JPH04245581A - 走査速度検出装置およびそれを用いた記号読取装置 - Google Patents

走査速度検出装置およびそれを用いた記号読取装置

Info

Publication number
JPH04245581A
JPH04245581A JP3011131A JP1113191A JPH04245581A JP H04245581 A JPH04245581 A JP H04245581A JP 3011131 A JP3011131 A JP 3011131A JP 1113191 A JP1113191 A JP 1113191A JP H04245581 A JPH04245581 A JP H04245581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
level
threshold level
light receiving
scanning speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3011131A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Takenaka
竹中 信也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP3011131A priority Critical patent/JPH04245581A/ja
Priority to CA002059807A priority patent/CA2059807C/en
Priority to US07/826,378 priority patent/US5331142A/en
Priority to DE69224002T priority patent/DE69224002T2/de
Priority to EP92101483A priority patent/EP0497323B1/en
Publication of JPH04245581A publication Critical patent/JPH04245581A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10821Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices
    • G06K7/10851Circuits for pulse shaping, amplifying, eliminating noise signals, checking the function of the sensing device

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビーム光によりバーコ
ードのような記号を形成した記号面などの走査対象が走
査される場合に、走査対象の表面での走査速度を検出す
る走査速度検出装置に関するものである。さらに本発明
は、上記走査速度検出装置を用いた記号読取装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザビームにより商品の包
装の表面のような記号面に形成したバーコードなどの記
号を走査し、この走査時における記号面からの反射光を
フォトダイオードなどの受光素子で検出することによっ
て、記号を光学的に読み取るようにした記号読取装置が
広く用いられている。レーザ光は、発光ダイオードなど
のような他の光源に比較してレンズによる集光特性が格
段に良好であるため、レーザ光の光路に沿った長い距離
範囲にわたって細く絞り込んだビーム光が得やすいとい
う利点がある。記号読取の場合の解像度は、記号面にお
けるビームスポットの大きさによって決まるから、長い
距離範囲にわたってビーム径を細く絞り込むことができ
るレーザビームを用いれば、読取が可能な距離範囲(読
取範囲)を広くとることができる。たとえばバーコード
を読み取るバーコードスキャナを例にとると、発光ダイ
オードを光源としたいわゆるペン型スキャナでは記号面
にペン先を接触させなければ読取を行えないのに対して
、レーザ光源を用いたスキャナでは、記号面と装置とを
数10cm程度離した状態でもバーコードの読取を行え
る。
【0003】レーザビームを用いた記号読取装置には、
レーザビームによる記号面の走査を手動で行う図6の手
動走査方式のものと、レーザビームによる記号面の走査
を自動で行わせる図7の自動走査方式のものとがある。 たとえば、図6の手動走査方式の記号読取装置は、たと
えばピストル型の手持ち可能な筐体1内に、半導体レー
ザ光源2や、この半導体レーザ光源2から発生したレー
ザ光を集光してレーザビーム3を発生させるレンズ4な
どを収納している。筐体1は、操作者の手5により把持
され、操作者が筐体1を記号面6に形成したバーコード
7の走査方向8に沿ってたとえば手首の間接を中心とし
て左右に振ることにより、バーコード7の走査が達成さ
れる。記号面6からの反射光は筐体1内に配置した図外
の受光素子で受光され、この受光素子の出力に基づいて
バーコード7の識別が行われる。
【0004】また、図7の自動走査方式の記号読取装置
では、たとえばピストル型の手持ち可能な筐体11内に
、半導体レーザ光源12、この半導体レーザ光源12か
ら発生したレーザ光を平行光に絞るコリメートレンズ1
3、コリメートレンズ13からのレーザ光14を記号面
15に形成したバーコード16に走査させるポリゴンミ
ラー17などを収納している。ポリゴンミラー17は、
たとえば正多角柱の各側面を偏向反射面としたものであ
り、図外のモータにより軸線まわりに回転駆動される。 このポリゴンミラー17の回転によりレーザ光14の筐
体11からの出射方向が経時的に変化するので、これに
より記号面15上でのビームスポットの位置が矢印18
方向にほぼ一定の速度で移動することになる。このよう
にして、バーコード16の走査が自動で達成され、さら
にポリゴンミラー17の回転によってコリメートレンズ
13からのレーザ光が次々と異なる偏向反射面に入射す
るので、バーコード16が繰り返し走査されることにな
る。したがって、手19で筐体11を把持してバーコー
ド16に向けて照準を合わせるだけで、バーコード16
の走査が達成され、記号面15からの反射光を筐体11
内の図外の受光素子で受光させることにより、バーコー
ド16の読取を行える。
【0005】ところで、バーコードには、当該バーコー
ドの読取の確実性を期するために、バーコードの両端に
一定幅以上の白色領域(クリアエリア)を設けることが
、JIS(日本工業規格)その他のバーコード規格によ
り定められている。これは、記号読取装置の走査範囲に
は、読み取ろうとするバーコードの他に、その近傍の種
々の物体が存在したり、また当該バーコードが付された
商品の表面などの模様が存在したり場合があるため、こ
れらをレーザビームで走査したときに受光素子で受光さ
れる反射光の光量が一定の変化を示すときには、バーコ
ード以外のものがバーコードと誤認される虞があるから
である。すなわち、たとえばバーコードの先頭のクリア
エリアを検出し、このクリアエリアに引き続く領域に対
応する受光素子出力に基づいてバーコードの識別を行う
ようにすれば、受光素子の出力信号のうち、バーコード
に対応する部分のみを抽出して識別処理を行わせること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のクリアエリアの
検出は、一般に、レーザビームによる走査時に、受光素
子出力が或る一定値以上である継続時間が所定時間以上
であることを検出するようにして行われる。すなわち、
白色領域を走査するのに要した時間tを検出し、この時
間tが所定値以上であるときに、当該白色領域がクリア
エリアであるものと判断される。
【0007】ところで、クリアエリアの走査に要する時
間tcは、クリアエリアの走査方向の幅dと、ビームス
ポットの記号面における移動速度(以下「走査速度」と
いう)Vとにより、     tc=d/V               
                         
    ・・・・  (1) で与えられる。
【0008】ところが、手動走査の場合はもちろん、自
動走査の場合であっても、走査速度Vは一定値ではなく
、光源から記号面に至るレーザビームの光路長(読取距
離)に比例する。すなわち、たとえば図7のような自動
走査方式の記号読取装置では、ポリゴンミラー17が一
定角速度で回転するから、ポリゴンミラー17の回転軸
から5cmの位置に記号面15を位置させた場合と、ポ
リゴンミラー17の回転軸から50cmの位置に記号面
15を位置させた場合とでは、走査速度Vに10倍の違
いがある。したがって、上記の時間tを検出し、この時
間tを一定の値と比較しても、一定の幅dを有するクリ
アエリアの検出が必ずしも良好に行えるとは限らない。
【0009】走査速度Vが検出できれば、これに応じて
時間tの判定基準を変化させることによって上記の問題
が解決されるが、現在に至るまで、走査速度Vの検出を
実現した装置は存在していない。このため、従来では、
大幅なマージンを見込んでクリアエリアの検出している
が、この大幅なマージンのためにクリアエリア検出確率
が悪く、現実には、バーコード識別処理を行ってみて始
めて、バーコードであるか、それともバーコード以外の
信号(ノイズ)であるかが判るというのが実情である。 この場合には、改めてクリアエリアを検出しなければな
らないが、バーコード識別処理は繁雑であるため、長い
時間がかかり、この処理時間中に既にレーザビームの走
査位置がクリアエリアおよびバーコードの領域を通過し
てしまっている場合が多い。このような場合には、改め
て読取操作を行わなければならず、読取作業が繁雑にな
る。
【0010】この不具合を避けるためには、1走査分の
全信号を一旦メモリに記憶させ、メモリから信号を順に
読み出してクリアエリアの検出処理を行うことが考えら
れる。しかしながら、この場合には、大容量のメモリと
、このメモリへの書込/読出を処理するための複雑なメ
モリ処理回路が必要となり、回路が大型化・複雑化する
とともに、コストの増大を招くという新たな問題が生じ
る。
【0011】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、ビーム光による走査対象の走査速度を検出
することができるようにした走査速度検出装置を提供す
ることである。また、本発明の他の目的は、回路の大型
化・複雑化を招くことなく安価な構成で記号の確実な読
取を期することができるようにした記号読取装置を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の走査速
度検出装置の基本構成を示すブロック図である。この走
査速度検出装置は、投光手段31から発生されたビーム
光32により走査対象33の表面が走査されるときの走
査速度を検出するものであり、走査対象33からの反射
光を受光して電気信号に変換する受光手段34と、この
受光手段34の出力信号を基準として第1の閾値レベル
TH1を生成し、さらに第1の閾値レベルTH1よりも
相対的に低い第2の閾値レベルTH2を生成する閾値レ
ベル生成手段36と、受光手段34の出力信号を所定の
遅延時間だけ遅延させる遅延手段35と、この遅延手段
35の出力信号が、上記第2の閾値レベルTH2超えた
後、第1の閾値レベルTH1に達するまでの時間を走査
速度情報として計時する計時手段37とを備えている。
【0013】ビーム光32による走査対象33の走査は
、投光手段31などを収容した筐体を把持し、この筐体
を動かすようにして手動で行われてもよく、またポリゴ
ンミラーやガルバノミラーなどの走査ミラーを用いて自
動で行われてもよい。閾値レベル生成手段36は、第1
レベル設定手段および第2レベル設定手段として機能す
るが、閾値レベルTH1,TH2はそれぞれ個別の構成
により生成されてもよい。
【0014】上記遅延手段35における所定の遅延時間
は、受光手段34の出力が立ち上がり始めた後、安定し
た到達レベルに達するまでの時間の最大値以上に選ばれ
ていることが好ましい。また、上記閾値レベル生成手段
36は、受光手段34の出力信号に基づいて第1および
第2の閾値レベルTH1,TH2を生成するものであり
、たとえば第1の閾値レベルTH1は、受光手段34の
出力信号を分圧して作成される。
【0015】なお、上記第2の閾値レベルTH2は、受
光手段34の出力信号を分圧などして作成される可変レ
ベルであってもよく、受光手段34の出力信号とは無関
係な固定レベルであってもよい。この固定レベルは、た
とえば遅延手段35の出力信号の0レベルに近い値とさ
れることが好ましい。上記の走査速度検出装置は、たと
えばバーコードなどの記号を読み取る記号読取装置に適
用され、上記計時手段37の出力信号が、ビーム光によ
る記号面の走査時における受光手段34の出力信号のう
ち記号に対応した信号を抽出するために用いられたり、
記号の識別処理のために用いられたりしてもよい。
【0016】また、バーコードを読み取る記号読取装置
においてバーコードの両端に形成される所定幅以上のク
リアエリアが検出されるときには、上記受光手段34の
出力が第3レベル設定手段により生成される第3の閾値
レベルを超えた後、この第3の閾値レベルを下回るまで
の期間の長さを計時する第2の計時手段と、上記第1の
計時手段37および第2の計時手段の各出力に基づいて
、クリアエリアが検出されたかどうかを判定する判定手
段を設ければよい。
【0017】この判定手段は、たとえば、上記第2の計
時手段の出力を上記第1の計時手段37の出力で除する
除算手段と、この除算手段の出力が所定値以上であると
きにクリアエリアが検出されたことを表すクリアエリア
検出信号を出力する比較手段とを備えて構成される。
【0018】
【作用】投光手段31からのビーム光32を走査対象3
3を含む範囲で、手動または自動で走査させると、ビー
ムスポットがたとえば走査対象33の表面の黒色領域3
8(図1において斜線を付して示す。)から高明度の白
色領域39に移動する際に、受光手段34の出力が小さ
い値から大きな値へと立ち上がる。ビーム光32による
走査位置が、走査対象が存在しておらず、したがって反
射光が無い位置から、走査対象の高明度領域に移動する
際にも、受光手段34の出力は同様に変化する。ビーム
光32のビーム径は、ほぼ一定であるから、受光手段3
4の出力の立ち上がりは、走査速度が速いほど急峻にな
る。したがって、受光手段34の立ち上がりに要する時
間は、走査速度に反比例する。
【0019】計時手段37では、受光手段34の出力を
所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手段35の出力信号
が第2の閾値レベルTH2を超えた後、第1の閾値レベ
ルTH1(TH1>TH2)に達するまでの時間が計時
され、これにより上記の立ち上がり時間が検出される。 この立ち上がり時間は、上記のように走査速度に反比例
するから、計時手段37の出力は走査速度情報として用
いることかできる。
【0020】遅延手段35により受光手段34の出力を
遅延させることとしたのは、受光手段34の出力が立ち
上がる以前には、受光手段34の出力が立ち上がった後
の到達レベルが予測できないからである。すなわち、遅
延手段35による信号の遅延によって、到達レベルに対
応した適切な上記第1の閾値レベルTH1を設定した後
に、この閾値レベルTH1に基づいて、上記立ち上がり
時間の計時を行うことができる。
【0021】上記第1の閾値レベルTH1を、受光手段
34の出力を所定の分圧比で分圧して得ることとしてお
けば、受光手段34の出力がその到達レベルに対して一
定の割合となる値まで立ち上がるのに要する時間を計時
手段37で計時させることができるので、受光手段34
の到達レベルが不定であっても受光手段34の出力の立
ち上がり時間を正しく評価して、走査速度を正確に検出
することができる。
【0022】上記のような走査速度検出装置を、バーコ
ードなどの記号を光学的に読み取る記号読取装置に適用
すれば、受光手段34の出力信号のなかから、記号に対
応する信号を良好に抽出することができ、さらに、記号
の識別処理も走査速度を勘案して良好に行うことができ
る。また、バーコード読取装置においてバーコードの両
端のいわゆるクリアエリアを検出する場合には、遅延手
段35の出力が第3の閾値レベルを超えた後、この第3
の閾値レベルを下回るまでの時間を第2の計時手段によ
り計時することにより、クリアエリアの走査時間が得ら
れる。このクリアエリアの走査時間を、たとえば、除算
手段によって、走査速度に反比例する上記計時手段37
の出力により除すれば、クリアエリアの幅が走査速度に
依らずに正しく検出される。これにより、クリアエリア
の検出を良好に行ってバーコードの抽出処理の正確さを
期することができ、ひいては読取速度の向上にも寄与す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2は、本発明の一実施例の走査速度検出装置
を適用した記号読取装置であるバーコード読取装置の要
部の電気的構成を示すブロック図である。このバーコー
ド読取装置は、投光部41からのレーザビーム42で、
走査対象である記号面43に形成したバーコード43A
を走査し、この走査時における記号面43からの反射光
を受光部44で受光して、この受光部44の出力に基づ
いて、バーコード43Aが表す情報を再現するようにし
たものである。投光部41は、半導体レーザ光源51と
、この半導体レーザ光源51から発生したレーザ光を、
ビーム光に絞るレンズ52とを備えている。レーザビー
ム42による記号面43の走査は、投光部41などを収
納した筐体を操作者が把持し、この筐体を動かすように
して手動で行われてもよく、またポリゴンミラーやガル
バノミラーなどの走査ミラーを用いて自動で行われても
よい。一方、受光部44は、記号面43からの反射光を
集光レンズ53を介してフォトダイオード54に導き、
このフォトダイオード54からの電気信号を、増幅器5
5で増幅して出力するようにしたものである。
【0024】受光部44の出力信号は、遅延手段である
アナログディレイライン45を介して第1の計時部47
に入力されるとともに、第1の閾値レベルTH1および
第2の閾値レベルTH2を形成する第1の閾値レベル生
成部46にも入力される。この閾値レベル生成部46は
、受光部44の出力信号を、抵抗r1,r2,r3によ
り所定の分圧比で分圧して、各分圧点56,57に現れ
る電位をそれぞれ第1の閾値レベルTH1、第2の閾値
レベルTH2(TH1>TH2)として導出するように
したものであり、第1レベル設定手段および第2レベル
設定手段として機能する。
【0025】計時部47は、アナログディレイライン4
5の出力が各非反転入力端子に与えられる一対の比較器
61,62を備えている。そして、比較器61の反転入
力端子には第2の閾値レベルTH2が与えられており、
比較器62の反転入力端子には第1の閾値レベルTH1
が与えられている。計時部47はさらに、クロック信号
を形成するクロック発振回路63と、このクロック発振
回路63からのクロック信号を計数するカウンタ64と
、このカウンタ64の計数値を比較器62の出力信号の
立ち上がりに同期してラッチするレジスタ65とを備え
ている。カウンタ64は、比較器61からローレベルの
信号が与えられているときには、クリアされて計数が禁
止された状態にあり、比較器61の出力がハイレベルと
なると計数動作を開始する。
【0026】受光部44の出力はまた、第2の計時部4
8に与えるべき第3および第4の閾値レベルTH3,T
H4(TH3>TH4)を生成する第2の閾値レベル生
成部49にも与えられている。この第2の閾値レベル生
成部49は、ダイオードD1を介して与えられるととも
にコンデンサC1で保持される受光部44の出力信号を
抵抗r4,r5,r6により所定の分圧比で分圧し、各
分圧点59,60に現れた電位をそれぞれ第3,第4の
閾値レベルTH3,TH4として導出するようにしたも
ので、ピークホールド回路となっている。本実施例では
、この第2の閾値レベル生成部49が第3レベル設定手
段として機能する。なお、受光部44と第2の閾値レベ
ル生成部49との間には、バッファアンプが介挿されて
いてもよい。
【0027】第4,第3の閾値レベルTH4,TH3は
、第2の計時部48を構成する比較器71,72の各反
転入力端子にそれぞれ与えられている。これらの比較器
71,72の各非反転入力端子には、アナログディレイ
ライン45の出力が与えられている。第2の計時部48
はさらに、クロック発振回路73と、このクロック発振
回路63からのクロック信号を計数するカウンタ74と
、このカウンタ74の計数値を比較器72の出力信号の
立ち下がりエッジでラッチするレジスタ75とを備えて
いる。カウンタ74は、比較器71の出力がローレベル
のときにはクリアされてその計数値が強制的に0とされ
、比較器72の出力がローレベルのときには計数動作が
禁止されてその計数値の変化が禁止される。そして、比
較器71の出力がハイレベルとなると0以外の計数値を
とることが許容され、比較器72の出力がハイレベルと
なると計数動作が許容される。
【0028】第1の計時部47と第2の計時部48との
各出力は、判定部50に入力される。この判定部50は
、第2の計時部48の出力を第1の計時部47の出力で
除する除算回路81と、この除算回路81の出力を所定
値TH5と比較して除算回路81の出力が所定値TH5
以上であるときにクリアエリア検出信号を出力する比較
器82とを有している。
【0029】図3は走査速度の検出原理を示す図であり
、図3(a) は記号面43に形成されたビームスポッ
トを示し、図3(b) はビームスポットの中心Cの位
置に対する受光部44の出力信号の変化が示されている
。ビームスポットBPが矢印90方向に変位して、黒色
領域91(図2および図3において斜線を付して示す。 )から白色領域92に移動すると、受光部44の出力信
号は、0レベルから或る到達レベルLに立ち上がる。す
なわち、ビームスポットBPの中心Cが矢印90方向に
とった一次元座標xの座標位置x1よりも矢印90に対
して上流側にあるときには、レーザビームは黒色領域9
1で吸収され、受光部44の出力は0レベルとなる。ビ
ームスポットBPの中心Cが座標位置x1を過ぎると、
ビームスポットBPの一部が白色領域92にかかるよう
になるので、受光部44の受光量が徐々に増大する。そ
して、黒色領域91と白色領域92との境界から矢印9
0方向にビームスポットの半径rだけ変位した座標位置
x2(=x1+2r)において、受光量が最大となり、
その出力信号が到達レベルLに達する。受光部44の受
光量は、ビームのパワー、白色領域92の反射率、記号
面43と投光部41との間の距離などによって定まる。 レーザビームのパワー密度分布は、ガウス分布に従うの
で、ビームスポットBPの半径rの外部にもパワーが僅
かながら分布しており、このため、受光部44の出力の
変化は直線的ではなく、座標位置x1,x2の付近では
丸みを帯びたカーブを描く。
【0030】ところで、座標位置x1,x2の間の距離
はビームスポットBPの直径2rに等しいのであるから
、受光部44の出力信号が0レベルから到達レベルLに
達するまでの時間Δtが判れば、走査速度Vは、   
 V=2r/Δt                 
                         
・・・・  (2) で与えられる。すなわち、上記の
時間Δtを検出することにより、この時間Δtに反比例
する走査速度Vを得ることができる。換言すれば、時間
Δtは走査速度情報であるといえる。
【0031】図4は図2に示された構成の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。図4(a) は受
光部44の出力およびアナログディレイライン45の出
力などを示しており、図4(b) は第1の計時部47
における比較器61の出力信号S61を示し、図4(c
) は比較器62の出力信号S62を示し、図4(d)
 は第2の計時部48における比較器71の出力信号S
71を示し、図4(e) は比較器72の出力信号S7
2を示している。なお、図4では、バーコード43Aの
走査方向上流側に形成されているクリアエリアCA(図
2参照)の検出が達成される場合の動作が示されている
【0032】ビームスポットBPがクリアエリアCAの
走査方向上流側の黒色領域91から、クリアエリアCA
を構成する白色領域92に向かって変位すると、ビーム
スポットBPが領域91,92の境界を移動する際に、
図4(a) において曲線A1で示される受光部44の
出力信号は参照符号a1で示すように立ち上がる。そし
て、所定の遅延時間Tdだけ遅れて図4(b) におい
て曲線A2で示されるアナログディレイライン45の出
力が参照符号a2で示すように受光部44の出力と同様
な変化を示す。第1〜第4の閾値レベルTH1〜TH4
は、受光部44の出力信号を分圧して生成されるので、
受光部44の出力信号の立ち上がりに同期して立ち上が
る。遅延時間Tdは、アナログディレイライン45の出
力信号が立ち上がる以前に、受光部44の出力信号が到
達レベルLに達するように充分に長く選ばれている。
【0033】たとえば、図5に示すような読取範囲Dで
バーコードの読取を行う場合を想定すると、ポリゴンミ
ラーなどを用いた自動走査では、走査速度Vは、最大の
読取距離の位置P1で最大値Vmax をとり、また最
小の読取距離の位置P2で最小値Vmin をとる。し
たがって、逆に、受光部44の出力信号が0レベルから
立ち上がって到達レベルLに達するまでの時間は最小の
読取距離の位置P2の場合に最長となる。この読取距離
が最小の場合において、受光部44の出力信号が0レベ
ルから到達レベルLにまで立ち上がるまでの時間をΔt
max とすると、上記の遅延時間Tdに要求される条
件は、    Td≧Δtmax          =(2r/V)max       
                         
   ・・・・  (3) となる。この遅延時間Td
に課される条件は、    Td≧Δtmax +M1         =(2r/V)max +M1   
                         
・・・・  (4)         ただし、M1は
マージンであり、M1>0である。 などとされてもよい。マージンM1は、レーザビームの
パワー密度分布がガウス分布に従うためにビーム半径r
の外側でもパワー密度が0ではないことや、記号面43
が傾斜していて走査位置によってレーザビームの光路長
が変化する場合、ガルバノミラーを用いた場合および手
動走査の場合などには、1回の走査中の走査速度が必ず
しも一定とはならないことなどを考慮して定められる。
【0034】なお、手動走査のときには、走査速度Vと
読取距離との間には一定の関係がないけれども、バーコ
ード識別処理の処理速度による制約に基づいて、上記の
最大値Vmax および最小値Vmin を定めればよ
い。再び図4を参照して動作を説明する。図4(a) 
において曲線A2で示されているアナログディレイライ
ン45の出力信号が、時刻t1において第2の閾値レベ
ルTH2を超えると、比較器61の出力がローレベルか
らハイレベルに反転し、これにより時刻t1からの期間
にはカウンタ64はクロック信号の計数を開始する。そ
して、時刻t2に、アナログディレイライン45の出力
信号が第1の閾値レベルTH1に達すると、比較器62
の出力は、ローレベルからハイレベルに立ち上がり、こ
の立ち上がりに同期して、カウンタ64の計数値がレジ
スタ65にラッチされる。このときレジスタ65にラッ
チされた計数値は、時刻t1から時刻t2までの時間Δ
taに対応する。たとえば、閾値レベル生成部46の抵
抗値r1〜r3の抵抗値が、閾値レベルTH1,TH2
が、    TH1=m1・L           
                         
    ・・・・  (5)     TH2=m2・
L                        
                ・・・・  (6)
         ただし、0<m2<m1<1である
。 となるように設定されているときには、ビームスポット
BPが黒色領域91からクリアエリアCAに移動するの
に要する上記の時間Δt(図3参照)は、    Δt
a=(m1−m2)・Δt             
               ・・・・  (7) 
なる関係式から得ることができる。このように、Δtを
直接検出せずに、Δtaを検出することとしているのは
、上記のようにレーザビームのパワー分布がガウス分布
に従うために、アナログディレイライン45の出力信号
の変化には参照符号a3,a4で示すようになカーブが
生じ、これによりΔtを直接に測定しようにすると、時
間測定の精度が劣化する虞があるからである。
【0035】一方、アナログディレイライン45の出力
信号が、抵抗r4〜r6の各抵抗値の設定によって第2
の閾値レベルTH2よりもわずかに高くなるようにされ
ている第4の閾値レベルTH4を超える時刻t3には、
比較器71の出力は、ローレベルからハイレベルに反転
し、カウンタ74は0以外の計数値をとることが許容さ
れる。しかし、このときにはまだ比較器72の出力はロ
ーレベルであるから、カウンタ74は以前として計数動
作が禁止されている。
【0036】アナログディレイライン45の出力が、第
1の閾値レベルTH1よりもわずかに低く設定されてい
る第3の閾値レベルTH3に達する時刻t4には、比較
器72の出力がローレベルからハイレベルに反転する。 したがって、この時刻t4からの期間には、カウンタ7
4はクロック信号の計数を開始することになる。その後
クリアエリアCAを走査している期間には、参照符号a
5で示すように受光部44の出力は到達レベルLで安定
する。そして、時刻t5からの期間にバーコード43A
の走査が始まると、参照符号a6で示すように、受光部
44の出力が立ち下がっていく。
【0037】時刻t5から上記所定の遅延時間Tdだけ
経過した後の時刻t6からの期間には、参照符号a7で
示すようにアナログディレイライン45の出力信号が立
ち下がっていく。しかし、第2の閾値レベル生成部48
では、ダイオードD1により、低下していく受光部44
の出力信号の入力が阻止され、さらにコンデンサC1に
より時刻t5以前の期間の受光部44の出力信号が保持
される。このため、受光部44の出力が立ち下がった後
も閾値レベルTH3,TH4は直ちには立ち下がらず、
コンデンサC1の静電容量と抵抗r4〜r6の抵抗値の
和とにより定まる時定数で緩慢に低下していく。したが
って、アナログディレイライン45の出力信号が立ち下
がっていく時刻t6からの期間にも充分に高い値を有し
ている。
【0038】時刻t7において、アナログディレイライ
ン45の出力が、第3の閾値レベルTH3を下回ると、
比較器72の出力がハイレベルからローレベルに立ち下
がる。これに応答して、カウンタ74の計数値がレジス
タ75にラッチされ、またカウンタ74の計数動作が禁
止される。さらに、時刻t8には、アナログディレイラ
イン45の出力が第4の閾値レベルTH4を下回り、こ
れにより比較器71の出力がローレベルに反転してカウ
ンタ74がクリアされる。
【0039】レジスタ75にラッチされたカウンタ74
の計数値は、時刻t4から時刻t7までの受光部44の
出力が比較的高い期間の長さΔTに対応する。すなわち
、時刻t4〜t7の期間は記号面43からの反射光の光
量が多い期間であり、このような期間の長さΔTが所定
値以上であれば、当該期間にはバーコード43Aの先頭
のクリアエリアCAが走査されたものと考えられる。
【0040】レジスタ75の出力は、判定部50の除算
器81に入力され、レジスタ75の出力を第1の計時部
47のレジスタ65の出力で除した値が、比較器82で
所定値TH5と比較される。そして、除算器81の出力
が所定値TH5以上であるときに、比較器82からはク
リアエリアが検出されたことを表すクリアエリア検出信
号が出力される。
【0041】クリアエリアCAの幅Aは、走査速度をV
と、クリアエリアCAを走査するのに要した上記の時間
ΔTとにより、     V・ΔT=A               
                         
     ・・・・  (8)となる。一方、     V・Δt=V・(m1−m2)・Δta=2r
               ・・・・  (9)で
ある。第1の計時部47のレジスタ65の出力は時間Δ
tに対応し、第2の計時部48のレジスタ75の出力は
時間ΔTに対応するから、除算器81の出力は、   
 ΔT/Δt=A/2r              
                       ・・
・・ (10)に対応する。すなわち、レーザビーム4
2のビーム径2rはほぼ一定であるから、結局、除算器
81の出力は、走査速度Vを除去して評価したクリアエ
リアCAの幅Aにほぼ正確に対応することになる。した
がって、比較器82は、白色領域の幅が所定値TH5以
上のときに、クリアエリア検出信号を出力することにな
る。
【0042】このクリアエリア検出信号は、図外の識別
処理部に与えられ、この識別処理部では、クリアエリア
CAに対応する信号に引き続く信号をバーコード43A
に対応した信号であるものと見なして、当該バーコード
43Aの識別処理を行うことになる。ところで、投光部
41から発生されるレーザビーム42は、図5に示すよ
うに、読取範囲D内で微細なビーム径を得るために、投
光部41から或る一定の距離の位置P3に焦点を有する
集束光となっている。したがって、読取位置によりレー
ザビーム42のビーム径2rは異なる値をとることにな
る。そこで、本実施例では、読取距離D内におけるビー
ム半径の平均値ravを、焦点位置でのビーム半径rm
in と、読取範囲Dの一方端でのビーム半径のうちい
ずれか大きな方のビーム半径rmax とにより、  
  rav−1=(rmin−1+rmax−1)/2
                         
・・・・ (11)で定義することとしている。そして
、このビーム半径の平均値ravに基づいて上記の比較
器82における所定値TH5が定められている。
【0043】ビーム半径の平均値ravにより、走査速
度Vが、     V=2rav/Δt            
                         
    ・・・・ (12)として求められるとすると
、読取位置に応じてビーム径2rが異なることにより生
じる走査速度Vの誤差|δ|は、     |δ|≦(rmax −rav)/rmax 
          =(rav−rmin )/rm
in                       
     ・・・・ (13)となる。
【0044】一方、投光部41を調整して、最小のビー
ム半径rmin と最大のビーム半径rmax との比
を1:2程度に調整すると、
【0045】
【数1】
【0046】となる。これより、     |δ|≦(rmax −rav)/rmax 
          =1/3           
                         
       ・・・・ (15)となる。すなわち、
時間Δtを検出することによって間接的に得られる走査
速度Vは、高々その1/3程度の誤差を含んでいるに過
ぎない。このように、少ない誤差で走査速度Vが検出さ
れるので、上記の所定値TH5には過度に大きなマージ
ンを見込む必要がなく、このためクリアエリアCAの検
出確率は極めて良好なものとなる。 これに対して、走査速度の検出を全く行わない上述の従
来技術では、読取位置によって10倍程度も異なること
になる走査速度の各値に対応するために、大きなマージ
ンを見込んでクリアエリアの検出を行う必要があり、こ
の大きなマージンのためにクリアエリアの検出確率を高
くすることができない。このように、本実施例によれば
、クリアエリアの検出確率が格段に向上されることが理
解される。
【0047】このようにクリアエリアの検出確率が向上
されることにより、確実にバーコードに対応した信号を
抽出できるので、バーコード以外の部分に対応する信号
に対してバーコード識別処理が無駄に行われることが防
がれ、ひいては、バーコード読取速度および読取の確実
性を格段に向上することができる。しかも、1走査期間
中の受光部44の出力信号を全て記憶するようなメモリ
を用いていないので、メモリ処理回路などの複雑な回路
も不要であり、回路の大型化・複雑化を招くことも、コ
ストの増大を招くこともない。
【0048】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。たとえば、上記の実施例では、バーコー
ドの端部のクリアエリアの検出のために、検出された走
査速度情報が用いられる場合を例にとったが、検出され
た走査速度情報はバーコードの識別処理のために用いら
れてもよい。バーコードの識別は、たとえば、最初のバ
ー幅を基準を基準にした相対的なバー幅およびスペース
の幅の組合せに基づいて行われる。したがって、本質的
にはバーコードを走査する速度が不明であってもバーコ
ード識別処理は可能である。しかし、実際には、走査速
度によって受光部からのアナログ入力信号の特性(パル
ス時間幅、白/黒の変化速度など)が大きく異なるので
、安定した二値化処理が困難であり、このことが識別の
誤りを招くことが多い。そこで、走査速度を勘案して識
別処理を行うこととすれば、走査速度に対する補正を加
えて二値化処理などを行わせることにより、識別精度を
大きく向上させることができる。また、上記の実施例で
は、遅延手段としてアナログディレイラインを用いてい
るが、遅延手段はFIFOメモリ(先入れ先出し型メモ
リ)を用いて構成されてもよい。
【0049】さらに、上記の実施例では、バーコード読
取装置を例にとって説明したが、本発明はたとえば光学
式文字読取装置(OCR)などの他の記号読取装置に対
しても広く実施することができるものである。その他本
発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこ
とが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明の走査速度検出装置
によれば、ビーム光による走査位置が、走査対象の表面
の明度の低い領域から明度の高い領域へ移動する場合や
、走査対象外の領域であって反射光がない領域から走査
対象の表面の領域に移動する場合のように、上記反射光
を受光する受光手段の出力が立ち上がる際に、この立ち
上がり時間を計時することにより、走査速度情報の検出
が達成される。
【0051】この走査速度検出装置を用いた記号読取装
置では、走査速度を勘案して、受光手段の出力信号から
記号に対応した信号を抽出する処理や、抽出された信号
に基づいて記号を識別する処理を行うことができる。こ
れにより、記号の抽出が高い確率で行えるようになり、
また記号の識別処理が正確に行えるようになるので、記
号の確実な読取を期することができる。しかも、1走査
期間にわたる受光手段の出力を記憶するメモリやメモリ
処理回路などの複雑な回路を用いてないので、構成が大
型化・複雑化することもなく、また装置を安価に構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査速度検出装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例の走査速度検出装置を適用し
た記号読取装置であるバーコード読取装置の基本的な構
成を示すブロック図である。
【図3】走査速度検出の原理を説明するための図である
【図4】動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図5】投光器からのレーザビームの集光特性および読
取位置による走査速度の変化を説明するための図である
【図6】手動走査方式のバーコード読取装置によるバー
コード読取操作を示す簡略化した平面図である。
【図7】自動走査方式のバーコード読取装置によるバー
コード読取操作を示す簡略化した平面図である。
【符号の説明】
31    投光手段 32    ビーム光 33    走査対象 34    受光手段 35    遅延手段 36    閾値レベル生成手段(第1レベル設定手段
、第2レベル設定手段) 37    計時手段 41    投光部 42    レーザビーム 43    記号面(走査対象) 43A  バーコード 44    受光部 45    アナログディレイライン(遅延手段)46
    第1の閾値レベル生成部(第1および第2レベ
ル設定手段) 47    第1の計時部 48    第2の計時部 49    第2の閾値レベル生成部(第3レベル設定
手段) 50    判定部 81    除算器 82    比較器 91    黒色領域 92    白色領域 CA    クリアエリア

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビーム光により走査対象の表面を走査する
    ときの走査速度を検出する装置であって、上記走査対象
    の表面からの反射光を受光して電気信号に変換する受光
    手段と、この受光手段の出力信号を基準にして第1の閾
    値レベルを設定する第1レベル設定手段と、上記第1の
    閾値レベルよりも相対的に低い第2の閾値レベルを設定
    する第2レベル設定手段と、上記受光手段の出力信号を
    所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手段と、この遅延手
    段の出力信号が上記第2の閾値レベルを超えた後、上記
    第1の閾値レベルに達するまでの時間を走査速度情報と
    して計時する第1の計時手段とを含むことを特徴とする
    走査速度検出装置。
  2. 【請求項2】上記遅延手段の遅延時間は、上記受光手段
    の出力が立ち上がり始めた後、安定した到達レベルに達
    するまでの時間の最大値以上に選ばれていることを特徴
    とする請求項1記載の走査速度検出装置。
  3. 【請求項3】上記第1レベル設定手段は、上記受光手段
    の出力信号を分圧して上記第1の閾値レベルを発生する
    ものであることを特徴とする請求項1または2記載の走
    査速度検出装置。
  4. 【請求項4】上記第2の閾値レベルは、予め定められた
    出力信号の0レベルに近い固定レベルであることを特徴
    とする請求項1、2または3記載の走査速度検出装置。
  5. 【請求項5】上記第2の閾値レベルは、上記受光手段の
    出力信号を基準にして設定される可変レベルであること
    を特徴とする請求項1,2または3記載の走査速度検出
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載の走査
    速度検出装置を備え、走査対象面に形成された記号を読
    み取る記号読取装置であって、上記第1の計時手段の出
    力に基づいて、上記受光手段の出力信号から上記記号に
    対応した信号を抽出する手段と、この抽出された信号に
    基づいて上記記号を識別する手段とを含むことを特徴と
    する記号読取装置。
  7. 【請求項7】上記記号の識別が、上記第1の計時手段の
    出力に基づいて行われることを特徴とする請求項6記載
    の記号読取装置。
  8. 【請求項8】上記記号読取装置は、両端に所定幅以上の
    クリアエリアを有するバーコードを読み取るためのもの
    であり、第3の閾値レベルを設定する第3レベル設定手
    段と、上記遅延手段の出力が上記第3の閾値レベルを超
    えた後、この第3の閾値レベルを下回るまでの期間の長
    さを計時する第2の計時手段と、上記第1の計時手段の
    出力および第2の計時手段の出力に基づいて、クリアエ
    リアが検出されたかどうかを判定する判定手段とをさら
    に含むことを特徴とする請求項6記載の記号読取装置。
  9. 【請求項9】上記判定手段は、上記第2の計時手段の出
    力を第1の計時手段の出力で除する除算手段と、この除
    算手段の出力が所定値以上であるときにクリアエリアが
    検出されたことを示すクリアエリア検出信号を出力する
    比較手段とを備えたものであることを特徴とする請求項
    8記載の記号読取装置。
JP3011131A 1991-01-31 1991-01-31 走査速度検出装置およびそれを用いた記号読取装置 Pending JPH04245581A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011131A JPH04245581A (ja) 1991-01-31 1991-01-31 走査速度検出装置およびそれを用いた記号読取装置
CA002059807A CA2059807C (en) 1991-01-31 1992-01-22 Scan velocity detector and code reader using the same
US07/826,378 US5331142A (en) 1991-01-31 1992-01-27 Scan velocity detector and code reader using the same
DE69224002T DE69224002T2 (de) 1991-01-31 1992-01-29 Abtastgeschwindigkeitsdetektor und Kodeleser zu dessen Verwendung
EP92101483A EP0497323B1 (en) 1991-01-31 1992-01-29 Scan velocity detector and code reader using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011131A JPH04245581A (ja) 1991-01-31 1991-01-31 走査速度検出装置およびそれを用いた記号読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04245581A true JPH04245581A (ja) 1992-09-02

Family

ID=11769465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3011131A Pending JPH04245581A (ja) 1991-01-31 1991-01-31 走査速度検出装置およびそれを用いた記号読取装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5331142A (ja)
EP (1) EP0497323B1 (ja)
JP (1) JPH04245581A (ja)
CA (1) CA2059807C (ja)
DE (1) DE69224002T2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5818024A (en) * 1996-02-05 1998-10-06 Advanced Micro Devices, Inc. Pulse width demodulation device and method
US6743196B2 (en) * 1999-03-01 2004-06-01 Coaxia, Inc. Partial aortic occlusion devices and methods for cerebral perfusion augmentation
US6935564B2 (en) * 2001-07-30 2005-08-30 Bayer Healthcare Llc Circuit and method for correcting influence of AC coupling
US8146821B2 (en) 2009-04-02 2012-04-03 Symbol Technologies, Inc. Auto-exposure for multi-imager barcode reader
US8939371B2 (en) 2011-06-30 2015-01-27 Symbol Technologies, Inc. Individual exposure control over individually illuminated subfields of view split from an imager in a point-of-transaction workstation

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3752963A (en) * 1972-04-12 1973-08-14 Monarch Marking Systems Inc Method of and apparatus for interpreting a coded record
US3751636A (en) * 1972-06-01 1973-08-07 Rca Corp Signal transition detection circuit
US4219152A (en) * 1979-02-21 1980-08-26 International Business Machines Corporation Dual threshold comparator circuit
US4673811A (en) * 1985-12-05 1987-06-16 Xerox Corporation Variable threshold scan detector utilizing crossover points on photodetectors of the laser beam to monitor the threshold
US4740675A (en) * 1986-04-10 1988-04-26 Hewlett-Packard Company Digital bar code slot reader with threshold comparison of the differentiated bar code signal
JPH07101429B2 (ja) * 1989-05-30 1995-11-01 富士通株式会社 バーコードリーダーのアナログ信号処理方式

Also Published As

Publication number Publication date
CA2059807C (en) 1996-07-30
US5331142A (en) 1994-07-19
DE69224002D1 (de) 1998-02-19
EP0497323A3 (en) 1993-03-24
EP0497323A2 (en) 1992-08-05
EP0497323B1 (en) 1998-01-14
DE69224002T2 (de) 1998-04-23
CA2059807A1 (en) 1992-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4500776A (en) Method and apparatus for remotely reading and decoding bar codes
US5410139A (en) Peak detecting bar code reader
US6053409A (en) Dynamic focusing apparatus for an optical imaging system using a deformable mirror
US4528444A (en) Optical reading apparatus with automatic gain control circuit
EP0067414B1 (en) Method and apparatus for reading a bar code
US5151580A (en) Light emitting diode scanner
KR940001000A (ko) 적응 바 코드 스캐너
JP2815290B2 (ja) バーコードリーダーにおける二値化装置
JPH02183386A (ja) 記号読取装置
US5136147A (en) Light emitting diode scanner
JPH04245581A (ja) 走査速度検出装置およびそれを用いた記号読取装置
US5828050A (en) Light emitting laser diode scanner
CA2273128C (en) Optical symbol reading device
JPH03194673A (ja) 記号読取装置
JP3924363B2 (ja) 寸法測定装置
US5321526A (en) White level detection circuit for an optical image reader
JPH03233692A (ja) バーコード読取装置
JPS63165981A (ja) バ−コ−ド読取装置
JPH02183385A (ja) 記号読取装置
JP2748671B2 (ja) 記号読取装置
JPH02235188A (ja) バーコード読取装置
JPH09138115A (ja) 走査型光学式寸法測定装置
JPS61158048A (ja) 記録情報読取装置
JPH05209719A (ja) 走査型レーザ変位計
JP2002352185A (ja) バーコード読取装置