JPH09138115A - 走査型光学式寸法測定装置 - Google Patents

走査型光学式寸法測定装置

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JPH09138115A
JPH09138115A JP31952595A JP31952595A JPH09138115A JP H09138115 A JPH09138115 A JP H09138115A JP 31952595 A JP31952595 A JP 31952595A JP 31952595 A JP31952595 A JP 31952595A JP H09138115 A JPH09138115 A JP H09138115A
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JP
Japan
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counter
detection signal
scanning
scanning period
edge
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Application number
JP31952595A
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English (en)
Inventor
Taiji Takayama
泰治 高山
Mamoru Kuwajima
守 桑島
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンタをいたずらに増やすことなく簡易な
回路構成で透明な材質でできたワークの寸法および真直
度測定を可能とする光学式寸法測定装置を提供する。 【解決手段】 各走査期間中の検出信号に生じる第2回
目以降且つ偶数回目の立ち上がりエッジから次の立ち上
がりエッジまたは各走査期間の最後まで前記クロックパ
ルスのカウントを行うカウンタG1と、第3回目以降且
つ奇数回目の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッ
ジまたは各走査期間の最後まで前記クロックパルスのカ
ウントを行うカウンタG2と、第2回目以降且つ偶数回
目の立ち下がりエッジから次の立ち下がりエッジまたは
各走査期間の最後まで前記クロックパルスのカウントを
行うカウンタE1と、第3回目以降且つ奇数回目の立ち
下がりエッジから次の立ち下がりエッジまたは各走査期
間の最後まで前記クロックパルスのカウントを行うカウ
ンタE2と、を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平行ビームを繰り
返し走査すると共にワークに照射して得られる各走査期
間中の検出信号の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエ
ッジを捕えて、ワークの寸法等を測定可能な走査型の光
学式寸法測定装置に関する。
【0002】
【背景技術】レーザビームを一定速度で平行に繰り返し
走査して測定対象物(ワーク)に照射し、このワークの
後側で検出した明暗パターン(検出信号)からワークの
寸法を測定する走査型の光学式測定装置がある。この種
の測定装置の測定原理は、レーザビームを平行に走査し
てワークによってこのビームがさえぎられ、ワークの後
側に配置されたレーザビームを検出するセンサーにレー
ザビームが到達しなかった時間をカウント、より具体的
にはその間にクロック回路から出力された極めて高速な
周期のクロックパルスの数をカウントして、このカウン
ト値をマイクロコンピュータにより長さに換算してワー
クの寸法を求めている。
【0003】一般的には図8に示す通り、上記のワーク
の寸法に対応した時間をカウントするために、エッジ検
出回路により検出信号の立ち上がりエッジと立ち下がり
エッジの両方を検出する。次に検出した夫々のエッジ位
置から別々のカウンタ、つまりaの位置からカウンタC
1、bの位置からカウンタC2、iの位置からカウンタ
C3、jの位置からカウンタC4のカウント動作を開始
させる。ここで夫々のカウンタがカウントするのはクロ
ック回路から出力される一定周期で極めて高速なクロッ
クパルスの数である。このクロックパルスの数を夫々の
エッジ位置から、レーザビームの走査1回毎に走査の最
後に検出されるリセット信号、すなわち図8のrの位置
までカウントする。この後、カウンタC2のカウント値
からカウンタC3のカウント値を減ずれば、ワークの寸
法に対応したカウント値を得ることができる。このカウ
ント値を長さに換算することでワークの寸法を求めるこ
とができる。以降説明の便宜上、図8に示す通り検出信
号を3つの部分に分け、それぞれセグメント1、セグメ
ント2、セグメント3とする。セグメント1とセグメン
ト3はワークが存在しない部分であり、セグメント2は
ワークが存在する部分である。
【0004】この光学式寸法測定装置は上記のセグメン
ト2を測定対象とする単なるワークの寸法測定以外に、
比較的細長いワークについてその長手方向に複数箇所を
測定することで真直度も測定可能である。例えば前記セ
グメント1とセグメント3の計測を図7に示すような細
長いパイプ状のワーク80について行えば真直度を容易
に計測可能である。すなわち図7においてワークの長手
方向に沿って適当な間隔で測定位置をずらし、少なくと
も3箇所以上で測定を行い、上記のセグメント1とセグ
メント3に対応する70a,71a,70b,71b,
70c,71cの寸法を測定する。このセグメント1ま
たはセグメント3の測定結果からワークの真直度を容易
に計測可能である。この真直度計測には1台の光学式寸
法測定装置でも当然測定できるが、また複数台ある場合
は、それぞれを適当な間隔で配置してワークの複数箇所
におけるセグメント1とセグメント3が同時に測定可能
であり、真直度を瞬時に計測することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6(a)に示すよう
にワークが通常の金属等の不透明体であれば49aのよ
うな明瞭な検出信号の波形が得られ、前記に示した通り
寸法測定または真直度測定が可能である。ここで、受光
素子26が検出した信号はアンプ48において増幅され
ると共に予め設定された適当な閾値をもとにして2値化
されて出力されている。
【0006】しかしながらワークがガラスやシリコン樹
脂等の透明または半透明な材質でできている場合は、レ
ーザビームがワークを通過したり、あるいはワークがレ
ンズとして機能してレーザビームを屈折させて予想外の
場所に集光することがしばしば発生する。そのため検出
される検出信号は不規則な波形を示すことがある。
【0007】例えば、図6(b)に示すような円柱状の
透明な材質でできたワーク22aにレーザビームを走査
させると、49bに示すような検出信号の波形が得られ
ることがある。また、図6(c)に示すような角柱状の
透明な材質でできたワーク22bにレーザビームを走査
させると、49cに示すような検出信号の波形が得られ
ることがある。つまりワークにレーザビームが当たって
いる部分でもワークが透明な材質でできている場合は受
光素子26に規則的あるいは不規則的な信号が発生する
ことがある。このスキャン信号の波形はワークの光の透
過率や形状、レーザビームの進行方向に対する厚み、ワ
ーク表面の曲率等により微妙に変化するため個別のワー
ク毎にどのような波形のスキャン信号が得られるのか、
また、検出信号における立ち上がりエッジの本数、立ち
下がりエッジの本数を予測することも不可能である。従
って透明な材質でできたワークの寸法等を測定するため
には、検出信号中の全ての立ち上がりエッジと全ての立
ち下がりエッジを捕えるため多くのカウンタを用意し
て、夫々のエッジに対応させて別々のカウンタでカウン
トするように回路を構成しなくてはならなかった。
【0008】しかしこれではカウンタ回路やカウンタ回
路を制御するゲート回路が多数必要になり、回路規模が
大きくなるという問題があった。
【0009】この問題の対策としてポリゴンミラーの回
転方向を逆転して、平行ビームの走査方向を逆にする光
学式寸法測定装置が提案されている。つまり最初に順方
向にポリゴンミラーを回転させてセグメント1を計測し
て、次に逆方向にポリゴンミラーを回転させてセグメン
ト3側を計測することでセグメント1とセグメント3と
を両方計測可能とする。しかしこの場合、モータを逆転
させることにより精度の劣化、モータを逆回転させるた
めに装置が複雑化する、測定に時間が掛かるなどの問題
があり実用的ではなかった。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は簡易な構成で透明な材質ででき
たワークの寸法および真直度測定を可能とする光学式寸
法測定装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ワークが配置された所定の測定領域を平
行ビームで繰り返し走査すると共に、この測定領域を通
過したビームを受光素子で受光して得られる各走査期間
中の検出信号における立ち上がりエッジまたは立ち下が
りエッジを検出するエッジ検出回路と、一定周期のクロ
ックパルスを出力するクロック回路と、を備えたワーク
の寸法等を測定する走査型光学式寸法測定装置におい
て、前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以降
且つ偶数回目の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエ
ッジまたは各走査期間の最後まで前記クロックパルスの
カウントを行うカウンタG1と、前記各走査期間中の検
出信号に生じる第3回目以降且つ奇数回目の立ち上がり
エッジから次の立ち上がりエッジまたは各走査期間の最
後まで前記クロックパルスのカウントを行うカウンタG
2と、前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以
降且つ偶数回目の立ち下がりエッジから次の立ち下がり
エッジまたは各走査期間の最後まで前記クロックパルス
のカウントを行うカウンタE1と、前記各走査期間中の
検出信号に生じる第3回目以降且つ奇数回目の立ち下が
りエッジから次の立ち下がりエッジまたは各走査期間の
最後まで前記クロックパルスのカウントを行うカウンタ
E2と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明は上記手段に加え、前記各走
査期間中の検出信号に生じる第2回目以降の立ち上がり
エッジから次の立ち上がりエッジまたは各走査期間の最
後まで前記クロックパルスのカウントを行うカウンタG
3と、前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以
降の立ち下がりエッジから次の立ち下がりエッジまたは
各走査期間の最後まで前記クロックパルスのカウントを
行うカウンタE3と、を備えることで走査型光学式寸法
測定装置を構成することも可能である。
【0013】また、本発明は上記手段に加え、前記各走
査期間中の検出信号に生じる第2回目以降且つ偶数回目
の立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまで、クロッ
クパルスのカウントを行うカウンタL1と、前記検出信
号の第3回目以降で奇数回目の立ち上がりエッジから立
ち下がりエッジまで前記クロックパルスのカウントを行
うカウンタL2と、を備えることで走査型光学式寸法測
定装置を構成することも可能である。
【0014】また、本発明は上記手段に加え、前記各走
査期間中の検出信号に生じる第2回目以降の立ち上がり
エッジから立ち下がりエッジまで前記クロックパルスの
カウントを行うカウンタL3を備えることで走査型光学
式寸法測定装置を構成することも可能である。
【0015】発明者はどのような透明な材質でできたワ
ークでも、レーザビームの走査方向に対してワークの両
端に当たる部分では必ず検出信号の波形は暗を示すこと
を見い出した。この性質を利用して、最初と最後の暗を
示す部分さえ正確に捕えることができれば確実にセグメ
ント1,2,3の寸法測定が可能であると言える。すな
わち、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジを捕え
る度に夫々に対応するカウンタの値をゼロにリセットし
て、その位置から再度カウントを開始すれば最後の立ち
上がりエッジ、立ち下がりエッジを捕えることができる
ようになり、セグメント2およびセグメント3を正確に
カウントできるようになる。従って本発明は従来ほどカ
ウンタの数を増やすことなく、限られた少ないカウンタ
で透明な材質でできたワークについてセグメント1,
2,3,それぞれの寸法を全て測定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を用いた好適な実施
の形態について図面を用いて説明する。なお、全図中に
おいて同一符号を付したものは同一構成要素を表わして
いる。図5に本発明に係る好適な実施の形態に基づく光
学式寸法測定装置の機能ブロック図を示す。クロック回
路54から出力される極めて高い周波数のクロックパル
スはモータ同期回路60とゲート回路56へ入力されて
いる。クロックパルスに同期した駆動信号がモータ同期
回路60から出力されてモータドライバ62へ入力さ
れ、モータドライバ62によりモータ30を駆動させて
このモータ30上のポリゴンミラー14を回転させる。
一方レーザ電源回路64からの電源を入力してレーザ光
発生装置10からレーザ光12が出力され、ミラー28
で反射されてポリゴンミラー14に照射される。レーザ
光12は回転するポリゴンミラー14により反射される
とともにレンズ18を通過して平行な走査光20とな
る。この走査光20はワーク22を含む空間を通過した
後、レンズ24により集光され受光素子26に入射され
る。受光素子26が走査光を受光すると検出信号が出力
され、この検出信号はアンプ48に入力される。検出信
号はここで増幅されると共に予め設定された信号レベル
で2値化されて矩型波形の検出信号に整形されて出力さ
れる。
【0017】次にこの検出信号はエッジ検出回路50へ
入力されて立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジの両方
のエッジが検出される。この立ち上がりエッジ、立ち下
がりエッジの検出信号がゲート回路56へ入力される
と、このゲート回路56に入力されているクロックパル
スを多数のカウンタにより構成されているカウンタ回路
58へ出力すると共にカウンタ回路58内のどのカウン
タを始動させてクロックパルスをカウントさせるか、あ
るいはどのカウンタのクロックパルスのカウント動作を
停止させるか、あるいはどのカウンタのカウント値をゼ
ロにリセットさせるかを制御する。このようにカウンタ
回路58内のカウンタがカウントするのはクロック回路
54から出力されるクロックパルスである。
【0018】前記ポリゴンミラー14の回転によりレー
ザ光が走査され、この走査の最後にレーザ光が受光素子
32へ照射されると、この受光素子32から出力された
検出信号がリセット回路52へ入力され、このリセット
回路52で矩型波形のリセット信号が形成されてゲート
回路56へ入力される。ゲート回路56はこのリセット
信号が入力されるとカウンタ回路58内の全てのカウン
ト動作を停止させると共に前記リセット信号はCPU4
0にも入力される。CPU40にこのリセット信号が入
力されるとカウンタ回路58からそれぞれのカウンタ内
の計数値を読み取りワークの寸法値へ換算計算する。求
められた寸法値は入出力回路44を経て外部の表示装置
あるいは印刷装置等へ出力される。また、このCPU4
0には換算プログラム等が記憶された記憶装置46と換
算に必要な定数入力等を行うためのキーボード42が接
続されている。
【0019】図1に前記光学式寸法測定装置で透明な材
質のワークを計測したときの各走査期間中の検出信号と
夫々のカウンタの動作を示したチャート図を示す。セグ
メント1とセグメント3はワークが存在しない部分であ
るが、透明な材質のワークが存在する部分のセグメント
2には実際の測定において何本の立ち上がりエッジと立
ち下がりエッジが現われるか分からない。図1乃至図4
では説明の便宜上セグメント2には3本の立ち上がりエ
ッジと立ち下がりエッジがあるものとしているが本発明
はこれに限られるものではない。図1に示す実施の形態
ではカウンタは6個用意されていて、それぞれ説明の便
宜上C1,C2,G1,G2,E1,E2のラベルを付
して説明する。
【0020】まず、第1回目の立ち上がりエッジaが検
出されたらカウンタC1のカウントを開始させる。次に
第1回目のの立ち下がりエッジbが検出されたらカウン
タC2のカウントを開始させる。次に第2回目の立ち上
がりエッジcが検出されたらカウンタG1のカウントを
開始させる。次に第2回目の立ち下がりエッジdが検出
されたらカウンタE1のカウントを開始させる。次に第
3回目の立ち上がりエッジeが検出されたらカウンタG
1のカウントを停止させて一旦ゼロにリセットすると共
にカウンタG2のカウントを開始させる。次に第3回目
の立ち下がりエッジfが検出されたらカウンタE1のカ
ウントを停止させて一旦ゼロにリセットすると共にカウ
ンタE2のカウントを開始させる。次に第4回目の立ち
上がりエッジgが検出されたらカウンタG2のカウント
を停止させて一旦ゼロにリセットすると共にカウンタG
1のカウントを開始させる。次に第4回目の立ち下がり
エッジhが検出されたらカウンタE2のカウントを停止
させて一旦ゼロにリセットすると共にカウンタE1のカ
ウントを開始させる。次に第5回目の立ち上がりエッジ
iが検出されたらカウンタG1のカウントを停止させて
一旦ゼロにリセットすると共にカウンタG2のカウント
を開始させる。次に第5回目の立ち下がりエッジjが検
出されたらカウンタE1のカウントを停止させて一旦ゼ
ロにリセットすると共にカウンタE2のカウントを開始
させる。
【0021】次にリセット信号の立ち上がりエッジrが
検出されたらカウンタC1,C2,G1,G2,E1,
E2全てのカウントを停止させる。そして夫々のカウン
タのカウント値がCPUへ入力されると共にリセット信
号の立ち上がりエッジが検出される直前までカウント動
作していたカウンタがどれであったか、つまり有効なカ
ウンタがどれであるかという情報もゲート回路56から
CPUへ読み込まれる。CPUでは各セグメントの幅に
対応するカウント値を次のように計算する。
【0022】(セグメント1)=(カウンタC1)ー
(カウンタC2) (セグメント2)=(カウンタC2)ー(カウンタG1
とカウンタG2のうち有効な方) (セグメント3)=(カウンタG1とカウンタG2のう
ち有効な方)ー(カウンタE1とカウンタE2のうち有
効な方) また、図1の場合に限るとセグメント2とセグメント3
は夫々、 (セグメント2)=(カウンタC2)ー(カウンタG
2) (セグメント3)=(カウンタG2)ー(カウンタE
2) となる。このようにして各セグメントのカウント値が求
められたら、予め設定されている1カウントに対応する
寸法値と掛け算して各セグメントの寸法値を求めること
が可能である。また、前記実施の形態においては検出信
号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの本数をそれ
ぞれ5本に限って説明しているが、それぞれ2本以上で
同数のエッジが存在する場合にも動作可能である。
【0023】次に図2を用いて前記好適な実施の形態を
改良して4個のカウンタで実施した場合について説明す
る。なおカウンタにはそれぞれ説明の便宜上C1,C
2,G3,E3のラベルを付して説明する。まず、第1
回目の立ち上がりエッジaが検出されたらカウンタC1
のカウントを開始させる。次に第1回目のの立ち下がり
エッジbが検出されたらカウンタC2のカウントを開始
させる。次に第2回目の立ち上がりエッジcが検出され
たらカウンタG3のカウントを開始させる。次に第2回
目の立ち下がりエッジdが検出されたらカウンタE3の
カウントを開始させる。次に第3回目の立ち上がりエッ
ジeが検出されたらカウンタG3を一旦ゼロにリセット
すると共に再度カウンタG3のカウントを開始させる。
次に第3回目の立ち下がりエッジfが検出されたらカウ
ンタE3を一旦ゼロにリセットすると共に再度カウンタ
E3のカウントを開始させる。次に第4回目の立ち上が
りエッジgが検出されたらカウンタG3を一旦ゼロにリ
セットすると共に再度カウンタG3のカウントを開始さ
せる。次に第4回目の立ち下がりエッジhが検出された
らカウンタE3を一旦ゼロにリセットすると共に再度カ
ウンタE3のカウントを開始させる。次に第5回目の立
ち上がりエッジiが検出されたらカウンタG3を一旦ゼ
ロにリセットすると共に再度カウンタG3のカウントを
開始させる。次に第5回目の立ち下がりエッジjが検出
されたらカウンタE3を一旦ゼロにリセットすると共に
再度カウンタE3のカウントを開始させる。
【0024】リセット信号の立ち上がりエッジrが検出
されたらカウンタC1,C2,G3,E3全てのカウン
トを停止させる。そして夫々のカウンタのカウント値と
がCPUへ入力される。CPUでは各セグメントの幅に
対応するカウント値を次のように計算する。
【0025】(セグメント1)=(カウンタC1)ー
(カウンタC2) (セグメント2)=(カウンタC2)ー(カウンタG
3) (セグメント3)=(カウンタG3)ー(カウンタE
3) このようにして各セグメントのカウント値が求められた
ら、予め設定されている1カウントに対応する寸法値と
掛け算して各セグメントの寸法値を求めることが可能で
ある。また、前記実施の形態においては検出信号の立ち
上がりエッジと立ち下がりエッジの本数をそれぞれ5本
に限って説明しているが、それぞれ2本以上で同数のエ
ッジが存在する場合にも動作可能である。
【0026】次に図3を用いて別の好適な実施の形態に
ついて説明する。なおカウンタにはそれぞれ説明の便宜
上L01,L02,T,L1,L2のラベルを付して説
明する。まず、第1回目の立ち上がりエッジaが検出さ
れたらカウンタL01のカウントを開始させる。次に第
1回目の立ち下がりエッジbが検出されたらカウンタL
01のカウントを停止させると共にカウンタT(図示せ
ず)のカウントを開始させる。次に第2回目の立ち上が
りエッジcが検出されたらそれまでのカウンタTのカウ
ント値をカウンタL02に取り込ませカウンタTのカウ
ントは引き続き行わせると共にカウンタL1のカウント
を開始させる。これ以降立ち上がりエッジが検出される
度にそれまでのカウンタTの値をカウンタL02に取り
込ませる。次に第2回目の立ち下がりエッジdが検出さ
れたらカウンタL1のカウントを停止させる。次に第3
回目の立ち上がりエッジeが検出されたらそれまでのカ
ウンタTのカウント値をカウンタL02に取り込ませカ
ウンタTのカウントは引き続き行わせると共にカウンタ
L2のカウントを開始させる。次に第3回目の立ち下が
りエッジfが検出されたらカウンタL2のカウントを停
止させる。次に第4回目の立ち上がりエッジgが検出さ
れたらそれまでのカウンタTのカウント値をカウンタL
02に取り込ませカウンタTのカウントは引き続き行わ
せると共にカウンタL1を一旦ゼロにリセットしてから
再度カウンタL1のカウントを開始させる。次に第4回
目の立ち下がりエッジhが検出されたらカウンタL1の
カウントを停止させる。次に第5回目の立ち上がりエッ
ジiが検出されたらそれまでのカウンタTの値をカウン
タL02に取り込ませカウンタTのカウントは引き続き
行わせると共にカウンタL2を一旦ゼロにリセットして
から再度カウンタL2のカウントを開始させる。次に第
5回目の立ち下がりエッジjが検出されたらカウンタL
2のカウントを停止させる。
【0027】リセット信号の立ち上がりエッジrが検出
されたらカウンタTのカウントを停止させる。そしてカ
ウンタL01,L02,L1,L2夫々のカウンタのカ
ウント値がCPUへ入力される。さらにゲート回路56
からカウンタL1とカウンタL2のどちらが最後に有効
であったかの情報もCPUへ入力される。次にセグメン
ト1,2,3の幅に対応するカウント値を次のように計
算する。
【0028】(セグメント1)=(カウンタL01) (セグメント2)=(カウンタL02) (セグメント3)=(カウンタL1とカウンタL2の有
効な方) このようにして各セグメントのカウント値が求められた
ら、予め設定されている1カウントに対応する寸法値と
掛け算して各セグメントの寸法値を求めることが可能で
ある。また、前記実施の形態においては検出信号の立ち
上がりエッジと立ち下がりエッジの本数をそれぞれ5本
に限って説明しているが、それぞれ2本以上で同数のエ
ッジが存在する場合にも動作可能である。
【0029】次に図4を用いて別の好適な実施の形態に
ついて説明する。なおカウンタにはそれぞれ説明の便宜
上L01,L02,T,L3のラベルを付して説明す
る。まず、第1回目の立ち上がりエッジaが検出された
らカウンタL01のカウントを開始させる。次に第1回
目のの立ち下がりエッジbが検出されたらカウンタL0
1のカウントを停止させると共にカウンタT(図示せ
ず)のカウントを開始させる。次に第2回目の立ち上が
りエッジcが検出されたらそれまでのカウンタTのカウ
ント値をカウンタL02に取り込ませカウンタTのカウ
ントは引き続き行わせると共にカウンタL3のカウント
を開始させる。次に第2回目の立ち下がりエッジdが検
出されたらカウンタL3のカウントを停止させる。次に
第3回目の立ち上がりエッジeが検出されたらそれまで
のカウンタTのカウント値をカウンタL02に取り込ま
せカウンタTのカウントは引き続き行わせると共にカウ
ンタL3を一旦ゼロにリセットしてから再度カウンタL
3のカウントを開始させる。次に第3回目の立ち下がり
エッジfが検出されたらカウンタL3のカウントを停止
させる。次に第4回目の立ち上がりエッジgが検出され
たらそれまでのカウンタTのカウント値をカウンタL0
2に取り込みませカウンタTのカウントは引き続き行わ
せると共にカウンタL3を一旦ゼロにリセットしてから
再度カウンタL3のカウントを開始させる。次に第4回
目の立ち下がりエッジhが検出されたらカウンタL3の
カウントを停止させる。次に第5回目の立ち上がりエッ
ジiが検出されたらそれまでのカウンタTのカウント値
をカウンタL02に取り込ませカウンタTのカウントは
引き続き行わせると共にカウンタL3を一旦ゼロにリセ
ットしてから再度カウンタL3のカウントを開始させ
る。次に第5回目の立ち下がりエッジjが検出されたら
カウンタL3のカウントを停止させる。
【0030】リセット信号の立ち上がりエッジrが検出
されたらカウンタTのカウントを停止する。そしてカウ
ンタL01,L02,L3夫々のカウンタのカウント値
がCPUへ入力される。次にセグメント1,2,3の幅
に対応するカウント値を次のように計算する。
【0031】(セグメント1)=(カウンタL01) (セグメント2)=(カウンタL02) (セグメント3)=(カウンタL3) このようにして各セグメントのカウント値が求められた
ら、予め設定されている1カウントに対応する寸法値と
掛け算して各セグメントの寸法値を求めることが可能で
ある。また、前記実施の形態においては検出信号の立ち
上がりエッジと立ち下がりエッジの本数をそれぞれ5本
に限って説明しているが、それぞれ2本以上で同数のエ
ッジが存在する場合にも動作可能である。
【0032】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明は、この実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更が可能
である。例えば、上記実施例では、ポリゴンミラーを回
転させて平行ビームを走査するタイプの光学式寸法測定
装置に限って説明したが、ガルバノミラーまたは音叉を
使って平行ビームを走査するタイプの光学式寸法測定装
置においても本発明を実施可能である。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
走査型光学式寸法測定装置において、限られた数のカウ
ンタを有効に使って透明な材質でできたワークの寸法お
よび真直度等を測定可能とする。また、従来、ポリゴン
ミラーを逆回転させて透明な材質でできたワークのセグ
メント1およびセグメント3を計測していたが、本発明
によりポリゴンミラーを逆回転させなくとも計測できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る各走査期間中の検出信号と各カウ
ンタ回路の動作を示すチャート図である。
【図2】本発明に係る各走査期間中の検出信号と各カウ
ンタ回路の動作を示すチャート図である。
【図3】本発明に係る各走査期間中の検出信号と各カウ
ンタ回路の動作を示すチャート図である。
【図4】本発明に係る各走査期間中の検出信号と各カウ
ンタ回路の動作を示すチャート図である。
【図5】本発明に係る走査型光学式寸法測定機の機能ブ
ロック図である。
【図6】本発明に係る走査型光学式寸法測定機における
ワークと各走査期間中の検出信号の関係を示した図であ
る。
【図7】円柱状ワークの真直度測定における測定箇所を
示した図である。
【図8】従来の走査型光学式寸法測定機における各走査
期間中の検出信号と各カウンタ回路の動作を示すチャー
ト図である。
【符号の説明】
10 レーザ光発生装置 12 レーザ光 14 ポリゴンミラー 18,24 レンズ 22 ワーク 26 受光素子 30 モータ 40 CPU 48 アンプ 50 エッジ検出回路 54 クロック回路 58 カウンタ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが配置された所定の測定領域を平
    行ビームで繰り返し走査すると共に、この測定領域を通
    過したビームを受光素子で受光して得られる各走査期間
    中の検出信号における立ち上がりエッジまたは立ち下が
    りエッジを検出するエッジ検出回路と、一定周期のクロ
    ックパルスを出力するクロック回路と、を備えたワーク
    の寸法等を測定する走査型光学式寸法測定装置におい
    て、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以降且つ
    偶数回目の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジ
    または各走査期間の最後まで前記クロックパルスのカウ
    ントを行うカウンタG1と、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第3回目以降且つ
    奇数回目の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジ
    または各走査期間の最後まで前記クロックパルスのカウ
    ントを行うカウンタG2と、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以降且つ
    偶数回目の立ち下がりエッジから次の立ち下がりエッジ
    または各走査期間の最後まで前記クロックパルスのカウ
    ントを行うカウンタE1と、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第3回目以降且つ
    奇数回目の立ち下がりエッジから次の立ち下がりエッジ
    または各走査期間の最後まで前記クロックパルスのカウ
    ントを行うカウンタE2と、を備えたことを特徴とする
    走査型光学式寸法測定装置。
  2. 【請求項2】 ワークが配置された所定の測定領域を平
    行ビームで繰り返し走査すると共に、この測定領域を通
    過したビームを受光素子で受光して得られる各走査期間
    中の検出信号における立ち上がりエッジまたは立ち下が
    りエッジを検出するエッジ検出回路と、一定周期のクロ
    ックパルスを出力するクロック回路と、を備えたワーク
    の寸法等を測定する走査型光学式寸法測定装置におい
    て、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以降の立
    ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまたは各走査
    期間の最後まで前記クロックパルスのカウントを行うカ
    ウンタG3と、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以降の立
    ち下がりエッジから次の立ち下がりエッジまたは各走査
    期間の最後まで前記クロックパルスのカウントを行うカ
    ウンタE3と、を備えたことを特徴とする走査型光学式
    寸法測定装置。
  3. 【請求項3】 ワークが配置された所定の測定領域を平
    行ビームで繰り返し走査すると共に、この測定領域を通
    過したビームを受光素子で受光して得られる各走査期間
    中の検出信号における立ち上がりエッジまたは立ち下が
    りエッジを検出するエッジ検出回路と、一定周期のクロ
    ックパルスを出力するクロック回路と、を備えたワーク
    の寸法等を測定する走査型光学式寸法測定装置におい
    て、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以降且つ
    偶数回目の立ち上がりエッジから立ち下がりエッジま
    で、クロックパルスのカウントを行うカウンタL1と、 前記検出信号の第3回目以降で奇数回目の立ち上がりエ
    ッジから立ち下がりエッジまで前記クロックパルスのカ
    ウントを行うカウンタL2と、を備えたことを特徴とす
    る走査型光学式寸法測定装置。
  4. 【請求項4】 ワークが配置された所定の測定領域を平
    行ビームで繰り返し走査すると共に、この測定領域を通
    過したビームを受光素子で受光して得られる各走査期間
    中の検出信号における立ち上がりエッジまたは立ち下が
    りエッジを検出するエッジ検出回路と、一定周期のクロ
    ックパルスを出力するクロック回路と、を備えたワーク
    の寸法等を測定する走査型光学式寸法測定装置におい
    て、 前記各走査期間中の検出信号に生じる第2回目以降の立
    ち上がりエッジから立ち下がりエッジまで前記クロック
    パルスのカウントを行うカウンタL3を備えたことを特
    徴とする走査型光学式寸法測定装置。
JP31952595A 1995-11-14 1995-11-14 走査型光学式寸法測定装置 Pending JPH09138115A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN113232613A (zh) * 2021-07-07 2021-08-10 江铃汽车股份有限公司 用于检测车辆非标准轮毂运行安全性的系统及控制方法

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