JP4070631B2 - バーコード読取装置およびバーコード読取方法 - Google Patents

バーコード読取装置およびバーコード読取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4070631B2
JP4070631B2 JP2003045083A JP2003045083A JP4070631B2 JP 4070631 B2 JP4070631 B2 JP 4070631B2 JP 2003045083 A JP2003045083 A JP 2003045083A JP 2003045083 A JP2003045083 A JP 2003045083A JP 4070631 B2 JP4070631 B2 JP 4070631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peak
basic width
distance
basic
width candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003045083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004252906A (ja
Inventor
功 岩口
秀夫 宮澤
光雄 渡辺
行造 山崎
正徳 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2003045083A priority Critical patent/JP4070631B2/ja
Priority to US10/750,876 priority patent/US7007847B2/en
Publication of JP2004252906A publication Critical patent/JP2004252906A/ja
Priority to US11/319,650 priority patent/US7083101B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4070631B2 publication Critical patent/JP4070631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10821Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices
    • G06K7/10851Circuits for pulse shaping, amplifying, eliminating noise signals, checking the function of the sensing device
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/14Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本幅の整数倍の幅数を有する黒バーおよび白バーからなるバーコードをスキャンし、該スキャン結果から前記バーコードが示す情報を読み取るバーコード読取装置およびバーコード読み取り方法に関し、特に、バーコードの基本幅を正確に算出可能なバーコード読取装置およびバーコード読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種商品を管理する際、商品にバーコードを添付し、バーコードを光学的に読み取ることで商品の識別をおこなっていた。バーコード自体は印刷などによって安価に作成可能であるので、バーコードラベルを用いることで商品の管理コストを大幅に低減することができる。
【0003】
このバーコードラベルの読み取りは、レーザスキャナやCCDカメラなどの光学系を有するバーコード読取装置によっておこなう。バーコード読取装置は、バーコードラベルからの反射光を受信し、反射光強度からバーコードに含まれる白バーと黒バーの配列を算出し、復号処理によって白バーと黒バーの配列を数値や文字の配列であるキャラクタデータに変換する。
【0004】
ここで、バーコードの読み取りを正確に行うためには、反射光強度からバーコードの配列を正確に算出することが極めて重要である。そこで、従来、バーコードの配列を正確に算出するため、種々の工夫がなされてきた。
【0005】
たとえば、特許文献1に開示されたバーコード読取装置では、反射光強度をしめす波形を微分したのちに正側の波形と負側の波形に分離し、バーコードの黒バーから白バーへの境界を正側の波形から検出し、バーコードの白バーから黒バーへの境界を負側の波形から検出することで、バーコードの周波数変化や光量の変化に対して安定なバーコード読み取りを実現している。
【0006】
【特許文献1】
特開昭55−143682号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、バーコードを構成する黒バーの幅および白バーの幅は、基本単位幅の整数倍に規定されている。バーコードの読み取り時には、各黒バーおよび白バーがこの基本単位幅の何倍であるか、すなわち各黒バーおよび白バーの幅数を読み取るのであるが、このバーコードの読み取りに際しては基本幅をいかに正確に算出するかがバーコードの読み取り精度を高める上で重要になる。
【0008】
しかし、従来のバーコード読取装置では、バーコードの基本幅を正確に算出することができない場合があり、その結果として読み取り精度が低下するという問題点があった。
【0009】
たとえば、バーコードのスキャン結果を微分した微分波形を作成し、この微分波形のピークの間隔から基本幅を算出する方法が従来利用されていたが、従来の方法では全てのピークを取得可能であることが前提となり、幅数の小さいバーに対応するピークが検出できない場合には、本来の基本幅に比して大きい値を基本幅として算出することがあった。
【0010】
具体的には、例えばレーザのビーム径が幅数1のバーに比して大きい場合、幅数1の白バーおよび黒バーに対応するピーク値は、幅数2以上のバーのピーク値に比して小さくなる。この結果、幅数1のバーに対応するピーク値が閾値を下回ると、検出されるスペクトルのピークは、幅数2以上のバーに対応するピークのみとなる。このように幅数1のバーに対応するピークが検出できない場合、従来のバーコード読取装置では、本来、幅数2以上に相当する幅を基本幅として誤って算出することとなる。
【0011】
また、基本幅を求める方法として、スキャン結果の微分波形を二乗した波形をFFTした後、スペクトラムからゲインピークとなる周波数を基本幅周波数とする方式を用いると、ビーム径が太い場所での読み取りの際には基本幅周波数の振幅が極端に小さくなり、真の基本幅周波数でのゲインよりも大きな偽のゲインピーク周波数が出現し、正しく基本幅周波数を抽出することができない。
【0012】
特に、レーザ素子からバーコードまでの距離が大きい場合、レーザのみかけのビーム径が大きくなり、読み取り精度の低下が顕著になる。そこで、従来のバーコード読取装置では、バーコードをレーザ出射位置の近傍まで近づける必要があった。すなわち、従来のバーコード読取装置では、バーコードを読み取り可能な範囲が狭いという問題点があった。
【0013】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、バーコードの基本幅を正確に算出し、もってバーコードの読み取り精度を向上するとともに、読み取り可能な範囲を広げたバーコード読取装置およびバーコード読取方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るバーコード読取装置は、基本幅の整数倍の幅数を有する黒バーおよび白バーからなるバーコードをスキャンし、該スキャン結果から前記バーコードが示す情報を読み取るバーコード読取装置であって、前記スキャン結果を微分した微分データにおけるピークを検出し、該ピーク間の距離を算出するピーク間距離算出手段と、前記ピーク間距離算出手段が算出したピーク間距離を、該ピーク間距離が取りえる幅数によってそれぞれ除した基本幅候補値の集合を基本幅候補値群として算出する基本幅候補値群算出手段と、複数の前記ピーク間距離に対応する複数の前記基本幅候補値群から基本幅候補値をそれぞれ選択して組み合わせた組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成手段と、前記組み合わせパターンのうち、該パターンに含まれる基本幅候補値間の誤差が最も小さい組み合わせパターンを最適組み合わせパターンとして選択し、該最適組み合わせパターンに含まれる前記基本幅候補値から前記基本幅を決定する基本幅決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
この請求項1の発明によれば、バーコード読取装置は、バーコードのスキャン結果を微分して微分データを作成し、微分データのピーク間距離を算出し、ピーク間距離が取り得る幅数によってピーク間距離を除することで基本幅の候補値を算出し、複数のピーク間距離について算出した基本幅候補値のうち、各ピーク間距離に共通して出現する基本幅候補値を基本幅として決定する。
【0016】
また、請求項2の発明に係るバーコード読取装置は、請求項1の発明において、前記組み合わせパターン作成手段は、前記ピーク間距離に対応する基本幅候補値群から前記基本幅を選択する場合に、当該ピーク間距離に隣接するピーク間距離に対応する前記基本幅候補値群から選択した前記基本幅候補値に最も近い値を有する基本幅候補値を選択することを特徴とする。
【0017】
この請求項2の発明によれば、バーコード読取装置は、あるピーク間距離に対応する基本幅候補値を選択する場合に、隣接するピーク間距離において選択した基本幅候補値に最も近い値を選択するように構成する。
【0018】
また、請求項3の発明に係るバーコード読取装置は、請求項1の発明において、前記組み合わせパターン作成手段は、前記ピーク間距離に対応する基本幅候補値群から前記基本幅を選択する場合に、当該ピーク間距離の近傍に位置する複数のピーク間距離に対応する前記基本幅候補値群からそれぞれ選択した前記基本幅候補値の平均値に最も近い値を有する基本幅候補値を選択することを特徴とする。
【0019】
この請求項3の発明によれば、バーコード読取装置は、あるピーク間距離に対応する基本幅候補値を選択する場合に、その近傍の複数のピーク間距離においてそれぞれ選択した基本幅候補値の平均値に最も近い値を選択するように構成する。
【0020】
また、請求項4の発明に係るバーコード読取装置は、請求項1,2または3の発明において、バーコード読取装置は、前記組み合わせパターン作成手段は、前記基本幅候補値群から前記基本幅候補値を選択する場合に、他の基本幅候補値群から選択した基本幅候補値との誤差が閾値内であるか否かを判定し、該閾値内である基本幅候補値を有効基本幅候補値として採用することを特徴とする。
【0021】
この請求項4の発明によれば、あるピーク間距離に対応する基本幅候補値を選択する場合に、他の基本幅候補値群から選択した基本幅候補値との誤差が閾値内である基本幅候補値を有効な基本幅候補値として選択するように構成する。
【0022】
また、請求項5の発明に係るバーコード読取方法は、基本幅の整数倍の幅数を有する黒バーおよび白バーからなるバーコードをスキャンし、該スキャン結果から前記バーコードが示す情報を読み取るバーコード読取方法であって、前記スキャン結果を微分した微分データにおけるピークを検出し、該ピーク間の距離を算出するピーク間距離算出工程と、前記ピーク間距離算出工程が算出したピーク間距離を、該ピーク間距離が取りえる幅数によってそれぞれ除した基本幅候補値の集合を基本幅候補値群として算出する基本幅候補値群算出工程と、複数の前記ピーク間距離に対応する複数の前記基本幅候補値群から基本幅候補値をそれぞれ選択して組み合わせた組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成工程段と、前記組み合わせパターンのうち、該パターンに含まれる基本幅候補値間の誤差が最も小さい組み合わせパターンを最適組み合わせパターンとして選択し、該最適組み合わせパターンに含まれる前記基本幅候補値から前記基本幅を決定する基本幅決定工程と、を含むことを特徴とする。
【0023】
この請求項5の発明によれば、バーコード読取方法は、バーコードのスキャン結果を微分して微分データを作成し、微分データのピーク間距離を算出し、ピーク間距離が取り得る幅数によってピーク間距離を除することで基本幅の候補値を算出し、複数のピーク間距離について算出した基本幅候補値のうち、各ピーク間距離に共通して出現する基本幅候補値を基本幅として決定する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るバーコード読取装置およびバーコード読取方法の好適な実施の形態について説明する。
【0025】
まず、図1および図2を参照し、この発明にかかるバーコード読取方法の概念について説明する。図1は、バーコードをスキャンした場合のスキャンデータについて説明する説明図である。図1(a)に示すバーコード1は、黒バーB1〜B5、白バーW1〜W4を交互に配列して形成される。
【0026】
この黒バーB1〜B5、白バーW1〜W4は、基本幅f0の整数倍の幅を有しており、黒バーB1,B3および白バーW1,W2,W4は幅数1であり、黒バーB2,B4は幅数2、白バーW3の幅数は4である。
【0027】
このバーコード1に対してレーザ光を照射すると、その反射光は黒バーにレーザ光が照射された場合に強度値が小さく、白バーにレーザ光が照射された場合に強度値が大きくなる。そこで、バーコード1のスキャンの結果、図1(b)に示すスキャンデータ2を得ることができる。スキャンデータ2では、黒バーB1〜B5に対応する範囲で強度値が小さく、白バーW1〜W4に対応する範囲で強度値が大きくなっている。
【0028】
そこで、スキャンデータ2を微分して微分データ3を作成することで、図1(c)に示すように、白バーから黒バーへの境界において負側ピークn1〜n5を検出し、黒バーから白バーへの境界において正側ピークp1〜p6を検出することができる。
【0029】
つぎに、この正側ピークp1〜p6、負側ピークn1〜n5からピーク間距離ΔT1〜ΔT7を算出する。ピーク間距離ΔT1は、負側ピークn1から負側ピークn2までの距離であり、ピーク間距離ΔT2は、正側ピークp1から正側ピークp2までの距離である。また、ピーク間距離ΔT3は、負側ピークn2から負側ピークn3までの距離であり、ピーク間距離ΔT4は、正側ピークp2から正側ピークp3までの距離である。
【0030】
同様に、ピーク間距離ΔT5は、負側ピークn3から負側ピークn4までの距離であり、ピーク間距離ΔT6は、正側ピークp3から正側ピークp4までの距離である。また、また、ピーク間距離ΔT7は、負側ピークn4から負側ピークn5までの距離である。
【0031】
これらのピーク間距離ΔT1〜ΔT7は、それぞれ白バーと黒バーとの組み合わせの幅となる。具体的には、ピーク間距離ΔT1は、黒バーB1の幅と白バーW1の幅との合計であり、ピーク間距離ΔT2は、白バーW1の幅と黒バーB2の幅との合計である。また、ピーク間距離ΔT3は、黒バーB2の幅と白バーW2の幅との合計であり、ピーク間距離ΔT4は、白バーW2の幅と黒バーB3の幅との合計である。同様に、ピーク間距離ΔT5は、黒バーB3の幅と白バーW3の幅との合計であり、ピーク間距離ΔT6は、白バーW3の幅と黒バーB4の幅との合計である。さらに、ピーク間距離ΔT7は、黒バーB4の幅と白バーW4の幅との合計である。
【0032】
このように、ピーク間距離ΔT1〜ΔT7は、黒バーの幅と白バーの幅との合計であるので、ピーク間距離ΔT1〜ΔT7の値は、それぞれ基本幅の2倍以上の整数倍となる。そこで、各ピーク間距離を幅数として取り得る値によって除することで、各ピーク間距離に対応する基本幅の候補値を算出することができる。
【0033】
たとえば、ピーク間距離ΔT1が幅数2であると仮定すると、基本幅候補値はΔT1/2となり、ピーク間距離ΔT1が幅数3であると仮定すると、基本幅候補値はΔT1/3となる。
【0034】
このように各ピーク間距離について、それぞれ基本幅候補値を算出していくと、各ピーク間距離に共通して出現する基本幅候補値が得られる。この共通して出現する基本幅候補値を基本幅として採用することで、全てのピーク間距離を基本幅の整数倍として表すことができる。
【0035】
ところで、ピーク間距離ΔT1〜ΔT7は、微分データ3上における距離、すなわち時間幅である。そこで、基本幅候補値を求める際に、時間幅の逆数である周波数を使用してもよい。ここでは周波数領域で演算した場合について以下に説明する。
【0036】
この基本幅候補値の算出について、図2を参照して説明する。図2は、各ピーク間距離の基本幅候補値について説明する説明図である。同図において、周波数f(x,y)は、
f(x,y)=y/ΔTx
によって示される関数であり、ピーク間距離ΔTxを幅数yと仮定した場合の基本幅候補値に対応する周波数である。
【0037】
図2では、ピーク間距離ΔT1に対して周波数f(1,2),f(1,3),f(1,4)を算出している。また、ピーク間距離ΔT2に対して周波数f(2,2),f(2,3),f(2,4),f(2,5),f(2,6)を算出し、ピーク間距離ΔT3に対して周波数f(3,2),f(3,3),f(3,4),f(3,5),f(3,6)を算出している。
【0038】
同様に、ピーク間距離ΔT4に対して周波数f(4,2),f(4,3),f(4,4),f(4,5)を算出し、ピーク間距離ΔT5に対して周波数f(5,2),f(5,3),f(5,4),f(5,5),f(5,6),f(5,7),f(5,8),f(5,9),f(5,10)を算出している。
【0039】
さらに、ピーク間距離ΔT6に対して周波数f(6,2),f(6,3),f(6,4),f(6,5),f(6,6),f(6,7),f(6,8),f(6,9),f(6,10),f(6,11)を算出している。また、ピーク間距離ΔT6に対しては、周波数f(7,2),f(7,3),f(7,4),f(7,5),f(7,6)を算出している。
【0040】
このようにピーク間距離ΔT1〜ΔT7のそれぞれについて基本幅候補値に対応する周波数を算出した後、ピーク間距離ΔT1〜ΔT7に共通して出現する周波数を見出す。具体的には、ピーク間距離ΔT1〜ΔT7から一つずつ周波数を選択して組み合わせた組み合わせパターンを作成し、各組み合わせパターンのうち、パターン内に含まれる周波数の誤差が最も小さい組み合わせパターンを最適組み合わせパターンとし、最適組み合わせパターンに含まれる周波数の平均を求める。
【0041】
ここで、最終的に必要とするのはパターン内に含まれる周波数の誤差が最も小さい最適組み合わせパターンである。そこで、まず、ピーク間距離ΔT1から周波数を一つ選び出し、ピーク間距離ΔT1において選択した周波数に最も近い周波数をピーク間距離ΔT2から選択し、以降、ピーク間距離ΔT(x−1)で選択した周波数に最も近い周波数をピーク間距離ΔTxから選択して推移ルートを作成することで、最適組み合わせパターンを効率的に求めることができる。この推移ルートを作成する場合には、まず、幅数2を起点として推移ルートを作成すればよい。幅数2は、ピーク間距離において最小の幅数であり、仮に幅数3以上のピーク間距離を幅数2として推移ルートを作成したとすると、本来幅数2であるいずれかのピーク間距離において適切な周波数が見つからないので、その推移ルートが適切ではないと判定することができる。その後、幅数3以上の周波数を起点として推移ルートを作成することで、各幅数に対応する推移ルートを求めることができる。
【0042】
図2においては、推移ルートR0を作成する場合、ピーク間距離ΔT1から幅数2に対応する周波数f(1,2)を選択し、つぎに、ピーク間距離ΔT2の周波数のうち、周波数f(1,2)に最も近い周波数f(2,3)に推移する。その後、ピーク間距離ΔT3の周波数のうち、周波数f(2,3)に最も近い周波数f(3,3)に推移する。
【0043】
さらに、ピーク間距離ΔT4の周波数のうち、周波数f(3,3)に最も近い周波数f(4,3)に推移する。その後、同様に、周波数f(4,3)から周波数f(5,5)へ推移し、周波数f(5,5)から周波数f(6,6)へ推移し、周波数f(6,6)から周波数f(7,3)に推移する。
【0044】
この推移ルートR0の作成と同様に、ピーク間距離ΔT1の各周波数を起点とする推移ルートを作成し、それぞれの推移ルートについて選択した周波数の誤差をもとめる。各推移ルートの誤差を比較した結果、推移ルートR0の誤差が最小であれば、推移ルートR0に含まれる周波数、f(1,2)、f(2,3)、f(3,3)、f(4,3)、f(5,5)、f(6,6)、f(7,3)の平均を算出し、平均値を基本幅周波数f0として出力する。この基本幅周波数f0は、基本幅の逆数であるので、基本幅の値は、1/f0によって求めることができる。
【0045】
このように、本発明にかかるバーコード読取方法では、スキャン結果の微分データからピーク間距離を算出し、ピーク間距離のそれぞれが取り得る幅を仮定して基本幅候補値を算出し、基本幅候補値の推移ルートを作成して最も誤差の小さい推移ルートに含まれる基本幅候補値の平均を基本幅として採用するので、バーコードにおける基本幅を正確に算出することができる。
【0046】
つぎに、この実施の形態にかかるバーコード読取装置について説明する。図3は、この実施の形態にかかるバーコード読取装置の概要構成を説明する概要構成図である。図3において、バーコード読取装置12は、主制御部21、ミラー駆動回路22、ポリゴンミラー23、レーザダイオード(LD)25、LD駆動回路24、フォトダイオード26、アナログ/デジタルコンバータ(ADコンバータ)27、帯域制限微分処理部28、基本幅算出部29、復号処理部30、通信インターフェース31を有する。
【0047】
主制御部21は、バーコード読取装置12を全体制御する制御部である。具体的には、ミラー駆動回路22およびLD駆動回路24を制御してバーコード11のスキャンを実行し、また、復号処理部30から受信したキャラクタデータを、通信インターフェース31を介してPOS端末に送信する。
【0048】
ミラー駆動回路22は、主制御部21からの制御を受け、ポリゴンミラー23を回転させる。また、LD駆動回路24は、主制御部21からの制御を受けレーザダイオード25を動作させてレーザ光を出射させる。
【0049】
レーザダイオード25が出射したレーザ光は、ポリゴンミラー23に反射してバーコード11に照射される。このバーコード11に対するレーザ光の照射位置は、ポリゴンミラー23の回転によって変化し、バーコード11のスキャンを実現することができる。
【0050】
一方、バーコード11が反射したレーザ光は、フォトダイオード26によってアナログ電気信号に変換される。ADコンバータ27は、このアナログ電気信号をデジタル信号に変換して帯域制限微分処理部28および基本幅算出部29に送信する。
【0051】
基本幅算出部29は、ADコンバータ27が出力したデジタル信号をもとに基本幅を算出し、算出した基本幅を帯域制限微分処理部28および復号処理部30に送信する。
【0052】
帯域制限微分処理部28は、基本幅算出部29が算出した基本幅を用い、基本幅の周波数以下の周波数帯域でADコンバータ27が出力したデジタル信号を微分処理する。
【0053】
ADコンバータ27が出力したデジタル信号では、バーコードの縮尺や読み取る位置、またバーコードの傾きにより、基本幅に相当する周波数が、低い周波数から高い周波数までの幅広い周波数となり得る。しかし、バーコードを読み取る場合、必要な情報は、黒バーおよび白バーの幅であり、この黒バーおよび白バーの幅は、基本幅の整数倍である。したがって、必要な情報は基本幅の周波数以下で示され、基本幅以上の周波数はバーコードの読取に不要なノイズであると考えることができる。そこで、バーコードの基本幅以下の周波数で微分処理することで、高周波領域を除去して周波数情報を取得し、SN比を向上するとともに、微分処理の処理負荷を軽減することができる。
【0054】
復号処理部30は、帯域制限微分データ28が出力した帯域制限微分データを、基本幅算出部29が算出した基本幅を用いてサンプリングし、帯域制限微分データにおける振幅のピーク値を取得する。復号処理部20は、この振幅ピーク値からバーコード11における黒バーおよび白バーの配列を再現し、再現したバーコード配列を、数字や文字の配列であるキャラクタデータに変換して主制御部21に送信する。
【0055】
つづいて、基本幅算出部29についてさらに詳細に説明する。図4は、基本幅算出部29の内部構成を説明する説明図である。同図において、基本幅算出部29は、微分処理部41、ピーク検出部42、ピーク間距離算出部43、周波数マッピング部44、推移ルート作成部45、最小誤差判定部46および平均基本周波数算出部47を有する。
【0056】
微分処理部41は、ADコンバータ27が出力したアナログ信号を微分処理し、微分データを作成する。ピーク検出部42は、この微分データから正側ピークおよび負側ピークを検出し、ピーク間距離算出部43が正側ピークおよび負側ピークのピーク間距離を算出する。
【0057】
周波数マッピング処理部44は、ピーク間距離算出部43が算出した各ピーク間距離を幅数として取り得る値によって除することで、各ピーク間距離に対応する基本幅候補値を算出し、図5に示す基本幅候補値の周波数テーブル50を作成する。同図に示すように、周波数テーブル50には、ΔT1からΔTm−1までの各ピーク間距離について、幅数2から幅数xまでに対応する周波数が記憶される。
【0058】
ここで、周波数テーブル50において幅数1に対応する周波数を求めていないのは、ピーク間距離を正側ピークと負側ピークとでそれぞれ独立に求めているため、幅数1の黒バーと幅数1の白バーとの組み合わせた場合の幅数2がピーク間距離の最小値となるためである。
【0059】
一方、幅数xの値は、読み取り対象となるバーコードの規定をもとに、最大の値を設定すればよい。たとえば、バーコードの規定において黒バーおよび白バーの最大幅数がそれぞれ4であれば、幅数xは8に設定し、黒バーおよび白バーの最大幅数がそれぞれ7であれば幅数xを14に設定すればよい。
【0060】
また、周波数の値に上限や下限を設けても良い。本来の幅数が小さいピーク間距離に大きい幅数を仮定すると、基本幅候補値は非常に小さな値となり、対応する周波数は大きくなる。また、本来の幅数が大きなピーク間距離に小さい幅数を仮定すると、基本幅候補値は非常に大きい値となり、対応する周波数は小さくなる。そこで、あらかじめ周波数に上限および下限を設定し、不適切な周波数値を排除することで、以降の処理において対象となる周波数の数を減じ、処理負荷を軽減することができる。
【0061】
このようにして作成した周波数テーブル50を用い、周波数マッピング処理部44は、図6に示す周波数マップ51を作成する。同図に示すように、周波数マップ51は、各ピーク間距離に対応する周波数をその値に基づいてプロットして作成される。ここでは、周波数マップ51は、各ピーク間距離について、幅数2から幅数14までに対応する周波数をプロットしている。
【0062】
推移ルート作成部45は、周波数マップ51から推移ルートを作成する。図7は、周波数マップ51から作成した推移ルートを説明する説明図である。図7に示した推移ルートR1〜R3は、周波数マップ51から作成した推移ルートのうち、各ルートに含まれる周波数の誤差が小さいものを示している。
【0063】
具体的には推移ルート作成部45は、推移ルートを作成する場合に、最初のピーク間距離から幅数2に対応する周波数を起点として選択し、この選択した周波数に最も近い周波数をつぎのピーク間距離2から選択し、以降、ピーク間距離ΔT(x−1)で選択した周波数に最も近い周波数をピーク間距離ΔTxから選択して推移ルートを作成する。同様に、最初のピーク間距離におけるそれぞれの幅数を起点として、推移ルートを順次作成する。
【0064】
ここで、あるピーク間距離から周波数を選択する場合に、一つ前のピーク間距離において選択した周波数の値に最も近い周波数を選択するようにしても良いし、複数のピーク間距離のそれぞれにおいて選択した周波数の平均値にもっとも近い周波数を選択することとしてもよい。
【0065】
図8に、周波数の選択方法のバリエーションを示す。同図において、推移ルートは、周波数fm-4、fm-3、fm-2、fm-1、fmと推移している。この周波数fmの次の推移先を決定する場合に、周波数fmの値であるbs1を基準とすると、bs1からfm+1aまでの距離d1は、bs1からfm+1bまでの距離d2に比して大きくなる。したがって、周波数を選択する場合に、一つ前の周波数を基準とすれば、周波数fmから周波数fm+1aに推移することとなる。
【0066】
一方、周波数fmの次の推移先を決定する場合に、周波数fm-2〜fmの平均値であるbs2を基準とすると、bs2からfm+1aまでの距離d3は、bs1からfm+1bまでの距離d4に比して大きくなる。したがって、周波数を選択する場合に、複数の周波数の平均値を基準とすれば、周波数fmから周波数fm+1bに推移することとなる。
【0067】
このように、複数の周波数の平均値を基準として次の周波数の値を決定することで、周波数の値が徐々に変化し、推移ルートの開始時の値から乖離することを防止できる。
【0068】
また、周波数を選択する場合、基準値に最も近い周波数を選択するのであるが、この基準値からの距離に閾値を設け、閾値を超える周波数は選択しないことが望ましい。図9は、この周波数選択時の閾値を説明する説明図である。図9においては、ピーク間距離ΔTn−2において周波数fn-2を選択し、ΔTn−1において周波数fn-1を選択し、ΔTnにおいて周波数fnを選択している。
【0069】
しかし、次のΔTn+1では、基準値に最も近い周波数fn+1までの距離d11が閾値shを上回っている。そこで、ΔTn+1における周波数fn+1を採用せず、ΔTn+2における周波数を同一の基準値を元に選択する。ΔTn+2において基準値に最も近い周波数fn+2は、基準値からの距離d12が閾値sh以下であるので、この周波数fn+2を採用する。
【0070】
このように周波数を選択する際に、基準値からの距離に閾値を設けることで、近傍に適切な値が無い場合に大きく値の異なる周波数へ推移することを防止できる。
【0071】
なお、閾値を外れ、値を採用しなかった場合、その周波数の値はゼロとし、平均を求める際には採用された有効な周波数の数で平均をとる。さらに、推移ルートの中から最適な推移ルートを求める際に、有効な周波数の数が一定数以下であるものを候補から除外することで、十分な数の周波数を持ちつつ誤差の少ない推移ルートを選択することができる。
【0072】
さらに、推移ルートを作成する場合、単一の前記基本幅候補値は単一の組み合わせパターンにのみ使用することが望ましい。図10に推移ルートの作成例を示す。同図において、推移ルートR11は、周波数A1を起点とし、周波数A2,A3,A4,A5、A6,A7に順次推移している。一方、推移ルートR12では、周波数B1を起点とし周波数B2,B3と推移する。ここで、周波数B3に最も近い次の周波数はA4である。しかし、周波数B3から周波数A4に推移すると、その後は推移ルートR11と同一の推移をすることとなる。その結果、周波数B1を起点としたにも関わらず、周波数A1を起点とした場合とほぼ同一の基本周波数が出力されることとなり、本来の目的である幅数の仮定による最適な基本幅算出を達することができない。
【0073】
そこで、推移ルートR11に使用した周波数の選択を許可しないこととし、推移ルートR11においては、周波数B3から周波数B4に推移させることで複数の推移ルートを適切に作成することができる。
【0074】
このようにして、推移ルート作成部45は複数の推移ルートを作成し、最小誤差判定部46に送信する。最小誤差判定部46は、推移ルート作成部45が作成した複数の推移ルートについて、各ルートに含まれる周波数の誤差を算出し、周波数の誤差が最も小さい推移ルートを最適組み合わせパターンと判定する。図7に示した推移ルートR1〜R3では、推移ルートR1が最も周波数の誤差が小さくなるので、最小誤差判定部46は、推移ルートR1を最適組み合わせパターンとして平均基本周波数作成部47に送信する。
【0075】
平均基本周波数算出47は、最適組み合わせパターン、すなわち推移ルートR1に含まれる各周波数の平均値をこの平均値を平均基本周波数として算出する。さらに平均基本周波数算出部47は、平均基本周波数の逆数を基本幅として帯域制限微分処理部28および信号処理部30に送信する。
【0076】
上述してきたように、本実施の形態にかかるバーコード読取装置では、バーコード11のスキャン結果を微分し、微分データからピーク間距離を算出し、ピーク間距離のそれぞれが取り得る幅を仮定して周波数テーブル50を作成し、この周波数テーブル50から周波数マップ51を作成し、周波数マップ51から最も誤差の小さい推移ルートを検索し、この推移ルートに含まれる周波数の平均値を基本周波数として採用するので、バーコードにおける基本幅を正確に算出し、バーコードの読み取り精度を向上するとともに、読み取り可能な範囲を広げることができる。
【0077】
(付記1)基本幅の整数倍の幅数を有する黒バーおよび白バーからなるバーコードをスキャンし、該スキャン結果から前記バーコードが示す情報を読み取るバーコード読取装置であって、
前記スキャン結果を微分した微分データにおけるピークを検出し、該ピーク間の距離を算出するピーク間距離算出手段と、
前記ピーク間距離算出手段が算出したピーク間距離を、該ピーク間距離が取りえる幅数によってそれぞれ除した基本幅候補値の集合を基本幅候補値群として算出する基本幅候補値群算出手段と、
複数の前記ピーク間距離に対応する複数の前記基本幅候補値群から基本幅候補値をそれぞれ選択して組み合わせた組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成手段と、
前記組み合わせパターンのうち、該パターンに含まれる基本幅候補値間の誤差が最も小さい組み合わせパターンを最適組み合わせパターンとして選択し、該最適組み合わせパターンに含まれる前記基本幅候補値から前記基本幅を決定する基本幅決定手段と、
を備えたことを特徴とするバーコード読取装置。
【0078】
(付記2)前記組み合わせパターン作成手段は、前記ピーク間距離に対応する基本幅候補値群から前記基本幅を選択する場合に、当該ピーク間距離に隣接するピーク間距離に対応する前記基本幅候補値群から選択した前記基本幅候補値に最も近い値を有する基本幅候補値を選択することを特徴とする付記1に記載のバーコード読取装置。
【0079】
(付記3)前記組み合わせパターン作成手段は、前記ピーク間距離に対応する基本幅候補値群から前記基本幅を選択する場合に、当該ピーク間距離の近傍に位置する複数のピーク間距離に対応する前記基本幅候補値群からそれぞれ選択した前記基本幅候補値の平均値に最も近い値を有する基本幅候補値を選択することを特徴とする付記1に記載のバーコード読取装置。
【0080】
(付記4)前記組み合わせパターン作成手段は、前記基本幅候補値群から前記基本幅候補値を選択する場合に、他の基本幅候補値群から選択した基本幅候補値との誤差が閾値内であるか否かを判定し、該閾値内である基本幅候補値を有効基本幅候補値として採用することを特徴とする付記1,2または3に記載のバーコード読取装置。
【0081】
(付記5)前記基本幅決定手段は、前記有効基本幅候補値が所定数以上である組み合わせパターンから前記最適組み合わせパターンを選択することを特徴とする付記4に記載のバーコード読取装置。
【0082】
(付記6)前記基本幅候補値群算出手段は、前記基本幅候補値の上限値および下限値を有し、前記上限値以下かつ前記下限値以上の値を有する基本幅候補値を前記基本幅候補値群に含めることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のバーコード読取装置。
【0083】
(付記7)前記基本幅候補値群算出手段は、前記ピーク間距離が取りえる幅数に上限値を設け、該上限幅数以下の各幅数について前記基本幅候補値を算出することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載のバーコード読取装置。
【0084】
(付記8)前記組み合わせパターン作成手段は、前記組み合わせパターンを作成する場合に、単一の前記基本幅候補値を単一の組み合わせパターンにのみ使用することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載のバーコード読取装置。
【0085】
(付記9)前記組み合わせパターン作成手段は、前記幅数が2である場合の基本幅候補値を含む組み合わせパターンを優先的に作成することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載のバーコード読取装置。
【0086】
(付記10)基本幅の整数倍の幅数を有する黒バーおよび白バーからなるバーコードをスキャンし、該スキャン結果から前記バーコードが示す情報を読み取るバーコード読取方法であって、
前記スキャン結果を微分した微分データにおけるピークを検出し、該ピーク間の距離を算出するピーク間距離算出工程と、
前記ピーク間距離算出工程が算出したピーク間距離を、該ピーク間距離が取りえる幅数によってそれぞれ除した基本幅候補値の集合を基本幅候補値群として算出する基本幅候補値群算出工程と、
複数の前記ピーク間距離に対応する複数の前記基本幅候補値群から基本幅候補値をそれぞれ選択して組み合わせた組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成工程段と、
前記組み合わせパターンのうち、該パターンに含まれる基本幅候補値間の誤差が最も小さい組み合わせパターンを最適組み合わせパターンとして選択し、該最適組み合わせパターンに含まれる前記基本幅候補値から前記基本幅を決定する基本幅決定工程と、
を含むことを特徴とするバーコード読取方法。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、バーコード読取装置は、バーコードのスキャン結果を微分して微分データを作成し、微分データのピーク間距離を算出し、ピーク間距離が取り得る幅数によってピーク間距離を除することで基本幅の候補値を算出し、複数のピーク間距離について算出した基本幅候補値のうち、各ピーク間距離に共通して出現する基本幅候補値を基本幅として決定するので、バーコードの基本幅を正確に算出し、もってバーコードの読み取り精度を向上するとともに、読み取り可能な範囲を広げたバーコード読取装置が得られるという効果を奏する。
【0088】
また、請求項2の発明によれば、バーコード読取装置は、あるピーク間距離に対応する基本幅候補値を選択する場合に、隣接するピーク間距離において選択した基本幅候補値に最も近い値を選択するように構成するので、最も誤差の少ない基本幅候補値の組み合わせパターンを効率よく作成することができ、バーコードの基本幅を正確に算出し、もってバーコードの読み取り精度を向上するとともに、読み取り可能な範囲を広げたバーコード読取装置が得られるという効果を奏する。
【0089】
また、請求項3の発明によれば、バーコード読取装置は、あるピーク間距離に対応する基本幅候補値を選択する場合に、その近傍の複数のピーク間距離においてそれぞれ選択した基本幅候補値の平均値に最も近い値を選択するように構成することで、最も誤差の少ない基本幅候補値の組み合わせパターンを効率よくかつ安定して作成することができるので、バーコードの基本幅を正確に算出し、もってバーコードの読み取り精度を向上するとともに、読み取り可能な範囲を広げたバーコード読取装置が得られるという効果を奏する。
【0090】
また、請求項4の発明によれば、あるピーク間距離に対応する基本幅候補値を選択する場合に、他の基本幅候補値群から選択した基本幅候補値との誤差が閾値内である基本幅候補値を有効な基本幅候補値として選択するように構成するので、バーコードの基本幅をさらに正確に算出し、もってバーコードの読み取り精度を向上するとともに、読み取り可能な範囲を広げたバーコード読取装置が得られるという効果を奏する。
【0091】
また、請求項5の発明によれば、バーコード読取方法は、バーコードのスキャン結果を微分して微分データを作成し、微分データのピーク間距離を算出し、ピーク間距離が取り得る幅数によってピーク間距離を除することで基本幅の候補値を算出し、複数のピーク間距離について算出した基本幅候補値のうち、各ピーク間距離に共通して出現する基本幅候補値を基本幅として決定するので、バーコードの基本幅を正確に算出し、もってバーコードの読み取り精度を向上するとともに、読み取り可能な範囲を広げたバーコード読取方法が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】バーコードをスキャンした場合のスキャンデータについて説明する説明図である。
【図2】各ピーク間距離の基本幅候補値について説明する説明図である。
【図3】本実施の形態にかかるバーコード読取装置の概要構成を説明する概要構成図である。
【図4】図3に示した基本幅算出部の内部構成を説明する説明図である。
【図5】基本幅候補値の周波数テーブルを説明する説明図である。
【図6】基本候補値の周波数マップを説明する説明図である。
【図7】図7に示した周波数マップから作成した推移ルートを説明する説明図である。
【図8】周波数の選択方法のバリエーションを説明する説明図である。
【図9】波数選択時の閾値を説明する説明図である。
【図10】推移ルートの作成について説明する説明図である。
【符号の説明】
1,11 バーコード
2 スキャンデータ
3 微分データ
12 バーコード読取装置
21 主制御部
22 ミラー駆動回路
23 ポリゴンミラー
24 LD駆動回路
25 レーザダイオード
26 フォトダイオード
27 ADコンバータ
28 帯域制限微分処理部
29 基本幅算出部
30 復号処理部
31 通信インターフェース
41 微分処理部
42 ピーク検出部
43 ピーク間距離算出部
44 周波数マッピング部
45 推移ルート作成部
46 最小誤差判定部
47 平均基本周波数算出部
50 周波数テーブル
bs1,bs2 基準値
f0, 基本幅周波数
m-4〜fm,fm+1a,fm+1b 周波数
p1〜p4 正側ピーク
n1〜n5 負側ピーク
R0〜R3,R11,12 推移ルート
ΔT1〜ΔT7 ピーク間距離

Claims (5)

  1. 基本幅の整数倍の幅数を有する黒バーおよび白バーからなるバーコードをスキャンし、該スキャン結果から前記バーコードが示す情報を読み取るバーコード読取装置であって、
    前記スキャン結果を微分した微分データにおけるピークを検出し、該ピーク間の距離を算出するピーク間距離算出手段と、
    前記ピーク間距離算出手段が算出したピーク間距離を、該ピーク間距離が取りえる幅数によってそれぞれ除した基本幅候補値の集合を基本幅候補値群として算出する基本幅候補値群算出手段と、
    複数の前記ピーク間距離に対応する複数の前記基本幅候補値群から基本幅候補値をそれぞれ選択して組み合わせた組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成手段と、
    前記組み合わせパターンのうち、該パターンに含まれる基本幅候補値間の誤差が最も小さい組み合わせパターンを最適組み合わせパターンとして選択し、該最適組み合わせパターンに含まれる前記基本幅候補値から前記基本幅を決定する基本幅決定手段と、
    を備えたことを特徴とするバーコード読取装置。
  2. 前記組み合わせパターン作成手段は、前記ピーク間距離に対応する基本幅候補値群から前記基本幅を選択する場合に、当該ピーク間距離に隣接するピーク間距離に対応する前記基本幅候補値群から選択した前記基本幅候補値に最も近い値を有する基本幅候補値を選択することを特徴とする請求項1に記載のバーコード読取装置。
  3. 前記組み合わせパターン作成手段は、前記ピーク間距離に対応する基本幅候補値群から前記基本幅を選択する場合に、当該ピーク間距離の近傍に位置する複数のピーク間距離に対応する前記基本幅候補値群からそれぞれ選択した前記基本幅候補値の平均値に最も近い値を有する基本幅候補値を選択することを特徴とする請求項1に記載のバーコード読取装置。
  4. 前記組み合わせパターン作成手段は、前記基本幅候補値群から前記基本幅候補値を選択する場合に、他の基本幅候補値群から選択した基本幅候補値との誤差が閾値内であるか否かを判定し、該閾値内である基本幅候補値を有効基本幅候補値として採用することを特徴とする請求項1,2または3に記載のバーコード読取装置。
  5. 基本幅の整数倍の幅数を有する黒バーおよび白バーからなるバーコードをスキャンし、該スキャン結果から前記バーコードが示す情報を読み取るバーコード読取方法であって、
    前記スキャン結果を微分した微分データにおけるピークを検出し、該ピーク間の距離を算出するピーク間距離算出工程と、
    前記ピーク間距離算出工程が算出したピーク間距離を、該ピーク間距離が取りえる幅数によってそれぞれ除した基本幅候補値の集合を基本幅候補値群として算出する基本幅候補値群算出工程と、
    複数の前記ピーク間距離に対応する複数の前記基本幅候補値群から基本幅候補値をそれぞれ選択して組み合わせた組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成工程段と、
    前記組み合わせパターンのうち、該パターンに含まれる基本幅候補値間の誤差が最も小さい組み合わせパターンを最適組み合わせパターンとして選択し、該最適組み合わせパターンに含まれる前記基本幅候補値から前記基本幅を決定する基本幅決定工程と、
    を含むことを特徴とするバーコード読取方法。
JP2003045083A 2003-02-21 2003-02-21 バーコード読取装置およびバーコード読取方法 Expired - Fee Related JP4070631B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003045083A JP4070631B2 (ja) 2003-02-21 2003-02-21 バーコード読取装置およびバーコード読取方法
US10/750,876 US7007847B2 (en) 2003-02-21 2004-01-05 Bar-code reader and method of reading bar-code
US11/319,650 US7083101B2 (en) 2003-02-21 2005-12-29 Bar-code reader and method of reading bar-code

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003045083A JP4070631B2 (ja) 2003-02-21 2003-02-21 バーコード読取装置およびバーコード読取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004252906A JP2004252906A (ja) 2004-09-09
JP4070631B2 true JP4070631B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=32866501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003045083A Expired - Fee Related JP4070631B2 (ja) 2003-02-21 2003-02-21 バーコード読取装置およびバーコード読取方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7007847B2 (ja)
JP (1) JP4070631B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100715754B1 (ko) * 2001-01-26 2007-05-08 후지쯔 가부시끼가이샤 정보 판독 방법 및 장치
KR101117429B1 (ko) * 2003-10-31 2012-04-16 가부시키가이샤 니콘 노광 장치 및 디바이스 제조 방법
US7182263B2 (en) * 2004-09-30 2007-02-27 Symbol Technologies, Inc. Monitoring light beam position in electro-optical readers and image projectors
US7506816B2 (en) * 2004-10-04 2009-03-24 Datalogic Scanning, Inc. System and method for determining a threshold for edge detection based on an undifferentiated equalized scan line signal
KR100667778B1 (ko) * 2004-11-20 2007-01-11 삼성전자주식회사 바코드 판독 방법 및 장치
US8668149B2 (en) * 2009-09-16 2014-03-11 Metrologic Instruments, Inc. Bar code reader terminal and methods for operating the same having misread detection apparatus
JP5398653B2 (ja) * 2010-06-30 2014-01-29 株式会社オプトエレクトロニクス デコード方法及びデコード処理装置
US8333326B2 (en) * 2010-10-07 2012-12-18 Nidec Sankyo Corporation Stacked barcode reader and stacked barcode reading method
JP2021103499A (ja) * 2019-12-26 2021-07-15 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、印刷装置および画像処理方法
CN113533211B (zh) * 2021-08-20 2024-05-07 四川新健康成生物股份有限公司 一种荧光分析仪用条码识别装置及算法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3784792A (en) * 1972-03-29 1974-01-08 Monarch Marking Systems Inc Coded record and methods of and apparatus for encoding and decoding records
JPS55143682A (en) 1979-04-24 1980-11-10 Fujitsu Ltd Read system for bar code information
JPS5617474A (en) 1979-07-21 1981-02-19 Nec Corp Bar-code read system
JPS62214366A (ja) 1986-03-17 1987-09-21 Nec Corp 周波数測定回路
JPH01156886A (ja) * 1987-12-15 1989-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd バーコード読取装置
US5210397A (en) 1990-05-03 1993-05-11 Psc, Inc. Differentiating and integrating circuit for translating bar code signals into corresponding pulses
JPH0448392A (ja) * 1990-06-18 1992-02-18 Fujitsu Ltd バーコード読み取り装置
KR940003633B1 (ko) 1990-09-01 1994-04-25 주식회사 금성사 바코드 정보 인식 처리방법
US5401949A (en) * 1991-06-12 1995-03-28 American Neurologix, Inc. Fuzzy logic barcode reader
JPH05101212A (ja) 1991-10-04 1993-04-23 Tokyo Electric Co Ltd バーコード信号2値化装置
US5329105A (en) * 1992-08-10 1994-07-12 United Parcel Service Of America, Inc. Method and apparatus for determining the width of elements of bar code symbols
DE4323293C2 (de) 1993-07-12 1996-07-25 Sick Optik Elektronik Erwin Verfahren und Abtastanordnung zur Identifizierung eines aus aufeinanderfolgenden hellen und dunklen Feldern bestehenden Codes
JP2815290B2 (ja) * 1993-08-11 1998-10-27 富士通株式会社 バーコードリーダーにおける二値化装置
US5514858A (en) * 1995-02-10 1996-05-07 Intermec Corporation Method and apparatus for decoding unresolved complex multi-width bar code symbology profiles
JP3005465B2 (ja) * 1996-02-07 2000-01-31 富士通株式会社 バーコード読取方法、及び、バーコード読取装置
US5767498A (en) * 1996-09-17 1998-06-16 Ncr Corporation Bar code error scanner
JPH10162095A (ja) * 1996-11-29 1998-06-19 Fujitsu Ltd スライスレシオ制御回路
US5767497A (en) * 1996-12-04 1998-06-16 United Parcel Service Of America, Inc. Method and apparatus for decoding bar code symbols using ratio analysis of module size
US6012640A (en) * 1997-07-08 2000-01-11 Intermec Ip Corporation Rule based and fuzzy logic method and apparatus for processing reflectance signals from machine-readable symbols or images
JP3510496B2 (ja) * 1998-09-28 2004-03-29 富士通株式会社 バー幅補正装置,バー幅補正方法,バーコード読取装置及びそのバーコード復調方法
JP3548025B2 (ja) * 1998-12-17 2004-07-28 富士通株式会社 バーコード読取装置および方法
JP4117368B2 (ja) * 1999-06-14 2008-07-16 富士通株式会社 バーコード読取装置及びバーコード読取方法
JP4356144B2 (ja) * 1999-07-15 2009-11-04 富士通株式会社 二値化回路及びコード読取装置
US6382511B1 (en) * 2000-04-26 2002-05-07 Ncr Corporation Methods and apparatus for digitizing and processing of analog barcode signals

Also Published As

Publication number Publication date
US20040164159A1 (en) 2004-08-26
US7083101B2 (en) 2006-08-01
JP2004252906A (ja) 2004-09-09
US20060102727A1 (en) 2006-05-18
US7007847B2 (en) 2006-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7083101B2 (en) Bar-code reader and method of reading bar-code
KR100852656B1 (ko) 이차원 코드 검출 시스템 및 이차원 코드 검출 프로그램
EP0864994B1 (en) Combined range laser scanner
US5777309A (en) Method and apparatus for locating and decoding machine-readable symbols
KR100277272B1 (ko) 확장 초점깊이를 가진 광학스캔너 및 확장 초점깊이를 가지고 주사하는 방법
JP2008533546A (ja) バーコードスキャナ復号
KR940001000A (ko) 적응 바 코드 스캐너
WO2010110385A1 (ja) 光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法
JP4257131B2 (ja) バーコード読取装置およびバーコード読取方法
EP1118062B1 (en) Frequency division multiplexed bar code scanner
EP1450293B1 (en) Bar-code reader, method of reading a bar code and computer product
GB2291524A (en) Reading bar-codes
JP4188104B2 (ja) バーコード読取装置
JPH07200714A (ja) 光学記号読取装置
US6237850B1 (en) Bar code reader and method of reading bar code
JPH0749920A (ja) 読取り・書込み装置および方法
JP2007226328A (ja) バーコード認識装置,及び,バーコード認識方法
JP3711725B2 (ja) 画像認識装置
JP2011191957A (ja) バーコード情報読取方法及びバーコード情報読取装置
US7021546B2 (en) Bar-code reader and method of reading bar-code
JP4107237B2 (ja) 光学的情報読取装置の境界位置特定方法
JP5424369B1 (ja) バーコードリーダ、バーコード読取り方法及びバーコード読取り用プログラム
JP5453594B2 (ja) シンボル情報読取装置及びシンボル情報読取方法
JP2004133345A (ja) ディジタル信号復号方法およびディジタル信号復号装置
JP5559393B1 (ja) 距離検出装置、距離検出装置を備えた読取装置、距離検出方法及び距離検出プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4070631

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees