフリップフロップ83B,84BとCR回路85Bと
反転回路86Bとをそなえている。
【0071】また、88Bは発振回路であり、この発振
回路88Bより、例えば10MHzのクロック信号を発
生させて、シフトレジスタ89Bに入力されるようにな
っている。シフトレジスタ89Bは、フリップフロップ
83Bからの出力信号、即ちコンパレータ47からのゲ
ート信号情報を所定時間(この場合においては、例えば
500nsec)格納して、反転回路90Bに対し出力
するものである。
【0072】また、87BはAND回路であり、このA
ND回路87Bは、フリップフロップ84Bからの反転
出力と、反転回路90Bからの遅延されたフリップフロ
ップ83Bからの反転出力とを入力することにより、フ
リップフロップ83Bにコンパレータ47からのゲート
信号gのHレベル信号が入力されて所定時間内に、コン
パレータ39からの比較結果信号kによって入力信号a
の変化量の最大点が検出されない場合に、フリップフロ
ップ83Bの値をクリアするクリア信号が出力されるよ
うになっている。
【0073】また、正ピーク点検出用順序回路91につ
いても、負ピーク点検出用順序回路92と同様の構成を
有することにより、コンパレータ39からの比較結果信
号kとコンパレータ48からのゲート信号fとを入力す
ると、入力信号の微分信号の正のピーク点を検出できる
ようになっている。上述の構成により、本発明の第3実
施例にかかるバーコードリーダーにおける二値化装置に
おいては、前述の第2実施例の場合と同様に、ゲート信
号f,gと、比較結果信号kが生成されて、ゲート信号
fと比較結果信号kとは、正ピーク点検出用順序回路9
1に入力されるとともに、ゲート信号gと比較結果信号
kについて反転されたものとが、負ピーク点検出用順序
回路92に入力される。
【0074】ゲート信号gが負ピーク点検出用順序回路
92に入力されて、フリップフロップ84Bで、比較結
果信号kの反転信号の入力があった場合は、CR回路8
5Bにて生成される遅延時間の間だけ出力信号mとして
Hレベル信号が出力される。同様に、ゲート信号fが正
ピーク点検出用順序回路91に入力されて、比較結果信
号kの入力があった場合は、図示しないCR回路にて生
成される遅延時間の間だけ出力信号nとしてHレベル信
号が出力される。
【0075】また、フリップフロップ84Bからのフリ
ップフロップ83Bに対するクリア信号は、反転回路9
0Bからのゲート信号gについて遅延及び反転された信
号が、AND回路87Bに入力されてから出力されると
ともに、正ピーク点検出用順序回路91におけるゲート
信号fの入力するフリップフロップにおいても、同様に
クリア信号が入力される。
【0076】これにより、正ピーク点検出用順序回路9
1や負ピーク点検出用順序回路92においては、ゲート
信号の立ち上がり情報が検出されてから、所定時間(5
00nsec)内に比較結果信号kが入力されない場合
は、上記入力されたゲート信号情報はクリアされる。こ
のように、本発明の第3実施例にかかるバーコードリー
ダーにおける二値化装置によれば、微分回路35と積分
回路38とコンパレータ39と正ピーク点検出用順序回
路91と負ピーク点検出用順序回路92とをそなえ、且
つ正ピーク点検出用順序回路91,負ピーク点検出用順
序回路92には、発振回路,シフトレジスタ,反転回路
及びAND回路をそなえているので、レーザビームの走
査速度にかかわらず、適正に二値化信号への変換を行な
うことができ、かつバーコード幅の正確な、高い精度の
二値化信号を出力できる利点がある。
【0077】(d)第4実施例の説明 次に、本発明の第4実施例について説明する。図7は本
発明の第4実施例にかかるバーコードリーダーにおける
二値化装置の要部を示すブロック図である。本実施例に
かかるバーコードリーダーにおける二値化装置において
も、第1〜第3実施例の場合と同様に、前述した図9の
ようなバーコードリーダーにて用いられるものであっ
て、図2において示したものと同様のアンプ34,微分
回路(微分手段)35,フィルタ36,アンプ37,積
分回路(遅延手段)38,コンパレータ(比較手段)3
9,アンプ40,直流レベル回路41,ピークホールド
回路42,放電回路43,反転アンプ44,コンパレー
タ47及びコンパレータ48をそなえているが、図7に
示すように、正ピーク点検出用順序回路91及び負ピー
ク点検出用順序回路92等と構成が異なる正ピーク点検
出用順序回路101及び負ピーク点検出用順序回路10
2をそなえている。
【0078】さて、この図7に示す負ピーク点検出用順
序回路102においては、第1〜3実施例の場合と同様
に、入力信号aの微分信号の負のピーク点を検出できる
ものであって、それぞれ、第3実施例においての負ピー
ク点検出用順序回路92におけるものと同様の機能を有
するフリップフロップ83B,84BとCR回路85B
と反転回路86Bとをそなえている。
【0079】また、103Bは反転回路であり、この反
転回路103Bは、コンパレータ47からのゲート信号
gについて反転させるものである。104Bはフリップ
フロップであり、このフリップフロップ104Bは、反
転回路103Bからの反転ゲート信号を入力して、Hレ
ベル信号を検出すると、シフトレジスタ106Bに対し
てHレベル信号を出力するようになっている。
【0080】また、105Bは発振回路であり、この発
振回路105Bより、例えば10MHzのクロック信号
を発生させて、シフトレジスタ106Bに入力されるよ
うになっている。シフトレジスタ106Bは、フリップ
フロップ104Bからの出力信号、即ちコンパレータ4
7からのゲート信号gについての反転信号を所定時間
(この場合においては、500nsec)格納して、反
転回路107Bに対し出力するものである。
【0081】また、108BはAND回路であり、この
AND回路108Bは、フリップフロップ84Bからの
反転出力と、反転回路107Bからのフリップフロップ
104Bの出力について遅延及び反転された信号とを入
力することにより、フリップフロップ83Bにコンパレ
ータ47からのゲート信号の立ち下がり情報が検出され
て所定時間内に、コンパレータ39からの比較結果信号
kによって入力信号aの変化量の最大点が検出されない
場合に、フリップフロップ83Bの値をクリアするクリ
ア信号が出力されるようになっている。
【0082】また、正ピーク点検出用順序回路101に
ついても、負ピーク点検出用順序回路102と同様の構
成を有することにより、コンパレータ39からの比較結
果信号kとコンパレータ48からのゲート信号fとを入
力すると、入力信号の微分信号の正のピーク点を検出で
きるようになっている。上述の構成により、本発明の第
4実施例にかかるバーコードリーダーにおける二値化装
置においては、前述の第1〜3実施例の場合と同様に、
ゲート信号f,gと、比較結果信号kが生成されて、ゲ
ート信号fと比較結果信号kとは、正ピーク点検出用順
序回路101に入力されるとともに、ゲート信号gと比
較結果信号kについて反転されたものとが、負ピーク点
検出用順序回路102に入力される。
【0083】ゲート信号gが負ピーク点検出用順序回路
102に入力されて、フリップフロップ84Bで、比較
結果信号kの反転信号の入力があった場合は、CR回路
85Bにて生成される遅延時間の間だけ出力信号mとし
てHレベル信号が出力される。同様に、ゲート信号fが
正ピーク点検出用順序回路101に入力されて、比較結
果信号kの入力があった場合は、図示しないCR回路に
て生成される遅延時間の間だけ出力信号nとしてHレベ
ル信号が出力される。
【0084】また、フリップフロップ84Bからのフリ
ップフロップ83Bに対するクリア信号は、反転回路9
0Bからの反転ゲート信号gについて遅延及び反転され
た信号が、フリップフロップ108Bに入力されてから
出力されるとともに、正ピーク点検出用順序回路101
におけるゲート信号fの入力するフリップフロップにお
いても、同様にクリア信号が入力される。
【0085】これにより、正ピーク点検出用順序回路1
01や負ピーク点検出用順序回路102においては、ゲ
ート信号の立ち下がり情報が検出されてから、所定時間
(500nsec)内に比較結果信号kが入力されない
場合は、上記入力されたゲート信号情報はクリアされ
る。このように、本発明の第4実施例にかかるバーコー
ドリーダーにおける二値化装置によれば、微分回路35
と積分回路38とコンパレータ39と正ピーク点検出用
順序回路101と負ピーク点検出用順序回路102とを
そなえ、且つ正ピーク点検出用順序回路101,負ピー
ク点検出用順序回路102には、発振回路,シフトレジ
スタ,反転回路及びAND回路をそなえているので、レ
ーザビームの走査速度にかかわらず、適正に二値化信号
への変換を行なうことができ、かつバーコード幅の正確
な、高い精度の二値化信号を出力でき、第3実施例にお
けるものに比しても、走査速度に対してのより冗長度の
高いバーコードの読み取り機能を実現できる利点があ
る。
【0086】(e)その他 上述した各実施例においては、ピーク点検出部63は、
アンプ37と積分回路38とコンパレータ39とをそな
え、微分回路36からの微分信号は、積分回路38によ
り遅延させることによりピーク点を検出していたが、本
発明のバーコードリーダーにおける二値化装置によれ
ば、ピーク点検出部63が、図8に示すように、微分回
路36からの微分信号をさらに微分する二階微分回路
(手段)111と、二階微分回路111からの二階微分
信号からゼロクロス点を検出することにより微分信号の
正負のピーク点を検出するゼロクロス点検出部(手段)
112をそなえるように構成されてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のバーコー
ドリーダーにおける二値化装置によれば、二値化コード
信号を含んだアナログ信号を微分する微分手段と、該微
分手段からの微分信号より該微分信号の正負のピーク点
を検出するピーク点検出手段と、該微分手段からの微分
信号が第1設定レベル以上のときに第1ゲート信号を出
力する第1ゲート信号出力手段と、該微分手段からの微
分信号が第2設定レベル以下のときに第2ゲート信号を
出力する第2ゲート信号出力手段と、該第1ゲート信号
出力手段からの第1ゲート信号の信号変化を検出したあ
とに該ピーク点検出手段からの正のピーク点を検出する
正ピーク点検出用順序手段と、該第2ゲート信号出力手
段からの第2ゲート信号の信号変化を検出したあとに該
ピーク点検出手段からの負のピーク点を検出する負ピー
ク点検出用順序手段とが設けられたという簡素な構成に
より、レーザビームの走査速度にかかわらず、適正に二
値化信号への変換を行なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例の動作を説明する信号シー
ケンス図である。
【図5】本発明の第2実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の第4実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図9】一般的なバーコード読取装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】従来例を示すブロック図である。
【図11】バーコードリーダーにおける二値化装置の動
作例を示す信号シーケンス図である。
【図12】従来例の動作を説明する図である。
【図13】従来例の動作を説明する図である。
【図14】従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 バーコード 2 光学系 3 レーザ発光部 4 走査機構 5 光電変換部 6 A/D変換部 7 バー幅カウンタ 8 クロック 9 メモリ 10 CPU 11 微分手段 12 ピーク点検出手段 13 第1ゲート信号出力手段 14 第2ゲート信号出力手段 15 正ピーク点検出用順序手段 16 負ピーク点検出用順序手段 34 アンプ 35 微分回路(微分手段) 36 フィルタ 37 アンプ 38 積分回路(遅延手段) 39 コンパレータ(比較手段) 40 アンプ 41 直流レベル回路 42 ピークホールド回路 43 放電回路 44 反転アンプ 45 スライス信号発生回路 46 ゲート信号発生回路 47,48 コンパレータ 49,50 遅延回路 51,52 AND回路 53 反転回路 61 正ピーク点検出用順序回路 62 負ピーク点検出用順序回路 63 ピーク点検出部(ピーク点検出手段) 64 第1ゲート信号出力部(第1ゲート信号出力手
段) 65 第2ゲート信号出力部(第2ゲート信号出力手
段) 71,72 フリップフロップ 73 遅延部 74 反転回路 81 正ピーク点検出用順序回路 82 負ピーク点検出用順序回路 83A,83B,84A,84B フリップフロップ 85A,85B CR回路 86A,86B 反転回路 87A,87B AND回路 88B 発振回路 89B シフトレジスタ 90B 反転回路 91,101 正ピーク点検出用順序回路 92,102 負ピーク点検出用順序回路 103B 反転回路 104B フリップフロップ 105B 発振回路 106B シフトレジスタ 107B 反転回路 108B AND回路 111 二階微分回路(二階微分手段) 112 ゼロクロス点検出部(ゼロクロス点検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏崎 朋之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値化コード信号を含んだアナログ信号
    を微分する微分手段(11)と、 該微分手段(11)からの微分信号より該微分信号の正
    負のピーク点を検出するピーク点検出手段(12)と、 該微分手段(11)からの微分信号が第1設定レベル以
    上のときに第1ゲート信号を出力する第1ゲート信号出
    力手段(13)と、 該微分手段(11)からの微分信号が第2設定レベル以
    下のときに第2ゲート信号を出力する第2ゲート信号出
    力手段(14)と、 該第1ゲート信号出力手段(13)からの第1ゲート信
    号の信号変化を検出したあとに該ピーク点検出手段(1
    2)からの正のピーク点を検出する正ピーク点検出用順
    序手段(15)と、 該第2ゲート信号出力手段(14)からの第2ゲート信
    号の信号変化を検出したあとに該ピーク点検出手段(1
    2)からの負のピーク点を検出する負ピーク点検出用順
    序手段(16)とをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、バーコードリーダーにおける二値化装置。
  2. 【請求項2】 該正ピーク点検出用順序手段(15)
    が、該第1ゲート信号出力手段(13)からの第1ゲー
    ト信号の信号変化を検出したあと、第1の設定時間が経
    過するまでの間、該ピーク点検出手段(12)からの正
    のピーク点を検出するように構成されるとともに、 該負ピーク点検出用順序手段(16)が、該第2ゲート
    信号出力手段(14)からの第2ゲート信号の信号変化
    を検出したあと、第2の設定時間が経過するまでの間、
    該ピーク点検出手段(12)からの負のピーク点を検出
    するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    バーコードリーダーにおける二値化装置。
  3. 【請求項3】 該正ピーク点検出用順序手段(15)に
    よって、該第1の設定時間が経過しても、該ピーク点検
    出手段(12)からの正のピーク点を検出することがで
    きない場合、又は該負ピーク点検出用順序手段(16)
    によって、該第2の設定時間が経過しても、該ピーク点
    検出手段(12)からの負のピーク点を検出することが
    できない場合は、バーコードの読み取りシーケンスをリ
    セットするリセット手段が設けられたことを特徴とする
    請求項2記載のバーコードリーダーにおける二値化装
    置。
  4. 【請求項4】 該正ピーク点検出用順序手段(15)
    が、該第1ゲート信号出力手段(13)からの第1ゲー
    ト信号の立ち上がり又は立ち下がりを検出してから該第
    1ゲート信号の立ち下がり又は立ち上がりを検出し更に
    第3の設定時間が経過するまでの間、該ピーク点検出手
    段(12)からの正のピーク点を検出するように構成さ
    れるとともに、 該負ピーク点検出用順序手段(16)が、該第2ゲート
    信号出力手段(14)からの第2ゲート信号の立ち上が
    り又は立ち下がりを検出してから該第2ゲート信号の立
    ち下がり又は立ち上がりを検出し更に第4の設定時間が
    経過するまでの間、該ピーク点検出手段(12)からの
    負のピーク点を検出するように構成されされたことを特
    徴とする請求項2記載のバーコードリーダーにおける二
    値化装置。
  5. 【請求項5】 該正ピーク点検出用順序手段(15)に
    よって、該第3の設定時間が経過しても、該ピーク点検
    出手段(12)からの正のピーク点を検出することがで
    きない場合、又は該負ピーク点検出用順序手段(16)
    によって、該第4の設定時間が経過しても、該ピーク点
    検出手段(12)からの負のピーク点を検出することが
    できない場合は、バーコードの読み取りシーケンスをリ
    セットするリセット手段が設けられたことを特徴とする
    請求項4記載のバーコードリーダーにおける二値化装
    置。
  6. 【請求項6】 該ピーク点検出手段(12)が、該微分
    手段(11)からの微分信号を遅延させる遅延手段と、
    該遅延手段で遅延された遅延信号と該微分手段(11)
    からの微分信号とを比較して該微分信号の正負のピーク
    点を検出する比較手段とをそなえて構成されたことを特
    徴とする請求項1記載のバーコードリーダーにおける二
    値化装置。
  7. 【請求項7】 該ピーク点検出手段(12)が、該微分
    手段(11)からの微分信号をさらに微分する二階微分
    手段と、該二階微分手段からの二階微分信号からゼロク
    ロス点を検出することにより該微分信号の正負のピーク
    点を検出するゼロクロス点検出手段とをそなえて構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のバーコードリーダ
    ーにおける二値化装置。
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